JP2979251B2 - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2979251B2
JP2979251B2 JP3021546A JP2154691A JP2979251B2 JP 2979251 B2 JP2979251 B2 JP 2979251B2 JP 3021546 A JP3021546 A JP 3021546A JP 2154691 A JP2154691 A JP 2154691A JP 2979251 B2 JP2979251 B2 JP 2979251B2
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康雄 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばロータリー式の
電気かみそりの様に、モータと内刃間に所定の伝達機構
を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】通常この種の電気かみそりは、円筒状の
内刃に対する回転トルクの伝達機構として多段式の合成
樹脂製ギヤを使用するとともに、電源スイッチをオンす
ると直ちに定常値またはそれに近い電圧をモータに印加
することにより、始動初期から大きな回転トルクを発生
させ、伝達機構を介して一気に内刃を回転駆動する構成
が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝達機
構を構成するギヤにはギャップの存在が避けられないた
め、停止状態の伝達機構にモータから出力される大きな
トルクを加えると、下流側のギヤから内刃に向かってギ
ヤの歯を互いに激しくたたき合いながら回転力を伝達し
ていく結果、長期に亘る使用により、歯の形状を変形さ
せたり異常摩耗をさせる傾向にあった。この傾向は、ギ
ヤが合成樹脂製の場合にはギヤ飛びや歯の欠損を生じる
し、内刃が金属製の様な質量の大きいものとなると、起
動時のトルクが伝達機構に集中的に加わって更に著しく
なる。
【0004】上記した問題に対し、伝達機構を構成する
ギヤをすべて金属製にすれば上記した現象の軽減も可能
であるが、逆に伝達騒音の増大をもたらすなど、この種
の携帯用小型電気機器としては不都合の方が大きい。同
様に、回転トルクの伝達構造としてタイミングベルトを
使用した場合にあっても、スタート時の衝撃でベルトの
歯とびや欠損は避けれないし、通常の摩擦ベルトにし
てもベルトの局部的な伸びを生じ、スリップの原因とな
る。
【0005】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であって、電源スイッチを入れたあとモータの回転速度
を徐々に上昇させていくことにより、伝達機構に加わる
衝撃を減少させ、伝達機構の長寿命化を図った電気かみ
そりを提供することを目的とする。本発明は更に、内刃
の回転をセンサを用いて確認してからモータを定速回転
させることにより、内刃のスムーズな始動を可能とする
とともに、伝達機構の異常を未然に検知できる電気かみ
そりを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電気かみ
そりは、図1にその概略的な構成を示す如く、モータ3
2と、多段ギヤの様なモータ32の回転力を内刃14に
伝達する手段と、電池34の様なモータ32に電力を供
給する電源と、電源とモータ32間にあって、モータ3
2に対する印加電圧を制御する手段と、この制御手段の
作動開始時期を規制する電源スイッチ36とを備えてい
る。本発明は、上記した制御手段を介して電源スイッチ
36のオン操作と連動してモータ32に印加される電圧
に、定常のモータ駆動電圧より低い電圧の出力期間を、
上記電源スイッチ36のオン操作直後に設けるととも
に、その後、所定の定常電圧の出力期間に自動的に出力
変更がなされるようにしたことを特徴とする。
【0007】上記した内刃14には、回転力の伝達手段
による内刃14の駆動状態を検出するセンサ24を備
え、このセンサ24により内刃14の駆動を実際に確認
したのち、電源の制御手段における低電圧から定常電圧
への出力変更がなされる様に構成することが好ましい。
【0008】
【作用】上記した構成により、電源スイッチ36をオン
すると、電源からの出力電圧は電源制御手段を介してモ
ータ32に印加される。ここで、電源スイッチ36のオ
ン直後における電源制御手段からモータ32への印加電
圧は、定常の駆動電圧よりも小さく維持されているので
