JP2993157B2 - 記録媒体収容器用ケース体 - Google Patents

記録媒体収容器用ケース体

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JP2993157B2
JP2993157B2 JP3062177A JP6217791A JP2993157B2 JP 2993157 B2 JP2993157 B2 JP 2993157B2 JP 3062177 A JP3062177 A JP 3062177A JP 6217791 A JP6217791 A JP 6217791A JP 2993157 B2 JP2993157 B2 JP 2993157B2
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JP
Japan
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medium container
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gate
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JP3062177A
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良浩 清野
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、オーディオテ
ープ(記録媒体)用カセット等の記録媒体収容器を収納
する記録媒体収容器用ケース体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオテープ用カセットを収
納するカセットケースとしては、図3に示すように、下
板部1の両側に側板部2がそれぞれ設けられ、これらの
側板部2の上に上板部3が設けられ、かつこれらの下板
部1,両側板部2及び上板部3からなる空間の後側が後
板部4によって覆われてなる透明樹脂製の第1ケース体
5と、底板部6の両側及び前側に側板部7及び前板部8
が設けられてなる透明樹脂製の第2ケース体9とを互い
に開閉自在に連結したものが知られている。そして、上
記第1,第2ケース体5,9の開閉機構は、第1ケース
体5の側板部2の後板部4寄りに形成された凹部(また
は凸部)に、第2ケース体9の側板部7の内面に形成さ
れた凸部(または凹部)を嵌入することにより構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第1ケ
ース体5を射出成形法によって一体成形する場合、従
来、その樹脂注入口であるゲートは、例えば、上板部3
の側縁部あるいは、側板部2または後板部4に対応する
位置に設けられていた。これは、製品(第1ケース体
5)に形成されるゲート跡をなるべく目立たなくするた
めに行われていたものであるが、ゲート位置が偏った位
置にあるため、射出成形時のキャビティ内への溶融樹脂
の充填性が良くなく、特に、多数個取りを行う場合の成
形性が良好でない上に、成形品の収縮率が不均一となり
成形された製品に偏りが生じ易く、かつ応力集中が大き
いという問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ゲート跡が目立ちにく
く、意匠性に優れている上に、成形性が良好でかつ応力
集中が少なく、落下しても破損しにくい記録媒体収容器
用ケース体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、下板部の両側に側板部がそれ
ぞれ設けられ、これらの側板部の上に上板部が設けら
れ、かつこれらの下板部,両側板部及び上板部からなる
空間の後側が後板部によって覆われてなる透明樹脂製の
記録媒体収容器用ケース体において、上記上板部の表面
であって、記録媒体収容器の少なくとも一方のハブ孔の
中心に対応する位置に、ゲート跡が形成されると共に、
上記記録媒体収容器の少なくとも一方のハブ孔の内径に
対応する位置に、円形の境界線が形成されたものであ
る。
【0006】また、請求項2は、上記記録媒体収容器の
他方のハブ孔に対応する位置に、ゲート跡と同形状のダ
ミー跡及び境界線と同形状のダミー線が形成されたもの
である。
【0007】
【作用】本発明の請求項1にあっては、上板部の表面
の、記録媒体収容器の少なくとも一方のハブ孔の中心に
対応する位置に形成したゲート跡によって、キャビティ
内への溶融樹脂の充填性が良好になると共に、上記ゲー
