JP2999433B2 - 記録媒体処理装置 - Google Patents

記録媒体処理装置

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JP2999433B2 JP9133574A JP13357497A JP2999433B2 JP 2999433 B2 JP2999433 B2 JP 2999433B2 JP 9133574 A JP9133574 A JP 9133574A JP 13357497 A JP13357497 A JP 13357497A JP 2999433 B2 JP2999433 B2 JP 2999433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体に対して記
録・再生データの読取処理及び書込処理を実効する記録
媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気カード等の記録媒体に磁
気データ等の記録・再生データを記録し、この記録媒体
に対してカード処理機等の記録媒体処理装置により、記
録・再生データの読取処理及び書込処理を実行するよう
にしたシステムがある。このようなシステムは、例え
ば、累計数に応じて各種サービスと交換されるポイント
を購入金額に応じて店舗から顧客に付与するポイントカ
ードシステムや、顧客が予め支払った所定金額から購入
金額を差し引くプリペイドカードシステムとして用いら
れている。
【0003】ポイントカードシステムでは、記録・再生
データであるポイント数の累計データを記憶するポイン
トカードを記録媒体とし、店舗における商品の購入時等
に顧客が提示したポイントカードから店舗に設置された
カード処理機によりポイント数の累計データを読み出
し、今回の購入金額に応じたポイントを加算することに
より累計データを更新してポイントカードに書き込む。
【0004】また、プリペイドカードシステムでは、記
録・再生データである顧客の前払い金額から購入金額を
差し引いた残高データを記憶するプリペイドカードを記
憶媒体とし、店舗における商品の購入時等に顧客が提示
したプリペイドカードから店舗に設置されたカード処理
機により残高データを読み出し、今回の購入金額を減算
することにより残高データを更新してプリペイドカード
に書き込む。
【0005】これらのポイントカードやプリペイドカー
ドとしては、一般に、記録・再生データを磁気記録する
磁気カードが用いられる。この磁気カードには、記録・
再生データを一定方向に連続して記録する磁気ストライ
プが形成されている。磁気カードを処理するカード処理
機は、磁気カードの磁気ストライプに接触して磁気デー
タの読取/書込処理を行う磁気ヘッドを備え、挿入され
た磁気カードをその磁気ストライプに磁気ヘッドが一定
方向に対向するように搬送し、この間に磁気ストライプ
に記録されている記録・再生データを一方向に読み出し
て所謂シリアル処理する。
【0006】即ち、カード処理機は、磁気カードが記録
している記録・再生データを、磁気ストライプに記録さ
れた方向と同一方向に順に読み出し、読み出した記録・
再生データを所定の更新処理の後に再度磁気カードに書
き込む。このため、カード処理機における磁気カードの
処理を正確に行うためには、磁気カードの磁気ストライ
プに記録されている記録・再生データをその記録方向と
同一方向に読み取る必要があり、そのためにはカード処
理機に対して磁気カードが適正な方向に挿入されなけれ
ばならない。
【0007】ところが、磁気カードは偏平な矩形を呈す
ることから、カード処理機に対する磁気カードの挿入方
向を一方向に限定することは困難で、磁気カードがカー
ド処理機に常に適正な方向に挿入されるとは限らず、磁
気カードが反対方向に挿入された場合には、磁気ヘッド
により記録・再生データが反対方向に読み取られること
になって、カード処理機において記録・再生データの処
理を正確に行うことができない。
【0008】そこで、従来の磁気カードでは、図6に示
すように、前後にプリアンブルデータ61及びポストア
ンブルデータ62を配置した記録・再生データ63の開
始位置にスタートマーク(以下、STXという。)64
を付与している。プリアンブルデータ61及びポストア
ンブルデータ62は、磁気データの処理の同期を取るた
めのデータであり、一般に論理値0の所定数のデータ列
によって構成されている。また、STX64は、記録・