モータ32の始動直後のトルクも小さく、ゆっくりした
スピードでモータ32の回転は伝達機構を通じて内刃1
4に伝達される。
【0009】かかる状態が所定の短時間だけ続き、例え
ばタイマーにより一定時間経過後に強制的に、あるいは
内刃14に備えたセンサ24によりモータ32から内刃
14に至る伝達系統が正常に働いたことを確認したあ
と、電源制御手段からの出力電圧は定常値に上昇して、
モータ32を定常回転させるのである。
【0010】
【実施例】以下本発明を、ギヤを介してモータの回転力
を円筒状の内刃に伝達するロータリー式の電気かみそり
に実施した一例を示すがこれに限らず、モータと内刃間
にベルトなどの伝達機構を介在させた各種構成の電気か
みそりにおいても、略同様に実施できることは勿論であ
る。
【0011】本発明にかかる電気かみそりは、図2に示
すごとく、本体ケース10の上端に外刃12を備えると
ともに、この外刃12と内接して内刃14を備えてい
る。内刃14は周面に螺旋状の刃部16を設けた円筒状
であって、その両端から各々回転軸18・19を外方向
に延ばして本体ケース10上で水平に支持するととも
に、その一方の回転軸18には伝達機構20を、他方の
回転軸19には後記する回転検知回路22のセンサ24
を各々備えている。
【0012】伝達機構20は互いに連続して噛合する複
数段のギヤ群26から構成され、その下流端のギヤ28
と上流端のギヤ30を、内刃14の回転軸18およびモ
ータ32の回転軸33に各々固定されたギヤ35・37
と互いに噛合させることにより、この伝達機構20を介
してモータ32の回転力を間接的に内刃14に伝達する
様にしている。
【0013】モータ32には、図3に示す如く、電源と
して備えた電池34から出力される電圧が、電源スイッ
チ36および電圧制御回路38を介して印加される様に
構成されており、更に電圧制御回路38には、制御電圧
発生部40と、この制御電圧発生部40から出力される
制御電圧で駆動されるトランジスタ42とを備えてい
る。
【0014】制御電圧発生部40は、定電圧ダイオード
44で安定化した電池電圧を、電源スイッチ36のオン
直後から抵抗46およびコンデンサ48からなる積分回
路で積分するものであって、コンデンサ48の両端電圧
を抵抗49・49で分圧することにより降圧したあと、
トランジスタ42のベース端に印加している。
【0015】トランジスタ42は、そのコレクタ・エミ
ッタ端がモータ回路に直列に介装されており、コレクタ
・エミッタ間がオフしてモータ32に電圧が印加されな
い状態から、時刻t1に図4(a)で示す如く制御電圧
が上昇を開始するにつれ、トランジスタ42における電
圧降下量を減少させてモータ電圧を図4(b)の様に上
昇させ、モータ32の駆動トルクを徐々に増していく。
すると、ある時点t2ででモータ32の回転軸33は伝
達機構20の抵抗に抗して回転を始め、かかる回転は伝
達機構20のギヤ群26を下流側28から上流側30に
向けて徐々に伝達されて内刃14に伝達される。この内
刃14の回転は回転検知回路22のセンサ24で検知さ
れ、検知信号は電圧制御回路38に戻される。
【0016】回転検知回路22は、図4(c)の様な内
刃14の1回転で1つのパルスを出力可能なセンサ24
を内刃14の回転軸19に接近させて備え、このセンサ
24の出力をフリップフロップ50のセット端子Sに入
力している。
【0017】フリップフロップ50は、例えば図4
(d)の様に、入力信号の最初の立ち下がり点で内容を
更新するものであって、内刃14が1回転したことをセ
ンサ24が確認した時点の時刻t3にフリップフロップ
50をセットし、このフリップフロップ50からの出力
信号で、トランジスタ42のコレクタ・ベース間に接続
したスイッチング素子51をオンすることにより、トラ
ンジスタ42を急激にオンしてモータ32に電池34の
端子電圧を印加し、モータ32を定常回転させる様にし
ている。この場合、伝達機構20は1/3.5の減速比
に設定してあるので、内刃14が1回転したときには既
にモータ32の回転軸33は3.5回転しており、モー
タ32の起動は十分完了している。したがって、この時
点で定常電圧をいきなり加えても、モータ32に無理が
生じることはない。
【0018】
【他の実施例】図5は、上記した電圧制御回路38の他
の実施例である。本実施例にあっては、発振器52から
出力されるパルス信号をコンデンサ53で積分し、パル
ス信号のパルスレートに対応した大きさのベース電圧を
発生することにより、トランジスタ42のコレクタ・エ
