JP2979036B2 - 緊急信号用浮体装置の構造 - Google Patents

緊急信号用浮体装置の構造

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JP2979036B2
JP2979036B2 JP2413820A JP41382090A JP2979036B2 JP 2979036 B2 JP2979036 B2 JP 2979036B2 JP 2413820 A JP2413820 A JP 2413820A JP 41382090 A JP41382090 A JP 41382090A JP 2979036 B2 JP2979036 B2 JP 2979036B2
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順義 山岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遭難等の緊急時に海上に
投入されて当該船舶の船籍、船名等を含む救難信号を発
信し遭難漂流中の乗組員の所在等を報知するための緊急
信号用浮体装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】船舶等が転覆、沈没、火災等の緊急事態に
遭遇した場合に、当該船舶の遭難位置や、漂流する乗組
員の所在を知らせるための手段として、従来から非常用
位置指示無線機(EPIRB)を搭載した浮体が用いら
れており、更には近年人工衛星を介して信号を所要地点
に中継するシステムが開発されている。
【0003】前記浮体は常時船体の適所に固定され適時
に上記所要データの送信を行うと共に、転覆、沈没の際
或はその虞れが高まった時に、人手或は自動投入装置に
よって海中に放出されてSOS等の遭難信号を発生す
る。
【0004】従来の緊急信号用浮体装置は一般に図5に
示す如き外観を有し、無線通信装置を内蔵した筐体1と
その開口を密封するドーム2の頂部中央にホイップアン
テナ3を、又その周辺にフラッシュライト4、4、・・
・を配置したものであった。このフラッシュライト4、
4、・・・は夜間等の暗い海上において当該浮体の所在
を明示する必要から全方位に向けて投光することが要求
されている。しかしながら、上述した従来の浮体のよう
に頂部中央にホイップアンテナ3が突出している構造に
おいては、頂部を回避した位置に複数のフラッシュライ
ト4を設ける必要が生じるため、部品点数の増大による
コストアップ、消費電力の増大等の欠陥が避け難いもの
であった。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記の如き従来の浮体の構造上
の欠陥を除去すべくなされたものであって、フラッシュ
ライトの浮体頂部中央への設置を可能ならしむる構造を
有する緊急信号用浮体を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】上記の目的を達成するため、本発明に係
る緊急信号用浮体は、該浮体を構成する筐体とその開口
を密封するドームとの境界近傍に該浮体の軸線と直交す
る面を有するアース板を固定すると共に該アース板と前
記ドーム内壁との空間にディスクトップ型アンテナを内
蔵せしめることによって、前記ドーム頂部外壁中央に単
一のフラッシュライトを配置し得るようにしたものであ
る。
【0007】
【発明の実施例】以下、添付図面に示した実施例に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例の構成を示す正面
図であって、この緊急信号用浮体装置は内部に無線送信
機、バッテリーその他の電気部品を収納した筐体(ボト
ムケース)1と、筐体1の開口を密封すると共にこれに
対して着脱可能なドーム(トップケース)2とから構成
される。
【0009】筐体1とドーム2との境界部近傍には、図
2(a) ,(b) に示した如き円盤状のアース板5浮体の軸
心に直交する如くを配置して浮体内部を上下二つの空間
6、7に仕切り、アース板5の上面中央部にはアンテナ
装置8を配置する。アンテナ装置8は、アース板5の上
面中央部に垂直に立設した中空導体パイプ9と、該導体
パイプ9の上端部にアース板5と平行且つ同心円状に固
定した導体ディスク10とから成るディスクトップアン
テナとする。なお、ディスクトップアンテナ8の機械的
強度を確保するためにアース板5と、ディスク10との
間の適所に絶縁支柱11を配置してディスク10を固定
することが好ましい。
【0010】斯くすることによってアンテナをドーム頂
部中央の壁を貫通して外部に突出せしめる必要がなくな
る為ドーム3の頂部には透明部18を突設するとともに
この透明部18内にフラッシュライトライト(キセノン
発光素子)20を突出させることが可能となる。又、こ
のフラッシュライト20はドーム内壁にネジ止めした支
持板21によって固定しアース板5の下面の適所にはフ
ラッシュライト制御用回路22を配置し、この回路22
から伸びる給電線は導体パイプ9内部を通してフラッシ
ュライト20に導く。
【0011】前述の如く浮体内部を上下の空間6、7に
区画するアース板5は筐体1外周を満たす海水と協働し
て無線機等の電気回路を収納する区画7を電磁的にシー
ルドするので筐体1が内蔵する電気回路の動作の安定を
確保する上で効果的である。従ってアース板5の下面は
前記フラッシュライト制御回路22の他に、アンテナ共
用器30、送信回路プリント板31及びその制御回路プ
リント板32等を固定するのに適する。更にアース板5
の下面の回路部品の直下、即ち筐体1内の空所内にはバ
ッテリー35を収納固定し浮体の重心を適切な位置にお
