JP2976948B2 - 液晶表示装置、その製造方法およびその駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置、その製造方法およびその駆動方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置、そ
の製造方法およびその駆動方法に関し、特に製造が容易
であり、しかも視角特性の優れた液晶表示装置、その製
造方法およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来広く使用されているねじれネマティ
ック(twisted nematic;以下「TN」
と略記する。)型の液晶表示装置においては、電圧非印
加時の液晶分子が基板表面に平行になっている「白」表
示状態から、印加電圧に応じて液晶分子が電界方向に配
向ベクトルの向きを変化させていくことにより、「白」
表示状態から次第に「黒」表示状態となる。しかし、こ
の電圧印加による液晶分子の特有の挙動により、TN型
液晶表示装置の視野角が狭いという問題がある。この視
野角が狭いという問題は、中間調表示における液晶分子
の立ち上がり方向において特に著しい。
【0003】液晶表示装置の視角特性を改善する方法と
して、特開平4−261522号公報または特開平6−
43461号公報に開示されているような技術が提案さ
れている。これらの技術では、ホメオトロピック配向さ
せた液晶セルを作製し、偏光軸が直交するように設置し
た2枚の偏光板の間に挟み、図6に示すように、開口部
34を有する共通電極32を使用することにより、各画
素内に斜め電界を発生させ、これにより各画素を2個以
上の液晶ドメインに分割し、視角特性を改善している。
特開平4−261522号公報では、特に電圧を印加し
たときに液晶が傾く方向を制御することによって、高コ
ントラストを実現している。また、特開平6−4346
1号公報に記載されているように、必要に応じて光学補
償板を使用し、黒の視角特性を改善している。さらに、
特開平6−43461号公報においては、ホメオトロピ
ック配向させた液晶セルのみならず、TN配向させたセ
ルにおいても、斜め電界により各画素を2個以上のドメ
インに分割し、視角特性を改善している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
技術においては、通常のTN型の液晶表示装置の作製工
程では必要とされない「共通電極32についてのフォト
レジスト工程等の微細加工工程」が必要となると共に、
上下基板23、33の高度な貼りあわせ技術が必要とな
るという問題がある。この問題は、TFTなどのスイッ
チング素子を用いたアクティブマトリクス液晶表示装置
の場合、特に大きな問題である。すなわち、通常のアク
ティブマトリックス液晶表示装置では、一方の透明基板
上に薄膜ダイオード等のアクティブ素子を作製するた
め、フォトレジスト工程等の微細加工工程が必要とされ
るのは、アクティブ素子を作製する片側の基板のみであ
り、通常「共通電極」と呼ばれる他方の基板においては
微細加工を施す必要はなく、全面に電極が形成されてい
るのみである。ところが、上記従来技術においては、通
常は微細加工が必要とされていない「共通電極」につい
ても、フォトレジスト工程等の微細加工工程が必要とさ
れ、工程が増加すると共に、上下基板23、33の高度
な貼り合わせ技術が必要とされることになる。
【0005】また、従来技術においては、図6に示すよ
うに、開口部34の部分に電極がないため、電極32に
電圧を印加した場合においても、この部分には十分な電
界がかからず、液晶が印加電圧に対して十分に応答しな
いという欠点があった。
【0006】そこで本発明の目的は、上記のような従来
技術の問題、すなわち、フォトレジスト工程などの煩雑
な工程を増加させることなく、高コントラストで、応答
が速く、視角特性の優れた液晶表示装置を提供すること
である。
【0007】本発明の別の目的は、そのような液晶表示
装置を容易に作製する製造方法を提供することである。
【0008】本発明のさらに別の目的は、そのような高
コントラストで、応答が速く、視角特性の優れた液晶表
示装置の特性を十分に発揮させ得る駆動方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、それぞれ
電極を有する2枚の基板間に誘電率異方性が負の液晶層
が挟持され、その液晶層に2種以上の微小領域が共存す
る液晶表示装置であって、少なくとも一方の基板上の電
極に開口部を有し、その開口部の位置に液晶の初期配向
を制御するための第二の電極を有することを特徴とする
液晶表示装置に関する。
【0010】第2の発明は、それぞれ電極を有する2枚
の基板間に誘電率異方性が負の液晶層が挟持され、その
液晶層に2種以上の微小領域が共存する液晶表示装置で
あって、少なくとも一方の基板上の電極に、この電極と
絶縁された、液晶の初期配向を制御するための第二の電
極を有することを特徴とする液晶表示装置に関する。
【0011】第3の発明は、上記第1の発明の液晶表示
装置の製造方法であって、それぞれ電極を有する2枚の
基板を有し、その少なくとも一方の基板上に、開口部を
有する電極を備え、その開口部の位置に液晶の初期配向
を制御するための第二の電極が設けられた空パネルに液
晶を注入する工程、開口部を有する電極と該電極に対向
する電極との間に印加される電圧以上の電圧を第二の電
極と該電極に対向する電極との間に印加して液晶の初期
配向を制御する工程を有することを特徴とする液晶表示
装置の製造方法に関する。
【0012】第4の発明は、第2の発明の液晶表示装置
の製造方法であって、それぞれ電極を有する2枚の基板
を有し、その少なくとも一方の基板の電極上に、この電
極と絶縁された、液晶の初期配向を制御するための第二
の電極が設けられた空パネルに液晶を注入する工程、第
二の電極を有する電極と該電極に対向する電極との間に
印加される電圧以上の電圧を第二の電極と該電極に対向
する電極との間に印加して液晶の初期配向を制御する工
程を有することを特徴とする液晶表示装置の製造方法に
関する。
【0013】第5の発明は、第1の発明の液晶表示装置
の駆動方法であって、開口部を有する電極と該電極に対
向する電極との間に印加される電圧以上の電圧を、第二
の電極と該電極に対向する電極との間に印加することを
特徴とする液晶表示装置の駆動方法に関する。
【0014】第6の発明は、第2の発明の液晶表示装置
の駆動方法であって、第二の電極を有する電極と該電極
に対向する電極との間に印加される電圧以上の電圧を、
