JP3001753B2 - 動ベクトル検出方法 - Google Patents
動ベクトル検出方法Info
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Description
方式における動ベクトル検出方法に関するものである。
ック単位にフレーム間またはフィールド間の動ベクトル
を推定して,動き補償を行う予測符号化方式が用いられ
ている。特に,効率のよい符号圧縮を行うために,フレ
ーム信号間の動ベクトルとフィールド信号間の動ベクト
ルを適応的に切替えて使用するフレーム間/フィールド
間適応予測においては,フレーム間とフィールド間の双
方の動ベクトルを検出する必要がある。
ム間の動ベクトルの検出を行う際には,個々に動ベクト
ルを求めていた。
ーム間の動ベクトルの検出時に,フィールド間の動ベク
トル検出と同じ探索範囲で探索処理を行うため,フレー
ム間動ベクトル検出に相当量の計算が必要であった。
ーム間の動ベクトル検出を行うに当り,フィールド間の
動ベクトルを初期値として用いることにより,フレーム
間の動ベクトル探索処理を簡略化することにある。
動ベクトルを求めた後,フィールド間動ベクトルを初期
値とし,それを中心とする任意形状の小領域で探索を行
うことにより,フレーム間の動ベクトルを得ることを特
徴とする。
し,それを中心とするm×n画素の矩形領域で探索を行
うことにより,フレーム間の動ベクトルを得ることを特
徴とする。
まず,フィールド間動ベクトルを検出する。フィールド
間動ベクトルは,図1(A)に示すように,(1) 現在フ
レーム100の第1フィールド101と参照フレーム2
00の第1フィールド201,(2) 現在フレーム100
の第1フィールド101と参照フレーム200の第2フ
ィールド202,(3) 現在フレーム100の第2フィー
ルド102と参照フレーム200の第1フィールド20
1,(4) 現在フレーム100の第2フィールド102と
参照フレーム200の第2フィールド202,の4種類
が検出される。
上記4種類のうち任意の動ベクトルの平均値,中央値,
代表値等を用い,そのフィールド間動ベクトルを中心と
する任意形状の小領域,またはm×nの矩形領域を探索
範囲として,フレーム間動ベクトルを検出する。すなわ
ち,図1(B)に示すように,現在フレーム100のブ
ロック103と,対応する参照フレーム200のブロッ
ク203とからマッチング誤差計算によってフレーム間
動ベクトルを検出する際に,フィールド間動ベクトルを
中心に所定の範囲300だけブロック203を動かして
マッチング誤差が最小となる位置を求め,フレーム間動
ベクトルを検出する。
トルとフレーム間動ベクトルは非常に相関が高く,フレ
ーム間動ベクトル探索はフィールド間動ベクトルの周辺
の小領域を探索するだけでほとんどの動きを求めること
ができる。動ベクトル探索の演算量は探索範囲に大きく
影響されるため,先に求めたフィールド間動ベクトルを
初期値として用いて,フレーム間動ベクトル検出時の探
索範囲を狭くすることで,インタレース画像の動ベクト
ル検出時の演算量削減が可能となる。
の例を示す。図2において,1は現在フレームのインタ
レース信号,2はフィールドメモリ,3は現在フレーム
の第1フィールド信号,4はフィールドメモリ,5は参
照フレームのインタレース信号,6はフィールドメモ
リ,7は参照フレームの第1フィールド信号,8はフィ
ールドメモリを表す。
み出しのアドレス信号,10は現在フレームの第2フィ
ールド信号,11は現在フレーム第1フィールド読み出
しのアドレス信号,12は現在フレームの第1フィール
ド信号,13は参照フレーム第2フィールド読み出しの
アドレス信号,14は参照フレームの第2フィールド信
号,15は参照フレーム第1フィールド読み出しのアド
レス信号,16は参照フレームの第1フィールド信号,
17は現在フレーム第2フィールドの小領域分割器,1
8は現在フレーム第1フィールドの小領域分割器,19
は参照フレーム第2フィールドの小領域分割器,20は
参照フレーム第1フィールドの小領域分割器を表す。
ブロック信号,22は現在フレーム第1フィールドブロ
ック信号,23は参照フレーム第2フィールドブロック
信号,24は参照フレーム第1フィールドブロック信
号,25は現在フレームのフレーム信号作成器,26は
参照フレームのフレーム信号作成器,27は現在フレー
ムブロック信号,28は参照フレームブロック信号,2
9はマッチング誤差計算部,30は差分値,31は比較