くと共にこのバッテリー35からの電力をアース板下面
に配置した回路や、ディスクトップ型アンテナ8上方の
フラッシュライト20に供給する。
【0012】キセノン発光素子20は形状が小さい為ア
ンテナ装置8の直上に配置してもアンテナの指向性を害
する虞れはないが、点滅時に大きなノイズが発生する為
浮体内に配置した微弱な信号を扱う回路を誤動作させる
原因となり易い。上記ノイズの影響を受けやすい回路群
を上記アース板の下方に配置することはフラッシュライ
トのノイズによる悪影響を回避する上でも効果的であ
る。
【0013】以上、各種電気回路をアース板の下面に配
置した場合についてのみ説明したが、本発明に係る浮体
の構造はこれのみに限定される必要はなく、前記アンテ
ナ装置8のトップロードたる導体ディスク10とドーム
内壁の間の空間も利用可能である。
【0014】即ち、図3(a) 及び(b) に示す如くアンテ
ナ装置8の導体ディスク10上に絶縁支柱12を介して
フラッシュライト20の制御回路を搭載したプリント板
14を固定することも可能である。尚、このプリント板
の位置決めの為には前記トップディスク10の周縁近傍
適所にコの字状の切込みを入れこれをL字状に起立せし
めてその先端と前記プリント板14の外周とを一致させ
るようにすればよい。ところで、現在考えられている人
工衛星を用いた緊急通信システムでは図4に示すように
水平方向に5度〜60度までの範囲において絶対利得と
して3dBiを確保するよう要求されているが、このよ
うな要求に対し図5に示した如きホイップアンテナを使
用しなければならぬ必要性はなく、上述した如きディス
クトップ型アンテナも又上記要求を充分に満たし得るの
みならず、ドーム頂部中央からアンテナ・エレメントを
突出させる必要がなくなる為、該部に単一のフラッシュ
ライトを配置することが可能となり、従来の浮体の如く
多数のライトを要することに起因するコストの上昇消費
電力の増大を防止することができる。
【0015】以上のように本発明においては、ホイップ
アンテナの代りに短尺のパイプ状導体棒9と、その上端
部に止着するディスク10から成るディスクトップ型ア
ンテナ装置8を用いたので、ドームの頂部にアンテナが
存在しない。このため、部品点数の増大によるコストア
ップや、消費電力の増大等の不利益を伴うことなく、ド
ーム頂部に単一のストロボライトを配置して全方位に渡
る投光を実現することができる。
【0016】また、アース板5は前述のように浮体内部
の電気回路を電磁的にシールドしているため、キセノン
ランプ回路から発するノイズをはじめとする各種雑音が
アース板下方の空間7内に配備した回路31、32、ア
ンテナ共用器30等に影響を与えこれらを誤動作させる
ことがない。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明した如く構成するもの
であるから、緊急用浮体装置に必須のフラッシュライト
を浮体頂部中央に配置することが可能となるので従来の
同種の浮体の如く複数個のライトを装備する必要がな
く、浮体コスト及び消費電力を低減することができると
共に、内蔵するアンテナは大面積のアース板を伴うもの
である故、これを電気回路のシールドに利用することが
可能となりその結果電気回路の誤動作を防止する上でも
効果的である。
【0018】更に本発明に係る浮体は従来のそれの如く
長いアンテナ・エレメントを有しないので浮体を海上に
放出する際アンテナが周辺の▲ぎ▼装に衝突破損しその
機能を喪失する虞れも少ないという効果を併せもつもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す正面図である。
【図2】(a) 及び(b) 夫々は本発明に於いて使用するア
ンテナ装置の詳細な構成を示す平面図及び側面図であ
る。
【図3】(a) 及び(b) 夫々はトップディスク上にフラッ
シュライト制御回路を設けた実施例を示す斜視図及びデ
ィスクによるプリント基板の位置決め構造の一例を示す
図である。
【図4】アンテナの水平方向の指向性を示す図である。
【図5】従来の緊急信号用浮体の外観を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 ドーム 5 アース板 8 アンテナ装置 9 導体パイプ 10 ディスク 14 フラッシュライト制御回路用プリント基板 16 位置決め用の切欠き片 20 フラッシュライト 22 フラッシュライト制御回路 30 アンテナ共用器 31 通信回路プリント板 32 制御回路プリント板 35 バッテリー35
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63C 9/20,11/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線送信機、電源等を収納した筐体とそ
    の開口を密封するドームとによって構成する浮体に於い
    て、前記筐体とドームとの境界近傍に当該浮体の軸線と
    直交する面を有するアース板を固定すると共に該アース
    板と前記ドーム内壁との空間にディスクトップ型アンテ
    ナを内蔵せしめることによって、前記ドーム外壁頂部中
    央に単一のフラッシュライトを配置し得るようにしたこ
    とを特徴とする緊急信号用浮体装置の構造。
  2. 【請求項2】 前記ディスクトップ型アンテナ頂部の導
    体ディスク上に前記フラッシュライトを発光させるため
    の制御回路を配置したことを特徴とする請求項1記載の
    緊急信号用浮体装置の構造。
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