JP2988659B2 - 自転車の擬似クランク回転数演算装置 - Google Patents
自転車の擬似クランク回転数演算装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M25/00—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M25/00—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
- B62M25/08—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with electrical or fluid transmitting systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Indicating Measured Values (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車の擬似クラ
ンク回転数演算装置に関する。更に詳しくは、クランク
を駆動していないときでも、自転車の走行速度と同じ速
度になるようにクランクを回転駆動させたと仮定して疑
似的にクランクの回転速度を演算した自転車の擬似クラ
ンク回転数演算装置に関する。
ンク回転数演算装置に関する。更に詳しくは、クランク
を駆動していないときでも、自転車の走行速度と同じ速
度になるようにクランクを回転駆動させたと仮定して疑
似的にクランクの回転速度を演算した自転車の擬似クラ
ンク回転数演算装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自転車の各種データ、例えば自転車の速
度、走行距離、ラップタイム、クランク軸のトルク、チ
ェンジギヤ装置のシフト位置、運転者の心拍数、血圧等
をディジタルで表示しようとする表示装置は知られてい
る。一方、自転車のクランクは惰性又は坂道で走行して
いるときは回転駆動されることはない。
度、走行距離、ラップタイム、クランク軸のトルク、チ
ェンジギヤ装置のシフト位置、運転者の心拍数、血圧等
をディジタルで表示しようとする表示装置は知られてい
る。一方、自転車のクランクは惰性又は坂道で走行して
いるときは回転駆動されることはない。
【０００３】自転車が惰性又は坂道で走行していると
き、停止していたペダルを踏んでクランクを回転させよ
うとして再開する場合、実際に駆動するクランクの回転
速度が走行速度より少ない回転数であれば空回転駆動と
なる。このような場合、クランクの回転速度は可能な限
り自転車の走行速度に合致する速度以上で踏むのが望ま
しい。
き、停止していたペダルを踏んでクランクを回転させよ
うとして再開する場合、実際に駆動するクランクの回転
速度が走行速度より少ない回転数であれば空回転駆動と
なる。このような場合、クランクの回転速度は可能な限
り自転車の走行速度に合致する速度以上で踏むのが望ま
しい。
【０００４】クランクを駆動する回転トルクの大きさ
は、自転車のライダーの脚筋力等の筋力によってある程
度定まる。したがって、前ギヤ、フリーホイールの小ギ
ヤをライダーが選択すればギヤ比が決まり、かつ自転車
の希望走行速度が定まればライダー毎に最適なクランク
回転速度が一義的に決まる。
は、自転車のライダーの脚筋力等の筋力によってある程
度定まる。したがって、前ギヤ、フリーホイールの小ギ
ヤをライダーが選択すればギヤ比が決まり、かつ自転車
の希望走行速度が定まればライダー毎に最適なクランク
回転速度が一義的に決まる。
【０００５】しかしながら、自転車が惰性又は坂道で走
行しているとき、停止していたペダルを踏んでクランク
を回転させようとする場合、どの程度の回転速度でペダ
ルを踏んでよいのか検討がつかない。この場合、クラン
クの回転速度の感覚を誤ると実際にクランクを駆動する
までの間の時間はロスタイムとなる。
行しているとき、停止していたペダルを踏んでクランク
を回転させようとする場合、どの程度の回転速度でペダ
ルを踏んでよいのか検討がつかない。この場合、クラン
クの回転速度の感覚を誤ると実際にクランクを駆動する
までの間の時間はロスタイムとなる。
【０００６】車体速度が速くてペダルの回転速度が追い
つかない場合、ライダーにとって最適なペダル速度に合
わせるためにはギヤチェンジをすれば良いがこのギヤチ
ェンジの選択の目安がないので最適なギヤ比を選択する
には経験が必要となる。
つかない場合、ライダーにとって最適なペダル速度に合
わせるためにはギヤチェンジをすれば良いがこのギヤチ
