JP2978884B1 - クロック交絡分配装置 - Google Patents

クロック交絡分配装置

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Abstract

【要約】 【課題】 安価でハードウエア規模の小さい上、クロッ
ク切り替え時に処理停止時間を短縮化した情報処理シス
テムを具現するクロック交絡分配装置およびクロック交
絡分配方法を実現する。 【解決手段】 二重化したクロックを交絡して使用する
情報処理装置間の交絡クロックには低周波数を用い、そ
の後にクロック周波数を上げてクロック分配を行った後
に、さらにクロック周波数を上げて前記情報処理装置を
構成する各処理ユニットに供給し、情報処理装置の処理
停止時間を最適化するので、安価でハードウエア規模の
小さい上、クロック切り替え時に処理停止時間を短縮化
した情報処理システムを具現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重化された情報
処理システムに用いて好適なクロック交絡分配装置に関
する
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置を二重化した情報処
理システムにクロック信号を交絡分配する技術として、
例えば、特開平7−177025号公報、特開平6−2
66464号公報および特開平5−130093号公報
等にそれぞれ開示されている。特開平7−177025
号公報に開示の技術は、入力する基準クロックと他系か
ら送出されるクロックとのいずれかを選択する選択部
と、その選択切り替えを制御する切り替え制御部と、選
択されたクロックに同期したクロックを作る位相同期手
段および分周回路とを有するクロック装置を二重化構成
し、両者の出力クロックの一方を選択出力する出力手段
を備えるようになっている。
【0003】一方、特開平6−266464号公報に開
示の技術は、クロック入力信号を受け、複数の機能単位
へ同時に到達するように、信号伝送遅延を等しくする長
さ等化手段と、クロックドライブするバッファ手段とか
ら構成されている。また、特開平5−130093号公
報に開示のものは、システムクロック発生部と、両系の
システムクロックの同期をとる制御部と、どちらか一方
のシステムクロックを選択するセレクタと、システムク
ロックを外部へ出力する分配出力部をそれぞれ備えた二
系統の同期装置と、二系統の同期装置からそれぞれ送信
されるシステムクロックを選択するセレクタをそれぞれ
備えた複数の二系統のシステム内装置におけるシステム
クロック分配方式において、両系のシステムクロックの
状態を踏まえた上で、両系の同期装置内のセレクタがシ
ステムクロックを選択するようになっており、二系統の
システム内装置でも、各系の同期装置からのシステムク
ロックの状態を考慮した上でセレクタを制御する機能を
備えた構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平7−177025号公報や、特開平5−13009
3号公報に開示の技術にあっては、情報処理システム間
のクロックの交絡に、情報処理システム内の各ユニット
へ分配しているクロックと同じクロック(周波数)で行
われ、一方、二重化した情報処理システムの自系(0系
または1系、セルフまたはメイト)と他系(1系または
0系、メイトまたはセルフ)は、物理的に離れているた
め、速いクロック(高い周波数)信号を交絡する場合
は、特別な配線を使用する必要性が生じ、結果、高コス
トを招致するという問題がある。
【0005】そこで、この問題点を解決する手法とし
て、遅いクロック(低い周波数)信号の位相をずらした
クロックを複数本用いて防止することが考えられるが、
そのようにすると、ハードウエア規模の増大を招いてし
まうという新たな問題が発生する。
【0006】また、ユニットを多数使用した情報処理装
置では、構成規模が大きくなるため、特開平6−266
464号公報や、特開平5−130093号公報に開示
の技術では、長さ等化手段や、区域バッファや分配出力
部を設けているが、こうした構成において分配するクロ
ックは、各ユニットで使用するのと同じ速いクロック信
号であるから、高速動作する高価な部品や回路を多く使
用しなければならず、製品コスト高を招致する、という
問題がある。
【0007】さらに、クロック分配回路に位相同期発信
回路を2個(段)以上縦続接続して使用する態様も案出
されており、この場合、一般に位相同期発信回路の入力
クロックが切り替わると、その出力クロックが安定する
までに、すなわち位相一致(LOCK)するまでに、数
ミリセカンドから数十ミリセカンドかかる。2段縦続設
置した場合は、最初のPLLの入力クロックが切り替わ
る(位相がずれる)と、最終段PLLの位相が一致する
までに、最悪値で、(2)×(数十ミリセカンド)かか
