JP2999107B2 - マルチヘッドプリンタ - Google Patents

マルチヘッドプリンタ

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JP2999107B2 JP28381793A JP28381793A JP2999107B2 JP 2999107 B2 JP2999107 B2 JP 2999107B2 JP 28381793 A JP28381793 A JP 28381793A JP 28381793 A JP28381793 A JP 28381793A JP 2999107 B2 JP2999107 B2 JP 2999107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各色に対応した印写ヘ
ッド(サーマルヘッド等)を有するマルチヘッドプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各色(イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックなど)に対応した印写ヘッドを有して転写
用紙の1パス走査でカラープリントを行う種々のマルチ
ヘッドプリンタの提案がなされている。例えば、特開昭
60−73885号公報に「画像形成装置」として開示
されているものがある。図7は、その構成例を示すもの
である。中央部にはプラテンローラ1が配置されてお
り、このプラテンローラ1の周囲には、画像形成ユニッ
ト2〜5が4つ配設されている。各画像形成ユニット2
〜5内には、印写ヘッドとしてのサーマルヘッド6と、
このサーマルヘッド6とプラテンローラ1との間に介在
した熱転写リボン(インクリボン)7とがそれぞれ設け
られている。このような構造において、給紙カセット8
内にセットされた転写用紙9は、給紙ローラ10により
給紙され、1対のレジストローラ11を介してプラテン
ローラ1上に送られる。このプラテンローラ1の回転に
伴って第1の画像形成ユニット2から第4の画像形成ユ
ニット5へと搬送されることにより、各色の重ね転写が
順次行われ、これにより印写プロセスを終了して排紙ロ
ーラ12を介して排紙トレイ13上に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な1個のプラテンローラ1の周囲に4個のサーマルヘッ
ド6(印写ヘッド)を円形状に配置したような構成で
は、大径のプラテンローラ1が必要となり、これにより
装置全体の大型化を招く。また、このような大径のプラ
テンローラ1の曲率形状から待避させた形状のサーマル
ヘッド6が必要となり、しかも、そのヘッド部に搭載さ
れるドライバーICをヒーターラインから相当量の距離
に離した位置に配置する必要があり、これによりヘッド
部を搭載するセラミック基板の大型化を招くことになり
装置のコスト高につながる。
【0004】また、この他のマルチヘッドプリンタの例
として、印写ヘッドを印写順に一直線上に配置したよう
な構成がある。しかし、このような構成では、4つの印
写ヘッドが直列に並ぶため、配列方向の長さが長くな
り、その結果、装置全体のサイズが大型化する。また、
各印写ヘッドに対応するプラテンローラ等が必要にな
り、部品点数が増えて装置のコストアップにつながる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、各色に対応した印写ヘッドを有し、これら印写ヘッ
ドの位置に転写用紙を順次通過させて各色の重ね合わせ
によりカラープリントを行うマルチヘッドプリンタにお
いて、1個のプラテンローラに対して前記印写ヘッドを
2個対向配置して記録体ユニットを形成し、この1個の
プラテンローラと2個の印写ヘッドからなる記録体ユニ
ットを2組設け、前記プラテンローラに前記印写ヘッド
を圧接させた状態で用紙搬送機構により前記転写用紙を
移動する時、転写用紙の移動に必要な力よりも弱い回転
駆動力を前記プラテンローラに付与する転写用紙搬送力
制御手段を設けた。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、2組の記録体ユニットを、プリンタ全体
の配置に対して鉛直方向である上下配列又はこの上下配
列に直交する底面部に平行な方向たる左右配列に設定し
た。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、1個の印写ヘッドに対応して単色塗りの
