JP2995118B2 - 部材の位置決め装置およびこの装置を用いた掘削機の掘削方向制御装置 - Google Patents

部材の位置決め装置およびこの装置を用いた掘削機の掘削方向制御装置

Info

Publication number
JP2995118B2
JP2995118B2 JP4032591A JP3259192A JP2995118B2 JP 2995118 B2 JP2995118 B2 JP 2995118B2 JP 4032591 A JP4032591 A JP 4032591A JP 3259192 A JP3259192 A JP 3259192A JP 2995118 B2 JP2995118 B2 JP 2995118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
inner peripheral
circular inner
annular member
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4032591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05202689A (ja
Inventor
敏明 三沢
芳秀 清沢
順 坂田
昭夫 池田
Original Assignee
石油公団
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石油公団 filed Critical 石油公団
Priority to JP4032591A priority Critical patent/JP2995118B2/ja
Priority to CA002106754A priority patent/CA2106754C/en
Priority to US08/117,204 priority patent/US5353884A/en
Priority to DE69314104T priority patent/DE69314104T2/de
Priority to PCT/JP1993/000068 priority patent/WO1993015300A1/ja
Priority to EP93902509A priority patent/EP0577845B1/en
Publication of JPH05202689A publication Critical patent/JPH05202689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2995118B2 publication Critical patent/JP2995118B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B7/00Special methods or apparatus for drilling
    • E21B7/04Directional drilling
    • E21B7/06Deflecting the direction of boreholes
    • E21B7/062Deflecting the direction of boreholes the tool shaft rotating inside a non-rotating guide travelling with the shaft

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は操作軸、探針などの部材
の位置決め装置に関し、さらに詳しくは、中空型の調和
変速機を利用して部材の位置決めを行うように構成され
た位置決め装置に関するものである。
【0002】また、本発明は、石油井掘削機などに代表
される掘削機の掘削方向を制御するための制御装置に関
するものであり、中空型の調和変速機を利用して掘削機
ドリルの回転シャフトをその回転軸線とほぼ直交する方
向に変位させることにより、その先端に支持されている
ドリルビットの掘削方向を制御するように構成された掘
削機の掘削方向制御装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術および解決しようとする課題】近年におい
ては、数値制御による工作機械の進歩、IC製造技術の
進歩などに伴って、高精度の微細加工が必要とされる加
工工程が多くなってきている。高精度で加工を行うため
には、加工機械あるいはワークの位置を、目標とする位
置に正確に設定する必要がある。
【0004】一方、石油井掘削機の分野においては、固
い岩盤などを迂回して掘削動作を継続させるために、ド
リルの進行方向を変更する必要がある。また、掘削中に
何らかの原因で掘削方向に狂いが起きた場合において
も、掘削方向を目標とする方向に修正するために、ドリ
ルビットの進行方向を制御する必要がある。
【0005】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
中空型の調和変速機を用いて精度良く部材の位置決めを
行うことの可能な位置決め装置を実現することにある。
【0006】また、本発明の課題は、石油井掘削機など
に代表される掘削機において、中空型の調和変速機を用
いて、簡単な構成で精度良く掘削方向を制御することの
できる掘削機の掘削方向制御装置を実現することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用】上記の課題を解決
するために、本発明による部材の位置決め装置は、円筒
部材と、この円筒部材の円形内周面上に回転自在に支持
されていると共に、当該円筒部材に対して偏心した円形
内周面を備えた第1の円環状部材と、この第1の円環状
