JP2985873B2 - 路車間通信車載機 - Google Patents
路車間通信車載機Info
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Description
路上機との間で双方向通信を行う路車間通信車載機に関
し、特に通行料金徴収システム等において所定通信区間
内を走行するときのみ双方向通信を行う制御機能を有す
る路車間通信車載機に関する。
子的に徴収する通行料金徴収システムでは、料金所の所
定部を走行する車両に対し路上機から問合せ信号を送信
しており、車両に搭載されている車載機が問合せ信号を
受信して車両情報を応答信号として送信し、路上機が車
載機からの応答信号を受信して通行料金処理を行うよう
にしている。
ムにおける路車間通信車載機は、料金所の所定通信区間
内を走行するときのみ双方向通信動作(路上機からの問
合せ信号を受信して応答信号を送信する動作)を行えば
よく、その他の区間においては双方向通信動作を行う必
要はない。また、所定通信区間以外の道路を走行中にノ
イズに応答して不要な電波を送信するのを防止すると共
に消費電力を低減するために、料金所の所定通信区間内
に入ったときに双方向通信を可能とし、料金所の所定通
信区間を出たときは双方向通信を停止(応答送信動作を
停止)するように制御する機能(これをウェイクアップ
機能と称する)を設けている。
間内に設置された路上機から車載機に対して所定周波数
の連続する搬送波により問合せ信号を送信しているの
で、従来は、この搬送波の受信レベルを検出することに
よって所定通信区間内に入った否かを検出し、車載機の
双方向通信動作をオンオフ制御している。
上機から送信される問合せ信号S1を受信して受信デー
タS2を出力する受信部11と、受信信号の受信レベル
を検出する受信レベル検出部12と、受信レベルに基づ
き応答送信部14の動作をオンオフする制御信号S5を
出力する動作制御部13とを有している。なお、応答送
信部14は、受信データに応じて応答信号を生成する回
路および応答信号を送信する回路等を含んでおり、動作
制御部13からの制御信号S5に応じて動作をオンオフ
する。
路上機から送信される問合せ信号を受信できる状態にな
っている。動作制御部13は、図6に実線で示すよう
に、受信レベルが予め決められた閾値を越えたときに通
信区間内であると判定し、応答送信部14の動作をオン
状態にする制御信号S5を送出する。応答送信部14が
動作状態になることにより車載機と路上機との間で双方
向通信が可能となり、問合せ信号に応じて応答信号を送
信する。また、受信レベルが閾値未満であるときは料金
所の所定通信区間外であると判定し、応答送信部14の
動作を停止状態とする制御信号を送出し双方向通信を停
止する。このように受信レベルに応じて応答送信部14
の動作をオンオフ制御することにより双方向通信のオン
オフ制御を行っている。
では、路上機から連続搬送波として送信される問合せ信
号の受信レベルに基づき、車載機の応答送信部をオンオ
フ制御することにより、所定通信区間内を走行するとき
のみ双方向通信を行うように動作制御している。しか
し、路上機から送信される問合せ信号が、連続した搬送
波ではない場合、例えば、ディジタルデータで変調され
て一定タイミングで断続するバースト波からなるTDM
A信号波である場合、車両が通信区間内において検出す
る受信レベルは、図6に点線で示したように、バースト
波の断続に応じて変動するため、応答送信部が動作状態
/停止状態を繰り返すように制御されて正常に双方向通
信動作をオンオフ制御できないという問題点を有してい
る。
合せ信号がバースト波で送信される場合であっても、正
常かつ確実に双方向通信の動作制御を行うことができる
路車間通信車載機を提供することにある。
機は、所定通信区間内の道路側に設置される路上機から
バースト波として送信される問合せ信号を受信復調して
得た受信デ−タに基づき、所定通信区間内か否かを検出
し、この検出結果に応じて双方向通信動作をオンオフ制
御する。具体的には、受信データの変化点を検出するこ
とにより所定通信区間内か否かを検出する受信検出手段
と、受信検出手段が受信データの変化点を検出したとき
に双方向通信動作をオン状態にし、受信検出手段が受信
データの変化点を検出しなくなったときに双方向通信動
作をオフ状態にする制御信号を出力する制御信号生成手
段とを備える。また、前記問合せ信号の受信レベルを検
出する受信レベル検出手段と、前記受信レベルおよび前
記受信検出手段の検出結果に基づき双方向通信動作をオ
