JP2981335B2 - 打点入力装置 - Google Patents

打点入力装置

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JP2981335B2
JP2981335B2 JP3765792A JP3765792A JP2981335B2 JP 2981335 B2 JP2981335 B2 JP 2981335B2 JP 3765792 A JP3765792 A JP 3765792A JP 3765792 A JP3765792 A JP 3765792A JP 2981335 B2 JP2981335 B2 JP 2981335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は盤面を用いて打点位置の
検出を行い、該位置検出に応じた入力を可能にする打点
入力装置に関する。
【0002】<発明の概要>本発明にかかる打点入力装
置は、データ入力等を行うための盤状の操作面における
打点位置を検出し、その打点位置において定義付けされ
た項目、例えば数値、文字、機能(領域の指定を含む)
等の情報項目を入力できるように装置である。特に、操
作面に振動する入力用ペンにて打点し、その時の打点位
置からの振動を複数の振動センサーにより受信し、受信
信号の演算を行って打点位置を検出するようにしたもの
であり、これにより入力位置(座標位置)を把握するこ
とで、その座標位置の領域に予め割り当てられた上述の
ような項目の入力を可能とする。そのため、従来の複雑
な機構を用いることなく、しかも高精度、安価で、しか
も操作性の良い入力装置に関するものであり、情報入力
装置や、領域入力装置を具備してなる複写装置にも適し
たものである。
【0003】
【従来技術】項目(各種情報)を入力する方法として、
従来より種々の方法が用いられてきた。
【0004】例えば、電子機器等においては情報入力を
キー入力するために、キーボード等を用いており、各キ
ーに対して、個々に入力を検知するためのセンサー(電
気接点によるスイッチ等)を設けている。
【0005】また、複写装置などの画像形成装置におい
ては、上述のようなキーボードを操作部に設ける外に、
複写すべき領域や複写を行わない領域などの指定を行う
際に用いられる領域入力装置が設けられている。従来の
領域を入力する各種入力方法としては、以下に示すもの
がある。
【0006】(1)複写画像を予め格子状の目盛りを付
した透明シートに重ね、透明シートの目盛りをX軸、Y
軸方向に分けて読み取り、オペレータがテンキーより一
点ずつ入力する方法。
【0007】(2)原稿台の周辺にX軸とY軸の目盛り
を付し、同様に目盛りを読み取って、テンキーから必要
な点のデータを入力する方法。
【0008】(3)原稿台上のX軸Y軸のそれぞれの方
向に一定間隔でスイッチ列を設け、対応する座標を2つ
のスイッチを操作することによって入力する方法。
【0009】(4)原稿台とは別に、たとえば原稿カバ
ーの上面に、面状にセンサーマトリックスアレイを構成
し、入力ペンなどで位置入力する方法。
【0010】以上のように(1)及び(2)の領域入力
方法採用すれば、安価に構成できるが、操作性が極めて
悪い。(3)の方法を採用すれば、X軸及びY軸のそれ
ぞれのデータを別々に入力する必要があるため、操作性
が悪いという欠点がある。
【0011】また、(4)の入力方法によれば、操作性
は改良されるが、センサーマトリックスアレイが高価で
あるため、入力装置全体が高価になる。また、原稿台な
どの原稿を読み取るべき台は透明性や平滑性が要求さ
れ、センサーマトリックスアレイを直接設けることがで
きず、原稿を載置して指定位置を入力するための専用の
台を設ける必要がある。この場合、原稿を置き直さなけ
ればならないという欠点がある。
【0012】そこで、特開昭63−244068号公報
に記載された領域入力装置が提案された。これは、原稿
を載置する原稿台そのものを利用し、原稿台に載置され
る原稿の必要領域を打点にて指示し、その領域を指定す
る装置である。特に、入力用ペンを用いて、このペンに
振動発生源を組み込み、原稿台の周囲に少なくとも3個
の振動検出素子を設け、入力ペンにて原稿台上を打点す
ることで、その打点位置を3個の振動検出素子で受信
し、その受信タイミングを検出することで、打点位置を
特定するものである。その打点位置を特定するための具
体的な手段及び構成については詳細に明記されていない
が、原稿台そのものを利用する点、キー入力装置及びマ
トリクスアレイ等を必要としない点で、コストの低減等
を図れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−2440
68号公報記載の領域入力を行う装置によれば、原稿が
載置される原稿台そのものを打点することで原稿の必要
領域を指定することができ非常に便利である。
【0014】しかしながら、振動を検出すためのセンサ
ーは、原稿台の周囲に配置されているため、センサーに
て検出した信号を導出する信号線の処理が面倒になり、
その引き回しが複雑になり組み立てや、サービス等にお
ける保守作業が面倒になる。
【0015】本発明は、上述のセンサーからの信号線の
処理を簡単にし、かつセンサーの個数を必要最小限の個
数にて打点位置を特定できるようにすることで、組み立
