JP2978216B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
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- JP2978216B2 JP2978216B2 JP22335490A JP22335490A JP2978216B2 JP 2978216 B2 JP2978216 B2 JP 2978216B2 JP 22335490 A JP22335490 A JP 22335490A JP 22335490 A JP22335490 A JP 22335490A JP 2978216 B2 JP2978216 B2 JP 2978216B2
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- thermal
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願各発明は、熱転写記録装置に関し、詳細には、イ
ンクシートのインクをサーマルヘッドの熱で記録紙に転
写して記録する熱転写記録装置に関する。
ンクシートのインクをサーマルヘッドの熱で記録紙に転
写して記録する熱転写記録装置に関する。
熱転写記録装置においては、サーマルヘッドの熱によ
りインクシートを加熱してインクシートのインクを記録
紙に転写することにより記録している。
りインクシートを加熱してインクシートのインクを記録
紙に転写することにより記録している。
すなわち、従来、熱転写記録装置は、一般に、回転駆
動されるプラテンローラにサーマルヘッドがバネにより
所定の印字圧に押圧されており、このプラテンローラと
サーマルヘッドの間にインクシートとロール状記録紙が
重ねて供給される。インクシートは供給側ロールから供
給され、巻取側ロールに巻き取られる。これら供給側ロ
ールと巻取側ロールはプラテンローラ及びサーマルヘッ
ドの両側に分かれて配設されており、ロール状記録紙及
びインクシートは、ターンローラを介してプラテンロー
ラとサーマルヘッドの間に供給される。このサーマルヘ
ッドに印字エネルギーが供給され、印字エネルギーによ
りインクシートのインクをロール状記録紙に転写して記
録する。サーマルヘッドでの記録に供されたインクシー
トは、剥離ローラによりロール状記録紙及びサーマルヘ
ッドから剥離されて巻取側ロールに巻き取られる。
動されるプラテンローラにサーマルヘッドがバネにより
所定の印字圧に押圧されており、このプラテンローラと
サーマルヘッドの間にインクシートとロール状記録紙が
重ねて供給される。インクシートは供給側ロールから供
給され、巻取側ロールに巻き取られる。これら供給側ロ
ールと巻取側ロールはプラテンローラ及びサーマルヘッ
ドの両側に分かれて配設されており、ロール状記録紙及
びインクシートは、ターンローラを介してプラテンロー
ラとサーマルヘッドの間に供給される。このサーマルヘ
ッドに印字エネルギーが供給され、印字エネルギーによ
りインクシートのインクをロール状記録紙に転写して記
録する。サーマルヘッドでの記録に供されたインクシー
トは、剥離ローラによりロール状記録紙及びサーマルヘ
ッドから剥離されて巻取側ロールに巻き取られる。
一方、インクシートに発生するシワは、インクシート
にかかる幅方向のテンション分布やその大きさ、サーマ
ルヘッドへの進入角度および剥離角度により影響され、
インクシートの張力が弱いとインクシートにシワが発生
して画質を悪化させる。
にかかる幅方向のテンション分布やその大きさ、サーマ
ルヘッドへの進入角度および剥離角度により影響され、
インクシートの張力が弱いとインクシートにシワが発生
して画質を悪化させる。
そこで、従来の熱転写記録装置においては、一般に、
ターンローラ及び剥離ローラをサーマルヘッドに一体的
に取り付け、サーマルヘッドとの平行性を確保するよう
になっている。また、インクシートに張力を発生させる
ために、インクシートの供給側ロール及び巻取側ロール
にディスクとフェルトを配設し、このディスクとフェル
トとの摩擦によりインクシートに張力を発生させてい
る。
ターンローラ及び剥離ローラをサーマルヘッドに一体的
に取り付け、サーマルヘッドとの平行性を確保するよう
になっている。また、インクシートに張力を発生させる
ために、インクシートの供給側ロール及び巻取側ロール
にディスクとフェルトを配設し、このディスクとフェル
トとの摩擦によりインクシートに張力を発生させてい
る。
しかしながら、このような従来の熱転写記録装置にあ
っては、ターンローラ及び剥離ローラをサーマルヘッド
に一体的に取り付けていたため、インクシートに作用す
る張力が弱いときには、インクシートにシワが発生し、
インクシートに作用する張力が強すぎるときには、この
張力がサーマルヘッドがプラテンローラから離隔する方
