JP2991044B2 - 自動演奏機能を有した電子楽器 - Google Patents

自動演奏機能を有した電子楽器

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JP2991044B2
JP2991044B2 JP6156240A JP15624094A JP2991044B2 JP 2991044 B2 JP2991044 B2 JP 2991044B2 JP 6156240 A JP6156240 A JP 6156240A JP 15624094 A JP15624094 A JP 15624094A JP 2991044 B2 JP2991044 B2 JP 2991044B2
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/26Selecting circuits for automatically producing a series of tones
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2240/00Data organisation or data communication aspects, specifically adapted for electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2240/075Musical metadata derived from musical analysis or for use in electrophonic musical instruments
    • G10H2240/085Mood, i.e. generation, detection or selection of a particular emotional content or atmosphere in a musical piece

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器に関し、特にデ
モ演奏を行うことができる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動演奏機能を有する電子楽器は、予め
用意された複数のデモ曲の中から1曲を選択してデモ曲
の自動演奏を行う機能を有する。本体上の音色スイッチ
を操作して所望の音色を選択することにより、選択され
た音色に対応するデモ曲の自動演奏を行うことができる
電子楽器が提案されている(特開平2−39196号公
報)。メーカが各音色に適合したデモ曲を予め対応付け
ておけば、音色にふさわしいデモ曲が自動演奏されるこ
とになる。また、音色スイッチではなく、リズムスイッ
チを操作することにより、選択されたリズムに対応した
デモ曲を選択することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の自動演奏機能を
有する電子楽器は、店頭などにおいてその電子楽器に備
えられている音色やリズムをデモンストレーションする
場合には向いているが、どのような「曲風」で演奏を行
うことが可能であるのかをデモンストレーションする場
合には向いていない。例えば、この電子楽器でジャズの
曲を演奏したらどのような演奏になるのだろうかという
要望に応えるデモンストレーションを容易に行うことは
できない。
【0004】同じ音色であってもまたは同じリズムであ
っても、音色やリズム等の組み合わせを変えれば、様々
な「曲風」の演奏を実現することができる。同じピアノ
の音色であっても、ジャズ風であるとかバラード風等の
様々な演奏を実現することが可能である。しかし、音色
スイッチを操作してピアノを選択しただけでは、「曲
風」まで指定することができない。
【0005】また、ジャズ風のデモ曲を自動演奏で聴い
てみたいと言った場合には、複数の音色選択スイッチの
内からピアノを選んだらいいのか、トランペットを選ん
でいいのかがわからない。
【0006】本発明の目的は、効果的なデモ演奏を行う
ことができる電子楽器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子楽器は、リ
ズムデータを設定するためのリズムパラメータとその他
のデータを設定するための非リズムパラメータとを含
み、複数の曲風を示す演奏環境データ(GD)を記憶す
る曲風記憶手段と、複数の曲風に適合した複数のデモ曲
用の演奏データ(MD)を記憶する演奏データ記憶手段
と、操作者の操作に応じて曲風記憶手段に記憶されてい
る演奏環境データの内から1つの曲風を選択する曲風選
択操作子と、複数のリズムデータを記憶するリズム記憶
手段と、リズム記憶手段に記憶されているリズムデータ
を選択及び設定することができるリズム選択操作子と、
曲風選択操作子により選択される曲風を表す演奏環境デ
ータ中のリズムデータ及び他のデータの設定を行う設定
手段と、曲風選択操作子により選択される曲風に適合し
たデモ曲用の演奏データを順次読み出し、当該演奏デー
タと設定手段により設定される演奏環境データに基づい
てデモ曲を発音させるためのデモ曲発音手段と、設定手
段又はリズム選択操作子により設定されるリズムデータ
に基づいてリズムを発音させるためのリズム発音手段と
前記設定手段又は前記リズム選択操作子により設定され
るリズムデータに基づいてリズムを発音させるためのリ
ズム発音手段と、デモ曲の演奏中は、前記リズム選択操
作子によるリズムの変更操作を無効とする手段とを有す
る。
【0008】
【作用】曲風記憶手段に曲風を決定する演奏環境データ
を記憶させ、演奏データ記憶手段に各演奏環境データに
適した曲の演奏データを記憶させることにより、操作者
が曲風を指定するだけで、その曲風に適した演奏環境が
設定され、その曲風に適した曲の演奏データの自動演奏
が行われる。
【0009】
【実施例】図2は、本発明の実施例による自動演奏機能
を有する電子楽器のシステム構成例を示すブロック図で
ある。
【0010】鍵盤1は、演奏を行うための複数の鍵を有
し、演奏者が押鍵や離鍵等の操作を行うと、音高情報
(キーコード)や押鍵速度(イニシャルタッチ)、押鍵
圧力(アフタタッチ)等の鍵操作情報の信号を生成す
る。鍵盤検出回路2は、鍵盤1にて生成される信号を受
けて鍵のイベントを検出し、イベントがあった鍵のキー
コード、タッチ、イベントの種類(オン/オフ)等を回
路内部のレジスタに記憶する。CPU10は、鍵盤検出
回路2のレジスタに記憶されたデータを読み出して各種
処理を行い、その後、レジスタの記憶内容を消去する。
【0011】パネルスイッチ3は、後述するように、音
量調整、音色選択、リズム選択又は自動演奏の開始等を
指示するスイッチにより構成される。スイッチ検出回路
4は、パネルスイッチ3から供給される信号を受けて、
スイッチ情報をCPU10に出力する。スイッチ検出回
路4からスイッチ情報が検出されると、CPU10は表
示回路5にスイッチの状態や自動演奏の情報を表示す
る。表示回路5は、例えば液晶表示器やLED(発光ダ
イオード)等である。
【0012】CPU10は、鍵盤検出回路2から鍵のイ
ベントを、スイッチ検出回路4からスイッチ情報をそれ
ぞれ読み出して演算を行い、楽音を発生させるために必
要な楽音パラメータを音源回路6に出力する。音源回路
6は、CPU10から供給された楽音パラメータに基づ
いて、発音に必要な楽音信号を生成する。生成された楽
音信号は、サウンドシステムSSにおいて発音される。
【0013】ROM8は演算プログラムを記憶してい
る。CPU10はこの演算プログラムに従って、RAM
9に備えられたレジスタやバッファメモリ等のワーキン
グメモリを用いて各種演算処理を行う。また、ROM8
は、演算プログラムの他に自動演奏データ等の自動演奏
に必要なデータを記憶している。CPU10は、スイッ
チ検出回路4から自動演奏開始の情報を受け取ると、R
OM8から自動演奏データを読み出して、音源回路6に
楽音パラメータを供給する。
【0014】MIDIインターフェース12は、CPU
10により生成されたMIDIデータを外部機器に出力
したり、外部機器から供給されるMIDIデータを入力
する。
【0015】タイマ11は、タイミング信号を生成し、
所定時間間隔でCPU10に割り込み信号を供給する。
CPU10は、バス13を介して、ROM8、RAM
9、鍵盤検出回路2、スイッチ検出回路4、表示回路
5、音源回路6、タイマ11、MIDIインターフェー
ス12の制御を行う。
【0016】図3は、図2に示すパネルスイッチ3の主
要部の構成例を示す。パネルスイッチは、リズムスイッ
チ15、レジストレーションスイッチ16、音色スイッ
チ17、リズムコントロールスイッチ18、エフェクト
スイッチ19、デモスイッチ20、テンポスイッチ2
1、トランスポーズスイッチ22等を有する。
【0017】テンポスイッチ21とトランスポーズスイ
ッチ22を除く各スイッチは、スイッチ24とスイッチ
操作に応じて点灯するLED23が組みになって配置さ
れている。テンポスイッチ21とトランスポーズスイッ
チ22は、スイッチ24のみを有し、LEDを有しな
い。
【0018】音色スイッチ17は、8種類の音色に対応
する8つのスイッチを有する。8種類の音色は、例えば
ピアノやバイオリン等の音色である。電源投入後は、マ
ニュアル演奏モードとなり、音色スイッチ17の内の1
つが押されると、押されたスイッチに対応するLEDが
点灯し、音色の設定が行われる。
【0019】リズムスイッチ15は、8種類のリズムに
対応する8つのスイッチを有し、例えばディスコ、ワル
ツ等のリズムがドラムやベース等の音により構成され
る。マニュアル演奏モードにおいて、リズムスイッチ1
5の内の1つが押されると、押されたスイッチに対応す
るLEDが点灯し、リズムの設定が行われる。
【0020】リズムコントロールスイッチ18は、例え
ばリズムのスタート/ストップ、リズムのイントロ/エ
ンディング、フィルイン、シンクロスタート等の制御を
指示するためのスイッチである。リズムコントロールス
イッチ18が押されると、押されたスイッチに対応する
LEDが点灯し、リズム制御が行われる。
【0021】エフェクトスイッチ19は、例えばコーラ
ス、サステイン、リバーブ等の効果を付加するためのス
イッチである。マニュアル演奏モードにおいて、エフェ
クトスイッチ19が押されると、押されたスイッチに対
応するLEDが点灯し、効果の設定が行われる。
【0022】デモスイッチ20は、マニュアル演奏モー
ドとデモ曲の自動演奏モードを切り換えるためのスイッ
チである。テンポスイッチ21は、マニュアル演奏モー
ドでリズムのテンポを速くしたり遅くしたりするための
スイッチである。
【0023】トランスポーズスイッチ22は、例えば半
音単位で上下方向に移調を行うためのスイッチである。
移調は、マニュアル演奏モードと自動演奏モードの両方
において行うことができ、それぞれのモードにおいて独
立に移調を設定することができる。