る。即ち、最大値である数十ミリセカンドx2個(段)
分の時間を要することとなる。したがって、この間、情
報処理システム(情報処理装置)の動作は保証されなく
なり、クロック切り替え時、情報処理システム(情報処
理装置)が、長時間処理を停止するという問題が生じ
る。
【0008】本発明は、上述した各問題を解決するもの
で、安価でハードウェア規模の小さい上に、クロック切
り替え時に処理停止時間を短縮化した情報処理システム
を具現するクロック交絡分配装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、第1および第2のクロ
ックからなる二重化したクロックを交絡して使用する自
系情報処理装置および他系情報処理装置からなる二重化
情報処理システムにおいて、前記第1および第2のクロ
ックのいずれかを選択する選択手段の後段に設けられ、
選択されたクロックの周波数をn逓倍して出力するn逓
倍位相同期発信手段と、このn逓倍位相同期発信手段の
出力側に設けられ、前記n逓倍されたクロックの周波数
を夫々さらにn逓倍して処理ユニットに供給する複数段
のn逓倍位相同期発信手段と、他系情報処理装置からの
情報により自系情報処理装置の現用/予備用クロックの
選択とリセットとスタートとストップと情報処理装置の
現用/予備用切り換え動作を行うシステム制御手段と、
前記複数段のn逓倍位相同期発信手段における最終段の
位相一致信号について全部の一致信号を検知して他系側
のシステム制御手段に報知する報知手段とを具備してい
る。
【0010】そして、前記二重化情報処理システムのク
ロックを、第1のクロックと第2のクロックとの間で切
り替える場合に、待機側の他系情報処理装置のクロック
切替えでは、以下の手順による。現用側の自系情報処
理装置は、自系のシステム制御回路及び他系のシステム
制御回路を介して、待機側の他系情報処理装置を停止・
リセットすると共に、他系のクロック選択手段にクロッ
ク切替えを指示する。他系のn逓倍位相同期発信手段
に供給するクロックが第1のクロックと第2のクロック
との間で切り替えられて、他系の前記複数段のn逓倍位
相同期発信手段の出力が位相一致すると、他系のシステ
ム制御回路は自系のシステム制御回路に位相一致を知ら
せる。自系情報処理装置は、自系のシステム制御回路
及び他系のシステム制御回路を介して、他系情報処理装
置の動作を開始させる。待機側の自系情報処理装置のク
ロック切替えでは、以下の手順による。現用側の他系
情報処理装置は、他系のシステム制御回路及び自系のシ
ステム制御回路を介して、待機側の自系情報処理装置を
停止・リセットすると共に、自系のクロック選択手段に
クロック切替えを指示する。自系のn逓倍位相同期発
信手段に供給するクロックが第1のクロックと第2のク
ロックとの間で切り替えられて、自系の前記複数段のn
逓倍位相同期発信手段の出力が位相一致すると、自系の
システム制御回路は他系のシステム制御回路に位相一致
を知らせる。他系情報処理装置は、他系のシステム制
御回路及び自系のシステム制御回路を介して、自系情報
処理装置の動作を開始させる。
【0011】本発明では、二重化したクロックを交絡し
て使用する情報処理装置間の交絡クロックには低周波数
を用い、その後にクロック周波数を上げてクロック分配
を行った後に、さらにクロック周波数を上げて前記情報
処理装置を構成する各処理ユニットに供給し、情報処理
装置の処理停止時間を最適化するので、安価でハードウ
エア規模の小さい上、クロック切り替え時に処理停止時
間を短縮化した情報処理システムを具現し得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態によ
るクロック交絡分配装置を用いた二重化情報処理システ
ムを実施例として、図面を参照して説明する。まず、図
1、処理装置#0と処理装置#1からなる二重化情報処
理システムの構成を示すブロック図である。なお、以
後、処理装置#0を自系またはセルフと呼称した場合、
処理装置#1を他系またはメイトと呼称し、処理装置#
1を自系またはセルフと呼称した場合には処理装置#0
が他系またはメイトとなる。
【0013】さて、処理装置#0(あるいは処理装置#
1)において、1,101は周波数f0の矩形波(パル
ス)を発生するクロック発信器である。クロック発信器
1の出力信号は、信号線2を介してアンド回路4の第一
入力と他系のアンド回路104の第一入力に供給され
る。クロック発信器101の出力信号は、信号線102
を介してアンド回路106の第一入力と他系のアンド回
路6の第一入力に供給される。アンド回路4、6の出力
は、オア回路7の第一、第二入力に接続している。オア
回路7の出力はn逓倍位相同期発信回路(PLL)8に
接続している。以降、n逓倍位相同期発信回路(PL
L)をnPLLと称す。
【0014】入力クロック信号の二倍のクロック信号を
出力するnPLL8は、信号線9を介して、自系の各n
