JP2979820B2 - 輻射センサ - Google Patents

輻射センサ

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JP2979820B2
JP2979820B2 JP4028831A JP2883192A JP2979820B2 JP 2979820 B2 JP2979820 B2 JP 2979820B2 JP 4028831 A JP4028831 A JP 4028831A JP 2883192 A JP2883192 A JP 2883192A JP 2979820 B2 JP2979820 B2 JP 2979820B2
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case
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和人 中谷
義雄 浅野
博 石原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファンヒータ、エアコン
等の冷暖房機に使用する輻射センサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の輻射センサは、図4に示すように
箱型ケース31の開口部に凹面反射鏡32を設け、この
凹面反射鏡32の前面にセンサ取付板33を配置し、こ
のセンサ取付板33の凹面反射鏡焦点部分に位置する如
くサーミスタ34を固着すると共に、前記凹面反射鏡3
2の前面より箱型ケース31にケース枠体35を取り付
けて構成してあった。
【0003】そして上記輻射センサはケース枠体35の
開口36を通して入ってくる輻射熱を凹面反射鏡32で
サーミスタ34に集めてその輻射熱量を検出するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では箱型ケース31内に凹面反射鏡32がただ単
に設けられているだけであるから、この輻射センサが暖
房機本体内等の暖かくなる場所に設けられると、その熱
が箱型ケース31と凹面反射鏡32の壁を通ってサーミ
スタ34付近に伝わり、輻射熱量を正確に検出できな
い、すなわち検出精度が悪くなるという課題があった。
【0005】これを解決するため箱型ケース31と凹面
反射鏡32との間に断熱材37を充填することを考えた
が、断熱材の素材バラツキ、例えば発泡スチロールを使
用した場合は発泡密度のバラツキ、ウールの場合にはウ
ール量のバラツキなどにより断熱性能が変わり、検出精
度が物によってばらつき品質が安定しないという新たな
課題が発生した。また余分な部材を必要とすると共に組
立性も悪くなり、コスト的にも高くつくという課題もあ
った。
【0006】また上記センサ取付板33はケース枠体3
5を箱型ケース31に取り付けることによって固定保持
するようになっているが、その際動きやすく、そのため
組立性が悪いと共に、サーミスタ34が凹面反射鏡32
の焦点からずれて検出感度が悪くなるという課題もあっ
た。さらに上記センサ取付板33は箱型ケース31とケ
ース枠体35とで挟持されているだけであるから、サー
ミスタ34が凹面反射鏡32の焦点部分に正確に組み立
てられていても、暖房機本体への組立時や部品としての
搬送時に強いショックを受けるとその位置がずれてしま
い、信頼性に欠けるという課題もあった。
【0007】本発明は上記のような課題を解決するもの
で、検出精度あるいは検出感度のよい高品質の輻射セン
サを提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、ケースと、このケースの開口部に覆設した凹
面反射鏡と、この凹面反射鏡の前面に設けたセンサ取付
板と、このセンサ取付板の前記凹面反射鏡焦点部分に配
設したサーミスタと、上記凹面反射鏡ならびにセンサ取
付板をケースに固定する如く前記ケースに取り付けたケ
ース枠体とを備え、上記ケースは外壁部の内側に断熱用
の間隙をおいて前記凹面反射鏡の凹面部外周を囲む断熱
壁を形成して構成してあり、またケースの開口縁部には
センサ取付板をはめ込む凹部を設けると共に、上記ケー
ス枠体には係止爪あるいは係合部を形成し、この係止爪
あるいは係合部をケースに設けた係合部あるいは係止爪
に嵌合させることによりケース枠体をケースの開口縁部
に圧接固定するように構成してある。
【0009】
【作用】本発明の輻射センサは上記構成によって暖房機
本体内等の暖かい場所に設けられてもその熱は断熱壁及
びこの断熱壁とケース壁との間の空間によって遮断し、
サーミスタ付近はこの熱の影響をほとんど受けなくな
る。またセンサ取付板は組立時に動くことが少なくな
り、しかもケース枠体がケースに圧接固定されるように
なるから組立後に動くようなこともなくなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図1、図2を参照して
説明する。図1、図2において、1は箱型のケースで、
耐熱性の樹脂で形成してあり、その前面は開口2させて
ある。このケース1はケース壁との間に間隙3を形成す
る如く断熱壁4が一体成形してある。そしてその開口縁
部の相対向する一対の辺には凹部5を形成すると共に、
そのケース壁の外側面には凸状に***させた係合部6が
それぞれ一対形成してある。
【0011】7はステンレス等の平板の中央部分を凹状
にして形成した凹面反射鏡で、凹面部8が前記断熱壁4
の内側に位置するように前記ケース1の開口部分に嵌合
させてある。9はこの凹面反射鏡7の前面に配置した短
冊状のセンサ取付板で、透明の薄い樹脂板で形成してあ
り、その両端部を前記ケース開口縁部の凹部5にはめ込
んで取り付けてある。10は上記センサ取付板9の凹面
反射鏡焦点部分に接着剤で固着したサーミスタで、セン
サ取付板9の裏面に沿わせてリード線11がケース1の
外へ引き出してある。
【0012】12は上記センサ取付板9と凹面反射鏡7
