JP2980724B2 - モールド金型 - Google Patents

モールド金型

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JP2980724B2
JP2980724B2 JP3132102A JP13210291A JP2980724B2 JP 2980724 B2 JP2980724 B2 JP 2980724B2 JP 3132102 A JP3132102 A JP 3132102A JP 13210291 A JP13210291 A JP 13210291A JP 2980724 B2 JP2980724 B2 JP 2980724B2
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JP
Japan
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resin
gate
mold
lead frame
molded
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賢司 西沢
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APITSUKU YAMADA KK
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APITSUKU YAMADA KK
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の樹脂モールド部間
をスルーゲートにより連通したモールド金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はリードフレームの樹脂モールド方
法の一例として、トランスファモールド方法によって複
数列の樹脂モールド部10を有するマトリクスタイプの
リードフレーム12を樹脂モールドする状態を示す。複
数列の樹脂モールド部を有するリードフレームを樹脂モ
ールドする場合は、ポットからリードフレームにランナ
ーを延設し、ランナーからそれぞれのキャビティにゲー
トを分岐させて各キャビティと連絡する方法と、ポット
に最も近いキャビティとポットとを樹脂路で連絡し、隣
接するキャビティ間にスルーゲートを設けてすべてのキ
ャビティを連絡する方法がある。図5は後者の、スルー
ゲートを利用して樹脂モールドする方法を示している。
図で14はポット、16はランナー、20がスルーゲー
トである。
【0003】ところで、リードフレームを樹脂モールド
する際、モールド後に金型にランナーやゲートが残って
しまうと、次回のモールドの際に樹脂モールドができな
くなるから、型開きの際にはランナーあるいはゲートを
リードフレームに付着して型開きする必要がある。ラン
ナーからゲートを分岐させて樹脂モールドするタイプの
樹脂モールド方法では、このため型開き時にエジェクタ
ピンでランナー部分を突き出すことによって金型側にラ
ンナー等が残らないようにしている。一方、スルーゲー
トによって樹脂モールドするタイプでは、スルーゲート
部分にエジェクタピンを配置することが設計上困難であ
ること等の理由からリードフレームのフレーム部を突き
出して型開きするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スルーゲートを用いた
樹脂モールド方法では、上記のような方法によって型開
きするため、型開きの際にスルーゲート部分の樹脂が金
型に付着して金型に樹脂が残ってしまうという問題が生
じている。図6はスルーゲートを用いた樹脂モールド方
法で型開きした状態を説明的に示す。図で18はポット
から最初の樹脂モールド部10へ連絡するゲートで、2
0は樹脂モールド部10、10間を連絡するスルーゲー
トである。スルーゲート20はリードフレーム12の片
面側に設けられており、キャビティ22間を連通してい
る。型開きの際に、リードフレーム12は金型24から
突き出されて型開きされるが、型開き時にスルーゲート
20がリードフレーム12から剥がれると金型24側に
樹脂が残ってしまう。金型24にスルーゲート20が残
ると、樹脂の流れが妨げられ、製品不良となるから、従
来は金型を適宜クリーニングして金型に残った樹脂を除
去するようにしている。
【0005】また、従来のスルーゲートを用いた樹脂モ
ールドの場合は、スルーゲートがリードフレームに付着
した状態で型開きされたときでも、樹脂モールド後のフ