ェンジの選択の目安がないので最適なギヤ比を選択する
には経験が必要となる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
技術背景のもとになされたものであり、下記目的を達成
する。
技術背景のもとになされたものであり、下記目的を達成
する。
【０００８】本発明の目的は、クランクの回転駆動が停
止しているときでもクランクの回転速度を演算できる自
転車の擬似クランク回転数演算装置を提供することにあ
る。
止しているときでもクランクの回転速度を演算できる自
転車の擬似クランク回転数演算装置を提供することにあ
る。
【０００９】本発明の他の目的は、クランクにセンサー
を配置することなくクランクの回転速度を演算できる自
転車の擬似クランク回転数演算装置を提供することにあ
る。
を配置することなくクランクの回転速度を演算できる自
転車の擬似クランク回転数演算装置を提供することにあ
る。
【００１０】本発明の更に他の目的は、自転車が惰性又
は坂道で走行しているとき、停止していたペダルを踏ん
でクランクを回転駆動させようと再開する場合に時間的
ロスのない自転車の擬似クランク回転数演算装置を提供
することにある。
は坂道で走行しているとき、停止していたペダルを踏ん
でクランクを回転駆動させようと再開する場合に時間的
ロスのない自転車の擬似クランク回転数演算装置を提供
することにある。
【００１１】本発明の更に他の目的は、実際のクランク
回転速度と車速から計算された擬似的なクランク回転速
度とを表示できる自転車の擬似クランク回転数演算装置
を提供することにある。
回転速度と車速から計算された擬似的なクランク回転速
度とを表示できる自転車の擬似クランク回転数演算装置
を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次の手段を採る。
成するため、次の手段を採る。
【００１３】第１の自転車の擬似クランク回転数演算装
置は、自転車の走行速度を検知し、前記走行速度と同じ
速度でクランクを回転駆動させたと仮定したときの疑似
クランク回転速度を演算するものである。
置は、自転車の走行速度を検知し、前記走行速度と同じ
速度でクランクを回転駆動させたと仮定したときの疑似
クランク回転速度を演算するものである。
【００１４】第２の自転車の擬似クランク回転数演算装
置は、自転車の走行速度を検知し、フロントディーラー
により選択された前ギヤとリアディレーラーにより選択
されたリヤスプロケットとを検知し、前記前ギヤの歯数
及びリヤスプロケットの歯数とからギヤ比を演算し、前
記ギヤ比から前記走行速度と同じ速度でクランクを回転
駆動させたと仮定したときの疑似クランク回転速度を演
算するものである。
置は、自転車の走行速度を検知し、フロントディーラー
により選択された前ギヤとリアディレーラーにより選択
されたリヤスプロケットとを検知し、前記前ギヤの歯数
及びリヤスプロケットの歯数とからギヤ比を演算し、前
記ギヤ比から前記走行速度と同じ速度でクランクを回転
駆動させたと仮定したときの疑似クランク回転速度を演
算するものである。
【００１５】前記第１又は第２の発明において、少なく
とも前記疑似クランク回転速度を表示するための表示手
段を備えるとなお良い。更に、前記表示手段は、前記疑
似クランク回転速度及び実際のクランク回転速度を並列
して表示させることが出来るものがよい。
とも前記疑似クランク回転速度を表示するための表示手
段を備えるとなお良い。更に、前記表示手段は、前記疑
似クランク回転速度及び実際のクランク回転速度を並列
して表示させることが出来るものがよい。
【００１６】第３の自転車の擬似クランク回転数演算装
置は、自転車の走行速度を検知する走行速度検知手段
と、フロントシフトレバーにより選択された前ギヤを検
知するための第１検知手段と、リアシフトレバーにより
選択されたリヤスプロケットを検知するための第２検知
手段と、前記前ギヤの歯数及びリヤスプロケットの歯数
とからギヤ比を演算し、前記ギヤ比から前記走行速度と
同じ速度でクランクを回転駆動させたと仮定したときの
擬似的なクランク回転速度を算出する演算手段とからな
る。
置は、自転車の走行速度を検知する走行速度検知手段
と、フロントシフトレバーにより選択された前ギヤを検
知するための第１検知手段と、リアシフトレバーにより
選択されたリヤスプロケットを検知するための第２検知
手段と、前記前ギヤの歯数及びリヤスプロケットの歯数
とからギヤ比を演算し、前記ギヤ比から前記走行速度と
同じ速度でクランクを回転駆動させたと仮定したときの
擬似的なクランク回転速度を算出する演算手段とからな