再生データ63の開始位置を特定するデータであり、論
理値1及び0の所定の組み合わせによって構成されてい
る。
【0009】カード処理機は、磁気カードの磁気ストラ
イプから読み取った磁気データにおいてSTX64を検
索し、STX64に続く磁気データを記録・再生データ
63として処理する。即ち、カード処理機は、STX6
4として予め定められた組み合わせのデータ列が前方に
存在することを条件として磁気データの読取方向が適正
であるか否かを判断し、読み取った磁気データにおいて
STX64として予め定められた組み合わせのデータ列
を検出しなかった場合には、記録・再生データ63の処
理を行うことなく磁気カードを排出する。
【0010】したがって、図6に示す磁気カード60が
カード処理機に矢印A方向に挿入された場合には、カー
ド処理機においてプリアンブルデータ61に続いてST
X64が検出され、STX64に続く記録・再生データ
63に対する処理が適正に行われる。一方、磁気カード
60がカード処理機に矢印B方向に挿入された場合に
は、カード処理機において磁気データがポストアンブル
データ62側から読み取られることになり、記録・再生
データが反対方向に読み取られるが、STX64のデー
タ列も反対方向に読み取られる結果、カード処理機は読
み取った磁気データにおいてSTX64を検出せず、反
対方向に読み取った記録・再生データ63に基づく誤っ
た処理を行うことがない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気カードに記録される磁気データにおいて、記録・再
生データの開始位置に配置されるSTXは、記録・再生
データと同様に、論理値1及び0を組み合わせたデータ
列によって構成されており、カード処理機における処理
によって記録・再生データのデータ列の組み合わせが変
更されることから、記録・再生データの最後部にSTX
のデータ列の前後位置を反転したデータ列が存在する可
能性がある。
【0012】このように、STXのデータ列の前後位置
を反転したデータ列が最後部に含まれる記録・再生デー
タを記録した磁気カードがカード処理機に反対方向に挿
入された場合、一般に前後方向の判断ができないポスト
アンブルデータに続いて、STXのデータ列の前後位置
を反転したデータ列が反対方向から読み取られることに
なる。この結果、カード処理機は記録・再生データの最
後部のデータ列をSTXのデータ列として検出してしま
い、反対方向に読み取った記録・再生データの残りの部
分、及び、反対方向に読み取ったSTXに基づいて誤っ
た処理を実行してしまう。
【0013】このカード処理機における誤処理を防止す
るためには、正逆両方向に挿入可能な磁気カードをカー
ド処理機に対して適正な方向にのみ挿入することをカー
ド処理機の操作者に強制する必要があり、磁気カードの
取扱作業が煩雑になる問題がある。
【0014】このような問題は、記録・再生データを磁
気記録する磁気カード、及び、この磁気カードを処理す
るカード処理機においてのみ生じる問題ではなく、記録
・再生データを一定方向に記録した記録媒体、及び、こ
の記録媒体が記録する記録・再生データを処理する記録
媒体処理装置において一般的に生じる問題である。
【0015】この発明の目的は、記録媒体から読み取っ
た記録・再生データの読取方向を記録媒体処理装置にお
いて判別できるようにし、記録媒体処理装置に対する記
録媒体の設定方向が適正な方向と反対方向である場合に
も、記録・再生データの処理を適正に行うことができ、
カード処理機に対するカードの挿入方向等の記録媒体処
理装置に対する記録媒体の設定方向を適正な方向に強制
する必要がなく、記録媒体の取扱作業を容易にすること
ができる記録媒体処理装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、記録媒体から一定方向に連続的に読み取ったデータ
列において前側方向判別データの順方向の配列、及び、
後側方向判別データの逆方向の配列を読取方向に検索
し、前側方向判別データの順方向の配列が先に存在する
場合には記録・再生データを読取方向に処理し、後側方
向判別データの逆方向の配列が先に存在する場合には記
録・再生データを読取方向とは逆方向に処理するデータ
処理手段を設けたことを特徴とする。
【0017】
【0018】
【0019】請求項に記載した発明においては、記録
・再生データより先に前側方向判別データが存在する場