PLL10,11,12と接続し、クロック分配を行っ
ている。なお、必要に応じて増幅素子を用いても良い。
各nPLL10,11,12は、入力クロック信号の二
倍のクロック信号を出力する。nPLL10の出力クロ
ックは、システム制御回路20と接続している。nPL
L11,12の出力クロックは、各ユニット21,22
と接続している。各nPLL10,11,12の位相一
致(LOCK)信号は、信号線14,16,18を介し
てシステム制御回路20と接続している。
【0015】ユニット21は、MPU(マイクロプロセ
ッサーユニット)である。ユニット22は、MM(メイ
ンメモリ)である。システム制御回路20は、クロック
選択信号線3を介してアンド回路4の第二入力と反転素
子5とに接続している。反転素子5の出力はアンド回路
6の第二入力となっている。以降、反転素子5とアンド
回路4,6、オア回路7を、現用/予備用クロック選択
回路またはクロック切り替え回路と呼称する。
【0016】システム制御回路20は、処理装置をリセ
ットするRST信号、処理装置を特定番地から動作開始
させるSTA信号、処理装置を停止させるSTP信号お
よび処理装置の動作状態を指示する現用/予備用(AC
T/SBY)信号をそれぞれ出力する。システム制御回
路20と各ユニット21,22は、バス30を介して接
続している。
【0017】処理装置#1の構成は、処理装置#0の番
号に100を加えた構成となっている。すなわち、シス
テム制御回路20は、プロセッサーバス30からの信号
と位相一致(LOCK)信号線14,16,18の一致
信号(アンドをとった信号)を、信号線40を介してメ
イト処理装置のシステム制御回路120と接続してい
る。また、システム制御回路120は、プロセッサーバ
ス130からの信号と位相一致(LOCK)信号線11
4,116,118の一致信号(アンドをとった信号)
を、信号線140を介してメイト処理装置のシステム制
御回路120と接続している。
【0018】次に、上記構成による実施例の動作につい
て説明する。図1において、処理装置#0を現用、処理
装置#1を予備用とし、クロック発信器1が使用されて
いる状態とする。すなわち、システム制御回路20から
はクロック選択信号線3が指示「1」され、現用/予備
用信号線の現用が指示され、システム制御回路120か
らは、クロック選択信号線103が指示されない
「0」、現用/予備用信号線の予備用が指示されている
状態とする。
【0019】処理装置#0は、クロック発信器1の出力
クロックを、アンド回路4を通してnPLL8に供給す
る。nPLL8は、受信クロックを2倍の周波数にし
て、各ユニット用のnPLL10,11,12,に分配
する。nPLL10,11,12にて、さらに、2倍の
周波数にして各ユニットに供給する。処理装置#1は、
クロック発信器1の出力クロックを、アンド回路104
を通して、nPLL108に供給する。nPLL108
は、受信クロックを2倍の周波数にして、各ユニット用
のnPLL110,111,112,に分配する。nP
LL110,111,112にて、さらに、2倍の周波
数にして各ユニットに供給する。従って、クロック発信
器1の出力クロックをf0とすると、各ユニットには4
f0のクロックが供給される。
【0020】次に、本実施例における二重化情報処理シ
ステムのクロックを、0系から1系に切り替える動作を
説明する。まず処理装置#1のクロックを、0系から1
系に変更する動作について述べる。現用処理装置#0
は、システム制御回路20を介して、システム制御回路
120にストップ指示する。システム制御回路120
は、STP信号線にて、処理装置#1を停止させる。次
に、システム制御回路120にリセット指示する。シス
テム制御回路120は、RST信号線にて、処理装置#
1をリセットする。さらに、システム制御回路120に
クロック切り替え指示をする。
【0021】システム制御回路120は、クロック選択
信号線103を介して、クロック切り替え回路にクロッ
ク切り替えを指示「1」する。アンド回路104の条件
が不成立となり、アンド回路106の条件が成立する。
クロック発信器101の出力クロックが、nPLL10
8に供給される。nPLL108の出力クロックは、不
安定となる。すなわち、位相一致(LOCK)しない状
況になる。同様に、nPLL110,111,112の
出力クロックも、不安定となる。すなわち、位相一致
(LOCK)しない状況になる。システム制御回路12
0は、位相一致(LOCK)信号の不一致を、信号線1
40を介して、他系のシステム制御回路20に知らせ
る。システム制御回路20は、プロセッサーバス30を
介して、MPU21に知らせる。MPU21は、システ
ム制御回路20を介して、システム制御回路120のR
ST信号を出し続け、その内にnPLL108の出力ク
ロックが安定する。それに連れて、nPLL110,1
