JP2992930B2 - ゴルフカート運行管理装置 - Google Patents

ゴルフカート運行管理装置

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JP2992930B2
JP2992930B2 JP8146494A JP14649496A JP2992930B2 JP 2992930 B2 JP2992930 B2 JP 2992930B2 JP 8146494 A JP8146494 A JP 8146494A JP 14649496 A JP14649496 A JP 14649496A JP 2992930 B2 JP2992930 B2 JP 2992930B2
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聡 石井
博 吉野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ場における
ゴルフカートの運行を管理するゴルフカート運行管理
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場においては、プレーヤはゴルフ
クラブを収納したゴルフバッグをゴルフカートで搬送し
ながらプレーを行うが、プレーヤが効率良くプレーを行
うには先行組のプレー位置を管理する必要がある。そこ
で、特開昭63−216585号等に先行組のプレー位
置を知るシステムが提案されている。このシステムは、
自動集中管理を行う管理センターおよびゴルフカートに
送受信装置を備え、管理センターから呼び出し信号を各
ゴルフカートへ送信し、これを受信したゴルフカートは
現在位置に関する位置情報を管理センターへ返送するよ
うにしたものである。
【0003】これにより、管理センターは各ゴルフカー
トの現在位置を把握することができ、各ゴルフカートに
現在位置に基づく運行管理に関する指示を個別に与える
ことができる。このため、効率的な運行管理ができるゴ
ルフカートの自動集中管理システムとすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ゴルフカートの自動集中管理システムにおいては、プレ
ー中のゴルフカートは広大なゴルフ場の各コースに点在
しているため、管理センターおよびゴルフカートに備え
られた送受信装置のサービスエリアを広くする必要があ
る。すると、管理センターおよびゴルフカートに搭載す
る送信機の送信電力の大きなものが必要となり、送受信
機のコストが高価になるという問題点があった。さら
に、この様な送受信機を扱うには無線従事者免許が必要
となり、限られた人にしかゴルフカートを扱えなくなる
という問題点があった。これを解決するために、無線方
式に変えて有線方式とすることが考えられるが、有線方
式とすると伝送ラインをゴルフ場に敷設する必要があ
り、伝送ラインおよび敷設コストが必要になると共に、
伝送ラインとゴルフカートを電気的に結合させる手段も
必要となり、コストがかかるという問題点があった。ま
た、無線方式か有線方式かを問わず、送受信機に電源の
供給が必要な場合は、電源線や電灯線の敷設コスト等が
必要となり、コストはさらに高くなる。
【0005】そこで、本発明はプレー中のゴルフカート
の現在位置を正確に把握することのできる安価なゴルフ
カート運行管理装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のゴルフカート運行管理装置は、多数のホー
ルが設けられているプレーグランドにカート路を設定
し、該カート路に沿って移動するゴルフカートを利用し
てゴルフプレーが行われるゴルフ場において、前記ゴル
フカートに搭載され、自己の識別情報を微弱電波によっ
て送信することができる送信手段と、前記送信手段から
出力された微弱電波を受信すると共に、該受信した微弱
電波の識別情報を検出してゴルフ場管理センターに対し
て送信することができる送受信手段が設けられている複
数のレピータとを備え、前記複数のすべてのレピータに
は認識符号を付加して前記カート路から微少電力で受信
できる距離内に設置されると共に、前記管理センターを
含む前記各複数のレピータは特定小電力の電波の送受信
距離内で相互に通信可能となるように設置され、前記カ
ート路を移動しているゴルフカートから出力された前記
識別情報が、前記レピータを介して逐次前記ゴルフ場管
理センターまで伝送されるようにした構成としたもので
ある。
【0007】このように、本発明では微弱電波を利用し
た送受信装置を用いてゴルフカートの現在位置情報を把
握するようにしたので、機器のコストを安価とすること
ができる。また、微弱電波であるので、その取り扱いに
は無線従事者免許を必要とせず、何人でも扱えるように
なる。 また、本発明のゴルフカート運行管理装置ではレ
ピータに特定小電力送受信装置を備えるようにしたの
で、レピータのサービスエリアを大きくすることがで
き、その数を低減することができる。従って、コストを
より安価とすることができる。 また、前記レピータはロ
ーカルエネルギを動作電源としているので、電灯線を敷
設する必要がなく、さらにコストを下げることができ
【0008】さらに、上記ゴルフカート運行管理装置に
おいて、前記ゴルフカートは微弱電波の送受信機を備
え、レピータは前記管理棟からの情報を前記ゴルフカー
トへ送信すると共に、前記ゴルフカートはレピータから
の要求により前記情報を該レピータへ送信するようにし
て、管理棟とゴルフカートとのインタラクティブな通信
を可能としている。 さらにまた、前記ゴルフカートから
送信された微弱電波を複数台のレピータが受信した場合
は、受信された微弱電波の電界強度の大きいレピータが
受信して、該ゴルフカートの現在位置情報を作成して次
段のレピータへ送信するようにして、ゴルフカートの位
置を正確に把握できるようにしている。 さらにまた、前
記レピータはローカルエネルギを動作電源とするように
して、電灯線を敷設する必要をなくし、さらにコストを