向に作用し、サーマルヘッドの印字圧が弱まって、サー
マルヘッドの熱がインクシートに適切に作用せず、画質
を悪化するという問題があった。
っては、ターンローラ及び剥離ローラをサーマルヘッド
に一体的に取り付けていたため、インクシートに作用す
る張力が弱いときには、インクシートにシワが発生し、
インクシートに作用する張力が強すぎるときには、この
張力がサーマルヘッドがプラテンローラから離隔する方
向に作用し、サーマルヘッドの印字圧が弱まって、サー
マルヘッドの熱がインクシートに適切に作用せず、画質
を悪化するという問題があった。
そこで、請求項１記載の発明は、 供給側インクシートの張力変動をチェックし、該供給
側インクシートの張力変動に基づいてサーマルヘッドの
サーマル素子に供給する印字エネルギーを制御すること
により、サーマルヘッドのプラテンローラへの印字圧に
適切な印字エネルギーをサーマル素子に供給し、画質を
向上させることを目的とし、 請求項２記載の発明は、 巻取側インクシートの張力変動をチェックし、該巻取
側インクシートの張力変動に基づいてサーマルヘッドの
サーマル素子に供給する印字エネルギーを制御すること
により、サーマルヘッドのプラテンローラへの印字圧に
適切な印字エネルギーをサーマル素子に供給し、画質を
向上させることを目的としている。
側インクシートの張力変動に基づいてサーマルヘッドの
サーマル素子に供給する印字エネルギーを制御すること
により、サーマルヘッドのプラテンローラへの印字圧に
適切な印字エネルギーをサーマル素子に供給し、画質を
向上させることを目的とし、 請求項２記載の発明は、 巻取側インクシートの張力変動をチェックし、該巻取
側インクシートの張力変動に基づいてサーマルヘッドの
サーマル素子に供給する印字エネルギーを制御すること
により、サーマルヘッドのプラテンローラへの印字圧に
適切な印字エネルギーをサーマル素子に供給し、画質を
向上させることを目的としている。
上記目的を達成するため、 請求項１記載の発明は、 回転駆動されるプラテンローラと、 プラテンローラに所定の印字圧で当接し画像データに
基づいて供給される印字エネルギーによりそのサーマル
素子が選択的に発熱するサーマルヘッドと、 サーマルヘッドとプラテンローラとの間に供給される
記録紙と、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供
給され巻取側ロールに巻き取られるインクシートと、 を備え、供給される印字エネルギーによりサーマル素子
が発熱し、インクシートのインクを記録紙に転写して記
録を行う熱転写記録装置において、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供
給される供給側インクシートの張力変動をチェックし、
該供給側インクシートの張力変動に基づいて前記サーマ
ルヘッドのサーマル素子に供給する印字エネルギーを制
御することを特徴とし、 請求項２記載の発明は、 回転駆動されるプラテンローラと、 プラテンローラに所定の印字圧で当接し画像データに
基づいて供給される印字エネルギーによりそのサーマル
素子が選択的に発熱するサーマルヘッドと、 サーマルヘッドとプラテンローラとの間に供給される
記録紙と、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供
給され巻取側ロールに巻き取られるインクシートと、 を備え、供給される印字エネルギーによりサーマル素子
が発熱し、インクシートのインクを記録紙に転写して記
録を行う熱転写記録装置において、 サーマルヘッドと記録紙との間から巻取側ロールに巻
き取られる巻取側インクシートの張力変動をチェック
し、該巻取側インクシートの張力変動に基づいて前記サ
ーマルヘッドのサーマル素子に供給する印字エネルギー
を制御することを特徴としている。
基づいて供給される印字エネルギーによりそのサーマル
素子が選択的に発熱するサーマルヘッドと、 サーマルヘッドとプラテンローラとの間に供給される
記録紙と、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供
給され巻取側ロールに巻き取られるインクシートと、 を備え、供給される印字エネルギーによりサーマル素子
が発熱し、インクシートのインクを記録紙に転写して記
録を行う熱転写記録装置において、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供
給される供給側インクシートの張力変動をチェックし、
該供給側インクシートの張力変動に基づいて前記サーマ
ルヘッドのサーマル素子に供給する印字エネルギーを制
御することを特徴とし、 請求項２記載の発明は、 回転駆動されるプラテンローラと、 プラテンローラに所定の印字圧で当接し画像データに
基づいて供給される印字エネルギーによりそのサーマル