インクシートが1個配置されたインクカセット、又は、
2個の印写ヘッドに対応して2色塗りのインクシートが
1個配置されたインクカセットを着脱自在に設けた。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明においては、2個のプラテ
ンローラと4個の印写ヘッドを組み合わせて4ヘッド搭
載型のカラー印写機構を構成することにより、従来のよ
うな大径のプラテンローラを必要とせず、しかも、4つ
の印写ヘッドが直列に配列され一方向に長くなるような
ことがなくなるため、最も効率の良いヘッド配列形態を
作ることが可能となり、また、転写用紙の引っ張り駆動
が楽に行われるため、転写用紙先端のクランプ部に過負
荷が加わり、用紙ズレが発生したり、用紙伸びによる色
重ねズレが発生したりするようなことがなくなる。
【0009】請求項2記載の発明においては、プリンタ
全体の配列機構に対して上下2段の配列若しくは左右の
横一列の配列とすることにより、走査機構を単純化さ
せ、設置面積(特に縦型配列)の省スペース化を図るこ
とが可能となる。
【0010】請求項3記載の発明においては、インクカ
セット内部構成の相異にかかわらず、インクカセットの
外観構成を共通化させることが可能となる。
【0011】
【実施例】発明の基礎となる構成の一例を図1及び図
2に基づいて説明する。図1は、マルチヘッドプリンタ
における、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シア
ン),B(ブラック)の4色カラーの4ヘッド搭載型の
カラー印字機構の構成を示すものである。中央部には左
右横方向に、2個のプラテンローラ14,15が配置さ
れている。プラテンローラ14の上下方向(鉛直方向)
には、Y色の印写ヘッド16(サーマルヘッド)と、B
色の印写ヘッド17(サーマルヘッド)とが対向配置さ
れている。プラテンローラ15の上下方向には、M色の
印写ヘッド18と、C色の印写ヘッド19とが対向配置
されている。各印写ヘッド16〜19には、単色塗りの
インクシート20がそれぞれ当接しており、このインク
シート20は、巻取ローラ21と供給ローラ22との間
に張られている。各印写ヘッド16〜19は、ヘッド圧
接カム23aとカムフォロワー23bと加圧バネ23c
とより構成されるヘッド圧接解放ユニット23により、
プラテンローラ14,15への圧接・解除動作がなされ
る。
【0012】また、プラテンローラ14の給・排紙側
(右側)には一対のドライブプーリ24が配置され、こ
のドライブプーリ24と反対位置のプラテンローラ15
側(左側)には一対のターンプーリ25が配置されてい
る(詳細は後述する図5参照)。ドライブプーリ24と
ターンプーリ25との間には、合計2本のクランプベル
ト26が掛け渡されている。この2本のクランプベルト
26間には保持部材としてのクランパーホルダ27が連
結され、このクランパーホルダ27には2本のクランプ
部材としてのクランパー28が取付けられている。ター
ンプーリ25には、クランプベルト26の張力を最適化
させるためのテンショナー25aが取付けられている。
また、ドライブプーリ24側の給紙位置には、転写用紙
29を給紙させるための給紙ローラ30と給紙トレイ3
1とが配置されている。その給紙位置の下方の排紙位置
には、一対の排紙ローラ32と排紙トレイ33とが配置
されている。なお、上述したような一連の機構部品の下
方には、装置本体のベース板34が配置されている。
【0013】ここで、用紙搬送機構としては、クランプ
ベルト26、このクランプベルト26に連結された保持
部材としてのクランパーホルダ27、このクランパーホ
ルダ27に設けられたクランプ部材としてのクランパー
28、クランパー28により転写用紙29をクランプ
し、及び、そのクランプを解除させるためのクランプ制
御手段よりなっているものである。
【0014】そして、ここでは、1個のプラテンローラ
14と、その上下方向に配列された2個の印写ヘッド1
6,17とは記録体ユニットAを構成している。この記
録体ユニットAは、1個のプラテンローラ14に対し、
2個対向配置した印写ヘッド16,17、各印写ヘッド
16,17に対応した各色のインクシート20、これら
のインクシート20を駆動するためのインクシート駆動
手段、各印写ヘッド16,17をインクシート20及び
転写用紙29を介してプラテンローラ14に対し圧接及
び解除するための圧接解放ユニット23とよりなってい
る。また、これと同様に、1個のプラテンローラ15