下げるようにしている。
【0009】本発明の他のゴルフカート運行管理装置
は、多数のホールが設けられているプレーグランドにカ
ート路を設定し、該カート路に沿って移動するゴルフカ
ートを利用してゴルフプレーが行われるゴルフ場におい
て、前記ゴルフカートに搭載され、自己の識別情報を微
弱電波によって送信することができる送信手段と、前記
送信手段から出力された微弱電波を受信すると共に、該
受信した微弱電波の識別情報を検出してゴルフ場管理セ
ンターに対して送信することができる送受信手段が設け
られている複数のレピータとを備え、前記複数のすべて
のレピータは、それぞれ異なる認識符号を付加して前記
カート路から微少電力で受信できる距離内に設置される
と共に、前記管理センターを含む前記各複数のレピータ
は微少電力の電波の送受信距離内でループ状に通信可能
となるように設置され、前記カート路を移動しているゴ
ルフカートから出力された前記識別を受信した最も近い
レピータは、その情報を当該レピータの認識符号と共に
パケット化して、前記ループ状に配置されている各レピ
ータを介して順次前記ゴルフ場管理センターまで伝送す
るように構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のゴルフカート運行管理
置において最初に微弱電波を使用する第1の実施の形態
を図1を参照して説明する。この図にはゴルフ場のレイ
アウトが示されているが、説明の都合でホール数は5ホ
ールとして示している。ただし、本発明は5ホールに限
るものではなく、9ホール、18ホール、あるいはそれ
以上のホールするとすることができる。この図に示すよ
うに、管理棟および複数台のレピータR1〜R18は1
番ホール、2番ホール、3番ホール、4番ホール、およ
び5番ホールの各ホールを取り囲むようにその周辺に配
設されている。この管理棟および複数台のレピータR1
〜R18のそれぞれには微弱電波の送受信機がそれぞれ
備えられており、管理棟→レピータR1→レピータR2
→レピータR3→レピータR4・・・・→レピータR1
7→レピータR18→管理棟の順序で情報を伝達できる
ようループ状の無線通信網が構成されている。
【0011】すなわち、管理棟から各レピータR1〜R
18をリレー式に無線で接続して情報の受け渡しを行
い、その間に各レピータR1〜R18が獲得したゴルフ
カートよりの情報を受け、受けた情報に基づいて受け渡
す情報を生成して、最終的に管理棟の受信機がゴルフカ
ートの位置情報等を受信するようにしている。これによ
り、管理棟が各ホールでプレー中のゴルフカートの現在
位置を把握できるようにしている。なお、この無線通信
網では情報をパケット化して伝送するようにしており、
まず、管理棟は各ホールでプレーしているプレーヤに伝
達する情報を所定のフォーマットでパケット化して、そ
のパケットヘッダにレピータR1の認識符号ID1を付
けて管理棟の微弱電波の送信機から送信する。この場
合、プレーヤの特定はプレーヤのゴルフバッグを搬送し
ているゴルフカートを特定することにより行う。
【0012】なお、管理棟およびレピータR1〜R18
には、重複することのないそれぞれ一意の認識符号ID
0〜ID18が与えられており、管理棟には認識符号I
D0が割り当てられ、管理棟は情報を伝達すべきレピー
タR1に割り当てられた認識符号ID1をパケットヘッ
ダに付して微弱電波の送信機からパケットを送信する。
なお、管理棟から送信された微弱電波のサービス範囲は
限られた範囲とされるが、レピータR1はそのサービス
範囲内に配置されている。
【0013】そして、微弱電波として送信されたパケッ
トヘッダにレピータR1の認識符号ID1を有するパケ
ットは、これを受信したレピータRのうち認識符号ID
1が割り当てられたレピータR1だけの受信機が受信し
たパケットを取り込むようになる。レピータR1はこの
受信したパケットを復号して、ゴルフカートK1〜K5
に伝達する情報がある場合には、ゴルフカートK1〜K
5に情報を伝達するように、各ゴルフカートK1〜K5
にそれぞれ一意に割り当てられている認識符号IDK1
〜IDK5のいずれかを情報に付して、微弱電波の送受
信機から情報を送信する。
【0014】また、各ゴルフカートK1〜K5の現在位
置を確認するために、レピータR1はゴルフカートK1
〜K5に対し情報送出送信要求を行う。この情報送出送
信要求は、ゴルフカートK1〜K5のうちのレピータR
1のサービス範囲に位置するゴルフカートKだけが受信
することになり、この情報送出要求を受信したいずれか
のゴルフカートKは、自分の現在位置を管理棟に知らせ
るために自分の認識符号IDK1〜IDK5の内のいず
れかを付した情報を搭載された微弱電波の送信機から送
信する。これを受信したレピータRが、現在位置を送出
したゴルフカートKが該レピータRに最も接近している
と判断した場合、この情報と受信信号の電界強度の比較
処理結果を管理棟から伝送されたパケットに付加して次
のレピータRに送信する。
【0015】また、レピータRからゴルフカートKに送
信された情報を受信して、その情報に自分の認識符号I
DKが付されていた場合は、この情報を復号して情報内
容を装備されている表示器に表示する。プレーヤはこの
表示器の表示内容を見て管理棟からの情報を受け取るよ
うになる。なお、ゴルフカートK1〜K5はプレーに伴
い各ホールを移動しており、ゴルフカートK1〜K5か
ら送信される現在位置情報の返信は微弱電波で送信され
るため、ゴルフカートK1〜K5が近接しているレピー
タRだけがゴルフカートK1〜K5からの返信を受信す
ることができる。また、この返信を複数のレピータRが
受信することもあるが、この場合は、後述するように電
界強度の大きさにより返信を受け取るレピータRが決め
られる。これは、返信したゴルフカートK1〜K5の現
在位置を受信したレピータRの設置位置として決定する
ためである。
【0016】ここで、レピータR1がゴルフカートK1
〜K5のいずれからも返信を受信しなかったとすると、