て等を簡単にし、コスト低減を行える打点入力装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した目的を
達成するための打点入力装置は、打点入力可能な領域を
有する操作面と、上記操作面を打点する入力用ペンと、
上記操作面の適所に複数配置され、上記操作面の打点位
置からの振動を受信するセンサーと、上記センサーにて
打点された位置からの振動を検出した時の各センサー間
のそれぞれの時間差を求め、該時間差により上記入力用
ペンによる上記操作面上の打点位置を演算する演算手段
と、上記演算手段によ演算した打点位置に応じた入力
を行う手段と、を備え上記センサーは上記操作面の一側
端部に一直線上に配置され、その複数のセンサーの一つ
を上記操作面の中心に配置し、その中心センサーに対
し、該センサーを中心に一定間隔を隔てて左右対称位置
に他のセンサーを配置したことを特徴とする。
【0017】また、本発明は上述の打点入力装置におい
て、上記演算手段は、中心センサーと左右対称位置に配
置した他のセンサーとの間のそれぞれの時間差を求め、
これら時間差に基づいて入力用ペンにて打点した位置を
演算するように構成されている
【0018】
【作用】以上のように構成された本発明の打点入力装置
によれば、操作面上の任意のポイントを入力用ペンで打
点することで、該操作面の一側端部に配置されたセンサ
ーにて、操作面を伝わる振動をそれぞれ異なるタイミン
グで検出する。そして、センサーにて検出した時点での
各センサー間の時間差に基づいて操作面上の打点位置を
演算手段が演算する。この演算結果により、打点位置に
対応して割り当てられた項目の内容入力を行うことがで
きる。この場合、上記複数のセンサーは操作面の一側端
部に一直線上に配置され、かつ中心センサーに対して他
のセンサーを左右対称位置に配置しているため、各セン
サーからの信号線の処理が同一側で行え、簡単に処理で
きる。しかも、配置された各センサーによる振動の検出
した時点の時間差を求め、打点位置を演算するため、入
力用ペンにて操作面を打点した時点を直接検出する必要
はなく、演算処理が簡単になる。
【0019】また、本発明によれば、中心センサーと他
の左右対称位置に配置されたセンサーとの間での時間差
を求め、打点位置を演算するものであるため、少なくと
も3個のセンサーでもって打点位置を正確に、かつ簡単
に求めることができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明における打点入力装置を具備し
た複写装置の操作面を示す上面図である。また、図2は
その複写装置の外観を示す斜視図である。
【0021】図1において、1は複写機本体の上面に配
置される1枚構成の透明なガラス板からなる操作面であ
るテーブルガラスであって、2はテーブルガラス1の一
部に複写原稿3を載置するための原稿載置領域であり、
該領域内に載置される原稿の画像が複写できる。また4
は載置原稿の指定領域を示し操作面を2箇所のポイント
5−5′間を対角線とする四角形の領域、6は原稿3の
先端を基準として載置するための基準ライン、7は載置
される原稿の基準指標であり例えば原稿の画像形成にお
ける中心ラインである。
【0022】また、右側部に配置された8は一部の入力
操作領域を示し、本発明にかかる複写機における機能等
の各種複写モードやその他のデータ入力等を行うための
入力部である。該入力部8は、例えばテーブルガラス1
表面、又は裏面に印刷されており、印刷内容に応じた項
目の入力を行うものとして利用される。該入力部8とし
ては、領域指定を行う項目A,B、複写を行う際の処理
モードを設定する項目C〜F、更に画像の色指定Fのモ
ード設定により各種色の選択を行う項目G等がある。ま
た、複写装置を動作させるためのプリントスイッチ8−
1が設けられている。
【0023】テーブルガラス1の下部には、複写機の入
力操作に必要な他の入力項目のための入力部9が設けら
れている。この入力部9も上記入力部8同様に、テーブ
ルガラス1の裏面又は表面に印刷されている。入力部9
には、液晶表示部10も設けられている。特に、数値デ
ータを入力するための数値入力部9−1、複写倍率を設
定する倍率設定部9−2、自動露光モード(AE)又は
手動露光モード(ME)を設定する露光モード設定部9
−3が所定の領域を決められてテーブルガラス1に印刷
されている。数値入力部9−1にて入力される数値デー
タ等は、上記液晶表示部10に表示される。
【0024】なお、液晶表示部10は、枚数表示を行う
だけでなく、その表示内容を各種変更させ、その表示内
容に応じて液晶表示部10の任意の位置を入力用ペン等
で打点することにより液晶表示部10の表示内容に応じ
た項目の入力をも可能にできる。そのため液晶表示部1
0をドットマトリクス構成とすることで任意の表示を行
わせることが可能となる。
【0025】一方、上記テーブルガラス1での打点位置
を検出するために、テーブルガラス1の下部の一側端部
に一直線上に配置された本発明にかかる打点位置検出セ
ンサー(以下センサーと記す)S1〜S3である。このセ
ンサーS1〜S3が、テーブルガラス1の裏面又は表面に
直接接着されている。該センサーS1〜S3は、X軸上に
一直線に配置され、例えばセンサーS2 は、図1に示す
ようにテーブルガラス1を横方向において2分した中心
に配置し、それを原点O(0,0)にしている。そし
て、センサーS1及びS3上記中心センサーS2に対し
