JP2994002B2 - 金属条スリッターの板押え装置 - Google Patents

金属条スリッターの板押え装置

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淳一 相場
将治 白崎
清 河本
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、金属帯板を繰り出しながら幅の狭い金属条
にスリットする金属条スリッターにおいて、スリット時
に金属条が変形するのを防止する板押え装置に関するも
のである。
「従来の技術」 第4図及び第5図を参照しながら従来の板押え装置を
説明する。
コイル状に巻かれた金属帯板aは図示しないピンチロ
ールにより水平方向へ繰り出され、その走行方向の両側
には、当該走方向に沿って対称方向に回転する回転軸1,
1が設けられ、この回転軸1,2には所定間隔で多数の円板
状のカッター3,4が固定されており、両回転軸1,2のカッ
ター3,4の近接する外周のエッジの間に金属帯板aを繰
り込み、幅の広い金属帯板aを幅の狭い金属状にスリッ
トし、各金属条は図示しない巻取軸に固定されたスプー
ルに巻き取られるようになっている。
両回転軸1,2のカッター3,4のエッジが接触又は近接す
るスリット部cにおいては、スリット時に金属条が変形
するのを防止するため、各回転軸1,2における隣接のカ
ッター3,3及び4,4相互の間に、通過する金属帯板aを介
して相対しかつ当該金属帯板aに密に接触する状態に押
え板5,6を設け、下方の各押え板6の支持バー60,61に固
定するとともに、上方の各押え板5は支持バー50,51に
よって浮上しないようになっている。
「発明が解決しようとする課題」 前述した従来の板押え装置は、金属帯板aの先頭が前
記スリット部cを通過する(以下これを「通板」と言
う。)とき、上方の各押え板5を手で第4図右方向に抜
き出し、金属帯板aの先頭をゆっくりスリット部まで繰
り出し、上方の各押え板5を第4図右方向からカッター
3,4相互の間へ図示の状態に挿入した後でなければ、本
格的なスリッティングを開始することができず、通板に
非常に手間がかかった。
近時はコスト低減のため、幅の広い金属帯板を一工程
で幅の狭い多数の金属条にスリッティングしてそのまま
製品化する傾向にあるので、通板時に抜き出して再挿入
する押え板5の数がそれだけ多く、通板時における時間
ロスは特に顕著になっている。
本発明の目的は、このような問題を解決して通板が迅
速円滑に行なわれる板押え装置を提供することにある。
「課題を解決するための手段」 本発明に係る金属条スリッターの板押え装置は、前述
の目的を達成するため、金属帯板の送行方向に沿って対
称的に回転する回転軸に所定の間隔で多数の円板状のカ
ッターを固定し、一方の回転軸のカッターのエッジと他
方の回転軸のカッターのエッジとの間に金属帯板を繰り
込みながら、当該金属帯板を幅の狭い多数の金属条にス
リットするスリッターのスリット部において、各回転軸
における隣接のカッターの間に、通過する金属帯板を介
して平行状態で相対しかつ当該金属帯板に密に接触する
状態に押え板を設け、一方の側の押え板を他方の側の押
え板に対して平行状態で離反及び近接させるべく駆動さ
せる駆動装置を設けたものである。
一方の側の押え板を駆動させる駆動装置を設けること
に代えて、両側の押え板を互いに他方の側の押え板に対
して離反及び近接させるべく駆動させる駆動装置を設け
てもよい。
「作用」 金属帯板がスリット部を通過する前に、前記駆動装置
によって一方の回転軸のカッター間にある押え板と他方
の回転軸のカッター間にある押え板との間をわずかに離
反させ、金属帯板の先頭部分が両側の押え板の間に繰り
込まれた状態で、前記駆動機構により押え板を原位置に
復帰させることによって、通板が瞬時にかつ円滑に行な
われる。
両側の押え板を駆動させる駆動装置を設けているとき
は、両側の駆動装置を作動させる。
「実施例」 以下第1図〜第3図を参照して本発明に係る板押え装
置の好適な実施例を説明する。
なお、第4図及び第5図の装置と同じ名称の部分につ
いては、以下の実施例においても同一の符号を使用す