管理棟から送信されたパケットは、レピータR2の認識
符号ID2がパケットヘッダに付け直されて内蔵された
微弱電波の送信機から送信される。微弱電波で送信され
たレピータR2の認識符号ID2がパケットヘッダに付
されたパケットは、上記と同様にレピータR2が受信し
てそのパケットを取り込む。そして、レピータR1と同
様の処理を行って、レピータR3の認識符号ID3がパ
ケットヘッダに付け直されて、レピータR2に内蔵され
た微弱電波の送信機から送信される。
【0017】レピータR2から送信されたパケットはレ
ピータR3が受信して取り込み、前記と同様の処理が行
われるが、レピータR3は4番ホールの周囲に配置され
ており、この場合は図示するようにゴルフカートK1が
4番ホールを移動中とされてそのサービス範囲内にいる
ため、レピータR3が送信した管理棟からの情報をゴル
フカートK1は受信することになる。この情報がゴルフ
カートK1の認識符号IDK1が付されたゴルフカート
K1に伝達される情報の場合は、ゴルフカートK1の表
示器に管理棟からの情報が表示される。また、ゴルフカ
ートK1にレピータR3から情報送出送信要求が行わ
れ、ゴルフカートK1はその返信を搭載された微弱電波
の送信機から送信する。レピータR3は、ゴルフカート
K1からの電波を認識した場合、レピータ間を伝送され
るパケット内に、ゴルフカートK1の位置情報を付加
し、さらに、受信した電波の電界強度の情報も付加され
たパケットを送出する。
【0018】同様にしてゴルフカートK1に対して再度
レピータR4から情報送出要求が行われ、レピータR4
はレピータR3と同様な処理を行う。ここでレピータR
3から受信したパケット内にはすでにゴルフカートの位
置情報と、電波の電界強度情報が付加されているが、レ
ピータR4は、この電界強度の情報と自身が受信した電
界強度の情報とを比較し、自身の強度が大きい時はパケ
ット内の位置情報、電界強度の情報を書き換えレピータ
R5にそのパケットを送信する。この時パケットヘッダ
にレピータR5の認識符号ID5を付すことはいうまで
もない。なお、ゴルフカートK1の現在位置を示す情報
はレピータR4の認識符号ID4をゴルフカートK1よ
りの送出情報に付加することにより行う。これは、レピ
ータRの位置は予め固定されており、レピータRを特定
することによりゴルフカートKの現在位置を知ることが
できるからである。このようにして、管理棟から送信さ
れたパケットは各レピータR1〜R18をリレー式に伝
送されて、その間に各レピータR1〜R18が獲得した
ゴルフカートK1〜K5の現在位置情報がパケットに付
加されることになる。
【0019】図示する場合には、レピータR10が5番
ホールでプレー中のゴルフカートK3の現在位置情報
を、レピータR12が3番ホールでプレー中のゴルフカ
ートK2の現在位置情報を、レピータR14が2番ホー
ルでプレー中のゴルフカートK4の現在位置情報を、レ
ピータR18が1番ホールでプレー中のゴルフカートK
5の現在位置情報を獲得し、各レピータR10,R1
2,R14,R18はパケットにこの情報を付加して次
のレピータRにパケットを転送していく。これにより、
レピータR18からパケットを受信した管理棟は、パケ
ットをデコードすることにより全てのプレー中のゴルフ
カートK1〜K5の現在位置を知ることができ、ゴルフ
カートK1〜K5の運行管理を行うことができる。
【0020】なお、管理棟および各レピータR1〜R1
8は自分に向けたパケットを正常に受信した時に、送信
した管理棟あるいは各レピータR1〜R18のいずれか
にパケットを正常に受信した旨を示すACKを返す。ま
た、正常に受信できなかった時は、送信した管理棟ある
いは各レピータR1〜R18のいずれかにパケットを正
常に受信できなかった旨を示すNCKを返す。これによ
り、ループ状とされた無線通信網の信頼性を向上してい
る。
【0021】次に、各レピータRに内蔵された送受信機
1の概略構成を示すブロック図を図2に示す。この図に
おいて、制御処理回路3は前記したように自機の認識符
号IDが付されたパケットを受信して、正常に受信され
た時はACK信号を作成すると共に、正常に受信されな
い時はNCK信号を作成し、次にパケット中にゴルフカ
ートに伝達すべき情報がある時は、そのための送出情報
を作成すると共に、ゴルフカートに要求する情報送出送
信要求信号を作成する。次いで、次のレピータRに送出
するパケットを作成する。また、無線送受信機2は管理
棟あるいは他のレピータRから送信されたパケットを受
信すると共に、ゴルフカートKから送信された情報送出
送信要求信号に対する返信を受信して制御処理回路3に
送る。そして、制御処理回路3からの各種信号を受け取
って、微弱電波をアンテナ5を介して送信する。
【0022】なお、レピータRの電源は送信電力が小さ
いため、ローカルエネルギによる電源4を使用すること
ができ、例えばこの電源は太陽電池とすることができ
る。次に、ゴルフカートKに搭載される送受信機10の
概略構成を示すブロック図を図3に示す。この図におい
て、制御処理回路13は前記したように自機の認識符号
IDKが付された情報を受信して復号し、入力/表示等
の入出力装置14にその情報内容を表示する。また、レ
ピータRから情報送出送信要求信号を受け取った時は、
返信信号を作成し、また管理棟へ伝送したい情報が入出
力装置14から入力された時は、その情報に応じた信号
を作成する。また、無線送受信機12はレピータRから
送信された情報を受信して制御処理回路13に送る。そ
して、制御処理回路13からの各種信号を受け取って、
微弱電波をアンテナ11を介して送信する。
【0023】なお、この送受信機10の電源としては、
一般にゴルフカートKにはゴルフカートKを自走させる
ためのバッテリ等のカート電源15が積載されているこ
とから、このカート電源15を利用するようにする。
【0024】次に、前記図1の説明において説明した微
弱電波を用いたループ状の無線通信網を模式的に図4に
示す。この図においては、管理棟21とレピータR1