る。
【００１７】前記第３の発明において、前記疑似クラン
ク回転速度を表示させるための表示手段とを備えている
と更に良い。前記表示手段は前記疑似的なクランク回転
速度を演算して、予め設定されたクランク回転速度以
上、又は以下であると判断されたとき、予め決められた
所定の前記変速段に変速する旨の変速指令を表示できる
と良い。
ク回転速度を表示させるための表示手段とを備えている
と更に良い。前記表示手段は前記疑似的なクランク回転
速度を演算して、予め設定されたクランク回転速度以
上、又は以下であると判断されたとき、予め決められた
所定の前記変速段に変速する旨の変速指令を表示できる
と良い。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。図１は、本発明の擬似クランク
回転数演算装置を自転車に搭載したときの図である。図
３は擬似クランク回転数演算装置の機能ブロック図であ
る。自転車１の後輪にはチェンジギヤ装置であるリアデ
ィレーラー３が搭載されている。
にしたがって説明する。図１は、本発明の擬似クランク
回転数演算装置を自転車に搭載したときの図である。図
３は擬似クランク回転数演算装置の機能ブロック図であ
る。自転車１の後輪にはチェンジギヤ装置であるリアデ
ィレーラー３が搭載されている。
【００１９】リアディレーラー３はハンドル２に設けら
れたリアシフトレバー５を操作することにより、チェー
ンを脱線させながら所望のスプロケットを選択できるも
のである。リアディレーラー３、及びリアシフトレバー
５（例えば、特開平２−２２５１９１号公報参照）の詳
細な構造は周知であり、その構造の説明は省略する。
れたリアシフトレバー５を操作することにより、チェー
ンを脱線させながら所望のスプロケットを選択できるも
のである。リアディレーラー３、及びリアシフトレバー
５（例えば、特開平２−２２５１９１号公報参照）の詳
細な構造は周知であり、その構造の説明は省略する。
【００２０】同様に、フロントディレーラー４はハンド
ル２に設けられたフロントシフトレバー６を操作するこ
とにより、チェーンを脱線させながら所望の前ギヤを選
択するものである。ハンドル２には、擬似クランク回転
数演算装置１０が搭載されている。擬似クランク回転数
演算装置１０には、前フォークに設けられた車速検知磁
気センサ１１に電線９で接続されている。
ル２に設けられたフロントシフトレバー６を操作するこ
とにより、チェーンを脱線させながら所望の前ギヤを選
択するものである。ハンドル２には、擬似クランク回転
数演算装置１０が搭載されている。擬似クランク回転数
演算装置１０には、前フォークに設けられた車速検知磁
気センサ１１に電線９で接続されている。
【００２１】車速検知磁気センサ１１は、本実施例では
磁石に感応するリードスイッチである。前タイヤ７のス
ポークには磁石１２が固定されている。車速磁気センサ
ー１１は、前タイヤ７が１回転する度に磁石１２の接近
を検知する。この検知により、前タイヤ７が１回転に要
した時間をカウントでき前記タイヤ７の回転速度を検知
できる。
磁石に感応するリードスイッチである。前タイヤ７のス
ポークには磁石１２が固定されている。車速磁気センサ
ー１１は、前タイヤ７が１回転する度に磁石１２の接近
を検知する。この検知により、前タイヤ７が１回転に要
した時間をカウントでき前記タイヤ７の回転速度を検知
できる。
【００２２】同様に、左クランク（図示せず）には、磁
石（図示せず）が固定されている。この磁石に対応する
フレーム位置にはクランク速度検知磁気センサ３２（図
３参照）が配置されている。クランク速度検知磁気セン
サ３２は、クランクが実際に回転されている速度を検知
するためのものである。
石（図示せず）が固定されている。この磁石に対応する
フレーム位置にはクランク速度検知磁気センサ３２（図
３参照）が配置されている。クランク速度検知磁気セン
サ３２は、クランクが実際に回転されている速度を検知
するためのものである。
【００２３】擬似クランク回転数演算装置１０には、リ
アシフトレバー５及びフロントシフトレバー６の変速位
置を検知するために電線１３及び電線１４が接続されて
いる。リアシフトレバー５及びフロントシフトレバー６
には、それぞれ電気的な接点が配置され、その変速位置
を検知している。
アシフトレバー５及びフロントシフトレバー６の変速位
置を検知するために電線１３及び電線１４が接続されて
いる。リアシフトレバー５及びフロントシフトレバー６
には、それぞれ電気的な接点が配置され、その変速位置
を検知している。
【００２４】擬似クランク回転数演算装置１０は電線１