【0024】マニュアル演奏モードにおいて設定された
移調のデータは、自動演奏モードに切り換わる際にRA
M内のレジスタに退避される。退避された後は、自動演
奏モードにおいて別の移調に設定することができる。再
びマニュアル演奏モードに戻る際には、レジスタに退避
されていた移調の設定を呼び戻すことにより、前回と同
じ移調の設定でマニュアル演奏を行うことができる。
【0025】レジストレーションスイッチ16は、8種
類の「曲風」に対応する音色、リズム、効果等の組み合
わせを表す8つのスイッチを有し、例えばビッグバンド
(ジャズ)、ストリングオーケストラ、ピアノデュオ等
の曲風を有する。レジストレーションスイッチ16に
は、それぞれの曲風を示す文字や絵等が描かれている。
演奏者はレジストレーションスイッチを選択することに
より、個々のスイッチを操作する必要なく、所望の曲風
の演奏を行うことが可能となる。
【0026】自動演奏モードにおいてレジストレーショ
ンスイッチ16を押すと、押されたスイッチのLEDが
点灯し、音色、リズム、テンポ、エフェクト等が一斉に
設定される。その設定に対応して音色スイッチ17、リ
ズムスイッチ15、エフェクトスイッチ19のそれぞれ
に対応するLEDが点灯する。そして、押されたレジス
トレーションスイッチに対応するデモ曲の自動演奏デー
タがROMから読み出されて自動演奏が行われる。
【0027】マニュアル演奏モードにおいてレジストレ
ーションスイッチを押すと、音色、リズム、テンポ、エ
フェクト等が設定されるのみで、デモ曲の自動演奏は行
われない。デモ曲と同じ設定にて演奏者がマニュアル演
奏を行うことができるので、デモ曲を手本とした演奏練
習を効果的に行うことができる。
【0028】また、レジストレーションスイッチが押さ
れると、押されたスイッチの曲風の解説等を表示回路に
表示することにより、演奏の学習効果を上げることがで
きる。
【0029】図1は、ROMに記憶されている主なデー
タフォーマットを示す。図1(A)は、レジストレーシ
ョンスイッチが押されたときに設定されるデータを示
す。レジストレーションデータは、同じデータフォーマ
ットで9つのデータGD0〜GD8を有する。データG
D1〜GD8は、それぞれ異なる曲風の演奏環境のデー
タであり、8つのレジストレーションスイッチの内のど
れかが押されたときに対応して設定されるデータであ
る。
【0030】例えば、レジストレーションスイッチ1番
が押されたときには、レジストレーションデータGD1
の演奏環境が設定される。レジストレーションデータG
D0は、レジストレーションスイッチにより選択するこ
とができないデータである。詳細は後述する。
【0031】データGDは、音色、リズム、プリセット
テンポ、エフェクト、音量、スプリットオン/オフ、伴
奏オン/オフのデータフォーマットを有する。スプリッ
トをオンにすると、1段鍵盤を2段鍵盤のように設定す
ることができる。例えば、1段鍵盤の中央を境にして、
左半分と右半分を異なる音色に設定することができる。
その際には、左鍵盤と右鍵盤の2つの音色がレジストレ
ーションのデータとして記憶される。スプリットをオフ
にすると、通常の1段鍵盤として1つの音色での演奏が
行われる。
【0032】伴奏をオンに設定するとドラムパート、ベ
ース等による所定のリズムによる自動伴奏が行われ、伴
奏をオフに設定するとドラムパート以外の自動伴奏は行
われない。
【0033】図1(B)は、デモ曲を自動演奏するため
の演奏データを示す。レジストレーションスイッチを選
択することにより、レジストレーションデータGDが設
定されると、次はROMからレジストレーションに対応
するデモ曲の自動演奏データが読み出される。自動演奏
データは、9種類のデモ曲の演奏データMD0〜MD8
を有する。自動演奏データMD1〜MD8は、8つのレ
ジストレーションスイッチに対応する曲風のデモ曲の演
奏データである。例えば、自動演奏モードにおいてレジ
ストレーションスイッチ1番が押されたときには、演奏
データMD1のデモ曲がROMから読み出されて自動演
奏が行われる。
【0034】レジストレーションデータGD0および自
動演奏データMD0は、レジストレーションスイッチに
より選択することができず、自動演奏を行う際にいずれ
のレジストレーションスイッチも選択されない場合冒頭
で演奏される。その後デモ曲MD1〜MD8が順次連続
して自動演奏される。
【0035】図1(A)のレジストレーションデータに
は、デモ曲に適合したリズムとプリセットテンポが含ま
れている。デモ曲に適合したテンポとは、具体的にはレ
ジストレーションデータに含まれている音色、リズム、
エフェクト等の組み合わせにより表される曲風に適合し
たものである。しかし、デモ曲に適合したテンポとリズ
ム自体のテンポとは必ずしも一致しない。
【0036】図1(C)は、リズムに適合したテンポを
表すリズムパターンのデータを示す。リズムパターンの
データは、レジストレーションデータ、自動演奏データ
と共にROM内に記憶されている。リズムパターンは、
レジストレーションスイッチに対応して8つのデータR
D1〜RD8を有する。データRDは、リズムパターン
データとリズムに適合したプリセットテンポのデータか
らなる。
【0037】マニュアル演奏時においては、通常レジス
トレーションにより設定されたテンポが設定されてい
る。レジストレーションのテンポからリズム自体に適合
したテンポに変更したいときには、図3に示すテンポス
イッチ21の上下方向の2つのスイッチを同時に押せば
よい。
【0038】2つのスイッチが押されると、図1(C)
に示すプリセットテンポとリズムパターンデータが読み
出されて、リズムに適合したテンポで自動伴奏が行われ
る。演奏者は変更されたテンポでマニュアル演奏を行う
ことができる。
【0039】なお、テンポスイッチの2つのスイッチを
同時に押す操作の代わりに、他の専用のスイッチを設け
たり、他の既存のスイッチと共用してもよい。図4は、
マニュアル演奏や自動演奏を行う電子楽器の動作モード
を示す。動作モードは、モード0〜モード3の4つのモ
ードがある。
【0040】モード0は、マニュアル演奏モードであ
り、電子楽器の電源が投入されたときには必ずこのモー
ドに設定される。マニュアル演奏において、レジストレ
ーションスイッチを押すと、所望の曲風の音色、リズム
等に設定される。演奏者は、設定された曲風のレジスト
レーションにおいてマニュアル演奏を行うことができ
る。
【0041】モード1は、デモ曲選択入力モードであ
り、演奏者からの入力を受け付ける。モード0の状態か
ら図3のデモスイッチ20を押すことによりモード1に
遷移する。デモスイッチ20が押されると、レジストレ
ーションスイッチ16のLEDがスキャンを始め、自動
演奏を行いたいデモ曲の選択を演奏者に促す。演奏者
は、レジストレーションスイッチ16の8つの中から所
望の曲風のデモ曲を選択することができる。いずれかの
レジストレーションスイッチ16を押すと、所望の曲風
が選択され、モード1からモード3に遷移する。LED
のスキャンは終了する。もし、所定時間(例えば3秒)
内にレジストレーションスイッチ16が押されないとき
には、モード1からモード2に遷移する。
【0042】モード3は、レジストレーションスイッチ
により選択された曲風のデモ曲の自動演奏を行う(単一
デモ曲演奏モード)。自動演奏が行われるデモ曲は、レ
ジストレーションスイッチに対応して図1(B)に示す
デモ曲MD1〜MD8の内のどれか一つが選択される。
【0043】モード2は、レジストレーションスイッチ
により曲風の選択が行われなかったときのモードであ
り、ROMに記憶されている図1(B)のデモ曲全9曲
MD0〜MD8の自動演奏を行う(全デモ曲演奏モー
ド)。自動演奏は、デモ曲MD0からMD8までの全9
曲について連続して行われる。デモ曲MD0が最初に自
動演奏され、その後にデモ曲MD1〜MD8が順次繰り
返して自動演奏される。
【0044】デモ曲MD1〜MD8は、それぞれのレジ
ストレーションの曲風を表すのに最適な曲である。しか
し、電子楽器のデモンストレーションの効果を考えた際
には、デモ曲MD1〜MD8の他に、この楽器のもつ能
力をフルに発揮できるデモ曲を用意したい場合がある。
このようなデモ曲をMD0として登録しておく。デモ曲
MD0は、レジストレーションスイッチの1つに割り当
てるよりも、レジストレーションの枠を越えたデモ曲と
して設定しておく方が好ましい。
【0045】図5は、動作モード0〜モード3の4つモ
ードの間の状態遷移を示す。電子楽器の電源投入によ
り、初期時にはモード0が設定され、演奏者によるマニ
ュアル演奏が可能となる。
【0046】モード0のマニュアル演奏モードにおい
て、レジストレーションスイッチが押されると、モード
0のままで押されたスイッチに対応するレジストレーシ
ョンデータが設定される。演奏者は、新たに設定された
曲風でマニュアル演奏を行うことができる。
【0047】モード0から図3に示すデモスイッチ20
が押されるとモード1に移り、演奏者は曲風の選択が可
能になる。モード1からレジストレーションスイッチ1
6が押されるとモード3に遷移し、押されたスイッチに
対応するビッグバンド(ジャズ)、ストリングオーケス
トラ等の曲風のデモ曲の自動演奏が開始する。モード3
において、選択されたデモ曲の自動演奏が終了すると、
モード1に戻り再びデモ曲選択状態となる。
【0048】モード1のデモ曲選択状態において、3秒
経過してもレジストレーションスイッチ16が選択され
なければモード2に遷移し、デモ曲全9曲MD0〜MD
8を順次自動演奏する。デモ曲MD0から演奏が始ま
り、最後のデモ曲MD8の演奏が行われた後は、デモ曲
MD1の演奏に戻り、以後はデモ曲MD1〜MD8の演
奏を順次繰り返す。なお、演奏はデモ曲MD0から開始
させなくても、レジストレーションスイッチに対応する
デモ曲MD1〜MD8から開始するようにしてもよい。
【0049】モード3で単一デモ曲の自動演奏が行われ
ている状態で、再びレジストレーションスイッチが押さ
れた場合を考える。現在自動演奏が行われている曲風と
異なる曲風のレジストレーションスイッチが押された場
合には、モードを変えずに新たに押されたレジストレー
ションスイッチの曲風のデモ曲の自動演奏を開始する。
一方、現在自動演奏が行われている曲風と同じ曲風のレ
ジストレーションスイッチが押された場合にはモード0
に遷移し、同じ曲風の設定で演奏者によるマニュアル演
奏が可能になり、デモ曲を手本とした練習を行うことが
できる。
【0050】モード2の全デモ曲の自動演奏が行われて
いる状態で、レジストレーションスイッチが押された場
合を考える。モード2では、9つのデモ曲が順番に自動
演奏されるので、自動演奏されるデモ曲の移り変わりに
伴いレジストレーションスイッチのLEDの点灯も移動
する。現在自動演奏が行われている曲風と異なる曲風の
レジストレーションスイッチが押された場合にはモード
3に遷移し、押されたレジストレーションスイッチの曲