(22)〜レピータR4(25)とでループ状の無線通
信網が構成されている。すなわち、管理棟21→レピー
タR1→レピータR2→レピータR3→レピータR4→
管理棟21の順序で無線により接続されて無線通信網が
構成される。ただし、この場合は、レピータ数が4つと
された場合である。
【0025】そして、レピータR1の近傍にゴルフカー
ト26が位置しており、レピータR1からゴルフカート
26に情報送出送信要求が送出され、この返信として情
報がレピータR1へ送出されている。また、レピータR
3の近傍にゴルフカート27が位置しており、レピータ
R3からゴルフカート27に情報送出送信要求が送出さ
れ、これに対する返信としてゴルフカート27から情報
がレピータR3へ送出される。これらのゴルフカート2
6,27から送出された情報は、ループ状の無線通信網
により管理棟21へ伝送され、管理棟21において各ゴ
ルフカートの現在位置、および各ゴルフカートからの情
報あるいは各ゴルフカートへの情報を管理することがで
きる。なお、管理棟21およびレピータ22〜25の間
の情報の受け渡しは、前記したようにパケットにより行
われる。
【0026】次に、ゴルフカートより送出された情報送
出送信要求に対する情報送出信号が複数のレピータによ
り受信された場合を模式的に図5に示す。この図におい
ては、ゴルフカート26がレピータR1よりの情報送出
送信要求を受けて情報送出を行い、この情報送出信号が
レピータR1、レピータR2、およびレピータR3によ
り受信された場合を示している。この場合、レピータR
1の受信電界強度が強く、レピータR2の受信電界強度
は中くらいで、さらにレピータR3の受信強度が弱いと
する。一般に受信電界強度が強いほど近い位置にいると
されるから、この場合はレピータR1(22)に最も近
い位置にゴルフカート26がいるものと判断して、レピ
ータR1が情報送出信号を受信するようにする。
【0027】具体的には、ゴルフカート26に対して情
報送出要求を行ったレピータR1のみがゴルフカート2
6から送出された応答信号を受信し、その電波を認識し
た場合、レピータ間を伝送するパケット内にゴルフカー
トの位置情報を付加し、さらに、受信した電波の電界強
度の情報も付加してパケットを送出する。そして、その
パケットを受信した次のレピータR2は同様にして、ゴ
ルフカート26に対して情報送出要求を行い、前のレピ
ータR1と同様な処理を行う。ここで、前のレピータR
1から受信したパケット内にはすでにゴルフカート26
の位置情報と、電波の電界強度の情報が付加されている
が、該レピータR2は、この電界強度の情報と自身が受
信した電界強度の情報とを比較し、自身の強度が大きい
時はパケット内の位置情報、電界強度の情報を書き換
え、次のレピータR3にそのパケットを送出するように
する。図に示す場合はレピータR1の方が電界強度が強
いため上記の処理はせず、パケットのデータはそのまま
次のレピータに転送される。
【0028】また、別の装置としては、ゴルフカート2
6からの電波を複数のレピータで受信するようにして、
その受信電界強度情報を保持しておき、パケットがレピ
ータ間を転送される時に比較処理を行わせるようにして
もよい。なお、ゴルフカートの現在位置情報としては、
レピータR1の場合は、ゴルフカート26の認識符号I
DKにレピータR1の認識符号IDを付加することによ
り、ゴルフカート26の現在位置情報を作成して、次の
レピータR2へそのパケットを送出する。
【0029】次に、管理棟およびレピータ間で情報の受
け渡しを行うパケットのフォ−マット例を図6に示す。
この図に示すように、パケットは3つのエリアからな
り、第1のエリアD1はピット同期やキャラクタ同期を
取るためのダミービットからなるプリアンブルエリアと
され、第2のエリアD2は後述するゴルフカートへ伝達
する情報や、ゴルフカートの現在位置情報等からなるデ
ータエリアとされ、第3のエリアD3はデータの誤りを
検出する誤り検出符号(CRC)エリアとされる。
【0030】また、前記第2のエリアD2であるデータ
エリアの詳細なフォ−マットの一例を図7に示す。この
図に示すように、データエリアは5つのエリアからな
り、第1のエリアD1は受信されるべきレピータのID
番号の付されたパケットヘッダエリアとされ、第2のエ
リアD2は通信網で必要とされる制御用のフラグ等から
なるステータスデータエリアとされ、第3のエリアD3
は管理棟からゴルフカートに伝送されるデータエリアと
され、ゴルフカートに個別に伝送できることは当然であ
るが、全てのゴルフカートにデータを同報することもで
きる。第4のエリアD4はパケットをレピータでリレー
中にゴルフカートから受け取った管理棟に送られるデー
タを組み込むエリアとされる。第5のエリアD5はカー
トからの位置情報、および受信電界強度情報が管理等に
送られるデータエリアとされ、レピータ間を転送される
時に、各レピータにおいて受信された電界強度が比較さ
れ、各々位置情報として更新されるデータである。
【0031】ところで、本発明の上記したゴルフカート
運行管理装置では、レピータが微弱電波を送信するよう
にしたので、そのサービスエリアが数十mと狭い。従っ
て、レピータを数多く設ける必要があった。そこでレピ
ータ数を低減することのできる、本発明のゴルフカート
運行管理装置の別の異なる通信システム形態を図8を参
照して説明する。このゴルフカート運行管理装置では、
微弱電波の送受信装置を備えるレピータに代えて、微弱
電波の受信部を備える特定小電力送受信装置をレピータ
に備えさせるようにしている。特定小電力の電波のサー
ビスエリアは数百mである。
【0032】図8はゴルフ場のレイアウトを示している
が、説明の都合でホール数を5ホールとして示してい
る。ただし、本発明は5ホールに限るものではなく、9
ホール、18ホール、あるいはそれ以上のホールすると
することができる。この図に示すように、管理棟および
複数台のレピータR1〜R11は1番ホール、2番ホー
ル、3番ホール、4番ホール、および5番ホールの各ホ