素子が選択的に発熱するサーマルヘッドと、 サーマルヘッドとプラテンローラとの間に供給される
記録紙と、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供
給され巻取側ロールに巻き取られるインクシートと、 を備え、供給される印字エネルギーによりサーマル素子
が発熱し、インクシートのインクを記録紙に転写して記
録を行う熱転写記録装置において、 サーマルヘッドと記録紙との間から巻取側ロールに巻
き取られる巻取側インクシートの張力変動をチェック
し、該巻取側インクシートの張力変動に基づいて前記サ
ーマルヘッドのサーマル素子に供給する印字エネルギー
を制御することを特徴としている。
以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
第１図から第６図は本願各発明の熱転写記録装置の一
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
第１図はその熱転写記録装置１の要部構成図であり、
熱転写記録装置１は、プラテンローラ２、サーマルヘッ
ド３、ターンローラ４、剥離ローラ５、供給側ロール
６、巻取側ロール７等が設けられている。
熱転写記録装置１は、プラテンローラ２、サーマルヘッ
ド３、ターンローラ４、剥離ローラ５、供給側ロール
６、巻取側ロール７等が設けられている。
プラテンローラ２は、その軸2aを介して図外のモータ
により図中矢印方向に回転駆動され、プラテンローラ２
には、サーマルヘッド３が当接している。サーマルヘッ
ド３はバネ８によりプラテンローラ２方向に付勢されて
おり、サーマルヘッド３は、プラテンローラ２に所定の
印字圧で当接している。サーマルヘッド３には、プラテ
ンローラ２と当接する位置に、プラテンローラ２の軸2a
の方向にライン状に複数のサーマル素子3aが配設されて
おり、各サーマル素子3aは画情報に基づいて供給される
印字パルスにより加熱される。
により図中矢印方向に回転駆動され、プラテンローラ２
には、サーマルヘッド３が当接している。サーマルヘッ
ド３はバネ８によりプラテンローラ２方向に付勢されて
おり、サーマルヘッド３は、プラテンローラ２に所定の
印字圧で当接している。サーマルヘッド３には、プラテ
ンローラ２と当接する位置に、プラテンローラ２の軸2a
の方向にライン状に複数のサーマル素子3aが配設されて
おり、各サーマル素子3aは画情報に基づいて供給される
印字パルスにより加熱される。
プラテンローラ２とサーマルヘッド３との間には、ロ
ール状記録紙９がターンローラ４を介して供給され、サ
ーマルヘッド３により記録されたロール状記録紙９は、
剥離ローラ５を介して図外のカッターに送られる。カッ
ターに送られたロール状記録紙９は、カッターで所定長
さに切断された後、熱転写記録装置１外に排出される。
ターンローラ４及び剥離ローラ５は、サーマルヘッド３
に一体的に取り付けられており、かつ、回転可能に取り
付けられている。
ール状記録紙９がターンローラ４を介して供給され、サ
ーマルヘッド３により記録されたロール状記録紙９は、
剥離ローラ５を介して図外のカッターに送られる。カッ
ターに送られたロール状記録紙９は、カッターで所定長
さに切断された後、熱転写記録装置１外に排出される。
ターンローラ４及び剥離ローラ５は、サーマルヘッド３
に一体的に取り付けられており、かつ、回転可能に取り
付けられている。
また、プラテンローラ２とサーマルヘッド３との間に
は、ロール状のインクシート10が供給側ロール６からタ
ーンローラ４を介して供給されており、インクシート10
は、ロール状記録紙９よりもサーマルヘッド３側に位置
している。ターンローラ４を介してプラテンローラ２と
サーマルヘッド３の間に供給されたインクシート10は、
記録に供された後、剥離ローラ５を介して巻取側ロール
７に巻き取られる。
は、ロール状のインクシート10が供給側ロール６からタ
ーンローラ４を介して供給されており、インクシート10
は、ロール状記録紙９よりもサーマルヘッド３側に位置
している。ターンローラ４を介してプラテンローラ２と
サーマルヘッド３の間に供給されたインクシート10は、
記録に供された後、剥離ローラ５を介して巻取側ロール
７に巻き取られる。
この供給側ロール６は、第２図に示すように、ディス
ク軸21に一体回転するように支持されており、ディスク
軸21には円盤状のディスク22が形成されいてる。ディス
ク22に対向する位置にディスク23が配設されており、デ
ィスク23は、ディスク軸21に回転可能に支持されるとと
もに、ストッパー23aが形成されている。したがって、
ディスク23は、ディスク軸21に対して所定量回転可能で
あるが、ストッパー21aによりその回転が規制される。
また、ディスク23のディスク22側の面には、フェルト24