風のデモ曲の自動演奏を開始する。一方、現在自動演奏
が行われている曲風と同じ曲風のレジストレーションス
イッチが押された場合にはモード0に遷移し、同じ曲風
の設定で演奏者によるマニュアル演奏が可能になる。
【0051】また、モード1〜モード3のいずれかにお
いて、デモスイッチが押されたときには、いずれもモー
ド0に遷移し、マニュアル演奏が可能になる。なお、モ
ード3において、デモ曲の自動演奏が終了するとモード
1に移行し、デモ曲の選択状態となる。デモ曲選択状態
では、レジストレーションスイッチを選択すればモード
3に移行するが、レジストレーションスイッチを選択し
ない場合、モード2の全デモ曲演奏に入る代わりにモー
ド0のマニュアル演奏等他のモードに入るようにしても
よい。
【0052】また、モード3にて自動演奏が終了してモ
ード1に移行し、デモ曲選択状態となったときに、所定
時間内にレジストレーションスイッチが選択されなくて
も、モード1のデモ曲選択状態を維持してもよい。これ
により、店頭においてデモ演奏を行う際、モード3にて
一曲デモ演奏を行った後に電子楽器の機能や音色等につ
いての説明を行う時間を確保することができる。
【0053】図6は、電子楽器のCPUが行うメインル
ーチンの処理を示すフローチャートである。電源が投入
されると、処理はステップSA1からスタートする。ス
テップSA1では、レジスタ類の初期化等の初期設定を
行う。動作モードを示すモードレジスタMODEは0に
セットされ、初期時のモードはマニュアル演奏モードに
設定される。
【0054】ステップSA2では、図2に示す鍵盤1上
で演奏者が行う押鍵操作に対応して、図7を参照して後
述する発音処理を行う。ステップSA3では、図2に示
すパネルスイッチ3上の各種スイッチの状態に応じて、
図8を参照して後述する処理を行う。ステップSA4で
は、図2に示すMIDIインターフェース12を介し
て、MIDIデータを送受信する処理等のその他の処理
を行う。そして、ステップSA2に戻り、以上の処理を
繰り返す。
【0055】図7は、図6のステップSA2で行う鍵盤
処理の詳細を示すフローチャートである。処理はステッ
プSB1からスタートする。ステップSB1では、モー
ドレジスタMODEが0か否かをチェックする。モード
MODEが0でなければ、マニュアル演奏モードでない
ことを示すので、鍵盤からマニュアル演奏をすることが
できない。したがって、鍵盤の処理を行わずに図6のメ
インルーチンの処理へ戻る。
【0056】モードMODEが0であれば、鍵盤上で演
奏者が行うマニュアル演奏操作を受け付けるので、ステ
ップSB2へ進み、鍵盤から検出されたキーイベントが
ノートオンか否かをチェックする。ノートオンであれ
ば、ステップSB3へ進み、ノートオンが検出された鍵
のノートナンバ(音高情報)に移調レジスタTRANS
の値を加えて、音源回路に供給する。移調レジスタTR
ANSは、図3に示すトランスポーズスイッチ22によ
り設定される移調に対応する値が格納されている。音源
回路に供給された音高情報は、サウンドシステムにおい
て移調(TRANS)に従った発音が行われる。その
後、図6のメインルーチンの処理へ戻る。
【0057】ステップSB2において、キーイベントが
ノートオンでなければ、ノートオフを表すのでステップ
SB4へ進み、消音処理を行いサウンドシステムから発
生している楽音を消音させる。その後、図6のメインル
ーチンの処理へ戻る。
【0058】図8は、図6のステップSA3で行うスイ
ッチ処理の詳細を示すフローチャートである。ステップ
SC1では、パネルスイッチ上においていずれかのスイ
ッチがオンになっているか否かを調べる。オンになって
いなければ、何もせずにスイッチ処理を終了し、図6の
メインルーチンの処理へ戻る。
【0059】いずれかのスイッチがオンになっていれ
ば、ステップSC2へ進む。ステップSC2では、どの
スイッチがオンになっているのかを調べる。音色スイッ
チがオンになっていればステップSC3において音色ス
イッチに応じた処理を行い、リズムスイッチがオンにな
っていれば、ステップSC4においてリズムスイッチに
応じた処理を行う。同様に、押されたスイッチがテンポ
スイッチであればステップSC5、トランスポーズスイ
ッチであればステップSC6、デモスイッチであればス
テップSC7、レジストレーションスイッチであればス
テップSC8においてそれぞれのスイッチに応じた処理
を行う。これらの処理については、さらに後述する。
【0060】以上のスイッチに該当しないスイッチがオ
ンであれば、ステップSC9において各種スイッチに応
じた処理を行う。リズムコントロールスイッチがオンで
あればリズムのスタート/ストップ等の処理を行い、エ
フェクトスイッチがオンであればコーラス、サステイ
ン、リバーブ等の効果を与える。音量スイッチであれば
発音される音量を制御する処理を行う。
【0061】各スイッチに応じた処理が行われた後は、
図6のメインルーチンへ戻る。図9は、図8のステップ
SC3で行う音色スイッチ処理の詳細を示すフローチャ
ートである。音色スイッチの内の1つが押されたとき
は、以下の処理を行う。
【0062】ステップSD1において、モードレジスタ
MODEが0か否かをチェックする。音色の設定変更
は、動作モードがマニュアル演奏モードのときにのみ可
能である。モードMODEが0であれば、マニュアル演
奏モードであるので、ステップSD2へ進み、前回設定
されていた音色のLEDを消灯し、今回新たに押された
音色スイッチのLEDを点灯する。ステップSD3で
は、前回設定されていた音色から新たに押された音色に
変更する。その後、図6のメインルーチンの処理に戻
り、変更された音色にて演奏者はマニュアル演奏を行う
ことができる。
【0063】音色スイッチにより音色が変更されると、
点灯しているレジストレーションスイッチのLEDを点
滅させて、レジストレーションデータとは異なる音色が
設定されたことを演奏者に知らせる。
【0064】ステップSD1において、モードMODE
が0でなければ、マニュアル演奏のモードではないの
で、音色の変更は行わずに図6のメインルーチンの処理
に戻る。
【0065】図10は、図8のステップSC4で行うリ
ズムスイッチ処理の詳細を示すフローチャートである。
リズムスイッチの内の1つが押されたときは、以下の処
理を行う。
【0066】ステップSE1において、モードレジスタ
MODEが0か否かをチェックする。リズムの変更は、
動作モードがマニュアル演奏モードのときにのみ可能で
ある。モードMODEが0であれば、マニュアル演奏モ
ードであるので、ステップSE2へ進み、前回設定され
ていたリズムのLEDを消灯し、今回新たに押されたリ
ズムスイッチのLEDを点灯し、現在点灯しているレジ
ストレーションスイッチのLEDを点滅させる。ステッ
プSE3では、前回設定されていたリズムパターンから
新たに押されたリズムのパターンに変更する。その後、
図6のメインルーチンの処理に戻り、変更されたリズム
にて演奏者はマニュアル演奏を行うことができる。
【0067】ステップSE1において、モードMODE
が0でなければ、マニュアル演奏のモードではないの
で、リズムパターンの変更は行わずに図6のメインルー
チンの処理に戻る。
【0068】図11は、図8のステップSC5で行うテ
ンポスイッチ処理の詳細を示すフローチャートである。
テンポの増減を指示するアップスイッチまたはダウンス
イッチが押されたときは、以下の処理を行う。
【0069】ステップSF1において、モードレジスタ
MODEが0か否かをチェックする。テンポの変更は、
動作モードがマニュアル演奏モードのときにのみ可能で
ある。モードMODEが0であれば、マニュアル演奏の
モードであるので、ステップSF2へ進み、アップスイ
ッチのみがオンであるか否かを調べる。アップスイッチ
のみがオンでなければステップSF4へ進みダウンスイ
ッチのみがオンか否かを調べる。
【0070】アップスイッチとダウンスイッチの2つの
スイッチの内、アップスイッチのみがオンであれば、ス
テップSF3へ進み、テンポを増加させる。ダウンスイ
ッチのみがオンであれば、ステップSF5へ進み、テン
ポを減少させる。アップスイッチとダウンスイッチの両
方がオンであれば、ステップSF6へ進み、現在選択さ
れているリズムに適合したテンポをROMに記憶されい
る図1(C)のリズムパターンデータRD1〜RD8の
いずれかを読み出して設定を行う。これにより、レジス
トレーション(曲風)に適合したテンポではなく、リズ
ムに適合したテンポが設定される。その後、図6のメイ
ンルーチンの処理に戻る。
【0071】図12は、図8のステップSC6で行うト
ランスポーズスイッチ処理の詳細を示すフローチャート
である。調の上下を指示するアップスイッチまたはダウ
ンスイッチが押されたときは、以下の処理を行う。移調
は、マニュアル演奏モードとデモ曲の自動演奏モードと
は独立に設定することができる。
【0072】ステップSG1において、アップスイッチ
がオンであるか否かを調べる。アップスイッチがオンで
あれば、ステップSG2へ進み、移調レジスタTRAN
Sの値をインクリメントして調を半音上げる。アップス
イッチがオンでなければ、ダウンスイッチがオンである
ので、ステップSG3へ進み、移調レジスタTRANS
の値をデクリメントして調を半音下げる。その後、図6
のメインルーチンの処理に戻る。
【0073】図13は、図8のステップSC7で行うデ
モスイッチ処理の詳細を示すフローチャートである。デ
モスイッチが押されたときは、以下の処理を行う。ステ
ップSH1において、モードレジスタMODEが0か否
かをチェックする。モードMODEが0であれば、マニ
ュアル演奏モードであるので、ステップSH2へ進み、
デモスイッチのLEDを点灯し、モード0からモード1
に移ったことを演奏者に知らせる。モード0のマニュア
ル演奏モードではデモスイッチのLEDは消灯してお
り、モード1のデモ曲選択入力モードではデモスイッチ
のLEDは点灯している。
【0074】ステップSH3では、モードレジスタMO
DEに1をセットしてモード1の状態に設定する。ステ
ップSH4では、タイマレジスタTIMEに所定値をセ
ットする。所定値として、例えば30をタイマTIME
にセットすれば、3秒間だけデモ曲の選択入力を受け付
けることができる。タイマTIMEの値は後に説明する
タイマ割り込みの処理により100[ms]毎にデクリ
メントされる。したがって、タイマTIMEに30をセ
ットすれば、3秒後にタイマTIMEは0になる。
【0075】ステップSH5では、レジストレーション
スイッチの8つのLEDのスキャンを開始し、8つのL
EDを順次点灯させる。LEDのスキャンを行うことに
より、現在デモ曲の選択状態であることを演奏者に知ら
せる。
【0076】ステップSH6では、移調の設定を示す移
調レジスタTRANSの値を移調退避レジスタKEYT
RANSに格納し、マニュアル演奏モード時に設定され
ていた移調を一時退避させておく。以後は、デモ曲の自
動演奏モードに移行するが、再びマニュアル演奏モード