部材の前記円形内周面上に回転自在に支持されていると
共に、当該円形内周面に対して偏心した円形内周面を備
えた第2の円環状部材と、前記第1および第2の円環状
部材をそれらの部材中心の回りに相対的に回転させる中
空型の調和歯車減速機と、この調和歯車減速機と同軸状
態に配列され、当該調和歯車減速機を駆動するための中
空型のモータとを有した構成を採用している。さらに、
円筒部材に対する第1の円環状部材の円形内周面の偏心
量を、この第1の円環状部材に対する第2の円環状部材
の円形内周面の偏心量と等しくなるように設定してあ
る。
【0008】位置決め対象の部材を、上記の第2の円環
状部材の円形内周面の中心と一体的に移動するように、
この第2の円環状部材に連結する。この状態で、これら
の第1および第2の円環状部材を相対回転させると、第
2の円環状部材の円形内周面の中心位置は、双方の円環
状部材の円形内周面の中心の移動を示すベクトルの和と
して規定される。よって、第1および第2の円環状部材
の回転位置、相対回転量を制御することにより、双方の
円形内周面の偏心距離を合わせた長さの半径を有する円
の範囲内の任意の位置に、位置制御対象の部材の中心を
位置決めすることができる。
【0009】次に、本発明の掘削機の掘削方向制御装置
は、円筒部材と、この円筒部材の円形内周面上に回転自
在に支持されていると共に、当該円筒部材に対して偏心
した円形内周面を備えた第1の円環状部材と、この第1
の円環状部材の前記円形内周面上に回転自在に支持され
ていると共に、当該円形内周面に対して偏心した円形内
周面を備えた第2の円環状部材と、前記第1および第2
の円環状部材をそれらの部材中心の回りに相対的に回転
させる中空型の調和歯車減速機とを有し、前記円筒部材
に対する前記第1の円環状部材の円形内周面の偏心量
と、この第1の円環状部材に対する前記第2の円環状部
材の円形内周面の偏心量とが等しくなるように設定され
ており、前記第2の円環状部材の円形内周面の中心と一
体的に移動するように位置決め対象の部材を当該第2の
円環状部材に連結して、前記第1および第2の円環状部
材を相対回転させることによって、前記部材の位置決め
を行うようになっており、前記位置決め対象の部材は掘
削機ドリルの回転シャフトであり、当該回転シャフトの
回転力により前記調和歯車減速機が駆動されることを特
徴としている。
【0010】第2の円環状部材の円形内周面を、掘削機
ドリルの回転シャフトが丁度嵌まる寸法に設定してお
き、回転シャフトを、この中および、上記の第1および
第2の調和減速機の中空部を貫通した状態に配置する。
この状態で第1および第2の円環状部材を相対回転させ
ることにより、上述したように、第2の円環状部材の内
周面の中心を所定の半径の円内の任意の位置に移動させ
ることができる。すなわち、この第2の円環状部材の円
形内周面によって外周部分が支持されている回転シャフ
トの部分が、その回転軸線に直交する全ての方向に向け
て所定の量だけ撓まされる。この結果、回転シャフトの
進行方向が変更される。
【0011】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】第1の実施例
【0013】図1乃至図5には、本発明を石油井掘削機
の掘削方向制御装置に適用した例を示してある。
【0014】図1には本例の石油井掘削機の全体構成を
示してある。この図において、1は石油井掘削機であ
り、2はその回転シャフトである。この回転シャフト2
の先端部分にはドリルカラー3が同軸状態に連結されて
おり、このドリルカラー3の先端にドリルビット4が支
持されている。回転シャフト2の上端側は、これを回転
駆動させるための駆動機構(図示せず)に連結されてい
る。さらに、ドリルカラー3の上方側の隣接位置には回
転シャフト2の外周を囲む状態に、掘削方向制御装置5
が配置されている。また、この掘削方向制御装置5の上
方には、その位置における回転シャフト2の進行方向を
一定の方向、通常は垂直方向に保持するためのシャフト
保持機構6が配置されている。
【0015】図2には本例の掘削方向制御装置5の概略
断面構成を示してある。この掘削方向制御装置5は、回
転シャフトの外周を囲む状態に配置した円筒形ハウジン
グ7と、この内側に上下に所定の間隔を置いて組み込ま
れた中空型の第1および第2の調和歯車減速機8、9
と、同じくハウジング7の内側においてこれらの調和歯
車減速機の間に組み込まれた二重偏心機構部10から基
本的に構成されている。二重偏心機構部10は、ハウジ
ング7の内周面に固定支持された円筒部材11と、この
の内側に回転自在に装着された第1の環状部材12と、
この環状部材12の内側に回転自在に装着された第2の
環状部材13から構成されている。なお、円筒形ハウジ
ング7はその外周面に回転防止用の突起(図示せず)が
形成されており、掘削時にはこれらの突起が掘削穴の内
周壁に突き刺さることで回転しないようになっている。
【0016】上記の第1の調和歯車減速機8は、環状の
第1および第2の剛性内歯車81、82と、これらの内
側に配置された環状の可撓性外歯車83と、その内側に
配置された楕円形状の波動発生器84から構成されてい
る。波動発生器84は、楕円形状をした剛性カム板84
1と、その外周と外歯車83の間に挿入されたボールベ
アリング842から構成され、楕円形の剛性カム板84
1の中心には中空部841aが形成されている。この中
空部841a内を回転シャフト2が遊びの有る状態で貫
通している。上記の第1の剛性内歯車81は、円筒形ハ
ウジング7の内周面に形成したフランジ71に支持固定
されている。第2の剛性内歯車82にはオルダム型調心
機構15を介して二重偏心機構部10の最も内側の第2
の環状部材13が連結されており、これらが一体回転す
るようになっている。また、本例では、波動発生器84
は、電磁クラッチ機構16を介して回転シャフト2の側
