JP2999769B1 - 水活性化部材および活性化水の製造方法 - Google Patents

水活性化部材および活性化水の製造方法

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JP2999769B1 JP6625499A JP6625499A JP2999769B1 JP 2999769 B1 JP2999769 B1 JP 2999769B1 JP 6625499 A JP6625499 A JP 6625499A JP 6625499 A JP6625499 A JP 6625499A JP 2999769 B1 JP2999769 B1 JP 2999769B1
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Abstract

【要約】 【課題】 水道水等の水質を改善するための水活性化部
材、装置および方法を提供する。 【解決手段】 少なくともNa、Mg、Al、Si、
S、K、Ca、TiおよびFeを主成分として95重量
%以上含有する鉱物微粉100重量部、リン化チタン
(TiP)1〜4重量部、酸化マンガン3〜5重量部お
よび磁鉄鉱1〜2重量部を含んでなる上薬を担体粒子表
面に被覆焼成してなる水活性化部材。上記上薬成分を水
中に水:上薬成分が15:85〜35:65(重量比)
となるように混合して上薬を調製する工程、この上薬を
担体表面に塗布後200〜400℃で4〜8時間乾燥す
る工程、および1時間に40〜60℃の割合で昇温して
1100〜1500℃の温度で2〜6時間焼成する工程
を含む上記水活性化部材の製造方法。水を上記水活性化
部材と接触させる水の活性化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は水活性化部材、水
活性化部材を用いた水活性化装置および活性化水の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水は人に欠くことのできない成分であ
る。水は自然の恵みとして、その量は豊富であり、水道
水、井戸水等の生活用水として利用されている。しかし
ながら、井戸水、水道水の水源を担う河川は、環境汚染
に伴う水質汚染が進んでいる。水道水については、水道
局が一応評価すべき浄水努力を行っているが、その際、
塩素等の化学物質が多量に投入されたりしている。その
ような水道水を業務用水、飲料水としてそのまま使用す
ることは、調理の際に素材の持ち味、風味を損なうだけ
でなく、人の健康にも悪影響を与えることは容易に想像
しうる。六甲のおいしい水等の自然の水がペットボトル
等の容器に入れられて販売され、人気をはくしているこ
とは、そのような事情を裏付けている。さらに汚染され
た水の使用は建物、配管等の設備老朽化の原因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みなされたものであり、水道水または工業用水等の水
質を改善し、飲料水または業務用水として最適の水を供
給する水の活性化を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともN
a、Mg、Al、Si、S、K、Ca、TiおよびFe
を主成分として酸化物換算で95重量%以上含有する鉱
物微粉100重量部、リン化チタン(TiP)1〜4重
量部、酸化マンガン3〜5重量部および磁鉄鉱1〜2重
量部を含んでなる上薬を担体粒子表面に被覆焼成してな
る水活性化部材に関する。また、本発明は上記の上薬成
分を水中に水:上薬成分が15:85〜35:65(重
量比)となるように混合して上薬を調製する工程、この
上薬を希釈して担体粒子表面に塗布後200〜400℃
で4〜8時間乾燥する工程、および1時間に40〜60
℃の割合で昇温して1100〜1500℃の温度で2〜
6時間焼成する工程を含む上記の水活性化部材の製造方
法に関する。更に、本発明は、上記の水活性化部材が充
填された円筒部(A)、該円筒部の下部の水導入部およ
び他端の水排出部に脱着可能にそれぞれ取り付けられた
水導入部パーツ(B)および水排出部パーツ(C)、お
よび水導入部パーツ(B)および水排出部パーツ(C)
と円筒部(A)との間にそれぞれ挟持された保持板