左右対の位置、例えば(−L,0)及び(L,0)に
配置している。これらのセンサーS1〜S3は、テーブル
ガラス1上の打点された位置を検出するために設けられ
たものであって、打点位置から伝わる振動を検出する
のである。そのため、センサーS 1 〜S 3 としては、例え
ば圧電素子にて構成され、受信タイミングを検出する。
このようにセンサーS1〜S3がテーブルガラス1の一側
端部に設けられているため、その検出信号を導出する信
号線は、同一側で処理でき、その取り扱いが非常に簡単
になる。
【0026】上記テーブルガラス1面の打点位置を指示
するための打点は、入力用ペンにて行われる。この入力
用ペン12は、原稿載置領域2の左側の複写装置の上部
に凹部状に形成された載置部11が所定の位置として決
められており、その位置に載置される。この載置部11
には入力用ペン12の載置状態を検出する載置状態検出
手段(図示せず)が設けれている。かかる入力用ペン1
2には、先端12−1を振動させるための図示していな
い振動源、先端12−1を操作面に押圧した時に手動又
は自動にて電気接点を閉成させるスイッチ、及び電源等
を具備しており、接点の閉成時に振動源に電源を供給し
て先端12−1を振動させる。
【0027】即ち、テーブルガラス1上の1点を入力用
ペン12にて打点すれば、その打点位置から入力用ペン
先端12−1の振動が各センターS1 〜S3 に伝わる。
この時各打点位置検出センサーS1 〜S3 は、打点位置
からの直線距離に応じて、振動を検出(受信)する。こ
の場合、打点位置からの直線距離にて受信する時間(タ
イミング)が異なる。これにより、原点O(0,0)に
対する打点された座標位置を計算により求めることがで
きる。従って、原稿載置領域2の打点か、入力部8又は
9の打点かの判別を行うことができる。更に入力部8又
は9においては、各入力項目毎のどの位置かを判別で
き、その項目の信号入力を行える。
【0028】また、図2において、複写装置は図に示す
ように、上部にテーブルガラス1が配置され、その上部
を覆う原稿カバー13が開閉可能に設けられている。
【0029】次に、本発明にかかる打点入力装置を具備
した複写装置における画像編集操作手順を例にして、入
力動作を説明する。
【0030】 原稿2の画像面を上にして複写可能領
域2の領域内で、原稿位置基準指標7をセンターライン
を目印とし、基準ライン6に沿って原稿3の先端を合わ
せて載置する。
【0031】 載置部11に載置されている入力用ペ
ン12を手に持てば、その位置に設けられた入力用ペン
の載置状態検出手段にて検出され、複写条件の入力状態
のモードに設定される。そこで、入力部8のスタート項
目Aの領域を入力用ペン10で打点することで、手順
で載置した原稿3に対する領域指定が可能な状態に設定
される。原稿3の画像面側から所望の指定領域4を、対
角線となる2箇所の指定ポイント5、5′を打点するこ
とで指定する。
【0032】複数の領域を指定する場合は、以上の操作
を繰り返すことにより入力が可能である。
【0033】 領域指定を終了させるとき、入力位置
Bを入力用ペン12にて打点することにより、手順で
指定した複数の位置データが、指定領域として複写機本
体に信号入力される。
【0034】 領域指定された原稿の処理モードは、
トリミング、マスキング、センタリング、色指定、など
があり、それぞれ、C〜Fの領域内を必要に応じて打点
することにより入力できる。
【0035】 以上の操作により原稿の領域指定によ
る入力及びその領域指定による複写処理モード等の入力
後に、入力用ペン12にて複写枚数、倍率、露光モード
等の複写条件を設定するための操作を合わせて行える。
【0036】 そこで、入力用ペン12にてプリント
スイッチ8−1を操作することで、上述のように入力さ
れた各種複写条件に従った複写動作が行われる。
【0037】ここで、入力用ペン12によるテーブルガ
ラス1上での打点位置の検出については、図3のタイム
チャートに示す通り、各センサ−S1 〜S3 からの時間
差T1 ,T2 を計測し、これに基づいて演算すること
で、その打点位置の座標を求めることができる。
【0038】図3において、テーブルガラス1の指定ポ
イントを入力用ペン12にて打点することで、特定の周
期で振動する衝撃波がテーブルガラス1を介して各検出
センサーS1 〜S3 に到達する。この時のt0 は入力用
ペン12にて打点した時のタイミングであって、t1
3 はそれぞれのセンサーS1 〜S3 での信号を検出そ
たタイミングである。そして、T1 ,T2 は、センサー
1 −S2 間の時間差、及びセンサーS2 −S3 間の時
間差を示す。この時間差を検出し、この時間差T1 ,T
2 から、テーブルガラス1上の任意の打点位置における
座標(x,y)を求めることができる。
【0039】また、図4は本発明に適用される打点入力
装置及び、複写装置の制御回路の概要を示すブロック図
である。
【0040】図4において、センサーS1 〜S3 は、振
動は電気信号に変換するもので、圧電センサー、歪みセ
ンサー、超小型マイクなどが使用される。例えば、セン
サーS1 は、アンプ41、フィルタ42、比較器43及
びラッチ44にて構成される受信信号の検出回路C1の
一部を構成する。センサーS1 によって振動が検出され
ると、その振動が該センサーにて電気信号に変換された
後、アンプ41によって所定のレベルまで増幅される。