ールのティイング・グランドおよびグリーンの近傍に配
設されている。ただし、4番ホールのようにロングホー
ルの場合はフェアウェイの途中に配設してもよい。さら
に、グリーンと次のホールのティイング・グランドとが
近接する場合には、そのティイング・グランドの近傍に
は配設しなくてもよい。
【0033】この管理棟および複数台のレピータR1〜
R11のそれぞれには微弱電波の受信部と特定小電力送
受信装置がそれぞれ備えられており、管理棟→レピータ
R1→レピータR2→レピータR3→レピータR4・・
・・→レピータR10→レピータR11→管理棟の順序
で情報を伝達できるようループ状の無線通信網が構成さ
れている。すなわち、管理棟から各レピータR1〜R1
1をリレー式に特定小電力の無線で接続して情報の受け
渡しを行い、その間に各レピータR1〜R11が微弱電
波を受信して獲得したゴルフカートよりの情報を受け、
受けた情報に基づいて受け渡す情報を生成して、最終的
に管理棟の受信機がゴルフカートの位置情報等を受信す
るようにしている。これにより、管理棟が各ホールでプ
レー中のゴルフカートの現在位置を把握できるようにし
ている。なお、この無線通信網では情報をパケット化し
て伝送するようにしている。
【0034】また、管理棟およびレピータR1〜R11
には、重複することのないそれぞれ一意の認識符号ID
0〜ID11が与えられており、管理棟には認識符号I
D0が割り当てられ、管理棟は情報を伝達すべきレピー
タR1に割り当てられた認識符号ID1をパケットヘッ
ダに付して特定小電力の送受信機からパケットを送信す
る。なお、管理棟から送信された特定小電力の電波のサ
ービス範囲は数百mの限られた範囲とされるが、レピー
タR1はそのサービス範囲内に配置されている。
【0035】そして、管理棟から送信されたパケットヘ
ッダにレピータR1の認識符号ID1を有するパケット
は、これを受信したレピータRのうち認識符号ID1が
割り当てられたレピータR1の特定小電力送受信機のみ
が受信したパケットを取り込むようになる。そして、各
ゴルフカートK1〜K5は現在位置をレピータRのいず
れかに認識させるために、自分の認識符号IDK1〜I
DK5を付したパケット化された情報を、搭載された微
弱電波の送信機から各ゴルフカートK毎に異なる特定の
周期で間欠的に送信する。この微弱電波のサービスエリ
アは数十m程度とされ、ゴルフカートKが移動してその
サービスエリアにレピータRが位置するようになったと
きに、そのレピータRが微弱電波を受信することができ
る。したがって、ゴルフカートK1〜K5が各ホールの
ティイング・グランドおよびグリーンの周辺に移動して
きたときに、そこに配設されているレピータRが受信で
きるようになる。ゴルフカートKが送信した情報を受信
したレピータRは、そのゴルフカートKの位置情報を管
理棟から送信されたパケットに付加して次のレピータR
にリレー式で送信する。
【0036】なお、ゴルフカートK1〜K5はプレーに
伴い各ホールを移動しており、ゴルフカートK1〜K5
からは特定の周期毎に微弱電波が送信されるが、レピー
タRの配置位置によっては複数のレピータRが、1台の
ゴルフカートKから送信された微弱電波を受信すること
もある。この場合は、最終的に位置情報を受け取った管
理棟が、ゴルフカートKの出発順とコースのレイアウト
を考慮してどのホールに位置しているかを判断するよう
にする。ここで、レピータR1がゴルフカートK1〜K
5のいずれからも微弱電波を受信しない場合は、管理棟
から送信されたパケットのパケットヘッダにレピータR
2の認識符号ID2が付け直されるだけで、内蔵された
特定小電力送受信機から送信される。
【0037】レピータR2の認識符号ID2がパケット
ヘッダに付された特定小電力の電波で送信されたパケッ
トは、上記と同様にレピータR2が受信してそのパケッ
トを取り込む。そして、レピータR1と同様にゴルフカ
ートK1〜K5のいずれからも微弱電波を受信しない場
合は、前記と同様の処理が行われる。すなわち、レピー
タR3の認識符号ID3がパケットヘッダに付け直され
て、レピータR2に内蔵された特定小電力送受信機から
送信される。
【0038】レピータR2から送信されたパケットはレ
ピータR3が受信して取り込み、前記と同様の処理が行
われるが、レピータR3は4番ホールのフェアウェイの
途中に配置されている。そして、この場合は図示するよ
うにゴルフカートK1が4番ホールを移動中とされてそ
のサービス範囲内にレピータR3が位置しているため、
ゴルフカートK1が間欠的に送信している微弱電波をレ
ピータR3が受信することになる。この微弱電波で送信
された情報に基づいて、レピータR3は、レピータ間を
伝送されるパケット内に、生成したゴルフカートK1の
位置情報を付加する。このパケットのパケットヘッダに
はレピータR4のID4が付け直されて、内蔵する特定
小電力送受信装置から送信される。
【0039】このパケットは、同様にしてレピータR4
で受信されて取り込まれる。レピータR4はレピータR
3と同様な処理を行うが、レピータR3から受信したパ
ケット内にはすでにゴルフカートK1の位置情報が付加
されている。この場合、レピータR4はゴルフカートK
から送信された微弱電波を受信せず、レピータR1,R
2と同様の処理が行われる。すなわち、パケットのパケ
ットヘッダにレピータR5の認識符号ID5が付け直さ
れるだけで、内蔵された特定小電力送受信機から送信さ
れる。レピータR5は3番ホールのグリーンの近傍に配
置されており、この場合は図示するようにゴルフカート
K2が3番ホールのグリーンを移動中とされているた
め、ゴルフカートK2が特定周期で間欠的に送信してい
る微弱電波をレピータR5が受信することになる。レピ
ータR5はレピータR3と同様の処理を行い、ゴルフカ
ートの位置情報をレピータ間を伝送されるパケット内に
付加する。このパケットのパケットヘッダにはレピータ
R6のID6が付け直され、内蔵する特定小電力送受信
装置から送信される。
【0040】レピータR6の周辺にはゴルフカートKが
