JP2984265B1 - 車用ロールスクリーンの製造方法 - Google Patents

車用ロールスクリーンの製造方法

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Abstract

【要約】 【課題】 中央に向けて自動巻取りされ、遮光、反射効
果が高い車用ロールスクリーンの製造方法の提供。 【解決手段】 A.2枚の異なる厚さのPETフィルム
を車用ロールスクリーンの内膜10と外膜20となすス
テップ、B.内膜10と外膜20の両面それぞれに電気
メッキ処理を施すステップ、C.熱溶融型のPE材料を
接着剤として内膜10と外膜20を接着してロールスク
リーン半製品30となすステップ、D.ロールスクリー
ン半製品30を内膜10が対向するように折って内膜1
0を折り重ね、折り曲げ端より該ロールスクリーン半製
品30を巻くステップ、E.巻いた後のロールスクリー
ン半製品30を加熱温度約摂氏110°、加熱時間40
分で加熱し、内膜10と外膜20を収縮させさらに急速
に冷却し、このロールスクリーン半製品30を巻き形状
に定型してロールスクリーン40となすステップ、以上
のステップを包括して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の車用ロールス
クリーンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】長時間屋外に駐車する時、車内温度が上
昇するのを防止するために、ガラスの内側を被覆するた
めの紙或いは布製のスクリーンが多く利用されている。
車のサイドガラスは面積が小さいため、スクリーンの展
開や収容に問題は生じないが、フロントガラスは面積が
大きいため、スクリーンの面積も大きく、ゆえにフロン
トガラス用のスクリーンにはコンパクトに収容でき並び
に高い遮光作用を有することが要求される。
【0003】従来の車用ロールスクリーンは、図1に示
されるように、巻取りバネで制御する巻取り棒に紙或い
は布製のスクリーンを巻いて製造され、この巻取り棒に
固定棒が連接され、この固定棒に二つの吸盤が設けられ
て巻取り棒をフロントガラスの側縁に固定できるように
してあり、フロントガラスのもう一側に固定フックが設
けられて、スクリーンを展開した時にその端縁のフック
リングを該固定フックに掛けることで引き伸ばした状態
を固定できるようにしてある。
【0004】ただしこのような従来の車用ロールスクリ
ーンは、使用及び製造上の欠点を有していた。通常使用
者はスクリーンを巻き取った後、全体をフロントガラス
から取り外すことなくそのままにしておくが、ロールス
クリーンの巻取り後の体積が大きくないとはいえ、ドラ
イバーの視線を妨げ、運転の安全に影響を与えた。この
ため運転時には、安全のためにロールスクリーンを不使
用時に完全にフロントガラスより取り外す必要が生じ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は一種の車用ロ
ールスクリーンの製造方法を提供することを課題とし、
それは、従来の車用ロールスクリーンの、製造が煩瑣
で、日光を反射できず、日光がスクリーンを透過してし
まい、遮光効果が低かったという欠点を改善する方法で
あり、即ち、従来の技術のように多くの部品を組み合わ
せる必要がなく、PETフィルムに対する両面電気メッ
キと二つ折りしてから巻いて形状固定処理を行うことに
より、良好な遮光と反射機能を有し、さらにスクリーン
展開時にたるみを発生せず、スクリーンを取り外すと中
央に向けて巻き取られ、収納が容易であり、場所をとら
ず、全体として硬質の支持物を使用せず、使用上の安全
性を向上した車用ロールスクリーンを、簡単に、迅速に
低コストで提供しうる方法であるものとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、以下
のAからEのステップ、即ち、 A.2枚の異なる厚さのPETフィルムを車用ロールス
クリーンの内膜10と外膜20となすステップ B.内膜10と外膜20の両面それぞれに電気メッキ処
理を施すステップ C.熱溶融型のPE材料を接着剤として内膜10と外膜
20を接着してロールスクリーン半製品30となすステ
ップ D.ロールスクリーン半製品30を内膜10が対向する
ように折って内膜10を折り重ね、折り曲げ端より該ロ
ールスクリーン半製品30を巻くステップ E.巻いた後のロールスクリーン半製品30を加熱温度
