JP2998513B2 - 感光性樹脂組成物およびこれを含む感光性フレキソ印刷版 - Google Patents

感光性樹脂組成物およびこれを含む感光性フレキソ印刷版

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JP2998513B2
JP2998513B2 JP23675593A JP23675593A JP2998513B2 JP 2998513 B2 JP2998513 B2 JP 2998513B2 JP 23675593 A JP23675593 A JP 23675593A JP 23675593 A JP23675593 A JP 23675593A JP 2998513 B2 JP2998513 B2 JP 2998513B2
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順 佐武
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水現像可能な感光性樹
脂組成物およびこれを含む感光性フレキソ印刷版に関す
る。さらに詳しくは、透明性に優れた感光性樹脂組成物
およびこれを含み解像度が高く良好なレリ−フ画像を与
える感光性フレキソ印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】フレキソ印刷は、段ボール、包装用紙、
包装用フィルム等の軟包装パッケージの印刷に用いられ
ている。これらの被印刷体の表面は必ずしも平滑ではな
いため、均一なインキ転写を行なうために、被印刷体表
面への追従が可能な低硬度で高反発弾性を有する印刷版
が用いられている。従来、そのようなフレキソ印刷版と
してゴム版が用いられてきた。ゴム版には手彫りゴム版
と成型ゴム版がある。手彫りゴム版は文字通り彫刻刀で
の彫刻版であって、製版に際しては高度な熟練を必要と
しそのため汎用には適さないという欠点があった。ま
た、成型ゴム版は、まず金属原版を作成し、次にそれを
型取った母型を作成し、さらに未加硫ゴムを溶かして母
型に流し込みこれを硬化させて刷版を作成し、最後に研
磨して版厚を調整する、というように製版工程が煩雑で
製版時間も長いという欠点があった。
【0003】以上のような欠点を有するゴム版に代わ
り、近年、感光性樹脂版が使用されるようになってき
た。感光性樹脂版の製版工程は露光、現像、乾燥、後露
光と単純であり高度な熟練も不必要で製版時間も短い。
しかしながら、感光性樹脂版の現像液はトリクロロエチ
レンやテトラクロロエチレンなどのハロゲン系溶剤が一
般的であり、これらのハロゲン系溶剤は人体および地球
環境に悪影響を及ぼすことから、一部のハロゲン系溶剤
は規制を受け1996年からは使用できなくなる。こうした
背景により水で現像可能な感光性樹脂版が望まれるよう
になってきた。
【0004】そこで本発明者らは研究を進めた結果、粒
子表面に定量的に重合性不飽和二重結合を導入したカチ
オン性の反応性マイクロゲル(特開平2-263805号公報に
開示)を含有する感光性フレキソ印刷版が水のみで現像
が可能であり、かつ水系インキにも対応しうる耐水性を
有していることを見いだした。しかしながら、版の解像
度が不十分であったり、また解像度に優れていてもラチ
チュードが狭いため十分なレリーフ高さが得られないと
いう欠点があった。ラチチュードとはハイライト部とシ
ャドウ部を同時に表現しうる適性表露光量の許容範囲を
さし、レリーフ高さとは、版底から画像部表面までの垂
直距離から、版底から非画像部表面までの垂直距離を差
し引いた距離をさし、通常1mm以上が望まれる。
【0005】レリーフ高さが低いと、非画像部にまでイ
ンキが転写されてしまい良好な印刷物を得ることができ
ない。通常、レリ−フ高さは露光条件により制御され
る。すなわち、露光は裏と表の両面からなされるが、レ
リ−フ高さを高くするためには裏露光量を減らし、その
分表露光量を増やせばよい。しかしその際、表露光量が
適性表露光量の許容範囲を越えてしまうと、シャドウ部
