JP3000737B2 - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JP3000737B2
JP3000737B2 JP3209276A JP20927691A JP3000737B2 JP 3000737 B2 JP3000737 B2 JP 3000737B2 JP 3209276 A JP3209276 A JP 3209276A JP 20927691 A JP20927691 A JP 20927691A JP 3000737 B2 JP3000737 B2 JP 3000737B2
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transistor
electrode
output
signal
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謙徳 本間
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路の出力バッファ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の出力バッファ回路には、図2また
は図3に示すような回路が知られていた。
【0003】まず、図2の回路について説明する。
【0004】図2に示される回路は、トランジスタ7、
8、抵抗器5、6及び電流源9によって構成される差動
増幅器と、トランジスタ10、抵抗器15で構成される
エミッタフォロワ回路を有している。
【0005】次に図2に示した回路の動作について説明
するに、入力信号aが入力端子1、反転入力信号bが入
力端子2からそれぞれ入力され、差動増幅器によって増
幅された増幅信号cが得られる。この増幅信号cをエミ
ッタフォロワの入力信号とし、出力信号を出力端子3よ
り出力する。エミッタフォロワは出力インピーダンスを
小さくする働きをしているものである。
【0006】次に図3に示す回路について説明する。
【0007】図3に示された回路は、トランジスタ7、
8、抵抗器5、6及び電流源9にって構成される差動増
幅器と、トランジスタ10、11、13、14及び抵抗
器12によって構成されるプッシュプル形式の出力段を
有している。次いで図3に示された回路の動作について
説明するに、入力信号a、bが差動増幅器の2つの入力
端子1、2からそれぞれバランスで入力されると、それ
らを増幅した信号cと反転信号dが得られ、NPN型ト
ランジスタ10、11のベースにそれぞれ印加される。
ここで、入力信号aが立ち上がる時に反転入力信号bは
立ち下がり、従って増幅信号cは立ち上がり、反転増幅
信号dは立ち下がる。このために、トランジスタ11の
コレクタ電流は減少し、トランジスタ13、14で構成
されるカレントミラー回路の電流ミラー効果によりトラ
ンジスタ14のコレクタ電流も減少する。一方、トラン
ジスタ10のベースには増幅信号cが印加されているの
で、出力端子3の電位は上昇する。
【0008】反対に入力信号aが立ち下がる時に反転入
力信号bは立ち上がり、従って、増幅信号cは立ち下が
り、反転増幅信号dは立ち上がる。このために、トラン
ジスタ11のコレクタ電流は増加し、トランジスタ1
3、14で構成されるカレントミラー回路の電流ミラー
効果によりトランジスタ14のコレクタ電流も増加す
る。一方トランジスタ10のベースには増幅信号cが印
加されているので、出力端子3の電位は下降する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図2に示すような従来
の出力バッファ回路において、出力信号が立ち上がる時
には、出力信号の立ち上がりに対するインピーダンスは
出力段のトランジスタ10の“オン”抵抗によって決ま
り、出力信号が立ち下がる時には、出力段の抵抗器15
の値で左右される時定数によって決まる。
【0010】ここで、一般にトランジスタの“オン”抵
抗は数Ω〜数十Ωであり、また出力段の抵抗器15の抵
抗値は数百Ω〜数KΩに設定されるので、立ち下がりに
対するインピーダンスは立ち上がりに対するインピーダ
ンスに比べ充分大きくなることが分かる。このために、
図2の回路の場合には、出力信号の立ち上がりに対して
立ち下がりが著しく遅くなるという欠点があった。
【0011】また、この点を改善しようとすると、出力
段の抵抗器15の値を充分小さな値に設定しなければな
らず、この様にすることによって出力波形の立ち下がり
は速くなるが、その反面非常に多くの電流が抵抗器15
に流れてしまい、効率が悪くなるという欠点があった。
【0012】図3に示す回路において、出力段トランジ
スタ14のコレクタから見込んだインピーダンスはやは
り数百Ω〜数kΩであり、図2の回路とは同様に出力信
号の立ち下がりが遅くなり、改善しようとする効率が悪
くなるという欠点があった。
【0013】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記諸欠点を解消することを可能とした新規な出力
バッファ回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る出力バッファ回路は、トランジスタ対
で構成される差動増幅器と、ベース電極が前記差動増幅
器の出力電極にコレクタ電極が第1の電圧源に接続され
ている第1のトランジスタと、ベース電極が前記差動増
幅器の反転出力電極にコレクタ電極が前記第1の電圧源
にそれぞれ接続されている第2のトランジスタと、ベー
ス電極とコレクタ電極が共通でエミッタ電極が接地され
ている第3のトランジスタと、ベース電極が前記第3の
トランジスタのベース電極に共通でコレクタ電極が第1