ト跡が上記ハブ孔に装着される第2ケース体のハブ回転
防止用ツメによって隠されて目立たなくなる上に、上記
記録媒体収容器の少なくとも一方のハブ孔の内径に対応
する位置に形成した円形の境界線によって、外方から見
た場合の意匠性が向上し、しかも、内部に記録媒体収容
器を収納する際に、上記境界線と記録媒体収容器のハブ
孔の位置が一致したことを視認するだけで、記録媒体収
容器が下板部,両側板部,上板部及び後板部からなる空
間に正しい姿勢で収納されたことが容易に確認されて、
上記記録媒体収容器が上記空間内に誤った状態で(逆方
向から)収納されることが未然に防止される。
【0008】また、本発明の請求項2にあっては、上記
ゲート跡及び境界線が形成されていない上記記録媒体収
容器のハブ孔に対応する位置に形成したダミー跡及びダ
ミー線によって、ゲート跡とダミー跡及び境界線とダミ
ー線とがそれぞれ上板部の中心線に対して線対称に位置
するから、内部に記録媒体収容器が収納されていない場
合等であっても、左右のバランスがとれ、さらに一層意
匠性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、図1と図2に基づいて本発明の一実施
例を説明する。なお、本実施例の第1ケース体は、従来
例の第1ケース体5と基本的に同様の構成であるので、
同様の構成の部分には同符号を付けて説明を省略する。
【0010】本実施例と従来例との相違する点は、上板
部3の表面の形状が変わった点である。すなわち、本実
施例にあっては、上板部3の表面において、第1ケース
体5と第2ケース体9とに収納されたカセット(記録媒
体収容器)の一方のハブ孔の中心に対応する位置に、ゲ
ート跡20が形成されていると共に、同じく、上記カセ
ットのハブ孔の内径に対応する位置に、円形の境界線
(サークルライン)21が形成されたものである。ま
た、上記カセットの他方のハブ孔に対応する位置には、
上記ゲート跡20及び境界線21と同様の形状のダミー
跡22及びダミー線23が形成されている。
【0011】上記のように構成された第1ケース体5を
射出成形により一体成形する金型としては、例えば、
2に示すように、上記上板部3の表面を形成するための
固定型30と、この固定型30に対して接近、離間自在
に設けられた可動型31と、第1ケース体5の内面を形
成するために、型開閉方向に直交する方向に移動するス
ライド型32とを主体として構成されたものが用いられ
る。そして、上記固定型30には、キャビティ33内に
樹脂を注入するゲート34を有する樹脂通路用中子35
と、このゲート34に対向して、第1ケース体5の中心
線に対称な位置に設けられたダミー用中子36とが装着
されている。
【0012】上記射出成形金型を用いて第1ケース体5
を一体成形する場合には、図2に示すように、型閉状態
において、樹脂通路用中子35内を通りゲート34を介
して溶融樹脂をキャビティ33内に供給する。この場
合、上記ゲート34が、上板部3の表面に対応する位置
に設けられているから、溶融樹脂が上板部3から側板部
2,後板部4を介して下板部1に円滑に流れていき、極
めて充填性が良好になる。
【0013】このようにして得られた第1ケース体5に
あっては、第2ケース体9と連結された後、内部にカセ
ットが収納される。この場合、上記第1ケース体5のゲ
ート跡20は、上記カセットのハブ孔の中心部に位置す
るため、外方からみると、第2ケース体9の底板部6に
形成されたハブ回転防止用ツメに重なって見え、従っ
て、ゲート跡20は目立たない。また、第1ケース体5
の円形の境界線21は、上記カセットのハブ孔の内径に
一致しているため、外方からみた場合、ハブ孔に重なっ
て見え、目立つことがない。さらに、上記第1ケース体
5の上板部3の表面には、ゲート跡20とダミー跡22
及び境界線21とダミー線23とがそれぞれ第1ケース
体5の中心線に対して線対称の位置にあるため、カセッ
トが内部に収納されていない場合、あるいは第1ケース
体5が第2ケース体9に対して開いた状態の場合でも、
左右のバランスがとれ、意匠性に優れている。さらにま
た、成形性が良好であるために、ゲート跡20部に応力
集中が生じにくく、強度を向上させることができ、かつ
落下等があっても破損しにくい。また、上記カセットを
第1ケース体5内に収納した際に、上記境界線21ある
いはダミー線23とカセットのハブ孔とが一致している
ことを視認できれば、このカセットが第1ケース体5内
に正しい姿勢で収納されたことが確認されるから、上記
カセットが第1ケース体5内に誤った状態で(逆方向か
