JP2986449B2 - 物品の貼付け式受取り装置 - Google Patents

物品の貼付け式受取り装置

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JP2986449B2
JP2986449B2 JP10134216A JP13421698A JP2986449B2 JP 2986449 B2 JP2986449 B2 JP 2986449B2 JP 10134216 A JP10134216 A JP 10134216A JP 13421698 A JP13421698 A JP 13421698A JP 2986449 B2 JP2986449 B2 JP 2986449B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電線等を
識別するために種々の文字、記号等を表示して電線に被
せられる識別用チューブ等の各種被マーキング材料に文
字、記号等をマーキング機の活字組立体、サーマルヘッ
ド等のマーカーによってマーキングされた部分を後続の
被マーキング材料部分から切り離されて形成された被マ
ーキング物の如き物品を貼付けシート等の貼付けシート
に順次貼付けて出荷又は保管するのに用いられる物品の
貼付け式受取り装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マーキング機等によってマーキングして
得られた被マーキング物(例えばチューブ)等の小物の
物品は、容器内にばらばらのまま入れて保管すると、こ
れらの物品を使用する際に、作業者が容器から1個づつ
取り出さなければならないので、物品を処理するその後
の行程を自動化することができなかったり、数量管理が
面倒で取扱いが不便となる。これを回避するために、被
マーキング物を種々の形態の貼付けシートに順次貼付け
る被マーキング物貼付け装置又は被マーキング物受取り
装置が提案されている(例えば、特開昭63−2887
51号公報、特開平6−191709号公報、特開平6
−199464号公報参照)。
【0003】この種の被マーキング物貼付け又は受取り
装置(以下物品の貼付け式受取り装置と称する)は、複
数の被マーキング物(物品)を間隔をあけて貼付けてこ
れらの複数の物品を受け取る貼付けシートを貼付け領域
に送給する貼付けシート送給手段と、貼付け領域で貼付
けシートを下支えする貼付けシート受け部材と貼付け領
域に送給された物品を貼付けシートに押し付けて物品を
貼付けシートに貼付ける物品押し付け部材から成る物品
貼付け手段とを備えている。
【0004】この物品貼付け式受取り装置において、特
に物品がチューブの如く貼付けシートに貼付けされる際
に不安定に動き易い物品である場合には、貼付けシート
に貼付けられた物品のマーキング面(文字、記号等が記
録された面)が上を向かないで横を向いたり極端な場合
には下を向いたりしてマーキング面を認識することがで
きない場合がある。
【0005】また、物品が長尺チューブにマ−キングを
施して所定のマ−キング間隔毎に切断して形成された物
品である場合、長尺物の巻取り状態の曲がり癖を有する
と、貼り付け領域で曲り癖によって物品が貼り付け領域
に所定の姿勢を維持することができなくて貼付けシート
に斜めに又は不規則に貼り付けられて物品を正しい姿勢
で保管することができない欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、物品が常に所定の向きで貼付けシー
ト上に貼付けられた物品を常に容易に認識することがで
きるようにする物品の貼付け式受取り装置を提供するこ
とにある。
【0007】本発明が解決しようとする他の課題は、物
品が曲り癖等を有していても物品を常に正しい姿勢で貼
付けシートに貼り付けて保管することができる物品の貼
付け式受取り装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの課題解決