第二の電極と該電極に対向する電極との間に印加するこ
とを特徴とする液晶表示装置の駆動方法に関する。
【0015】上記本発明の液晶表示装置は、第二の電極
とそれに対向する電極に電圧を印加して液晶の初期配向
を制御することにより、液晶層を2種以上の微小領域に
分けることができる。その結果、製造においてフォトレ
ジスト工程などの煩雑な工程を増加させることなく、高
コントラストで、応答が速く、広視野角という優れた視
角特性が実現できる。
【0016】このとき、「開口部の位置に」とは、液晶
表示装置を正面から見たときに、開口部と第二の電極と
がほぼ同じ位置にあって、重なっていることを意味する
ものであり、本発明に係る液晶表示装置を断面として見
たとき、必ずしも開口部と同じ位置に電極があることを
意味するものではない。すなわち、開口部と第二の電極
とは「同層」であってもよい(図8)が、絶縁膜を介し
た「異なる層」であってもよい(図1)ことを意味して
いる。なお、開口部と第二の電極が「同層」にあると
は、例えば図8に示すように、画素電極22に形成され
た開口部24の中に、画素電極22と電気的に絶縁され
た第二の電極25がある形態をいう。また、「液晶の初
期配向」とは、広く駆動開始時の液晶配向のことでもあ
るが、パネルを作製する際の初期配向をも意味する。
【0017】上記本発明の製造方法においては、電圧を
印加するとともに基板に圧力を印加することが好まし
い。圧力の印加は、分割が良好になるように液晶層に応
力が発生すれば特に制限されない。機械的振動により液
晶層に応力を発生させてもよい。これにより、液晶分子
の動きが加速され、より電界に応じた方向に液晶分子が
動き、それに伴い境界領域も電界に応じた方向に移動す
ることになる。この結果、各画素が完全に所望通りの位
置で分割された良好な液晶表示装置を得ることができ
る。
【0018】ここで、基板に印加される圧力は、液晶の
境界部を移動させる程度の圧力であればよく、大型の圧
力機を用いて印加することも可能であるが、ペン先等の
ような形状物で印加される微小なものであってもよい。
また、この圧力は連続的であっても断続的であっても、
周期的であってもよい。
【0019】機械的振動は、微小領域が移動するような
応力が液晶層に発生するものであればよく、種々のもの
が考えられ、カム等を用いた機械的構造に起因する振動
であってもよいし、超音波や亜音波等のような音波であ
ってもよい。中でも超音波によるものが望ましいが、そ
の周波数や強度は種々に適宜選択することができる。
【0020】本発明の液晶表示装置は、視角特性を改善
するために、偏光板と液晶セルの間に少なくとも1枚の
光学補償板を有することが望ましい。この光学補償板
は、電圧無印加時に液晶がホメオトロピック配向をとっ
ているため、光学的に負の補償板を使用することが、斜
め方向から見たときのリタデーションの変化を打ち消す
観点から好ましい。このような補償板は、2軸延伸のよ
うな方法で作製した1枚のフィルムであってもよいし、
1軸延伸したフィルムを2枚以上重ねて実質的に光学的
に負の1軸の補償板として用いても同様の効果が得られ
る。
【0021】さらに本発明の液晶表示装置には光学異方
性が正のフィルムを貼り付けてもよい。液晶の初期配向
は原理的に垂直配向であるが、素子の特性により、ある
方向に偏りが出る場合などはさらにこれを補償すること
ができる。
【0022】本発明の液晶表示装置の製造方法は、制御
電極(第2の電極)に所定の電圧を印加することによっ
て、液晶の初期配向を制御する。この液晶の初期配向の
制御は、室温で制御電極に電圧を印加するだけであって
もよいが、加熱により液晶層を等方相にした後、制御電
極に電圧を加えながら温度を降下させることにより行う
ことが好ましい。あるいは、制御電極に電圧を印加して
液晶の初期配向を制御した後に、液晶中に少量混合した
重合性モノマー又はオリゴマーを高分子化することによ
り行うことが好ましい。さらに、上記温度制御と高分子
化をともに行ってもよい。これらによって、初期の液晶
配向をさらに確実なものとすることができる。
【0023】なお、室温で制御電極に電圧を印加して初
期配向を制御する場合(温度制御を行わず高分子化は行
う場合)は、電圧印加後に高分子化反応を起こさせるこ
とが好ましいが、電圧印加前に高分子化反応を起こさせ
てもよい。また、温度制御と高分子化をともに行う場合
は、モノマー又はオリゴマーの反応は、等方相に加熱す
る前に起こさせてもよいし、加熱中に起こさせてもよい
し、冷却後に起こさせてもよい。
【0024】また、本発明の液晶表示装置の製造方法
は、基板にあらかじめ、ラビング又は光配向などの方法
を使用して分割形状に従ったプレチルト角の制御を行う
処理を施すことによって、制御電極による初期配向の制
御を極めて確実にできる。さらに、液晶中に少量混合し
た重合性のモノマー又はオリゴマーを高分子化すること
によって、駆動電圧によりこのような配向が乱れること
を防止でき、優れた効果が得られる。
【0025】この際、ラビングによる場合はフォトレジ
ストを用いた分割配向を行う。また、光配向による場合
は、例えば、ケイ皮酸基のような偏光により液晶の配向
を制御できる官能基を有する物質を配向膜に用いて、分
割形状にそった方向にプレチルト角がつくように、各部
にマスクを介して斜め方向から偏光を照射する。なお、
このような分割配向の方法はよく知られているが、分割
の安定性に関しては、本発明にあるような制御電極を用
いた方がはるかに優れている。加えて、液晶中に少量混
合した重合性のモノマー又はオリゴマーを高分子化する
ことにより、駆動時においてもより確実に分割を維持す
ることができる。
【0026】本発明に使用するモノマー、オリゴマーと
しては、光硬化性モノマー、熱硬化性モノマー、あるい
はこれらのオリゴマー等のいずれも使用することもで
き、また、これらを含むものであれば他の成分を含んで
いてもよい。本発明に使用する光硬化性モノマー、オリ
ゴマーは、可視光線により反応するものだけでなく、紫
外線により反応する紫外線硬化モノマー等を含み、操作
の容易性からは特に後者が望ましい。
【0027】また、本発明で使用する高分子化合物は、
液晶性を示すモノマー、オリゴマーを含む液晶分子と類
似の構造を有するものでもよいが、必ずしも液晶を配向
させる目的で使用されるものではないため、アルキレン
鎖を有するような柔軟性のあるものであってもよい。ま
た、単官能性のものであってもよいし、2官能性のも
の、3官能以上の多官能性を有するモノマー等を含むも
のでもよい。
【0028】高分子化合物の添加あるいは形成は、主に
分割配向状態を安定化させるために行われる。制御電界
