JP2984435B2 - 地下管路接続用ダクトスリーブ - Google Patents

地下管路接続用ダクトスリーブ

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JP2984435B2
JP2984435B2 JP3278586A JP27858691A JP2984435B2 JP 2984435 B2 JP2984435 B2 JP 2984435B2 JP 3278586 A JP3278586 A JP 3278586A JP 27858691 A JP27858691 A JP 27858691A JP 2984435 B2 JP2984435 B2 JP 2984435B2
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基之 古賀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土中で複数のマンホー
ル相互の間に埋設されて通信ケーブル等を配線する地下
管路において、マンホールに緊密に固定されて地下管路
の端部と接続するダクトスリーブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信ケーブル等を地下配線する
地下管路は、所定の距離の間隔で設置される複数のマン
ホールの間の土中に埋設される。この場合に、地下管路
の端部側はマンホールのコンクリートブロックの接続孔
に嵌挿して固定されるが、この固定部からマンホールの
内部に雨水等が侵入するのを防止する必要がある。そこ
で、マンホールの接続孔と地下管路との接続手段として
ダクトスリーブを用い、このダクトスリーブを接続孔に
緊密に固定して地下管路と接続する方式が知られてい
る。
【0003】従来、上記地下管路接続に使用するダクト
スリーブは、地下管路の端部に固定される筒状のスリー
ブ本体を有し、このスリーブ本体の途中の外周に環状の
溝が形成され、接着用樹脂を染み込ませたスポンジ状の
含浸体が、マンホールの接続孔より若干大きい外形寸法
に形成して溝に収容設置されている。そして、この含浸
体を備えたスリーブ本体をマンホールの接続孔に内側か
ら押し込み、このとき含浸体を径方向に圧縮して接着用
樹脂を外に絞り出し、この樹脂によりダクトスリーブを
マンホールの接続孔に接着固定するように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものにあっては、スリーブ本体に装着される含浸体を、
その外形寸法とマンホールの接続孔の内径寸法との関係
で圧縮する構成であるから、構造は簡単になるが、特に
接続孔の寸法にバラツキがある場合は、常に適切に接着
固定することが難しい。即ち、含浸体の外形が大きい場
合は、樹脂の染み出しも多くなって好ましいが、接続孔
の内周面との摩擦抵抗が増大するため、含浸体が溝から
外れたり、樹脂がマンホール内部に多量に漏出すること
がある。また、含浸体の外形が小さい場合は、押し込み
は容易であるが、充分な接着効果を得ることができない
等の問題点がある。
【0005】本発明は、上記の点を解決するためになさ
れたもので、マンホールの接続孔のバラツキ等に対して
ダクトスリーブの固定性、シール性、作業性等を向上
し、部品点数等も低減することが出来る地下管路接続用
ダクトスリーブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、マンホールの接続孔に固定されて土中に埋設
される地下管路と接続する地下管路接続用ダクトスリー
ブにおいて、接着側の外周に段部を介して小径部が形成
される管状のスリーブ本体と、外周にウイングを有して
小径部に移動可能に嵌合され、スリーブ本体を接続孔に
押込む際にその接続孔の内部に単独で嵌着されるウイン
グリングと、ウイングリングを接続孔内のほぼ所定位置
に押し込むスペーサと、接着用樹脂を含浸してウイング
リングの前側の接続孔内面と小径部との間の空間に収容
設置され、スリーブ本体を接続孔に押込む際にウイング
リングと段部との間で軸方向に圧縮されて接着用樹脂を
周囲に漏出する含浸体と、スリーブ本体の入口部外周に
設けたウイングとを備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によって、マンホールの接続孔にス
リーブ本体を、先ず小径部にウイングリングを装着し
て、段部,スペーサを介して接続孔内のほぼ所定位置に
押込み、次にスリーブ本体を引き戻してスペーサを除去