と、その上下方向に配列された2個の印写ヘッド18,
19とは記録体ユニットBを構成している。この記録体
ユニットBも前記記録体ユニットAと同様な構成よりな
る。このような記録体ユニットAと記録体ユニットBと
は、プリンタ全体の配列機構に対して底面部のベース板
34に平行な方向たる左右方向に配列されている。
【0015】このような構成において、転写用紙29は
給紙ローラ30を介してドライブプーリ24上のクラン
プベルト26の位置に送られることにより、その用紙先
端部はクランパー28によりクランプされる。その後、
転写用紙29は、Y→M→C→Bの印写ヘッド16,1
8,19,17へと順次送られることにより、各色の印
写プロセスを経て1回転の走査プロセスにより重ね転写
を終了し、排紙ローラ32を介して排紙トレイ33へと
排出される。従って、上下2段の記録体ユニットA,B
を横方向に2つ配置することにより、従来のように横一
列に配列していたヘッドユニットの構成に比べて横幅を
約半分近く短くすることができ、スペースの省略化を図
ることができる。また、このような配置構成とすること
により、組付けに必要な部品点数を削減することもでき
るため、装置コストの低減化と軽量化を図ることができ
る。
【0016】また、図2は、記録体ユニットA,Bを縦
型の配置にした例を示すものである。すなわち、プラテ
ンローラ14,15を鉛直方向に配置し、各プラテンロ
ーラ14,15の左右に各印写ヘッド16〜19を配置
して構成した。この場合、給紙ローラ30は左上に配置
し、排紙ローラ32は右上に配置する。このような縦型
の配列形態とすることにより、図1の横型の構成の場合
よりも設置面積のスペースの省略化を図ることができ
る。また、これにより記録体ユニットA,B内の全ての
部品が同一姿勢で配置されるため、転写品質にユニット
間の差が現われない等のメリットを得ることができる。
一例として、サーマルヘッドに設けた放熱フィンからの
熱が自然対流的に上方向に同じ条件で放熱されるため、
個別に蓄積された熱の影響の制御を可変しなくてもよく
なる。
【0017】次に、発明の一実施例を図3及び図4に
基づいて説明する。なお、図1及び図2と同一部分につ
いての説明は省略し、その同一部分については同一符号
を用いる。
【0018】前述した図1及び図2の構成では、各印写
ヘッド16〜19に対応して単色塗りのインクシート2
0をそれぞれ個別に配置してインクカセット(図示せ
ず)を構成したが、ここでは、そのインクカセットの内
部構成を変えたものである。すなわち、図3に示すよう
に、Yの印写ヘッド16とMの印写ヘッド18とを同一
のインクカセット35内に収納し、それらY,Mの印写
ヘッド16,18に共用の2色塗りのインクシート36
を用いた。これと同様にして、Bの印写ヘッド17とC
の印写ヘッド19とを同一のインクカセット35内に収
納し、それらB,Cの印写ヘッド17,19に共用の2
色塗りのインクシート36を用いた。これら2つのイン
クカセット35は着脱自在に設けられているが、そのイ
ンクシート36の中央部に位置して、2色塗りのインク
シート36の移動を助ける中間ドライブローラ37と、
この中間ドライブローラ37に接するピンチローラ38
とが配置されている。中間ドライブローラ37にはギヤ
39が固定されており、このギヤ39に回転駆動力を伝
達するためにアイドルギヤ40,41,42が順次噛み
合っている。そのアイドルギヤ42はインクシート巻取
スプール43を駆動するギヤ44と噛み合っており、こ
のギヤ44はモータ46に取付けられたギヤ45と噛み
合っている。2色塗りのインクシート36は、インクシ
ート巻取スプール43と、インクシート供給スプール4
7との間で巻取りの動作がなされる。このインクシート
供給スプール47の供給スプール軸には、インクカセッ
ト35のケースと一体に形成されその供給スプール軸に
摩擦負荷を与えるバックテンション部35aが圧接して
いる。また、インクカセット35の外周面にはカセット
判別用のマーカー48が取付けられており、このマーカ
ー48に近接してマーカー読取用の読取りセンサ49が
配置されている。
【0019】また、図4(a)(b)は、インクカセッ
ト35内に装着される2色塗りのインクシート36の表
面の塗布形態を示すものである。(a)は、Y,M色用
のインクシート36の様子を示し、YとMの境界部には
印写位置開始位置を決めるためにマーカー50が形成さ
れている。(b)は、B,C色用のインクシート36の
様子を示し、BとCの境界部には印写位置開始位置には
マーカー50が形成されている。