増幅された信号は、フィルタ42にて検出に不要な周波
数が除去され、特定の周波数のみの信号として取り出さ
れる。そして、比較器43にて一定の大きさ以上の信号
が検出された時に、該比較器43より有効信号が出力さ
れる。この有効信号は直ちにラッチ44に送られ、該ラ
ッチ44にて保持される。ラッチ44に保持された有効
信号(例えばセットされた状態)は、CPU45にて確
認されるとで、時間カウントが行われ各センサーS1
3 にかかる時間差を計測する信号として処理される。
上記CPU45が、ラッチ44にてラッチされた信号を
確認し、時間差T1 ,T2 を計測すれば、ラッチ44を
固定するためのリセット信号R1 を出力する。
【0041】信号検出回路C1は、センサーS1からラ
ッチ44までを一つの検出ユニットとして構成された
出手段であって、同様にセンサーS2,S3による振動を
検出した信号についても、信号検出回路C2,Cにて
信号処理される。
【0042】続いて図4に示す本発明の複写機の制御ブ
ロック図について説明する。
【0043】マイクロコンピュータ(CPU)45に
は、入力用ペン12の操作にて検出したセンサーS1
3 からの振動検出信号を検出回路C1〜C3からの信
号入力I1〜I3にてタイミング信号(時間差T1 ,T
2 )を計測し、打点ポイント4の位置を演算して求める
演算プログラムや複写に必要なデータを入力部8,9等
から入力されることで、その入力に応じて複写装置を動
作制御するプログラムを格納してなるROM46、セン
サーS1 〜S3 の検出タイミング、前記指定ポイントの
演算結果、複写装置の複写条件、複写装置の複写状態等
を一時的に記憶するRAM47、CPU45の入出力端
子数を拡張し制御を補助する等のI/O(入出力ポー
ト)48等が接続されている。I/O48には複写装置
の光学系の駆動制御や複写用紙の搬送制御に必要な各種
のセンサー49、キーボード50、複数の駆動要素51
と複数の制御要素52と音声発信器54を駆動するため
のドライバー53、及び表示装置(液晶表示部10)5
5が接続されている。
【0044】図4の検出回路C1〜C3にて検出された
信号にて、入力用ペン12にて打点した位置をCPU4
5で演算し、その打点位置の座標に応じた入力項目、例
えば原稿の載置領域であれば、領域指定の1点であると
把握し、入力部8,9においてはそれぞれの情報の入力
を行うことになる。これは、ROM46に記憶されたプ
ログラムに従って行われる。
【0045】上述のようにして測定される時間差は、図
4のブロック図において、複写機本体の制御を行うCP
U45にて計測され、該CPU45はその時間差によ
り、入力用ペン12にてテーブルガラス1上を打点した
位置を演算する。
【0046】そこで、本発明による打点した指定ポイン
トPの位置を演算によってもとめる方法について説明す
る。この演算プログラムは、ROM46に記憶されてい
る。指定ポイントPは、テーブルガラス1の一側部の直
線上(X軸上)に3箇所に配置されたセンサーS1 〜S
3 からの計測したタイミング差を以下の方法により演算
することにより求めることができる。
【0047】図5は、図1にかかるセンサーS1 〜S3
の配置にかかる打点ポイントPの座標(x,y)を求め
るための模式図を示す。この図5を参照にして以下に説
明する。テーブルガラス1に配置されたそれぞれのセン
サーS1 〜S3 の各座標位置は、先に説明したようにS
1 ;(−L,0)、S2 ;(0,0)、S3 ;(L,
0)とする。また指定ポイントPの座標は(x,y)。
更にテーブルガラス1内を振動が伝達する速度をv〔m
/sec〕とする。
【0048】テーブルガラス1の実際の振動伝達速度
は、材質や製造方法により異なるが、3000〜4500m/secで
あり、ソーダガラスの場合は約4300 m/secである。
【0049】図5において、打点位置のポイント(点)
PからセンサーS1 までの直線距離をA、点Pからセン
サーS2 までの直線距離をB、点PからセンサーS3
での直線距離をCとし、点PからX軸に下ろした直線の
交点をP′とすると、直角三角形PP′S1 ,PP′S
2 ,PP′S3 それぞれにおいて、次の式が成り立つ。
【0050】
【数1】
【0051】
【数2】
【0052】
【数3】
【0053】(1) いま、打点位置のポイントPがセ
ンサーS1 に最も近い点、つまりPのx座標がx<−L
/2のとき、センサーS1 とS2 の受信時間差T1 は、
P点からセンサーS1 とS2 に至る直線距離の差を、テ
ーブルガラス1内を伝達する振動の速度vで除した値に
等しいことから、その関係を数式化すれば次式の通りで
ある。
【0054】
【数4】
【0055】同様に、Y軸方向のセンサーS2 とS3
受信時間差T2 はP点からセンサーS2 とS3 に至る直
線距離の差をテーブルガラス1内を振動が伝達する速度
vで除した値に等しいことから、その関係を数式化すれ
ば次式の通りである。
【0056】
【数5】
【0057】数1、数2及び数3さらに上述の数4及び
数5の式から以下に示す式を得ることができる。
【0058】
【数6】
【0059】
【数7】
【0060】
【数8】
【0061】但し、上述の数6乃至数8の式のK1 及び
2 は、K1 =T1 ・v K2 =T2 ・vである。
【0062】(2) 同様にして、ポイントPが最もセ
ンサーS2 近い場合、即ち−L/2≦x≦L/2の時の
