JP3000884B2 - 情報再生装置及びデコーダユニット - Google Patents

情報再生装置及びデコーダユニット

Info

Publication number
JP3000884B2
JP3000884B2 JP7090178A JP9017895A JP3000884B2 JP 3000884 B2 JP3000884 B2 JP 3000884B2 JP 7090178 A JP7090178 A JP 7090178A JP 9017895 A JP9017895 A JP 9017895A JP 3000884 B2 JP3000884 B2 JP 3000884B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
moving image
displayed
control unit
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7090178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08265703A (ja
Inventor
欣也 近藤
秀夫 野村
一仁 岡山
正博 安藤
良一 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP7090178A priority Critical patent/JP3000884B2/ja
Priority to TW085103192A priority patent/TW304259B/zh
Priority to KR1019960007995A priority patent/KR100235801B1/ko
Publication of JPH08265703A publication Critical patent/JPH08265703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3000884B2 publication Critical patent/JP3000884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報再生装置及びデコ
ーダユニットに関し、特に画像が記録されたビデオCD
などの記録媒体から情報を再生するものに関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮技術の進展に伴い、コンパクト
ディスク(CD)に音声と共に画像、特に動画を記録し
た所謂ビデオCDが普及しつつある。かかるビデオCD
には例えば10曲程度の音楽(歌)と、それに見合った
画像が記録されている。従来のビデオCD再生装置に
は、再生時の利用者の便宜のため、各曲(トラック)の
冒頭部分の音楽と、それに見合った画像を短時間ずつ再
生し、ディスプレイの画面を複数に分割したマルチスク
リーン上の各ブロックに順次表示するものがある。
【0003】かかる従来のビデオCD再生装置は、各曲
の冒頭部分、すなわちイントロ部分を再生し、各曲の再
生開始から所定時間経過後のタイミングで動画をフリー
ズさせ、静止画として、順次マルチスクリーン上の各ブ
ロックに表示している。一般に各トラックの冒頭の画像
は、その曲のタイトル(題名)やアーチスト名などを示
す文字を含むが、曲の始りから、かかる文字が完全に表
示されるまでの時間は曲によってまちまちである。各曲
の再生開始から所定時間経過後のタイミングで動画をフ
リーズさせ、静止画として、順次マルチスクリーン上の
各ブロックに表示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオCD再生
装置は、各曲の再生開始から所定時間経過後のタイミン
グで動画をフリーズさせ、静止画として、順次マルチス
クリーン上の各ブロックに表示しているので、タイトル
などの文字が完全に表示される以前の段階で静止画とさ
れることもあり、その場合、本来のタイトルなどの一部
が欠けた不完全なものが表示されることとなる。
【0005】また、従来のビデオCD再生装置では、利
用者が任意に再生中の動画を静止画として取り込む機能
はなく、したがって画面に表示される画像の態様は画一
的であり、利用者が自己の意志で画像を編集して、表示
させておく画像と表示を消去する画面を選択するなどし
てオリジナル画面を作成するといったことは不可能であ
った。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、ビデオ
CDなどの複数の楽曲の記録された媒体からの、各トラ
ックの冒頭の所謂イントロ再生時に利用者がマルチスク
リーンの画面の一つのブロック部に表示された現在再生
中の動画を見ながら、任意のタイミングで静止画として
取り込んで、同じマルチスクリーン画面の他のブロック
に表示することができる情報再生装置及びそれらの制御
を行う一連のプログラムを格納した記憶手段を有するデ
コーダユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様では
上記目的を達成するために、動画情報として、記録媒体
の各トラック毎のイントロ部分を読み出し、イントロ部
分の動画を再生画面のラスタを複数のブロックに分割し
た1つのブロックに縮小して表示し、使用者からの静止
画取り込みコマンドを受ける度に前記表示中の動画を静
止画として取り込むとともに、動画の表示されるブロッ
クを移動して、順次次のトラックのイントロ部分の動画
を表示し、静止画を動画がそれまで表示されていた位置
に表示するようにしている。
【0011】また本発明の他の態様では上記目的を達成
するために、使用者からのトラックスキップコマンド又
はトラックリバーススキップコマンドを受けないときは
記録媒体の各トラック毎のイントロ部分を読み出し、静
止画取り込みコマンドを受ける度に、順次次のトラック
のイントロ部分の動画を表示し、使用者からのトラック
スキップコマンド又はトラックリバーススキップコマン
ドを受けたときは情報読み出し装置に対して順方向又は
逆方向の次のトラックをスキップするよう指示し、スキ
ップ後の次のトラックのイントロ部分の動画を表示する
ようにしている。
【0012】また本発明の他の態様では上記目的を達成
するために、使用者からの静止画取り込みキャンセルコ
マンドを受ける度に、静止画の表示されているブロック
を新しく静止画とされたものから古いブロックに向かっ
て順次消去するようにしている。
【0013】本発明の一つの態様によれば、記録媒体に
記録された動画情報を含む記録情報を読み出す情報読み
出し装置と、使用者の操作コマンドを受け、前記情報読
み出し装置に前記記録媒体からの情報再生を行うよう指
示し、かつ読み出された情報を処理して出力するもので
あって、前記動画情報として、前記記録媒体の各トラッ
ク毎のイントロ部分を読み出し、前記イントロ部分の動
画を再生画面のラスタを複数のブロックに分割した1つ
のブロックに縮小して表示し、前記使用者からの静止画
取り込みコマンドを受ける度に前記表示中の動画を静止
画として取り込むとともに、前記動画の表示されるブロ
ックを移動して、順次次のトラックのイントロ部分の動
画を表示し、前記静止画を前記動画がそれまで表示され