のトランジスタのエミッタ電極に接続されかつエミッタ
電極が接地されている第4のトランジスタと、第2のト
ランジスタのエミッタ電極と前記第3のトランジスタの
コレクタ電極の間に接続されている第1の抵抗器と、第
4のトランジスタのコレクタ電極とエミッタ電極の間に
接続されている第2の抵抗器を備えて構成されている。
【0015】
【実施例】次に本発明をその好ましい一実施例について
図面を参照して具体的に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例を示す回路構成図
である。
【0017】図1を参照するに、本発明の一実施例は、
NPN型トランジスタ7、8と抵抗器5、6及び電流源
9で構成される差動増幅器と、NPN型トランジスタ1
0、11、13、14と抵抗器12、15で構成される
出力段とを備えている。この出力段は前記差動増幅器の
正、反両出力を入力とし、出力端子3より出力信号を出
力する。1及び2は入力信号とその反転信号がそれぞれ
印加される入力端子である。
【0018】次に、図1に示された本発明の一実施例の
動作を説明する。
【0019】入力信号a、bが差動増幅器の2つの入力
端子1、2からバランス入力され、それらを増幅した信
号cと反転信号dが差動増幅器から出力されてNPN型
トランジスタ10、11のベースにそれぞれ印加され
る。ここで入力信号aが立ち上がる時に、反転入力信号
bは立ち下がり、従って、増幅信号cは立ち上がり反転
増幅信号dは立ち下がる。このために、トランジスタ1
1のコレクタ電流は減少し、トランジスタ13、14で
構成されるカレントミラー回路の電流ミラー効果により
トランジスタ14のコレクタ電流も減少する。
【0020】一方、トランジスタ10のベースには増幅
信号cが印加されており、出力端子3の電位は上昇す
る。反対に入力信号aが立ち下がる時に反転入力信号b
は立ち上がり、従って、増幅信号cは立ち下がり、反転
増幅信号dは立ち上がる。このために、トランジスタ1
1のコレクタ電流は増加し、トランジスタ13、14で
構成されるカレントミラー回路の電流ミラー効果により
トランジスタ14のコレクタ電流も増加する。また、ト
ランジスタ10のベースには増幅信号cが印加されてい
るので、出力端子3の電位は下降する。
【0021】ここで、出力波形が立ち下がる時の動作に
ついて図2及び図3の回路と比較してみる。
【0022】まず、図2の回路と比べてみると、図1の
回路は出力段の抵抗器に電流源が並列接続され、この電
流源は出力信号が低レベルの時に限り出力段の電流を増
加されるので、出力信号の立ち下がりが速くなる。
【0023】一方、図3の回路と比べみると、出力段ト
ランジスタ14のコレクタから見込んだインピーダンス
は数百Ω〜数KΩで、抵抗器15を並列接続することに
より、出力端子からグランドへ見込むインピーダンスは
小さくなる。したがつて、出力信号の立ち下がりは速く
なるように改善される。
【0024】以上説明した本発明の一実施例において
は、トランジスタとしてNPN型が使用されているが、
代わりにPNP型トランジスタに置き換えて本発明を実
施することも容易に可能であることは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
差動増幅器の出力をエミッタフォロワ回路とカレントミ
ラー回路を組み合わせた出力段を介して出力することに
より、出力波形の立ち下がりが速い波形を出力すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】従来技術の一例を示す回路図である。
【図3】従来技術の他例を示す回路図である。
【符号の説明】
1、2…入力端子 3…出力端子 4…直流電圧源 5、6…抵抗器 7、8…NPN型トランジスタ 9…電流源 10、11…NPN型トランジスタ 12…抵抗器 13、14…NPNトランジスタ 15…抵抗器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタ対で構成される差動増幅回
    路と、ベース電極が前記差動増幅回路の正転出力電極に
    接続されかつコレクタ電極が第1の電圧源に接続されて
    いる第1のトランジスタと、ベース電極が前記差動増幅
    回路の反転出力電極に接続されかつコレクタ電極が前記
    第1の電圧源に接続されている第2のトランジスタと、
    ベース電極とコレクタ電極が共通でエミッタ電極が接地
    されている第3のトランジスタと、ベース電極が前記第
    3のトランジスタのベース電極に共通に接続されコレク
    タ電極が前記第1のトランジスタのエミッタ電極に接続
    されかつエミッタ電極が接地されている第4のトランジ
    スタと、前記第2のトランジスタのエミッタ電極と前記
    第3のトランジスタのコレクタ電極の間に直列接続され
    ている第1の抵抗器と、前記第4のトランジスタのコレ
    クタ電極とエミッタ電極の間に接続されている第2の抵
    抗器とを具備し、前記差動増幅回路の2つの入力端子か
    ら信号を入力し前記第1のNPN型トランジスタのエミ
    ッタ電極から信号出力を得ることを特徴とする出力バッ
    ファ回路。
JP3209276A 1991-08-21 1991-08-21 出力バッファ回路 Expired - Lifetime JP3000737B2 (ja)

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JPH0555902A JPH0555902A (ja) 1993-03-05
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