３及び電線１４を介して、リアシフトレバー５及びフロ
ントシフトレバー６の変速位置を検知する。この接点の
構造は、公知であるのでその構造は詳記しない（例え
ば、特開昭６３−９０４９０号公報参照）。
３及び電線１４を介して、リアシフトレバー５及びフロ
ントシフトレバー６の変速位置を検知する。この接点の
構造は、公知であるのでその構造は詳記しない（例え
ば、特開昭６３−９０４９０号公報参照）。
【００２５】図２は、擬似クランク回転数演算装置１０
の外観を示す正面図である。図３はその内部の回路を示
す機能ブロック図である。擬似クランク回転数演算装置
１０の筐体２２の正面にはデータ等を表示するためのＬ
ＣＤ（液晶表示器）２１、各種スイッチ等が配置されて
いる。モード切換スイッチ２３は、ＬＣＤ２１に表示す
るデータの種類、表示形式を選択するためのスイッチで
ある。
の外観を示す正面図である。図３はその内部の回路を示
す機能ブロック図である。擬似クランク回転数演算装置
１０の筐体２２の正面にはデータ等を表示するためのＬ
ＣＤ（液晶表示器）２１、各種スイッチ等が配置されて
いる。モード切換スイッチ２３は、ＬＣＤ２１に表示す
るデータの種類、表示形式を選択するためのスイッチで
ある。
【００２６】モード切換スイッチ２３でクランク回転速
度表示モードを選択すると、本例ではＬＣＤ２１の上段
位置に実際にクランク回転速度（毎分当たりの回転数
（ｒｐｍ）で示す）を示し、ＬＣＤ２１の下段位置に実
際に車速と同程度でクランクを回転させたと仮定したと
き、１分当たりの擬似的なクランク回転速度（ｐｓｅｕ
ｄｏ）を表示する。
度表示モードを選択すると、本例ではＬＣＤ２１の上段
位置に実際にクランク回転速度（毎分当たりの回転数
（ｒｐｍ）で示す）を示し、ＬＣＤ２１の下段位置に実
際に車速と同程度でクランクを回転させたと仮定したと
き、１分当たりの擬似的なクランク回転速度（ｐｓｅｕ
ｄｏ）を表示する。
【００２７】スタート／ストップスイッチ２４は、走行
距離やラップタイムを計測するための計測開始、計測停
止を制御するための押ボタンスイッチである。設定スイ
ッチ２５は、自転車の速度、走行距離等の表示および演
算に必要な前タイヤ７の外径等の数値を設定するための
押ボタンスイッチである。リセットスイッチ２６は、各
種記憶データをリセットするときに操作する押ボタンス
イッチである。図３は、擬似クランク回転数演算装置１
０の内部の回路を示す機能ブロック図である。
距離やラップタイムを計測するための計測開始、計測停
止を制御するための押ボタンスイッチである。設定スイ
ッチ２５は、自転車の速度、走行距離等の表示および演
算に必要な前タイヤ７の外径等の数値を設定するための
押ボタンスイッチである。リセットスイッチ２６は、各
種記憶データをリセットするときに操作する押ボタンス
イッチである。図３は、擬似クランク回転数演算装置１
０の内部の回路を示す機能ブロック図である。
【００２８】ＬＣＤ２１はＣＰＵ２０によって制御され
ている。ＣＰＵ２０は速度センサ２２によって検知され
た磁石１２が速度センサ２２の位置に接近したときにそ
れを検出してパルス信号を検出する。このパルス信号を
検知した後、前タイヤ７が１回転して再び磁石１２が速
度センサ２２の位置に接近したときまでの時間をクロッ
ク回路２７から発せられる時間から演算して求める。ク
ロック回路２７は、絶対時間を発信する回路を有してい
る。
ている。ＣＰＵ２０は速度センサ２２によって検知され
た磁石１２が速度センサ２２の位置に接近したときにそ
れを検出してパルス信号を検出する。このパルス信号を
検知した後、前タイヤ７が１回転して再び磁石１２が速
度センサ２２の位置に接近したときまでの時間をクロッ
ク回路２７から発せられる時間から演算して求める。ク
ロック回路２７は、絶対時間を発信する回路を有してい
る。
【００２９】ＣＰＵ２０は、ＲＯＭ２８、ＲＡＭ２９中
のプログラム及びデータによって後述するような必要な
処理を行う。リアシフトレバー位置接点３０は、リアシ
フトレバー５の位置を検知するための電気的な接点であ
る。フロントシフトレバー位置接点３１は、フロントシ
フトレバー６の変速位置を検知するための電気的な接点
である。
のプログラム及びデータによって後述するような必要な
処理を行う。リアシフトレバー位置接点３０は、リアシ
フトレバー５の位置を検知するための電気的な接点であ
る。フロントシフトレバー位置接点３１は、フロントシ
フトレバー６の変速位置を検知するための電気的な接点
である。
【００３０】作動 次に、擬似クランク回転数演算装置１０により疑似クラ
ンク回転速度と実回転数を表示させるときのモードのと