(D)および(D')とを含んでなる水活性化装置に関
する。更にまた本発明は、水を上記の水活性化部材と接
触させる水の活性化方法に関する。特に、本発明は、水
を上記の水活性化装置の下部に取り付けられた水導入部
パーツ(B)から該装置内に導入し、該装置内の円筒部
(A)内をその内部に充填された水活性化部材と接触さ
せながら通過せしめた後水導入部から排出させる水の活
性化方法に関する。
【0005】本発明の上薬は、少なくともNa、Mg、
Al、Si、S、K、Ca、TiおよびFeを主成分と
して酸化物換算で95重量%以上含有する鉱物微粉10
0重量部、リン化チタン(TiP)1〜4重量部、酸化
マンガン3〜5重量部および磁鉄鉱1〜2重量部を含ん
でなる。好ましくは鉱物微粉100重量部に対してリン
化チタン(TiP)2〜3重量部、酸化マンガン2〜4
重量部および磁鉄鉱1〜2重量部を含んでなる。
【0006】上薬成分である鉱物微粉は、Na、Mg、
Al、Si、S、K、Ca、TiおよびFeを酸化物換
算でNa2O:0.5〜3.0重量%、MgO:0.5〜
3.0重量%、Al23:10〜25重量%、SiO2
50〜75重量%、SO3:0.5〜3.0重量%、K
2O:2〜5重量%、CaO:1.5〜4.5重量%、Ti
2:0.3〜1.5重量%およびFe23:7〜15重
量%を含むものが好ましい。特に好ましい鉱物微粉はN
2O:1.0〜2.5重量%、MgO:1.0〜2.5重
量%、Al23:13〜20重量%、SiO2:55〜
70重量%、SO3:1.0〜2.0重量%、K2O:3〜
4重量%、CaO:2〜4重量%、TiO2:0.5〜
1.2重量%およびFe23:7〜15重量%を含むも
のである。このような鉱物としては、例えば花崗岩を挙
げることができる。
【0007】また、本発明の上薬には、上薬の性能を調
整するために、上記成分に加えて、更にジルコニアを
0.1〜1.0重量部および/または天然ニガリを0.2
〜1重量部の範囲で配合してもよい。
【0008】本発明で使用する上薬は、上記上薬成分
を、水中に、水:上薬成分が15:85〜35:65
(重量比)、好ましくは20:80〜30:70(重量
比)となるように混合して調製する。上薬として使用す
る水は、好ましくは純水または活性化水であり、特に好
ましくは本発明の方法により製造される活性化水であ
る。
【0009】より具体的には平均粒径300〜400μ
mに粉砕された、上記組成の鉱物微粉、リン化チタンお
よび酸化マンガンを水、好ましくは活性化された水と十
分均一になるまで混合処理して得られる。
【0010】このようにして得られた上薬を、上薬成分
の濃度が例えば3〜10重量%、好ましくは4.8〜6.
5重量%となるように希釈して、担体表面に浸漬、スプ
レー等、好ましくは浸漬手段により塗布し、塗布された
上薬を焼成する。上薬は焼成後厚さが0.15〜0.4μ
m、好ましくは0.2〜0.3μm程度となるように塗布す
る。焼成は上薬を塗布した担体を平らな面において行っ
てもよく、その場合その面に接した担体表面部分は上薬
層が形成されていない部分ができるが、本発明において
はそのような態様をも含む。
【0011】担体は、1000℃〜1500℃の温度に
耐熱性がある材質であればいかなる材料で構成されてい
てもよく、例えば岩石、鉱物、シリカ、アルミナ、等の
無機材料、好ましくは磁器土、岩石、鉱物等の微細粒子
を球状、または回転楕円体のような球に近い形状に成
形、焼成したものを使用することができる。微細粒子は
より好ましくは、岩石および/または鉱物の微粒子であ
る。そのようなものとして、普通、約2μm以下の微細
な鉱物である粘土を使用することができる。
【0012】担体は上記のような粘土等の微細な鉱物
を、平均粒径が1〜40mm、好ましくは10〜25m
mの球状またはそれに近い形状に成形し、700〜75
0℃程度の温度で10〜15時間素焼きして製造され
る。
【0013】上薬層形成の焼成条件は、得られた本発明
の水活性部材同士をカチカチと軽く衝突させたときに、
表面に傷がつかない程度の適度の強度を有するように焼
成すればよい。望ましくは、担体に上薬を塗布後、20
0〜400℃程度、好ましくは250〜350℃で4〜
8時間、好ましくは5〜7時間程度乾燥後、1時間に4
0〜60℃、好ましくは45〜55℃程度の割合で温度