【0020】このような構成において、まず、上側のイ
ンクカセット35内で2個の印写ヘッド16,18上に
左方向に移動するY,M色用のインクシート36を当接
させることにより転写用紙29にY,M色を順次転写し
た後、下側のインクカセット35内で2個の印写ヘッド
19,17上に右方向に移動するC,B色用のインクシ
ート36を当接させることにより転写用紙29にC,B
色を順次転写して4色の転写を全て完了する。上述した
ように、1個のインクカセット35内に2個の印写ヘッ
ド16,18(又は、印写ヘッド17,19)を配置さ
せ、2色塗りのインクシート36を用いて印写プロセス
を行うことにより、カセット内部構成の相異にかかわら
ず、インクカセット構成を共通化させることができ、こ
れにより機構の単純化を図ることができる。
【0021】次に、発明の他の実施例を図5及び図6
に基づいて説明する。なお、図1乃至図4について説明
した部分と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
【0022】ここでは、プラテンローラ14,15に印
写ヘッド16〜19を圧接させた状態で転写用紙29を
移動する時、転写用紙29の移動に必要な力よりも弱い
回転駆動力をプラテンローラ14,15に付与する転写
用紙搬送力制御手段を設けたものである。図5は、その
転写用紙搬送力制御手段51の構成例を示すものであ
る。モータ52の回転駆動力はそのモータ軸に取付けら
れたウォーム53からアイドルギヤ54へと伝達され、
このアイドルギヤ54に伝達された駆動力はドライブプ
ーリ24と一体化されたギヤ55に伝達され、さらにこ
のギヤ55からアイドルギヤ56→アイドルギヤ57→
ギヤ58へと伝達される。そのギヤ58はY,B色用の
プラテンローラ14に駆動力を伝達すると同時に、タイ
ミングベルト59を介して、M,C色用のプラテンロー
ラ15と一体化されたローラ60に駆動力を伝達する。
これにより、モータ52の回転駆動力を制御することに
よって、プラテンローラ14,15はそれ自に取付け
られたトルクリミッタ61の設定トルクによって回転駆
動力が制御される。
【0023】図6は、転写用紙搬送力制御手段51を用
いて、転写用紙29を搬送制御する基本的な動作原理を
示したものである。ここでは、1個のY色用の印写ヘッ
ド16に着目した時の転写用紙29の移動に必要な力f
2とその移動に際しての抵抗力との関係について述べ
る。今、インクシート20と転写用紙29とが一体して
動くものとすれば、転写用紙29の移動開始に必要な力
2は、 f2≧(P×μ1×r+μ2×P)−f1 …(1) f1 :インクシートの駆動力 f2 :転写用紙の移動に必要な力 P :印写ヘッド圧接力 μ1 :プラテン軸の受摩擦係数 μ2 :印写ヘッド/インクシート間の摩擦係数 r :プラテンローラ半径 となる。このうち、P×μ1×rの項はプラテンローラ
14の負荷抵抗であり、このような負荷抵抗をもつプラ
テンローラ14に図5の転写用紙搬送力制御手段51を
用いて回転駆動力を付与して負荷抵抗の値をほぼ0と
し、f1の値を軽減させる。従って、このようなことか
ら、転写用紙29の移動に必要な力f2よりも弱い回転
駆動力をプラテンローラ14,15に付与することによ
って、転写用紙29の引っ張り駆動が楽に行われるよう
になるため、過負荷が用紙先端のクランプ部にかかって
用紙ズレが発生したり、転写用紙29に作用する過大な
引張り力で用紙伸びによる色重ねズレが発生したりする
のを防止することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、各色に対応した
印写ヘッドを有し、これら印写ヘッドの位置に転写用紙
を順次通過させて各色の重ね合わせによりカラープリン
トを行うマルチヘッドプリンタにおいて、1個のプラテ
ンローラに対して前記印写ヘッドを2個対向配置して記
録体ユニットを形成し、この1個のプラテンローラと2
個の印写ヘッドからなる記録体ユニットを2組設け、前
記プラテンローラに前記印写ヘッドを圧接させた状態で
用紙搬送機構により前記転写用紙を移動する時、転写用
紙の移動に必要な力よりも弱い回転駆動力を前記プラテ
ンローラに付与する転写用紙搬送力制御手段を設けたの
で、従来のような大径のプラテンローラを必要とせず、
しかも、4つの印写ヘッドが直列に配列され一方向に長
くなるというようなことがなくなるため、最も効率の良
いヘッド配列形態を作ることができ、これにより装置全
体の構成を小型化、軽量化して安価な装置を提供するこ
