JP3000217U - クーラント用注入器 - Google Patents

クーラント用注入器

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JP3000217U
JP3000217U JP62694U JP62694U JP3000217U JP 3000217 U JP3000217 U JP 3000217U JP 62694 U JP62694 U JP 62694U JP 62694 U JP62694 U JP 62694U JP 3000217 U JP3000217 U JP 3000217U
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coolant
tank
fitting cap
injector
radiator
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JP62694U
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Inventor
廉正 赤澤
Original Assignee
廉正 赤澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラジエータにクーラントを注入する作業が、面
倒な作業なくして簡単に行なえるようにすること。 【構成】タンク4下端の注出口に、ラジエータ2のフィ
ラポート3に対して着脱可能に取付ける嵌合キャップ4
を固定するとともに、フィラポート3に対する取付け時
にタンク4が自立するようにするため、注出口10の外
周面に、嵌合キャップ5の上面と面接触する鍔11を一
体形成し、上記嵌合キャップにはコック構造を内蔵した
クーラント用注入器1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、クーラント(冷却液)をラジエータに注入する際に用いられるラ ジエータ用注入器に関する。
【0002】
【従来の技術】
クーラントの交換作業においてクーラントを注入するには、直方体状の缶など の容器に収容されているクーラントを直接、ラジエータのフィラポートから注入 していた。缶などの容器は、注出するクーラントを導くため、上面の一角に舌状 の注入片が取付けられている。
【0003】 しかしこの方法では、フィラポートの径が小さいので、たといどんなに注入片 の先端を細くしたとしても、缶を抱えての作業となるので、注入が行ないにくい という難点がある。また、クーラントの注入に伴うラジエータ内からのエアの吹 き返しによりクーラントが飛散し、エンジンルームやボディー等を汚してしまっ たりすることが多く、注入作業完了後に掃除をしなければならない。 そして、このように手間がかかるとともに、上述の注入作業は缶を抱えて付き っきりで行なわなければならないので、時間も要し、面倒である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこでこの考案は、フィラポートに対して直接取付けるだけで自動的に注入が 行なえるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段を実施例の図1および図4、図8を用いて 説明すると、この考案のクーラント用注入器1は、所定量のクーラントを収容す るタンク4を設け、該タンク4の上端に注入口を、下端に注出口10をそれぞれ 形成するクーラント用注入器1であって、上記注出口10に、内部に流出路14 ,17を有し、ラジエータ2のフィラポート3に対して着脱可能に取付ける嵌合 キャップ5を一体的に固定して構成している。
【0006】 前記タンク4は、クーラントの減り具合や注出状態等が見えるようにするため 、透明または半透明に形成するもよい。
【0007】 前記嵌合キャップ5は、注出非注出の切換え、あるいは流量の調節をするため 、前記ラジエータ2のフィラポート3に取付ける下部材12と、この下部材12 の上に位置して水平方向に相互回動する上部材13とで構成し、これら下部材1 2と上部材13との内部に形成した流出路14,17の重なり合いでクーラント の注出を可能とするもよい。
【0008】 また、簡単に使用できるよう、前記注入口に該注入口を閉塞する蓋体を設ける とともに、この蓋体を剥ぎ取り用の肉薄部を介してタンクに一体形成するもよい 。
【0009】 さらに、フィラポート3に対する取付け時の安定性を図るべく、前記注出口1 0の外周面に、下端面が嵌合キャップ5の上面に当接する鍔11をタンク4に対 し一体形成するもよい。
【0010】
【作用】
すなわち、上述の構成によれば、クーラントのラジエータに対する注入を行な うには、嵌合キャップをフィラポートに対して取付けたのち、タンク上端の注入 口を開けたり、注入口からクーラントを注ぎ込んだりすればよい。タンク内のク ーラントは、注出口と嵌合キャップの流出路を通ってラジエータ内に注入される 。
【0011】
【考案の効果】
上述の結果、この考案によれば、タンク下端に固定した嵌合キャップをフィラ ポートに対して直接取付けるだけで自動的に注入が行なえるので、従来のように 付きっきりで注入作業を行なう必要はなく、また嵌合キャップでフィラポートを 塞いでいるので、フィラポートより注入するクーラントが周囲に飛び散るような こともない。このため、作業は簡単であり、実質上フィラポートに対する取付け と取外しだけとすることもでき時間はかからず、注入中に他の作業を行なうこと も可能となる。