で液晶の倒れる方向を規定し、1画素を液晶の倒れる方
向が異なった複数の領域を分けた際、この分割された状
態は、制御電界を除くと、互いに混ざり合う虞がある。
これを防ぎ、分割を確実にするために高分子の添加ある
いは形成を行う。なお、広い意味では液晶を配向させる
ことになるが、液晶を配向させる役割は主に配向膜が負
っている。
【0029】本発明で使用する光または紫外線硬化モノ
マーとしては、例えば、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ブチルエチルアクリレート、ブトキシエチルアクリ
レート、2−シアノエチルアクリレート、ベンジルアク
リレート、シクロヘキシルアクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレ
ート、N,N−エチルアミノエチルアクリレート、N,
N−ジメチルアミノエチルアクリレート、ジシクロペン
タニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレー
ト、グリシジルアクリレート、テトラヒドロフルフリル
アクリレート、イソボニルアクリレート、イソデシルア
クリレート、ラウリルアクリレート、モルホリンアクリ
レート、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシジ
エチレングリコールアクリレート、2,2,2,−トリ
フルオロエチルアクリレート、2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,3,
−テトラフルオロプロピルアクリレート、2,2,3,
4,4,4,−ヘキサフルオロブチルアクリレート等の
単官能アクリレート化合物を使用することができる。
【0030】また、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、ブチルエチルメタクリレート、ブトキシエチルメタ
クリレート、2−シアノエチルメタクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−エトキシエ
チルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタ
クリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、ジシクロペンタニルメタクリレート、ジシクロペ
ンテニルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、
テトラヒドロフルフリルメタクリレート、イソボニルメ
タクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリルメ
タクリレート、モルホリンメタクリレート、フェノキシ
エチルメタクリレート、フェノキシジエチレングリコー
ルメタクリレート、2,2,2−トリフルオロエチルメ
タクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピ
ルメタクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフ
ルオロブチルメタクリレート等の単官能メタクリレート
化合物を使用することができる。
【0031】さらに、4,4’−ビフェニルジアクリレ
ート、ジエチルスチルベストロ−ルジアクリレート、
1,4−ビスアクリロイルオキシベンゼン、4,4’−
ビスアクリロイルオキシジフェニルエーテル、4,4’
−ビスアクリロイルオキシジフェニルメタン、3,9−
ビス[1,1−ジメチル−2−アクリロイルオキシエチ
ル]−2,4,8,10−テトラスピロ[5,5]ウン
デカン,α,α’−ビス[4−アクリロイルオキシフェ
ニル]−1,4−ジイソプロピルベンゼン、1,4−ビ
スアクリロイルオキシテトラフルオロベンゼン、4,
4’−ビスアクリロイルオキシオクタフルオロビフェニ
ル、ジエチレングリコールジアクリレート、1,4−ブ
タンジオールジアクリレート、1,3−ブチレングリコ
ールジアクリレート、ジシクロペンタニルジアクリレー
ト、グリセロールジアクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、
トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアク
リレート、4,4’−ジアクリロイルオキシスチルベ
ン、4,4’−ジアクリロイルオキシジメチルスチルベ
ン、4,4’−ジアクリロイルオキシジエチルスチルベ
ン、4,4’−ジアクリロイルオキシジプロピルスチル
ベン、4,4’−ジアクリロイルオキシジブチルスチル
ベン、4,4’−ジアクリロイルオキシジペンチルスチ
ルベン、4,4’−ジアクリロイルオキシジヘキシルス
チルベン、4,4’−ジアクリロイルオキシジフルオロ
スチルベン、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ
ペンタンジオール−1,5−ジアクリレート、1,1,
2,2,3,3,−ヘキサフルオロプロピル−1,3−
ジアクリレート、ウレタンアクリレートオリゴマー等の
多官能アクリレート化合物を用いることができる。
【0032】さらにまた、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ジ
シクロペンタニルジメタクリレート、グリセロールジメ
タクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、テト
ラエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトール
テトラメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタ
クリレート、ジトリメチロールプロパンテトラメタクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレー
ト、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタメタ
クリレート、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ
ペンタンジオール−1,5−ジメタクリレート、ウレタ
ンメタクリレートオリゴマー等の多官能メタクリレート
化合物、その他スチレン、アミノスチレン、酢酸ビニル
等があるが、これに限定されるものではない。
【0033】また、本発明の素子の駆動電圧は、高分子