ミッタ間電圧を所定値に維持し、モータ32に対する印
加電圧を制御する。
【0019】更に、発振器52とコンデンサ53間には
第1および第2の2つの分周器54・55を備え、発振
器52から出力されるパルス信号のパルスレートを順次
下げることにより、発振器52から出力されたパルス信
号で直接的にトランジスタ42を駆動する場合に比して
十分低いベース電圧を維持し、モータ32に印加される
電圧をモータ32が内刃14を始動させるのに必要最小
限の値に維持する。また、第2分周器55と並列にスイ
ッチング素子56を備え、この素子56の入出力端を回
転センサ24の出力でオンさせてバイパスすることによ
り、モータ32に定常電圧を印加して定常回転させる様
にしている。
【0020】本実施例では更に、第1分周器54の入出
力端と並列に、手動操作可能な常開の押ボタンスイッチ
58を備える。したがって、このスイッチ58をオンす
ると、前記した第2分周器55ばかりでなく第1分周器
54も入出力端をバイパスし、発振器52から出力され
るパルス信号をそのままコンデンサ53で積分する結
果、ベース電圧を最大にしてトランジスタ42における
降下電圧を最小にし、モータ32を予め設定した最大速
度で回転駆動するのである。
【0021】なお上記した構成にあって、押ボタンスイ
ッチ58を押したまま電源スイッチ36を投入したとし
ても、センサ24は内刃14の回転を検知しておらずス
イッチング素子56はオフ状態であり、第2分周器55
の働きにより定常状態よりトランジスタ42のベース端
に印加される電圧は十分低く維持され、始動初期の衝撃
が発生する虞れはない。また、モータ32の起動初期に
印加する電圧を十分小さく維持させる方法としては、上
記の様に電圧値それ自身の値を低下させるほかに、印加
電圧を高速で断続させることにより、実効値としての値
を低下させることも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記の如く、電源スイッチ36
をオンしたのち、内刃14が定常スピードに達するまで
に所定の時間を設けることにより、伝達機構20に加わ
る衝撃が可及的に減少され、伝達機構20の長寿命化が
図れる様になった。
【0023】また、センサ24により内刃14の回転を
確認してからモータ32を定常速度で回転させることに
より、電源オン直後の内刃14の回転開始を違和感なく
スムーズに行うとともに、伝達機構20の異常を未然に
検知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示す概略図である。
【図2】本発明をロータリー式電気かみそりに実施した
一例を示す縦断面図である。
【図3】本発明の要部の具体的な一例を示す電気回路図
である。
【図4】図3の動作状態を説明するためのグラフであ
る。
【図5】他の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】 12 外刃 14 内刃 20 伝達機構 22 回転検知回路 24 センサ 32 モータ 34 電池(電源) 36 電源スイッチ 38 電圧制御回路 40 制御電圧発生部 42 トランジスタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(32)と、 モータ(32)の回転力を内刃(14)に伝達する手段
    と、 モータ(32)に電力を供給する電源と、 電源とモータ(32)間にあって、モータ(32)に対
    する印加電圧を制御する手段と、 この制御手段の作動開始時期を規制する電源スイッチ
    (36)とを備え、 上記した制御手段を介し、電源スイッチ(36)のオン
    操作と連動してモータ(32)に印加される電圧に、 定常のモータ駆動電圧より低い電圧の出力期間を、上記
    電源スイッチ(36)のオン操作直後に設けるととも
    に、その後、所定の定常電圧の出力期間に自動的に出力
    変更がなされるようにしたことを特徴とする電気かみそ
    り。
  2. 【請求項2】 上記した内刃(14)には、回転力伝
    達手段による内刃(14)の駆動状態を検出可能とする
    センサ(24)を備え、 このセンサ(24)により内刃(14)の回転駆動を確
    認したのち、電源制御手段における低電圧から定常電圧
    への出力変更がなされることを特徴とする請求項1記載
    の電気かみそり。
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