ンオフ制御する制御信号を出力する制御信号生成手段と
を備える。
て説明する。
図である。同図において、路上機から送信される問合せ
信号S1を受信復調し受信デ−タS2および受信データ
に同期したクロック信号S3を出力する受信部1と、受
信デ−タS2に基づき所定通信区間内か否かを検出する
受信検出部2と、受信検出部2の検出結果に基づき応答
送信部4の動作をオンオフ制御する制御信号S5を出力
する制御信号生成部3とを有している。
は、ディジタルデータで変調され一定タイミングで断続
するバースト波からなるTDMA信号波である。また、
応答送信部4は、受信データに応じて応答信号を生成す
る回路および応答信号を送信する回路等を含んでおり、
制御信号S5に応じて動作をオンオフし、動作オン時に
は、受信データに応じて車両情報等を応答信号として送
信する。
号S1を受信復調し、復調した受信データS2および受
信データに同期したクロック信号S3を出力する。受信
検出部2は、受信部1から出力される受信デ−タS2お
よびクロック信号S3を受けて受信データの変化点の有
無を検出して検出信号S4を出力する。
号を受信できたならば、例えば、図2に示すように、受
信した受信データS2は変化するので(同図(a))、
受信データの変化点の有無を検出することにより通信区
間に進入したことを検出できる。また、車両が所定通信
区間外にいるならば、受信データを受信できないので、
受信データの変化点を検出することはできない。このよ
うに、受信データの変化点の有無を検出することによ
り、問合せ信号を受信できたか否か、すなわち、車両が
所定通信区間に進入したか否かを検出することができ
る。
「1」に変化したときに検出信号S4(同図(b))を
出力する。制御信号生成部3は、受信検出部2が検出信
号S4を出力しているとき、応答送信部4を動作させて
双方向通信を可能にする制御信号S5(同図(c))を
出力する。また、受信検出部2が検出信号S4を出力し
なくなった後に一定時間Tが経過しても検出信号S4を
出力しないときは、応答送信部4の動作を停止させて双
方向通信を停止させる制御信号S5を出力する。
ときには応答送信部4を動作させ、制御信号S5が
「0」レベルのときには応答送信部4の動作を停止させ
るようにしている。また、受信検出部2が検出信号S4
を出力しない状態、つまり、問合せ信号を受信できない
状態が受信データの1フレーム期間よりも長い所定の時
間Tだけ継続したときに、制御信号S5を「1」レベル
から「0」レベルにしている。
信データの変化点を検出することによって、問合せ信号
を受信できたか否か、すなわち、車両が所定通信区間に
進入したか否かを判定するので、路上機から送信される
問合せ信号がバースト波で送信される場合においても、
応答送信部4の動作制御を正常かつ確実に行うことがで
きる。
制御信号生成部3の構成例である。ここで、受信検出部
2は、2ビットシフトレジスタ回路21とビット比較回
路22とを有している。制御信号生成部3は、ワンショ
ットマルチバイブレ−タ回路31を有している。
部1からシリアルに出力される受信デ−タS2をクロッ
ク信号S3に応じて順次取り込み、2ビットのパラレル
データとして出力する。ビット比較回路22は、2ビッ
トシフトレジスタ回路21から2ビットパラレルデ−タ
を受け、2ビットパラレルデ−タと“01”基準パター
ンとを比較することにより、受信デ−タが「0」レベル
から「1」レベルに変化する点を検出し、検出したとき
にクロック信号S3の1周期幅のパルスを検出信号S4
として出力する。
は、ビット比較回路22が出力する検出信号S4を受け
たとき、時定数によって決まる時間だけ「1」レベルが
継続する制御信号S5を出力する。なお、時定数は、少
なくとも受信デ−タの1フレ−ム期間よりも長い時間に
予め設定しておく。従って、受信デ−タを受信している
状態のときは受信データの変化に応じて検出信号S4を
受けるので、制御信号S5は「1」レベルに保持され
る。そして、受信デ−タを受信できない状態になったと
きは検出信号S4を受けないので、時定数で決まる一定
時間が経過したときに制御信号S5は「1」レベルから
「0」レベルにする。
より、車両が所定通信区間内にいるときに応答送信部4
を動作させて双方向通信を可能とし、所定通信区間外で
は応答送信部4の動作を停止して双方向通信を停止させ
ることができるので、消費電力を低減できる。
部3の他の構成例である。ここで、受信検出部2は、図
3に示したものと同様に2ビットシフトレジスタ回路2
1とビット比較回路22とを有して構成されているが、