材料と液晶材料の界面相互作用にも影響されるため、フ
ッ素元素を含む高分子化合物であってもよい。このよう
な高分子化合物として、2,2,3,3,4,4−ヘキ
サフルオロペンタンジオール−1,5−ジアクリレー
ト、1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル
−1,3−ジアクリレート、2,2,2−トリフルオロ
エチルアクリレート、2,2,3,3,3−ペンタフル
オロプロピルアクリレート、2,2,3,3−テトラフ
ルオロプロピルアクリレート、2,2,3,4,4,4
−ヘキサフルオロブチルアクリレート、2,2,2−ト
リフルオロエチルメタクリレート、2,2,3,3−テ
トラフルオロプロピルメタクリレート、2,2,3,
4,4,4−ヘキサフルオロブチルメタクリレート、ウ
レタンアクリレートオリゴマ等を含む化合物から合成さ
れた高分子化合物が挙げられるが、これに限定されるも
のではない。
【0034】本発明における高分子化反応に、光または
紫外線硬化モノマーを使用する場合には、光または紫外
線用の開始剤を使用することもできる。この開始剤とし
ては、種々のものが使用可能であり、たとえば、2,2
−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニル−1−オン、1−(4−イソプロピ
ルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−
1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロパン−1−オン等のアセトフェノ
ン系、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン系、
ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、4−フェニルベ
ンゾフェノン、3,3−ジメチル−4−メトキシベンゾ
フェノン等のベンゾフェノン系、チオキサンソン、2−
クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン等の
チオキサンソン系、ジアゾニウム塩系、スルホニウム塩
系、ヨードニウム塩系、セレニウム塩系等が使用でき
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。
【0036】(実施の形態1)本発明の液晶表示装置
は、図1に示すように、それぞれ電極22、32を有す
る2枚の基板23、33の間に、誘電率異方性が負であ
る液晶分子11からなる層が挟持されている。それぞれ
の電極には垂直配向膜21、31が塗布されており、必
要に応じてラビングされている。また、一方の基板23
の電極22に開口部24が設けられており、さらにこれ
と同位置に液晶の初期配向を制御するための電極25が
設けられており、電極22と第二の電極25には、異な
る電圧がかけられるようになっている。
【0037】従来の液晶表示装置のように開口部24及
び第二の電極25が設けられていない場合には電圧を印
加したときに液晶分子が倒れる方向(チルトする方向)
は、配向膜がラビングされていない場合はランダムであ
り、ラビングされている場合はラビング方向に一致す
る。これに対して、本発明の液晶表示装置においては、
電極22のほかに、液晶の初期配向を制御するための第
二の電極25が存在するため、例えば電極22と電極3
2に印加される電圧より大きな電圧を第二の電極25と
電極32の間に印加することにより、液晶層内に斜め電
が発生する。そのため、液晶分子11は、図1に示す
ようにこの斜め電界に沿った方向に倒れる。
【0038】これと同様の液晶の挙動は、図6の従来例
のように開口部を設けた電極を使用しても実現すること
ができる。しかしながら、従来技術においては、図6に
示すように開口部34の部分に電極がないため、電極3
2に電圧を印加した場合においてもこの部分には十分な
電界がかからず、液晶が印加電圧に対して十分に応答し
ないという欠点があった。
【0039】また、特にアクティブ素子で駆動する場合
には、単に開口部を設けるだけでは、所望の効果が得ら
れないことがわかった。すなわち、一般に作製されてい
るアクティブ素子の場合には、カラーフィルター側の電
極(通常「共通電極」と呼ばれる。)にはフォトレジス
ト工程が必要とされず、全面に電極が形成されている。
また、アクティブ素子側の基板は各画素ごとにスイッチ
ング素子が形成され、画素電極が独立して存在してい
る。このような形態の素子では、上下の電極の大きさの
違いによって斜め電界を発生させ、その効果で液晶を分
割して倒すためには、開口部を共通電極に開けることが
不可欠である。図7(a)に共通電極に開口部を開けた
場合、図7(b)にアクティブ素子側の電極に開口部を
開けた場合の断面を示す。図7(b)から明らかなよう
に、アクティブ素子側の電極22が小さい場合には、共
通電極側に開口部を設けなければ、逆にチルトする部
分、およびその間に斜め電界が生じない部分が存在して
しまい、この部分は、ディスクリネーションが発生す
る、液晶分子のチルト方向が規定できないなど所望の配
向が得られず、その結果、均質な表示が得られなくな
る。ところが、共通電極に開口部を設けるためには、共
通電極側にフォトレジスト工程を必要とする。このた
め、通常の液晶表示装置では必要としないフォトレジス
ト工程が増えることになり、歩留まりの低下、価格の上
昇などにつながる。
【0040】本発明のように、アクティブ素子側の画素
電極に開口部を設けた場合は、マスクの変更のみで、フ
ォトレジスト工程の増加はない。また、これのみでは、
斜め電界が生じない部分が形成されるという欠点がある
ため、開口部に液晶配向制御用の第二の電極を設け、こ
れに電圧を印加して斜め電界を生じさせる。この様子を
図1に破線で示す。
【0041】この液晶配向制御用の第二の電極は、アク
ティブ素子を作製する際の信号線、ドレイン線などの電
極層と別層で形成することもできるが、いずれかの電極
層と同層で作製することが望ましい。これによりマスク
の変更のみで、全くフォトレジスト工程の増加なく所望
斜め電界を形成することができる。例えば、ゲート電
極層を構成する電極層を第二の電極層として使用するこ
とが挙げられる。なお第二の電極は開口部にあっても、
絶縁層を介して開口部と同じ位置にあっても効果に変わ
りはない。
【0042】本発明における制御電極(第二の電極)の
形状は、図4(a)に示すようなX型が基本的である
が、図4(b)に示すように画素の一辺に平行な部分が