手段は、貼付け領域に移送された長尺物を切断して形成
される複数の物品を間隔をあけて貼付けて前記複数の物
品を受け取る貼付けシートを貼付け領域に送給する貼付
けシート送給手段と、前記貼付け領域で前記貼付けシー
トを下支えする貼付けシート受け部材と前記貼付け領域
に送給された物品を前記貼付けシートに押し付けて前記
物品を前記貼付けシートに貼付ける物品押し付け部材か
ら成る物品貼付け手段とを備えた物品の貼付け式受取り
装置において、貼付け領域の直ぐ後ろでこの貼り付け領
域で貼付けられるべき物品を整列して物品を所定の向き
に維持しつつ貼付ける物品貼付け補助手段を更に備えた
ことを特徴とする物品の貼付け式受取り装置を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の課題解決手段は、第1の課題
解決手段による物品の貼付け式受取り装置であって、物
品貼付け補助手段は、貼付けシート受け部材に対して間
隔をあけてほぼ垂直又は斜めに配置されて貼り付け領域
で物品を所定の位置に規制する貼付け補助部材から成っ
ていることを特徴とする物品の貼付け式受取り装置を提
供することにある。
【0010】本発明の更に他の課題解決手段は、第2
課題解決手段による物品の貼付け式受取り装置であっ
て、貼付けシートは、テープ状であり、このテープ状の
貼付けシートは物品貼付け手段の貼付けシート受け部材
と貼付け補助手段の貼付け補助部材との間の隙間を通し
て貼付け領域に送給されることを特徴とする物品の貼付
け式受取り装置を提供することにある。
【0011】貼付けシート送給手段は、貼付け領域の上
流側にあって貼付けシートを貼付け領域に送り込む形式
のものであることが好ましい。
【0012】本発明の装置は、典型的には、例えば、
尺の被マーキング材料に間隔をあけてマーキング機によ
ってマーキングされマーキング部分を後続の被マーキン
グ材料部分から切り離して形成された被マーキング物
(物品)に適用することができる
【0013】このように、貼付け領域に移送された長尺
物を切断して得られる物品をこの貼付け領域で貼付けシ
ートに貼付ける際に、この貼付け領域の直ぐ後ろでこの
貼付領域で貼付けられるべき物品を整列してこの物品を
所定の向きに維持しつつ貼付ける物品貼付け補助手段を
備えていると、特に物品がチューブの如く貼付けシート
に貼付けされる際に不安定に動き易い物品である場合で
あっても、貼付けシートに貼付けられた物品に施された
文字、記号等が常に上を向くように貼付けることがで
き、従ってその後の物品処理工程で物品を容易に認識す
ることができる。
【0014】特に、この物品貼付け補助手段が垂直又は
ほぼ垂直の貼付け補助部材から成っていると、物品が貼
付けられる際に、この貼付け補助部材は、物品が回転し
たりする動きを抑制し、物品の貼付け時の向きを常に一
定に維持するのを一層良好にする。
【0015】また、物品が曲り癖等を有していても貼付
け補助部材が物品を貼り付け領域で常に正しい姿勢に維
持するので、物品が斜め等の不規則な状態で貼り付けら
れることがなく、整然とした状態で貼り付けて保管する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図1及び図2は本発明に係る物品
貼付け式受取り装置10を示し、図示の物品貼付け式受
取り装置10は、例えばチューブマーキング機18から
送り込まれるマーキング済みチューブ(被マーキング
物)を貼付けられるべき物品とする場合が示されてい
る。図示の形態では、このマーキング機は、手動式のマ
ーキング機であるのが示されているが、電動の形態の自
動式その他任意の形態のものとすることができる。
【0017】マーキング機18は、機台20上に搭載さ
れたマーキング機本体24と、このマーキング機本体2
4の固定部(被マーキング材料搭載部)に取り付けられ
てマーキング機本体24によってマーキングされたチュ
ーブの如き被マーキング材料12にマーキングされた部
分12aを後続の被マーキング材料部分12bから切り