を上げて行き、1100〜1500℃、好ましくは13
00〜1400℃程度の温度で2〜6時間、好ましくは
3〜5時間焼成することにより必要な硬度および強度が
得られる。
【0014】最終的に得られる水活性化部材は収容する
容器等の容積、形状、処理能力等を考慮して適宜その大
きさを選択することができる。大きさは担体製造時に調
整可能で、球状に成形する場合は直径1〜40mm程度
の大きさであり、水道水の水質改善を目的とする場合は
10〜25mm程度のものでよい。
【0015】本発明の水活性部材を通した水は活性化さ
れ以下の諸機能を有する。 a)溶存塩素に起因する塩素の刺激、味、臭いを著しく
緩和する。 b)排水槽やトイレの臭いを著しく緩和する。 c)給排水管の赤錆、スケール、スライムの除去および
防止がされる。 d)飲料水のうまみがますため、調理に好適である。 e)抗菌、脱臭等の浄化作用を有する。 なお、活性化とは水分子のある種の機能が高まった状態
ををいう。
【0016】本発明の水活性化部材は、水道水以外に
も、地下水、河川水、下水、池の水等に対しても同様に
適用可能である。また、畜産、林業、農業分野へ適用す
ることもでき、植物、動物の成長促進、健康増進に効果
がある。
【0017】上記のような効果は、本発明の水活性化部
材により、水の界面活性作用の増加、水酸化イオンの増
加、水のクラスターのダウンサイジング化が生じたこと
に起因するものと考えられている。
【0018】本発明の水活性化装置は、その一例を図1
および図2に示すように、上記水活性化部材が充填され
る円筒部(A)、円筒部の水導入部および水排出部に接
続する水導入部パーツ(B)および水排出部パーツ
(C)、および円筒部と各パーツ(B)および(C)と
の間に挿入される水活性化部材を保持するための保持板
(D)、(D)とを含んでなる。本装置において、各パ
ーツ(A)および(B)は取り外し可能なように円筒部
とは例えばフランジ部でボルトにより結合されるが、水
導入部パーツ(B)は円筒部の下部に取り付けられるこ
とが好ましい。これにより水は活性化部材が充填された
円筒部を少なくとも往路は下から上部へと流れるため水
と活性化部材との接触が効率よく行われ、高い活性化効
果が得られる。円筒部の他の端部に結合される水排出部
パーツ(C)は必ずしも該装置の上部にある必要はな
く、図2の場合のように装置全体の下部にあってもよ
い。
【0019】水活性化装置の大きさは特に制限はなく、
設置場所、水の活性化処理速度等に応じて任意に設計す
ることができる。また水活性化装置は、1機を単独で使
用しても勿論よいし、また複数機を直列または並列に連
結して使用することもできる。保持板(D)および
(D')は水活性化部材を円筒部内に保持するために取
り付けられる円板であり、これには水活性化部材が外部
へ出ない範囲で水が大きな抵抗を受けることなく流入お
よび流出できるように多数の穴があけられている。
【0020】水活性化装置を構成する円筒部(A)、水
導入部パーツ(B)、水排出部パーツ(C)および保持
板(D)は水に対して耐食性を有し、且つ水に対して溶
出物がない材料でできておればよく、このような材料と
しては、ステンレス、その他水による非溶出性の材料、
例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセ
タール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等のプ
ラスチックスが例示でき、また鋼材の内側を上記非腐食
性材料で被覆したものも使用することができるが、特に
好ましい材料はステンレスである。
【0021】本発明の水活性化装置を用いて水を活性化
するために、水を上記の水活性化装置の水導入部から該
装置内に導入し、該装置内の円筒部に充填された水活性
化部材間を通過せしめた後水導入部から排出させる。こ
の方法において、水は反重力方向に流しつつ、本発明の
水活性化部材に接触させるようにすると、より効果的に
本発明の効果を達成することができる。高さを節約する
ために、図2のようなタイプの装置を用いるときは帰路
において水の流れは重力方向と一致するが、往路におい
て反重力方向であるため差し支えない。また、より効果
的に水の活性化を行うために水を水活性化部材と接触さ