器,32はブロック差分最小値を格納するメモリ,33
はアドレスデータ,34はアドレスメモリ,35はフィ
ールド間動ベクトルのアドレスデータ,36は演算器,
37はフレーム間動ベクトル検出の基準値であるアドレ
スデータを表す。
され,フィールドメモリ4にその第1フィールドが,フ
ィールドメモリ2に第2フィールドがそれぞれ蓄積され
る。同様に参照フレームのインタレース信号5の第1お
よび第2フィールドもそれぞれフィールドメモリ8,フ
ィールドメモリ6に蓄積される。
y)の2座標からなるアドレス信号11の値をオフセッ
ト値としてフィールドメモリ4から読み出され,小領域
分割器18に入力される。小領域分割器18では,現在
フレームの第1フィールドをブロックに分割し,現在フ
レーム第1フィールドブロック信号22を出力する。同
様に,参照フレームの第1フィールドが小領域分割器2
0によって分割され,参照フレーム第1フィールドブロ
ック信号24として出力される。ブロック信号22およ
びブロック信号24は,マッチング誤差計算部29に入
力される。
ック信号22,24間の差分値30を比較器31へと出
力する。比較器31は最小値メモリ32を有しており,
入力された差分値30がメモリ32に蓄えられた値より
小さければメモリ32の値を更新し,その2座標(x,
y)からなるアドレス33をアドレスメモリ34に記録
する。動ベクトルの探索範囲で上記の操作を終了した
後,アドレスメモリ34には,現在フレーム第1フィー
ルドと参照フレーム第1フィールド間の動ベクトルが蓄
えられている。
と小領域分割器19の出力23により,現在フレーム第
1フィールドと参照フレーム第2フィールド間の動ベク
トルが,小領域分割器17の出力21と小領域分割器2
0の出力24により,現在フレーム第2フィールドと参
照フレーム第1フィールド間の動ベクトルが,小領域分
割器17の出力21と小領域分割器19の出力23によ
り,現在フレーム第2フィールドと参照フレーム第2フ
ィールド間の動ベクトルが全てアドレスメモリ34に蓄
えられる。
ック信号22および第2フィールドブロック信号21
が,フレーム信号作成器25に入力される。フレーム信
号作成器25では,2つのフィールドブロック信号2
1,22を合成し,現在フレームブロック信号27を出
力する。同様に,参照フレームのフィールドブロック信
号23,24より参照フレームブロック信号28を作成
するが,フィールド間動ベクトルを基準値とするため,
参照フレームのフィールドメモリ6,フィールドメモリ
8から読み出されるオフセット値はフィールド間動ベク
トルにより算出される基準値分だけシフトする必要があ
る。そこで,検出された4つのフィールド間動ベクトル
のうちフレーム間動ベクトル検出の基準値として用いる
動ベクトルに対して,例えば平均値,中央値,代表値等
のあらかじめ設定された演算操作を演算器36で行い,
小領域分割器19,20に入力する。
号13,15は,演算器36からの(x,y)出力値3
7を加えた値となる。アドレス信号13,15により読
み出された参照フレーム第1および第2フィールドは,
小領域分割器19,20によりブロックに分割され,フ
レーム信号作成器26により参照フレームブロック信号
28として出力される。フィールド間動ベクトル検出時
と同様に,マッチング誤差計算部29によりブロック間
差分値30が計算され,比較器31により最小値をもつ
アドレス33が検出される。ここで,小領域分割器1
9,20により分割するブロックは,フィールド間の動
ベクトルにより得られる画素位置を中心とする任意形状
の小領域の範囲で動かし,その範囲で最小値をもつアド
レスを探索する。この探索範囲をm×n(m,nは所定
の自然数)の矩形領域とすると,小領域分割器19,2
0による探索のためのアドレス生成制御が簡単になる。
例えば,フィールド間の動ベクトルにより得られる画素
位置,すなわち演算器36からの(x,y)出力値37
を中心として,行方向に±m/2画素,列方向に±n/
2ラインを探索範囲としてマッチング誤差計算のための
ブロックの読み出しを繰り返し,フレーム間の動ベクト
ルを検出する。最終的にアドレスメモリ34にフレーム
間動ベクトルが蓄えられる。
の探索に全探索ブロックマッチング法を用いる例である
が,フィールド間動ベクトル探索には階層的動ベクトル
探索法,木探索等,任意の手法を用いることができる。
フィールド間動ベクトルを初期値として用いることによ
り,フレーム間動ベクトル検出時の探索範囲を狭くする