あるY字型を2つ繋げたような形、または図4(c)の
ようにT字型を2つ繋げたような形が分割の観点からは
望ましい。これらの形は必ずしも直線でなくてもよく、
図4(d)、(e)に示すように曲線で構成されていて
もよい。さらに分割の単位は小さい方が制御電界がより
効果的に働くので、図4(f)、(g)に示すようにX
型が複数個存在するような形状がより好ましい。X型の
間の直線状の電極は制御電極として他の制御電極部につ
ながっていてもフローティングになっていてもよい。な
お、図では、便宜上、各画素の制御電極が独立している
ように描いてあるが、実際にはつながっていてパネル端
の取り出し端子から一括して電圧が印加できるようにな
っている。
【0043】また、アクティブ素子においては信号線か
らの横方向電界の影響により縦長の画素の横方向に分割
しようとする電界が働くので、図4(h)又は図5
(a)に示すように縦に制御電極をいれると制御電極か
らの電界と横方向電界が協同的に働くので、分割がきち
んと行われる。また、アクティブ素子があることにより
画素の形状が完全に対称ではないため、図5(b)、
(c)に示すように非対称に分割してもよい。
【0044】さらに、本発明の液晶表示装置は、制御電
極25と共通電極32との間に斜めに電界が生じるよう
に、制御電極25の上部には画素透明電極22が存在し
ない部分(開口部24)を有する構成となっているが、
この部分の幅は制御電極の幅より狭い方が光漏れを防ぐ
観点から好ましい。また、この画素透明電極が存在しな
い部分(開口部)は必ずしも制御電極全体に一致する必
要はなく、図5(d)に示すように一部に切り込みを入
れたものでもよく、また図5(e)に示すように制御電
極以外の部分に画素透明電極が存在しない部分があって
もよい。
【0045】本発明のさらに望ましい形態は、図1に示
すような構造の液晶セルを作製した後、液晶を注入し、
制御電極25と対向電極32に電圧を印加しながら、液
晶の等方相−液晶相転移温度以上にセルを加熱し、等方
相−液晶層転移温度以下の温度まで冷却することによっ
て実現される。この操作により、液晶の初期配向の制御
がより均一に行われる。
【0046】本発明のさらに別の形態は、図1に示すよ
うな構造の液晶セルを作製した後、少量のモノマー又は
オリゴマーを含む液晶を注入し、制御電極25と対向電
極32に電圧を印加しながら、モノマー又はオリゴマー
を光または熱で高分子化することである。これにより、
液晶の初期配向がより強固なものとなり、その後の使用
時の物理的ショックなどにも強くなる。
【0047】この高分子化の工程は、必要に応じ、前述
のように、制御電極25と対向電極32に電圧を印加し
ながら、液晶の等方相−液晶相転移温度以上にセルを加
熱し、等方相−液晶層転移温度以下の温度まで冷却し、
液晶の配向を十分に均一にした後に行ってもよい。
【0048】また、制御電極の構造に従った形に、ラビ
ング方向を変える、偏光を斜めから照射するなどの通常
の分割配向処理を行った基板を用いた液晶セルを作製
し、制御電極25と対向電極32に電圧を印加すると、
分割境界の固定をパネル全面にわたって強固に行うこと
ができ、信頼性が大幅に向上する。また、このとき、モ
ノマー又はオリゴマーを含む液晶を使用し、分割状態を
形成した後に高分子化することによってさらに信頼性が
向上する。なお、このときの配向膜は、ラビングの場合
は通常の垂直配向膜を使用でき、偏光を斜めから照射す
る場合には、例えば、エーエムエルシーディー96/ア
イディ−ダブリュ’96のダイジェストオブテクニカル
ペイパーズ(AM−LCD‘96/IDW’96 Di
gestof Technical Papers)
P.337に記載されているような偏光照射により感光
基が重合するような高分子を用いることができる。
【0049】(実施の形態2)本発明のさらに別の実施
の形態は、液晶の初期配向を制御するための第二の電極
が液晶を駆動するための電極のどちらか一方の上に絶縁
膜を介して存在するものである。図2にこの構造を示
す。
【0050】この場合にもアクティブ素子を使用して液
晶を駆動する液晶表示装置の場合は、その電極の形状か
ら、アクティブ素子がある側の基板の電極上に液晶の初
期の配向を制御するための第二の電極が存在することが
望ましい。この形態の場合も、アクティブ素子の形態を
選べば、フォトリソグラフィーの工程を増加させず、ま
た、駆動時において、単に開口部を設けた場合と比べて
画素において電圧が印加されない部分がなくなるので、
コントラスト、開口率の観点から優れた画像が得られ
る。
【0051】この形態の場合も、液晶を注入した後に、
液晶の初期配向を制御するための第二の電極25と対向
基板の電極32に電圧を印加しながら、液晶の液晶相−
等方相転移点温度より高い温度に加熱し、液晶相−等方
相転移点以下の温度に冷却するとより液晶の配向がより
確実となる。
【0052】また、実施の形態1の場合と全く同様に、
液晶に少量のモノマー又はオリゴマーを混合しておき、
液晶の初期配向を制御するための第二の電極25と対向
基板の電極32に電圧を印加しながら、光または熱によ
りモノマー又はオリゴマーを高分子化することにより、
液晶の配向がより強固なものとなり、駆動時においても
ディスクリネーションの発生などがより確実に抑えられ
る。
【0053】さらに、ラビングや光配向などにより第二
の電極の形状に沿った分割配向を行った基板を使用する
ことにより、液晶の分割および駆動時における液晶の配
向が強固になり、駆動時におけるディスクリネーション
の発生などがより抑えられる。
【0054】以上の温度制御、高分子化、ラビングや光
配向処理を組み合わせて或いはいずれをも行うことによ
り、さらに確実な配向の規制が可能となり、優れた画質
が得られる。
【0055】
【実施例】次に本発明を実施例により詳細に説明する。
【0056】(実施例1)一画素の大きさ:100μm
×300μm、画素数:480×640×3、表示画面
の対角サイズ:240mmのアモルファスシリコン薄膜
トランジスタアレイ(TFT)を有する基板を、成膜過
程とリソグラフィー過程を繰り返して、ガラス基板上に
作製した。
【0057】本実施例1におけるTFTは、逆スタガ構
造であり、基板側からゲート−クロム層、窒化珪素−絶
縁層、アモルファスシリコン−半導体層、ドレイン・ソ
ース−クロム層、画素−ITO(Indium Tin Oxide)層
から構成されている。作製した各画素電極のITO層に
は、対角方向に幅5μmの「X」形状の開口部を設け、
この開口部と一致するようにクロムにより「X」形状の
第二の電極を作製した。この第二の電極には、外部から