の前面より前記ケース1に取り付けた耐熱樹脂製のケー
ス枠体で、ケース1への取付によってセンサ取付板9と
凹面反射鏡7とをケース1に固定するようになってい
る。すなわちこのケース枠体12はその裏面に一体形成
した係止爪13の爪部14を前記ケース1の係合部6に
はめ込むことによりケース枠体12はケース1の開口縁
部に圧接するように構成してある。その際係止爪13の
根元部分に設けた孔15を前記ケース1の開口縁部より
突出させた係合部6の突出部16に嵌合させて左右への
位置ずれを防止するようになっている。なお17は凹面
反射鏡7の凹面部8と対向する部分の開口である。
【0013】図3は上記構成の輻射センサを石油ファン
ヒータに取り付けた場合の断面を示し、輻射センサはそ
のケース1に一体形成した取付片18を機器本体19の
操作ベース20にビス21止めして取り付けてある。2
2は輻射センサの凹面反射鏡7の凹面部8と対向する部
分に位置する如く設けたパンチング板等の多孔板で、樹
脂枠23ならびにパッキン24を介して機器本体19の
前板25に取り付けてある。なお図中26はバーナ等の
熱源、27はこの熱源からの熱気と混合して吹出口28
より温風を供給するファン、29は上記温風の通り道を
形成するダクトである。
【0014】上記構成において、この輻射センサはケー
ス1の周囲温度が例えばダクト内の温風からの輻射熱に
より多少高くなっても、その熱はケース1内の間隙3及
び断熱壁4によって二重に遮断されることになる。した
がって凹面反射鏡7前面のサーミスタ10付近はほとん
ど温度上昇せず、サーミスタ10は多孔板22を介し凹
面反射鏡7の凹面部8によって集められる外部からの輻
射熱量の変化を正確に検出するようになる。
【0015】また上記遮熱を行なうケース1内の間隙3
と断熱壁4は設計によって一定のものとすることがで
き、よってその遮熱効果は物によってバラツクことはな
くなる。したがってサーミスタ10による輻射熱量の検
出は安定したものとなる。しかも上記断熱壁4は遮熱は
もちろん、凹面反射鏡7の凹面部8周縁部に当接してそ
の位置決めを行なうようになり、凹面反射鏡7はケース
1にはめ込むだけで所定の位置にセットする事ができ
る。
【0016】一方、この輻射センサのセンサ取付板9は
その両端部をケース1の開口縁部に設けた凹部5にはめ
込んだ後ケース枠体12を取り付けるので、その際セン
サ取付板9が動くことは少なく、容易に組み立てること
ができるとともに、サーミスタ10は凹面反射鏡7の焦
点部分に正確に保持されることになる。またケース枠体
12はその係止爪13の爪部14をケース1の係合部6
にはめ込むことによりケース1の開口縁部に圧接固定す
るので、センサ取付板9が凹部5からはずれて移動する
ようなこともなくなる。したがって機器本体への組立時
や部品としての搬送時に強いショックを受けてもその位
置は当初のまま焦点部分に保持されることになる。
【0017】なお上記実施例ではケース枠体12をケー
ス1に取り付けるのに当たってケース枠体12側に係止
爪13を、ケース1側に係合部を設けたが、これはケー
ス枠体12側に係合部を、ケース1側に係止爪を設けて
もよく、また断熱壁4が凹面反射鏡7の位置決めを兼ね
るようにしたが、これは別途位置決め手段を設けてもよ
く、その他各部の構成も本発明の目的効果を達成する範
囲であればどの様に構成してもよいものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の輻射センサ
は、機器本体内等の暖かくなる場所に設けられてもその
影響は少なく抑えて正確に輻射熱量を検出することがで
き、かつ検出バラツキも低減することができ、その検出
精度は著しく高いものとなる。また組立時にセンサ取付
板の位置がずれたり、組み立ててからセンサ取付板が動
くようなことがなく、検出感度の高いものとすることが
できる等、大幅な品質向上が図れる。また組立性も向上
し、かつ断熱用の部材を別途必要としない等、コスト的
にも安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における輻射センサの断面図
【図2】同輻射センサの分解斜視図
【図3】同輻射センサを取り付けた石油ファンヒータの
断面図
【図4】従来の輻射センサを示す断面図
【符号の説明】
1 ケース 3 間隙 4 断熱壁 5 凹部 6 係合部 7 凹面反射鏡 9 センサ取付板 10 サーミスタ 12 ケース枠体 13 係止爪
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−166334(JP,A) 特開 平4−348234(JP,A) 特開 昭64−86013(JP,A) 実開 平1−75837(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 7/22 G01K 1/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースの開口部に覆設し
    た凹面反射鏡と、この凹面反射鏡の前面に設けたセンサ
    取付板と、このセンサ取付板の前記凹面反射鏡焦点部分
    に配設したサーミスタと、上記凹面反射鏡ならびにセン
    サ取付板をケースに固定する如く前記ケースに取り付け
    たケース枠体とを備え、上記ケースは外壁部の内側に断
    熱用の間隙をおいて前記凹面反射鏡の凹面部外周を囲む
    断熱壁を形成した輻射センサ。
  2. 【請求項2】 ケースの開口縁部にはセンサ取付板をは
    め込む凹部を設けると共に、上記ケース枠体には係止爪
    あるいは係合部を形成し、この係止爪あるいは係合部を
    ケースに設けた係合部あるいは係止爪に嵌合させること
    によりケース枠体をケースの開口縁部に圧設固定するよ
    うに構成した請求項1記載の輻射センサ。
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