制御信号生成部3は、カウンタ回路32とフリップフロ
ップ回路33とを有して構成されている。
路21は、受信部1からシリアルに出力される受信デ−
タS2をクロック信号S3に応じて順次取り込み、2ビ
ットのパラレルデータとして出力する。ビット比較回路
22は、2ビットシフトレジスタ回路21から2ビット
パラレルデ−タを受け、2ビットパラレルデ−タと“0
1”基準パターンとを比較することにより、受信デ−タ
が「0」レベルから「1」レベルに変化する点を検出
し、検出したときにクロック信号S3の1周期幅の検出
信号S4を出力する。
信号S4は、制御信号生成部3のカウンタ回路32およ
びフリップフロップ回路33にそれぞれ供給される。カ
ウンタ回路32は、検出信号S4の入力回数をカウント
し、カウント値が予め定めた値になったときにキャリ−
信号S6をフリップフロップ回路33へ送出する。な
お、カウンタ回路32に設定するカウント値は、受信デ
−タの1フレ−ム期間よりも十分に長い時間であり、こ
の時間内に応答送信部4が動作を開始して応答信号を送
信するのに十分な時間が得られるように設定する。
回路22が出力する検出信号S4をセット入力として受
け、また、カウンタ回路32が出力するキャリ−信号S
6をリセット入力として受けて動作し制御信号S5を生
成する。すなわち、フリップフロップ回路33は、検出
信号S4が「1」レベルになったときに制御信号S5を
「1」レベルに保持し、キャリ−信号S6が「1」レベ
ルになったときに制御信号S5を「1」レベルから
「0」レベルにする。従って、受信データを受信して検
出信号S4を受けたときに、制御信号S5を「1」レベ
ルとし応答送信部4を動作させて双方向通信を可能と
し、その後、カウンタ回路32のカウント値が予め定め
た値になったとき、つまり、最初の検出信号を受けて応
答送信部4が動作を開始して応答信号を送信完了するの
に十分な時間が経過した後に、制御信号S5を「1」レ
ベルから「0」レベルとし応答送信部4の動作を停止さ
せて双方向通信を停止する。
内において応答送信部4の動作時間を必要最小限に制御
できるので、渋滞等の影響により車両が所定通信区間内
に長時間停滞するような場合に無駄な電力消費を防止で
きる。
所定通信区間に入った否かを検出する手段と、問合せ信
号の復調出力データの変化を検出して所定通信区間に進
入したか否かを検出する手段とをそれぞれ設け、両手段
の検出結果に基づき双方向通信動作をオンオフ制御する
ことにより、更に確実に動作制御できるようにしてもよ
い。また、携帯電話やPHS等にも応用して電池の電力
消費を低減することも可能である。
上機から送信される問合せ信号を復調して得た受信デー
タの変化点を検出することによって、車両が所定通信区
間に進入したか否かを検出し、所定通信区間に進入した
ときに双方向通信が可能となるように制御し、所定通信
区間外では双方向通信動作を停止することにより、路上
機から送信される問合せ信号がバースト波で送信される
場合においても、動作制御を正常かつ確実に行うことが
でき、消費電力を低減できる。
の動作を説明するためのタイミングチャートである。
部3の一例を示すブロック図である。
部3の他の例を示すブロック図である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 所定通信区間内の道路側に設置される路
上機からバースト波として送信される問合せ信号を受信
して前記路上機との間で双方向通信を行う路車間通信車
載機において、前記路上機から送信される前記問合せ信
号を受信復調して受信デ−タを出力する受信手段と、前
記受信デ−タに基づき前記所定通信区間内か否かを検出
する受信検出手段と、この受信検出手段の検出結果に基
づき双方向通信動作をオンオフ制御する制御信号を出力
する制御信号生成手段とを備えることを特徴とする路車
間通信車載機。 - 【請求項2】 前記受信検出手段は前記受信データの変
化点を検出し、前記制御信号生成手段は、前記受信検出
手段が前記受信データの変化点を検出したときに双方向
通信動作をオン状態にする制御信号を出力することを特
徴とする請求項1記載の路車間通信車載機。 - 【請求項3】 前記受信検出手段は、前記受信デ−タを
順次取り込んで2ビットのパラレルデータとして出力す
るシフトレジスタ回路と、前記2ビットのパラレルデ−
タと“01”基準パターンとを比較することによって前
記受信デ−タの変化点を検出して検出信号を出力するビ
ット比較回路とを有することを特徴とする請求項2記載