合には記録・再生データを読取方向に処理し、記録・再
生データより先に後側方向判別データが存在する場合に
は記録・再生データを読取方向と逆方向に処理する。し
たがって、記録媒体の設定方向に拘らず読み取られた記
録・再生データが適正に処理される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態の一
例を、記録・再生データを磁気記録する磁気カード、及
び、磁気カードを処理するカード処理機を例に挙げて説
明する。図1は、この発明の実施形態の一例である磁気
カード及びカード処理機を示す外観図である。カード処
理機1は、前面にカード挿入口2が形成されており、こ
のカード挿入口2に顧客が提示した磁気カード10が挿
入される。カード処理機1の上面には、キーボード3及
びディスプレイ4が配置されている。キーボード3は、
磁気カード10の処理に係る入力操作を受け付ける。デ
ィスプレイ4は、磁気カード10の処理状態等を適宜表
示する。磁気カード10の表面には、磁気ストライプ1
1が形成されており、この磁気ストライプ11に記録・
再生データを含む磁気データが一定方向に磁気記録され
ている。
【0021】図2は、上記磁気カードの磁気ストライプ
に磁気記録される磁気データの構成を示す図である。磁
気カード10の表面に長手方向に平行に形成された磁気
ストライプ11には、プリアンブルデータ21、前側方
向判別データ25、STX24、記録・再生データ2
3、後側方向判別データ26及びポストアンブルデータ
22が、図中矢印Cで示す順方向にこの順に記録され
る。プリアンブルデータ21及びポストアンブルデータ
22は、論理値0のデータ列であり、両者の間に記録さ
れている記録・再生データ処理の同期を取るためのデ
ータである。STX24は、所定の組み合わせに係る論
理値0及び1のデータ列であり、記録・再生データ23
の開始位置を示す。
【0022】記録・再生データ23は、論理値0及び1
の組み合わせによって磁気カード10の種類に応じた情
報を表すデータであり、磁気カード10がプリペイドカ
ードである場合には利用可能残高を表し、ポイントカー
ドである場合には累計ポイント数を表す。また、記録・
再生データ23は、磁気カード10の認証のための認証
データを含む。前側方向判別データ25及び後側方向判
別データ26は、所定の組み合わせに係る論理値0及び
1のデータ列であり、前側方向判別データ25における
論理値0及び1のデータの順方向の配列と、後側方向判
別データ26における論理値0及び1のデータの逆方向
の配列と、が一致しないように構成されている。
【0023】図3は、上記磁気カードが記録する各磁気
データの論理値の配列を示す図である。磁気カード10
が記憶する磁気データのうち、プリアンブルデータ2
1、ポストアンブルデータ22、STX24、前側方向
判別データ25及び後側方向判別データ26は、データ
長及びデータ配列が予め固定的に定められた所定のデー
タ列である。プリアンブルデータ21及びポストアンブ
ルデータ22は、それぞれ32ビットのデータ長の全て
のビットの論理値を0としたデータ列である。STX2
4は8ビットのデータであり、例えば、FFh(111
11111)のデータである。
【0024】前側方向判別データ25及び後側方向判別
データ26はいずれも8ビットのデータであり、例え
ば、前側方向判別データ25は80h(1000000
0)のデータ、後側方向判別データ26は40h(01
000000)のデータである。逆方向から読み取った
後側方向判別データ26は、02h(0000001
0)となり、順方向から読み取った前側方向判別データ
25に一致しない。
【0025】図4は、上記カード処理機の制御部のブロ
ック図である。カード処理機1の制御部30は、ROM
32及びRAM33を備えたCPU31に、インタフェ
ース34を介してセンサ35、磁気ヘッド駆動回路3
6、サーマルヘッド駆動回路37、モータ駆動回路3
8、キーボード3及びディスプレイ4等の入出力機器を
接続して構成されている。CPU31は、ROM32に
予め書き込まれたプログラムにしたがって各入出力機器
を統括して制御する。この時CPU31に入出力される
データは、RAM33の所定のメモリエリアに格納され
る。
【0026】センサ35は、カード挿入口2に対する磁
気カード10の挿入を検出し、検出信号をCPU31に
出力する。磁気ヘッド駆動回路36は、磁気ヘッド41