に連結されており、回転シャフトの回転力を、ここに伝
達可能となっている。
【0017】下側に配置されている第2の調和歯車減速
機9も第1の調和歯車減速機8と同一構成である。すな
わち、環状の第1および第2の剛性内歯車91、92
と、環状の可撓性外歯車93と、楕円形の波動発生器9
4から構成されている。波動発生器94の剛性カム板に
は中空部941aが形成されており、ここに回転シャフ
ト2が遊びのある状態で貫通している。第1の剛性内歯
車91は円筒形ハウジング7の内周面に支持固定されて
いる。第2の剛性内歯車92には二重偏心機構部10の
中間に位置する第1の環状部材12が連結されており、
これらが一体回転するようになっている。さらに、波動
発生器94は、電磁クラッチ機構26を介して回転シャ
フト2の側に連結されており、回転シャフトの回転力
を、ここに伝達可能となっている。
【0018】次に、図3も参照して二重偏心機構部10
の構造を説明する。この二重偏心機構部10の最も外側
の円筒部材11は、前述したシャフト保持機構部6によ
って規定されるシャフト中心、すなわちシャフト回転軸
A上に中心のある円形内周面11aが形成されている。
この円形内周面11aによって、ローラベアリング17
を介して、第1の環状部材12の円形外周面12aが回
転自在に支持されている。この第2の環状部材12に
は、シャフト回転軸Aに対して距離eだけ偏心した位置
Bを中心とする円形内周面12bが形成されている。こ
の円形内周面12bによって、ローラベアリング18を
介して、第2の環状部材13の円形外周面13aが回転
自在に支持されている。この第3の環状部材13には、
円形内周面12bの中心Bに対して同一距離eだけ偏心
した位置Cを中心とする円形内周面13bが形成されて
いる。この円形内周面13bによって、回転シャフト2
の外周面がローラベアリング19を介して回転自在の状
態で支持されている。
【0019】このように構成した二重偏心機構部10に
おいては、第1および第2の環状部材12、13の回転
角度位置および相対回転量を制御することにより、回転
シャフィト2を支持している最も内側の円形内周面13
bの中心Cを任意の方向に所定の距離だけ移動させるこ
とができる。
【0020】図4を参照して説明すると、第1の環状部
材12の円形内周面12bの中心Bは、シャフト回転中
心Aに対して距離eだけ偏心しているので、この中心A
を中心とする半径eの円が移動軌跡である。第2の環状
部材13の円形内周面13bの中心Cは、この移動軌跡
を描く中心Bに対して距離eだけ偏心しているので、こ
の中心Bを中心とする半径eの円が移動軌跡である。し
たがって、中心Cは、第1および第2の環状部材12、
13の回転角度、相対回転量を制御することによって、
中心Aを中心とした半径2eの円内の任意の位置に移動
させることができる。よって、この二重偏心機構部10
内に支持されている回転シャフト2の部分を、回転軸に
直交する平面上における任意の方向に最大2eの距離だ
け撓めることができる。
【0021】ここに、本例では、回転シャフト2の上方
側の位置は、シャフト保持機構部6によってその中心が
回転中心Aに保持されている。したがって、シャフト2
の先端側は、図2に示すように、シャフト保持機構部6
の中心Aと、二重偏心機構部10における中心Cとを結
ぶ線分Lに沿った方向に進行方向(掘削方向)が変更さ
れることになる。
【0022】なお、本例においては、第1および第2の
環状部材12、13に形成されている円形内周面の中心
B、Cの偏心量が共にeであるので、掘削方向を制御す
る必要の無い場合には、掘削方向制御装置5を貫通して
いる回転シャフトの部分の中心Cが、このシャフトの回
転軸線A上に位置決めされる。
【0023】図5には、上記のようにして掘削方向を変
更する掘削方向制御装置5の制御系の概要を示してあ
る。図において、200は石油井掘削機1の全体の駆動
制御を司るホストコンピュータであり、201は掘削方
向制御装置のコントローラである。ホストコンピュータ
200からは、掘削方向を規定する方位および角度を表
す指令信号200Sがコントローラ201に供給され
る。コントローラ201は、受け取った指令信号200
Sに基づき、第1および第2の環状部材12、13の目
標回転位置を演算する目標回転位置演算部202を有し
ている。また、各環状部材12、13に取付けた検出器
211、212の検出信号211S、212Sに基づ
き、各環状部材12、13の実際の回転位置を演算する
実回転位置演算部203を有している。さらに、各環状
部材12、13の実際の回転位置が目標回転位置となる
ように各調和歯車減速機8、9を駆動制御するための駆
動制御信号204を発生する駆動信号発生部204を有
している。この駆動信号発生部204から発生される駆
動信号204Sはそれぞれ調和歯車減速機の駆動制御ユ
ニット213、214に送られる。この駆動信号204
Sを受け取ると、各駆動制御ユニット213、214
は、電磁クラッチ16、26を制御することにより、各
減速機8、9を駆動して、その減速回転出力要素である
剛性内歯車82、92を目標とする回転位置まで回転し
て、そこに保持する。このような駆動制御は、予めホス
トコンピュータ内に格納された制御プログラムを実行す
ることにより達成される。
【0024】以上説明したように、本例の掘削方向制御
装置においては、一対の中空型の調和歯車減速機を用い
て第1および第2の環状部材12、13の回転角度位置
および相対回転量を変更することによって、第2の環状
部材の円形内周面内を貫通している回転シャフトの部分
を、回転軸に直交する平面上における任意の方向に所定
の量だけ撓ませることができる。したがって、掘削方向
を任意の方向に変更することができる。また、精度およ
び応答性の高い調和歯車減速機を利用しているので、制