離して被マーキング物(貼付けられるべき物品)12A
(図6参照)を形成する被マーキング材料切断装置26
とを備えている。図示の形態では、被マーキング材料切
断装置26は、本発明の物品貼付け式受取り装置10に
一体に設けられている。
【0018】マーキング機本体24は、図2に示すよう
に、マーキングされるべき長尺の被マーキング材料1
2、図示の例では、チューブ(以下チューブ12と称す
る)を受ける被マーキング材料の受け台30と、この受
け台30の上方から着色テープ14を介してチューブ1
2を挟むように下降してマーキングを施す加熱活字輪の
形態のマーカー32とから成り、マーカー32は、図1
に示すように、固定枠34に対して昇降自在に支持され
た可動枠38に取り付けられている。典型的には、可動
枠38は、固定枠24に図示しない支点を介して揺動自
在に支持されるが、固定枠34に垂直に昇降するように
支持されていてもよい。
【0019】図2に示すように、チューブ12を案内す
るチューブガイド手段40が受け台30に設けられ、こ
のチューブガイド手段40は、受け台30の両側に配置
されチューブ12の径に合った貫通孔42a、44aを
有する1対のガイド板42、44から成っている。
【0020】チューブ12のマーキングすべき部分12
aは、図示しないチューブ搬送手段によってその長手方
向に順次マーキング領域に間欠的に搬送され、また着色
テープ14は、これも図示しない着色テープ搬送手段に
よって、チューブ12に交差するように、同様にして、
その長手方向に順次マーキング領域に間欠的に搬送され
る。
【0021】本発明の物品貼付け式受取り装置10は、
貼付けられるべき物品である被マーキング物12Aを間
隔をあけて貼付けてこれらの複数の被マーキング物(物
品)12A(図6参照)を受け取る貼付けシート16を
貼付け領域AAに送給する貼付けシート送給手段52
と、貼付け領域AAで貼付けシート16上に被マーキン
グ物12Aを貼付ける物品貼付け手段48とを備え、こ
れらの手段52、48は、枠体54に取り付けられてい
る。尚、枠体54は、貼付け式受取り装置10をマーキ
ング機本体24に機枠にねじ取り付けするねじ取り付け
部56を有する(図3参照)
【0022】図示の例では、貼付けシート16は、繰り
出しパッド16Aから繰り出される貼付けテープの形態
を有し、このテープ状の貼付けシート16は、繰り出し
パッド16Aから案内ローラ60を経て貼付けシート送
給手段52に繰り出される。
【0023】貼付けシート送給手段52は、図1及び図
3に示すように、マーカー32の下降運動では回転しな
いが上昇運動で回転するようにマーカー32の昇降運動
に連動するテープ送給駆動輪106とこのテープ送給駆
動輪106と共にテープ状の貼付けシート16を挟んで
貼付けシート16を送り込むテープ送給従動輪108と
を含んでいる。テープ送給駆動輪106は、テープ状の
貼付けシート16に係合するギヤ状の駆動輪106Aか
ら成り、またテープ送給従動輪108は、ゴムローラ1
08Aから成っている。
【0024】テープ送給駆動輪106を駆動する駆動系
統110は、特に図3に示されており、この駆動系統1
10は、枠体54の主枠54Aに支軸112によって回
転自在に支持されたアーム114に取り付けられたセグ
メントギヤ116とこのセグメントギヤ116に噛み合
う中間ギヤ118とこの中間ギヤに噛み合う駆動ギヤ1
20と駆動ギヤ120とから成り、テープ送給駆動輪1
06は、駆動ギヤ120の出力軸120aに図示しない
一方向クラッチを介して取り付けられている。アーム1
14は、図示しないばねによって通常では上方に付勢さ
れている。アーム114の先端に係合ローラ126が取
り付けられ、この係合ローラ126は、図1に関連して
後に述べるように、物品貼付け手段48の物品押し付け
部材68を下降する係合ローラ102と共にマーキング
機本体24の可動枠38の下縁38aに係合してばねに
抗して押し下げられるようになっている。
【0025】従って、マーキング動作のために、マーキ