が固定されており、このフェルト24とディスク22との接
触面には所定の摩擦力が発生する。さらに、ディスク軸
21の先端部には、バネ受け25が取り付けられており、こ
のバネ受け25とディスク23との間にはバネ26が縮設され
ている。したがって、インクシート10が巻取側ロール７
に巻き取られると、ディスク軸21とともにディスク22が
回転し、ディスク22が回転すると、回転の規制されたデ
ィスク23に固定されたフェルト24との間に摩擦力が発生
する。この摩擦力により、巻取側ロール６からサーマル
ヘッド３とプラテンローラ２の間に供給されるインクシ
ート10に所定のテンション（張力）が発生する。
ク軸21に一体回転するように支持されており、ディスク
軸21には円盤状のディスク22が形成されいてる。ディス
ク22に対向する位置にディスク23が配設されており、デ
ィスク23は、ディスク軸21に回転可能に支持されるとと
もに、ストッパー23aが形成されている。したがって、
ディスク23は、ディスク軸21に対して所定量回転可能で
あるが、ストッパー21aによりその回転が規制される。
また、ディスク23のディスク22側の面には、フェルト24
が固定されており、このフェルト24とディスク22との接
触面には所定の摩擦力が発生する。さらに、ディスク軸
21の先端部には、バネ受け25が取り付けられており、こ
のバネ受け25とディスク23との間にはバネ26が縮設され
ている。したがって、インクシート10が巻取側ロール７
に巻き取られると、ディスク軸21とともにディスク22が
回転し、ディスク22が回転すると、回転の規制されたデ
ィスク23に固定されたフェルト24との間に摩擦力が発生
する。この摩擦力により、巻取側ロール６からサーマル
ヘッド３とプラテンローラ２の間に供給されるインクシ
ート10に所定のテンション（張力）が発生する。
巻取側ロール７は、第３図に示すように、ディスク軸
31に一体回転するように支持されており、ディスク軸31
には円盤状のディスク32が形成されいてる。ディスク32
に対向する位置にディスク33が配設されており、ディス
ク33は、ディスク軸31に回転可能に支持されている。デ
ィスク33のディスク32側の面には、フェルト34が固定さ
れており、このフェルト34とディスク32との接触面には
所定の摩擦力が発生する。また、ディスク軸31の先端部
には、バネ受け35が取り付けられており、このバネ受け
35とディスク33との間にはバネ36が縮設されている。さ
らに、ディスク33には、駆動ギア36が歯合しており、こ
の駆動ギア36は、駆動モータ37により回転駆動される。
したがって、ディスク33が駆動ギア36を介して駆動モー
タ37により回転駆動されると、ディスク33に固定された
フェルト34とディスク32との間に摩擦力が発生し、この
摩擦力によりディスク32及びディスク軸31が回転する。
その結果、インクシート10が巻取側ロール７に巻き取ら
れるとともに、ディスク軸31とともにディスク32が回転
し、サーマルヘッド３とプラテンロール２の間から巻取
ロール７に巻き取られるインクシート10に所定のテンシ
ョンが発生する。
31に一体回転するように支持されており、ディスク軸31
には円盤状のディスク32が形成されいてる。ディスク32
に対向する位置にディスク33が配設されており、ディス
ク33は、ディスク軸31に回転可能に支持されている。デ
ィスク33のディスク32側の面には、フェルト34が固定さ
れており、このフェルト34とディスク32との接触面には
所定の摩擦力が発生する。また、ディスク軸31の先端部
には、バネ受け35が取り付けられており、このバネ受け
35とディスク33との間にはバネ36が縮設されている。さ
らに、ディスク33には、駆動ギア36が歯合しており、こ
の駆動ギア36は、駆動モータ37により回転駆動される。
したがって、ディスク33が駆動ギア36を介して駆動モー
タ37により回転駆動されると、ディスク33に固定された
フェルト34とディスク32との間に摩擦力が発生し、この
摩擦力によりディスク32及びディスク軸31が回転する。
その結果、インクシート10が巻取側ロール７に巻き取ら
れるとともに、ディスク軸31とともにディスク32が回転
し、サーマルヘッド３とプラテンロール２の間から巻取
ロール７に巻き取られるインクシート10に所定のテンシ
ョンが発生する。
上記サーマルヘッド３は、第４図に示すように、サー
マルヘッド駆動回路41に接続され、サーマルヘッド駆動
回路41は、制御部42の制御下でサーマルヘッド３を駆動
する。制御部42には、カウンター43、エネルギーデータ
記憶部44及び張力データ記憶部45等が接続されており、
カウンター43は、感熱記録装置１の使用時間をカウント
し、そのカウント結果を制御部42に出力する。カウンタ
ー43は、例えば、図外のタイマーや感熱記録装置１の実
稼動状態を検出するセンサ等の出力に基づいて感熱記録