おらず、ゴルフカートKから送信された微弱電波を受信
しないため、ゴルフカートK1、K2の位置情報が付加
されたパケットのパケットヘッダにレピータR7のID
7を付け直して、内蔵する特定小電力送受信装置から送
信する。このパケットは、レピータR7で受信されて取
り込まれるようになる。この場合、レピータR7は5番
ホールのティイング・グランドの近傍に配置されてお
り、この場合は図示するようにゴルフカートK3が5番
ホールのティイング・グランドを移動中とされている。
このため、ゴルフカートK3が特定周期で間欠的に送信
している微弱電波をレピータR7が受信することにな
る。この微弱電波で送信された情報に基づいて、レピー
タR7は、レピータ間を伝送されるパケット内に、生成
したゴルフカートK3の位置情報を付加する。このパケ
ットのパケットヘッダにはレピータR8のID8が付け
直されて、内蔵する特定小電力送受信装置から送信され
る。
【0041】このパケットはレピータR8で受信されて
取り込まれる。この場合、レピータR8は2番ホールの
ティイング・グランドの近傍に配設されているが、2番
ホールのティイング・グランドと3番ホールのティイン
グ・グランドとが近接しているため、レピータR8は5
番ホールのティイング・グランドを移動しているゴルフ
カートK3が送信した微弱電波を受信するようになる。
レピータR8は、レピータ間を伝送されるパケット内
に、生成したゴルフカートK3の位置情報を付加する。
このパケットのパケットヘッダにはレピータR9のID
9が付け直されて、内蔵する特定小電力送受信装置から
送信される。
【0042】なお、ゴルフカートKの現在位置を示す情
報は、その微弱電波を受信したレピータRの認識符号I
DをゴルフカートKのID番号にさらに付加することに
より行う。これは、レピータRの位置は予め固定されて
おり、レピータRを特定することによりゴルフカートK
の現在位置を知ることができるからである。以上の処理
がレピータR1〜R11で行われることにより、管理棟
から送信されたパケットが各レピータR1〜R11をリ
レー式に伝送されて、その間に各レピータR1〜R11
が獲得したゴルフカートK1〜K5の現在位置情報がパ
ケットに付加されるようになる。
【0043】図示する場合には、レピータR3が4番ホ
ールでプレー中のゴルフカートK1の現在位置情報を、
レピータR5が3番ホールでプレー中のゴルフカートK
2の現在位置情報を、レピータR7が5番ホールでプレ
ー中のゴルフカートK3の現在位置情報を、レピータR
10が2番ホールでプレー中のゴルフカートK4の現在
位置情報を、レピータR11が1番ホールでプレー中の
ゴルフカートK5の現在位置情報を獲得し、各レピータ
R3,R5,R7,R10,R11はパケットにこの情
報を付加して次のレピータRにリレー式にパケットを転
送していく。これにより、レピータR11からパケット
を受信した管理棟は、パケットをデコードすることによ
り全てのプレー中のゴルフカートK1〜K5の現在位置
を知ることができ、ゴルフカートK1〜K5の運行管理
を行うことができる。
【0044】なお、管理棟および各レピータR1〜R1
1は自分に向けたパケットを正常に受信した時に、送信
した管理棟あるいは各レピータR1〜R11のいずれか
にパケットを正常に受信した旨を示すACKを返す。ま
た、正常に受信できなかった時は、送信した管理棟ある
いは各レピータR1〜R11のいずれかにパケットを正
常に受信できなかった旨を示すNCKを返す。これによ
り、ループ状とされた無線通信網の信頼性を向上してい
る。このように、本発明の第2の実施の形態において
は、各レピータR1〜R11に特定小電力の送受信装置
を備えるようにしたので、各レピータR1〜R11から
送信される電波の到達距離を長くすることができるの
で、レピータ数を低減することができるようになる。
【0045】次に、各レピータRに内蔵された送受信機
30の概略構成を示すブロック図を図9に示す。レピー
タ用送受信機30の中央制御装置(CPU)35は、リ
ード・オンリ・メモリ(ROM)32に記憶されている
プログラムを実行し、必要に応じてROM32に記憶さ
れたデータを参照したり、ランダム・アクセス・メモリ
(RAM)31に対して一時的な変数データの書き込み
/読み出しを行う。また、微弱電波用のアンテナ33よ
りゴルフカートKが送信した微弱電波を受けると、微弱
電波受信部はこれを復調してCPU35に送り、CPU
32はこの復調データをRAM31に書き込む。
【0046】さらに、特定小電力用アンテナ36よりレ
ピータRあるいは管理棟から送信された電波を受ける
と、特定小電力送受信部37がこれを受信して復調しC
PU35に送る。CPU35はレピータ番号設定スイッ
チ38で設定されているレピータ番号を読み込み、特定
小電力送受信部37で復調されたパケット内のID番号
と比較し、該レピータが受けるパケットであるか否かを
判定する。レピータ番号とID番号とが一致せず、該レ
ピータが受けるパケットでないと判定された場合は、そ
のパケットを破棄し、レピータ番号とID番号とが一致
し、該レピータが受けるパケットと判定された場合は、
CPU35はそのパケットを次のレピータRに送信する
処理を行う。
【0047】すなわち、復調されたパケットに、RAM
31に書き込まれているゴルフカートKよりの情報に該
レピータのレピータ番号を付加した位置情報を付け加
え、パケットヘッダに次のレピータRのID番号を付け
直して特定小電力送受信部37に送る。特定小電力送受
信部37では、CPU35より送られてきたパケット
を、例えばFSK変調を行い、特定小電力用アンテナ3
6から送信する。また、エラー検出のためにパケットに
より送信するデータのSUMをとり、そのSUMのデー
タをパケットに付加して送信するようにしている。これ
を受けたレピータRでは、復調されたパケット内のデー
タのSUMをとり、パケット内のSUMのデータとの一
致を確認する。これによりエラー検出を行える。なお、
レピータ用送受信器30の電源部39は、太陽電池39