ング機本体24の可動枠38を押し下げると、ばねに抗
してアーム114が押し下げられ、セグメントギヤ11
6、中間ギヤ118を介して駆動ギヤ120が回転する
が、この際一方向クラッチ122が空回りしてテープ送
給駆動輪108が回転することはない。その後、マーキ
ング機本体24の可動枠38が上昇すると、アーム11
4がばねによって上昇し、セグメントギヤ116、中間
ギヤ118を介して駆動ギヤ120が逆方向に回転す
る。この回転は一方向クラッチ122の連動方向である
ので、テープ送給駆動輪108をテープ送給方向に回転
する。
【0026】尚、図3において符号128は、貼付けシ
ートの送給量を設定する送給量設定機構であり、この機
構は、アーム114の揺動角度を規制するように枠体5
4の延長アーム54Bにねじ込まれた調節ストッパ13
0によって設定される。調節ストッパ130の突出量
大きいと、アーム114のストロークが小さくなって送
給量が減少し、逆にストッパ130の突出量が小さい
と、アーム114のストロークが大きくなって送給量が
増加する。この送給量は、物品が貼付けシート16に貼
り付ける間隔を設定する。
【0027】物品貼付け手段48は、図4に示すよう
に、貼付けシート16を下支えして受ける貼付けシート
受け部材66と貼付け領域AAに送給された被マーキン
グ物(物品)12Aをテープ状の貼付けシート16に押
し付けて被マーキング物12Aを貼付けシート16に貼
付ける物品押し付け部材68から成っている。
【0028】図示の形態では、貼付けシート受け部材6
6は、特に、図4(B)に示すように、枠体54の主枠
54Aに支軸70によって揺動自在に支持されて貼付け
シート16を案内する帯状案内部材72の先端面72A
から成っており、被マーキング物12Aであるマーキン
グ済みチューブ12aは、この貼付けシート16上で貼
付けシート受け部材66と物品押し付け部材68とによ
って挟まれて貼付けシート16上に貼付けられる。尚、
図1に示すように、帯状案内部材72は、バッキング部
材80によって所定の高さ位置に保持されている。
【0029】図4(A)に示すように、物品貼付け手段
48は、帯状案内部材72の先端面72Aの後方に設け
られて貼付けシート16が潜る押さえローラ74を有
し、この押さえローラ74は、支軸70に枢支されたア
ーム74Aに回転自在に保持され、また枠体54の主枠
54Aとの間に掛け渡されたばね76によって下向きに
押し付けられている。この押さえローラ74は、貼付け
シート16が物品貼付け手段48の貼付けシート受け部
材66及び後に述べる貼付けシート誘導手段50を蛇行
しながら走行するのを防止し、また物品押し付け部材6
8が被マーキング物12Aを貼付けシート16に押し付
けた後上昇する際に、貼付けシート16が浮き上がるの
を抑制する機能を有する。若し、貼付けシート16が浮
き上がっていると、後続の被マーキング物12Aがこの
貼付けシート16の縁に干渉して貼り付け領域に前進す
るのを妨げるため、貼付けシート16の浮き上がりを防
止しなければならない。尚、貼付けシート16は、この
押さえローラ74の上流側から押さえローラ74に送り
込まれるが、この送り込みはシート自体の有する材料の
腰の強さで行われる。
【0030】既に述べたように、本発明の物品貼付け式
受取り装置10は、被マーキング材料切断装置26と一
体に成っており、この被マーキング材料切断装置26
は、図1、図2及び図4に示すように、枠体54の主枠
54Aの内側の面から間隔をあけてこの主枠54Aに取
り付けられマーキング機本体24のチューブガイド手段
40のガイド板42、44(図2参照)の貫通孔42
a、44aに整列するチューブ貫通孔92aを有して被
マーキング材料12を貫通して保持する被マーキング材
料保持部材92、枠体54に支軸94によって支持され
たカッターアーム96に取り付けられたカッター刃98
とから成っている。カッターアーム96は、支軸94に
巻き付けられ枠体54とカッターアーム96との間に掛