ォーミング工程等の後工程でリードフレームを搬送する
際にリードフレームからスルーゲートが脱落するという
問題点がある。すなわち、搬送時にスルーゲートが脱落
してフォーミング用の金型に落下したりすることによっ
て、装置の作動不良を招くことがある。そこで、本発明
は上記問題点を解消すべくなされたものであり、その目
的とするところは、複数の樹脂モールド部間をスルーゲ
ートにより連通して樹脂ールドする場合に、金型にス
ルーゲートが残ったり、また樹脂モールド後の製品搬送
の際にスルーゲートがリードフレームから剥離したりせ
ず、樹脂モールド時や各種加工の際の問題点を回避する
ことのできるモールド金型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、複数の樹脂
モールド部間がスルーゲートで連通されており、該スル
ーゲートを横切るスリット孔を設けたリードフレームを
クランプし、スルーゲートを介して各樹脂モールド部へ
樹脂を充填するモールド金型において、一方の金型面に
スルーゲートが設けられ、該スルーゲートに対向する他
方の金型面にスリットを跨いで樹脂溜まりが設けられて
おり、スルーゲートよりスリット孔を介して樹脂溜まり
に充填された樹脂によって、リードフレームを両面より
挟み込んでモールドすることを特徴とする。
【0007】
【作用】スルーゲートを介して樹脂を充填してリードフ
レームを樹脂モールドする際に、スルーゲートからスリ
ット孔内に樹脂が充填されて樹脂モールドされる。モー
ルド金型の樹脂溜まりを設けた場合はスリット孔および
樹脂溜まりに樹脂が充填されて樹脂モールドされる。こ
れによってリードフレームにスルーゲートが固着され、
型開きの際に金型にスルーゲートが付着して残留するこ
とを防止し、樹脂モールドされたリードフレームの加工
工程でスルーゲートが剥落することを防止することがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るモールド金
を用いてリードフレームをクランプして樹脂モールド
した状態を示す。図2は樹脂モールド後のリードフレー
ムの平面図である。図1に示すように樹脂モールド時に
リードフレーム12は下金型30および上金型32にク
ランプされ、ゲート18から樹脂注入されて樹脂モール
ドされる。実施例のリードフレーム12は樹脂の注入方
向に2つの樹脂モールド部10、10を並置したもの
で、下金型30に設けたスルーゲート20を介して2つ
の樹脂モールド用のキャビティに樹脂充填してモールド
される。
【0009】スルーゲート20は図のようにリードフレ
ーム12の下面に沿って2つの樹脂モールド部10、1
0を連通させる樹脂路として形成するが、リードフレー
ム12にはこのスルーゲート20を横切るかたちでスリ
ット孔12aを設ける。実施例のリードフレーム12で
は樹脂モールド部10とほぼ同幅で2つのスリット孔1
2a、12aを設けている。また、上金型32にはスル
ーゲート20に対向する位置にスリット孔12aを跨ぐ
樹脂溜まり34を設ける。これによってスルーゲート2
0とスリット孔12aと樹脂溜まり34は連通空間とな
る。
【0010】図3、図4は他の実施例として上金型32
に樹脂溜まり34を設けず、スリット孔12aを設けた
リードフレーム12をスルーゲート20を介して樹脂モ
ールドする状態を示す。この実施例でも上記実施例と同
様にスルーゲート20はスリット孔12aを跨ぐように
配置する。
【0011】上記各実施例で示すリードフレームおよび
モールド金型を用いて樹脂モールドする場合は、ゲート
18から1番目のキャビティに樹脂充填され、次いでス
ルーゲート20から2番目のキャビティに樹脂充填され
る。スルーゲート20とスリット孔12a、樹脂溜まり
34は連通しているからスルーゲート20に注入された
樹脂は、2番目のキャビティに充填されると同時にスリ
ット孔12aおよび樹脂溜まり34にも充填される。
【0012】図1および図2に示す実施例では、樹脂溜
まり34を設けたことにより、樹脂モールド後はスルー
ゲート20部分で、スルーゲート20と樹脂溜まり34
とでリードフレーム12を両面から挟んだ形状でモール
ドされる。図3および図4で示す実施例では、リードフ
レーム12のスリット孔12a内に樹脂充填された形で
樹脂モールドされる。図5はスリット孔12aを設けた
リードフレーム12をスルーゲート20を介して樹脂モ
ールドする様子を示す。スルーゲート20はスリット孔
12aを横切って設けているから、樹脂モールドの際に
リードフレーム12の厚み分だけスリット孔12a内に