に戻る際に、退避させておいた移調を呼び戻すことが可
能である。
【0077】ステップSH7では、移調レジスタTRA
NSを0にリセットし、以後行われる自動演奏時におけ
る移調の設定をクリアする。自動演奏モードにおける移
調は、マニュアル演奏モードにおける移調とは別に設定
することができる。その後、図6のメインルーチンの処
理に戻る。
【0078】ステップSH1において、モードMODE
が0でないと判断されたときには、一旦自動演奏モード
に入った後に再びデモスイッチが押されたことになる。
この時は、ステップSH8へ進み、モードMODEが1
であるか否かをチェックする。モードMODEが1でな
ければ、モード2またはモード3の自動演奏モードであ
るので、ステップSH9において、デモ曲の自動演奏を
停止し、ステップSH10へ進む。モードMODEが1
であれば、直接ステップSH10へ進む。
【0079】ステップSH10ではデモスイッチのLE
Dを消灯し、ステップSH11でモードレジスタMOD
Eに0をセットし、マニュアル演奏モードに移行させ
る。つまり、モード1〜モード3のいずれの状態であっ
ても、デモスイッチを押せばモード0に遷移する。
【0080】ステップSH20では、デモスイッチが押
される前の最後に演奏されていたデモ曲がMD0である
か否かを調べる。最後に演奏されていた曲がデモ曲MD
0以外であれば、ステップSH21に進み、最後に演奏
されていたデモ曲に対応するレジストレーションスイッ
チを選択する。
【0081】一方、最後に演奏されていた曲がデモ曲M
D0であれば、対応するレジストレーションスイッチが
ないので、ステップSH12へ進み、デフォルトのレジ
ストレーションスイッチを選択する。デフォルトとして
は、例えば、電子楽器の電源投入後に初期設定されるパ
ネルスイッチの状態等にすればよい。
【0082】ステップSH13では、選択されたレジス
トレーションスイッチのLEDを点灯する。ステップS
H14では、選択されたレジストレーションの設定が行
われる。
【0083】ステップSH15では、移調退避レジスタ
KEYTRANSの値を移調レジスタTRANSに戻
す。マニュアル演奏モードから自動演奏モードに移行す
る際に退避しておいたマニュアル演奏時の移調を、再び
設定し直す。その後、図6のメインルーチンの処理に戻
る。
【0084】図14は、タイマTIMEのデクリメント
を行うタイマ割り込みの処理を示すフローチャートであ
る。図2に示すタイマ11はCPU10に一定時間の間
隔で割り込み信号を供給する。CPUは、割り込み信号
を受け取る度に以下の割り込み処理を行う。タイマ11
は、例えば100[ms]間隔で割り込み信号を供給す
る。
【0085】ステップSI1において、タイマレジスタ
TIMEが0より大きいか否かを調べる。0より大きく
なければ、タイマは既に使用されていない状態であるの
で、何もせずに元の処理に戻る。
【0086】タイマTIMEが0より大きければ、ステ
ップSI2へ進み、タイマTIMEの値をデクリメント
する。ステップSI3では、デクリメントしたタイマT
IMEが0であるか否かを調べる。0でなければ、未だ
所定時間(例えば3秒)を経過していないことを示すの
で、そのまま元の処理に戻る。タイマTIMEが0であ
れば所定時間を経過したことを示すので、ステップSI
4へ進む。
【0087】ステップSI4では、レジストレーション
スイッチのLEDのスキャンを停止し、デモ曲の選択状
態が終了したことを演奏者に知らせる。ステップSI5
では、モードレジスタMODEに2をセットし、全デモ
曲演奏のモードを設定する。つまり、モード1になって
から、所定時間が経過するまでの間にレジストレーショ
ンスイッチが押されなければ、モード2に移行すること
になる。
【0088】ステップSI6では、全デモ曲演奏の最初
に自動演奏の対象となるデモ曲のレジストレーションG
D0が設定される。ステップSI7では、レジストレー
ションデータに対応するデモ曲自動演奏データMD0を
読み出して自動演奏を開始する。その後、割り込み処理
を行う前の処理を再開する。
【0089】図15は、図8のステップSC8で行うレ
ジストレーションスイッチ処理の詳細を示すフローチャ
ートである。図3に示すレジストレーションスイッチ1
6が押されたときには、以下の処理を行う。
【0090】ステップSJ1では、モードレジスタMO
DEの値を調べる。0であればステップSJ2でMOD
E=0の処理を行い、1であればステップSJ3でMO
DE=1の処理を行い、2であればステップSJ4でM
ODE=2の処理を行い、3であればステップSJ5で
MODE=3の処理を行う。その後、図6のメインルー
チンの処理に戻る。
【0091】次に、レジストレーションスイッチが押さ
れたときの詳細な処理を各モードに分けて説明する。図
16は、図15のステップSJ2で行うMODE=0の
処理の詳細を示すフローチャートである。モード0にお
いて、レジストレーションスイッチが押されたときに
は、以下の処理を行う。
【0092】ステップSK1では、押されたレジストレ
ーションスイッチのLEDを点灯する。ステップSK2
では、押されたレジストレーションスイッチに対応する
レジストレーションデータを設定する。レジストレーシ
ョンデータの設定は、所定の音色やリズム等の設定を行
うことを意味する。音色やリズム等の設定を行うと同時
に、それに対応する音色スイッチやリズムスイッチ等の
LEDを点灯する。その後、図6のメインルーチンの処
理に戻る。
【0093】以上のように、モード0のマニュアル演奏
時において、レジストレーションスイッチが押される
と、新たなレジストレーションデータが設定され、マニ
ュアル演奏される曲風の変更が行われる。
【0094】図17は、図15のステップSJ3で行う
MODE=1の処理の詳細を示すフローチャートであ
る。モード1のデモ曲選択状態において、レジストレー
ションスイッチが押されたときには、以下の処理を行
う。
【0095】ステップSL1では、レジストレーション
スイッチのLEDのスキャンを停止して、デモ曲の選択
状態の終了を演奏者に知らせる。ステップSL2では、
押されたレジストレーションスイッチのLEDを点灯す
る。ステップSL3では、押されたレジストレーション
スイッチに対応するレジストレーションデータの設定を
行う。レジストレーションデータの設定は、所定の音色
やリズム等の設定と同時に、それに対応する音色スイッ
チやリズムスイッチ等のLEDの点灯を意味する。
【0096】ステップSL4では、モードレジスタMO
DEに3をセットし、モード1からモード3への移行を
行う。モード3は、単一デモ曲の自動演奏モードであ
る。ステップSL5では、設定されたレジストレーショ
ンに対応するデモ曲演奏データを読み出して自動演奏を
開始する。その後、図6のメインルーチンの処理に戻
る。
【0097】以上のように、モード1のデモ曲選択状態
において、レジストレーションスイッチが押されれば、
モード3に移行し押されたスイッチに対応する曲風のデ
モ曲が自動演奏される。もし、所定時間(例えば3秒)
内にレジストレーションスイッチが押されなければ、モ
ード2に移行しデモ曲MD0からデモ曲MD8まで順次
連続して自動演奏される。
【0098】レジストレーションスイッチが押される
と、モード2およびモード3では選択したレジストレー
ションスイッチ(曲風)に対応するデモ曲の自動演奏を
開始する。その後は、以下のタイマ割り込み処理により
自動演奏の処理を続行する。
【0099】図18は、自動演奏の処理を行うための割
り込み処理を示す。図2に示すCPU10は、レジスト
レーションデータにより設定されたテンポの速度に応じ
た間隔で以下の割り込み処理を行う。
【0100】ステップSM1では、モードレジスタMO
DEが2または3であるか否かを調べる。2または3で
なければ、自動演奏のモードではないので、自動演奏の
処理を行わずにステップSM12へ進み設定されている
リズムのデータに従い自動伴奏を行う。その後、割り込
み処理前の処理を再開する。
【0101】ステップSM1において、モードMODE
が2または3であれば、自動演奏のモードであるので、
ステップSM2へ進み、自動演奏の処理を開始する。ス
テップSM2では、現在自動演奏の対象であるデモ曲の
自動演奏データをROMから読み出し、読み出したノー
トナンバ(音高情報)に移調レジスタTRANSの値を
加算する。加算された音高情報は、音源回路に供給され
サウンドシステムから楽音が発音される。
【0102】ステップSM3において、現在自動演奏を
行っているデモ曲の自動演奏データが全て終了したか否
かを調べる。終了していなければ、未だデモ曲の演奏途
中であるので、ステップSM12に進み、現在設定され
ているリズムのデータに従い自動伴奏を行う。その後、
割り込み処理前の処理を再開する。
【0103】ステップSM3において、デモ曲の自動演
奏データが終了を示していれば、そのデモ曲の終了を示
すので、ステップSM4へ進む。ステップSM4では、
モードMODEが2であるか否かを調べる。モードMO
DEが2であれば、デモ曲を繰返し自動演奏するモード
であるので、ステップSM5へ進む。ステップSM5で
は、先程終了したデモ曲のレジストレーションの次の番
号のレジストレーションを選択する。デモ曲は、MD0
→MD1→MD2→・・・→MD8→MD1→MD2→
・・・の順番で繰り返し指定される。パネルスイッチ上
では、レジストレーションスイッチが左上から右下まで
順番に選択されることになる。ただし、左上から右下ま
での順で毎回同じパターンである必要ななく、ランダム
に次のレジストレーションを選択するようにしてもよ
い。
【0104】ステップSM6では、選択されたレジスト
レーションに対応するLEDの点灯を行う。ステップS
M7では、選択されたレジストレーションのデータの設
定を行う。ステップSM8では、選択されたレジストレ
ーションに対応するデモ曲の自動演奏データを読み出し
て自動演奏を開始する。その後、ステップSM12に進
み、現在設定されているリズムのデータに従い自動伴奏
を行い、割り込み処理前の処理を再開する。
【0105】ステップSM4において、モードMODE
が2でなければ、モード3であるので、ステップSM9
へ進む。ステップSM9では、モードレジスタMODE
に1をセットする。つまり、モード3において、デモ曲
が1曲終了したら、モード1に移行することになる。ス
テップSM10では、タイマレジスタTIMEに所定値
(例えば30)を格納し、タイマのカウントを開始す
る。ステップSM11では、レジストレーションのLE
Dのスキャンを開始し、デモ曲選択状態であることを演
奏者に知らせる。その後、ステップSM12に進み、現
在設定されているリズムのデータに従い自動伴奏を行
い、割り込み処理前の処理を再開する。
【0106】図19は、図15のステップSJ4で行う
MODE=2の処理の詳細を示すフローチャートであ
る。モード2において、全デモ曲が順次自動演奏されて