時間差T2 は上述の数5の式と同一である。しかし、T
1 においてはセンサーS2 の方が速く振動を検出するた
め、その時間差T1 は、T1 =t1 −t2 となる。そこ
で、距離B、x及びyの位置は数9及び数10の式の通
り算出できる。ここで、yについては上述の数8の式と
同様に算出できる。つまり、各センサーS1 〜S3 の検
出のタイミング差に関係なく、距離B及びxが算出され
れば、数2の式より算出できる。
【0063】
【数9】
【0064】
【数10】
【0065】(3) 次に、ポイントPが最もセンサー
3側に近い場合、即ちL/2<xの時の時間差T1,T
2は、数4及び数5の場合と反対になる。そこで、距離
B及びxについては、次式の数11及び数12の通りで
ある。但し、yについては数の式にて算出できる。
【0066】
【数11】
【0067】
【数12】
【0068】以上のような式により、打点を行った指定
ポイントPの(x,y)の座標を演算により求めるがで
きる。この演算は、CPU45によって、ROM46の
プログラムに従って、且つ各センサーS1 〜S3 のタイ
ミングt1 〜t3 を検出し、それぞれの時間差T1 ,T
2 を計測を実行できる。
【0069】図6はt1 3 のタイミング検出のための
制御内容を説明するフローチャートである。以下に図6
を参照にt1〜t3のタイミング検出について説明する。
【0070】s01:操作面の操作を受付可能な時期、
例えば複写可能条件が整った状態のみ、この制御プログ
ラムはスタート可能である。
【0071】スタートと同時にタイミング検出のためタ
イマーTMがスタートする。タイマーTMは打点の位置
検出の許容誤差を1mm以内とするために0.1μsecをカ
ウント単位としている。
【0072】理由:1mm÷4300m/sec≒0.23μ
sec(4300m/secは一般的なソーダガラスの音波伝
達速度)よって、その2倍以上の周期で測定を行えば許
容誤差を1mm以内に測定できるので、例えば約0.1μs
ecを測定単位としている。
【0073】s02:センサーS1 からの有効信号I1
の有無を判別する。この有効信号I1 は図4における検
出回路C1におけるラッチ44からの信号の入力状態を
CPU45が認識した信号である。
【0074】s03:I1 が検出されるとI1 の検出フ
ラグF1 がONしているか否かの判別を行う。
【0075】s04:最初にI1が検出されたときはフ
ラグF1がONしていないので、検出フラグF1をON
し、その時のタイマーTMの計時時間値を検出タイミ
ングt1としてRAM47の所定の記憶領域M1に記憶さ
せる。そして、ラッチ44の出力をLOWに固定するた
め、CPU45のR1出力をONする。
【0076】s05〜s07:s02でI1 が検出され
なかったとき、あるいはs03にてフラグF1 がすでに
ONしていたとき、もしくはs04の各処理を終了した
ときはs05に進み、センサーS2 について、上述で説
明したs02〜s04と同様の処理により、タイミング
2 の時間の計測を行う。
【0077】s08〜s10:センサーS3 について同
様にタイミングt3 の時間の計測を行う。
【0078】s11:s02〜s10においてt1 〜t
3 の総てのタイミングが検出されていればフラグF1
3 が総てONと判別され、図7に示す時間差の算出及
び打点位置の演算処理のs13に進む。タイミングt1
〜t3 のいずれかが検出されていなければ再びs02に
戻りs02〜s11のタイミング検出のプログラムを実
行する。
【0079】s12:t1 〜t3 の総てのタイミングの
検出が完了したとき、発信器54をONしてピーという
音を発信させ、信号入力の完了を操作者に報知する。
【0080】以上のようにして、テーブルガラス1の打
点の指定ポイントPからの振動をセンサーS1 〜S3
検出したタイミングt1 〜t3 をCPU45が認識し、
この検出タイミング時間をRAM47の各領域に記憶す
る。
【0081】続いて、CPU45は、図7のフローチャ
ートに示す処理を実行することで、図6のフローチャー
トにおいて検出したタイミングt1 〜t3 を上述した数
6,7,8、9,10,11,12の式に従って演算す
ることにより、打点した指定ポイントPの座標位置
(x,y)を求めることができる。
【0082】s13:RAM47に記憶された検出した
タイミングt1 ,t2 ,t3 のいずれが速いか、つまり
先に検出されたかを判別する。そのため、RAM47の
記憶領域M1 とM2 に記憶された検出タイミング時間t
1 ,t2 の大小を比較すれば、いずれが速いかが判別で
きる。
【0083】s14:検出タイミングt1 が一番速い場
合(時間が短い)には、T1 及びT2 をそれぞれ、各タ
イミングt1 〜t3 における時間差を演算する。つま
り、T 1 については(t2 −t1 )、T2 については
(t3 −t2 )の演算を行いその値をRAM47の所定
の記憶領域M4 及びM5 に記憶させる。
【0084】s15,s16:以上により検出したタイ
ミングにおける時間差T1 ,T2 が演算されれば、数6
の式において打点ポイントPの位置から、センサーS2
の原点位置(0,0)までの直線距離Bを演算する。し
かも、打点ポイントPのxの座標位置を数7の式に従っ
て求める。求められた距離B及びx座標位置について
は、RAM47の領域MB ,Mxに記憶される。