を構成する凹点が表現できなくなってしまい解像度が落
ちてしまう。従って、解像度を高く保ったままレリ−フ
高さを高くするにはラチチュ−ドを広げなければならな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、水現像
性、耐水性、低硬度、高反発弾性を兼ね備えた感光性樹
脂組成物を開発するために鋭意研究を重ねた結果、親水
性成分を微粒子表面上に偏在化させると共に共有結合に
より固定し、さらにこれに反応性を持たせた反応性マイ
クロゲルを用いることで水現像性と耐水性とを両立しう
ることを見出した。さらに、主に強度を上げる目的で配
合するα, β−重合性不飽和二重結合を有する化合物
と、主に硬度を下げ反発弾性を上げる目的で配合するゴ
ムもしくは熱可塑性エラストマーのそれぞれの屈折率が
特定の範囲にある感光性樹脂組成物がその目的に適合し
うることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明
者らは、また、前記感光性樹脂組成物を含む感光性フレ
キソ印刷版は、ラチチュ−ドが広いことを見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、反
応性マイクロゲル(1) 、25℃、ナトリウムD線での測定
に於いて前記(1) との屈折率の差が±0.04以内である
α, β−重合性不飽和二重結合を有する化合物(2) およ
び25℃、ナトリウムD線での測定に於いて前記(1) との
屈折率の差が±0.04以内であるゴムもしくは熱可塑性エ
ラストマー(3) を含む感光性樹脂組成物およびこれを含
む感光性フレキソ印刷版を提供する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。ラチチュ
ードを狭める主な原因は感光性樹脂組成物内での光の散
乱であり、この散乱光による硬化によって微細凹点の埋
まりや凸点の太りを生じさせている。光の散乱が生じる
原因は感光性樹脂組成物が光学的に不均一であること、
すなわち屈折率が感光性樹脂組成物内部で不均一である
ことに起因している。したがって、光の散乱を防止する
ためには、相溶性の優れた成分を用いて光源波長の10分
の1程度以下まで各成分を良く分散させて疑似的な均一
構造を形成させるか、屈折率の等しい成分を用いなけれ
ばならない。本発明の感光性樹脂組成物は、反応性マイ
クロゲルを含有しているため本質的に不均一構造をとっ
ており、光の散乱を防止するためには後者の方法を取ら
ざるを得ない。その際、各成分の屈折率は完全に同一で
ある必要は無く、25℃、ナトリウムD線での測定に於い
て屈折率の差が±0.04以内であれば実用上十分なラチチ
ュードを得ることができる。
【0009】反応性マイクロゲル(1) は、主に耐水性を
損なうことなく水現像性を発現させる機能を担い、例え
ば次のようにして得られる。すなわち、α, β−重合性
不飽和二重結合を有する化合物(a) を、α, β−重合性
不飽和二重結合および第3級アンモニウム塩を含有する
反応性乳化剤(b) を用いて乳化重合あるいは懸濁重合を
行って得られたマイクロゲル(A) と第3級アンモニウム
塩と反応するエポキシ基およびα, β−重合性不飽和二
重結合を有する化合物(B) とを反応させる。
【0010】α, β−重合性不飽和二重結合を有する化
合物(a) のうち低分子量モノマーとしては、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリ
ル酸のC1 〜C20アルキルエステル:アリルアクリレー
ト等の(メタ)アクリル酸のC2 〜C8 アルケニルエス
テル:アリルオキシエチルアクリレート等の(メタ)ア
クリル酸のC3 〜C19アルケニルオキシアルキルエステ
ル:スチレン、α- メチルスチレン、o-クロロスチレ
ン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン等のスチレン系
モノマ−:アクリル酸ヒドロキシエステル:アクリロニ