約摂氏110°、加熱時間40分で加熱し、内膜10と
外膜20を収縮させさらに急速に冷却し、このロールス
クリーン半製品30を巻き形状に定型してロールスクリ
ーン40となすステップ、 以上のステップを包括して構成された車用ロールスクリ
ーンの製造方法としている。
【0007】請求項2の発明は、前記内膜10の厚さを
12ミクロン、外膜20の厚さを50ミクロンとするこ
とを特徴とする請求項1に記載の車用ロールスクリーン
の製造方法としている。
【0008】請求項3の発明は、前記内膜10の厚さを
15ミクロン、外膜20の厚さを75ミクロンとするこ
とを特徴とする請求項1に記載の車用ロールスクリーン
の製造方法としている。
【0009】請求項4の発明は、前記ロールスクリーン
40の辺縁の強度を増加するためにロールスクリーン半
製品30の開放端縁も一部巻くことを特徴とする、請求
項1に記載の車用ロールスクリーンの製造方法としてい
る。
【0010】請求項5の発明は、前記ロールスクリーン
半製品30の二つの開放端縁に吸着手段を設けることを
特徴とする、請求項1に記載の車用ロールスクリーンの
製造方法としている。
【0011】
【発明の実施の形態】図2から図5を参照されたい。本
発明の車用ロールスクリーンの製造方法は以下のAから
Fのステップを包括する。 A.2枚の異なる厚さのPETフィルムを車用ロールス
クリーンの内膜10と外膜20となすステップ、この内
膜10と外膜20の厚さは12ミクロンと50ミクロ
ン、或いは15ミクロンと75ミクロンとする。 B.内膜10と外膜20の両面それぞれに電気メッキ処
理を施すステップ、このステップで電気メッキ層11、
21を形成する。 C.熱溶融型のPE材料22を接着剤として内膜10と
外膜20を接着してロールスクリーン半製品30となす
ステップ D.ロールスクリーン半製品30を内膜10が対向する
ように二つ折りにし、折り曲げ端より該ロールスクリー
ン半製品30を巻き並びに固定するステップ(本発明で
はサーモプラスチックテープ50を貼り付けて固定す
る。) E.巻いた後のロールスクリーン半製品30を加熱温度
約摂氏110°、加熱時間40分で加熱し、内膜10と
外膜20を収縮させさらに急速に冷却し、このロールス
クリーン半製品30を巻き形状に定型してロールスクリ
ーン40となすステップ F.ロールスクリーン40の二端縁を僅かに巻いて巻き
端縁401を形成して各巻き端縁401にそれぞれ一つ
の吸盤41を取り付けるステップ。
【0012】以上の方法で製造されたロールスクリーン
40は、静置状態で巻き取られた形状を呈する。PET
特性と内膜10の厚さが外膜20の厚さより薄いことか
ら、加熱と冷却定型の後、該外膜20の収縮力は内膜1
0より大きく、且つ温度と収縮力は正比例する。この特
性により、該ロールスクリーン40は展開使用時に、使
用者が吸盤41をフロントガラスに吸着させることで、
引き伸ばされた状態を維持する(図5参照)。この時、
内膜10は車内に向けられ外膜20が車外に向けられ
る。本発明は製造時に、ロールスクリーン40の長さが
一般の車両のフロントガラスの幅より大きく設けられて
おり、ゆえに、引き伸ばして使用される時に、ロールス
クリーン40の中央の重なった端部近くが巻いた形状を
呈し、ゆえに中心の強度が増加し、且つ中央にロールス
クリーン40を自動巻取りする案内力が発生して、それ
に側辺の吸盤41の吸着が組み合わされることで、ロー
ルスクリーン40が展開時に平整状を呈するものとされ
て、たるみ現象を発生しない。ロールスクリーン40の
内層面と外層面はいずれも電気メッキ処理されており、
日光が照射する時の遮光と反射の効果を達成する。且つ
ロールスクリーン40が日光を受けて温度が上昇する
と、上述の温度と収縮力の関係から収縮力が大きくな
り、ゆえに使用者がロールスクリーン40を不使用の時
に、吸盤を外してロールスクリーン40をフロントガラ
スより取り外せば、内膜10と外膜20が自然の収縮力
を発生して、全体のロールスクリーン40が巻き取られ
る。
【0013】上述の説明から本発明は以下のような優れ
た点を有するものとされている。 1.本発明の製造方法は簡単で、従来の技術における多
部品を組み合わせる面倒さがなく、特に本発明独自のP
ET膜の両面電気メッキ後に二つ折りして巻いてから形
状固定するプロセスにより、製造が迅速に行え、製造コ
ストが低い。 2.本発明によるロールスクリーンは、PET膜を両面
メッキしてあるため、輝度が増され、良好な遮光と反射
効果を有する。 3.厚さの異なるPETの内膜10と外膜20で組成