【0012】 そして、請求項2のクーラント用注入器では、タンクを透明または半透明に形 成したので、遠くからでもクーラントの減り具合や注出状態、エアの抜け具合等 を見ることができ、クーラントの適切な注入を行なうようにすることができる。
【0013】 請求項3のクーラント用注入器では、嵌合キャップを水平方向に相互回動する 上部材と下部材とで構成したので、注入作業時には、嵌合キャップをフィラポー トに取り付けた後、上部材と下部材とを相互回動して内部の流出路を連通させれ ば、クーラントを注出し、また注入量を適宜調整することができる。したがって 、別途コックを設ける場合に比して全体の形状がコンパクトになるとともに、部 品点数を低減でき安価に製造することができる。また、嵌合キャップをひねるだ けでよいので、適切なクーラントの注入作業がより簡単に行なえる。
【0014】 請求項4のクーラント用注入器では、注入口を閉塞する蓋体を剥ぎ取り用の肉 薄部を介してタンクに一体形成したので、嵌合キャップをフィラポートに取り付 けた後、この蓋体を剥ぎ取るだけでよい。あらかじめ収容してあるクーラントは 、嵌合キャップの流出路が開いていれば注入口からの空気の流入とともに自動的 に流出するので、作業は簡単である。
【0015】 請求項5のクーラント用注入器では、注入口に鍔を形成したので、嵌合キャッ プをフィラポートに対して取り付けた際に嵌合キャップとタンクとの間にかかる 荷重を支えることができ、取付け状態の安定化を図ることができる。
【0016】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 (第1実施例) 図1はクーラント用注入器1をラジエータ2のフィラポート3に取付けた状態 を示す正面図であり、この図に示すように、このクーラント用注入器1は、クー ラントを収容するタンク4と、このタンク4の下端に固定する嵌合キャップ5と で構成している。
【0017】 上述のタンク4は、内部が視認可能な透明または乳白色などの半透明の合成樹 脂で形成したものである。そして、その容量は、ラジエータ2に注入するクーラ ントの量に対応したもの、例えば1リットルなどであって、その所定量のクーラ ントを収容している。
【0018】 円柱状に形成した上端には、図2に示すように、肉薄部6を介在して剥ぎ取り 可能な蓋体7を一体形成している。なお、この蓋体7を取れば、クーラントの補 充や空気抜きのめたの注入口8となる。また、蓋体7全体を剥ぎ取れるようにせ ず一部を肉薄にしないで残し、剥ぎ取る蓋体7を保持できるようにするもよい。 図中9は、蓋体7を剥がすためのつまみである。
【0019】 またこのタンク4は、下部に筒状の注出口10を形成しており、この注出口1 0の外周面には鍔11を一体形成している。この鍔11は、前述の嵌合キャップ 5を固定した際に、嵌合キャップ5の上面にその下面が当接してタンク4の姿勢 安定化を図るためのもので、鍔11の大きさは、嵌合キャップ5の上面とタンク 4の大きさとに対応して適宜設定すればよい。
【0020】 前述の嵌合キャップ5は、図3に示したように、水平方向に相互回動する下部 材12と上部材13とで構成している。素材はゴムまたは軟質合成樹脂がよく、 連結した場合には図4に示すようにテーパコーン状になるように形成している。
【0021】 下部材12は、通常3種類ある径の異なる各種のフィラポート3に取付けでき るように形成し(図4の仮想線参照)、内部には、略半円形の流出路14を上下 に貫通して形成している。また上面には、環状の連結突起15を立設して、上部 材13との相互回動可能な連結ができるようにしている。なお連結突起15は、 容易に抜けないようにするため、上端の肉厚を厚くしている。
【0022】 上部材13は、上面に適宜深さの固定凹部16を形成して、タンク4下端の注 出口10を圧着や接着等により固定できるようにしている。また、この固定凹部 10の下側には、略半円形の流出路17を上下に貫通して形成し、さらに、下部 材12の連結突起15に対応する位置には、その連結突起15が嵌合対応する環 状の連結溝18を形成している。
【0023】 上述の流出路17と下部材12の流出路14とは、下部材12と上部材13と を相互回動して重なり合うようにすればクーラントの流出が可能となり、図4に 示したように互い違いにすれば流出が不可能となる。また、重なり合う面積を狭 くしたり広くしたりすれば、流量の調節ができる。なお、下部材12と上部材1 3との周面に、溝や突起、色等で、少なくとも流出不可能状態なる位置に、印を つけておくとよい。
【0024】 このように構成したクーラント用注入器1でクーラントをラジエータ2に注入 するには、嵌合キャップ5の下部材12をフィラポート3に対して取付けたのち 、タンク4上端に形成した蓋体7を剥がして注入口8を開けるとともに、嵌合キ ャップ5をひねってクーラントが注出されるようにすればよい。するとタンク4 内のクーラントは、注出口10と嵌合キャップ5の流出路14,17を通ってラ ジエータ2内に注入される。なお、クーラントを補充する必要がある場合には、 タンク4上端の注入口より行なえばよい。