せる時間は特に規定する必要はなく、単に通過させるだ
けのごく短時間、例えば1秒以下で十分である。
【0022】処理水量は、活性化部材の大きさ、それを
収容する容器の大きさにより適宜設定すべきものである
が、例えば、直径14〜15mmと17〜18mmの活
性化部材の7:3(重量比)混合物を直径60mm、長
さ800mmの容器に詰めた場合は、7トン/18時間
程度の処理が可能である。
【0023】以下、本発明をさらに実施例を用いて説明
する。
【実施例】〔担体の製造〕市販の磁器用粘土〔マルモ製
土社製、商品名「磁器土」〕をボール状型枠に充填し、
これを3トンプレスに供し、直径14mm、15mm、18
mm、19mm、23mmのボールをそれぞれ作製した。各ボ
ールを700℃〜750℃で12時間素焼きしボール型
の担体を作製した。
【0024】〔上薬の製造〕酸化物換算で下記組成の岩
石(%は重量%): Na2O 1.8% MgO 1.7% Al23 17% SiO2 60% P25 0.16% SO3 1.3% Cl 0.038% K2O 3.7% CaO 3.1% TiO2 0.85% MnO 0.090% Fe23 10% NiO 0.013% CuO 0.001% ZnO 0.018% Rb2O 0.020% SrO 0.031% ZrO2 0.023% BaO 0.043% その他 0.113% を粒径300〜400μmに粉砕し、その粉砕物100
重量部に更にリン化チタン(TiP)2.5重量%、酸
化マンガン(Mn2O3)3重量%、磁鉄鉱1.5重量
%、ジルコニア0.5重量%を添加混合した。
【0025】本発明の方法で得られた活性化処理水を、
上記鉱物混合物80重量部に対して20重量部の割合で
混合し、上薬を調製した。この上薬は3カ月以上ねかせ
た後使用に供した。
【0026】〔水活性化部材の製造〕上記の3カ月以上
ねかせた上薬を、使用前に本発明の活性化水で濃度5.
1重量%に希釈し、これに焼きあがった各ボール型担体
を浸漬し、それを取り出し、再度窯に入れた。
【0027】窯の中では、約300℃で約6時間乾燥さ
せた。続いて、1時間に約50℃の割合で窯の温度を上
げて行き、約20時間かけて1310℃まで窯の温度を
上げた。そのままの状態で4時間焼き続けた。
【0028】その後、窯の火を落とし、2日間(48時
間)そのままの状態に放置し、窯の温度が100℃以下
になった時に窯の蓋を開け、焼きあがったボールを取り
出した。このようにして水活性化部材を得た。
【0029】〔活性化部材の評価〕 1.給湯器の燃費の向上 給湯器に供給する水として、本発明の水活性化部材を通
して得た活性化水を用いて、給湯器の燃費の改善を図っ
た。水道管の蛇口の手前、例えば水道管の途中やメータ
ー計のところに、内容積2300ml(内径:60m
m、高さ800mm)のステンレス製容器中に上記のよ
うにして得た水活性化部材(直径14mm、15mm、18
mm、19mmおよび23mmの球形の水活性化部材を14mm
と15mmの混合物を75重量%、18mmと19mmの混合
物を24重量%および23mmを1重量%割合で混合した
もの)を充填した水活性化装置を設置し、これを給湯器
の水導入口に接続した。この状態で給湯器を1年間運転
し、その間各月の燃費を確認した。各月とも、水活性化
装置を取り付ける前の年に較べて燃費が少なくなり、年
間平均で15%の燃費削減ができた。この効果は水のク
ラスターの細分化そのものによる水の活性化とスケール
の減少による熱伝導の向上によるものと考えられる。
【0030】2.畜産効率の向上 子ブタ6匹をランダムに2つの群に分け、それぞれの子
ブタが体重2kgの達した時点で、一方の群の子ブタに
は飲料水として水道水をそのまま与え、もう一方の群の
子ブタには、本発明の水活性化装置を通した水道水を与
えた。水活性化装置は内容積2300ml(内径:60
mm、高さ800mm)のステンレス製容器中に上記水
活性化部材(直径14mm、15mm、18mm、19mmおよ
び23mmの球形の水活性化部材を14mmと15mmの混合
物を75重量%、18mmと19mmの混合物を24重量%
および23mmを1重量%割合で混合したもの)を充填し
たものを用いた。子ブタの体重が35kgに達するまで
の日数を、それぞれの子ブタについて測定した結果、水