きの作動を説明する。図４は、疑似クランク回転速度の
表示モードのときの擬似クランク回転数演算装置１０の
動作を示すフロー図である。モード切換スイッチ２３を
操作して疑似クランク回転速度の表示モードを選択す
る。ＣＰＵ２０は、ＲＯＭ２８に記憶された疑似クラン
ク回転速度表示モードのプログラムを読み出して擬似ク
ランク回転数演算装置１０の動作を開始する。
ンク回転速度と実回転数を表示させるときのモードのと
きの作動を説明する。図４は、疑似クランク回転速度の
表示モードのときの擬似クランク回転数演算装置１０の
動作を示すフロー図である。モード切換スイッチ２３を
操作して疑似クランク回転速度の表示モードを選択す
る。ＣＰＵ２０は、ＲＯＭ２８に記憶された疑似クラン
ク回転速度表示モードのプログラムを読み出して擬似ク
ランク回転数演算装置１０の動作を開始する。
【００３１】車速検知磁気センサ１１が前車輪に設けら
れた磁石１２を検知したか否かを確認する。すなわち、
磁石１２が車速検知磁気センサ１１の近傍にくると、内
部のリードスイッチの接点が閉じてパルス状の電圧を発
生する。このパルスを検知すると、クロック回路内の時
間を読み取りＲＡＭ２９に書き込む。
れた磁石１２を検知したか否かを確認する。すなわち、
磁石１２が車速検知磁気センサ１１の近傍にくると、内
部のリードスイッチの接点が閉じてパルス状の電圧を発
生する。このパルスを検知すると、クロック回路内の時
間を読み取りＲＡＭ２９に書き込む。
【００３２】次回のサイクルで前回に検知されたパルス
の時間と、新しく検知されたパルスの時間とから前タイ
ヤ７が１回転に要した時間を計算する（Ｓ1-Ｓ2）。こ
の時間が計算できると、前タイヤ７の１分単位の回転数
（rpm）が計算できるのでこの結果をＲＡＭ２９に書き
込む（Ｓ4）。
の時間と、新しく検知されたパルスの時間とから前タイ
ヤ７が１回転に要した時間を計算する（Ｓ1-Ｓ2）。こ
の時間が計算できると、前タイヤ７の１分単位の回転数
（rpm）が計算できるのでこの結果をＲＡＭ２９に書き
込む（Ｓ4）。
【００３３】次に、リアシフトレバー位置接点３０から
接点の位置を読み込んで（Ｓ5）、リアディレーラー３
により選択されているリアスプロケットの歯数を前記検
出位置に対応させてＲＡＭ２９から読み取る。同様に、
フロントシフトレバー位置接点３１から接点の位置を読
み込んでフロントディレーラー４により選択されている
前ギヤの歯数を読み取る。リアスプロケット及び前ギヤ
の歯数からギヤ比（ギヤ比＝前ギヤ歯数／リアスプロケ
ットの歯数）を演算する（Ｓ7）。
接点の位置を読み込んで（Ｓ5）、リアディレーラー３
により選択されているリアスプロケットの歯数を前記検
出位置に対応させてＲＡＭ２９から読み取る。同様に、
フロントシフトレバー位置接点３１から接点の位置を読
み込んでフロントディレーラー４により選択されている
前ギヤの歯数を読み取る。リアスプロケット及び前ギヤ
の歯数からギヤ比（ギヤ比＝前ギヤ歯数／リアスプロケ
ットの歯数）を演算する（Ｓ7）。
【００３４】次に、疑似クランク回転速度（疑似クラン
ク回転速度(rpm)＝車輪回転速度(rpm)／ギヤ比）を計算
する。疑似クランク回転速度が計算できると、表示器１
１に疑似クランク回転速度としてその数値を表示する
（Ｓ9）。
ク回転速度(rpm)＝車輪回転速度(rpm)／ギヤ比）を計算
する。疑似クランク回転速度が計算できると、表示器１
１に疑似クランク回転速度としてその数値を表示する
（Ｓ9）。
【００３５】クランク速度検知磁気センサ３２がフレー
ムに設けられた磁石（図示せず）を検知したか否かを前
記車速検知磁気センサ１１と同様の原理で確認する（Ｓ
10）。クランク速度検知磁気センサ３２がパルスを検知
すると、クロック回路内の時間を読み取りＲＡＭ２９に
書き込む（Ｓ11）。
ムに設けられた磁石（図示せず）を検知したか否かを前
記車速検知磁気センサ１１と同様の原理で確認する（Ｓ
10）。クランク速度検知磁気センサ３２がパルスを検知
すると、クロック回路内の時間を読み取りＲＡＭ２９に
書き込む（Ｓ11）。
【００３６】次回のサイクルで前回に検知されたパルス
の時間と、新しく検知されたパルスの時間とを計算して
クランクが１回転に要した時間を計算する（Ｓ12）。こ
の時間が計算できると、クランクの１分単位の回転数
（rpm）が計算（Ｓ13）できるのでこの結果をＬＣＤ２
１に表示する（Ｓ14）。
の時間と、新しく検知されたパルスの時間とを計算して
クランクが１回転に要した時間を計算する（Ｓ12）。こ
の時間が計算できると、クランクの１分単位の回転数
（rpm）が計算（Ｓ13）できるのでこの結果をＬＣＤ２