装置１の使用時間をカウントする。張力データ記憶部45
は、感熱記録装置１の使用時間に対するインクシート10
の張力変化のデータを記憶しており、第２図や第３図に
示すようなフェルト24、34を利用した張力発生機構で
は、感熱記録装置１の使用時間とインクシート10の張力
とは、第５図に示すような関係がある。すなわち、感熱
記録装置１の初期においては、インクシート10の張力は
大きく、使用時間の経過にともなって小さくなり、安定
した値となる。使用時間がさらに経過し、長期間使用す
ると、この張力の安定値が徐々に上昇し、また、使用に
よりインクシート10の張力が安定したときに、暫く使用
しない状態が続くと、再度使用したときインクシート10
の張力が大きくなる。そこで、張力データ記憶部45に
は、このような感熱記録装置１の使用時間と張力に関す
るデータがあらかじめ記憶されている。また、この感熱
記録装置１の使用時間と張力の変化が、巻取側ロール６
からプラテンローラ２とサーマルヘッド３の間に供給さ
れるインクシート10の張力と、プラテンローラ２とサー
マルヘッド３の間から巻取側ロール７に巻き取られるイ
ンクシート10の張力とで、異なるときには、これら両方
のデータが張力データ記憶部45に記憶される。
マルヘッド駆動回路41に接続され、サーマルヘッド駆動
回路41は、制御部42の制御下でサーマルヘッド３を駆動
する。制御部42には、カウンター43、エネルギーデータ
記憶部44及び張力データ記憶部45等が接続されており、
カウンター43は、感熱記録装置１の使用時間をカウント
し、そのカウント結果を制御部42に出力する。カウンタ
ー43は、例えば、図外のタイマーや感熱記録装置１の実
稼動状態を検出するセンサ等の出力に基づいて感熱記録
装置１の使用時間をカウントする。張力データ記憶部45
は、感熱記録装置１の使用時間に対するインクシート10
の張力変化のデータを記憶しており、第２図や第３図に
示すようなフェルト24、34を利用した張力発生機構で
は、感熱記録装置１の使用時間とインクシート10の張力
とは、第５図に示すような関係がある。すなわち、感熱
記録装置１の初期においては、インクシート10の張力は
大きく、使用時間の経過にともなって小さくなり、安定
した値となる。使用時間がさらに経過し、長期間使用す
ると、この張力の安定値が徐々に上昇し、また、使用に
よりインクシート10の張力が安定したときに、暫く使用
しない状態が続くと、再度使用したときインクシート10
の張力が大きくなる。そこで、張力データ記憶部45に
は、このような感熱記録装置１の使用時間と張力に関す
るデータがあらかじめ記憶されている。また、この感熱
記録装置１の使用時間と張力の変化が、巻取側ロール６
からプラテンローラ２とサーマルヘッド３の間に供給さ
れるインクシート10の張力と、プラテンローラ２とサー
マルヘッド３の間から巻取側ロール７に巻き取られるイ
ンクシート10の張力とで、異なるときには、これら両方
のデータが張力データ記憶部45に記憶される。
エネルギーデータ記憶部44は、インクシート10の張力
に対するサーマルヘッド３の必要とする印字エネルギー
のデータを記憶しており、第１図に示すように、ターン
ローラ４と剥離ローラ５がサーマルヘッド３に一体的に
形成されてインクシートの張力によりサーマルヘッド３
の印字圧が変化する感熱記録装置１では、インクシート
10の張力と適切な印字を行うのに必要なサーマルヘッド
３のサーマル素子3aに供給するエネルギーとは、例え
ば、第６図に示すような関係がある。すなわち、インク
シート10にかかる張力がある値以上になると、サーマル
ヘッド３がプラテンローラ２に対して浮き上がる状態と
なり、その浮き上がり量に応じてサーマルヘッド３に供
給する必要の有る印字エネルギーが多くなる。そこで、
エネルギーデータ記憶部44には、このインクシート10の
張力に対するサーマルヘッド３に供給する必要のある印
字エネルギーのデータがあらかじめ記憶されている。こ
のインクシート10の張力に対するサーマルヘッド３に供
給する必要のある印字エネルギーのデーが、巻取側ロー
ル６からプラテンローラ２とサーマルヘッド３の間に供
給されるインクシート10の張力と、プラテンローラ２と
サーマルヘッド３の間から巻取側ロール７に巻き取られ
るインクシート10の張力とで、異なるときには、それぞ
れの張力に対する印字エネルギーのデータがエネルギー
データ記憶部44に記憶される。したがって、制御部42
は、カウンター43の値を読み取り、このカウンター力張
力データ記憶部45を検索して、当該感熱記録装置１の使
用時間に対するインクシート10の張力をチェックする。
に対するサーマルヘッド３の必要とする印字エネルギー
のデータを記憶しており、第１図に示すように、ターン
ローラ４と剥離ローラ５がサーマルヘッド３に一体的に
