JP2980030B2 - Ｗｗｗブラウザにおける表示ページ制御方式及び方法 - Google Patents

Ｗｗｗブラウザにおける表示ページ制御方式及び方法

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＷＷＷブラウザ表
示ページ制御方式及び方法に関し、特にインターネット
のＨＴＭＬデータを閲覧するＷＷＷブラウザに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のＷＷＷ（Ｗorld Ｗide Ｗeb）
ブラウザはインターネット（Ｉnternet）上の指定され
たページのＨＴＭＬ（ＨyperＴext Ｍarkup Ｌanguag
e；ハイパーテキストマークアップ言語）データを表示
することが可能である。なお、ＨＴＭＬはＷＷＷ用にテ
キストを構成する際に用いられ、ヘッダとボディの２つ
の部分から構成され「タグ」というコードを使って記述
される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＷＷＷブラウザは世界
中のＨＴＭＬデータにアクセス可能であるが、ＨＴＭＬ
データの中には、例えば青少年に有害な情報データが含
まれている場合もあり、ＷＷＷブラウザにおいては、こ
れらの有害のページを青少年が簡単にアクセスできてし
まうという、問題点を有している。
【０００４】この理由は、このＷＷＷブラウザは、指定
されたＨＴＭＬデータを無条件に表示する機能しか具備
していない、ことによる。
【０００５】従って、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的は、ＷＷＷブラウザにお
いて、例えば青少年に有害なページの表示を制限するこ
とを可能とした方式及び方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のＷＷＷブラウザにおける表示ページ制御方
法は、表示ページのＨＴＭＬデータ内のテキストデータ
を抽出し、このテキストデータを設定されたキーワード
と比較照合し、該キーワードと一致するテキストデータ
が存在した場合には、ＷＷＷブラウザに対しエラーを通
知して表示を制限することを特徴とする。
【０００７】本発明においては、好ましくは、ＷＷＷブ
ラウザにページ内容のＨＴＭＬデータが表示される前
に、ＨＴＭＬデータをフックし、テキストデータを取り
出す手段と、例えば表示が有害と思われるキーワードを
予め定義する手段と、フックされたＨＴＭＬデータ内の
テキストデータと定義されたキーワードとを比較する手
段と、キーワードと一致したデータが存在した場合には
ＷＷＷブラウザにエラーを通知する手段と、一致しなか
った場合にはフックしたＨＴＭＬデータをＷＷＷブラウ
ザに通知する手段を、備えている。
【０００８】このように、本発明によれば、ＨＴＭＬデ
ータの内容をＨＴＭＬデータをフックする手段が監視
し、ユーザがＷＷＷブラウザでページを指定しても、例
えば青少年に好ましくないと考えられるキーワードが含
まれているＨＴＭＬデータは表示されない。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の構成につい
て図面を参照して以下に詳細に説明する。
【００１０】図１は、本発明の実施の形態を説明するた
めの図であり、ＨＴＭＬデータを提供するＩＰサーバ２
０と、ＨＴＭＬデータを表示するＷＷＷブラウザ１１
と、表示ページ制御方式（システム）１２の関係を示す
図である。
【００１１】ＩＰサーバ２０は、通常「インターネット
プロバイダ（ＩＰ）」と呼ばれるインターネットとの接
続サービスを行うものであり、パーソナルコンピュータ
（「ＰＣ」ともいう）１０は、このＩＰサーバ２０と、
イーサネット（Ｅthernet）やモデム等により接続し、
ＨＴＭＬデータを入手する。
【００１２】図１を参照して、従来方式においては、Ｐ
Ｃ１０上では、ＷＷＷブラウザ１１のソフトウエアが動
作し、ユーザがＷＷＷブラウザ１１から取得したいペー
ジをＩＰサーバ２０に伝え（）、ＩＰサーバ２０は、