御性に優れた掘削方向の制御を実現することができる。
さらには、調和歯車減速機として中空型のものを利用し
ているので、回転シャフトの外周に掘削方向制御装置を
コンパクトに組み付けることができ、設置スペースが少
なくて済むという利点もある。
【0025】第2の実施例
【0026】図6、図7には、本発明を適用した円柱軸
の位置決め装置を示してある。本例の位置決め装置30
は、中空型のアクチュエータ31を有しており、このア
クチュエータ31の出力側に、第1の実施例における場
合と同様な構造の二重偏心機構部32が連結されてい
る。位置決め対象の円柱軸33は、アクチュエータ31
および二重偏心機構部32を貫通して延びている。アク
チュエータ31は、中空型のコップ状調和歯車減速機3
4と、これと同軸状態に配列された中空型のACサーボ
モータ35から構成されている。このACサーボモータ
35の中空出力軸35aが調和歯車減速機34の波動発
生器34aに連結されており、調和歯車減速機34の減
速回転出力要素であるコップ状の可撓性外歯車34bの
コップ底面側のフランジ34cには、第1および第2の
電磁クラッチ36、37を介して、二重偏心機構部32
の第1の環状部材322、第2の環状部材323がそれ
ぞれ接続されている。
【0027】本例においては、二重偏心機構部32にお
ける最も外側の円筒部材が装置ハウジング38に一体形
成されており、その円形内周面321aには、ローラベ
アリング324を介して第1の環状部材322が回転自
在に支持されている。この第1の環状部材322の円形
内周面322bの中心Bは、上記の円形内周面321a
の中心Aに対して距離eだけ偏心した位置にある。この
第1の円形内周面322bには、ローラベアリング32
5を介して第2の環状部材323が回転自在に支持され
ている。この第2の環状部材の円形内周面323bの中
心Cは、上記の円形内周面322bの中心Bに対して同
じく距離eだけ偏心している。
【0028】本例においても、第1および第2の電磁ク
ラッチ36、37の接続、切り離しを制御して、第1お
よび第2の環状部材322、323の回転角度位置およ
び相対回転量を調整することによって、第2の環状部材
の円形内周面323bによって支持されている円柱軸3
3、すなわちその中心33aを、中心Aを中心とする半
径2eの範囲内の任意の方向に位置決めすることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の位置決め
装置は、円筒部材の円形内周面によって第1の環状部材
を回転自在に支持し、この第1の環状部材の円形内周面
によって第2の環状部材を回転自在に支持すると共に、
第1の環状部材の円形内周面を円筒部材の中心に対して
偏心した位置に形成し、第2の環状部材の円形内周面も
第1の環状部材の円形内周面の中心に対して偏心した位
置に形成し、これら第1および第2の環状部材を中空型
の調和歯車減速機および中空型のモータを用いて相対的
に回転させる構成を採用している。したがって、第2の
環状部材の円形内周面によって位置決め対象の部材を支
持し、第1および第2の環状部材を相対的に回転するこ
とにより、この部材を所定の半径の範囲内で任意の方向
に位置決めできる。また、精度および応答性の高い調和
歯車減速機を利用しているので、位置決めを制御性よく
高分解能で行うことができる。さらには、中空型の調和
歯車減速機および中空型のモータからなる中空型のアク
チュエータを採用して、中空部分に位置決め対象の部材
を配置できるようにしてあるので、設置スペースが少な
くて済み、コンパクトに構成できるという利点もある。
【0030】また、本発明の掘削方向制御装置は、この
構成の位置決め装置と同様な構成を採用すると共に、中
空型のモータの代わりに、動力源として、位置決め対象
部材である掘削機の回転シャフトの回転力を利用して、
掘削機の回転シャフトをその回転軸に直交する方向に撓
めるようにしている。したがって、回転シャフトを回転
軸に直交する任意の方向に正確に撓めることができる。
また、掘削機の回転シャフトの回転力を駆動源として利
用しているのでコンパクトに構成できるという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した石油井掘削機の全体構成を示
す概略構成図である。
【図2】図1の組み込まれた掘削方向制御装置の構成を
示す模式図である。
【図3】図2の掘削方向制御装置における二重偏心機構
部の構成図である。
【図4】図2の掘削方向制御装置の動作を示す説明図で
ある。
【図5】図2の掘削方向制御装置の制御系を示す概略ブ
ロック図である。
【図6】本発明を適用した部材の位置決め装置の概略構
成図である。
【図7】図6の位置決め装置の二重偏心機構部の構成図
である。
【符号の説明】
1・・・石油井掘削機 2・・・回転シャフト 5・・・掘削方向制御装置 8・・・第1の調和歯車減速機 9・・・第2の調和歯車減速機 10・・・二重偏心機構部 11・・・円筒部材 12・・・第1の環状部材 12b・・・円形内周面 13・・・第2の環状部材 13b・・・円形内周面 30・・・位置決め装置 31・・・中空アクチュエータ 32・・・二重偏心機構部 33・・・円柱軸 34・・・調和歯車減速機 36、37・・・電磁クラッチ 322・・・第1の環状部材 322a・・・円形内周面 323・・・第2の環状部材 323b・・・円形内周面 A・・・円筒部材の中心 B・・・第1の環状部材の円形内周面の中心 C・・・第2の環状部材の円形内周面の中心 e・・・偏心距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−43694(JP,A) 特許2697982(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 1/10 - 49/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部材と、 この円筒部材の円形内周面上に回転自在に支持されてい