形成されてインクシートの張力によりサーマルヘッド３
の印字圧が変化する感熱記録装置１では、インクシート
10の張力と適切な印字を行うのに必要なサーマルヘッド
３のサーマル素子3aに供給するエネルギーとは、例え
ば、第６図に示すような関係がある。すなわち、インク
シート10にかかる張力がある値以上になると、サーマル
ヘッド３がプラテンローラ２に対して浮き上がる状態と
なり、その浮き上がり量に応じてサーマルヘッド３に供
給する必要の有る印字エネルギーが多くなる。そこで、
エネルギーデータ記憶部44には、このインクシート10の
張力に対するサーマルヘッド３に供給する必要のある印
字エネルギーのデータがあらかじめ記憶されている。こ
のインクシート10の張力に対するサーマルヘッド３に供
給する必要のある印字エネルギーのデーが、巻取側ロー
ル６からプラテンローラ２とサーマルヘッド３の間に供
給されるインクシート10の張力と、プラテンローラ２と
サーマルヘッド３の間から巻取側ロール７に巻き取られ
るインクシート10の張力とで、異なるときには、それぞ
れの張力に対する印字エネルギーのデータがエネルギー
データ記憶部44に記憶される。したがって、制御部42
は、カウンター43の値を読み取り、このカウンター力張
力データ記憶部45を検索して、当該感熱記録装置１の使
用時間に対するインクシート10の張力をチェックする。
次に、作用を説明する。
熱転写記録装置１は、インクシート10とロール状記録
紙９とを重ねてプラテンローラ２とサーマルヘッド３と
の間に供給し、サーマルヘッド３の熱によりインクシー
ト10のインクをロール状記録紙９に転写することによ
り、ロール状記録紙９に記録を行う。記録の行なわれた
ロール状記録紙９は、図外のカッターに送られ、カッタ
ーで所定の長さに切断された後、熱転写記録装置１外に
排出される。
紙９とを重ねてプラテンローラ２とサーマルヘッド３と
の間に供給し、サーマルヘッド３の熱によりインクシー
ト10のインクをロール状記録紙９に転写することによ
り、ロール状記録紙９に記録を行う。記録の行なわれた
ロール状記録紙９は、図外のカッターに送られ、カッタ
ーで所定の長さに切断された後、熱転写記録装置１外に
排出される。
この記録に供されるインクシート10は、供給側ロール
６からターンローラ４を介してプラテンローラ２とサー
マルヘッド３の間に供給され、記録に供されたインクシ
ート10は、剥離ローラ５を介して巻取側ロール７に巻き
取られる。この記録に際し、インクシート10を搬送する
のは、上述のように、巻取側ローラ７の回転力であり、
またこの回転力にプラテンローラ２の回転やインクシー
ト10とロール状記録紙９との摩擦力等種々の要因がが作
用する。このとき、供給側ロール６側のインクシート10
には、第２図に示したフェルト24とディスク22との摩擦
力により張力が発生し、また、巻取側ロール７側のイン
クシート10には、第３図に示したフェルト34とディスク
32との摩擦力により張力が発生する。これらインクシー
ト10の張力は、第５図に示したように、感熱記録装置１
の使用時間により変化し、インクシート10の張力がある
値を超えると、プラテンローラ２から浮き上がる現象が
発生し、サーマルヘッド３に十分な印字エネルギーが供
給されないと、記録品質が悪化する。
６からターンローラ４を介してプラテンローラ２とサー
マルヘッド３の間に供給され、記録に供されたインクシ
ート10は、剥離ローラ５を介して巻取側ロール７に巻き
取られる。この記録に際し、インクシート10を搬送する
のは、上述のように、巻取側ローラ７の回転力であり、
またこの回転力にプラテンローラ２の回転やインクシー
ト10とロール状記録紙９との摩擦力等種々の要因がが作
用する。このとき、供給側ロール６側のインクシート10
には、第２図に示したフェルト24とディスク22との摩擦
力により張力が発生し、また、巻取側ロール７側のイン
クシート10には、第３図に示したフェルト34とディスク
32との摩擦力により張力が発生する。これらインクシー
ト10の張力は、第５図に示したように、感熱記録装置１
の使用時間により変化し、インクシート10の張力がある
値を超えると、プラテンローラ２から浮き上がる現象が
発生し、サーマルヘッド３に十分な印字エネルギーが供
給されないと、記録品質が悪化する。
そこで、本願各発明では、カウンター43で感熱記録装
置１の使用時間をカウントし、感熱記録装置１の使用時
間から供給側及び巻取側のインクシート10の張力を判断
して、このインクシート10の張力に基づいてサーマルヘ
ッド３に供給する印字エネルギーを制御している。
置１の使用時間をカウントし、感熱記録装置１の使用時
間から供給側及び巻取側のインクシート10の張力を判断
して、このインクシート10の張力に基づいてサーマルヘ
ッド３に供給する印字エネルギーを制御している。
すなわち、制御部42によりカウンター43の値を読み取