指定されたＨＴＭＬデータをＷＷＷブラウザ１１に返し
（）、ＷＷＷブラウザがその内容を表示する。
【００１３】本発明の実施の形態においては、表示ペー
ジ制御システム１２は、ＰＣ１０上で動作し、ＷＷＷブ
ラウザ１１とＩＰサーバ２０の間に介在する。
【００１４】表示ページ制御システム１２は、ＩＰサー
バ２０からのＨＴＭＬデータを直接ＷＷＷブラウザ１１
には渡さずに、一旦自身で受け取り（）、ＩＰサーバ
２０から受け取ったＨＴＭＬデータの内容を解析し、有
害な内容のデータが含まれていないか否かをチェック
し、その結果、問題がなければ、ＨＴＭＬデータをＷＷ
Ｗブラウザ１１に渡し（）、ＷＷＷブラウザ１１がＨ
ＴＭＬデータの内容を表示する。一方、チェックの結
果、問題があれば、表示ページ制御システム１２は、Ｗ
ＷＷブラウザ１１に対して指定されてページがない旨の
エラーを返す。
【００１５】本発明の実施の形態において、表示ページ
制御システム１２は、図１に示すように、ＷＷＷブラウ
ザ１１とサーバの２０との間に介在する方式もあれば、
ＷＷＷブラウザ１１自身に当システムを付加する方式と
してもよい。
【００１６】ＷＷＷサーバ１１とＩＰサーバ２０に間に
介在する方式を実現する場合、プロキシー（直接サーバ
からではなく、他を経由してデータを取り込機能）の設
定等で容易に可能である。なお、この方式自体は本発明
の主題には直接関係しないためその詳細は省略する。
【００１７】図２は、本発明の実施の形態の動作を説明
するための流れ図である。図２を参照して、本発明の実
施の形態に係る表示ページ制御システムの動作について
説明する。
【００１８】表示ページ制御システム１２はＰＣ１０上
で起動されると、図１に示すように、ＩＰサーバ２０と
ＷＷＷブラウザ１２の間に介在し、サーバ２０から送ら
れるＨＴＭＬデータをフックし、ＨＴＭＬデータのテキ
ストデータのみを抽出する（ステップＳ１１）。
【００１９】また、予め表示ページを制限するキーワー
ドを定義しておき、これらのキーワードを所定の記憶部
に格納しておく（ステップＳ１２）。
【００２０】そして、ＨＴＭＬデータのテキストデータ
とキーワードを比較する（ステップＳ１３）。もし、キ
ーワードと一致したテキストデータが存在した場合に
は、ＷＷＷブラウザ１１にエラーを通知する（ステップ
Ｓ１５）。キーワードと一致しない場合は、ＨＴＭＬデ
ータをＷＷＷブラウザ１１に通知する（ステップＳ１
６）。
【００２１】
【実施例】上記した本発明の実施の形態を更に詳細に説
明すべく、具体例を例示する実施例を以て以下に説明す
る。図３は、本発明の一実施例の構成を示す図であり、
図４は、本発明の一実施例の動作を説明するための流れ
図である。図４（Ａ）はページのＷＷＷブラウザにエラ
ーが通知され表示が制限される場合、図４（Ｂ）はペー
ジがそのまま表示される例を示している。
【００２２】ここでは、インターネットプロバイダ（Ｉ
Ｐ）には、ｍｅｓｈ（ＮＥＣのインターネット接続サー
ビス）１０１、ＷＷＷブラウザにはＮｅｔｓｃａｐｅ
（但し、「Ｎｅｔｓｃａｐｅ」は登録商標）１０２を使
用するものとする。
【００２３】Ｎｅｔｓｃａｐｅ１０２を起動する前に、
ユーザは、本発明に係るＷＷＷブラウザのページ表示制
御システム１０３を起動し、接続するインターネットプ
ロバイダに、ｍｅｓｈ及びユニークなサーバ名として
「ＨＯＯＫＨＴＭＬ」を設定する。また、ページの表示
を制御するキーワードとして例えば「セックス」を設定
する。
【００２４】次に、Ｎｅｔｓｃａｐｅ１０２を起動し、
接続するサーバ名を「ＨＯＯＫＨＴＭＬ」と設定する
（図３の１０４参照）。
【００２５】ここで、ユーザがＮｅｔｓｃａｐｅ１０２
の、ＷＷＷ上でのファイルを識別子するための規格であ
るＵＲＬ（Ｕniform Ｒesource Ｌocator；ページ指
定）に対し、「ｗｗｗ．ａｄｕｌｔ．ｃｏ．ｊｐ／」を
指定したとする（図４（Ａ）の）。
【００２６】Ｎｅｔｓｃａｐｅ１０２は、サーバ「ＨＯ
ＯＫＨＴＭＬ」に指定のページを要求する（図４（Ａ）
の）。
【００２７】ここでは、「ＨＯＯＫＨＴＭＬ」は、表示
ページ制御システム１０３であり、ｍｅｓｈ１０１に対