とができ、また、転写用紙の引っ張り駆動が楽に行われ
るため、転写用紙先端のクランプ部に過負荷が加わり、
用紙ズレが発生したり、用紙伸びによる色重ねズレが発
生したりするようなことがなくなるという効果を有す
る。
【0025】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、2組の記録体ユニットを、プリンタ全体の
配置に対して鉛直方向たる上下配列又はこの上下配列に
直交する底面部に平行な方向たる左右配列に設定したの
で、このようにプリンタ全体の配列機構に対して上下2
段の配列若しくは左右の横一列の配列とすることによ
り、走査機構を単純化させ、設置面積(特に縦型配列)
の省スペース化を図ることができ、装置の小型化を一段
と図ることができる。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、1個の印写ヘッドに対応して単色塗りのイ
ンクシートが1個配置されたインクカセット、又は、2
個の印写ヘッドに対応して2色塗りのインクシートが1
個配置されたインクカセットを着脱自在に設けたので、
カセットの内部構成にかかわらず、インクカセットの外
観構成を共通化させることができ、これにより機構の単
純化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の基礎となるマルチヘッドプリンタの構
成を示す正面図である。
【図2】記録体ユニットを縦型2段に配置した構成例を
示す正面図である。
【図3】発明の一実施例である2色塗りのインクシー
トを用いた場合のインクカセット構成例を示す正面図で
ある。
【図4】2色塗りのインクシートの塗布形態を示す平面
図である。
【図5】発明の他の実施例である転写用紙搬送力制御
手段の構成例を示す正面図である。
【図6】転写用紙搬送時に作用する力関係を示す正面図
である。
【図7】従来のマルチヘッドの構成例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
14,15 プラテンローラ 16〜19 印写ヘッド 20 インクシート 24 ドライブプーリ 25 ターンプーリ 26 クランプベルト 27 保持部材 28 クランプ部材 29 転写用紙 35 インクカセット 36 インクシート 51 転写用紙搬送力制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B41J 17/32 B41J 17/32 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41J 3/54 B41J 13/22 B41J 19/18 B41J 35/16 B41J 17/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各色に対応した印写ヘッドを有し、これ
    ら印写ヘッドの位置に転写用紙を順次通過させて各色の
    重ね合わせによりカラープリントを行うマルチヘッドプ
    リンタにおいて、1個のプラテンローラに対して前記印
    写ヘッドを2個対向配置して記録体ユニットを形成し、
    この1個のプラテンローラと2個の印写ヘッドからなる
    記録体ユニットを2組設け、前記プラテンローラに前記
    印写ヘッドを圧接させた状態で用紙搬送機構により前記
    転写用紙を移動する時、転写用紙の移動に必要な力より
    も弱い回転駆動力を前記プラテンローラに付与する転写
    用紙搬送力制御手段を設けたことを特徴とするマルチヘ
    ッドプリンタ。
  2. 【請求項2】 2組の記録体ユニットを、プリンタ全体
    の配置に対して鉛直方向である上下配列又はこの上下配
    列に直交する底面部に平行な方向たる左右配列に設定し
    たことを特徴とする請求項1記載のマルチヘッドプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 1個の印写ヘッドに対応して単色塗りの
    インクシートが1個配置されたインクカセット、又は、
    2個の印写ヘッドに対応して2色塗りのインクシートが
    1個配置されたインクカセットを着脱自在に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のマルチヘッドプリンタ。
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