り、このカウンター43のカウント値から張力データ記憶
部45を検索して、当該感熱記録装置１の使用時間に対す
るインクシート10の張力をチェックする。このとき、供
給側ロール６側のインクシート９の張力と供給側ロール
７側の張力が感熱記録装置１の使用時間により異なると
きには、各供給側及び巻取側双方のインクシート10のイ
ンクシートの張力をそれぞれ張力データ記憶部45から読
み取る。制御部42は、張力データを読み取ると、この張
力データに基づいてエネルギーデータ記憶部44を検索
し、該インクシート10の張力に対して必要な印字エネル
ギーを読み取る。制御部42は、読み取った印字エネルギ
ーに基づいてサーマルヘッド駆動回路41を制御し、当該
印字エネルギーによりサーマルヘッド３を駆動させる。
したがって、サーマルヘッド３には、インクシート10の
張力、すなわち、サーマルヘッド３の印字圧（サーマル
ヘッド３の浮き上がり状態）に対応した印字エネルギー
が供給され、適切な印字が行われる。その結果、印字品
質を向上させることができる。
り、このカウンター43のカウント値から張力データ記憶
部45を検索して、当該感熱記録装置１の使用時間に対す
るインクシート10の張力をチェックする。このとき、供
給側ロール６側のインクシート９の張力と供給側ロール
７側の張力が感熱記録装置１の使用時間により異なると
きには、各供給側及び巻取側双方のインクシート10のイ
ンクシートの張力をそれぞれ張力データ記憶部45から読
み取る。制御部42は、張力データを読み取ると、この張
力データに基づいてエネルギーデータ記憶部44を検索
し、該インクシート10の張力に対して必要な印字エネル
ギーを読み取る。制御部42は、読み取った印字エネルギ
ーに基づいてサーマルヘッド駆動回路41を制御し、当該
印字エネルギーによりサーマルヘッド３を駆動させる。
したがって、サーマルヘッド３には、インクシート10の
張力、すなわち、サーマルヘッド３の印字圧（サーマル
ヘッド３の浮き上がり状態）に対応した印字エネルギー
が供給され、適切な印字が行われる。その結果、印字品
質を向上させることができる。
また、このとき、各供給側及び巻取側双方のインクシ
ート10の張力が異なるときには、それぞれの張力に対す
る印字エネルギーを読み取り、これらの印字エネルギー
のうち優先的に採用するほうの印字エネルギーをあらか
じめ決めておいてその印字エネルギーにより記録させて
もよいし、両印字エネルギーに基づいてあらかじめ設定
した演算式（例えば、両印字エネルギーの平均値を演算
する演算式等）により印字エネルギーを演算子、演算結
果の印字エネルギーにより記録してもよい。
ート10の張力が異なるときには、それぞれの張力に対す
る印字エネルギーを読み取り、これらの印字エネルギー
のうち優先的に採用するほうの印字エネルギーをあらか
じめ決めておいてその印字エネルギーにより記録させて
もよいし、両印字エネルギーに基づいてあらかじめ設定
した演算式（例えば、両印字エネルギーの平均値を演算
する演算式等）により印字エネルギーを演算子、演算結
果の印字エネルギーにより記録してもよい。
請求項１記載の発明によれば、 供給側インクシートの張力変動をチェックし、該供給
側インクシートの張力変動に基づいてサーマルヘッドの
サーマル素子に供給する印字エネルギーを制御すること
ができるので、サーマルヘッドのプラテンローラへの印
字圧に適切な印字エネルギーをサーマル素子に供給する
ことができ、画質を向上させることができる。
側インクシートの張力変動に基づいてサーマルヘッドの
サーマル素子に供給する印字エネルギーを制御すること
ができるので、サーマルヘッドのプラテンローラへの印
字圧に適切な印字エネルギーをサーマル素子に供給する
ことができ、画質を向上させることができる。
請求項２記載の発明によれば、 巻取側インクシートの張力変動をチェックし、該巻取
側インクシートの張力変動に基づいてサーマルヘッドの
サーマル素子に供給する印字エネルギーを制御すること
ができるので、サーマルヘッドのプラテンローラへの印
字圧に適切な印字エネルギーをサーマル素子に供給する
ことができ、画質を向上させることができる。
側インクシートの張力変動に基づいてサーマルヘッドの
サーマル素子に供給する印字エネルギーを制御すること
ができるので、サーマルヘッドのプラテンローラへの印
字圧に適切な印字エネルギーをサーマル素子に供給する
ことができ、画質を向上させることができる。
第１図から第６図は本願各発明の熱転写記録装置の一実
施例を示す図であり、 第１図はその要部構成図、 第２図はその供給側インクシートの支持部の拡大詳細
図、 第３図はその巻取側インクシートの支持部の拡大詳細
図、 第４図はそのサーマルヘッドの制御回路のブロック図、 第５図はその感熱記録装置の使用時間とインクシートの
張力との関係を示す図、 第６図はそのインクシートの張力とサーマルヘッドに必