ていた位置に表示するよう制御する制御部とを、有する
情報再生装置が提供される。
【0014】本発明の他の態様ではまた、記録媒体に記
録された動画情報を含む記録情報を読み出す情報読み出
し装置と、使用者の操作コマンドを受け、前記情報読み
出し装置に前記記録媒体からの情報再生を行うよう指示
し、かつ読み出された情報を処理して出力するものであ
って、前記動画情報の動画を再生画面のラスタを複数の
ブロックに分割した1つのブロックに縮小して表示し、
前記使用者からの静止画取り込みコマンドを受ける度に
前記表示中の動画を静止画として取り込むとともに、前
記動画の表示されるブロックを移動して、前記静止画を
前記動画がそれまで表示されていた位置に表示するよう
制御する制御部とを有し、前記制御部が前記記録媒体に
記録された動画情報として、前記使用者からのトラック
スキップコマンド又はトラックリバーススキップコマン
ドを受けないときは前記記録媒体の各トラック毎のイン
トロ部分を読み出し、前記静止画取り込みコマンドを受
ける度に、順次次のトラックのイントロ部分の動画を表
示し、前記使用者からの前記トラックスキップコマンド
又は前記トラックリバーススキップコマンドを受けたと
きは前記情報読み出し装置に対して順方向又は逆方向の
次のトラックをスキップするよう指示し、スキップ後の
次のトラックのイントロ部分の動画を表示するよう構成
されている情報再生装置が提供される。
【0015】本発明の他の態様ではまた、記録媒体に記
録された動画情報を含む記録情報を読み出す情報読み出
し装置と、使用者の操作コマンドを受け、前記情報読み
出し装置に前記記録媒体からの情報再生を行うよう指示
し、かつ読み出された情報を処理して出力するものであ
って、前記動画情報の動画を再生画面のラスタを複数の
ブロックに分割した所定の1つのブロックに縮小して表
示し、前記使用者からの静止画取り込みコマンドを受け
る度に前記表示中の動画を静止画として取り込み、前記
動画の表示されているブロック以外のブロックに前記静
止画を順次表示するよう制御する制御部とを有し、前記
制御部が前記使用者からの静止画取り込みキャンセルコ
マンドを受ける度に、前記静止画の表示されているブロ
ックを新しく静止画とされたものから古いブロックに向
かって順次消去するよう構成されている情報再生装置が
提供される。
【0016】本発明の他の態様ではまた、記録媒体に記
録された動画情報を含む記録情報を読み出す情報読み出
し装置と、前記情報読み出し装置の情報読み出し動作を
制御する第1制御部と、使用者の操作コマンドを受け前
記第1制御部を介して前記情報読み出し装置に情報再生
を行うよう指示し、かつ読み出された情報を処理して出
力する第2制御部を有する情報再生装置に装着して、前
記記録媒体に記録された前記動画情報を取り出して再生
するためのデコーダユニットであって、前記第1制御部
から送られる少なくとも圧縮画像情報をデコードするデ
コーダと、前記デコーダから送られるデコードされた前
記動画情報として、前記記録媒体の各トラック毎のイン
トロ部分を読み出し、前記イントロ部分の動画を再生画
面のラスタを複数のブロックに分割した1つのブロック
に縮小して表示し、前記使用者からの静止画取り込みコ
マンドを受ける度に前記表示中の動画を静止画として取
り込むとともに、前記動画の表示されるブロックを移動
して、順次次のトラックのイントロ部分の動画を表示
し、前記静止画を前記動画がそれまで表示されていた位
置に表示するよう前記第2制御部が制御するための一連
のプログラムを格納した記憶手段とを、有するデコーダ
ユニットが提供される。
【0017】本発明の他の態様ではまた、記録媒体に記
録された動画情報を含む記録情報を読み出す情報読み出
し装置と、前記情報読み出し装置の情報読み出し動作を
制御する第1制御部と、使用者の操作コマンドを受け前
記第1制御部を介して前記情報読み出し装置に情報再生
を行うよう指示し、かつ読み出された情報を処理して出
力する第2制御部を有する情報再生装置に装着して、前
記記録媒体に記録された前記動画情報を取り出して再生
するためのデコーダユニットであって、前記第1制御部
から送られる少なくとも圧縮画像情報をデコードするデ
コーダと、前記デコーダから送られるデコードされた前
記動画情報として、前記記録媒体の各トラック毎のイン
トロ部分を読み出し、前記イントロ部分の動画を再生画
面のラスタを複数のブロックに分割した1つのブロック
に縮小して表示し、使用者からの静止画取り込みコマン
ドを受ける度に前記表示中の動画を静止画として取り込
むとともに、前記動画の表示されるブロックを移動し
て、前記静止画を前記動画がそれまで表示されていた位
置に表示するよう前記第2制御部が制御するとともに、
前記記録媒体に記録された動画情報として、前記使用者
からのトラックスキップコマンド又はトラックリバース
スキップコマンドを受けないときは前記記録媒体の各ト
ラック毎のイントロ部分を読み出し、前記静止画取り込
みコマンドを受ける度に、順次次のトラックのイントロ
部分の動画を表示し、前記使用者からの前記トラックス
キップコマンド又は前記トラックリバーススキップコマ
ンドを受けたときは前記情報読み出し装置に対して順方
向又は逆方向の次のトラックをスキップするよう指示
し、スキップ後の次のトラックのイントロ部分の動画を
表示するよう前記第2制御部が制御するための一連のプ
ログラムを格納した記憶手段とを、有するデコーダユニ
ットが提供される。
【0018】本発明の他の態様ではまた、記録媒体に記
録された動画情報を含む記録情報を読み出す情報読み出
し装置と、前記情報読み出し装置の情報読み出し動作を
制御する第1制御部と、使用者の操作コマンドを受け前
記第1制御部を介して前記情報読み出し装置に情報再生
を行うよう指示し、かつ読み出された情報を処理して出
力する第2制御部を有する情報再生装置に装着して、前
記記録媒体に記録された前記動画情報から動画を取り出
して再生するためのデコーダユニットであって、前記第
1制御部から送られる少なくとも圧縮画像情報をデコー
ドするデコーダと、前記デコーダから送られるデコード
された前記動画情報の動画を再生画面のラスタを複数の
ブロックに分割した所定の1つのブロックに縮小して表
示し、使用者からの静止画取り込みコマンドを受ける度
に前記表示中の動画を静止画として取り込み、前記動画
の表示されているブロック以外のブロックに前記静止画
を順次表示するよう前記第2制御部が制御するととも
に、前記使用者からの静止画取り込みキャンセルコマン
ドを受ける度に、前記静止画の表示されているブロック
を新しく静止画とされたものから古いブロックに向かっ
て順次消去するよう前記第2制御部が制御するための一
連のプログラムを格納した記憶手段とを、有するデコー
ダユニットが提供される。
【0019】
【0020】
【0021】
【作用】本発明では、使用者からのトラックスキップコ
マンド又はトラックリバーススキップコマンドを受けな
いときは記録媒体の各トラック毎のイントロ部分を読み
出し、静止画取り込みコマンドを受ける度に、順次次の
トラックのイントロ部分の動画を表示し、使用者からの
トラックスキップコマンド又はトラックリバーススキッ
プコマンドを受けたときは情報読み出し装置に対して順
方向又は逆方向の次のトラックをスキップするよう指示