１に表示する（Ｓ14）。
【００３７】ライダーは、この疑似クランク回転速度の
表示を見て、坂道等の下りで足を止めている状態でその
車速と自分の筋力に合ったギヤ比、すなわちペダルの回
転速度を選択することができるので、ペダルの踏み込み
を時間遅れなく再開できる。
表示を見て、坂道等の下りで足を止めている状態でその
車速と自分の筋力に合ったギヤ比、すなわちペダルの回
転速度を選択することができるので、ペダルの踏み込み
を時間遅れなく再開できる。
【００３８】（その他の実施の形態例）前記実施の形態
例では、クランク速度検知磁気センサ３２及び車速検知
磁気センサ１１は、リードスイッチであったがホール素
子、又は光センサ等の他の検知手段でも良い。磁石１２
は１個であったが、複数個の磁石を環状に等角度に配置
したものであっても良い。前記実施の形態例では、クラ
ンク速度検知磁気センサ３２を配置したが疑似クランク
回転速度を演算、又は表示するのみの場合には必ずしも
必要がない。
例では、クランク速度検知磁気センサ３２及び車速検知
磁気センサ１１は、リードスイッチであったがホール素
子、又は光センサ等の他の検知手段でも良い。磁石１２
は１個であったが、複数個の磁石を環状に等角度に配置
したものであっても良い。前記実施の形態例では、クラ
ンク速度検知磁気センサ３２を配置したが疑似クランク
回転速度を演算、又は表示するのみの場合には必ずしも
必要がない。
【００３９】前記実施の形態例では、疑似クランク回転
速度を表示するのみであった。疑似クランク回転速度を
演算して、予め設定されたクランク回転速度以上、又は
以下であると判断されたとき、予め決められた所定の変
速段に変速する旨の変速指令をＬＣＤ２１に表示する方
法でも良い。この変速段の設定は、ライダーの運動能
力、好みで予めメモリーに記憶させておく。
速度を表示するのみであった。疑似クランク回転速度を
演算して、予め設定されたクランク回転速度以上、又は
以下であると判断されたとき、予め決められた所定の変
速段に変速する旨の変速指令をＬＣＤ２１に表示する方
法でも良い。この変速段の設定は、ライダーの運動能
力、好みで予めメモリーに記憶させておく。
【００４０】更に、この疑似回転速度により前ギヤ及び
スプロケットギヤの歯数を選択する等他の制御にも使用
できる。また、変速機構を備えていない自転車の場合、
前記リアシフトレバー位置接点３０及びフロントシフト
レバー位置接点３１は必要ない。
スプロケットギヤの歯数を選択する等他の制御にも使用
できる。また、変速機構を備えていない自転車の場合、
前記リアシフトレバー位置接点３０及びフロントシフト
レバー位置接点３１は必要ない。
【００４１】
【発明の効果】本発明によると、クランクの回転駆動が
停止しているときでもクランクの回転速度を演算でき
る、自転車が惰性又は坂道で走行しているとき、停止し
ていたペダルを踏んでクランクを回転駆動させようと再
開する場合に時間的ロスがない等の効果を奏する。
停止しているときでもクランクの回転速度を演算でき
る、自転車が惰性又は坂道で走行しているとき、停止し
ていたペダルを踏んでクランクを回転駆動させようと再
開する場合に時間的ロスがない等の効果を奏する。
【００４２】また、実際のクランク回転速度と車速から
計算された擬似的なクランク回転速度とを表示できるの
で、ライダーは最適なギヤ比を選択できるという効果を
奏する。
計算された擬似的なクランク回転速度とを表示できるの
で、ライダーは最適なギヤ比を選択できるという効果を
奏する。
【図１】図１は、本発明の擬似クランク回転数演算装置
を自転車に搭載したときの図である。
を自転車に搭載したときの図である。
【図２】図２は、擬似クランク回転数演算装置の外観を
示す図である。
示す図である。
【図３】図３は、擬似クランク回転数演算装置の内部の
回路を示す図である。
回路を示す図である。
【図４】図４は、擬似クランク回転数演算装置で疑似ク
ランク回転速度を演算するフロー図である。
ランク回転速度を演算するフロー図である。
１…自転車 ２…ハンドル ３…リアディレーラー ４…フロントディレーラー ５…リアシフトレバー ６…フロントシフトレバー ７…前タイヤ １０…疑似クランク回転数演算装置 １１…車速検知磁気センサ １２…磁石