トリル、ブチロニトリル等のニトリル含有モノマー:酢
酸ビニル、ビニルカルバゾール、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、グリコールジ(メタ)ア
クリレート、アルキルジ(メタ)アクリレート、ブタジ
エン等が挙げられる。
【0011】また、オリゴマーおよびポリマーとして
は、末端アクリロイル変性ポリブタジエン:ポリブタジ
エンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリエー
テルポリオール、アクリルポリオール、ポリエステルポ
リオール等の水酸基含有反応性オリゴマーをトルエンジ
イソシアナート、イソホロンジイソシアナート等のジイ
ソシアナート化合物で鎖延長し、末端イソシアナート基
に2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の水酸
基含有α, β−重合性化合物を反応させることによって
得られる化合物、ジオールとジカルボン酸との重縮合、
あるいはカプロラクトンの開環重縮合により得られるポ
リエステルのカルボン酸末端を2−ヒドロキシ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート等の水酸基および(メタ)アクリロイル基を含
有する化合物と反応させた化合物等が挙げられる。
【0012】これらの化合物は所望の物性に応じて適宜
選択され、それぞれ単独で、あるいは2種類またはそれ
以上組み合わせて使用することができる。特に屈折率に
関していえば、高屈折率を望むのであれば、例えばスチ
レン、o-クロロスチレン、ビニルカルバゾール等のハロ
ゲン基あるいはベンゼン環を含有するモノマーを組み合
わせて使用することができ、また逆に低屈折率を望むの
であれば、例えばアクリロニトリル、エチル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート等を組み合わ
せて使用することができる。
【0013】反応性マイクロゲルの屈折率は、これを構
成する各成分、すなわちα, β−重合性不飽和二重結合
を有する化合物(a) 、α, β−重合性不飽和二重結合お
よび第3級アンモニウム塩を含有する反応性乳化剤(b)
およびエポキシ基およびα,β−重合性不飽和二重結合
を有する化合物(B) の各屈折率に各成分の体積分率を乗
じ、その総和に重合による屈折率の増分を加えた値とな
る。重合による屈折率の増分は概ね、2〜7%である。
【0014】α, β−重合性不飽和二重結合および第3
級アンモニウム塩を含有する反応性乳化剤(b) として
は、例えば、N,N −ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、N,N −ジエチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート等の第3級アンモニウム基を持つモノマーや、該
モノマーと (a)において例示したα, β−重合性不飽和
二重結合を有する化合物とを共重合させたのち、酸によ
り中和して得られる第3級アンモニウム塩の一部にグリ
シジル(メタ)アクリレートなどのエポキシ基および
α, β−重合性不飽和二重結合を有する化合物を反応さ
せて得られる乳化剤を用いることができる。また、(a)
と同様な手法を用いて屈折率を調整することができる。
【0015】反応性乳化剤を用いてマイクロゲル表面に
乳化剤を固定させるということは次の意味をもってい
る。すなわち、反応性マイクロゲルの水中における熱力
学的安定性を高めること、さらに後述する反応性マイク
ロゲルの乾燥において粒子間の融着を防止すること、そ
して更に重要な点として、本発明の感光性フレキソ印刷
版生版の保存において、マクロブラウン運動によるマイ
クロゲル表面からの乳化剤の散逸を防ぎ、これにより水
現像性を経時劣化させることなく維持できる、という点
である。
【0016】反応性乳化剤(b) は、α, β−重合性不飽
和二重結合を有する化合物(a) に対して 0.1〜300 重量