し、スキップ後の次のトラックのイントロ部分の動画を
表示することができる。
【0022】本発明ではさらに、使用者からのトラック
スキップコマンド又はトラックリバーススキップコマン
ドを受けないときは記録媒体の各トラック毎のイントロ
部分を読み出し、静止画取り込みコマンドを受ける度
に、順次次のトラックのイントロ部分の動画を表示し、
使用者からのトラックスキップコマンド又はトラックリ
バーススキップコマンドを受けたときは情報読み出し装
置に対して順方向又は逆方向の次のトラックをスキップ
するよう指示し、スキップ後の次のトラックのイントロ
部分の動画を表示することができる。
【0023】本発明ではさらに、使用者からの静止画取
り込みキャンセルコマンドを受ける度に、静止画の表示
されているブロックを新しく静止画とされたものから古
いブロックに向かって順次消去することができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の情報再生装置の好ましい実
施例の動作の主要な部分を示すフローチャートである。
このフローチャートについて説明する前に、本発明の情
報再生装置の好ましい実施例の構成について図2及び図
3とともに説明する。本発明の情報再生装置は画像及び
音声再生装置として構成することができるが、ここでは
既に商品化されて市場に出ているCDプレーヤ付きゲー
ム機にその機能を拡張してビデオCDを再生できるよう
にしたデコーダユニットを付加して、全体として情報再
生装置を構成する場合を例にとって説明する。かかるゲ
ーム機としては、日本ビクター(株)のVサターン(型
番RG-JX1)及びセガエンタープライズ(株)のセガサタ
ーン(サターンはキャノン(株)の商標)として知られ
ているマルチアミューズメントプレーヤがある。
【0025】図2において、点線で囲まれた部分は、上
記ゲーム機本体部分19であり、この本体にはコントロ
ールパッド18が接続され、また画像及び音声の出力部
分として、テレビジョン(テレビ:TV)20が本体に
接続された様子が示されている。ゲーム機本体部分19
はCDプレーヤ(CDドライブ)10と再生回路14と
制御部16を有している。CDプレーヤ10は図示省略
のサーボ制御回路などによりCDを回転駆動するモータ
の制御や、光ピックアップ12を駆動する図示省略のト
ラバースモータの制御や、トラッキング制御及びフォー
カス制御が行われる構成となっている。光ピックアップ
12の出力信号は再生回路14に与えられる。制御部は
利用者が操作して各種コマンドを入力するためのコント
ロールパッド18からのコマンドを受け、再生回路14
に対して所定の再生指令を送るとともに、再生回路14
からの再生信号を受けて出力装置であるテレビ20へ画
像及び音声情報を送る。ここまでの構成はゲーム機とし
て既に知られているものである。
【0026】上記ゲーム機には、その機能を拡張するた
めの回路を追加するための拡張スロットが設けられてい
る。この拡張スロットに所定の回路ボードを挿入するこ
とにより、種々の機能を追加することができる。そこで
本発明の実施例では、図2に示すデコーダユニット22
を所定の回路ボード上に構成し、これを拡張スロットに
挿入して再生回路14に接続し、ビデオCDに記録され
ているMPEG方式による画像及び音声圧縮信号を伸長
・デコードし、かつ様々なマルチスクリーンによる表示
や、画像の拡大、縮小、スクロールなどを行うようにし
ている。
【0027】図3は図2のブロック図を更に詳しく示し
たもので、同一のものは同一番号、記号で示されてい
る。再生回路14はセレクタ24と第1CPU26とゲ
ート回路28とバッファメモリ30を有している。第1
CPU26は情報記録媒体としての光ディスク(ビデオ
CD)からの情報の読み出し動作を行うために再生回路
14内のセレクタ24とバッファメモリ30さらに図示
省略のサーボ制御回路などを制御する。セレクタ24は
第1CPU26の指示で読み出した信号をゲート回路2
8とバッファメモリ30のいずれかに送るものである。
バッファメモリ30は第1CPU26を介して入力され
た読み出し信号を一時保持するものである。ゲート回路
28はセレクタ24の出力信号とバッファメモリ30の
出力信号をシステムコントロールユニット(SCU)3
4又はデコーダユニット22へ送り、さらにデコーダユ
ニット22からのMPEGによるデコードの終了した信
号をシステムコントロールユニット(SCU)34へ送
るための論理回路を集積化したゲートアレイである。
【0028】デコーダユニット22はMPEGストリー
ムの内、画像データをデコードするIC化されたMPE
G画像デコーダ70と、MPEGストリームの内、音声
データをデコードするIC化されたMPEG音声デコー
ダ72と、MPEG画像デコーダ70に接続されたデコ
ード用RAM76と、プログラムROM74を有してい
る。プログラムROM74は後述する種々の画像表示の
制御を行うためのプログラムを格納している。MPEG
画像デコーダ70、MPEG音声デコーダ72、プログ
ラムROM74は再生回路14のゲート回路28に接続
されることにより、制御部16内のシステムコントロー
ルユニット(SCU)34に接続され得る。
【0029】制御部16は上記システムコントロールユ
ニット(SCU)34の他に第2CPU32、ダイナミ
ックRAMコントロール回路(DCC)36、第1ワー
クRAM38、第2ワークRAM40、バスドライバ4
2、IPLROM44、バックアップRAM46、クロ
ックOSC48、SMPC50、SCSP52、DAC
54、RGBエンコーダ56、表示制御部68をを有し
ている。システムコントロールユニット(SCU)34
は第2CPU32と再生回路14、表示制御部68、S
CSP52、SMPC50などを接続する。ダイナミッ
クRAMコントロール回路(DCC)36はDRAMで
構成される第2ワークRAM40の制御を行うDRAM
制御回路である。バスドライバ42はバスラインを制御
する。IPLROM44はゲーム機全体を制御するプロ
グラムが格納されているメモリで、種々のアプリケーシ
ョンを立ち上げるために用いられる。バックアップRA
M46は電源オフ時にも例えばゲームの途中経過など保
存すべきデータを保持するためのメモリである。クロッ
クOSC48は基準タイミングを与えるクロック発振器
である。SMPC50はコントロールパッド18などゲ
ーム機に接続される周辺ハードの制御や、信号の授受を
行う周辺装置制御部である。
【0030】表示制御部68はシステムコントロールユ
ニット(SCU)34に接続されるビデオディスプレイ
プロセッサ(VDP1)58、ビデオディスプレイプロ
セッサ(VDP2)60と、ビデオディスプレイプロセ
ッサ(VDP1)58に接続されるSPCRAM62、
フレームRAM64、さらにビデオディスプレイプロセ
ッサ(VDP2)60に接続されるビデオRAM66を
有している。ビデオRAM66はビットマップデータを
展開するメモリである。SPCRAM62はスプライト
キャラクタ用メモリで、スプライトを構成するデータが
格納される。フレームRAM64はスプライトを配置し
た結果、1画面を構成するデータが格納される。ビデオ
ディスプレイプロセッサ(VDP1)58は画像構成要
素の内、スプライトのデータ処理を行うビデオディスプ