け渡された図示しない巻きばねによって通常では被マー
キング材料保持部材92のチューブ貫通孔92aから上
方に外れた位置に付勢されている。
【0031】被マーキング物貼付け手段48の被マーキ
ング物押し付け部材68は、図4に示すように、被マー
キング材料切断装置26のカッターアーム96のブラケ
ット96aに固定されている。従って、マーキング領域
MAでマーキングされた被マーキング材料部分12aが
被マーキング材料保持部材92のチューブ貫通孔92a
を貫通してチューブ貼付け領域AAに導かれた後、カッ
ターアーム96が支軸94を中心に下降するように枢動
すると、被マーキング材料切断装置26のカッター刃9
8が下降して被マーキング材料保持部材92と協働して
マーキング済みの被マーキング材料部分12aを切断し
て被マーキング物12Aを形成すると同時に、この被マ
ーキング物12Aは、被マーキング物押し付け部材68
によって貼付けシート16上に貼付けられる。
【0032】被マーキング材料切断装置26のカッター
アーム74及び被マーキング物受取り装置10の被マー
キング物貼付け手段48の被マーキング物押し付け部材
68を下降する動作は、後続の被マーキング材料部分の
マーキングするマーカー32の下降に連動して行われる
が、これは、例えば、カッターアーム96に取り付けら
れた係合ローラ102にマーキング機本体24の可動枠
38に下縁38aが係合して行われる(図1参照)。
【0033】本発明の物品貼付け式受取り装置10は、
貼付け領域で貼付けられるべき被マーキング物(物品)
12Aを整列してこの被マーキング物12Aを所定の向
きに維持しつつ貼付ける物品貼付け補助手段82を更に
備えている。
【0034】この物品貼付け補助手段82は、貼付け領
域AAの直ぐ後ろで貼付けシート16から僅かの隙間9
0を介して略垂直又は斜め後方に傾くように配置された
貼付け補助部材88から成っている。図4(B)から解
るように、この貼付け補助部材88は、貼付けシート1
6の外縁(マーキング領域MAとは反対側の縁)から外
れた位置でこの貼付けシート受け部材66に溶接等の適
宜の手段によって貼付けシート受け部材66に取り付け
られ、貼付けシート16は、貼付けシート受け部材66
と貼付け補助部材88との間の隙間90を通って物品貼
付け領域AAに達する。尚、図4(B)に示すように、
貼付け補助部材88は、貼付けシート受け部材66の上
面と同じ上面を有するように貼付けシート受け部材66
に取り付けられるのが好ましい。その理由は、被マーキ
ング物12Aは、被マーキング材料12の送給長さに応
じて長さが変化し、長い被マーキング物12Aが貼付け
補助部材88の取り付け部に干渉されて貼り付け領域に
前進するのを妨げることがないようにするためである。
【0035】この貼付け補助部材88は、図5に示すよ
うに、被マーキング物12Aの貼付け時に、被マーキン
グ物12Aの左側(図5参照)の面が係合して被マーキ
ング物12Aが物品押し付け部材68によって貼付けシ
ート16に押し付けられる際に、その外周面に沿っ転動
したり貼付けシート16に対して斜めに貼り付けられた
りするのを防止する機能を有する。若し、この貼付け補
助部材88がないと、図6(A)に示すように、被マー
キング物12Aは、図6(A)に示すように、そのマー
キング面が横を向いたり、図6(B)に示すように、貼
付けシート16上に斜めに貼り付けられたりする。被マ
ーキング物12Aが斜めに貼り付けられる現象は、既に
述べたように、被マーキング材料である長尺のチューブ
が巻き癖等によって貼付けシート16に対して直角に横
切らないで斜めに送り込まれた場合に発生する傾向があ
るが、貼付け補助部材88は、後続の被マーキング材料
12の部分に連続する被マーキング物12A(切り離さ
れる前の状態)の斜めの送り込みを真っ直ぐに案内する
機能を有する。
【0036】図示の形態の物品貼付け式受取り装置10
は、貼付けシート誘導手段50を備えており、この貼付