11,112の出力クロックも安定する。つまり、位相
一致(LOCK)する。
【0022】システム制御回路120は、nPLL11
0,111,112の位相一致(LOCK)信号の一致
を、信号線140を介して、他系のシステム制御回路2
0に知らせる。システム制御回路20は、プロセッサー
バス30を介して、MPU21に知らせる。MPU21
は、システム制御回路20を介して、システム制御回路
120のRST信号を停止する。
【0023】次に、MPU21は、システム制御回路2
0に対し、現用/予備用信号線を予備用にし、システム
制御回路20を介して、システム制御回路120に現用
/予備用信号線を現用にする。すると、MPU21はシ
ステム制御回路20を介して、システム制御回路120
にSTA信号線にてスタート指示し、これにより、処理
装置#1が動作開始する。また、MPU21はシステム
制御回路20にSTP信号線にてストップ指示し、これ
に応じて処理装置#0が動作を停止する。
【0024】次に、処理装置#0のクロックを0系から
1系に変更する動作について説明する。現用処理装置#
1がシステム制御回路120を介して、システム制御回
路20にストップ指示すると、システム制御回路20は
STP信号線にて、処理装置#0を停止させる。本動作
例では、すでに停止している。次に、システム制御回路
20にリセット指示をすると、システム制御回路20
は、RST信号線にて、処理装置#0をリセットする。
さらに、システム制御回路20にクロック切り替え指示
(「1」から「0」)をする。
【0025】システム制御回路20は、クロック選択信
号線3を介して、クロック切り替え回路に指示「0」す
る。アンド回路4の条件が不成立となり、アンド回路6
の条件が成立する。クロック発信器101の出力クロッ
クが、アンド回路6を通してnPLL8に供給され、結
果、nPLL8の出力クロックは不安定となる。すなわ
ち、位相一致(LOCK)しない状況になる。同様に、
nPLL10,11,12の出力クロックも不安定とな
り、位相一致(LOCK)しない状況になる。
【0026】となると、システム制御回路20は、位相
一致(LOCK)信号の不一致を、信号線40を介し
て、他系のシステム制御回路120に知らせる。システ
ム制御回路120は、プロセッサーバス130を介し
て、MPU121に知らせる。MPU121は、システ
ム制御回路120を介して、システム制御回路20のR
ST信号を出力し続け、その内にnPLL8の出力クロ
ックが安定する。それに応じてnPLL10,11,1
2の出力クロックも安定して位相一致(LOCK)す
る。
【0027】システム制御回路20は、nPLL10,
11,12の位相一致(LOCK)信号の一致を、信号
線40を介して他系のシステム制御回路120に知らせ
る。すると、システム制御回路120は、プロセッサー
バス130を介して、MPU121に知らせる。MPU
121は、システム制御回路120を介して、システム
制御回路20のRST信号を停止する。MPU121
は、システム制御回路120を介して、システム制御回
路20にSTA信号線にてスタート指示する。処理装置
#0が動作を開始する。こうして、二重化情報処理シス
テムのクロックを、0系から1系に切り替える動作が終
了する。なお、上述と同様に、情報処理システムのクロ
ックを1系から0系に変更する動作も可能である。
【0028】本実施例では、クロック切り替え回路と処
理ユニット間に2逓倍位相同期発信回路を、2段縦続接
続した例を示したが、これに限らず、処理ユニットの動
作可能クロック周波数がもっと高い場合には2逓倍位相
同期発信回路と4逓倍位相同期発信回路を、2段縦続接
続しても実現可能であるし、あるいは2逓倍位相同期発
信回路を4段縦続接続して実現できることも勿論可能で
ある。
【0029】以上のように、本発明では、二重化したク
ロックを交絡して使用する二重化情報処理システムにお
いて、現用/予備用クロックの選択回路後にn逓倍位相
同期発信回路(PLL)を設置して、クロック周波数を
上げ、前記PLLの出力クロック後に1段以上のn逓倍
PLLを設置して、さらにクロック周波数を上昇させて
処理ユニットに供給し、自系処理ユニットの内部バスに
接続して他系システム制御回路に制御信号を送り、他系
システム制御回路からの情報により自系情報処理装置の
現用/予備用クロックの選択とリセットとスタートとス
トップと情報処理装置の現用/予備(ACT/SBY)
切り換え動作を行うシステム制御回路を設け、自系シス
テム制御回路には、最終段n逓倍PLLの位相一致(L
OCK)信号の全部の一致信号を検知して、他系システ
ム制御回路に知らせる手段を備えたので、情報処理装置
間の交絡クロックは低い周波数で行われ、その後にクロ
ック周波数を上げてクロック分配を行い、さらに、クロ
ック周波数を上げて処理ユニットに供給して情報処理装
置の処理停止時間を短縮化することが可能になる訳であ
る。