し、ウイングリングの前側の接続孔内面と小径部との間
の空間に含浸体を装着してスリーブ本体を押込むこと
で、スリーブ本体が入口部外周のウイングにより抜け止
めして固定され、このとき含浸体が段部とウイングリン
グとの間で軸方向に大きいストロークで圧縮されて多量
の接着用樹脂が周囲に漏出すると共に、接続孔の内面と
スリーブ本体の外周との隙間に充満する。そして、この
樹脂によりマンホールの接続孔にスリーブ本体等が強固
に接着固定され、同時に雨水等に対して確実にシールす
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。先ず、図4において、地下管路の全体の埋設状態
について説明すると、土Aの内部にマンホール1が所定
の距離の間隔で垂直に設置され、これらのマンホール1
の間の土中に地下管路5が埋設される。マンホール1
は、コンクリートブロック2の側部に所定の径の接続孔
3が形成され、この接続孔3から土中にダクトスリーブ
10が嵌挿して固定される。ダクトスリーブ10は、塩
化ビニール等の樹脂から成る短い管状のものであり、そ
の一端が接続孔3に接着剤等を用いて雨水等の侵入を防
止するようにシールした緊密な状態で固定される。ダク
トスリーブ10の他端には継手部11が形成され、この
継手部11で地下管路5が端部を嵌合し且つ同様に緊密
に固定して接続される。こうして、複数のマンホール1
と地下管路5がダクトスリーブ10を介して交互に接続
され、これらの間に通信ケーブル6等を挿通して、雨水
等によるトラブルを生じないように配線される。
【0009】図1ないし図3において、ダクトスリーブ
10の具体的な実施例について説明すると、管状のスリ
ーブ本体12を有する。このスリーブ本体12は地下管
路5と略同一の径で貫通した孔13を有し、外周におい
て中間の大部分が所定の肉厚の小径部14である。小径
部14の一方には段部15が形成され、太径の入口部1
6の外周上に、マンホール1の接続孔3の径より少し大
きい複数(4個程度)の,ウレタンゴムからなるウイン
グ17が等間隔で突設されている。そして、入口部16
の反対側の端部に継手部11が形成されている。
【0010】上記スリーブ本体12の小径部14には、
所定の強度を有する樹脂製のウイングリング20が移動
可能に嵌合され、このウイングリング20の外周上にマ
ンホール1の接続孔3の径より少し大きい複数のウイン
グ21が等間隔で突設されている。このウイングリング
20は、環状のもの、また切込みを設けたり半割りにし
て円周方向に開く構成とし、小径部14への後付けが可
能にしたもの等何れにしてもよい。また、ウイングリン
グ20を接続孔3のほぼ所定位置に押し込んだ前側の空
間18には、接着用樹脂を染み込ませたスポンジ状の含
浸体22が収容される。ウイングリング20を接続孔3
のほぼ所定位置に押し込むときは、その前側に半割り状
のスペーサ23が嵌着される。含浸体22は自由状態で
接続孔3の径より小さくて遊嵌することが可能な外形寸
法であり、幅や厚さが大きく形成されてその容量により
多量の接着用樹脂を含浸し、且つ軸方向の大きい圧縮ス
トロークで多量の樹脂を漏出することが可能になってい
る。
【0011】次に、図2及び図3によりダクトスリーブ
10の固定作業について説明する。先ず、図2(a)の
ようにスリーブ本体12の小径部14にウイングリング
20及びスペーサ23を嵌合した状態で、マンホール1
の内部において接続孔3にスリーブ本体12を挿入す
る。そして、スリーブ本体12の入口部16を木ハンマ
ーB等で叩くと、段部15に当接したスペーサ23によ
りウイングリング20が強制的に押圧移動され、これに
よりウイング21が接続孔3により弾性変形しながらそ
の内部に緊密に嵌合し、ウイングリング20は接続孔3
のほぼ所定の終端位置に嵌着して固定される。このとき
接続孔3の形状にバラツキがある場合は、ウイング21
の変形の度合いでそれが吸収される。この木ハンマーB
によるスリーブ本体12の移動は、その段部15がマン
ホール1の内周面とほぼ同一になるまで行われ、入口部
16のウイング17が接続孔3内に入らないようにす
る。
【0012】その後、図2(b)のようにスリーブ本体
12を一旦前方に引き出し、スペーサ23を小径部14
から取外し、ウイングリング20の前側に形成された空
間に、図3(a)のように含浸体22を収容し、再びス
リーブ本体12を押し込んで、入口部16を木ハンマー
B等で叩くと、入口部16のウイング17が接続孔3内
に弾性変形しながらその内部に緊密に嵌合する。このと
き、接続孔3の形状にバラツキがあると、ウイング17