%、耐水性の点から好ましくは 3〜50重量%用いられ
る。また、乳化を助ける目的で、カチオン性もしくはノ
ニオン性の界面活性剤を耐水性等の物性を損なわない範
囲で反応性乳化剤(b) と併用してもよい。
【0017】重合は水性媒体中で行なうが、その際、媒
体の表面張力やpHを制御する目的で低級アルコールや酸
を添加してもよい。α, β−重合性不飽和二重結合を有
する化合物(a) とα, β−重合性不飽和二重結合および
第3級アンモニウム塩を含有する反応性乳化剤(b) およ
び界面活性剤を合わせた固形分は10〜50重量%、生産性
と重合の安定性の点から好ましくは15〜35重量%で行な
う。重合温度は、用いる開始剤によって異なるが、水性
媒体中での重合なので通常、40〜95℃、好ましくは50〜
85℃である。重合時間も用いる開始剤および重合温度に
よって異なり、生産性を考慮すると8時間以内に納まる
ことが望ましいが、これに限定されるものではない。
【0018】また開始剤には、乳化重合を行なうのであ
れば水溶性のものを、懸濁重合を行なうのであれば油溶
性のものを用いるが、両者を併用してもよい。乳化重合
を行なうか懸濁重合を行なうかは主に得ようとするマイ
クロゲルの粒径に関することであり、同一組成の重合で
あれば、乳化重合の方が懸濁重合に比べ小さなものが得
られる。また、粒径は重合時の攪拌速度や攪拌効率、乳
化剤種、乳化剤量にも依存する。前記方法によって得ら
れるマイクロゲルの粒径は通常、光回折法あるいは光子
相関法による測定で0.02〜30μm である。
【0019】粒径は、現像性、耐水性および解像度に影
響を及ぼす。総体積を一定にした場合の粒径と総表面積
の関係を示すと、粒径を 1/x倍にすると総表面積はx倍
になるので、一定量の(a) および(b) に対して粒径を 1
/xにすると、粒子表面における (b)の (a)に対する被覆
密度は 1/xとなる。被覆密度が小さすぎると、水現像性
が発現しない。また、被覆密度を上げる目的で (a)に対
する (b)の量の割合を増やすと、それに伴い耐水性が劣
化していく。それゆえ、水現像性と耐水性を両立させる
には少量の (b)で被覆密度を上げることが好ましく、そ
のためには粒径は大きい方が有利である。しかし、粒径
を大きくしすぎると、版の解像度が損なわれる。以上の
ことを考慮すると、粒径は 0.1〜10μm が好ましい。
【0020】こうして得られたマイクロゲル(A) の表面
に存在する第3級アンモニウム塩とエポキシ基および
α, β−重合性不飽和二重結合を有する化合物(B) とを
反応させ、マイクロゲル(A) の表面にα, β−重合性不
飽和二重結合を導入させる。化合物(B) としては、例え
ばグリシジル(メタ)アクリレート、N-グリシジル(メ
タ)アクリルアミド、グリシジルアリルエーテル、1,2-
エポキシ−5-ヘキセン等の重合性不飽和二重結合を有す
るエポキシ化合物等が挙げられる。これらの化合物(B)
は所望の物性に応じて適宜選択され、単独あるいは2種
以上組み合わせて使用することができる。
【0021】化合物(B) は、マイクロゲル粒子表面の第
3級アンモニウム塩基に対して 1〜100 モル%まで自由
な割合で導入させることができる。この導入により、耐
水性はさらに向上し、強度も強化される。しかし、過度
の導入は硬度を高めるため、導入量は感光性樹脂組成物
全体のバランスを鑑みて決定されるべきである。反応
は、マイクロゲル(A) のエマルジョンに化合物(B) を混
合し40〜95℃、好ましくは65〜85℃の温度で2〜6時間
程度で完結する。
【0022】こうして得られた反応性マイクロゲル(1)
の水分散体は、常法により乾燥させることができる。例
えば、濾過、熱風乾燥、スプレー乾燥、凍結乾燥、真空
乾燥などの方法により乾燥し、反応性マイクロゲル(1)
を単離し得る。
【0023】25℃、ナトリウムD線での測定に於いて反
応性マイクロゲル(1) との屈折率の差が±0.04以内であ
るα, β−重合性不飽和二重結合を有する化合物(2)
は、主に強度を強化させる機能を担い、(1) を構成する