レイプロセッサである。ビデオディスプレイプロセッサ
(VDP2)60は画像構成要素の内、ビットマップの
データ処理を行うビデオディスプレイプロセッサであ
る。ビデオディスプレイプロセッサ(VDP1)58と
ビデオディスプレイプロセッサ(VDP2)60は接続
されていて、ビデオディスプレイプロセッサ(VDP
1)58を経由したスプライトのデータはビデオディス
プレイプロセッサ(VDP2)60を経由してRGBエ
ンコーダ56に出力される。
【0031】RGBエンコーダ56はビデオディスプレ
イプロセッサ(VDP2)60から送られるRGBデジ
タルビデオ信号をアナログカラービデオ信号(コンポジ
ット信号)に変換する変換器であり、その出力信号は表
示装置としてのテレビ20に与えられる。SCSP52
はシステムコントロールユニット(SCU)34に接続
された音声のトーン、音量などを制御する音声制御回路
であり、その出力はDAC54でアナログ信号に変換さ
れてテレビ20に与えられる。コントロールパッド18
は上記ゲーム機のような、所謂テレビゲーム機の操作部
と同様に、複数の押しボタンスイッチと、上下左右を指
示する単一の方向指示キー(ボタン)が設けられてい
る。
【0032】前述のように本発明の第1実施例は図1の
フローチャートに従って動作するが、このフローに入る
前にプログラムROM74に予め格納されているプログ
ラムを第1ワークRAM38へ転送する必要がある。こ
のプログラムを第1ワークRAM38へ転送するのは、
上記ゲーム機を本来のゲーム機として用いるときではな
く、ビデオCDを再生するときである。図4のフローチ
ャートはCDプレーヤ10に装着されたディスクがビデ
オCDであるときのみプログラムROM74からプログ
ラムを第1ワークRAM38へ転送し、転送されたプロ
グラムに従って所定の処理を行うための処理手順を示し
ている。すなわち、ステップS1にてデコーダユニット
22が装着されているか否かを判断する。このステップ
はゲーム機本体19には内蔵されていないMPEGデコ
ーダがビデオCDの再生には必須であることから設けら
れている。YESであればステップS2で装填されてい
るディスクがビデオCDか否かを判断する。この判断
は、ディスク上の特定のデータ、例えばKARINF
O.BIHやINFO.VCD、の存在の有無などを判
断することにより行う。
【0033】ステップS1又はS2でNOであれば、ス
テップS3にてビデオCD以外のCD、すなわちゲーム
用CD、音声のみのCD、静止画を含むCD(CDー
G)、フォトCD、電子ブック用CDなどに応じたそれ
ぞれのアプリケーションを立ち上げて再生を開始する。
ステップS2でYESのときは、ステップS4でプログ
ラムROM74からゲート回路28、システムコントロ
ールユニット(SCU)34を介してプログラムを第1
ワークRAM38へ転送する。転送が終了すると、転送
されたプログラムによる制御に移行する。すなわち、ス
テップS5でビデオCDのアプリケーション処理を行な
う。なお、図4のフローチャートには示していないが、
ディスクが交換されてビデオCD以外のディスクが装填
されたり、ディスクが取り外されたり、ディスク挿入部
のドアが所定時間、例えば3分間、以上開いているとき
にはステップS5の処理を終了する。
【0034】CDプレーヤ10にビデオCDが装填され
ていて、ビデオCDのアプリケーション処理に入ると、
利用者はコントロールパッド18によりモード選択を行
う。ここではマニュアルフラッシュモード、イントロフ
ラッシュモード、インターバルフラッシュモード、ズー
ム(拡大、縮小)・スクロールモードがあるものとす
る。今、マニュアルフラッシュモードが選択されたとす
ると、次の処理を行う。まず、MPEG画像デコーダ7
0の出力データをゲート回路28、システムコントロー
ルユニット(SCU)34を介してビデオディスプレイ
プロセッサ(VDP2)60に供給する。このとき、M
PEG画像デコーダ70の出力データにより構成される
1枚の画像をテレビ20の画面の約1/9のサイズに縮
小し、画面、すなわちラスタの向かって右下に表示す
る。この処理により、ビデオCDから再生された動画が
MPEG画像デコーダ70でデコードされ、画面の右下
に画面の約1/9のサイズで表示される。この表示は画
面を縦方向と横方向にそれぞれ3分割して合計9つのブ
ロックに画面を分割して表示するマルチスクリーンの1
つのブロックへの表示となる。
【0035】上記処理後、マニュアルフラッシュモード
を実行する図1のフローチャートに従った処理が行われ
る。このマニュアルフラッシュモードは、マルチスクリ
ーンの1つのブロックに表示されている動画を見なが
ら、フリーズして静止画として取込みたいタイミングで
コントロールパッド18の所定のボタンを押すことによ
り次々と動画から静止画を作成していくものである。ス
テップS10でコントロールパッド18から入力された
コマンドを読み込み、ステップS11とS6で画像取込
みボタンや、取込みの取消しボタンがおされたか否かを
判断する。ステップS11でYESのとき、ステップS
12でMPEG画像デコーダ70の出力であるMPEG
デコード後の画像データを第1ワークRAM38へ転送
する。次に、ステップS13でビデオディスプレイプロ
セッサ(VDP1)58のスプライトバッファへ第1ワ
ークRAM38の画像を取込む。次のステップS14で
は、スプライトの設定を行って、表示ブロックの切換え
を行う。次のステップS15では、ビデオディスプレイ
プロセッサ(VDP1)58のスプライトバッファの静
止画データをビデオディスプレイプロセッサ(VDP
2)60へ送る。
【0036】図5はマニュアルフラッシュモードの画面
表示の移り変りをaからgへ時間の順に示す図である。
aは、取込みボタンが押される前、動画が画面の右下に
表示されている状態を示し、bは取込みボタンが1回押
されて、1つの静止画(静1)が画面の左上のブロック
に表示され、c、dは取込みボタンが続いて押されて、
静止画(静2、静3)が画面の上段の左から右のブロッ
クに順次表示される様子を示している。画面右下の動画
の表示ブロックから出でいる点線は、動画がその時点で
フリーズされる様子を示している。
【0037】図5のdの状態で取込み取消しボタンを押
すと、図1のフローチャートのステップS16がYES
となり、ステップS17でスプライトの設定を行って、
直前のスプライトをクリアする。その結果、図5のd、
eに示すように、上段の右のブロックの静止画(静3)
が消えて、何も表示されていないブラック状態となる。
図5のfはもう1度取消しボタンを押したときに、更に
前の静止画(静2)がクリアされた状態を示している。
fの状態で今度は取込みボタンを押すと、gに示すよう
に静止画(静1)の次のブロックに静止画(静4)が表
示される。
【0038】図6はイントロフラッシュモードを示すフ
ローチャートであり、図7、図8は対応する表示画面の
例である。また図9はインターバルフラッシュモードを
示すフローチャートである。図6と図9で図1と同一番
号のステップは同一内容である。イントロフラッシュモ
ードが選択されたとすると、次の処理を行う。まず、M
PEG画像デコーダ70の出力データをゲート回路2
8、システムコントロールユニット(SCU)34を介