    ると共に、当該円筒部材に対して偏心した円形内周面を
    備えた第1の円環状部材と、 この第1の円環状部材の前記円形内周面上に回転自在に
    支持されていると共に、当該円形内周面に対して偏心し
    た円形内周面を備えた第2の円環状部材と、 前記第1および第2の円環状部材をそれらの部材中心の
    回りに相対的に回転させる中空型の調和歯車減速機と、 この調和歯車減速機と同軸状態に配列され、当該調和歯
    車減速機を駆動するための中空型のモータとを有してお
    り、 前記円筒部材に対する前記第1の円環状部材の円形内周
    面の偏心量と、この第1の円環状部材に対する前記第2
    の円環状部材の円形内周面の偏心量とが等しくなるよう
    に設定されており、 前記第2の円環状部材の円形内周面の中心と一体的に移
    動するように位置決め対象の部材を当該第2の円環状部
    材に連結して、前記第1および第2の円環状部材を相対
    回転させることによって、前記部材の位置決めを行うこ
    とを特徴とする部材の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 円筒部材と、 この円筒部材の円形内周面上に回転自在に支持されてい
    ると共に、当該円筒部材に対して偏心した円形内周面を
    備えた第1の円環状部材と、 この第1の円環状部材の前記円形内周面上に回転自在に
    支持されていると共に、当該円形内周面に対して偏心し
    た円形内周面を備えた第2の円環状部材と、 前記第1および第2の円環状部材をそれらの部材中心の
    回りに相対的に回転させる中空型の調和歯車減速機とを
    有し、 前記円筒部材に対する前記第1の円環状部材の円形内周
    面の偏心量と、この第1の円環状部材に対する前記第2
    の円環状部材の円形内周面の偏心量とが等しくなるよう
    に設定されており、 前記第2の円環状部材の円形内周面の中心と一体的に移
    動するように位置決め対象の部材を当該第2の円環状部
    材に連結して、前記第1および第2の円環状部 材を相対
    回転させることによって、前記部材の位置決めを行うよ
    うになっており、 前記位置決め対象の部材は掘削機ドリルの回転シャフト
    であり、当該回転シャフトの回転力により前記調和歯車
    減速機が駆動されることを特徴とする掘削機の掘削方向
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記調和減速機は、
    同軸状態に配列された中空型の第1および第2の調和減
    速機であり、前記第1の調和減速機には前記第1の円環
    状部材が連結され、前記第2の調和減速機には前記第2
    の円環状部材が連結されており、この第2の円環状部材
    の前記円形内周面によって、前記掘削機ドリルの回転シ
    ャフトの外周面を支持して、前記第1および第2の円環
    状部材を相対回転させることによって当該第2の円環状
    部材の円形内周面を偏心運動させ、ここに支持されてい
    る前記回転シャフトの部分を所定の方向に撓めることを
    特徴とする掘削機の掘削方向制御装置。
JP4032591A 1992-01-23 1992-01-23 部材の位置決め装置およびこの装置を用いた掘削機の掘削方向制御装置 Expired - Lifetime JP2995118B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4032591A JP2995118B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 部材の位置決め装置およびこの装置を用いた掘削機の掘削方向制御装置
CA002106754A CA2106754C (en) 1992-01-23 1993-01-20 Positioning device for a member and drilling-direction control device for a drilling system employing said positioning device
US08/117,204 US5353884A (en) 1992-01-23 1993-01-20 Positioning device for a member and drilling system employing said positioning device
DE69314104T DE69314104T2 (de) 1992-01-23 1993-01-20 Gerät zum positionieren eines elements und grabrichtungskontrollgerät für eine grabmaschine mit einem derartigen gerät
PCT/JP1993/000068 WO1993015300A1 (en) 1992-01-23 1993-01-20 Device for positioning member and excavating direction control device for excavator employing said device