の変形の度合いでそれが吸収される。そして、スリーブ
本体12の入口部16の外端が、図3(b)のようにマ
ンホール1の内周面とほぼ同一になるまで嵌挿すると、
スリーブ本体12はウイングリング20のウイング21
及びウイング17により安定良く固定保持される。
【0013】またこのとき、スリーブ本体12の移動に
伴って、含浸体22が段部15とウイングリング20の
間で軸方向に大きいストロークで圧縮され、多量の接着
用樹脂Cが周囲に効果的に絞り出される。そして、漏出
された樹脂Cは、図1に示すように接続孔3の内面とス
リーブ本体12の小径部14との隙間に充満される。こ
の樹脂Cは所定時間経過すると硬化し、これ以降は硬化
した樹脂Cによりスリーブ本体12、ウイングリング2
0がマンホール1のコンクリートブロック2に接着し
て、ダクトスリーブ10が一体的に固定される。また、
接続孔3の内部でスリーブ本体12との間の環状の隙間
には硬化した樹脂Cが充満して存在することで、この硬
化樹脂Cにより完全にシールされ、マンホール1内部に
その外の雨水等が侵入することが確実に防止されること
になる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地下管路
接続用ダクトスリーブによれば、ダクトスリーブが、ス
リーブ本体及びウイング、ウイングリング、含浸体及び
スペーサの構成要素で構成されているので、部品点数が
少ない。また、これらの構成要素は各別に構成され、マ
ンホールの接続孔への固定の際に容易に組合わされるの
で、製造や作業が容易になり、各構成要素の組合わせに
より接続孔の異径やバラツキ等にも適応できる。
【0015】含浸体を軸方向に圧縮して接着用樹脂を絞
り出す構成であるから、含浸体のずれ等を防止して常に
多量の樹脂を含浸且つ漏出することができ、これにより
作業性が良いと共に、ダクトスリーブの接着固定性、シ
ール性も大幅に向上する。また、剛性の大きいスリーブ
本体自体を接続孔に出入りしてウイングリング、スリー
ブ自体のウイングを嵌着し、且つ含浸体を圧縮して接着
用樹脂により固定する構成であるから、作業性が良く、
接続孔のバラツキを適切に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地下管路接続用ダクトスリーブの
実施例を示す断面図である。
【図2】ダクトスリーブの固定作用を示す説明図であ
る。
【図3】ダクトスリーブの固定作用を示す説明図であ
る。
【図4】地下管路の埋設状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2 コンクリートブロック 3 接続孔 5 地下管路 6 通信ケーブル 10 ダクトスリーブ 11 継手部 12 スリーブ本体 14 小径部 15 段部 16 入口部 17 ウイング 18 空間 20 ウイングリング 21 ウイング 22 含浸体 23 スペーサ A 土 B 木ハンマー C 接着用樹脂
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−10336(JP,A) 実開 昭61−146549(JP,U) 実開 平2−148050(JP,U) 実公 昭34−6765(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/12 F16L 5/02 E03F 5/02 H02G 9/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの接続孔に固定されて土中に
    埋設される地下管路と接続する地下管路接続用ダクトス
    リーブにおいて、 接着側の外周に段部を介して小径部が形成される管状の
    スリーブ本体と、外周にウイングを有して小径部に移動
    可能に嵌合され、スリーブ本体を接続孔に押込む際にそ
    の接続孔の内部に単独で嵌着されるウイングリングと、
    ウイングリングを接続孔内のほぼ所定位置に押し込むス
    ペーサと、接着用樹脂を含浸してウイングリングの前側
    の接続孔内面と小径部との間の空間に収容設置され、ス
    リーブ本体を接続孔に押込む際にウイングリングと段部
    との間で軸方向に圧縮されて接着用樹脂を周囲に漏出す
    る含浸体と、スリーブ本体の入口部外周に設けたウイン
    グとを備えてなることを特徴とする地下管路接続用ダク
    トスリーブ。
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