を介して磁気カード10から磁気データを読み取り、読
み取った磁気データをCPU31に出力するとともに、
CPU31から供給される書込データに基づいて磁気ヘ
ッド41を駆動し、磁気カード10の磁気ストライプに
磁気データを書き込む。サーマルヘッド駆動回路37
は、CPU31から供給される表記データに基づいてサ
ーマルヘッド42を駆動し、磁気カード10の表面に視
認情報を印字する。キーボード3は、操作データをCP
U31に出力する。ディスプレイ4は、CPU31から
供給される表示データを表示する。
【0027】図5は、上記カード処理機の制御部の処理
手順を示すフローチャートである。カード処理機1の制
御部30を構成するCPU31は、電源投入後において
カード挿入口2に対する磁気カード10の挿入を待機し
ている(s1)。カード挿入口2に磁気カード10が挿
入され、センサ35がオンすると、CPU31はモータ
駆動回路38に駆動データを出力し、磁気カード10の
搬送を開始する(s2)。カード搬送路内を磁気カード
10が搬送されると、磁気カード10の磁気ストライプ
11が磁気ヘッド41に対向し、磁気ヘッド41を介し
て磁気カード10から磁気データが読み取られる(s
3)。CPU31は、磁気ヘッド駆動回路36から入力
された磁気データをRAM33に一時格納する。
【0028】次いでCPU31は、RAM33に格納し
た磁気データにおいてアンブルデータ21又は22に続
く方向判別データ25又は26を、読取方向について検
索する(s4)。即ち、CPU31は、プリアンブルデ
ータ21に続く順方向の前側方向判別データ25、又
は、ポストアンブルデータ22に続く逆方向の後側方向
判別データ26を検索し、プリアンブルデータ21に続
く順方向の前側方向判別データ25を検出した場合に
は、RAM33に格納している磁気データにおいてST
X24を検索し(s5,s6)、STX24と後側方向
判別データ26との間の磁気データを記録・再生データ
23としてデータ処理を行う(s7)。
【0029】CPU31は、RAM33に記憶している
磁気データにおける読取方向の検索により、所定数の論
理値0のデータ列に続いて後側方向判別データ26の逆
方向の配列を検出した場合には、磁気カード10が反対
方向に挿入されたと判断し、RAM33内に記憶してい
る磁気データを反転してRAM33内の別のメモリエリ
アに格納する(s8)。CPU31は、反転後の磁気デ
ータにおいてSTX24の検索(s6)、及び、STX
24と後側方向判別データ26との間に位置する記録・
再生データの処理(s7)を実行する。
【0030】この後、CPU31は、キーボード3を介
して入力された取引データに基づいて記録・再生データ
を更新処理し(s9)、更新処理後の記録・再生データ
23を磁気ヘッド41を介して磁気カード10に書き込
んだ後(s10)、磁気カード10をカード挿入口2か
ら排出する(s11)。この磁気カード10に対する更
新処理後の記録・再生データ23の書込処理は、磁気デ
ータの読取処理を終えた磁気カード10を一旦排出方向
に搬送した後に、磁気カード10を磁気ヘッド41に対
して順方向に搬送しつつ実行される。
【0031】なお、更新処理後の記録・再生データ23
の書込処理の内容は、磁気カード10の挿入方向に応じ
て異なる。即ち、CPU31は、磁気カード10がカー
ド挿入口2に正しい方向に挿入された場合にはSTX2
4に続く位置に記録・再生データ23を順方向に書き込
るのに対して、磁気カード10がカード挿入口2に逆方
向に挿入された場合には後側方向判別データ26に続く
位置に記録・再生データ23を逆方向に書き込む。
【0032】以上の処理により、このカード処理機1
は、磁気カード10から読み取った磁気データにおい
て、先ず、アンブルデータ21,22に続く順方向の前
側方向判別データ25、又は、逆方向の後側方向判別デ
ータ26を検索して磁気カード10の挿入方向が順方向
であるか逆方向であるかを判別し、この判別結果に基づ
いて磁気カード10の挿入方向に応じた処理を実行する
ため、カード処理機1の操作者に磁気カード10の挿入
方向を一方向のみに強制する必要がなく、磁気カード1
0の処理作業を容易にすることができる。
【0033】また、挿入方向の判別のために磁気カード
10に書き込まれている前側方向判別データ25及び後
側方向判別データ26は、後側方向判別データ26の逆
方向の配列が前側方向判別データ25の順方向の配列に
一致しないように構成されているため、逆方向に挿入さ