いる際にレジストレーションスイッチが押されたとき、
以下の処理を行う。
【0107】ステップSN1では、現在自動演奏の対象
となっているデモ曲の自動演奏を停止する。ステップS
N2では、現在LEDが点灯している自動演奏対象のレ
ジストレーションスイッチと同じスイッチが押されたか
否かを調べる。同じレジストレーションスイッチが押さ
れたときには、ステップSN7に進み、モードレジスタ
MODEに0をセットしてマニュアル演奏モードに移行
する。その後、図6のメインルーチンの処理へ戻る。
【0108】異なるレジストレーションスイッチが押さ
れたときには、ステップSN3に進み、前回設定された
レジストレーションのLEDを消灯し、今回押されたレ
ジストレーションスイッチのLEDを点灯する。ステッ
プSN4では、押されたスイッチに対応するレジストレ
ーションデータの設定を行い、所定の音色やリズム等の
設定と同時に、それに対応する音色スイッチやリズムス
イッチ等のLEDの点灯を行う。ステップSN5では、
モードレジスタMODEに3をセットして単一デモ曲の
自動演奏モードに移行する。ステップSN6では、設定
されたレジストレーションに対応するデモ曲の自動演奏
データをROMから読み出して、自動演奏を開始する。
その後、図6のメインルーチンの処理へ戻る。
【0109】以上のように、モード2の全デモ曲演奏モ
ードでは、LEDが点灯しているレジストレーションス
イッチに対応する曲風のデモ曲が自動演奏されており、
点灯しているLEDに対応するレジストレーションスイ
ッチが押されると、モード0に移行しマニュアル演奏が
可能になる。一方、LEDが点灯していないレジストレ
ーションスイッチが押されると、モード3に移行し押さ
れたスイッチに対応する曲風のデモ曲の自動演奏が行わ
れる。
【0110】図20は、図15のステップSJ5で行う
MODE=3の処理の詳細を示すフローチャートであ
る。モード3において、単一デモ曲が自動演奏されてい
る際にレジストレーションスイッチが押されたときに
は、以下の処理を行う。
【0111】ステップSO1では、現在自動演奏を行っ
ているデモ曲の自動演奏を停止する。ステップSO2で
は、現在LEDが点灯している自動演奏対象のレジスト
レーションスイッチと同じスイッチが押されたか否かを
調べる。同じレジストレーションスイッチが押されたと
きには、ステップSO6に進み、モードレジスタMOD
Eに0をセットしてマニュアル演奏モードに移行する。
その後、図6のメインルーチンの処理へ戻る。
【0112】異なるレジストレーションスイッチが押さ
れたときには、ステップSO3に進み、レジストレーシ
ョンスイッチのLEDを消灯した後に今回押されたレジ
ストレーションスイッチのLEDを新たに点灯する。ス
テップSO4では、押されたスイッチに対応するレジス
トレーションデータの設定を行い、所定の音色やリズム
等の設定と同時に、それに対応する音色スイッチやリズ
ムスイッチ等のLEDの点灯を行う。ステップSO5で
は、設定されたレジストレーションに対応するデモ曲の
自動演奏データをROMから読み出して、動作モードを
変えずに押されたスイッチに対応する新たなデモ曲の自
動演奏を開始する。その後、図6のメインルーチンの処
理へ戻る。
【0113】以上のように、モード3の単一デモ曲演奏
モードでは、押されたレジストレーションスイッチのL
EDが点灯し、スイッチに対応する曲風のデモ曲の自動
演奏が行われる。ここで、点灯しているLEDに対応す
るレジストレーションスイッチが押されると、モード0
に移行しマニュアル演奏が可能になる。一方、LEDが
点灯していないスイッチが押されると、モード3のまま
でモードは変わらずに、押されたスイッチに対応する曲
風のデモ曲が新たに自動演奏される。
【0114】ここで、演奏者がデモ曲を手本として演奏
練習を行う場合を考える。以上の実施例では、モード0
で演奏者がマニュアル演奏を行っているときに、所望の
曲風のデモ曲の自動演奏を聴きたくなったら、デモスイ
ッチを押してデモ曲選択状態(モード1)にしてから、
レジストレーションスイッチを押して所望の曲風を選択
する必要がある。曲風が選択されると、選択された曲風
のデモ曲の自動演奏が開始される。マニュアル演奏モー
ドからデモ曲の自動演奏モードに移行する際には、デモ
スイッチとレジストレーションスイッチの2つを押さな
ければならない。そこで、レジストレーションスイッチ
1つを押すだけで自動演奏モードに移行することができ
る処理例を次に示す。
【0115】図21は、図16のMODE=0の処理に
代えて行う処理を示すフローチャートである。モード0
のマニュアル演奏時において、レジストレーションスイ
ッチが押されたときには、以下の処理を行う。
【0116】ステップSP1では、現在LEDが点灯し
ている自動演奏対象のレジストレーションスイッチと同
じスイッチが押されたか否かを調べる。同じレジストレ
ーションスイッチが押されたときには、ステップSP2
に進み、モードレジスタMODEに3をセットしてデモ
曲の自動演奏モードに移行する。ステップSP3では、
モード移行前のマニュアル演奏モードにおいて練習を行
っていた際の曲風のままでデモ曲の自動演奏を行う。そ
の後、図6のメインルーチンの処理へ戻る。
【0117】異なるレジストレーションスイッチが押さ
れたときには、ステップSP4に進み、レジストレーシ
ョンスイッチのLEDを消灯した後に今回押されたレジ
ストレーションスイッチのLEDを新たに点灯する。ス
テップSP5では、押されたスイッチに対応するレジス
トレーションデータの設定を行い、所定の音色やリズム
等の設定と同時に、それに対応する音色スイッチやリズ
ムスイッチ等のLEDの点灯を行う。その後、図6のメ
インルーチンの処理へ戻る。
【0118】デモ曲をマニュアル演奏で練習していると
きに、点灯しているレジストレーションスイッチを押す
と、そのデモ曲の自動演奏を聴くことができ、再び同じ
レジストレーションスイッチを押すと、デモ曲のマニュ
アル演奏を再開することができる。再びレジストレーシ
ョンスイッチを押したときには、前回中断されたデモ曲
の途中から自動演奏を再開しても、デモ曲の最初から演
奏し直すようにしてもよい。
【0119】以上のように様々な曲風に対応するレジス
トレーションスイッチの中から演奏者が所望の曲風を選
択することにより、その曲風に最適な音色、リズム、効
果、音量等を瞬時に設定することができる。自動演奏を
行うときには、曲風に適したデモ曲をレジストレーショ
ンデータと対応付けることにより、所望の曲風のデモ曲
をメーカが推薦する最適な演奏環境で自動演奏すること
ができる。
【0120】自動演奏が行われたデモ曲を手本にして練
習したいときには、レジストレーションスイッチ1つで
同じ演奏環境に設定することができる。各曲風のレジス
トレーションデータはプリセットテンポを有しているの
で、曲風毎にメーカが推薦するテンポでマニュアル演奏
を行うことができ、曲風の練習に効果的である。
【0121】また、レジストレーションデータのプリセ
ットテンポは、音色やリズム等の組み合わせによる曲風
に適したものであるが、それとは別にレジストレーショ
ンデータ中のリズムを中心に考えたときに最適なテンポ
をリズムパターン毎に設定することができるので、リズ
ム中心のテンポでマニュアル演奏を行うこともできる。
【0122】マニュアル演奏時と自動演奏時とでは、独
立に移調することができるので、マニュアル演奏モード
において移調を行っても、自動演奏モードではリセット
され、曲風に合った所望の調で自動演奏を行うことがで
きる。自動演奏モードにおいても、移調を行うことは可
能であり、移調を行ってもマニュアル演奏モードに戻れ
ば、マニュアル演奏用に設定していた移調が呼び戻され
再設定される。これにより、移調機能の自由度は広が
る。
【0123】なお、マニュアル演奏モードから自動演奏
モードに移行するときには、移調を0にリセットする場
合について述べたが、前回の自動演奏モードの際の移調
を記憶しておき、その移調を設定するようにしてもよ
い。また、移調の状態をデモ曲毎に記憶させれば、演奏
者がデモ曲毎に移調を設定することができるので、デモ
曲の練習をより効果的に行うことができる。
【0124】さらに、デモ曲の自動演奏を行う際に押鍵
指示をして、演奏の練習を行い易くしてもよい。次に、
他の実施例による自動演奏機能を示す。
【0125】図22は、ROMに記憶されている主なデ
ータのフォーマットを示す。図22(A)は、レジスト
レーションデータのフォーマットを示し、前述のデータ
GD0〜GD8に加え、エンディング曲のためのレジス
トレーションデータGDEが備えられている。データG
D1〜GD8は、パネルスイッチ上のレジストレーショ
ンスイッチに対応して設定されるレジストレーションデ
ータである。オープニングデータGD0とエンディング
データGDEは、それぞれオープニング曲(MD0)と
エンディング曲(MDE)のデモ曲が自動演奏される際
に設定されるレジストレーションデータである。各レジ
ストレーションデータGDは、音色、リズム、プリセッ
トテンポ、エフェクタ、音量、スプリットオン/オフ、
伴奏オン/オフのデータフォーマットを有する。
【0126】図22(B)は、デモ曲を自動演奏するた
めの演奏データのフォーマットを示し、前述の演奏デー
タMD0〜MD8に加え、エンディング曲の演奏データ
MDEが備えられている。自動演奏データMD1〜MD
8は、レジストレーションスイッチに対応する曲風のデ
モ曲の演奏データである。モード2の全デモ曲演奏で
は、最初にオープニング曲の演奏データMD0から自動
演奏が開始し、演奏データMD1〜MD8が順次自動演
奏された後にエンディング曲の演奏データMDEが自動
演奏される。
【0127】図22(C)は、練習曲の自動演奏データ
のフォーマットを示す。自動演奏データPD1〜PD8
は、後述の練習曲演奏モード(モード4)においてレジ
ストレーションスイッチに対応して演奏される演奏デー
タである。練習曲の演奏データPD1〜PD8は、メロ
ディガイドの役割を果たすオブリガート、バッキング、
重奏、フィル等の補助演奏データを含んでおり、演奏者
はその自動演奏に合わせて鍵盤上でメロディを演奏する
ことができる。
【0128】練習曲演奏モードでは、演奏者がメロディ
がわからなくなったときにも、補助演奏データの自動演
奏により演奏者の演奏を助けてくれる。練習曲の自動演
奏データは、例えばマイナスワン機能によりメロディを
消音したデータであるので、練習曲の自動演奏のみを聴
いても、メロディを把握することができる。
【0129】自動演奏データは、鍵盤上で行われるマニ
ュアル演奏を損なわないように、小さな音量で補助演奏
のガイド音を入れることが望ましい。ガイド音の音色
は、マニュアル演奏によるメロディの音色と異なってい
てもよい。
【0130】図22(D)は、リズムパターンのデータ
を示す。リズムパターンは、前述と同様にレジストレー
ションスイッチに対応して8つのデータRD1〜RD8
を有する。データRDは、リズムパターンデータとその