画素部とは別の電圧を印加できるように設計した。な
お、この第二の電極は、ゲート電極と同層のクロムで作
製したため、従来の製造工程と比較して新たな工程を付
加する必要はなかった。また、本実施例1における液晶
パネルの作製のための対向基板として、RGBのカラー
フィルター基板を使用した(本実施例の基本構成は図1
参照)。
【0058】これらの基板を洗浄した後、ポリイミド垂
直配向剤:SE1211(日産化学社製の商品名)を塗
布し、90℃で15分、及び200℃で1時間の焼成を
行い、配向膜21、31を形成した。
【0059】その後、基板の周辺部に接着剤を塗布し、
スペーサとして径6μmのラテックス球を散布した。続
いて、両基板を目合わせし、加圧しながら貼りあわせ
た。貼り合わせた板(空パネル)を真空槽内に置き、真
空排気後、誘電率異方性が負であるネマチック液晶(メ
ルク社製、商品名:MJ95955)を注入した。な
お、この液晶の屈折率異方性Δnは0.0773、誘電
率異方性Δεは−3.3であった。
【0060】次に、得られた液晶パネルに、ポリカーボ
ネート製の延伸フィルム2枚を延伸軸が直交するように
貼り合わせ、実質的に光学的に1軸で負の異方性を持つ
フィルムを、Δnd(リタデーション)が液晶セルのΔ
ndと符号が反対で等しくなるように設定し、液晶パネ
ルの基板33の外側面に貼り付けた。さらに、2枚の偏
光フィルムを透過軸が直交するように液晶パネルの両側
にそれぞれ貼り付け、液晶表示装置とした。なお、Δn
は材料の屈折率異方性を表し、分子長軸に平行方向の屈
折率と分子長軸に垂直方向の屈折率との差であり、dは
厚さである。
【0061】得られた液晶表示装置の「X」形状電極
に、対向電極に対して8Vの電圧を印加し、通常と同様
に表示を行った。画素表示の電圧は約5.5Vであっ
た。その結果、本実施例の液晶表示装置は、いずれの方
向においても階調反転がなく、優れた画像を与えること
がわかった。
【0062】(比較例1)比較のため、前記実施例1で
使用した液晶表示装置について、「X」形状の電極に電
圧を印加することなく駆動した以外は、前記実施例1と
同様に駆動させた。この比較例1では、階調反転が生じ
ると共に残像が多く見られた。顕微鏡で観察すると、各
画素内にディスクリネーションが生成し、電圧印加直後
より経時的に変化するのが観察された。
【0063】(実施例2)TFT基板として、順スタガ
構造のTFTを作製した以外は、前記実施例1と同様に
して表示パネルを作製した。一画素の大きさ:100μ
m×300μm、画素数:480×640×3、表示画
面の対角サイズ:240mmのアモルファスシリコン薄
膜トランジスタアレイ(TFT)を有する基板を、成膜
過程とリソグラフィー過程を繰り返して、ガラス基板上
に作製した。
【0064】本実施例2におけるTFTは、順スタガ構
造であり、基板側から画素−ITO層、ソース・ドレイ
ン−クロム層、アモルファスシリコン−半導体層、窒化
珪素−絶縁層、ゲート−クロム層から構成されている。
作製した各画素電極のITO層には、対角方向に幅5μ
mの「X」形状の開口部を設け、この開口部と一致する
ようにクロムにより「X」形状の電極を作製した。この
電極には、外部から画素部とは別の電圧を印加できるよ
うに設計した。(なお、この電極は、ゲート電極と同層
のクロムで作製したため、従来の製造工程と比較して新
たな工程を付加する必要はなかった。)その後、実施例
1と同様にして、パネルを組み立て、液晶を注入して液
晶表示装置を作製した。
【0065】得られた液晶表示装置の「X」形状電極
に、対向電極に対して8Vの電圧を印加し、通常と同様
に表示を行った。画素表示の電圧は約5Vであった。そ
の結果、本実施例2の液晶表示装置も、前記実施例1と
同様、いずれの方向においても階調反転がなく、優れた
画像を与えることがわかった。
【0066】(比較例2)比較のため、電圧印加時に
「X」形状の電極に電圧を印加しない以外は、実施例2
と同様に素子を駆動した。4領域の分割状態は不規則で
あり、斜め方向においてざらつき感が目視で認められ
た。
【0067】(実施例3)実施例1と同様にTFT基板
を作製し、この基板とカラーフィルター基板と組み合わ
せて空パネルを作製した。貼り合わせた基板(空パネ
ル)を真空槽内に置き、真空排気後、誘電率異方性が負
であるネマチック液晶(メルク社製、商品名:MJ95
955)と紫外線硬化モノマー(日本化薬社製、商品
名:KAYARAD PET−30)(液晶に対して
0.2wt%)、開始剤(東京化成製ベンゾインメチル
エーテル、モノマーに対して5wt%)からなる液晶溶
液を注入した。
【0068】得られた表示パネルを110℃まで加熱
し、その温度で紫外線(0.1mW/cm2)を30分
間照射した。その後、「X」形状の電極に10V、5H
zの正弦波電圧、画素に5V、5Hzの正弦波電圧を印
加しつつ、20℃/分で基板を冷却した。
【0069】得られたセルを偏光顕微鏡で観測すると、
各区画が「X」形状の電極に従い、4つの微小領域に分
割されていた。セルを傾けたときの明るさの変化から、
4つの微小領域が図1に示す配向となっていることが確
認できた。
【0070】光学補償板、偏光板を貼付け、得られた液
晶表示装置の「X」形状の電極の電圧を切り、通常の状
態で表示を行った。中間調においても、階調反転の生じ
ない広視野角で、良好な表示が得られた。また、液晶評
価装置(大塚電子(株)製、商品名:LCD−500
0)で方位角45°間隔で階調表示時の視角特性を測定
したところ、全ての方向に対して殆ど同一の視角特性が
得られ、階調反転は認められなかった。
【0071】(実施例4)実施例3と同様にして、空パ
ネルを作製し、液晶と紫外線硬化モノマーと開始剤との
混合物を注入した。得られた表示パネルを、室温におい
て「X」形状の電極に40V、1Hzの状態の矩形波電
圧を印加し、対向基板の画素電極とドレイン線、ゲート
線は0Vに保った。この状態で高圧水銀灯から紫外線
(0.1mW/cm2)を1時間照射した。
【0072】得られたセルを偏光顕微鏡で観測すると、
各区画が「X」形状の電極に従い、液晶層は4つの微小
領域に分割されていた。セルを傾けたときの明るさの変
化から、4つの微小領域が図1に示す配向となっている
ことが確認できた。
【0073】光学補償板および偏光板を貼付け、得られ
た液晶表示装置の「X」形状の電極の電圧を切り、通常
の状態で表示を行った。その結果、中間調においても、
階調反転の生じない広視野角で、良好な表示が得られ
た。また、液晶評価装置(LCD−5000:商品名)
で方位角45°間隔で階調表示時の視角特性を測定した
ところ、全ての方向に対して殆ど同一の視角特性が得ら