けシート誘導手段50は、図1及び図4に示すように、
被マーキング物貼付け手段48の貼付けシート受け部材
66に連続して下向きに下降する貼付けシート誘導部材
104から成っており、この貼付けシート誘導部材10
4は、図示の形態では、階段の形態を有する。図3に示
すように、この貼付けシート誘導部材104は、その先
端がマーキング機本体24の機外であるが、機台20の
前方の上方に位置するように延びており、従って複数の
被マーキング物12Aを順次貼付けて受け取った貼付け
シート16は、この貼付けシート誘導部材104によっ
て機外の機台上に誘導される。尚、貼付けシート誘導部
材104を階段状とした理由は、貼付けシート16が貼
付けシート誘導部材92上を抵抗なく、機外に誘導する
ようにするためであり、従ってこの貼付けシート誘導部
材104は、階段の形態以外に、例えば、図4(C)に
示すように、波付けの形態であってもよい。
【0037】次に、本発明の物品貼付け式受取り装置1
0の動作を詳細に説明すると、図2に示すように、マー
キング材料であるチューブ12のマーキングすべき部分
12aが図示しないチューブ送給手段によってマーキン
グ領域MAに送給されると、作業者は、マーキング機本
体24の図示しないハンドルによって可動枠38を下降
し、この可動枠38に取り付けられたマーカー32が着
色テープ14を介してチューブ12のマーキングすべき
部分12aに押し付けられる。その後、作業者がハンド
ルを離すと、可動枠38は図示しないばねによって上昇
する。
【0038】この可動枠38の上昇運動によって図示し
ないチューブ送給手段がマーキング済みのチューブ部分
12aである被マーキング物12Aと共に前進して、被
マーキング物12Aを貼付け領域AAに移送すると共
に、後続のマーキングすべきチューブ部分12aをマー
キング領域にMAに移送する。
【0039】また、この可動枠38の下降によって、
ッター刃58が下降して貼り付け領域AA上にあるマー
キング済みの被マーキング材料部分12aを後続のマー
キング材料から切断すると同時に、図5に示すように、
物品押し付け部材68が下降し、従って貼付け領域AA
に位置する被マーキング物(マーキング済みチューブ1
2a)12Aがこの物品押し付け部材68によって貼付
けシート16上に貼付けられる。
【0040】一方、マーキング機の可動枠38の昇降に
よって貼付けシート送給手段52の駆動系統(図3参
照)110が駆動されるが、可動枠38の下降によって
セグメントギヤ116、中間ギヤ118を介して駆動ギ
ヤ120に伝導される逆方向の回転は、一方向クラッチ
122によってテープ送給駆動輪106に伝導されるこ
とがなく、可動枠38の上昇によって駆動ギヤ120に
伝導される正方向の回転のみがテープ送給駆動輪106
に伝達されて貼付けシート16を送給する。尚、既に述
べたように、貼付けシート16上に貼り付けられる物品
の間隔に相応する貼付けシート16の送給量は、テープ
送給量設定機構128の調節ストッパ130の突出量P
によって設定される。
【0041】このようにして、貼付けシート16上に順
次被マーキング物12Aが順次貼付けられ、この被マー
キング物12Aが貼付けられた貼付けシート16は、貼
付けシート送給手段52によって送給され、貼付け領域
AAからその前方に送り込まれ、貼付けシート誘導手段
50を経て機外に誘導される。作業者は、機外に誘導さ
れた貼付けシート16を適宜の長さ毎に格納箱に収納す
るか、折り畳んで保管したり、被マーキング物の取付け
工程に搬送する。
【0042】また、被マーキング物12Aが貼付けられ
た貼付けシート16は、貼付けシート誘導手段50の波
状又は階段状の貼り付けシート誘導部材88に沿って下
降するので、単に斜め下向きに傾斜するシュータ式の板
状の誘導部材に比べて抵抗が小さく貼付けシート16を
貼付け領域から円滑に送り出すことができることが解
る。
【0043】既に述べたように、物品貼付け補助手段8
2の貼付け補助部材88は、被マーキング物12Aの貼