してビデオディスプレイプロセッサ(VDP2)60に
供給する。このとき、MPEG画像デコーダ70の出力
データにより構成される1枚の画像をテレビ20の画面
の1/9のサイズに縮小し、画面、すなわちラスタの向
かって左上に表示する(図7のa参照)。
【0039】マルチスクリーンの態様は図5と同様の9
つのブロックとなっている。このイントロフラッシュモ
ードは自動又は手動で次々と各トラック(曲)の冒頭部
の画像及び音声を再生するものであり、自動の場合は、
所定時間経過毎に、手動の場合は18のトラックスキッ
プボタン又はトラックリバーススキップボタンが押され
る度に、現在表示されている動画をフリーズし、次のト
ラックの動画を再生、表示する。
【0040】すなわち、図6のステップS21は画像を
取込む(フリーズする)ために、例えば5秒程度の設定
時間の経過を判断する(自動インクリメント)ととも
に、この設定時間内にトラックスキップボタン(順方向
用)又はトラックリバーススキップボタン(逆方向用)
が押されたか否かを判断する(手動インクリメント)。
換言すれば、設定時間内にトラックスキップボタン又は
トラックリバーススキップボタンが押された時点で、あ
るいは設定時間内にこれらのスキップボタンが押されれ
なかったときは設定時間の経過時点でステップS21は
YESとなる。ステップS14Aは図1のステップS1
4に加えて、トラック番号の表示を行うものである。ス
テップS22では次のトラックへジャンプすべくCDプ
レーヤ10を制御する。
【0041】なおステップS22では、トラックスキッ
プボタンとトラックリバーススキップボタンのいずれが
押されたかにより、トラックスキップ方向が変えられ
る。図7はイントロフラッシュモードの画面表示の移り
変りをaからfへ時間の順に示す図である。aは、再生
の開始から5秒を経過する前か、又はいずれかのスキッ
プボタンが押される前の状態で、第1トラック(第1曲
目)の動画(動1)が画面の左上に表示されている状態
を示し、bは5秒を経過したか、又はトラックスキップ
ボタンが1回押されて、第1曲目の動画がフリーズされ
て1つの静止画(静1)が画面の左上のブロックに表示
され、その次のブロックに第2トラックの動画が表示さ
れている様子を示している。c、dはトラックスキップ
ボタンが続いて押されて、静止画(静2、静3)が画面
の上段の左から右のブロックに順次表示される様子を示
している。eの状態となると、8つの静止画(静1〜静
8)と1つの動画(動9)が表示され、その状態で更に
トラックスキップボタンを押して取込みを行うと、fに
示す様に画面表示が一周して、最新のトラックの動画
(動10)が画面の左上に表示される。
【0042】図8は、イントロフラッシュモードの表示
を実行中にコントロールパッド18のトラックスキップ
ボタン又はトラックリバーススキップボタンを押した場
合の表示の態様を示したものであり、aはトラックスキ
ップボタンを連続して5回押した場合を、bはトラック
リバーススキップボタンを連続して3回押した場合を示
している。aに示されるように、トラックスキップボタ
ンを押すことにより、途中のイントロの表示をスキップ
することができ、またbに示されるように、トラックリ
バーススキップボタンを押すことにより、逆方向での途
中のイントロの表示をスキップして所望のイントロを表
示することができる。
【0043】次に図9のインターバルフラッシュモード
について説明する。インターバルフラッシュモードが選
択されたとすると、次の処理を行う。まず、MPEG画
像デコーダ70の出力データをゲート回路28、システ
ムコントロールユニット(SCU)34を介して第1ワ
ークRAM38にのみ供給し、前述の各モードのように
ビデオディスプレイプロセッサ(VDP2)60には供
給しない。したがって、MPEG画像デコーダ70の出
力データにより構成される画像はテレビ20の画面には
表示されない。マルチスクリーンの態様は図5と同様の
9つのブロックとなっている。このインターバルフラッ
シュモードは自動又は手動で1つの動画から所定時間間
隔で(自動取り込み)又は、任意のタイミングで(手動
取り込み)次々と画像をフリーズして取り込んでいき、
順次表示するものである。自動の場合は、予め設定した
所定時間(インターバル)経過毎に、手動の場合は18
の所定の取り込み用ボタンが押される度に、動画をフリ
ーズし、画面の左上から順次静止画を表示する。いずれ
の場合も、一度取り込みが行われてから次の取り込みま
での間のフレームは間引かれて表示されない。
【0044】すなわち、図9のステップS21Aは画像
を取込む(フリーズする)ために、例えば5秒程度の設
定時間の経過を判断する(自動インクリメント)ととも
に、この設定時間内に取り込み用ボタンが押されたか否
かを判断する(手動インクリメント)。換言すれば、設
定時間内に取り込み用ボタンが押された時点で、あるい
は設定時間内に取り込み用ボタンが押されれなかったと
きは設定時間の経過時点でステップS21AはYESと
なる。ステップS24ではビデオディスプレイプロセッ
サ(VDP1)58のスプライトバッファへ画像データ
を取り込む。次のステップS25ディスプレイは、スプ
ライトを設定し、表示するマルチスクリーン表示ブロッ
クを切り換える。この一連の動作により、静止画が順次
マルチスクリーンの各ブロックに表示される。テレビ2
0の画面の右下までの9つの全てのブロックが表示され
た後は、左上に戻る。自動の場合の取り込み間隔であ
る、上記所定時間(インターバル)は間引くフレーム数
により増減することができる。すなわち、例えば2フレ
ーム毎とか5フレーム毎などと表示間隔(インターバ
ル)は予め任意に設定可能である。
【0045】次に、図10乃至図13を参照して、ズー
ム(拡大、縮小)・スクロールモードについて説明す
る。図10は図3のブロック図の一部を機能的に示した
ブロック図である。MPEG画像デコーダ70はデコー
ダ部70Aと拡大・縮小・スクロール処理部70Bを有
している。この拡大・縮小・スクロール処理部70Bの
機能により、コントロールパッド18からの種々のコマ
ンドにより所定の拡大・縮小・スクロール処理が行われ
る。図11はかかる処理を示すフローチャートである。
図12、図13はズーム(拡大、縮小)・スクロールモ
ードにおける画面の表示態様を示す図である。図11の
フローチャートは、コントロールパッド18のキー入力
に応じてズーム(拡大、縮小)・スクロールのための処
理を第2CPU32が行う手順を示したものである。す
なわち、第2CPU32は使用者のコマンドを拡大・縮
小・スクロール処理部70Bに送り、画像データの処理
を行うものである。
【0046】図11のステップS10ではコントロール
パッド18から入力されたキー操作によるコマンドの読
み込みを行う。ステップS32ではコントロールパッド
18の方向指示キー(上下左右キー)が押されたか否か
を判断する。YESであればステップS33で押された
キーに応じて表示位置を示す座標をシフトする。シフト
の方向と距離は、押されたキーの種類と、その押されて
いた時間、そのときの倍率により定められる。ここで、
座標は第1ワークRAM38内に設定される。ステップ
S32でNOか、ステップS33が終了すると、ステッ
プS34でコントロールパッド18のLボタン又はRボ