る。
金属帯板aはコイル状に巻かれており、図示しないピ
ンチロール等によって繰り出しつつ下向きに走行するよ
う方向変換させられ、金属条スリッターbに連続して供
給される。
スリッターbにおいては、金属帯板aの下方走行部位
を挟むように、可動フレーム10へ回転自在に支持された
回転軸1と、固定フレーム20へ回転自在に支持された回
転軸2とが設定され、両回転軸1,2は、図示しない駆動
装置により金属帯板aを送る方向へ対称的に回転するよ
うになっている。
各回転軸1,2には、スペーサ11,21を介して円板状の多
数のカッター3,4がそれぞれ対をなすように所定の間隔
で固定されており、それぞれ対をなす各カッター3,4の
近接する外周のエッジの間に前記金属帯板aを繰り込
み、当該金属帯板aを幅の狭い多数の金属条にスリット
するように構成されている。
各カッター3,4のエッジが近接するスリット部cにお
いては、各隣接のカッター3,3及び4,4の間に、当該スリ
ット部cを通過する金属帯板a(スリット直後の金属条
を含む)を挟んで相対し、かつ平行状態で当該金属帯板
aへ密に接するように硬質材料(例えば商標名「ベーク
ライト」その他の硬質の合成樹脂、アルミニウム及びそ
の合金その他の金属等)からなる押え板5,6がそれぞれ
挿入されている。
各押え板5相互及び各押え板6相互は、前記スリット
部cを金属帯板aの走行方向の前後から挟む位置であっ
て、かつ通過する金属帯板aと干渉しない位置で、上下
の支持バー50,51及び60,61によりそれぞれ連結されてお
り、上部の支持バー50,60の間及び下部の支持バー51,61
の間には、両端部においてばね7が圧縮状態に介在させ
てある。
スリッターbにおける金属帯板aの走行部位の両側上
下には、相互に連結された上部可動フレーム52と下部可
動フレーム62とが水平かつ平行するように設けられてい
る。
上部可動フレーム52にはそれぞれの先端が支持バー5
0,60に連結されたエアシリンダからなる駆動装置53,63
が、また、下部可動フレーム62にはそれぞれの先端が支
持バー51,61に連結された同様な駆動装置54,64がそれぞ
れ設置されている。
したがって、駆動装置53,54,63,64を駆動させること
により、両側の押え板5,6は平行状態で一斉に離反及び
近接するように作動する。
この実施例では、金属帯板aの先端がスリッターbに
近ずくと光電管からなるセンサdがこれを検出し、この
検出に伴なって駆動装置53,54,63,64が作動して第3図
にように押え板5,6をわずかに離反させ、タイマによっ
て設定された時間が経過すると(センサdが金属帯板a
の先端部を検出した時から、当該先端部が押え板5,6の
間に移動するまでの時間を金属帯板aの走行速度から予
め計算してタイマにセットしておく。)、再度駆動装置
53,54,63,64が作動して押え板5,6を第1図及び第2図の
状態に復帰させるように構成している。
したがって、金属帯板aの先頭がスリット部cを通過
する通板時に人の手作業を一切要しないとともに、通板
は瞬時にかつ円滑に終了する。
この実施例においては、側方のフレーム81にスクリュ
ージャッキからなる駆動装置8を支持させ、回転軸1を
支持する可動フレーム10を前記駆動装置8に連結して、
カッター3,4の交換や研磨によりカッター径が変更した
ときは、変更したカッター径に合せたて駆動装置8が可
動フレーム10とともに回転軸1を図の左右方向に移動さ
せ、カッター3と4の位置を金属帯板aの通過面に適合
させるようになっている。
また、フレーム81には図示しないサーボモータによっ
て駆動する駆動装置(この例ではスクリュージャッキ)
9を支持させ、この駆動装置9を可動フレーム52,62に
連結し、前述のように金属帯板aの通過面が移動したと
きは、カッター3,4の径により計算された新たな通過面
の位置と、第1図のリニヤスケールからなる位置測定装
置91の表示とに基く制御により、駆動装置9が押え板5,
6を必要量だけ移動させて当該押え板5,6を金属帯板aの
通過面と一致させるように構成している。
金属条スリッターbは、前述のように金属帯板aの下
方走行部位でなく、従来のように水平方向の走行部位に