−1とバッテリ39−2を組み合わせたローカルエネル
ギとされている。
【0048】また、各ゴルフカートKに搭載された微弱
電波を送信するゴルフカート用送信機40の概略構成を
示すブロック図を図10に示す。ゴルフカート用送信機
40の中央制御装置(CPU)45は、リード・オンリ
・メモリ(ROM)42に記憶されているプログラムを
実行し、必要に応じてROM42に記憶されたデータを
参照したり、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)4
1に対して一時的な変数データの書き込み/読み出しを
行う。CPU45は、ゴルフカート用送信機40からゴ
ルフカートK毎に異なる特定の周期で自分のゴルフカー
トKのID番号を付した情報を送信させる処理を行う。
すなわち、カート番号設定スイッチ46から該ゴルフカ
ートKのID番号を読み出して、RAM41を利用した
タイマにより生成されたタイミング毎に微弱電波送信部
44に送る。微弱電波送信部44では、CPU45より
送られてきた情報を、例えばFSK変調を行い、微弱電
波用アンテナ43から送信する。
【0049】ゴルフカート用送信機40から送信される
特定の周期は、他のゴルフカートKに搭載されたゴルフ
カート用送信機40と重複することのない周期が設定さ
れている。これにより、あるタイミングで複数のゴルフ
カートKから送信されたパケットが重なっていても、次
のタイミングではパケットが重なることがないので、レ
ピータRは所定時間受信することにより、確実にゴルフ
カートKから送信されたパケットを正常に受信して復調
することができるようになる。なお、ゴルフカート用送
信機49の電源部47は、該ゴルフカートに予め搭載さ
れた走行駆動用のバッテリを利用している。
【0050】次に、管理棟に備えられている管理棟用送
受信機50の概略構成を示すブロック図を図11に示
す。管理棟用送受信機50のパソコン54は、記憶され
ているプログラムを実行して、一定時間毎に情報送出要
求を特定小電力送受信部51に送る。特定小電力送受信
部51では、パソコン54より送られてきた情報送出要
求のパケットを、例えばFSK変調を行い、特定小電力
用アンテナ52から送信する。また、特定小電力用アン
テナ52から電波を受けると、特定小電力送受信部がこ
れを復調し、パソコン54に復調データを送る。パソコ
ン54はこのデータを表示用データに変換し、CRT5
3に表示させると共に、位置情報表示板55および詳細
情報表示板56に送って、位置情報および詳細情報を表
示させる。
【0051】位置情報表示板55の構成の一例を図12
に示すが、位置情報表示板55にはコースのレイアウト
が示され、各ホール毎のゴルフカートの有無、台数、遅
滞度等が、各ホールの設置されているレピータ位置に対
応してLED等で図示するように表示される。また、詳
細情報表示板56の構成の一例を図13に示すが、詳細
情報表示板56には各ホール毎のゴルフカート番号、停
滞時間等が表示される。さらに、プレイヤー用として交
通情報やニュース等をあわせて表示するようにしてもよ
い。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上のように、特に、微弱電波
をゴルフカートの識別と現在位置情報の検出に使用して
いるので、ゴルフカートの検出自体が極めて簡単にな
り、そのために新しくゴルフ管理装置を導入する際に
器のコストを安価とすることができる。また、有線の伝
送方を一切使用せず、かつ、微弱、または特定小電力の
電波であるので、カートを操作するプレーヤや、ゴルフ
管理人の扱いには無線従事者免許を必要としないばかり
か、その設置費用を低減することができるという利点が
ある。また、特に、レピータには、その電源は太陽電池
等の小さなローカルエネルギを利用でき、電源線や電灯
線を敷設する必要がなく、さらにコストを下げることが
できる。さらに、レピータのメンテナンスフリーが可能
となり、トータルでのゴルフ場へのゴルフカート運行管
装置を実施するシステムの導入費用を、低額とするこ
とができる。さらにまた、レピータに特定小電力の送受
信装置を備えさせることにより、レピータ数を低減する
ことができ、よりコストを安価とすることができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフカート運行管理装置の第1の実
施の形態を説明するためのコースレイアウトを示す図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態のゴルフカート運行
管理装置におけるレピータ用送受信機の概略構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のゴルフカート運行
管理装置におけるゴルフカート用送受信機の概略構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のゴルフカート運行
管理装置における模式的な無線通信網の構成を示す図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施の形態のゴルフカート運行
管理装置におけるゴルフカートの現在位置を判定する説
明を行うための模式的な図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態のゴルフカート運行
管理装置におけるパケットのフォ−マットの一例を示す
図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態のゴルフカート運行
管理装置におけるデータエリアのフォ−マットの一例を
示す図である。
【図8】本発明のゴルフカート運行管理装置の第2の実
施の形態を説明するためのコースレイアウトを示す図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施の形態のゴルフカート運行