し、且つ巻いた形状で加熱してから急速に冷却定型する
ことで、外膜20に内膜10より大きい収縮力を付与
し、且つ温度が高くなると収縮力が大きくなる原理によ
り、ロールスクリーン40が展開時に平整状となりたる
みを発生せず、且つフロントガラスより取り外した時
に、自然に巻き取られるようにしてある。 4.巻取り後のロールスクリーンは収納が容易で場所を
とらず、且つ全体的に従来の技術における固定棒、巻取
り筒などの硬質の支持物がないため、車内に置いた時に
安全である。 5.本発明のロールスクリーン40は非常に便利であ
り、二つの吸盤41をフロントガラスより外すと、ロー
ルスクリーン40が中央に向けて自然に巻かれ、従来の
ロールスクリーン40の片側に向けて巻き取る方式を排
除しており、ゆえに使用者がロールスクリーン40をフ
ロントガラスより取り外すだけで自然に巻取りが達成さ
れ、またロールスクリーン40が巻き取られた状態でフ
ロントガラスに保留されることがなく、ゆえにドライバ
ーの視線を妨害する状況を発生しない。
【0014】
【発明の効果】以上をまとめると、本発明の方法はロー
ルスクリーンの製造を簡素化、迅速化し、コストダウン
し、且つ良好な遮光と反射効果を有する製品を提供で
き、本発明により製造されたロールスクリーンは使用時
に平整状を維持してたるみを発生せず、車のフロントガ
ラスより取外すだけで自動的に巻き取られるため、収納
が容易で、場所を取らず、且つ全体に硬質の支持物を使
用していないため、車内に置いた時に安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の車用ロールスクリーンの斜視図である。
【図2】本発明の製造フローチャートである。
【図3】本発明の構造断面図である。
【図4】本発明のロールスクリーンの形状固定加工表示
図である。
【図5】本発明の展開使用状態表示図である。
【符号の説明】
10 内膜 20 外膜 11、21 電気メッキ層 22 接着剤 30 ロールスクリーン半製品 40 ロールスクリーン 401 巻き端縁 41 吸盤 50 サーモプラスチックテープ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下のAからEのステップ、即ち、 A.2枚の異なる厚さのPETフィルムを車用ロールス
    クリーンの内膜10と外膜20となすステップ B.内膜10と外膜20の両面それぞれに電気メッキ処
    理を施すステップ C.熱溶融型のPE材料を接着剤として内膜10と外膜
    20を接着してロールスクリーン半製品30となすステ
    ップ D.ロールスクリーン半製品30を内膜10が対向する
    ように折って内膜10を折り重ね、折り曲げ端より該ロ
    ールスクリーン半製品30を巻くステップ E.巻いた後のロールスクリーン半製品30を加熱温度
    約摂氏110°、加熱時間40分で加熱し、内膜10と
    外膜20を収縮させさらに急速に冷却し、このロールス
    クリーン半製品30を巻き形状に定型してロールスクリ
    ーン40となすステップ、 以上のステップを包括して構成された車用ロールスクリ
    ーンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記内膜10の厚さを12ミクロン、外
    膜20の厚さを50ミクロンとすることを特徴とする請
    求項1に記載の車用ロールスクリーンの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記内膜10の厚さを15ミクロン、外
    膜20の厚さを75ミクロンとすることを特徴とする請
    求項1に記載の車用ロールスクリーンの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ロールスクリーン40の辺縁の強度
    を増加するためにロールスクリーン半製品30の開放端
    縁も一部巻くことを特徴とする、請求項1に記載の車用
    ロールスクリーンの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ロールスクリーン半製品30の二つ
    の開放端縁に吸着手段を設けることを特徴とする、請求
    項1に記載の車用ロールスクリーンの製造方法。
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