要な印字エネルギーとの関係を示す図である。 １……熱転写記録装置、 ２……プラテンローラ、 ３……サーマルヘッド、 3a……サーマル素子、 ４……ターンローラ、 ５……剥離ローラ、 ６……供給側ロール、 ７……巻取側ロール、 ８……バネ、 ９……ロール状記録紙、 10……インクシート、 21、31……ディスク軸、 22、23、32、33……ディスク、 24、34……フェルト。
施例を示す図であり、 第１図はその要部構成図、 第２図はその供給側インクシートの支持部の拡大詳細
図、 第３図はその巻取側インクシートの支持部の拡大詳細
図、 第４図はそのサーマルヘッドの制御回路のブロック図、 第５図はその感熱記録装置の使用時間とインクシートの
張力との関係を示す図、 第６図はそのインクシートの張力とサーマルヘッドに必
要な印字エネルギーとの関係を示す図である。 １……熱転写記録装置、 ２……プラテンローラ、 ３……サーマルヘッド、 3a……サーマル素子、 ４……ターンローラ、 ５……剥離ローラ、 ６……供給側ロール、 ７……巻取側ロール、 ８……バネ、 ９……ロール状記録紙、 10……インクシート、 21、31……ディスク軸、 22、23、32、33……ディスク、 24、34……フェルト。
Claims (2)
- 【請求項１】回転駆動されるプラテンローラと、 プラテンローラに所定の印字圧で当接し画像データに基
づいて供給される印字エネルギーによりそのサーマル素
子が選択的に発熱するサーマルヘッドと、 サーマルヘッドとプラテンローラとの間に供給される記
録紙と、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供給
され巻取側ロールに巻き取られるインクシートと、 を備え、供給される印字エネルギーによりサーマル素子
が発熱し、インクシートのインクを記録紙に転写して記
録を行う熱転写記録装置において、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供給
される供給側インクシートの張力変動をチェックし、該
供給側インクシートの張力変動に基づいて前記サーマル
ヘッドのサーマル素子に供給する印字エネルギーを制御
することを特徴とする熱転写記録装置。 - 【請求項２】回転駆動されるプラテンローラと、 プラテンローラに所定の印字圧で当接し画像データに基
づいて供給される印字エネルギーによりそのサーマル素
子が選択的に発熱するサーマルヘッドと、 サーマルヘッドとプラテンローラとの間に供給される記
録紙と、 供給側ロールからサーマルヘッドと記録紙との間に供給
され巻取側ロールに巻き取られるインクシートと、 を備え、供給される印字エネルギーによりサーマル素子
が発熱し、インクシートのインクを記録紙に転写して記
録を行う熱転写記録装置において、 サーマルヘッドと記録紙との間から巻取側ロールに巻き
取られる巻取側インクシートの張力変動をチェックし、
該巻取側インクシートの張力変動に基づいて前記サーマ
ルヘッドのサーマル素子に供給する印字エネルギーを制
御することを特徴とする熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22335490A JP2978216B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22335490A JP2978216B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 熱転写記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04103366A JPH04103366A (ja) | 1992-04-06 |
| JP2978216B2 true JP2978216B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=16796846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22335490A Expired - Lifetime JP2978216B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2978216B2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-23 JP JP22335490A patent/JP2978216B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04103366A (ja) | 1992-04-06 |
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