し、指定のページを要求する（図４（Ａ）の）。
【００２８】ｍｅｓｈ１０１は、指定されたページが見
つかった場合、表示ページ制御システム１０３に対して
ＨＴＭＬデータを返す（図４（Ａ）の）。
【００２９】ＨＴＭＬデータの内容が、図５に示すよう
な内容であるものと想定する。ＨＴＭＬ文書は＜ｈｔｍ
ｌ＞タグで始まり＜／ｈｔｍｌ＞タグで終わり、＜ｈｅ
ａｄ＞タグと＜／ｈｅａｄ＞タグの間において、＜ｔｉ
ｔｌｅ＞タグと＜／ｔｉｔｌｅ＞タグの間にタイトルが
記入される。また本文は＜ｂｏｄｙ＞タグと＜／ｂｏｄ
ｙ＞タグの間に置かれる。また本文中では文字の大きさ
の指定の他、ハイパーテキストリング先が＜ａ ｈｒｅ
ｆ＝“リンク先ファイル”＞で指定される。
【００３０】本実施例においては、図５に示したＨＴＭ
Ｌデータ（文書）に対し、＜＞（タグ）で囲まれる画面
制御情報を削除し、図６に示すような、テキスト情報の
みを取り出す。
【００３１】次に、本実施例は、このテキスト情報とキ
ーワードを比較する。
【００３２】この例の場合、キーワード「セックス」が
テキストデータと一致するため、Ｎｅｔｓｃａｐｅ１０
２に対し指定されたページが無かった通知を行い（図４
−）、Ｎｅｔｓｃａｐｅ１０２がエラーを表示する
（図４（Ａ）の）。
【００３３】一方、キーワードが仮に「日本」であれ
ば、キーワードが一致しないため、ＨＴＭＬデータをＮ
ｅｔｓｃａｐｅにそのまま渡し、内容が表示されること
になる（図４（Ｂ）の参照）。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば青少年が閲覧して有害と判断されるデータ（キー
ワード）が含まれているＨＴＭＬデータの表示を事前に
制御するように構成したことにより、ＷＷＷブラウザを
使って青少年が有害なページを閲覧することを防止する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の構成を示す図である。
【図２】本発明の実施の形態の動作を説明するための流
れ図である。
【図３】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図４】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図５】本発明の一実施例を説明するための図であり、
ＨＴＭＬデータの一例を示したものである。
【図６】本発明の一実施例を説明するための図であり、
図５のＨＴＭＬデータから抽出されたテキストデータを
示すものである。
【符号の説明】
１０ ＰＣ（パソコン） １１ ＷＷＷ（ワールドワイドウェブ） ２０ ＩＰ（インターネットプロバイダ） ＨＴＭＬ ハイパーテキストマークアップ言語 ＵＲＬ ユニフォームリソースロケータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】表示ページのＨＴＭＬ（ハイパーテキスト
    マークアップ言語）データ内のテキストデータを抽出
    し、このテキストデータを、設定されたキーワードと比
    較照合し、該キーワードと一致するテキストデータが存
    在した場合には、ＷＷＷブラウザに対しエラーを通知し
    て表示を制限することを特徴とするＷＷＷブラウザ表示
    ページ制御方法。
  2. 【請求項２】ＷＷＷブラウザにページ内容のＨＴＭＬデ
    ータが表示される前に、前記ＨＴＭＬデータを取り込
    み、テキストデータを抽出する手段と、 データの表示を制限するために定義されるキーワードを
    入力する手段と、 前記キーワードをＨＴＭＬデータ内のテキストデータと
    比較照合する手段と、 前記キーワードと一致したデータが存在した場合には前
    記ＷＷＷブラウザにエラーを通知し、一致しなかった場
    合には取り込んだ前記ＨＴＭＬデータを前記ＷＷＷブラ
    ウザに供給する手段と、 を備えたことを特徴とするＷＷＷブラウザ表示ページ制
    御方式。
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