α, β−重合性不飽和二重結合を有する化合物(a) にお
いて例示したものと同様な化合物のうち、(1) との屈折
率の差が±0.04以内であるものが選ばれ、単独あるいは
2種類以上組み合わせて用いられる。この際、 (2)は
(a)と全く同一である必要はない。ただし、 (2)は、硬
化により屈折率が増加するため、硬化後においても (1)
との屈折率の差が±0.04以内であるものが望ましい。
(1)と(2) の屈折率の差が±0.04を越えてしまうと、光
散乱によってラチチュードが狭くなるため、高解像度と
高いレリーフ高さを両立することはできない。
【0024】25℃、ナトリウムD線での測定に於いて反
応性マイクロゲル(1) との屈折率の差が±0.04以内であ
るゴムもしくは熱可塑性エラストマー(3) は、主に硬度
低下と反発弾性向上の機能を担い、例えば、イソプレン
ゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、ブチ
ルゴム、クロロプレンゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、アクリルゴ
ム、ウレタンゴム、エチレン−酢酸ビニルゴム等のう
ち、 (1)との屈折率の差が±0.04以内であるものが選ば
れ、単独あるいは2種類以上組み合わせて用いられる。
(1)と(3) の屈折率の差が±0.04を越えてしまうと、光
散乱によってラチチュードが狭くなるため、高解像度と
高いレリーフ高さを両立することはできない。
【0025】(2)と(3) は互いに相溶することが好まし
く、また、 (2)と(3) の屈折率の差も±0.04以内である
ことが好ましい。
【0026】反応性マイクロゲル(1) 、前記(1) との屈
折率の差が±0.04以内であるα, β- 重合性不飽和二重
結合を有する化合物(2) および前記(1) との屈折率の差
が±0.04以内であるゴムもしくは熱可塑性エラストマー
(3) の配合比は、感光性樹脂組成物の全固形分に対し
て、(1) が20〜90重量%、(2) が 1〜50重量%、(3) が
5〜78重量%である。(1) が20重量%未満では水現像性
が発現せず、90重量%を越えると耐水性が劣る。 (2)が
1重量%未満では強度が弱く、50重量%を越えると硬度
が高くなり過ぎる。 (3)が5重量%未満では硬度低下に
効果がなく、78重量%を越えると硬化成分の量が少なく
強度が弱くなる。
【0027】本発明の感光性樹脂組成物は、放射線を照
射することにより硬化が開始されるが、紫外線照射の場
合には光重合開始剤が必要である。紫外線としては、 2
00〜400nm の波長領域のものが有効であり、使用される
光源としては低圧水銀灯、高圧水銀灯、ケミカルラン
プ、殺菌灯、重水素ランプ等が挙げられる。
【0028】光重合開始剤としては例えば、ベンゾイ
ン、α−メチルベンゾイン、α−ベンジルベンゾイン、
α−メチロールベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾフ
ェノン、クロロベンゾフェノン、アセトフェノン、アセ
トイン、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベンジ
ルジエチルケタール、ベンジルイソプロピルケタール、
アントラキノン、2-クロロアントラキノン、2-メチルア
ントラキノン、2-エチルアントラキノン、2-アミルアン
トラキノン、2-ニトロアントラキノン、アントラキノン
−1-アルデヒド、ベンゾイルパ−オキサイド、ラウリル
パーオキサイド、ジフェニルジスルフィド、ジベンゾイ
ルジスルフィド、ジアセチルジスルフィド、2-メチルカ
プトベンゾチアゾール、2-メルカプトベンゾオキサゾー
ル、2-メルカプトベンゾイミダゾール、チオキサント
ン、2-クロロチオキサントン、アゾビスイソブチロニト
リル等が挙げられる。これらは単独あるいは2種類以上
組み合わせて用いられる。
【0029】光重合開始剤の配合量は感光性樹脂組成物
の全固形分に対して 0.1〜10重量%である。 0.1重量%