【0085】s17:s13においてセンサーS1 の検
出タイミングよりセンサ−S2 の検出タイミングの方が
速ければ、ここでセンサーS3 との間で、検出タイミン
グのいずれが速いかが判別される。そこで、センサ−S
2 の検出タイミングが速い場合、タイミングt2 の時間
がt3 の時間より短かい(又は等しい)。
【0086】s18〜S20;検出タイミングt2が速
い場合、各タイミングt1〜t3の時間差T1,T2は、T
1=t1−t2,T2=t3−t2の式にて求め、その時間差
をRAM47の領域M4,M5 記憶させる。そして打点
ポイントPから原点までの直線距離Bが数9の式にて演
算され、その時のx座標については、数10の式にて演
算されRAM47の所定の領域MB,Mxに記憶され
る。
【0087】s21〜s23;s17においてセンサー
3 の検出タイミングが速ければ、この時の時間差T
1 ,T2 が、T1 =t1 −t2 ,T2 =t2 −t3 にて
求められ、その値がRAM47の領域M4 ,M5 に記憶
され。その後に、打点ポイントPから原点までの直線距
離B及び打点ポイントPのx座標を、数11及び12の
式にて演算し、演算結果を記憶部MB ,Mxに記憶させ
る。
【0088】s24;上述のように各センサーS1 〜S
3 によるタイミング差に応じて、打点ポイントPから原
点までの直線距離B及び打点ポイントPのx座標が算出
されれば、打点ポイントのy座標が数8の式に基づいて
演算される。この演算結果はRAMの所定領域Myに記
憶される。(なお、座標yの値を正として記憶させるの
は、X軸上に配置されるセンサーS1 〜S3 より上位値
の打点位置検出を行うためであり、センサーS1 〜S3
の設ける位置を例えばテーブルガラス1の上側に配置
し、下位置の打点位置検出を行う場合には負として処理
できる。)以上のようにして打点した指定ポイントP位
置の座標(x,y)が検出でき、その値がRAM47の
指定される記憶領域に記憶される。この位置Pが検出さ
れれば、その位置がテーブルガラス1のどの位置に対応
するかを、プログラムによって判別し、キー入力部8,
9による入力指示なのか、原稿載置領域2における原稿
の領域指定なのかの判別が可能となる。この判別は、テ
ーブルガラス1における領域を個々に割り当てておき、
これを例えばROM46等にあらかじめ記憶させてお
く。これは、ROM46でなくとも、別途設ける記憶手
段にて記憶させておいてもよい。
【0089】そこで、以下の説明を簡単にするために、
テーブルガラス1のX及びY方向の座標について、−X
8 〜X8 及びY0 (0)〜Y12までを複数に区分し、特
にセンサーS1 及びS3 にかかるX座標点を−X8 ,X
8 としている。原稿載置領域2については、−X8 〜X
6 で且つY2 〜Y11の領域内として割り当てる。その領
域内の打点については領域指定入力であるとして例えば
ROM46に上記X及びY方向の領域及び原稿載置領域
2であるとして対応させて記憶されている。
【0090】また、入力部8,9は、原稿載置領域2よ
り外れた、位置に印刷されている。しかも入力部8につ
いては、原稿の指定領域の指定及び各複写モード等の複
写条件を設定するための入力キーであり、各A〜G及び
プリントスイッチ8−1の座標領域が割り当てられてい
る。つまり、X方向におけるX6 以上(X6 〜X8 )の
座標領域に入力部8が割り当てられている。更に、プリ
ントスイッチ8−1については、Y方向の領域としては
0 〜Y2 として定められており、領域入力のためのス
タートキーAについては、Y11〜Y12として割り当てら
れている。ここで、入力部8については、その情報入力
項目数(キ−数)が例えば“n”とすれば、そのn個に
対応させた領域及びその項目を対応させて記憶(例えば
ROM46)される。
【0091】しかも、入力部9については、Y方向にお
けるY2 以下(Y0 〜Y2 )の領域として割り当てられ
ており、特にY1 〜Y0 の領域においては、数値キー9
−1の数値6〜9、クリアキーC、自動又は手動露光設
定キー9−3が、Y2 〜Y1の領域においては、数値キ
ー9−1の数値0〜5及び倍率設定キー9−2が、それ
ぞれの領域に割り当てられている。そこで、−X2 〜−
1 の領域においては数値0または6として、−X1
0 (0)の領域においては数値1又は7として、同様
にしてX4 〜X6 においては変倍設定キー9−2または
露光モード設定キー9−3として割り当てられている。
これらは、例えばROM46に予め記憶されており、各
領域における入力項目についても対応して記憶されてい
る。
【0092】そこで、図8を参照して、本発明による打
点された指定ポイントPの位置における図1の入力部
8,9又は領域指定入力であるかの入力状況について説
明する。この図8は、図7において算出された座標点が
どの領域に属するかを判別し、入力部8,9によるキー
入力信号として入力されたものか、それとも、領域指定
のために設定入力されたかを判別し、さらにはいずれの
キーが入力されたのかを判別するためのせ制御フローで
ある。
【0093】s30:カウンタiの値を1に設定する。
該カウンタiは、X及びY方向の座標位置に関するもの
であって、例えばカウンタiが“1”の場合には、X座
標においては例えば−X8 〜−X7 に対応する領域の座
標を読み出し、Y座標においては0(Y0 )〜Y1 にお