ので,フレーム間の動ベクトル検出に要する演算量を削
減することができる。
す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 インタレース画像の符号量を圧縮する映
像符号化方式における動き補償方式のうち,連続する第
1および第2のフィールド信号をマージしたフレーム信
号間の動ベクトルとフィールド信号間の動ベクトルを適
応的に切替えて使用するフレーム間/フィールド間適応
予測における動ベクトル検出方法において, フレーム信号をいくつかの矩形ブロックに分割し,それ
らのブロック毎にフィールド間の動ベクトルとフレーム
間の動ベクトルを求める際に,現在フレームの第1フィ
ールドと参照フレームの第1フィールド,現在フレーム
の第1フィールドと参照フレームの第2フィールド,現
在フレームの第2フィールドと参照フレームの第1フィ
ールド,および現在フレームの第2フィールドと参照フ
レームの第2フィールドのフィールド間の4種類の動ベ
クトルのうち任意の動ベクトルの平均値,中央値または
代表値を用い,そのフィールド間動きベクトルにより得
られる画素位置を中心とする任意形状の少なくともフレ
ームの全領域よりも小さい領域を探索範囲としてフレー
ム間の動ベクトルを検出することを特徴とする動ベクト
ル検出方法。 - 【請求項2】 インターレス画像の符号量を圧縮する映
像符号化方式における動き補償方式のうち,連続する第
1および第2のフィールド信号をマージしたフレーム信
号間の動ベクトルとフィールド信号間の動ベクトルを適
応的に切替えて使用するフレーム間/フィールド間適応
予測における動ベクトル検出方法において, フレーム信号をいくつかの矩形ブロックに分割し,それ
らのブロック毎にフィールド間の動ベクトルとフレーム
間の動ベクトルを求める際に,現在フレームの第1フィ
ールドと参照フレームの第1フィールド,現在フレーム
の第1フィールドと参照フレームの第2フィールド,現
在フレームの第2フィールドと参照フレームの第1フィ
ールド,および現在フレームの第2フィールドと参照フ
レームの第2フィールドのフィールド間の4種類の動ベ
クトルのうち任意の動ベクトルの平均値,中央値または
代表値を用い,そのフィールド間の動ベクトルにより得
られる画素位置を中心とするm×n(m,nは2以上か
つフレームの横,縦の画素数よりも小さい整数)画素の
矩形領域を探索範囲としてフレーム間の動ベクトルを検
出することを特徴とする動ベクトル検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25030893A JP3001753B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 動ベクトル検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25030893A JP3001753B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 動ベクトル検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07107485A JPH07107485A (ja) | 1995-04-21 |
JP3001753B2 true JP3001753B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=17205979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25030893A Expired - Lifetime JP3001753B2 (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | 動ベクトル検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001753B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP25030893A patent/JP3001753B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07107485A (ja) | 1995-04-21 |
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