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−317601（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−257386（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−90490（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−199333（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−72777（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−225191（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−214770（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−35567（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−47588（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B62M 25/00 B62J 39/00 G01P 3/42
Claims (10)
- 【請求項１】自転車の走行速度を検知し、前記自転車の
走行速度と同一速度となるように前記自転車のクランク
を回転駆動させたと仮定したときの疑似クランク回転速
度を演算することを特徴とする自転車の擬似クランク回
転数演算装置。 - 【請求項２】自転車の走行速度を検知し、 フロントディレーラーにより選択された前ギヤとリアデ
ィレーラーにより選択されたリヤスプロケットとを検知
し、前記前ギヤの歯数及びリヤスプロケットの歯数とか
らギヤ比を演算し、 前記ギヤ比から前記自転車の走行速度と同一速度となる
ように前記自転車のクランクを回転駆動させたと仮定し
たときの疑似クランク回転速度を演算することを特徴と
する自転車の擬似クランク回転数演算装置。 - 【請求項３】ハブギヤ内に内装変速機を備えた自転車の
走行速度を検知し、 前記内装変速機の選択された変速段を検知し、 前記変速段から前記自転車の走行速度と同一速度となる
ように前記自転車のクランクを回転駆動させたと仮定し
たときの疑似クランク回転速度を演算することを特徴と
する自転車の擬似クランク回転数演算装置。 - 【請求項４】請求項１、２、３から選択される１項にお
いて、 少なくとも前記疑似クランク回転速度を表示するための
表示手段を備えたことを特徴とする自転車の擬似クラン
ク回転数演算装置。 - 【請求項５】請求項４において、 前記表示手段は前記疑似クランク回転速度及び実際のク
ランク回転速度を並列して表示させることが出来ること
を特徴とする自転車の擬似クランク回転数演算装置。 - 【請求項６】自転車の走行速度を検知する走行速度検知
手段と、 フロントシフトレバーにより選択された前ギヤを検知す
るための第１検知手段と、 リアシフトレバーにより選択されたリヤスプロケットを
検知するための第２検知手段と、 前記前ギヤの歯数及びリヤスプロケットの歯数とからギ
ヤ比を演算し、前記ギヤ比から前記自転車の走行速度と
同一速度となるように前記自転車のクランクを回転駆動
させたと仮定したときの擬似的なクランク回転速度を算
出する演算手段とからなることを特徴とする自転車の擬
似クランク回転数演算装置。 - 【請求項７】ハブギヤ内に内装変速機を備えた自転車の
走行速度を検知する走行速度検知手段と、 リアシフトレバーにより選択された前記内装変速機の変
速段を検知するための変速段検知手段と、 前記変速段から前記自転車の走行速度と同一速度となる
ように前記自転車のクランクを回転駆動させたと仮定し
たときの擬似的なクランク回転速度を算出する演算手段
とからなることを特徴とする自転車の擬似クランク回転
数演算装置。 - 【請求項８】請求項６又は７において、 前記疑似的なクランク回転速度を表示させるための表示
手段とを備えたことを特徴とする自転車の擬似クランク
回転数演算装置。 - 【請求項９】請求項８において、 前記表示手段は前記疑似的なクランク回転速度及び実際
のクランク回転速度を並列して表示させることができる
ことを特徴とする自転車の擬似クランク回転数演算装
置。 - 【請求項１０】請求項８において、 前記表示手段は前記疑似的なクランク回転速度を演算し
て、予め設定されたクランク回転速度以上、又は以下で
あると判断されたとき、予め決められた所定の前記変速
段に変速する旨の変速指令を表示できることを特徴とす
る自転車の擬似クランク回転数演算装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253759A JP2988659B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 自転車の擬似クランク回転数演算装置 |