EP93902509A EP0577845B1 (en) 1992-01-23 1993-01-20 Device for positioning member and excavating direction control device for excavator employing said device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4032591A JP2995118B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 部材の位置決め装置およびこの装置を用いた掘削機の掘削方向制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05202689A JPH05202689A (ja) 1993-08-10
JP2995118B2 true JP2995118B2 (ja) 1999-12-27

Family

ID=12363108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4032591A Expired - Lifetime JP2995118B2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 部材の位置決め装置およびこの装置を用いた掘削機の掘削方向制御装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5353884A (ja)
EP (1) EP0577845B1 (ja)
JP (1) JP2995118B2 (ja)
CA (1) CA2106754C (ja)
DE (1) DE69314104T2 (ja)
WO (1) WO1993015300A1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5875859A (en) * 1995-03-28 1999-03-02 Japan National Oil Corporation Device for controlling the drilling direction of drill bit
US7306058B2 (en) 1998-01-21 2007-12-11 Halliburton Energy Services, Inc. Anti-rotation device for a steerable rotary drilling device
US6340063B1 (en) 1998-01-21 2002-01-22 Halliburton Energy Services, Inc. Steerable rotary directional drilling method
US6234259B1 (en) * 1999-05-06 2001-05-22 Vector Magnetics Inc. Multiple cam directional controller for steerable rotary drill
CA2474230C (en) 1999-07-12 2008-04-01 Halliburton Energy Services, Inc. Command method for a steerable rotary drilling device
US6948572B2 (en) * 1999-07-12 2005-09-27 Halliburton Energy Services, Inc. Command method for a steerable rotary drilling device
US6618604B2 (en) * 2000-12-28 2003-09-09 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc. Method and apparatus for correcting the offset induced by field effect transistor photo-conductive effects in a solid state x-ray detector
GB0101633D0 (en) * 2001-01-23 2001-03-07 Andergauge Ltd Drilling apparatus
CA2351978C (en) * 2001-06-28 2006-03-14 Halliburton Energy Services, Inc. Drilling direction control device
CA2448723C (en) * 2003-11-07 2008-05-13 Halliburton Energy Services, Inc. Variable gauge drilling apparatus and method of assembly thereof
US7243739B2 (en) * 2004-03-11 2007-07-17 Rankin Iii Robert E Coiled tubing directional drilling apparatus
DE112005000820B4 (de) 2004-04-15 2022-05-12 Milwaukee Electric Tool Corp. Säge, wie eine Gehrungssäge
US7287605B2 (en) * 2004-11-02 2007-10-30 Scientific Drilling International Steerable drilling apparatus having a differential displacement side-force exerting mechanism
NO334262B1 (no) * 2007-06-20 2014-01-20 2TD Drilling AS Anordning ved apparat for retningsstyring av boreverktøy