管理装置におけるレピータ用送受信機の概略構成を示す
ブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態のゴルフカート運
行管理装置におけるゴルフカート用送信機の概略構成を
示すブロック図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態のゴルフカート運
行管理装置における管理棟用送受信機の概略構成のブロ
ック図である。
【図12】図11に示す管理棟用送受信機の位置情報表
示板の構成の一例を示す図である。
【図13】図11に示す管理棟用送受信機の詳細情報表
示板の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,30 レピータ用送受信機 2,12 無線送受信機 3,13 制御処理回路 4 ローカルエネルギによる電源 5,11,33,36,43,52 アンテナ 10 ゴルフカート用送受信機 14 入出力装置 15 カート電源 21 管理棟 22〜25 レピータ 26,27 ゴルフカート 31,41 RAM 32,42 ROM 34 微弱電波受信部 35,45 CPU 37,51 特定小電力送受信部 38 レピータ番号設定スイッチ 39,47 電源部 40 ゴルフカート用送信機 44 微弱電波送信部 46 カート番号設定スイッチ 50 管理棟用送受信機 53 CRT 54 パソコン 55 位置情報表示板 56 詳細情報表示板 K1〜K5 ゴルフカート R1〜R18 レピータ
フロントページの続き (72)発明者 秋葉 信夫 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (72)発明者 廣瀬 公一郎 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株 式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−190455(JP,A) 特開 平7−141022(JP,A) 特開 昭63−216585(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63B 55/08 A63C 19/00 G08G 1/127

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のホールが設けられているプレーグ
    ランドにカート路を設定し、該カート路に沿って移動す
    るゴルフカートを利用してゴルフプレーが行われるゴル
    フ場において、 前記ゴルフカートに搭載され、自己の識別情報を微弱電
    波によって送信することができる送信手段と、 前記送信手段から出力された微弱電波を受信すると共
    に、該受信した微弱電波の識別情報を検出してゴルフ場
    管理センターに対して送信することができる送受信手段
    が設けられている複数のレピータとを備え、 前記複数のすべてのレピータは、認識符号を付加して前
    記カート路から微少電力で受信できる距離内に設置され
    ると共に、前記管理センターを含む前記複数のレピータ
    間は、特定小電力の電波の送受信距離内で相互に通信可
    能となるように設置され、前記カート路を移動している
    ゴルフカートから出力された前記識別情報が、前記レピ
    ータを介して逐次前記ゴルフ場管理センターまで伝送さ
    れるようにした構成とされていることを特徴とするゴル
    フカート運行管理装置。
  2. 【請求項2】 前記ゴルフカートは微弱電波を通信手段
    とする送受信機を備え、前記レピータは前記管理棟から
    の情報を前記ゴルフカートへ送信すると共に、前記ゴル
    フカートは前記レピータからの要求により前記自己の識
    別情報を当該レピータへ送信することを特徴とする請求
    項1記載のゴルフカート運行管理装置
  3. 【請求項3】 前記ゴルフカートから送信された微弱電
    波を複数台のレピータが受信した場合は、受信された微
    弱電波の電界強度の大きいレピータが受信して、当該レ
    ピータが該ゴルフカートの現在位置情報を作成してパケ
    ット通信により管理棟に送信することを特徴とする請求
    項1記載のゴルフカート運行管理装置。
  4. 【請求項4】 前記レピータはローカルエネルギを動作
    電源としていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のゴルフカート運行管理装置。
  5. 【請求項5】 多数のホールが設けられているプレーグ
    ランドにカート路を設定し、該カート路に沿って移動す
    るゴルフカートを利用してゴルフプレーが行われるゴル
    フ場において、 前記ゴルフカートに搭載され、自己の識別情報を微弱電
    波によって送信することができる送信手段と、 前記送信手段から出力された微弱電波を受信すると共
    に、該受信した微弱電波の識別情報を検出してゴルフ場
    管理センターに対して送信することができる送受信手段
    が設けられている複数のレピータとを備え、 前記複数のすべてのレピータにはそれぞれ異なる認識符
    号を付加して前記カート路から微少電力で受信できる距
    離内に設置されると共に、前記管理センターを含む前記
    各複数のレピータは微少電力の電波の送受信距離内でル
    ープ状に通信可能となるように設置され、前記カート路
    を移動しているゴルフカートから出力された前記識別を
    受信した最も近いレピータは、その情報を当該レピータ
    の認識符号と共にパケット化して、前記ループ状に配置
    されている各レピータを介して順次前記ゴルフ場管理セ
    ンターまで伝送するように構成されていることを特徴と
    するゴルフカート運行管理装置。
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