リズムに適合したプリセットテンポのデータから成る。
【0131】図23は、電子楽器の動作モードを示す。
動作モードは、モード0〜モード3に加え、モード4が
追加される。モード0は、マニュアル演奏モードであ
り、演奏者が鍵盤等を用いてマニュアル演奏を行うこと
ができる。モード1は、デモ曲選択入力モードであり、
演奏者からのデモ曲選択入力を受け付ける。モード3
は、単一デモ曲演奏モードであり、レジストレーション
スイッチにより選択された曲風のデモ曲の自動演奏を行
う。
【0132】先の実施例におけるモード2では、オープ
ニングデモ曲MD0から自動演奏を開始し、全てのデモ
曲を自動演奏した後に再びデモ曲MD1に戻り、デモ曲
の自動演奏を繰り返し行っていた。しかし、毎回オープ
ニングデモ曲から自動演奏を開始するのでは、最後の方
のデモ曲はすぐには聴くことができない。そこで、新た
にスタートスイッチを設け、スタートスイッチが押され
た際には、前回のモード2における連続演奏が終了した
デモ曲から再び自動演奏が行われる。
【0133】なお、エンディング曲MDEが付加され、
エンディング曲MDEで自動演奏が終了し、無限ループ
的に自動演奏が繰り返されることはない。モード4は、
練習曲演奏モードであり、練習曲の自動演奏により補助
演奏が行われ、演奏者はその自動演奏に合わせて鍵盤か
らマニュアル演奏を行うことができる。
【0134】図24は、図5の動作モード遷移図に対し
て追加されたモードの遷移のみを示す。モード0におい
て、現在設定されているレジストレーションスイッチ
(パネルスイッチ上で点灯しているレジストレーション
スイッチ)をダブルクリックすると、モード4(練習曲
演奏モード)に遷移する。ダブルクリックとは、所定時
間(例えば1秒)内に2回連続して同じスイッチを押す
ことをいう。
【0135】スイッチを1回押すだけの操作では、操作
者のミスタッチにより誤ってスイッチを押してしまう誤
操作も含まれる。ダブルクリックは、明らかな操作意思
を持ったときにのみ操作可能であるので、ダブルクリッ
クにより初めてモード遷移が可能になるようにすれば、
ミスタッチ等の誤操作を排除することができる。なお、
スイッチのチャタリングを考慮し、所定の短時間以内の
複数回のスイッチ操作は、1回のスイッチ操作とみなす
ようにしてもよい。
【0136】モード4(練習曲演奏モード)では、ダブ
ルクリックされたレジストレーションスイッチに対応す
る練習曲の自動演奏が行われる。対応する練習曲の自動
演奏が終了すると、モード0(マニュアル演奏モード)
に戻る。
【0137】また、モード4において、パネルスイッチ
上のデモスイッチが押されると、練習曲の自動演奏を途
中で停止して、モード0(マニュアル演奏モード)に戻
る。モード2(全デモ曲演奏モード)では、図5に示し
たように、レジストレーションスイッチまたはデモスイ
ッチを押すことにより、デモ曲の連続自動演奏が終了
し、他のモードに遷移する。その際に、終了したデモ曲
の番号はRAM内のレジスタに記憶される。
【0138】その後、モード遷移により、再びモード1
(デモ曲選択入力モード)に到達した際に、パネルスイ
ッチ上のスタートスイッチが押されると、モード2(全
デモ曲演奏モード)に遷移し、前回モード2が終了する
際に記憶されたデモ曲の番号からデモ曲の連続自動演奏
を再開する。
【0139】モード2(全デモ曲演奏モード)におい
て、デモ曲の連続自動演奏により、エンディング曲(M
DE)の自動演奏が終了すると、デモ曲の連続自動演奏
が終了し、モード0(マニュアル演奏モード)に遷移す
る。
【0140】図25は、本実施例を実現するために図7
の鍵盤処理に変更を加えた処理のフローチャートであ
る。ステップSBA1は、追加された処理のステップで
ある。先の実施例では、モードMODEが0のときの
み、鍵盤処理を行うようにしていたが、モード4(練習
曲演奏モード)の追加により、モード4においても鍵盤
処理が行われるようになっている。
【0141】ステップSBA1では、モードレジスタM
ODEが0または4であるか否かをチェックする。モー
ドMODEが0か4以外であれば、鍵盤からマニュアル
演奏を受け付けないので、鍵盤処理を行わずに図6のメ
インルーチンの処理へ戻る。
【0142】モードMODEが0か4であれば、鍵盤上
でのマニュアル演奏を受け付けるので、ステップSB2
へ進み、鍵盤から検出されたキーイベントがノートオン
か否かをチェックする。ノートオンであれば、ステップ
SB3へ進み、ノートオンが検出された鍵のノートナン
バに移調レジスタTRANSの値を加えて、音源回路に
供給し、図6のメインルーチンの処理へ戻る。
【0143】ステップSB2において、キーイベントが
ノートオンでないと判断されれば、ノートオフを表すの
でステップSB4へ進み、消音処理を行い、図6のメイ
ンルーチンの処理へ戻る。
【0144】図26は、本実施例を実現するために図1
9のレジストレーションスイッチ処理に変更を加えた処
理のフローチャートである。このフローチャートは、モ
ード2(全デモ曲演奏)において、レジストレーション
スイッチが押された際の処理を示す。
【0145】モード2において、レジストレーションス
イッチが押されると、デモ曲の連続自動演奏が終了し、
モード0に遷移する。その際に、最後に自動演奏された
デモ曲の番号を記憶する処理のステップ(ステップSN
A1)を追加する。以下、追加部分の処理を説明する。
【0146】まず、ステップSN1では、レジストレー
ションスイッチが押されたことに伴い、現在自動演奏を
行っているデモ曲の自動演奏を停止する。ステップSN
2では、現在LEDが点灯しているレジストレーション
スイッチと同じスイッチが押されたか否かをチェックす
る。同じレジストレーションスイッチが押されたときに
は、ステップSN7に進み、モードレジスタMODEに
0をセットしてマニュアル演奏モードに遷移する。
【0147】ステップSNA1では、最後に自動演奏さ
れたデモ曲(ステップSN1において演奏停止したデモ
曲)の番号をレジスタに記憶する。その後、図6のメイ
ンルーチンの処理へ戻る。
【0148】なお、ステップSN3〜SN6は、図19
に示したものと同じ処理である。図27は、本実施例を
実現するために図13のデモスイッチ処理に変更を加え
た処理のフローチャートである。このフローチャート
は、デモスイッチが押された際の処理手順を示す。
【0149】モード2において、デモスイッチが押され
ると、デモ曲の連続自動演奏を終了し、モード0に遷移
する。その際に、最後のデモ曲の番号を記憶する処理
(ステップSHA1,SHA2)を追加する。
【0150】また、ステップSH20’は、オープニン
グ曲MD0のみでなく、エンディング曲MDEをも加味
した処理に変更したステップである。以下、追加・変更
部分の処理を順を追って説明する。
【0151】ステップSH1において、モードレジスタ
MODEが0か否かをチェックする。モードMODEが
0でないときは、さらにステップSH8でモードMOD
Eが1か否かをチェックする。モードMODEが1でな
ければ、自動演奏モード(モード2,3,4)であるの
で、ステップSH9’において、デモ曲(モード2,
3)または練習曲(モード4)の自動演奏を停止し、ス
テップSHA1へ進む。
【0152】ステップSHA1では、モードレジスタM
ODEが2か否かをチェックする。モードMODEが2
(全デモ曲演奏モード)であるときには、ステップSH
A2へ進み、ステップSH9’で停止したデモ曲の番号
を記憶し、スタートスイッチによる再スタートの準備を
行う。その後、ステップSH10へ進む。
【0153】ステップSHA1においてモードMODE
が2でないときには、モード3(単一デモ曲演奏モー
ド)またはモード4(練習曲演奏モード)であるので、
デモ曲の番号を記憶せずにステップSH10へ進む。
【0154】ステップSH10では、デモスイッチのL
EDを消灯し、ステップSH11でモードレジスタMO
DEに0をセットし、マニュアル演奏モードに遷移させ
る。つまり、モード1〜モード4のいずれの状態であっ
ても、デモスイッチが押されればモード0に遷移する。
【0155】ステップSH20’では、デモスイッチが
押される直前に演奏されていた曲がオープニング曲(M
D0)またはエンディング曲(MDE)であるか否かを
調べる。オープニング曲(MD0)またはエンディング
曲(MDE)以外であれば、ステップSH21に進み、
直前に演奏されていた曲に対応するレジストレーション
が選択される。
【0156】一方、直前に演奏されていた曲がオープニ
ング曲(MD0)またはエンディング曲(MDE)であ
れば、対応するレジストレーションスイッチが存在しな
いので、ステップSH12へ進み、デフォルトのレジス
トレーションが選択される。
【0157】以降のステップSH13〜SH15は、前
述の図13のものと同様の処理を行い、その後に図6の
メインルーチンの処理に戻る。なお、ステップSH2〜
SH7は、図13に示したものと同じ処理である。
【0158】以上説明した処理により、モード2が終了
する直前のデモ曲の番号がデモ曲番号レジスタに記憶さ
れる。その後、モード1(デモ曲選択入力モード)にお
いて、スタートスイッチが押されると、モード2(全デ
モ曲演奏)に遷移し、レジスタに記憶されているデモ曲
の番号から自動演奏が開始される。
【0159】スタートスイッチは、図3に示すパネルス
イッチ上のリズムコントロールスイッチ18に含まれ、
リズムのスタートスイッチをも兼ねている。図28は、
スタートスイッチが押された際の処理を示すフローチャ
ートである。
【0160】ステップSQ1において、モードレジスタ
MODEが0か否かをチェックする。モードMODEが
0であれば、マニュアル演奏モードであるので、ステッ
プSQ2に進み、リズムをスタートさせる処理を行う。
その後、処理は終了する。
【0161】モードMODEが0でないと判断されたと
きには、ステップSQ3に進み、モードレジスタMOD
Eが1か否かをチェックする。モードMODEが1でな
ければ、モード2,3,4の内のいずれかであるので、
何も行わずに処理を終了する。
【0162】モードMODEが1であるときには、ステ
ップSQ4へ進み、レジストレーションスイッチのLE
Dのスキャンを停止して、デモ曲の選択状態の終了を演
奏者に知らせる。ステップSQ5では、デモ曲番号レジ
スタに記憶されている前回終了したデモ曲の番号を読み
出す。初期時のデモ曲番号レジスタには、例えばデフォ
ルトとしてオープニング曲(MD0)の番号が格納され
ている。ステップSQ6では、読み出したデモ曲番号に
対応するレジストレーションスイッチのLEDを点灯
し、ステップSQ7で対応するレジストレーションの設
定を行う。
【0163】ステップSQ8では、モードレジスタMO
DEに2をセットし、全デモ曲演奏モードに遷移させ
る。ステップSQ9では、読み出したデモ曲番号のデモ
曲の自動演奏を開始する。その後、処理を終了する。
【0164】図29は、モード0においてレジストレー