付け時に、貼付け補助部材88が被マーキング物12A
を背当てして被マーキング物12Aのマーキング面が常
に上向きになるように被マーキング物12Aを貼付ける
と共に被マーキング材料12に曲がり癖があっても被マ
ーキング物12Aを真っ直ぐに案内するので、被マーキ
ング物12Aがテープ状の貼付けシート16に斜めに貼
り付けられることがない。
【0044】更に、押さえローラ74は、被マーキング
物押し付け部材68が被マーキング物12Aから離反す
るように上昇した後、貼付けシート16の浮き上がりを
防止して次の被マーキング物12Aが貼付けシート16
に干渉するのを有効に防止するので、後続の被マーキン
グ物12Aがこの貼付けシート16に干渉して被マーキ
ング物12Aが詰まるのを防止することができる。
【0045】尚、上記の実施の形態では、物品がチュー
ブ状の被マーキング物である場合について説明したが、
他の形態の被マーキング物であってもよいし、またマー
キング機以外の他の物品処理機から送り込まれる物品に
も同様にして本発明を適用することができる。また、上
記実施の形態では、貼付けシート16は、テープ状であ
る場合について説明したが、貼付けシートが縦横に広い
面積を有する場合であって、その上に物品を縦横に並べ
て貼り付ける場合にも同様にして適用することができ
る。この場合には、貼付け補助部材88は、貼付けシー
ト受け部材66側に取り付けることができないので、枠
体54側に適宜の手段で取り付けることになる。尚、、
貼付けシート16は、両面テープとすると、物品貼り付
け面(この面は最初から露出している)とは反対側の粘
着又は接着面(剥離紙で覆われている)の剥離紙を剥し
た後、この反対側の接着又は粘着面を利用して貼付けシ
ート16自体の貼り付け保管や、作業現場での貼付けシ
ートの固定維持に便宜である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、貼付け
領域に移送された長尺物を切断して得られる物品をこの
貼付け領域で貼付けシートに貼付ける際に、この貼付け
領域の直ぐ後ろで貼付領域で貼付けられるべき物品を整
列してこの物品を所定の向きに維持しつつ貼付ける物品
貼付け補助手段を備えているので、特に物品がチューブ
の如く貼付けシートに貼付けされる際に不安定に動き易
い物品である場合であっても、貼付けシートに貼付けら
れた物品に施された文字、記号等が常に上を向くように
貼付けることができ、従ってその後の物品処理工程で物
品を容易に認識することができる。
【0047】特に、この物品貼付け補助手段が垂直又は
ほぼ垂直の貼付け補助部材から成っていると、物品が貼
付けられる際に、この貼付け補助部材は、物品が回転し
たりする動きを抑制し、物品の貼付け時の向きを一層良
好に維持することができる。
【0048】また、物品に曲がり癖があってもこの物品
を真っ直ぐに案内するので、物品が貼付けシートに斜め
に貼り付けられることがなく、物品を整然とした状態で
貼り付け保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品の貼付け式受取り装置を備え
たマーキング機の概略側面図である。
【図2】図1のマーキング機の要部の正断面図である。
【図3】本発明に用いられる貼付けシート送給手段の概
略系統を示す説明図である。
【図4】本発明に用いられる物品貼付け手段と貼付けシ
ート誘導手段とを示し、同図(A)はこれらの手段の概
略側面図、同図(B)は貼付けシート誘導手段の斜視
図、同図(C)は貼付けシート誘導手段の変形例の側面
図である。
【図5】本発明の物品貼付け式受取り装置の貼付け工程
を順次示す図であり、同図(A)は貼り付けられるべき
被マーキング物(物品)であるマーキング済みチューブ
部分が貼付け領域に送り込まれた状態の説明図、同図
(B)は被マーキング物が物品押し付け部材によって押
し付けられて被マーキング物が貼付けシートに貼付けら
れている状態の説明図、同図(C)は先行する被マーキ
ング物が貼付けシート誘導手段に移行し、後続の被マー