CN102400644B (zh) * 2010-09-15 2014-04-23 长江大学 无级可调井眼轨迹控制工具
CA2749316C (en) * 2011-08-22 2013-08-20 Devico As Adjustable eccentric bushing assembly for a wireline-operated directional core barrel drill
GB2501461A (en) * 2012-03-12 2013-10-30 Tercel Ip Ltd A downhole drive
US9500031B2 (en) 2012-11-12 2016-11-22 Aps Technology, Inc. Rotary steerable drilling apparatus
US9134452B2 (en) 2012-12-10 2015-09-15 Schlumberger Technology Corporation Weighting function for inclination and azimuth computation
US9366087B2 (en) 2013-01-29 2016-06-14 Schlumberger Technology Corporation High dogleg steerable tool
US9573198B1 (en) 2013-06-06 2017-02-21 The Boeing Company Double eccentric positioning apparatus
US9068809B1 (en) 2013-06-06 2015-06-30 The Boeing Company Quasi-virtual locate/drill/shim process
US9932820B2 (en) 2013-07-26 2018-04-03 Schlumberger Technology Corporation Dynamic calibration of axial accelerometers and magnetometers
WO2015076826A1 (en) 2013-11-22 2015-05-28 Halliburton Energy Services, Inc. Down hole harmonic drive transmission
US10294725B2 (en) * 2014-03-12 2019-05-21 Halliburton Energy Services, Inc. Steerable rotary drilling devices incorporating a tilted drive shaft
US10521551B2 (en) 2015-11-16 2019-12-31 The Boeing Company Methods for shimming flexible bodies

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2745635A (en) * 1953-07-20 1956-05-15 John A Zublin Apparatus for drilling wells of large radii curved bores
US3023821A (en) * 1955-03-01 1962-03-06 Walter H Etherington Well tool
US2891769A (en) * 1955-05-02 1959-06-23 Directional Engineering Compan Directional drilling tool
US3042125A (en) * 1957-06-10 1962-07-03 Duncan Dan Mclean Full hole deflection tool
US2919897A (en) * 1958-07-07 1960-01-05 Regan Forge & Eng Co Deflection drilling tool
US3043381A (en) * 1960-05-05 1962-07-10 Jr Branch M Mcneely Means for controlling directional deviations in a well bore
US3713599A (en) * 1970-04-27 1973-01-30 Western Electric Co Apparatus for distributing a strand
US3650338A (en) * 1970-05-25 1972-03-21 Branch M Mcneely Jr Rotary bit guide
US4058163A (en) * 1973-08-06 1977-11-15 Yandell James L Selectively actuated vibrating apparatus connected with well bore member
JPS52105611A (en) * 1976-03-02 1977-09-05 Komatsu Mfg Co Ltd Drilling apparatus
US4346768A (en) * 1977-05-12 1982-08-31 Ross Frederick W Impact device with sinusoidal rotary-to-reciprocative converter
US4303135A (en) * 1977-08-18 1981-12-01 Benoit Lloyd F Directional drilling sub
FR2491989A2 (fr) * 1980-10-13 1982-04-16 Inst Francais Du Petrole Raccord coude a angle variable pour forages diriges