未満では光硬化が遅く、11重量%を越えると自らの遮光
効果により増量効果が認められなくなるばかりか深部で
の光硬化が遅くなる。
【0030】また、本発明の感光性樹脂組成物には、必
要に応じて重合禁止剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止
剤、増感剤、相溶化剤、可塑剤、着色剤、安定剤、滑
剤、消泡剤、導電材料、磁性体、難燃剤、防腐剤、乾燥
剤等の添加剤を本来の性能を損なわない範囲で含有させ
ることもできる。
【0031】以上の配合成分から感光性フレキソ印刷版
の生版を得るまでの加工・成型方法については特に限定
しないが、通常、該配合成分を2本ロール、ニーダー、
プラストミル、エクストルーダー等を用いて混練し、該
混練物を加圧成型や押し出し成型によって1〜8mm程度
の厚みのシート状にすると共に、該シートの各面に接着
層とポリエチレンテレフタレートフィルム等の透明支持
体からなるベースフィルムと、ポリビニルアルコール等
の水溶性の剥離層とポリエチレンテレフタレートフィル
ム等の透明支持体からなるカバーフィルムを圧着させ
て、生版を得る。
【0032】ついで、生版の裏面に紫外線を照射して裏
露光を行い、カバーフィルムを剥がしネガフィルムを密
着させ、紫外線を照射し画像部を硬化させる。そして露
光されない非画像部を水で洗い流した後、乾燥し、乾燥
物を後露光して刷版を得る。
【0033】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお実施例中の「部」および「%」はそれ
ぞれ「重量部」および「重量%」を意味する。また、反
応性マイクロゲルの粒径は、光回折粒度分布計(島津製
作所社製「SALD−1100」)を用いて測定した。屈折率
は、アッベ屈折計(アタゴ社製「アッベ屈折計2T」)を
用い25℃でナトリウムD線により測定した。
【0034】(反応性乳化剤の合成例)ラウリルメタク
リレート 360部、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート150部、ブタノール 320部をセパラブルフラスコに
仕込み、錨型攪拌羽根で分速200回転で攪拌し、窒素雰
囲気下80℃に昇温後、2,2'−アゾビス(イソブチロニト
リル)(以降AIBNと略記する)4部を加え重合を開始し
た。重合を開始して4時間後、さらにAIBN 1部を加えて
2時間保持した後、空気をバブリングして空気雰囲気下
に戻し、酢酸60部とグリシジルメタクリレート14部を加
え、2時間保持して重合を完結せしめた。得られた反応
性乳化剤の数平均分子量は、GPC測定によると約 200
00であった。 (非反応性乳化剤の合成例)グリシジルメタクリレート
を加えない以外は、反応性乳化剤の合成例と同様であ
る。
【0035】(反応性マイクロゲルの合成例1)2-エチ
ルヘキシルアクリレート 192部、1,6-ヘキサンジオール
ジアクリレート48部、反応性乳化剤(固形分59%)40
部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(花王
社製「エマルゲン 950」)24部、AIBN 1.2部、イオン交
換水 496部をセパラブルフラスコに仕込み、錨型攪拌羽
根で分速 300回転で攪拌し、窒素雰囲気下80℃に昇温し
て重合を開始した。重合を開始して2時間後、2,2'−ア
ゾビス(2-アミジノプロパン)ジヒドロクロリド(以降
AAPDと略記する)の10%水溶液12部を加えて3時間保持
した後、空気をバブリングして空気雰囲気下に戻し、グ
リシジルメタクリレート 2.4部を加え、2時間保持して
重合を完結せしめた。得られた反応性マイクロゲルの粒
径は約2μm である。得られた水分散体を60℃のオーブ
ンで水分率 0.1%以下まで乾燥させて乾燥物とした。乾
燥物を50℃、150kg/cm2 の条件で15分間加圧成形して厚
さ 1.5mmのシートにし、これについて屈折率を測定した
ところ、 1.475であった。