活性化装置を通した水で育てた方の子ブタはいずれも他
方の群の子ブタより生育が早く、水道水の群が平均90
日を要したのに対し、活性化水を与えた方の平均日数は
80日であった。また、活性化水を与えた方の子ブタは
色艶および毛並みが明らかに優れていた。
【0031】3.畜舎の臭気の改善 豚舎の臭気を低減するため、畜舎は毎日散水清掃を行う
ことによりアンモニア臭が軽減される。この散水清掃用
の水として、これまでの水道水に代えて、この水を水活
性化装置を通して用いることにした。水活性化装置とし
て、内容積2300ml(内径:60mm、高さ800
mm)のステンレス製容器中に上記水活性化部材(直径
14mm、15mm、18mm、19mmおよび23mmの球形の
水活性化部材を14mmと15mmの混合物を75重量%、
18mmと19mmの混合物を24重量%および23mmを1
重量%割合で混合したもの)を充填したものを用いた。
この結果、畜舎のアンモニア臭が軽減され、それまでと
同じ程度の臭気レベルを維持するに必要なミネラル混合
消臭剤の使用量が最大40%削減された。
【0032】4.畜産動物の体質改善 畜産用の牛の飼育に当たり、病気予防のため、牛には飼
料と混合して抗生物質が与えられていた。この牛の飲料
水として、従来の水道水に代えて、下記に記載の水活性
化装置を通した水道水を与えたところ、抗生物質の使用
量を70%少なくしても、病気を十分予防することがで
き、加えて肉質も改良された。本例で水道水を活性化す
るために使用した水活性化装置は、内容積2300ml
(内径:60mm、高さ800mm)のステンレス製容
器中に上記水活性化部材(直径14mm、15mm、18m
m、19mmおよび23mmの球形の水活性化部材を14mm
と15mmの混合物を75重量%、18mmと19mmの混合
物を24重量%および23mmを1重量%割合で混合した
もの)を充填したものを用いた。
【0033】5.公衆トイレの悪臭防止および配管のス
ケール(尿石)の除去 JR明石駅の公衆トイレの洗浄用水として、下記に記載
の水活性化装置を通した水道水を供給するように水系を
変更した。変更後約3週間足らずで、それまで約27年
間配管に蓄積されてきた下水配管内の尿石がほぼなくな
った。本例で水道水を活性化するために使用した水活性
化装置は、内容積2300ml(内径:60mm、高さ
800mm)のステンレス製容器中に上記水活性化部材
(直径14mm、15mm、18mm、19mmおよび23mmの
球形の水活性化部材を14mmと15mmの混合物を75重
量%、18mmと19mmの混合物を24重量%および23
mmを1重量%割合で混合したもの)を充填したものを用
いた。
【0034】6.切り花の花の色もちおよび鮮度の保持
の改良 花屋の切り花用の水として、下記の方法で水活性化装置
を通した水を使用した所、何らの延命剤を使用すること
なく、次のようにパンジーの花の色もちが改善された: 通常の水道水を入れた容器に保存した場合:5日を過ぎ
ると花の色の鮮やかさが薄れ、葉および茎の生気が衰え
てきた(夏季)。 水道水の代わりに活性化水を使用:10日間は十分鮮度
を保持し、15日目を過ぎたころから、生気が失われ始
めた。 本例で水道水を活性化するために使用した水活性化装置
は、内容積2300ml(内径:60mm、高さ800
mm)のステンレス製容器を設置し、その中に上記水活
性化部材(直径14mm、15mm、18mm、19mmおよび
23mmの球形の水活性化部材を14mmと15mmの混合物
を75重量%、18mmと19mmの混合物を24重量%お
よび23mmを1重量%割合で混合したもの)を充填した
ものを用いた。
【0035】7.米の収穫量の向上 1反の稲作土壌を2つを準備し、一方には従来通り、近
くの川から水を引き入れ、もう一方にはその川の水を一
旦水活性化装置を通して活性化した後、給水した。それ
ぞれの区画には坪当たり55株の稲を植え付けた(1株
当たりの稲の数は平均23本)。なお、川水および活性
化水はそれぞれの土壌内で循環させた。4ケ月後の籾の
収穫の時点で、活性化水を使用した稲作土壌の稲は、他
方より背が約10cm高く育っており、一つの穂当たり
に付いた籾の数は平均240粒に達し、川水をそのまま
使用した方の平均105粒に比べ著しい増産となった。
本例で川水を活性化するために使用した水活性化装置