US4436163A (en) * 1978-12-13 1984-03-13 Black & Decker Inc. Arrangement for converting rotary motion to reciprocatory motion
US4394881A (en) * 1980-06-12 1983-07-26 Shirley Kirk R Drill steering apparatus
GB2091780B (en) * 1981-01-23 1984-08-01 Coal Industry Patents Ltd Drilling methods and equipment
DE3219362C1 (de) * 1982-05-22 1983-04-21 Wirth Maschinen- und Bohrgeräte-Fabrik GmbH, 5140 Erkelenz Verfahren und Vorrichtung zum Niederbringen von Bohrungen
US4506590A (en) * 1982-07-28 1985-03-26 Shimadzu Coporation Hydraulic rotary actuator
US4632191A (en) * 1985-04-05 1986-12-30 Gas Research Institute Steering system for percussion boring tools
JPH07116900B2 (ja) * 1986-10-13 1995-12-18 株式会社日さく 修正ボーリング装置
JPH0784896B2 (ja) * 1986-11-05 1995-09-13 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 撓み噛み合い式歯車装置
JP2503027B2 (ja) * 1987-09-21 1996-06-05 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 撓みかみ合い式歯車装置
CA2002135C (en) * 1988-11-03 1999-02-02 James Bain Noble Directional drilling apparatus and method
DE4017761A1 (de) * 1990-06-01 1991-12-05 Eastman Christensen Co Bohrwerkzeug zum abteufen von bohrungen in unterirdische gesteinsformationen
JPH0814233B2 (ja) * 1990-07-18 1996-02-14 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 部材の姿勢制御装置および掘削機の掘削方向制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0577845A1 (en) 1994-01-12
CA2106754C (en) 2001-05-08
JPH05202689A (ja) 1993-08-10
EP0577845A4 (en) 1994-06-22
CA2106754A1 (en) 1993-07-24
WO1993015300A1 (en) 1993-08-05
DE69314104T2 (de) 1998-04-16
EP0577845B1 (en) 1997-09-24
DE69314104D1 (de) 1997-10-30
US5353884A (en) 1994-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2995118B2 (ja) 部材の位置決め装置およびこの装置を用いた掘削機の掘削方向制御装置
JPH0814233B2 (ja) 部材の姿勢制御装置および掘削機の掘削方向制御装置
EP0728910B1 (en) Steerable rotary drilling system
CN1965143B (zh) 用于可转向的旋转工具中的旋转矢量传动装置
EP2707565B1 (en) Device and method for directional drilling
EP2994594B1 (en) Steering tool with eccentric sleeve and method of use
US9702193B2 (en) Apparatus and method for rotary steering
JPH09217576A (ja) シャフトの整列装置および方向掘削ドリルの整列装置並びに方向掘削穴の掘削方法
CN108278081A (zh) 基于不平衡力测量进行控制的旋转导向钻井***和方法
JP2697982B2 (ja) 掘削機の掘削方向制御装置
JP3124700B2 (ja) 掘削機の掘削方向制御装置
JP2001054829A (ja) 位置決め装置
JP3247575B2 (ja) 掘削機の掘削方向制御装置における角度検出装置
CN112392403A (zh) 全旋转指向式导向钻井工具的结构和导向调节方法研究
GB2325016A (en) Steerable rotary drilling system
JPH04350218A (ja) ソイルセメント壁施工用掘削機
JP2000192501A (ja) 削孔機及びその姿勢制御方法
JPS63105807A (ja) 小口径管の穿孔工法と穿孔・管接続工法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 13