れ、階調反転は認められなかった。
【0074】(実施例5)開口部の形状を図3に示すよ
うに長方形にし、実施例4と同様にして開口部24を画
素の中央に設置し、「−」形状の制御電極25を設けた
液晶表示装置を作製した。「−」形状の制御電極に、実
施例4と同様に40V、1Hzの状態の矩形波電圧を印
加し、対向基板の画素電極とドレイン線、ゲート線は0
Vに保った。この状態で高圧水銀灯からの紫外線(0.
1mW/cm2)を1時間照射した。
【0075】得られたセルを偏光顕微鏡で観測すると、
各区画が「−」形状の電極に従い、2つの微小領域に分
割されていた。セルを傾けたときの明るさの変化から、
2つの微小領域が図1に示すような液晶配向となってい
ることが確認できた。
【0076】光学補償板、偏光板を貼付け、得られた液
晶表示装置の「−」形状の電極の電圧を切り、通常の状
態で表示を行った。中間調においても、階調反転の生じ
ない広視野角で、良好な表示が得られた。また、液晶評
価装置(LCD−5000:商品名)を用いて方位角4
5°間隔で階調表示の視角特性を測定したところ、全て
の方向に対して殆ど同一の視角特性が得られ、階調反転
は認められなかった。 (実施例6)実施例2と同様の方法で空パネルを作製
し、実施例4と同様の方法で液晶と紫外線硬化モノマー
と開始剤との混合物を注入し、モノマーを紫外線で硬化
させた。
【0077】得られたセルを偏光顕微鏡で観測すると、
各区画「X」形状の電極に従い、4つの微小領域に分割
されていた。セルを傾けたときの明るさの変化から、4
つの微小領域が図2に示す配向となっていることが確認
できた。
【0078】光学補償板、偏光板を貼付け、得られた液
晶表示装置の「X」形状の電極の電圧を切り、通常の状
態で表示を行った。中間調においても、階調反転の生じ
ない広視野角で、良好な表示が得られた。また、液晶評
価装置(LCD−5000:商品名)を用いて方位角4
5°間隔で階調表示時の視角特性を測定したところ、全
ての方向に対して殆ど同一の視角特性が得られ、階調反
転は認められなかった。
【0079】(実施例7)実施例1と同様のTFTを有
する基板を用い、これにポリイミド垂直配向剤を塗布、
焼成した後、TFT素子側の基板のみフォトレジスト工
程を用いて画素内の各部分に、制御電極に電圧を印加し
た際に液晶のチルトする方向とラビング方向とが一致す
るようにラビングによる分割配向を施した。その後、実
施例1と同様にしてスペーサー剤を散布し、両基板を貼
り合わせ、液晶を注入後、補償板、偏光フィルムを貼付
け、液晶表示装置を作製した。
【0080】得られた液晶表示装置の「X」形状電極
に、対向電極に対して8Vの電圧を印加し、通常と同様
に表示を行った。画素表示の電圧は約5.5Vであっ
た。その結果、本実施例の液晶表示装置は、いずれの方
向においても階調反転がなく、優れた画像を与えること
がわかった。また、ディスクリネーションの発生も認め
られなかった。
【0081】(実施例8) 実施例4と同様にして、空パネルを作製し、この空パネ
ルに液晶と紫外線硬化モノマーと開始剤との混合物を注
入した。次いで、実施例4と同様の方法で電圧を印加し
つつ、パネル全面にローラーを用いて圧力を加えた。
の後、紫外線を照射した。
【0082】実施例4と全く同様にして、得られたセル
を偏光顕微鏡により観察し、また、光学補償板および偏
光板を貼り付け、表示を行った。
【0083】その結果、実施例4と同様に、各区画が
「X」形状の電極にしたがい、4つの微小領域に分割さ
れていた。また、実施例4においていくつかの画素にみ
られた分割境界の曲がりは全く無かった。さらに、全方
向で階調反転の生じない広視野角で良好な表示が得られ
た。
【0084】(実施例9)実施例2と同様の方法で空パ
ネルを作製し、この空パネルに、実施例4と同様な方法
で液晶と紫外線硬化モノマーと開始剤との混合物を注入
した。次いで、実施例4と同様の方法で電圧を印加しつ
つ、パネル表面に超音波発信器をあてて全面にわたって
スキャンした。その後、実施例4と同様にして紫外線を
照射した。
【0085】実施例4と全く同様にして、得られたセル
を偏光顕微鏡により観察し、また、光学補償板および偏
光板を貼り付け、表示を行った。
【0086】その結果、実施例4と同様に、各区画が
「X」形状の電極にしたがい、4つの微小領域に分割さ
れていた。また、実施例4においていくつかの画素にみ
られた分割境界の曲がりは全く無かった。さらに、全方
向で階調反転の生じない広視野角で良好な表示が得られ
た。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、高コ
ントラストで、応答が速く、視角特性に優れた液晶表示
装置を提供でき、またこの液晶表示装置を用いて優れた
画像を形成することができる。さらにこの液晶表示装置
はフォトレジスト工程などの煩雑な工程を増やすことな
く、容易に低コストで作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の断面図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の別の形態の断面図であ
る。
【図3】本発明の液晶表示装置の一画素の下側基板の略
平面図である。
【図4】本発明の液晶表示装置の一画素の下側基板の略
平面図である。
【図5】本発明の液晶表示装置の一画素の下側基板の略
平面図である。
【図6】従来の液晶表示装置の説明図である。
【図7】従来の液晶表示装置を示す断面図である。
【図8】本発明の液晶表示装置の別の形態の断面図であ
る。
【符号の説明】
11 液晶分子 21、31 配向膜 22、32 透明電極 23、33 基板 24、34 開口部 25 制御電極(第二の電極) 26 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 9/35 305 G09F 9/35 305 (72)発明者 平井 良彦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 小林 和美 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 松山 博昭 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 井上 大輔 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−43719(JP,A) 特開 平7−13164(JP,A) 特開 平10−301112(JP,A) 特開 昭57−92317(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1343 G02F 1/133 505 G02F 1/1333 G02F 1/1337 505 G02F 1/1337 520 G09F 9/35 305