は、内容積2300mlリットル(内径:60mm、高
さ800mm)のステンレス製容器中に上記水活性化部
材(直径14mm、15mm、18mm、19mmおよび23mm
の球形の水活性化部材を14mmと15mmの混合物を75
重量%、18mmと19mmの混合物を24重量%および2
3mmを1重量%割合で混合したもの)を充填したものを
用いた。
【0036】
【発明の効果】本発明の水活性化部材により活性化した
水は、飲料水等としての水質が改善されており、水活性
化部材は人や動物の健康および生活環境、植物の生育に
とって、また工業用水として有益な水を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水活性化装置の1例の断面図、
(a)全体図、 (b)保持板の1例。
【図2】 本発明の水活性化装置の他の1例の断面図。
【符号の説明】
1:活性化部材 A:円筒部、 B:水導入部パーツ、C:水排出部パ
ーツ、 D、D':保持板、E:仕
切り板。 F:水抜き G:エアー抜き H:圧力計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/68

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともNa、Mg、Al、Si、
    S、K、Ca、TiおよびFeを主成分として酸化物換
    算で95重量%以上含有する鉱物微粉100重量部、リ
    ン化チタン(TiP)1〜4重量部、酸化マンガン3〜
    5重量部および磁鉄鉱1〜2重量部を含んでなる上薬を
    担体粒子表面に被覆焼成してなる水活性化部材。
  2. 【請求項2】 鉱物微粉がNa、Mg、Al、Si、
    S、K、Ca、TiおよびFeを酸化物換算でNa
    2O:0.5〜3.0重量%、MgO:0.5〜3.0重量
    %、Al23:10〜25重量%、SiO2:50〜7
    5重量%、SO3:0.5〜3.0重量%、K2O:2〜5
    重量%、CaO:1.5〜4.5重量%、TiO 2:0.3
    〜1.5重量%およびFe23:7〜15重量%を含む
    請求項1に記載の水活性化部材。
  3. 【請求項3】 担体が岩石または鉱物の微細粒子して得
    られる球形換算直径1〜40mmの焼結体である請求項
    1または2に記載の水活性化部材。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の上薬成分を水
    中に水:上薬成分が15:85〜35:65(重量比)
    となるように混合して上薬を調製する工程、この上薬を
    希釈して請求項3に記載の担体表面に塗布後200〜4
    00℃で4〜8時間乾燥する工程、および1時間に40
    〜60℃の割合で昇温して1100〜1500℃の温度
    で2〜6時間焼成する工程を含む請求項1〜3のいずれ
    かに記載の水活性化部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の水活性
    化部材が充填された円筒部(A)、該円筒部の下部の水
    導入部および他端の水排出部に脱着可能にそれぞれ取り
    付けられた水導入部パーツ(B)および水排出部パーツ
    (C)、および水導入部パーツ(B)および水排出部パ
    ーツ(C)と円筒部(A)との間にそれぞれ挟持された
    保持板(D)および(D')とを含んでなる水活性化装
    置。
  6. 【請求項6】 水を請求項1〜3のいずれかに記載の水
    活性化部材と接触させる水の活性化方法。
  7. 【請求項7】 水を請求項5に記載の水活性化装置の下
    部に取り付けられた水導入部パーツ(B)から該装置内
    に導入し、該装置内の円筒部(A)内をその内部に充填
    された水活性化部材と接触させながら通過せしめた後水
    導入部から排出させる水の活性化方法。
  8. 【請求項8】 円筒部(A)内を少なくとも往路では上
    向き方向に水を通過させる請求項7に記載の水の活性化
    方法。
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