| US08/920,317 US6104975A (en) | 1996-09-04 | 1997-08-27 | Method and apparatus for calculating a pseudo crank rotational speed for a bicycle |
| DE69732594T DE69732594T2 (de) | 1996-09-04 | 1997-09-04 | Verfahren und Einrichtung zur Berechnung einer Fahrradtretkurbel-Geschwindigkeit |
| CN97118221A CN1091718C (zh) | 1996-09-04 | 1997-09-04 | 自行车的模拟曲柄转数计算装置 |
| EP97306853A EP0827903B1 (en) | 1996-09-04 | 1997-09-04 | Method and apparatus for calculating a pseudo crank rotational speed for a bicycle |
| CN01145271A CN1395081A (zh) | 1996-09-04 | 2001-12-31 | 自行车的模拟曲柄转数计算装置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253759A JP2988659B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 自転車の擬似クランク回転数演算装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076988A JPH1076988A (ja) | 1998-03-24 |
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| JP8253759A Expired - Fee Related JP2988659B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 自転車の擬似クランク回転数演算装置 |
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| CN (2) | CN1091718C (ja) |
| DE (1) | DE69732594T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018536857A (ja) * | 2015-11-24 | 2018-12-13 | ブルブレーク エス．アール．エル．Ｂｌｕｂｒａｋｅ Ｓ．Ｒ．Ｌ． | 自転車の運動量および自転車ペダルに加えられるペダリングケイデンスを測定するための装置 |
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- 1997-09-04 EP EP97306853A patent/EP0827903B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-09-04 CN CN97118221A patent/CN1091718C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1997-09-04 DE DE69732594T patent/DE69732594T2/de not_active Expired - Lifetime
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2001
- 2001-12-31 CN CN01145271A patent/CN1395081A/zh active Pending
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| EP0827903A3 (en) | 1999-04-07 |
| CN1177735A (zh) | 1998-04-01 |
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| EP0827903B1 (en) | 2005-03-02 |
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