【0030】この為、ユニットに供給するよりも低い周
波数のクロックで交絡することができ、安価でハードウ
エア規模の小さい情報処理システムを提供できる。ま
た、nPLLを複数段縦続してクロックを分配する方式
は、情報処理装置内の分配クロック周波数を、低下させ
ることができ、技術的に容易で、高価な部品や回路を多
く使用しない、経済的な情報処理システムを提供するこ
とが可能になる。さらに、自系処理ユニットは、他系で
縦続接続したnPLLの最終段nPLL全部の位相一致
を、知ることにより、クロック切り替え時に必要な処理
を、円滑に実行することができ、クロック切り替え時間
を最適にした情報処理システムを提供することができ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、二重化したクロックを
交絡して使用する情報処理装置間の交絡クロックには低
周波数を用い、その後にクロック周波数を上げてクロッ
ク分配を行った後に、さらにクロック周波数を上げて前
記情報処理装置を構成する各処理ユニットに供給し、情
報処理装置の処理停止時間を最適化するので、安価でハ
ードウエア規模の小さい上、クロック切り替え時に処理
停止時間を短縮化した情報処理システムを具現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態によるクロック交絡分
配装置を用いた二重化情報処理システムの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1,101 クロック発信器 4,6,104,106 アンド回路 5,105 反転素子(インバータ) 7,107 オア回路 8,108,10,110 n逓倍位相同期発信回
路 11,111,12,112 n逓倍位相同期発信回
路 20,120 システム制御回路 21,121 MPU(マイクロプロセッ
サーユニット)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2のクロックからなる二重
    化したクロックを交絡して使用する自系情報処理装置お
    よび他系情報処理装置からなる二重化情報処理システム
    において、 前記第1および第2のクロックのいずれかを選択する選
    択手段の後段に設けられ、選択されたクロックの周波数
    をn逓倍して出力するn逓倍位相同期発信手段と、 このn逓倍位相同期発信手段の出力側に設けられ、前記
    n逓倍されたクロックの周波数を夫々さらにn逓倍して
    処理ユニットに供給する複数段のn逓倍位相同期発信手
    段と、 他系情報処理装置からの情報により自系情報処理装置の
    現用/予備用クロックの選択とリセットとスタートとス
    トップと情報処理装置の現用/予備用切り換え動作を行
    うシステム制御手段と、 前記複数段のn逓倍位相同期発信手段における最終段の
    位相一致信号について全部の一致信号を検知して他系側
    のシステム制御手段に報知する報知手段とを具備し、前記二重化情報処理システムのクロックを、第1のクロ
    ックと第2のクロックとの間で切り替える場合に、 現用側の自系情報処理装置は、自系のシステム制御回路
    及び他系のシステム制御回路を介して、待機側の他系情
    報処理装置を停止・リセットすると共に、他系のクロッ
    ク選択手段にクロック切替えを指示し、 他系のn逓倍位相同期発信手段に供給するクロックが第
    1のクロックと第2のクロックとの間で切り替えられ
    て、他系の前記複数段のn逓倍位相同期発信手段の出力
    が位相一致すると、他系のシステム制御回路は自系のシ
    ステム制御回路に位相一致を知らせ、 自系情報処理装置は、自系のシステム制御回路及び他系
    のシステム制御回路を介して、他系情報処理装置の動作
    を開始させて、待機側の他系情報処理装置のクロック切
    替えを行い、 現用側の他系情報処理装置は、他系のシステム制御回路
    及び自系のシステム制 御回路を介して、待機側の自系情
    報処理装置を停止・リセットすると共に、自系のクロッ
    ク選択手段にクロック切替えを指示し、 自系のn逓倍位相同期発信手段に供給するクロックが第
    1のクロックと第2のクロックとの間で切り替えられ
    て、自系の前記複数段のn逓倍位相同期発信手段の出力
    が位相一致すると、自系のシステム制御回路は他系のシ
    ステム制御回路に位相一致を知らせ、 他系情報処理装置は、他系のシステム制御回路及び自系
    のシステム制御回路を介して、自系情報処理装置の動作
    を開始させて、待機側の自系情報処理装置のクロック切
    替えを行う、 ことを特徴とするクロック交絡分配装置。
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