ションスイッチが押された際の処理を示すフローチャー
トであり、図21のフローチャートに修正を加え、モー
ド0からモード4へのモード遷移を可能にしている。モ
ード0において、レジストレーションスイッチをダブル
クリックすると、モード4に遷移する。
【0165】まず、ステップSP1では、現在設定され
ているレジストレーションスイッチ(LEDが点灯して
いるレジストレーションスイッチ)と同じスイッチが押
されたか否かをチェックする。異なるレジストレーショ
ンスイッチが押されたときには、ステップSP4に進
み、レジストレーションスイッチのLEDを消灯し、今
回押されたレジストレーションスイッチのLEDを新た
に点灯する。ステップSP5では、押されたスイッチに
対応するレジストレーションデータの設定を行い、その
後、ステップSPA2に進む。
【0166】ステップSP1において、同じレジストレ
ーションスイッチが押されたときには、ステップSPA
1に進み、フラグDOUBLEが1か否かをチェックす
る。フラグDOUBLEは、ダブルクリックが押された
か否かを表すフラグである。フラグDOUBLEの初期
値は、0にセットされているので、最初はステップSP
A2に進む。
【0167】ステップSPA2では、フラグDOUBL
Eに1をセットし、ステップSPA3でタイマレジスタ
COUNTに10を格納し、処理を終了する。レジスタ
COUNTは、ダブルクリックを許容する操作時間を格
納する。例えば、レジスタCOUNTに10が格納され
れば、1秒間(100ms×10)に2回連続スイッチ
が押された際にダブルクリックと認められる。
【0168】例えば1秒間の時間を計測するために、所
定時間間隔でレジスタCOUNTの値をデクリメントす
る。その処理手順を次に示す。図30は、タイマレジス
タCOUNTのデクリメントを行うタイマ割り込みの処
理を示すフローチャートである。以下の処理は、例えば
100ms等の一定時間の間隔で割り込み処理される。
【0169】ステップSR1において、フラグDOUB
LEが1か否かをチェックする。1でなければ、レジス
トレーションスイッチが所定時間内に1回も押されてい
ないことを示すので、何もせずに処理を終了する。
【0170】フラグDOUBLEが1であれば、ステッ
プSR2へ進み、レジスタCOUNTの値をデクリメン
トする。ステップSR3では、デクリメントしたレジス
タCOUNTの値が0であるか否かをチェックする。0
でなければ、未だ所定時間(例えば1秒)を経過してい
ないことを示すので、そのまま元の処理(割り込み処理
を行う前の処理)へ戻る。
【0171】レジスタCOUNTが0であれば所定時間
を経過したことを示すので、ステップSR4へ進み、フ
ラグDOUBLEを0にリセットし、元の処理へ戻る。
つまり、フラグDOUBLEは、1にセットされた後、
所定時間(例えば1秒)経過した時に0にリセットされ
る。
【0172】図29のステップSPA1において、フラ
グDOUBLEが1であると判断されたときには、レジ
ストレーションスイッチが押されてフラグDOUBLE
が1になった後、リセットされる前に再び同じレジスト
レーションスイッチが押された、すなわち、所定時間内
にレジストレーションスイッチが2回連続押されたこと
を示すので、ステップSPA4へ進む。
【0173】ステップSPA4では、モードレジスタM
ODEに4をセットし、練習曲演奏モードに遷移させ
る。ステップSPA5では、現在設定されているレジス
トレーションスイッチに対応する練習曲の演奏データを
ROMから読み出して自動演奏を開始する。その後、処
理は終了する。
【0174】次に、モード4において練習曲の自動演奏
が終了して、モード0に遷移する処理等を示す。図31
は、本実施例を実現するために、図18の割り込み処理
に変更を加えた処理を示すフローチャートである。以下
の処理は、設定されているテンポの速度に応じて割り込
み処理される。
【0175】ステップSM1では、モードレジスタMO
DEが2または3であるか否かをチェックする。2また
は3でなければ、ステップSMA1へ進み、モードレジ
スタMODEが4であるか否かをチェックする。4でな
ければ、自動演奏のモードではないので、自動演奏の処
理を行わずにステップSM12へ進み、設定されている
リズムのデータに従い、自動伴奏を行う。その後、割り
込み処理前の処理に戻る。
【0176】ステップSMA1においてモード4である
と判断されれば、ステップSMA2へ進む。ステップS
MA2では、レジストレーションスイッチ操作により現
在自動演奏の対象となっている練習曲の自動演奏データ
をROMから読み出して、音源回路に供給する。音源回
路からの楽音信号により、サウンドシステムは楽音を発
する。
【0177】ステップSMA3では、現在自動演奏を行
っている練習曲の自動演奏データが全て終了したか否か
をチェックする。終了していなければ、未だ練習曲の演
奏途中であるので、ステップSM12に進み、リズムデ
ータに従った自動伴奏を行う。その後、割り込み処理前
の処理に戻る。
【0178】ステップSMA3において、練習曲の自動
演奏データが終了していると判断されれば、ステップS
MA4へ進み、モードレジスタMODEに0をセット
し、マニュアル演奏モードに遷移させる。その後、ステ
ップSM12に進み、リズムデータに従った自動伴奏を
行って、割り込み処理前の処理に戻る。
【0179】ステップSM1において、モードMODE
が2または3であると判断されたときには、デモ曲の自
動演奏モードであるので、ステップSM2へ進む。ステ
ップSM2では、現在自動演奏の対象であるデモ曲の自
動演奏データをROMから読み出し、読み出したノート
ナンバ(音高情報)に移調レジスタTRANSの値を加
算する。加算された音高情報は、音源回路に供給されサ
ウンドシステムから楽音が発せられる。
【0180】ステップSM3において、現在自動演奏を
行っているデモ曲の自動演奏データが全て終了したか否
かをチェックする。終了していなければ、未だデモ曲の
演奏途中であるので、ステップSM12に進み、リズム
データに従った自動伴奏を行う。その後、割り込み処理
前の処理に戻る。
【0181】ステップSM3においてデモ曲の自動演奏
データが終了していると判断されたときには、ステップ
SM4に進み、モードレジスタMODEが2であるか否
かをチェックする。モードMODEが2でなければ、単
一デモ曲演奏のモード3においてデモ曲の自動演奏が終
了したことを示すので、ステップSM9へ進む。ステッ
プSM9では、モードレジスタMODEに1をセット
し、デモ曲選択入力モードに遷移させる。
【0182】ステップSM10では、タイマレジスタT
IMEに所定値(例えば30)を格納し、タイマのカウ
ントを開始させる。ステップSM11では、レジストレ
ーションのLEDのスキャンを開始し、デモ曲選択状態
であることを演奏者に知らせる。その後、ステップSM
12に進み、リズムデータに従った自動伴奏を行い、割
り込み処理前の処理に戻る。
【0183】ステップSM4において、モードMODE
が2であると判断されたときには、ステップSMA5へ
進む。ステップSMA5では、自動演奏データが全て終
了したと判断されたデモ曲がエンディング曲(MDE)
であるか否かをチェックする。エンディング曲であるな
らば、ステップSMA6へ進み、モードレジスタMOD
Eに0をセットし、マニュアル演奏モードに遷移させ
る。
【0184】ステップSMA7では、自動演奏終了に伴
い、エンディング曲に対応する番号をレジスタに格納
し、スタートスイッチによる再スタートの準備を行う。
その後、ステップSM12に進み、リズムデータに従っ
た自動伴奏を行い、割り込み処理前の処理に戻る。
【0185】ステップSMA5において、終了したデモ
曲がエンディング曲ではないと判断されたときには、ス
テップSM5へ進む。ステップSM5では、先程終了し
たデモ曲のレジストレーションの次の番号のレジストレ
ーションを選択する。デモ曲の選択は、MD0→MD1
→MD2→・・・→MD8→MDEの順番で行われ、最
後はエンディング曲(MDE)で終了する。
【0186】ステップSM6では、選択されたレジスト
レーションに対応するLEDの点灯を行う。ステップS
M7では、選択されたレジストレーションのデータの設
定を行う。ステップSM8では、選択されたレジストレ
ーションに対応するデモ曲の自動演奏データを読み出し
て自動演奏を開始する。その後、ステップSM12に進
み、リズムデータに従った自動伴奏を行い、割り込み処
理前の処理に戻る。
【0187】以上のように、練習曲演奏モード(モード
4)を設けることにより、演奏者は自動演奏のガイド音
を聴きながら、鍵盤からメロディのマニュアル演奏を行
うことができるので、快適な演奏練習を行うことができ
る。
【0188】また、演奏者がレジストレーションをダブ
ルクリックすることにより、マニュアル演奏モード(モ
ード0)から練習曲演奏モード(モード4)に遷移する
ので、ミスタッチ等の誤操作によりモード遷移すること
がなく、的確かつ簡単にモード遷移を行うことができ
る。
【0189】なお、ダブルクリックによるモード遷移
は、モード0からモード4への遷移のときのみに限られ
ず、他のモードに遷移する際に用いてもよい。以上実施
例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限
されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組合
わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0190】
【発明の効果】操作者が曲風を指定するだけで、その曲
風に適した演奏環境が設定され、その曲風に適した曲の
演奏データの自動演奏が行われるので、自動演奏が行わ
れる際には、自動演奏曲に最適な演奏環境が必ず設定さ
れるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ROMに記憶されている主なデータフォーマ
ットを示す。図1(A)はレジストレーションデータを
示す概略図であり、図1(B)はデモ曲の自動演奏デー
タを示す概略図であり、図1(C)はリズムパターンの
データを示す概略図である。
【図2】 本発明の実施例による自動演奏機能を有する
電子楽器のシステム構成例を示すブロック図である。
【図3】 図2に示すパネルスイッチの主要部の構成例
を示す概略図である。
【図4】 電子楽器の動作モードを示す図表である。
【図5】 電子楽器の動作モードを示す状態遷移図であ
る。
【図6】 電子楽器のCPUが行うメインルーチンの処
理を示すフローチャートである。
【図7】 図6のステップSA2で行う鍵盤処理の詳細
を示すフローチャートである。
【図8】 図6のステップSA3で行うスイッチ処理の
詳細を示すフローチャートである。