れた磁気データ10から逆方向に読み取った磁気データ
において、後側方向判別データ26の逆方向の配列を、
前側方向判別データ25の順方向の配列と誤検出するこ
とがなく、磁気カード10の挿入方向を正確に判別する
ことができる。
【0034】例えば、図3に示すように、磁気カード1
0に記憶されている記録・再生データの最後部の8ビッ
トがFFhである場合、前側方向判別データ25及び後
側方向判別データ26がない従来の磁気データでは、逆
方向に読み取った際のポストアンブルデータ及び記録・
再生データの最後部の8ビットのデータ配列が、順方向
に読み取った際のプリアンブルデータ及びSTXのデー
タ配列に一致するため、磁気データの配列に基づいて磁
気カードの挿入方向を判別することができなくなる。
【0035】一般的に、記録・再生データの最後部の8
ビットのデータ配列を一義的に特定することはできない
ため、図3に示した例に限らず、STXのデータ配列を
どのように選択したとしても、記録・再生データの最後
部の8ビットの逆方向の配列とSTXの順方向の配列と
の一致を完全に防ぐことはできず、磁気データの配列に
基づいて磁気カードの挿入方向を常に正確に判別するこ
とはできない。
【0036】これに対して、磁気データのプリアンブル
データの後方及びポストアンブルデータの前方のそれぞ
れに、互いに逆方向の配列が異なる前側方向判別データ
及び後側方向判別データを配置しておけば、ポストアン
ブルデータ及び後側方向判別データの逆方向の配列が、
プリアンブルデータ及び前側方向判別データの順方向の
配列に一致することを完全に防止することができ、磁気
データの配列に基づいて磁気カードの挿入方向を常に正
確に判別することがてきる。
【0037】なお、この実施形態では、磁気カード及び
磁気カードを処理するカード処理機を例にあげて説明し
たが、正逆両方向に読み出されるデータを記録した他の
記録媒体、及び、この記録媒体を処理する他の記録媒体
処理装置において、この発明を同様に実施することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、記録
・再生データより先に前側方向判別データが存在する場
合には記録・再生データを読取方向に処理し、記録・再
生データより先に後側方向判別データが存在する場合に
は記録・再生データを読取方向と逆方向に処理すること
により、記録媒体の設定方向に拘らず読み取られた記録
・再生データを適正に処理することができ、記録・再生
データの読取方向を一定方向に強制する必要がなく、記
録媒体の処理作業を容易にすることができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の一例である磁気カード、
及び、カード処理機の外観図である。
【図2】同磁気カードの磁気ストライプに記録される磁
気データの構成を示す図である。
【図3】同磁気データの各部の構成を示す図である。
【図4】同カード処理機の制御部のブロック図である。
【図5】同カード処理機の制御部の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】従来の磁気データの構成を示す図である。
【符号の説明】
1−カード処理機 2−カード挿入口 3−キーボード 4−ディスプレイ 10−磁気カード 11−磁気ストライプ 21−プリアンブルデータ 22−ポストアンブルデータ 23−記録・再生データ 24−STX 25−前側方向判別データ 26−後側方向判別データ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 13/06 G06K 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体から一定方向に連続的に読み取っ
    たデータ列において前側方向判別データの順方向の配
    列、及び、後側方向判別データの逆方向の配列を読取方
    向に検索し、前側方向判別データの順方向の配列が先に
    存在する場合には記録・再生データを読取方向に処理
    し、後側方向判別データの逆方向の配列が先に存在する
    場合には記録・再生データを読取方向とは逆方向に処理
    するデータ処理手段を設けたことを特徴とする記録媒体
    処理装置
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