キング物が貼付け領域に送り込まれた状態の説明図であ
る。
【図6】被マーキング物が貼付けシートに貼り付けられ
た状態を示し、同図(A)は本発明の装置によって被マ
ーキング物が貼付けシートに適正に貼付けられた状態の
説明図、同図(B)は本発明の装置を用いないで被マー
キング物のマーキング面が横向きになって被マーキング
物が貼付けシートに貼り付けられた状態の説明図、同図
(C)は本発明の装置を用いないで被マーキング物が貼
付けシートに斜め貼り付けられた状態の説明図である。
【符号の説明】
10 被マーキング物貼付け式受取り装置 12 被マーキング材料 12A 被マーキング物 12a マーキングする被マーキング材料部分 14 着色テープ 16 貼付けシート 16A 繰り出しパッド 18 マーキング機 20 機台 24 マーキング機本体 26 被マーキング材料切断装置 30 受け台 32 マーカー 34 固定枠 38 可動枠 40 チューブガイド手段 42 ガイド板 42a 貫通孔 44 ガイド板 44b 貫通孔 48 被マーキング物貼付け手段 50 貼付けシート誘導手段 52 貼付けシート送給手段 54 枠体 54A 主枠 56 ねじ取り付け部 60 ガイドピン 66 貼付けシート受け部材 68 物品押し付け部材 70 支軸 72 帯状案内部材 72A 帯状案内部材72の先端面 74 押さえローラ 74A アーム 76 ばね 82 物品貼付け補助手段 88 貼付け補助部材 90 隙間 92 被マーキング物保持部材 92a チューブ(被マーキング物)貫通孔 94 支軸 96 カッターアーム 96a ブラケット 98 カッター刃 102 係合ローラ 104 貼付けシート誘導部材 106 テープ送給駆動輪 106A ギヤ状の駆動輪 108 テープ送給従動輪 108A ゴムローラ 110 駆動系統 112 支軸 114 アーム 116 セグメントギヤ 118 中間ギヤ 120 駆動ギヤ 126 係合ローラ 128 送給量設定機構 130 ストッパ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼付け領域に移送された長尺物を切断し
    て形成される複数の物品を間隔をあけて貼付けて前記複
    数の物品を受け取る貼付けシートを貼付け領域に送給す
    る貼付けシート送給手段と、前記貼付け領域で前記貼付
    けシートを下支えする貼付けシート受け部材と前記貼付
    け領域に送給された物品を前記貼付けシートに押し付け
    て前記物品を前記貼付けシートに貼付ける物品押し付け
    部材から成る物品貼付け手段とを備えた物品の貼付け式
    受け取り装置において、前記貼付け領域の直ぐ後ろで
    記貼り付け領域で貼付けられるべき物品を整列して前記
    物品を所定の向きに維持しつつ貼付ける物品貼付け補助
    手段を更に備えたことを特徴とする物品の貼付け式受取
    り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の物品の貼付け式受取り
    装置であって、前記物品貼付け補助手段は、前記貼付け
    シート受け部材に対して間隔をあけてほぼ垂直又は斜め
    に配置されて前記貼り付け領域で前記物品を所定の位置
    に規制する貼付け補助部材から成っていることを特徴と
    する物品の貼付け式受取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の物品の貼付け式受取り
    装置であって、前記貼付けシートは、テープ状であり、
    前記テープ状の貼付けシートは前記物品貼付け手段の貼
    付けシート受け部材と前記貼付け補助手段の貼付け補助
    部材との間の隙間を通して前記貼付け領域に送給される
    ことを特徴とする物品の貼付け式受取り装置。
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