タンが押されたか否かを判断する。YESであればステ
ップS35で押されたキーに応じて拡大率を変更する。
Lボタンのときは拡大され、拡大後Rボタンが押される
と縮小されるものとする。但し、元の画像より縮小はし
ない。ステップS34でNOか、ステップS35が終了
すると、設定された座標と拡大率をステップS36で拡
大・縮小・スクロール処理部70Bに送る。
【0047】拡大・縮小・スクロール処理部70Bは、
第2CPU32から与えられた座標と拡大率で定まる画
像枠に含まれる画像データのみをMPEG画像デコーダ
部70Aを介してデコード用RAM76に送り、拡大・
縮小処理と補間処理を行う。ステップS37では図12
に示すようにテレビ20の画面の例えば右上部分に枠を
表示し、その枠内にて上下、左右に移動し、かつ大きさ
が変化するアイコンを表示すべくこれらのデータをビデ
オディスプレイプロセッサ(VDP1)58へ送りスプ
ライトを設定する。すなわち、ズームの拡大率と、ズー
ム表示された部分が元の画像のどの部分なのかを視覚的
に表示するために、実際の表示画像を縮小してアイコン
として示すものである。ステップS39ではデコード用
RAM76から画像データをMPEG画像デコーダ7
0、システムコントロールユニット(SCU)34を介
してビデオディスプレイプロセッサ(VDP2)60に
送る。
【0048】ステップS40ではビデオディスプレイプ
ロセッサ(VDP2)60のデータ(ビデオディスプレ
イプロセッサ(VDP1)58からビデオディスプレイ
プロセッサ(VDP2)60へ転送されるデータを含
む)をRGBエンコーダ56を介してテレビ20へ与
え、画像を表示する。図11に示される一連の手順は、
1垂直走査期間(1フィールド)内に実行される。した
がって、方向ボタンによるスクロール動作と、L、Rボ
タンによるズーム動作を同時に行うことができ、操作者
の思いどおりにスムーズに画像のスクロールとズームを
行うことができる。
【0049】図13はスクロール動作とズーム動作を別
々に行った場合と同時に行った場合の画面の変化例を示
すものである。aの状態からRボタンを押すと、表示さ
れている画像が拡大されてbのようになり、この状態で
方向ボタンの上と右の中間を押すと、上方向と右方向の
方向キーがオンとなり、cのようになる。また、aと同
じdの状態からRボタンと、方向ボタンの上と右の中間
を同時に押すと、拡大(ズーム)と移動(スクロール)
が同時に行われて、直ちにcと同じeのようになる。
【0050】上記各モードの選択は予め18を用いて行
うことができるよう構成されている。このモード選択
や、画像取り込みの時間間隔の設定、画像の取り込みの
指示などは、画面に所定のメニューや操作パネルを表示
し、18の方向ボタンなどを用いて対話形式で行うこと
もできる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報再生装
置によれば、情報記録媒体から再生された動画を利用者
が任意のタイミングで静止画として取り込んで、画面に
表示することができる。また本発明によればビデオCD
などの複数の楽曲の記録された媒体からの、各トラック
の冒頭の所謂イントロ再生時に利用者がマルチスクリー
ンの画面の一つのブロック部に表示された現在再生中の
動画を見ながら、任意のタイミングで静止画として取り
込んで、同じマルチスクリーン画面の他のブロックに表
示することができる。また1つの動画を異なる複数のタ
イミングで順次静止画とすることができる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報再生装置の好ましい実施例におけ
るマニュアルフラッシュモードでの動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図2】本発明の情報再生装置の好ましい実施例の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】図2の情報再生装置の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図2の情報再生装置において、ビデオCDが装
填されたときの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図1のマニュアルフラッシュモードでの画像表
示例を示す図である。
【図6】本発明の情報再生装置の好ましい実施例におけ
るイントロフラッシュモードでの動作手順を示すフロー
チャートである。
【図7】図6のイントロフラッシュモードでの画像表示
例を示す図である。
【図8】図6のイントロフラッシュモードでの他の画像
表示例を示す図である。
【図9】本発明の情報再生装置の好ましい実施例におけ
るインターバルフラッシュモードでの動作手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】本発明の情報再生装置の好ましい実施例にお
けるズーム(拡大、縮小)・スクロールモードの動作を
説明するために図3のブロック図の一部を機能的に示し
たブロック図である。
【図11】本発明の情報再生装置の好ましい実施例にお
けるズーム(拡大、縮小)・スクロールモードでの動作
手順を示すフローチャートである。
【図12】ズーム(拡大、縮小)・スクロールモードに
おける画面の表示態様を示す図である。
【図13】スクロール動作とズーム動作を別々に行った
場合と同時に行った場合の画面の変化例を示すものであ
る。
【符号の説明】
10 CDプレーヤ(情報読み出し装置) 12 光ピックアップ 14 再生回路(第1制御部) 16 制御部(第2制御部) 18 コントロールパッド 19 ゲーム機本体部分 20 テレビ(TV) 22 デコーダユニット 24 セレクタ 26 第1CPU 28 ゲート回路 30 バッファメモリ 32 第2CPU 34 システムコントロールユニット(SCU) 36 ダイナミックRAMコントロール回路(DCC) 38 第1ワークRAM(記憶手段) 40 第2ワークRAM 42 バスドライバ 44 IPLROM 46 バックアップRAM 48 クロックOSC 50 SMPC 52 SCSP 54 DAC 56 RGBエンコーダ 58 ビデオディスプレイプロセッサ(VDP1) 60 ビデオディスプレイプロセッサ(VDP2) 62 SPCRAM 64 フレームRAM 66 ビデオRAM 68 表示制御部 70 MPEG画像デコーダ 70A デコーダ部 70B 拡大・縮小・スクロール処理部 72 MPEG音声デコーダ 74 プログラムROM(記憶手段) 76 デコード用RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 正博 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 永田 良一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−213074(JP,A) 特開 平5−122604(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/93 A63F 9/22 G11B 20/10 H04N 5/85 H04N 7/24