【0036】(反応性マイクロゲルの合成例2)2-エチ
ルヘキシルアクリレート 168部、1,6-ヘキサンジオール
ジアクリレート48部、スチレン24部、反応性乳化剤(固
形分59%)40部、「エマルゲン 950」24部、AIBN 1.2
部、イオン交換水 496部をセパラブルフラスコに仕込
み、錨型攪拌羽根で分速 300回転で攪拌し、窒素雰囲気
下80℃に昇温して重合を開始した。重合を開始して2時
間後、10%AAPD水溶液12部を加えて3時間保持した後、
空気をバブリングして空気雰囲気下に戻し、グリシジル
メタクリレート 2.4部を加え、2時間保持して重合を完
結せしめた。得られた反応性マイクロゲルの粒径は約1
μm である。合成例1と同様にして屈折率を測定したと
ころ、 1.491であった。
【0037】(反応性マイクロゲルの合成例3)両末端
アクリル変性ポリブタジエン(出光石油化学社製「R45A
CR-LC 」、数平均分子量3000〜4000) 100部、反応性乳
化剤(固形分59%)17部、「エマルゲン950」10部、酢
酸 2部、イオン交換水 200部をセパラブルフラスコに仕
込み、錨型攪拌羽根で分速 300回転で攪拌し、窒素雰囲
気下80℃に昇温後、10%AAPD水溶液 8部を加え重合を開
始した。重合を開始して2時間後、さらに10%AAPD水溶
液を2部加えて3時間保持した後、空気をバブリングし
て空気雰囲気下に戻し、グリシジルメタクリレート 2.4
部を加え、2時間保持して重合を完結せしめた。得られ
た反応性マイクロゲルの粒径は約4μm である。合成例
1と同様にして屈折率を測定したところ、 1.538であっ
た。
【0038】(非反応性マイクロゲルの合成例1)反応
性乳化剤の代わりに非反応性乳化剤を用いることと、グ
リシジルメタクリレートを加えない以外は反応性マイク
ロゲルの合成例1と同様である。 (非反応性マイクロゲルの合成例2)反応性乳化剤の代
わりに非反応性乳化剤を用いることと、グリシジルメタ
クリレートを加えない以外は反応性マイクロゲルの合成
例3と同様である。
【0039】(実施例1)反応性マイクロゲルの合成例
1の乾燥物50部、ウレタンアクリレートエラストマー
(三洋化成工業社製「UV49」、屈折率 1.491)20部、ア
クリルゴム(日本ゼオン社製「AR51」、屈折率 1.471)
30部およびベンジルジメチルケタール 0.1部を2本ロー
ルにて混練した。 (実施例2)「UV49」の代わりに、ウレタンアクリレー
トエラストマー(日本合成化学工業社製「UT1829」、屈
折率 1.484)を用いた以外は、実施例1と同様である。
【0040】(実施例3)反応性マイクロゲルの合成例
2の乾燥物50部、1,6-ヘキサンジオールジアクリレート
(屈折率 1.478)10部、水添スチレン−イソプレン−ス
チレンゴム(三菱油化社製「ラバロン SE6301C」、屈折
率 1.492)40部、ベンジルジメチルケタール 0.1部を2
本ロールにて混練した。 (実施例4)反応性マイクロゲルの合成例3の乾燥物50
部、ウレタンアクリレートエラストマー(早川ゴム社製
「LN56」、屈折率 1.526)20部、イソプレンゴム(日本
合成ゴム社製「IR2200」、屈折率 1.520)30部、ベンジ
ルジメチルケタール 0.1部を2本ロールにて混練した。
【0041】(実施例5)反応性マイクロゲルの合成例
3の乾燥物50部、ウレタンアクリレートエラストマー
(早川ゴム社製「LN22」、屈折率 1.533)20部、ブタジ
エンゴム(日本合成ゴム社製「BR02L 」、屈折率 1.52
2)30部、ベンジルジメチルケタール 0.1部を2本ロー
ルにて混練した。 (実施例6)反応性マイクロゲルの合成例1の乾燥物50
部、「UV49」20部、「AR51」30部、ベンジルジメチルケ
タール 0.1部、熱重合禁止剤o-t-ブチルフェノール0.01
部を2本ロールにて混練した。 (実施例7)反応性マイクロゲルの合成例3の乾燥物50
部、「LN22」20部、「BR02L 」30部、ベンジルジメチル
ケタール 0.1部、熱重合禁止剤o-t-ブチルフェノール0.