【図9】 図8のステップSC3で行う音色スイッチ処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図10】 図8のステップSC4で行うリズムスイッ
チ処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】 図8のステップSC5で行うテンポスイッ
チ処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】 図8のステップSC6で行うトランスポー
ズスイッチ処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】 図8のステップSC7で行うデモスイッチ
処理の詳細を示すフローチャートである。
【図14】 タイマTIMEのデクリメントを行うタイ
マ割り込みの処理を示すフローチャートである。
【図15】 図8のステップSC8で行うレジストレー
ションスイッチ処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図16】 図15のステップSJ2で行うMODE=
0の処理の詳細を示すフローチャートである。
【図17】 図15のステップSJ3で行うMODE=
1の処理の詳細を示すフローチャートである。
【図18】 自動演奏の処理を行うための割り込み処理
を示すフローチャートである。
【図19】 図15のステップSJ4で行うMODE=
2の処理の詳細を示すフローチャートである。
【図20】 図15のステップSJ5で行うMODE=
3の処理の詳細を示すフローチャートである。
【図21】 図16のMODE=0の処理に代えて行う
処理を示すフローチャートである。
【図22】 ROMに記憶されている主なデータフォー
マットの他の例を示す。図22(A)はレジストレーシ
ョンデータを示し、図22(B)はデモ曲の自動演奏デ
ータを示し、図22(C)は練習曲の自動演奏データを
示し、図22(D)はリズムパターンのデータを示す概
略図である。
【図23】 電子楽器の動作モードの他の例を示す図表
である。
【図24】 図5の動作モード遷移図に対して追加され
たモードの遷移のみを示す概略図である。
【図25】 図7の鍵盤処理に変更を加えた処理のフロ
ーチャートである。
【図26】 図19のレジストレーションスイッチ処理
に変更を加えた処理のフローチャートである。
【図27】 図13のデモスイッチ処理に変更を加えた
処理のフローチャートである。
【図28】 スタートスイッチが押された際の処理を示
すフローチャートである。
【図29】 図21のレジストレーションスイッチ処理
に変更を加えた処理のフローチャートである。
【図30】 タイマレジスタCOUNTのデクリメント
を行うタイマ割り込みの処理を示すフローチャートであ
る。
【図31】 図18の割り込み処理に変更を加えた処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 鍵盤、 2 鍵盤検出回路、 3 パネルスイ
ッチ、 4 スイッチ検出回路、 5 表示回路、
6 音源回路、 8 ROM、 9RAM、
10 CPU、 11 タイマ、 12 MID
Iインターフェース、 13 バス、 15 リズ
ムスイッチ、 16 レジストレーションスイッチ、
17 音色スイッチ、 18 リズムコントロー
ルスイッチ、 19 エフェクトスイッチ、 20
デモスイッチ、 21 テンポスイッチ、 22
トランスポーズスイッチ、 23 スイッチ、24
LED、 RD リズムパターンデータ、 GD
レジストレーションデータ、 MD デモ曲の自動
演奏データ、 PD 練習曲の自動演奏データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G10H 1/40 G10H 1/40 (56)参考文献 特開 昭61−256393(JP,A) 特開 平4−42295(JP,A) 特開 平3−200287(JP,A) 特開 平2−39196(JP,A) 特開 平2−161497(JP,A) 実開 平4−13976(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/00 - 1/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リズムデータを設定するためのリズムパ
    ラメータとその他のデータを設定するための非リズムパ
    ラメータとを含み、 複数の曲風を示す演奏環境データ(GD)を記憶する曲
    風記憶手段と、 前記複数の曲風に適合した複数のデモ曲用の演奏データ
    (MD)を記憶する演奏データ記憶手段と、 操作者の操作に応じて前記曲風記憶手段に記憶されてい
    る演奏環境データの内から1つの曲風を選択する曲風選
    択操作子と、 複数のリズムデータを記憶するリズム記憶手段と、 前記リズム記憶手段に記憶されているリズムデータを選
    択及び設定することができるリズム選択操作子と、 前記曲風選択操作子により選択される曲風を表す演奏環
    境データ中のリズムデータ及び他のデータの設定を行う
    設定手段と、 前記曲風選択操作子により選択される曲風に適合したデ
    モ曲用の演奏データを順次読み出し、当該演奏データと
    前記設定手段により設定される演奏環境データに基づい
    てデモ曲を発音させるためのデモ曲発音手段と、 前記設定手段又は前記リズム選択操作子により設定され
    るリズムデータに基づいてリズムを発音させるためのリ
    ズム発音手段とを有し、 デモ曲の演奏中は、前記リズム選択操作子によるリズム
    の変更操作が無効とされる電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記演奏環境データ中の非リズムパラメ
    ータは音色選択パラメータを含み、 さらに、音色を選択するめたの音色選択操作子を有する
    請求項1記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 さらに、自動演奏モード又はマニュアル
    演奏モードを選択するモード選択手段と、 操作者の演奏操作に応じて演奏データを出力する演奏操
    作子と、 前記演奏操作子により出力される演奏データと前記設定
    手段により設定される演奏環境データに基づいて楽音を
    発音させるための楽音発音手段と、 前記モード選択手段により自動演奏モードが選択される
    と、前記デモ曲発音手段及び前記リズム発音手段に発音
    させるように制御する第1の制御手段と、 前記モード選択手段によりマニュアル演奏モードが選択
    されると、前記デモ曲発音手段に発音させずに、前記楽
    音発音手段及び前記リズム発音手段に発音させるように
    制御する第2の制御手段とを有する請求項1又は2記載
    の電子楽器。
  4. 【請求項4】 少なくとも自動演奏モードとマニュアル
    演奏モードを含む複数のモードから1つのモードを選択
    するモード選択手段と、 曲風に対応したテンポを示す曲風テンポデータとリズム
    を示すリズムデータを含み、複数の曲風を示す演奏環境
    データ(GD)を記憶する曲風記憶手段と、 前記複数の曲風に適合した複数の曲の演奏データ(M
    D)を記憶する演奏データ記憶手段と、 操作者の操作に応じて前記曲風記憶手段に記憶されてい
    る演奏環境データの内から1つの曲風を選択する曲風選
    択操作子と、 楽音パラメータに応じて楽音信号を生成する楽音信号生
    成手段と、 自動演奏モードにおいて、前記曲風選択操作子により選
    択される曲風を表す演奏環境データと、前記曲風に適合
    した演奏データとに基づいて楽音パラメータを前記楽音
    信号生成手段に出力する第1の楽音パラメータ出力手段
    と、 前記リズムデータに対応したテンポを示すリズムテンポ
    データ(RD)を記憶するリズムテンポ記憶手段と、 操作者の操作に応じて曲風に適したテンポとリズムに適
    したテンポのいずれかを選択するテンポ選択操作子とを
    有し、前記第1の楽音パラメータ出力手段は前記テンポ
    選択操作子により曲風に適したテンポが選択されたとき
    は前記曲風テンポデータに応じて楽音パラメータを出力
    し、前記テンポ選択操作子によりリズムに適したテンポ
    が選択されたときは前記リズムテンポデータに応じて楽
    音パラメータを出力する電子楽器。
  5. 【請求項5】 少なくとも自動演奏モードとマニュアル
    演奏モードを含む複数のモードから1つのモードを選択
    するモード選択手段と、 複数の曲風を示す演奏環境データ(GD)を記憶する曲
    風記憶手段と、 音高情報を含み、前記複数の曲風に適合した複数の曲の
    演奏データ(MD)を記憶する演奏データ記憶手段と、 操作者の操作に応じて前記曲風記憶手段に記憶されてい
    る演奏環境データの内から1つの曲風を選択する曲風選
    択操作子と、 楽音パラメータに応じて楽音信号を生成する楽音信号生
    成手段と、 自動演奏モードにおいて、前記曲風選択操作子により選
    択される曲風を表す演奏環境データと、前記曲風に適合
    した演奏データとに基づいて楽音パラメータを前記楽音
    信号生成手段に出力する第1の楽音パラメータ出力手段
    と、 操作者の演奏操作に応じて発音情報を生成する発音情報
    生成手段と、 マニュアル演奏モードにおいて、前記曲風選択操作子に
    より選択される曲風の演奏環境データと前記発音情報生
    成手段が生成する発音情報とに基づいて楽音パラメータ
    を前記楽音信号生成手段に出力する第2の楽音パラメー
    タ出力手段と、 操作者の操作に応じてその時のモードに対応する移調デ
    ータを生成する移調指定手段と、 前記移調指定手段により生成される移調データを記憶す
    る移調記憶手段と、 自動演奏モードの場合、前記移調記憶手段に記憶されて
    いるマニュアル演奏用移調データを一時退避して記憶す
    る移調退避手段と、 自動演奏モードからマニュアル演奏モードに復帰する場
    合、前記移調退避手段に退避させた移調データを前記移
    調記憶手段に復帰して記憶させる移調復帰手段とを有
    し、 前記第1の楽音パラメータ出力手段はその時前記移調記
    憶手段に記憶されている移調データに応じて前記演奏デ
    ータ記憶手段に記憶されている演奏データを移調する手
    段を含み、移調した演奏データに応じて楽音パラメータ
    を出力し、 前記第2の楽音パラメータ出力手段はその時前記移調記
    憶手段に記憶されている移調データに応じて前記発音情
    報生成手段が生成する発音情報を移調する手段を含み、
    移調した発音情報に応じて楽音パラメータを出力する電
    子楽器。
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