樹脂充填されて樹脂モールドされる。
【0013】以上のように、実施例のリードフレームお
よびモールド金型を用いて樹脂モールドすれば、図1、
図2に示す実施例に場合はスルーゲート20が樹脂溜ま
り34と一体となってリードフレーム12を挟み込んで
モールドされるからリードフレーム12からスルーゲー
ト20が剥落することを有効に防止することができる。
これによって、型開きの際に金型側にスルーゲート20
が残ったりせず確実な型開きがなされ、また樹脂モール
ド後の加工工程で製品を搬送したりする際にスルーゲー
ト20が脱落することを効果的に防止することができ
る。また、図3、図4に示す実施例の場合は、スリット
孔12a内に樹脂が充填されることによりスルーゲート
20部分でリードフレーム12と樹脂との接触面積が大
きくなり、同様に型開きの際に金型に樹脂が残ったりス
ルーゲート20がリードフレーム12から剥落したりす
ることを防止することができる。なお、樹脂モールド後
の加工工程ではリードカット工程でリードフレームに固
着したスルーゲートを削除するようにするから、リード
フレームにスルーゲートを固着して樹脂モールドしても
まったく問題はない。
【0014】なお、上記実施例においては、DIP タイプ
のリードフレームについて説明したが、スルーゲートを
利用して樹脂モールドするタイプの製品であればリード
フレームの形状はとくに限定されるものではない。ま
た、リードフレームに設けるスリット孔の形状や数等も
とくに限定されない。また、樹脂溜まりもスリット孔に
連絡して設ければよくその配置位置もとくに限定される
ものではない。また、スリット孔12aと樹脂溜まり3
4はリードフレームを挟む金型にそれぞれ設ければよ
く、上金型と下金型のどちらに設けてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るモールド金型によれば、上
述したように、スルーゲート及び該スルーゲートと対向
する樹脂溜まりにスリット孔を介して充填された樹脂に
よりリードフレームを両面より一体に挟み込んでモール
ドするので、型開きの際に金型側にスルーゲートが残っ
たりせず確実な型開きが行える。 また、樹脂モールド後
のフォーミング工程等の加工工程へ製品を搬送したりす
る際にリードフレームが振動や衝撃により撓んだり捩じ
れたりしてもスルーゲートが脱落することを効果的に防
止することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】リードフレームを樹脂モールドする実施例の説
明図である。
【図2】樹脂モールド後のリードフレームの平面図であ
る。
【図3】リードフレームを樹脂モールドする他の実施例
の説明図である。
【図4】樹脂モールド後のリードフレームの平面図であ
る。
【図5】スルーゲートを用いたリードフレームの樹脂モ
ールドを示す説明図である。
【図6】スルーゲートを用いるリードフレームの樹脂モ
ールドの従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 樹脂モールド部 12 リードフレーム 14 ポット 16 ランナー 18 ゲート 20 スルーゲート 22 キャビティ 30 下金型 32 上金型 34 樹脂溜まり

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の樹脂モールド部間がスルーゲート
    で連通されており、該スルーゲートを横切るスリット孔
    を設けたリードフレームをクランプし、前記スルーゲー
    トを介して各樹脂モールド部へ樹脂を充填するモールド
    金型において、 一方の金型面に前記スルーゲートが設けられ、該スルー
    ゲートに対向する他方の金型面に前記スリットを跨いで
    樹脂溜まりが設けられており、前記スルーゲートより前
    記スリット孔を介して前記樹脂溜まりに充填された樹脂
    によって、前記リードフレームを両面より挟み込んでモ
    ールドする ことを特徴とするモールド金型。
JP3132102A 1991-05-08 1991-05-08 モールド金型 Expired - Lifetime JP2980724B2 (ja)

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JPH04333272A JPH04333272A (ja) 1992-11-20
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