01部を2本ロールにて混練した。
【0042】(比較例1)「AR51」の代わりに「BR02L
」を用いた以外は実施例1と同様である。 (比較例2)「UV49」の代わりに「LN22」を用いた以外
は実施例1と同様である。 (比較例3)反応性マイクロゲルの合成例1の乾燥物50
部、「LN22」20部、「BR02L 」30部、ベンジルジメチル
ケタール 0.1部を2本ロールにて混練した。
【0043】(比較例4)「IR2200」の代わりに「AR5
1」を用いた以外は実施例4と同様である。 (比較例5)「LN56」の代わりに「UV49」を用いた以外
は実施例4と同様である。 (比較例6)反応性マイクロゲルの合成例3の乾燥物50
部、「UV49」20部、「AR51」30部、ベンジルジメチルケ
タール 0.1部を2本ロールにて混練した。
【0044】(比較例7)反応性マイクロゲルの合成例
1の乾燥物の代わりに非反応性マイクロゲルの合成例1
の乾燥物を用いる以外は実施例6と同様である。 (比較例8)反応性マイクロゲルの合成例3の乾燥物の
代わりに非反応性マイクロゲルの合成例2の乾燥物を用
いる以外は実施例7と同様である。
【0045】(シート化)実施例1〜7および比較例1
〜8で得た混練物を、片面にポリビニルアルコールを約
1μm 塗布した厚さ 100μm のポリエチレンテレフタレ
ートフィルムと、何も塗布していない厚さ 100μm のポ
リエチレンテレフタレートフィルムとの間に鋏み、50
℃、100kgf/cm2の条件で15分間加圧成型し、厚さ2mmの
生版を得た。
【0046】(物性評価)実施例1〜5、比較例1〜6
の生版について現像性とラチチュードを評価した。ただ
し、現像性は現像速度で、ラチチュードは画像形成後の
微細凹点の深さで評価した。また、生版に全面露光を行
なって硬化物とし、これについて耐水性、硬度、強度、
反発弾性を評価した。ただし、耐水性は水膨潤率で評価
した。結果を表1に示す。それぞれの測定条件は以下の
通りである。
【0047】現像速度(μm/min):現像機(秀栄堂印刷
器材社製「月MレリーフペットA4」)を用い、25℃の水
道水で現像した。 凹点の深さ(μm ):レリーフ高さが1mmになるよう裏
露光を行ない、3%、48線/cmのハイライトを形成せしめ
る最低表露光を施し、現像後、直径 200μm の凹点の深
さを光学顕微鏡にて測定した。但し、露光光源には 360
nmにピークをもつケミカルランプ(三菱電気オスラム社
製「FL20SBL-360 」)を用いた。
【0048】水膨潤率、硬度、強度、反発弾性の測定に
は、前記ケミカルランプを用いて生版の表裏各面に3000
mJの露光を行ない、これを試料とした。 水膨潤率(%):10×40×2(mm) のサイズの試料を24時
間、25℃のイオン交換水に浸漬し、次式より求めた。 (( 水に24時間浸漬後の重量)/(浸漬前の重量)−1)
×100 硬度(JIS-A) :JIS-K6301 に準ずる。 破断強度(kgf/cm2) :試料サイズ10×40×2(mm)、引張
り速度50mm/minで測定した。 反発弾性(%):JIS-K6301 に準ずる。
【0049】
【表1】
【0050】また、実施例6〜7、比較例7〜8の生版
については、現像速度、水膨潤率、40℃、1カ月保存後
の現像速度を測定した。この結果を表2に示す。
【表2】
【0051】
【発明の効果】本発明の感光性樹脂組成物は、反応性マ
イクロゲルを含有していることにより経時的に安定な水
現像性と、耐水性とを兼ね備え、低硬度、高反発弾性を
実現している。また、反応性マイクロゲルと他の成分と
の屈折率の差が少ないため、これを含む感光性フレキソ
印刷版はラチチュードが広く、高解像度と高いレリーフ
高さを両立し得る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−178946(JP,A) 特開 平5−204139(JP,A) 特開 平3−75750(JP,A) 特開 平5−45874(JP,A) 特開 平6−194833(JP,A) 特開 平6−51511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/027 G03F 7/032

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応性マイクロゲル(1) 、25℃、ナトリウ
    ムD線での測定に於いて前記(1) との屈折率の差が±0.
    04以内であるα, β−重合性不飽和二重結合を有する化
    合物(2) および25℃、ナトリウムD線での測定に於いて
    前記(1) との屈折率の差が±0.04以内であるゴムもしく
    は熱可塑性エラストマー(3) を含むことを特徴とする感
    光性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】反応性マイクロゲル(1) が、α, β−重合
    性不飽和二重結合を有する化合物(a) を、α, β−重合
    性不飽和二重結合および第3級アンモニウム塩を含有す
    る反応性乳化剤(b) を用いて乳化重合あるいは懸濁重合
    により得られたマイクロゲル(A) と、エポキシ基および
    α, β−重合性不飽和二重結合を有する化合物(B) とを
    反応させてなることを特徴とする請求項1記載の感光性
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の感光性樹脂組成物
    を含むことを特徴とする感光性フレキソ印刷版。
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