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された動画情報を含む記
    録情報を読み出す情報読み出し装置と、使用者の操作コ
    マンドを受け、前記情報読み出し装置に前記記録媒体か
    らの情報再生を行うよう指示し、かつ読み出された情報
    を処理して出力するものであって、前記動画情報とし
    て、前記記録媒体の各トラック毎のイントロ部分を読み
    出し、前記イントロ部分の動画を再生画面のラスタを複
    数のブロックに分割した1つのブロックに縮小して表示
    し、前記使用者からの静止画取り込みコマンドを受ける
    度に前記表示中の動画を静止画として取り込むととも
    に、前記動画の表示されるブロックを移動して、順次次
    のトラックのイントロ部分の動画を表示し、前記静止画
    を前記動画がそれまで表示されていた位置に表示するよ
    う制御する制御部とを、 有する情報再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に記録された動画情報を含む記
    録情報を読み出す情報読み出し装置と、使用者の操作コ
    マンドを受け、前記情報読み出し装置に前記記録媒体か
    らの情報再生を行うよう指示し、かつ読み出された情報
    を処理して出力するものであって、前記動画情報の動画
    を再生画面のラスタを複数のブロックに分割した1つの
    ブロックに縮小して表示し、前記使用者からの静止画取
    り込みコマンドを受ける度に前記表示中の動画を静止画
    として取り込むとともに、前記動画の表示されるブロッ
    クを移動して、前記静止画を前記動画がそれまで表示さ
    れていた位置に表示するよう制御する制御部とを有し、 前記制御部が前記記録媒体に記録された動画情報とし
    て、前記使用者からのトラックスキップコマンド又はト
    ラックリバーススキップコマンドを受けないときは前記
    記録媒体の各トラック毎のイントロ部分を読み出し、前
    記静止画取り込みコマンドを受ける度に、順次次のトラ
    ックのイントロ部分の動画を表示し、前記使用者からの
    前記トラックスキップコマンド又は前記トラックリバー
    ススキップコマンドを受けたときは前記情報読み出し装
    置に対して順方向又は逆方向の次のトラックをスキップ
    するよう指示し、スキップ後の次のトラックのイントロ
    部分の動画を表示するよう構成されている情報再生装
    置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録された動画情報を含む記
    録情報を読み出す情報読み出し装置と、使用者の操作コ
    マンドを受け、前記情報読み出し装置に前記記録媒体か
    らの情報再生を行うよう指示し、かつ読み出された情報
    を処理して出力するものであって、前記動画情報の動画
    を再生画面のラスタを複数のブロックに分割した所定の
    1つのブロックに縮小して表示し、前記使用者からの静
    止画取り込みコマンドを受ける度に前記表示中の動画を
    静止画として取り込み、前記動画の表示されているブロ
    ック以外のブロックに前記静止画を順次表示するよう制
    御する制御部とを有し、 前記制御部が前記使用者からの静止画取り込みキャンセ
    ルコマンドを受ける度に、前記静止画の表示されている
    ブロックを新しく静止画とされたものから古いブロック
    に向かって順次消去するよう構成されている情報再生装
    置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録された動画情報を含む記
    録情報を読み出す情報読み出し装置と、前記情報読み出
    し装置の情報読み出し動作を制御する第1制御部と、使
    用者の操作コマンドを受け前記第1制御部を介して前記
    情報読み出し装置に情報再生を行うよう指示し、かつ読
    み出された情報を処理して出力する第2制御部を有する
    情報再生装置に装着して、前記記録媒体に記録された前
    記動画情報を取り出して再生するためのデコーダユニッ
    トであって、 前記第1制御部から送られる少なくとも圧縮画像情報を
    デコードするデコーダと、 前記デコーダから送られるデコードされた前記動画情報
    として、前記記録媒体の各トラック毎のイントロ部分を
    読み出し、前記イントロ部分の動画を再生画面のラスタ
    を複数のブロックに分割した1つのブロックに縮小して
    表示し、前記使用者からの静止画取り込みコマンドを受
    ける度に前記表示中の動画を静止画として取り込むとと
    もに、前記動画の表示されるブロックを移動して、順次
    次のトラックのイントロ部分の動画を表示し、前記静止
    画を前記動画がそれまで表示されていた位置に表示する
    よう前記第2制御部が制御するための一連のプログラム
    を格納した記憶手段とを、 有するデコーダユニット。
  5. 【請求項5】 記録媒体に記録された動画情報を含む記
    録情報を読み出す情報読み出し装置と、前記情報読み出
    し装置の情報読み出し動作を制御する第1制御部と、使
    用者の操作コマンドを受け前記第1制御部を介して前記
    情報読み出し装置に情報再生を行うよう指示し、かつ読
    み出された情報を処理して出力する第2制御部を有する
    情報再生装置に装着して、前記記録媒体に記録された前
    記動画情報を取り出して再生するためのデコーダユニッ
    トであって、 前記第1制御部から送られる少なくとも圧縮画像情報を
    デコードするデコーダと、 前記デコーダから送られるデコードされた前記動画情報
    として、前記記録媒体の各トラック毎のイントロ部分を
    読み出し、前記イントロ部分の動画を再生画面のラスタ
    を複数のブロックに分割した1つのブロックに縮小して
    表示し、使用者からの静止画取り込みコマンドを受ける
    度に前記表示中の動画を静止画として取り込むととも
    に、前記動画の表示されるブロックを移動して、前記静
    止画を前記動画がそれまで表示されていた位置に表示す
    るよう前記第2制御部が制御するとともに、前記記録媒
    体に記録された動画情報として、前記使用者からのトラ
    ックスキップコマンド又はトラックリバーススキップコ
    マンドを受けないときは前記記録媒体の各トラック毎の
    イントロ部分を読み出し、前記静止画取り込みコマンド
    を受ける度に、順次次のトラックのイントロ部分の動画
    を表示し、前記使用者からの前記トラックスキップコマ
    ンド又は前記トラックリバーススキップコマンドを受け
    たときは前記情報読み出し装置に対して順方向又は逆方
    向の次のトラックをスキップするよう指示し、スキップ
    後の次のトラックのイントロ部分の動画を表示するよう
    前記第2制御部が制御するための一連のプログラムを格
    納した記憶手段とを、 有するデコーダユニット。
  6. 【請求項6】 記録媒体に記録された動画情報を含む記