設置しても実施することができる。
前記実施例では、押え板5,6を同時に近接離反する方
向へ作動させるように構成したが、いずれかの一方を他
方へ近接離反するように構成しても実施することができ
る。
前記実施例では、押え板5相互及び押え板6相互を支
持バー50,60,51,61で連結したが、押え板5相互又は押
え板6相互が一斉に作動するようになっていれば、実施
例のような構成に限定されない。
駆動装置53,54,63,64にはエアシリンダを使用した
が、押え板5,6の間を開閉できるものであれば、スクリ
ュージャッキ、ラックピニオン、ソレノイドと復帰ばね
その他の公知の駆動装置を使用することができる。
また前記実施例においては、押え板5,6全体が近接離
反するように構成したが、金属帯板aの繰り込み側のみ
(第1図の上方のみ)において押え板5,6が近接離反す
るように構成しても実施することができる。
「発明の効果」 本発明によれば、金属帯板の先頭部がスリット部を通
過する通板時に押え板を自動的に開閉させることがで
き、通板時に手間を要せず円滑に通板が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る板押え装置の一例を示す要部の断
面図、第2図は第1図の矢印A−Aに沿う部分断面図、
第3図は押え板相互が開いた状態の部分平断面図、第4
図は従来の板押え装置の部分断面図、第5図は第4図の
矢印B−Bに沿う部分断面図である。 図中主要符号の説明 1,2は回転軸、10は可動フレーム、20は固定フレーム、
3,4は回転軸、5,6は押え板、50,51,60,61は支持バー、5
2,62は可動フレーム、53,54,63,64は駆動装置、aは金
属帯板、bは金属条スリッター、cはスリット部であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 博範 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河アルミニウム工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−18920(JP,U) 実開 昭55−55325(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23D 33/02 B23D 19/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属帯板の送行方向に沿って対称的に回転
    する回転軸に所定の間隔で多数の円板状のカッターを固
    定し、一方の回転軸のカッターのエッジと他方の回転軸
    のカッターのエッジとの間に金属帯板を繰り込みなが
    ら、当該金属帯板を幅の狭い多数の金属条にスリットす
    るスリッターのスリット部において、各回転軸における
    隣接のカッターの間に、通過する金属帯板を介して平行
    状態で相対しかつ当該金属帯板に密に接触する状態に押
    え板を設け、一方の側の押え板を他方の側の押え板に対
    して平行状態で離反及び近接させるべく駆動させる駆動
    装置を設けたことを特徴とする、金属条スリッターの板
    押え装置。
  2. 【請求項2】金属帯板の送行方向に沿って対称的に回転
    する回転軸に所定の間隔で多数の円板状のカッターを固
    定し、一方の回転軸のカッターのエッジと他方の回転軸
    のカッターのエッジとの間に金属帯板を繰り込みなが
    ら、当該金属帯板を幅の狭い多数の金属条にスリットす
    るスリッターのスリット部において、各回転軸における
    隣接のカッターの間に、通過する金属帯板を介して平行
    状態で相対しかつ当該金属板に密に接触する状態に押え
    板を設け、両側の押え板を互いに他方の側の押え板に対
    して平行状態で離反及び近接させるべく駆動させる駆動
    装置を設けたことを特徴とする、金属条スリッターの板
    押え装置。
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