ける領域の座標を読み出す。従って、カウンタiは、そ
のカウント内容が順次上昇することで、Y方向に関して
はY0 〜Y1 ,Y1 〜Y2 ,・・Y10〜Y12までの領域
を段階的に読み出し、X座標に関しては−X8〜−X
7 ,−X7 〜−X6 ・・X7 〜X8 までの領域を段階的
に読み出すためのカウンタとして利用される。
【0094】s31:打点ポイントPの検出座標(x,
y)は、それぞれRAM47の領域Mx及びMyに記憶
されている。そこで、RAMの領域Mxに記憶されてい
る位置が、ROM46に記憶されているX方向のX6
対応して記憶されている座標位置(値)より大きいか否
かを判別する。これは、打点ポイントPが、原稿載置領
域2における領域指定のための打点入力か否かを判別す
るために行う。
【0095】s32:X6 より大きい場合、入力部8に
おけるキー入力であるとして、どのキー領域の入力であ
るかが判別される。つまり、打点ポイントPのMyに記
憶されたy座標の値が、ROM46に記憶されているY
0 とY1 の間の領域内であるか否かを判別する。これは
カウンタiの内容によりROM46に記憶されたYs
s + 1 が読み出される。つまり、カウンタ1が“1”
であることでY0 及びY1 の座標領域が読み出され、検
出された打点ポイントPがこの領域内であるか否かが比
較される。
【0096】s33:Y0 とY1 の間に入っている場合
には、プリントスイッチ8−1と判別する。
【0097】s34:s32 にてY0 とY1 の間に入
っていない場合、カウンタiに1を加算し、i=2にす
る。
【0098】s35:カウンタiの値が数nを越えてい
るか否かを判別し、越えていない場合はs32に戻り、
前回と同様にs32にて次にY1 とY2 の領域か否かを
判別し、Y1 とY2 の領域内であればs33にてプリン
トスイッチ8−1であると判別する。これは、プリント
スイッチ8−1においては、Y0 〜Y2 までの領域とし
て割り当てられているため、Y1 〜Y2 についても含ま
れる。そのためプリントスイッチ8−1の領域か否かを
判別することになる。ただし、カウンタiにおいて
“1”の場合には、あらかじめY0 〜Y2 領域の座標を
読み出すように設定していてもよい。この場合、上記n
については、入力部8の入力キーの個数に対応させて、
各領域の座標を記憶させておけばよい。
【0099】以上の判別はカウンタiがnになるまで繰
り返され、A〜G及びプリントスイッチ8−1のいずれ
のキーが指定されたのか判別できる。また、色指定を行
う場合、色を決定するためには、キーGの上または下の
領域が判別された際、図8では図示していないが、打点
ポイントPの座標(x,Y)のxの値が、領域X9 以上
か否かを判別することで、赤(又は緑)または青(又は
茶)のキー指定であることが認識できる。
【0100】s36:カウンタiがnを越えたとき、正
確な領域を指定しなかった、または入力不良として判別
し、表示装置55(液晶表示部10にて兼用させてもよ
く、別途設けるものであってもよい。)に再入力を指示
する表示を行う。
【0101】s37:また、検出した打点ポイントPの
座標(x,y)が、テーブルガラス1の入力部9の領域
内でれば、そのy点の座標(Myに記憶された値)が、
2以下の領域にあるかを判別する。つまり、打点ポイ
ントPが入力部8の領域でない場合には、ここで入力部
9の領域であるか否かが判別される。
【0102】s38:入力部9の領域である場合には、
カウンタi(=1)に対応するX方向における座標領域
−X8 〜−X5 が読み出され、この領域内であるか否か
が判別される。ここで、カウンタi=1の領域において
は、液晶表示部10の左側の部分であり、この表示内容
を種々変更させることで、必要な項目の入力を可能にで
きる。また、液晶表示部10の右側の領域−X5 〜−X
2 においても同様である。そこで、液晶表示部10によ
る入力を不能とする場合には、カウンタi=1において
はX方向における領域は、−X2 〜−X1 の領域が読み
出されるように予め設定しておけばよい。そのため、上
述の領域内であるか否かが判別される。
【0103】s39:s38にて打点ポイントPが所定
の領域内であれば、入力部9におけるキーの項目として
入力される。この場合、図8には示していないが、X方
向の領域内であると判別された場合、入力項目の上下、
つまりMyの記憶内容がY以上か否かを判別すること
で、数値キー9−1の上段の数値か下段の数値かを特定
できる。キー9−2,9−3においても同様である。
【0104】s40:s38において領域内に入ってい
なければ、カウンタiの内容を1加算して、s38にて
次のX方向の領域を読み出し上述と同様の判別を行うこ
とになる。
【0105】s41:カウンタiが数値mを越えたか否
かを判別する。この場合、mは区別した領域の数であ
り、液晶表示部10を入力部として利用しない場合に
は、例えばmとしては図1の例では“7”に設定する。
【0106】s42:カウンタiがmを越えれば、打点
ポイントPによる入力は無効、あるいは入力ミスとして
再入力表示を行う。
【0107】s43:s31とs37にて、打点ポイン
トPの検出座標(x,y)を記憶した、Mx,Myの値
がX の値以下で、Y2 の値以上の場合は、指定ポイ
ントPは図1の複写可能領域2を打点したのであるか
ら、指定ポイントPの座標位置(x,y)を表示する。
この場合例えばテーブルガラス1の原稿載置領域の周囲