    録情報を読み出す情報読み出し装置と、前記情報読み出
    し装置の情報読み出し動作を制御する第1制御部と、使
    用者の操作コマンドを受け前記第1制御部を介して前記
    情報読み出し装置に情報再生を行うよう指示し、かつ読
    み出された情報を処理して出力する第2制御部を有する
    情報再生装置に装着して、前記記録媒体に記録された前
    記動画情報から動画を取り出して再生するためのデコー
    ダユニットであって、 前記第1制御部から送られる少なくとも圧縮画像情報を
    デコードするデコーダと、 前記デコーダから送られるデコードされた前記動画情報
    の動画を再生画面のラスタを複数のブロックに分割した
    所定の1つのブロックに縮小して表示し、使用者からの
    静止画取り込みコマンドを受ける度に前記表示中の動画
    を静止画として取り込み、前記動画の表示されているブ
    ロック以外のブロックに前記静止画を順次表示するよう
    前記第2制御部が制御するとともに、前記使用者からの
    静止画取り込みキャンセルコマンドを受ける度に、前記
    静止画の表示されているブロックを新しく静止画とされ
    たものから古いブロックに向かって順次消去するよう前
    記第2制御部が制御するための一連のプログラムを格納
    した記憶手段とを、 有するデコーダユニット。
JP7090178A 1995-03-23 1995-03-23 情報再生装置及びデコーダユニット Expired - Fee Related JP3000884B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7090178A JP3000884B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 情報再生装置及びデコーダユニット
TW085103192A TW304259B (ja) 1995-03-23 1996-03-18
KR1019960007995A KR100235801B1 (ko) 1995-03-23 1996-04-13 기록 매체로부터 정보를 재생하기 위한 방법 및 장치와 디코더 유닛

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7090178A JP3000884B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 情報再生装置及びデコーダユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08265703A JPH08265703A (ja) 1996-10-11
JP3000884B2 true JP3000884B2 (ja) 2000-01-17

Family

ID=13991241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7090178A Expired - Fee Related JP3000884B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 情報再生装置及びデコーダユニット

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3000884B2 (ja)
TW (1) TW304259B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10124362A (ja) * 1996-10-23 1998-05-15 Nikon Corp 画像ファイル編集装置
JP3609586B2 (ja) 1997-07-09 2005-01-12 株式会社デノン 映像再生装置
JP3695217B2 (ja) 1999-04-30 2005-09-14 オムロン株式会社 画像処理装置及び画像入力装置
JP3809411B2 (ja) 2002-09-27 2006-08-16 キヤノン株式会社 画像処理方法及び装置並びに印刷装置
JP6499364B1 (ja) * 2018-09-26 2019-04-10 株式会社Cygames 情報処理プログラム、端末装置、及び情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08265703A (ja) 1996-10-11
TW304259B (ja) 1997-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7830570B2 (en) Device and method for edition of moving picture data
US8090240B2 (en) Moving picture data edition device and moving picture data edition method
US20080212953A1 (en) Optical Disc Recording/Reproducing Apparatus
US20060248560A1 (en) Video recording/playback apparatus
US6445876B1 (en) Image reproduction apparatus
US7444062B2 (en) Playback system
JP3085135B2 (ja) 情報再生装置及びデコーダユニット
JP2002184103A (ja) 情報記録再生装置
JP3000884B2 (ja) 情報再生装置及びデコーダユニット
JP2007158959A (ja) 光ディスク再生装置
EP1850344A1 (en) Image display device and method for editing a program
JP2003319312A (ja) ハードディスクレコーダ、情報記録再生装置
JPH09154092A (ja) ビデオcd再生装置
JP3231630B2 (ja) 映像再生装置
JP2003032602A (ja) 画像編集装置及び方法、画像記録再生装置並びにコンピュータプログラム
JP3760929B2 (ja) データ記録再生装置
KR20070003843A (ko) 비디오 신호 재생 장치 및 비디오 신호 재생 방법
JP2002176618A (ja) 記録再生装置
JP2002252833A (ja) 光ディスク再生装置
EP1519384A2 (en) Signal processor
JP4305082B2 (ja) 映像記録再生装置
JP2002262214A (ja) 映像再生装置
JP3060881B2 (ja) 情報再生装置及びデコーダユニット
JP3997356B2 (ja) データ記録再生装置およびデータ記録再生方法
JP2003116108A (ja) 動画像表示装置、動画像表示方法、並びにコンピュータ・プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19991012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees