JP2981439B2 - 建設機械の作動油タンク - Google Patents

建設機械の作動油タンク

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JP2981439B2
JP2981439B2 JP9081109A JP8110997A JP2981439B2 JP 2981439 B2 JP2981439 B2 JP 2981439B2 JP 9081109 A JP9081109 A JP 9081109A JP 8110997 A JP8110997 A JP 8110997A JP 2981439 B2 JP2981439 B2 JP 2981439B2
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雅道 原田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設機械の作動油タ
ンクに関するものであり、特に、リターン室の洗浄に際
して作動油タンクからリターン室への逆流防止に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の建設機械の作動油タンクを図5に
示す。作動油タンク1内にリターン室2を備え、このリ
ターン室2にリターンフィルタ3を収納してある。該リ
ターン室2の上部には油圧機器からの戻り油の受入れポ
ート4が接続され、該リターン室2の底部はリターンポ
ート5を介して作動油タンク1内に連通している。ま
た、リターン室2の底部近傍位置にドレーンポート6が
設けられており、その先端を作動油タンク1の外へ突出
させてプラグ7を螺着してある。そして、作動油タンク
1の底部に設けた出口ポート8は、油圧ポンプ(図示せ
ず)に接続されている。
【0003】油圧機器を通過した油は作動油タンク1に
戻されるが、先ず、前記受入れポート4から一旦リター
ン室2に受け入れられ、リターンフィルタ3を通過する
際に油中のコンタミネーションが除去される。リターン
フィルタ3で濾過された油は、リターンポート5から作
動油タンク1内へ流入し、作動油タンク1に収容され
る。油圧ポンプを駆動することにより、作動油タンク1
に収容された油は順次出口ポート8から流出していく。
【0004】作動油タンク1への戻り油は前記フィルタ
3によって濾過されるが、使用によってフィルタ3が目
詰まりしてくるので、適宜時期にフィルタ3を交換した
り、或いはリターン室2を洗浄する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の作動油タンク1
に於いて、リターン室2を洗浄する際は、前記プラグ7
を外してドレーンポート6からリターン室2の油を廃棄
する。ドレーンポート6はリターン室2の底部近傍位置
に設けられており、作動油タンク1の基準油面より低位
置にあるため、ドレーンポート6を開放したときは、作
動油タンク1内の油がリターンポート5からリターン室
2へ逆流し、リターン室2の油と一緒に大量の作動油が
ドレーンポート6から廃棄されてしまう。
【0006】そこで、作動油タンク内のリターン室を洗
浄する際に、作動油タンク内の油がリターン室に逆流す
るのを防止して、洗浄時に廃棄される作動油を少なくす
るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、
本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、作動油タンク内にリ
ターン室を設け、該リターン室にリターンフィルタを収
納するとともに、リターンポートを介してリターン室と
作動油タンク内とを連通させた建設機械の作動油タンク
に於いて、前記リターンポートに開閉手段を設け、リタ
ーン室から作動油タンク内への流れには該開閉手段が開
放し、作動油タンク内からリターン室への逆流に対して
は該開閉手段が閉止するように構成された建設機械の作
動油タンクを提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来と同一構成
部分には同一符号を付してその説明を省略する。図1に
示すように、リターンポート5には開閉手段としてシャ
ッタ10が設けられている。該シャッタ10はリターン
ポート5の下端にヒンジ11を介して開閉可能に蝶着さ
れ、チェーン12を係止してシャッタ10の開放角度を
制限している。
【0009】通常時は、油圧機器からの戻り油が受入れ
ポート4からリターン室2に受け入れられ、増量したリ
ターン室2の油がリターンポート5から作動油タンク1
内へ流入するので、前記シャッタ10は下方へ押圧され
て開放状態となる。
【0010】リターン室2を洗浄する場合は、受入れポ
ート4を遮断した後に、プラグ7を外してドレーンポー
ト6からリターン室2の油を廃棄する。このとき、リタ
ーン室2の油がドレーンポート6から流出するため、前
記リターンポート5の下端付近で上下の圧力差が生じ、
図2に示すように、シャッタ10が上向きの圧力を受け
てリターンポート5の下端面に押圧され、シャッタ10
がリターンポート5の下端面に密着して閉止状態にな
る。
【0011】作動タンク1内の基準油面とドレンポート
6の水頭により、前記シャッタ10は上向きの圧力を受
け続け、該シャッタ10が閉止状態を保持するので、作
動油タンク1からリターン室2への逆流が防止され、作
動油タンク1の作動油がドレーンポート6から大量に廃
棄されることはない。
【0012】図3に示すように、リターンポート5の下
端にゴム球15を係止して開閉手段とすることもでき
る。該ゴム球15は内部が空洞になっており、空気が充
填されている。従って、作動油中のゴム球15には浮力
が生じ、この浮力によって該ゴム球15はリターンポー
ト5の下端に当接しようする。尚、該ゴム球15はチェ
ーン12にてリターンポート5に係止され、他の場所へ
流動しないように形成されている。
【0013】通常時は、油圧機器からの戻り油が受入れ
ポート4からリターン室2に受け入れられ、増量したリ
ターン室2の油が前記ゴム球15の浮力に抗してリター
ンポート5から作動油タンク1内へ流入し、ゴム球15
がリターンポート5の下端から離反してリターンポート
5が開放状態となる。
【0014】リターン室2を洗浄する場合は、受入れポ
ート4を遮断した後に、プラグ7を外してドレーンポー
ト6からリターン室2の油を廃棄する。このとき、リタ
ーン室2の油がドレーンポート6から流出するため、前
記リターンポート5の下端付近で上下の圧力差が生じ、
図4に示すように、ゴム球15が上向きの圧力を受けて
リターンポート5の下端面に押圧され、ゴム球15の表
面の一部がリターンポート5の下端縁部に密着してリタ
ーンポート5が閉止状態になる。
【0015】作動タンク1内の基準油面とドレンポート
6の水頭により、前記ゴム球15は上向きの圧力を受け
続け、ゴム球15がリターンポート5の閉止状態を保持
するので、作動油タンク1からリターン室2への逆流が
防止され、作動油タンク1の作動油がドレーンポート6
から大量に廃棄されることはない。
【0016】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではリター
ン室のリターンポートに開閉手段を設け、作動油タンク
からリターン室への逆流に対して前記開閉手段を閉止す
るように構成したので、リターン室を洗浄する際に、作
動油タンク内の油がリターン室へ逆流するのを防止で
き、洗浄時に廃棄される作動油が少なくなる。
【0018】斯くして、メンテナンスのコストダウンを
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、通常時の作
動油タンクの縦断面図。
【図2】本発明の実施の形態の一例を示し、リターン室
洗浄時の作動油タンクの縦断面図。
【図3】本発明の実施の形態の他の一例を示し、通常時
の作動油タンクの縦断面図。
【図4】本発明の実施の形態の他の一例を示し、リター
ン室洗浄時の作動油タンクの縦断面図。
【図5】従来の作動油タンクの縦断面図。
【符号の説明】
1 作動油タンク 2 リターン室 3 リターンフィルタ 5 リターンポート 10 シャッタ 15 ゴム球

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油タンク内にリターン室を設け、該
    リターン室にリターンフィルタを収納するとともに、リ
    ターンポートを介してリターン室と作動油タンク内とを
    連通させた建設機械の作動油タンクに於いて、前記リタ
    ーンポートに開閉手段を設け、リターン室から作動油タ
    ンク内への流れには該開閉手段が開放し、作動油タンク
    内からリターン室への逆流に対しては該開閉手段が閉止
    するように構成されたことを特徴とする建設機械の作動
    油タンク。
JP9081109A 1997-03-31 1997-03-31 建設機械の作動油タンク Expired - Fee Related JP2981439B2 (ja)

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JP2009127781A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Kobelco Cranes Co Ltd 作動油貯留装置
CN102933856A (zh) * 2010-05-31 2013-02-13 株式会社小松制作所 工作油箱、工作油箱的制造方法及装有工作油箱的建筑车辆

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