に目盛を印刷しておき、その目盛りの値に対応した数値
として表示装置55(液晶表示部10)に表示すれば、
検出された打点位置Pと表示された打点位置との間で確
認できると共に、オペレータにて実際に打点した位置と
表示された座標位置とを比較にて、打点位置のおおよそ
の確認が行える。該打点ポイントPが2箇所検出されれ
ば、図1で示すようにその対角線を作る四角形の領域の
信号入力が行われることになる。
【0108】以上のようにして、テーブルガラス1のお
ける打点ポイントにより、その位置を検出でき、この位
置の領域に応じた信号入力が行われ、例えば複写機にお
いては原稿の画像領域の入力及び他の複写条件のための
入力を同一面上に形成した装置にて入力できる。
【0109】また図1において、センサーS1〜S3をX
軸上に直線上に配置しているが、これに限らず基準ライ
ン6に沿う一直線上に配置し、打点位置を検出してもよ
い。この場合、センサーS2については、原稿のセンタ
ー7の位置に配置し、センサーS1及びS3については、
センターS2を中心に左右(図1においては上下)対
位置に配置すればよい。
【0110】しかも、図1においては、センサーS2
位置を原点として打点位置の座標(x,y)を求めてい
るため、xの値が正負を示すことになり、演算及び他の
処理が面倒であれば、センサーS1の配置位置を原点と
すれば、正の値のみにて処理できる。あるいは、センサ
ーS2を原点として打点位置(x,y)を求めた場合に
おいても、センサーS1の位置を原点として容易に変換
することができる。これは、演算し得られたxの値に
“L”に対応する値を加算すればよい。
【0111】
【発明の効果】本発明による打点入力装置によれば、
数のセンサーを一直線上に配置すると共に、一つのセン
サーを中心に配置し、他のセンサーを中心センサーの左
右対称位置に配置することで、センサーからの検出信号
線の処理が簡単になり、組み立てにおいても簡単にな
る。同時に、中心センサーに対して左右対称に他のセン
サーを配置しているため、それらのセンサーの時間差を
求めて簡単に打点位置を演算することができる。これに
より、入力用ペンにて操作面を打点した状態を検出する
必要がなくなる。
【0112】また、中心センサーと左右対称配置された
センサーとの時間差を求め、これによる打点位置を簡単
に演算できるため、その打点位置を正確に、かつ簡単に
演算処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる打点入力装置を具備してなる複
写装置をの一例を示す原稿載置領域の付近の詳細を示す
上面図
【図2】図1における打点入力装置を具備してなる複写
装置の外観を示す斜視図
【図3】図1の打点入力装置におけるテーブルガラス上
での指定ポイントを入力用ペンで打ったとき、その衝撃
波がテーブルガラスを伝達し、それぞれのセンサーに到
達する状態を示すタイムチャート
【図4】図3における検出タイミングの差を計測及び複
写装置を制御するための制御回路構成の概略を示すブロ
ック図
【図5】図1における打点位置にかかる座標位置を計算
により求めるための模式図
【図6】図3における検出タイミングの時間差を計測す
るための制御フローチャート
【図7】図6の制御フローにおける時間差に基づいて打
点位置を算出するための演算処理にかかるフローチャー
【図8】本発明にかかる打点位置の領域にかかる入力項
目を判別するためのフローチャート
【符号の説明】
1 テーブルガラス 2 複写可能領域 3 原稿 8,9 入力部 12 入力用ペン 45 CPU 46 ROM 47 RAM S1 〜S3 打点位置検出センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 時行 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 嶋澤 耀一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−277117(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打点入力可能な領域を有する操作面と、上記 操作面を打点する入力用ペンと、 上記操作面の適所に複数配置され、上記操作面の打点位
    置からの振動を受信するセンサーと、上記 センサーにて打点された位置からの振動を検出した
    時の各センサー間のそれぞれの時間差を求め、該時間差
    により上記入力用ペンによる上記操作面上の打点位置を
    演算する演算手段と、上記 演算手段によ演算した打点位置に応じた入力を行
    う手段と、を備え上記センサーは上記操作面の一側端部
    に一直線上に配置され、その複数のセンサーの一つを上
    記操作面の中心に配置し、その中心センサーに対し、該
    センサーを中心に一定間隔を隔てて左右対称位置に他の
    センサーを配置したことを特徴とする打点入力装置。
  2. 【請求項2】 上記演算手段は、中心センサーと左右対
    称位置に配置した他のセンサーとの間のそれぞれの時間
    差を求め、これら時間差に基づいて入力用ペンにて打点
    した位置を演算するようにしてなる請求項1記載の打点
    入力装置。
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