の路車間通信車載機。 - 【請求項4】 前記制御信号生成手段は、前記ビット比
較回路が出力する検出信号を受けて予め設定された時定
数で動作するワンショットマルチバイブレ−タ回路を有
し、前記検出信号を受けたときに双方向通信動作をオン
状態にする制御信号を生成し、その後、前記時定数によ
り決まる時間が経過しても前記検出信号を受けないとき
に双方向通信動作をオフ状態にする制御信号を生成する
ことを特徴とする請求項3記載の路車間通信車載機。 - 【請求項5】 前記制御信号生成手段は、前記ビット比
較回路が出力する検出信号をカウントして予め定めたカ
ウント値になったときにキャリ−信号を出力するカウン
タ回路と、前記検出信号をセット入力として受け前記キ
ャリ−信号をリセット入力として受けて動作し前記制御
信号を生成するフリップフロップ回路とを有し、このフ
リップフロップ回路が、前記検出信号を受けたときに双
方向通信動作をオン状態にする制御信号を生成し、その
後、前記キャリ−信号を受けたときに双方向通信動作を
オフ状態にする制御信号を生成することを特徴とする請
求項3記載の路車間通信車載機。 - 【請求項6】 所定通信区間内の道路側に設置される路
上機からバースト波として送信される問合せ信号を受信
して前記路上機との間で双方向通信を行う路車間通信車
載機において、前記路上機から送信される前記問合せ信
号を受信復調して受信デ−タを出力する受信手段と、受
信信号の受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、
前記受信デ−タの変化点を検出することにより前記所定
通信区間内か否かを検出する受信検出手段と、前記受信
レベルおよび前記受信検出手段の検出結果に基づき双方
向通信動作をオンオフ制御する制御信号を出力する制御
信号生成手段とを備えることを特徴とする路車間通信車
載機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13805398A JP2985873B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 路車間通信車載機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13805398A JP2985873B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 路車間通信車載機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11328456A JPH11328456A (ja) | 1999-11-30 |
JP2985873B2 true JP2985873B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15212892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13805398A Expired - Lifetime JP2985873B2 (ja) | 1998-05-20 | 1998-05-20 | 路車間通信車載機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2985873B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6459385B2 (en) | 2000-05-30 | 2002-10-01 | Nec Corporation | Non-stop toll collection system and method |
-
1998
- 1998-05-20 JP JP13805398A patent/JP2985873B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6459385B2 (en) | 2000-05-30 | 2002-10-01 | Nec Corporation | Non-stop toll collection system and method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11328456A (ja) | 1999-11-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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