【0025】 したがって、タンク4下端に固定した嵌合キャップ5をフィラポート3に対し て直接取付けたのち所要の簡単操作をするだけで自動的に注入が行なえるので、 付きっきりで注入作業を行なう必要はなく、また嵌合キャップ5でフィラポート 3を塞いでいるので、フィラポート3より注入するクーラントが周囲に飛び散る ようなこともない。 このため、作業は簡単であり、注入作業にかかる時間を短縮することもでき、 その注入中には、他の作業を行なうことも可能となる。
【0026】 また、タンク4を透明または半透明に形成しているので、遠くからでもクーラ ントの減り具合や注出状態、エアの抜け具合等を見ることができ、注出量を調整 することで、クーラントの適切な注入を行なうようにすることができる。
【0027】 さらに、嵌合キャップ5はどのフィラポート3にも対応する用に構成したので 、フィラポート3の種類に応じて嵌合キャップ5を換える必要がなく作業が容易 である。また、この嵌合キャップ5にコックの作用を持たせたので、別途コック を設ける場合に比して全体の形状がコンパクトになるとともに、部品点数を低減 でき安価に製造することができる。また、嵌合キャップ5をひねるだけでよいの で、適切なクーラントの注入作業がより簡単である。
【0028】 さらにまた、注入口8の開口作業は、蓋体7を剥ぎ取るだけでよく、作業は簡 単である。
【0029】 そしてまた、注出口8には鍔11を形成したので、嵌合キャップ5とタンク4 との間にかかる荷重を支えることができ、取付け状態の安定化を図ることができ る。
【0030】 (その他の実施例) 例えばタンク4には、図5に示したようにねじ式の蓋体21を設けるもよい。 この場合には、クーラントをあらかじめ収容しておかずともよく、注入用の器具 として繰り返して使用することができる。また、注出口10の下端部には雄ねじ 22を螺刻して、嵌合キャップ5との固定を螺合により行なうようにするもよい 。この場合には、鍔11の下面を嵌合キャップ5の上面により強く押し付けるこ とができ、取付け状態の安定性を増すことができる。さらにタンク4の周面には 、注出されたクーラントの量や補充するクーラントの量を知ることができるよう に、目盛り23…を形成しておくもよい。
【0031】 さらにまた、図6に示したクーラント用注入器1のように、タンク4を合成樹 脂シートにより形成するもよい。この場合には、タンク4の上端部に、開け放っ たボンネット(図示せず)に吊掛ける所定長さの吊手24を設けるとよい。
【0032】 嵌合キャップ5は、先の実施例のようにテーパコーン状でなく、図7に示した ように複数種のフィラポート3に対応する複数段の嵌合部25…を有する形状と するもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】クーラント用注入器を示す正面図。
【図2】タンクを示す斜視図。
【図3】嵌合キャップを示す分解斜視図。
【図4】嵌合キャップを示す部分断面図。
【図5】他の実施例のタンクを示す斜視図。
【図6】他の実施例のクーラント用注入器を示す正面
図。
【図7】他の実施例の嵌合キャップを示す部分断面図。
【符号の説明】
1…クーラント用注入器 2…ラジエータ 3…フィラポート 4…タンク 5…嵌合キャップ 6…肉薄部 7…蓋体 8…注入口 10…注出口 11…鍔 12…下部材 13…上部材 14,17…流出路

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定量のクーラントを収容するタンクを設
    け、該タンクの上端に注入口を、下端に注出口をそれぞ
    れ形成するクーラント用注入器であって、 上記注出口に、内部に流出路を有し、ラジエータのフィ
    ラポートに対して着脱可能に取付ける嵌合キャップを一
    体的に固定したクーラント用注入器。
  2. 【請求項2】前記タンクを、内部が視認可能な透明また
    は半透明に形成した請求項1記載のクーラント用注入
    器。
  3. 【請求項3】前記嵌合キャップを、前記ラジエータのフ
    ィラポートに取付ける下部材と、この下部材の上に位置
    して水平方向に相互回動する上部材とで構成し、 これら下部材と上部材との内部に形成した流出路の重な
    り合いでクーラントの注出を可能とした請求項1または
    請求項2記載のクーラント用注入器。
  4. 【請求項4】前記注入口に、該注入口を閉塞する蓋体を
    設けるとともに、 該蓋体を剥ぎ取り用の肉薄部を介してタンクに一体形成
    した請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の
    クーラント用注入器。
  5. 【請求項5】前記注出口の外周面に、下端面が嵌合キャ
    ップの上面に当接する鍔をタンクに対し一体形成した請
    求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載のクーラ
    ント用注入器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04124514U (ja) * 1991-04-30 1992-11-13 ダイキヨー・ベバスト株式会社 サンルーフ装置のフレーム構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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