ら)収納されたまま第2ケース体9を閉じてしまうこと
が未然に防止される。従って、カセットあるいは第2ケ
ース体9(特にハブ回転防止用ツメ)に無理な力が加わ
ることがなく、かつカセットあるいは第2ケース体9が
損傷することがない。
【0014】なお、上記実施例にあっては、ゲート34
は1カ所に設けて説明したが、ダミー用中子36の代わ
りに樹脂通路用中子35を用いて2点ゲート方式として
もよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、下板部の両側に側板部がそれぞれ設けられ、これら
の側板部の上に上板部が設けられ、かつこれらの下板
部,両側板部及び上板部からなる空間の後側が後板部に
よって覆われてなる透明樹脂製の記録媒体収容器用ケー
ス体において、上記上板部の表面であって、記録媒体収
容器の少なくとも一方のハブ孔の中心に対応する位置
に、ゲート跡が形成されると共に、上記記録媒体収容器
の少なくとも一方のハブ孔の内径に対応する位置に、円
形の境界線が形成されたものであるから、上板部の表面
の、記録媒体収容器の少なくとも一方のハブ孔の中心に
対応する位置に形成したゲート跡によって、キャビティ
内への溶融樹脂の充填性が良好になると共に、上記ゲー
ト跡が上記ハブ孔に装着される第2ケース体のハブ回転
防止用ツメによって隠されて目立たなくなり、しかも、
上記記録媒体収容器の少なくとも一方のハブ孔の内径に
対応する位置に形成した円形の境界線によって、外方か
ら見た場合の意匠性が向上するこ とにより、成形性が良
好で、高品質かつ優れた意匠性を有する製品を円滑に得
ることができる上に、応力集中が生じにくく、かつ落下
等があっても破損しにくい。さらに、内部に記録媒体収
容器を収納する際に、上記境界線と記録媒体収容器のハ
ブ孔の位置が一致したことを視認するだけで、記録媒体
収容器が下板部,両側板部,上板部及び後板部からなる
空間に正しい姿勢で収納されたことが容易に確認でき
て、上記記録媒体収容器が上記空間内に誤った状態で
(逆方向から)収納されることを未然に防止することが
できる。従って、上記記録媒体収容器が記録媒体収容器
用ケース体内に無理に収納されることを容易に防ぐこと
ができて、記録媒体収容器あるいは記録媒体収容器用ケ
ース体が損傷することを確実に防止することができる。
【0016】また、本発明の請求項2にあっては、上記
ゲート跡及び境界線が形成されていない上記記録媒体収
容器のハブ孔に対応する位置に形成したダミー跡及びダ
ミー線によって、ゲート跡とダミー跡及び境界線とダミ
ー線とがそれぞれ上板部の中心線に対して線対称に位置
するから、内部に記録媒体収容器が収納されていない場
合等であっても、左右のバランスがとれ、さらに一層意
匠性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を製造するための射出成形金
型の一例を示す断面図である。
【図3】カセットケースの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下板部 2 側板部 3 上板部 4 後板部 5 第1ケース体(記録媒体収容器用ケース体) 20 ゲート跡 21 境界線(サークルライン)22 ダミー跡 23 ダミー線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下板部の両側に側板部がそれぞれ設けら
    れ、これらの側板部の上に上板部が設けられ、かつこれ
    らの下板部,両側板部及び上板部からなる空間の後側が
    後板部によって覆われてなる透明樹脂製の記録媒体収容
    器用ケース体において、上記上板部の表面であって、記
    録媒体収容器の少なくとも一方のハブ孔の中心に対応す
    る位置に、ゲート跡が形成されると共に、上記記録媒体
    収容器の少なくとも一方のハブ孔の内径に対応する位置
    に、円形の境界線が形成されたことを特徴とする記録媒
    体収容器用ケース体。
  2. 【請求項2】 記録媒体収容器の他方のハブ孔に対応す
    る位置に、ゲート跡と同形状のダミー跡及び境界線と同
    形状のダミー線が形成されたことを特徴とする請求項1
    記載の記録媒体収容器用ケース体。
JP3062177A 1991-03-26 1991-03-26 記録媒体収容器用ケース体 Expired - Lifetime JP2993157B2 (ja)

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