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ電極を有する2枚の基板間に誘
    電率異方性が負の液晶層が挟持され、その液晶層に2種
    以上の微小領域が共存する液晶表示装置であって、少な
    くとも一方の基板上の電極に開口部を有し、その開口部
    の位置に液晶の初期配向を制御するための第二の電極を
    有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ電極を有する2枚の基板間に誘
    電率異方性が負の液晶層が挟持され、その液晶層に2種
    以上の微小領域が共存する液晶表示装置であって、少な
    くとも一方の基板上の電極に、この電極と絶縁された、
    液晶の初期配向を制御するための第二の電極を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 液晶層に、液晶分子のチルト方向の異な
    る2種以上の微小領域が共存する請求項1又は2記載の
    液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 第二の電極が各画素の対角線上に設けら
    れている請求項1、2又は3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 第二の電極が各画素の長辺に平行な部分
    を有している請求項1、2又は3記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 液晶層が挟持された基板と偏光板との間
    に少なくとも1枚の光学補償板を有する請求項1、2又
    は3記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の液晶表示装置の製造方法
    であって、それぞれ電極を有する2枚の基板を有し、そ
    の少なくとも一方の基板上に、開口部を有する電極を備
    え、その開口部の位置に液晶の初期配向を制御するため
    の第二の電極が設けられた空パネルに液晶を注入する工
    程、開口部を有する電極と該電極に対向する電極との間
    に印加される電圧以上の電圧を第二の電極と該電極に対
    向する電極との間に印加して液晶の初期配向を制御する
    工程を有することを特徴とする液晶表示装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 開口部を有する電極と該電極に対向する
    電極との間に印加される電圧以上の電圧を第二の電極と
    該電極に対向する電極との間に印加するとともに、基板
    に圧力を印加する工程を有する請求項7記載の液晶表示
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の液晶表示装置の製造方法
    であって、それぞれ電極を有する2枚の基板を有し、そ
    の少なくとも一方の基板の電極上に、この電極と絶縁さ
    れた、液晶の初期配向を制御するための第二の電極が設
    けられた空パネルに液晶を注入する工程、第二の電極を
    有する電極と該電極に対向する電極との間に印加される
    電圧以上の電圧を第二の電極と該電極に対向する電極と
    の間に印加して液晶の初期配向を制御する工程を有する
    ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 第二の電極を有する電極と該電極に対
    向する電極との間に印加される電圧以上の電圧を第二の
    電極と該電極に対向する電極との間に印加するととも
    に、基板に圧力を印加する工程を有する請求項9記載の
    液晶表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 基板に印加する圧力が超音波によるも
    のである請求項8又は10記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 空パネルに注入された液晶が等方相に
    なるまで加熱する工程、及び第二の電極と該電極に対抗
    する電極との間に電圧を印加した状態で、液晶の等方相
    −液晶相転移温度以上の温度から等方相−液晶相転移温
    度以下の温度まで冷却する工程を有する請求項7〜11
    のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 液晶が高分子化合物を含む請求項7〜
    12のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 液晶がモノマー又はオリゴマーを含
    み、この液晶を空パネルに注入した後に、モノマー又は
    オリゴマーを液晶中で高分子化する工程を有する請求項
    7〜12のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 空パネルの少なくとも一方の基板に、
    液晶の配向方向を分割する処理を施す工程を有する請求
    項7〜14のいずれか1項に記載の液晶表示装置の製造
    方法。
  16. 【請求項16】 液晶の配向方向を分割する処理を異な
    る方向のラビングにより行う請求項15記載の液晶表示
    装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 液晶の配向方向を分割する処理を光照
    射により行う請求項15記載の液晶表示装置の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項1記載の液晶表示装置の駆動方
    法であって、開口部を有する電極と該電極に対向する電
    極との間に印加される電圧以上の電圧を、第二の電極と
    該電極に対向する電極との間に印加することを特徴とす
    る液晶表示装置の駆動方法。
  19. 【請求項19】 請求項2記載の液晶表示装置の駆動方
    法であって、第二の電極を有する電極と該電極に対向す
    る電極との間に印加される電圧以上の電圧を、第二の電
    極と該電極に対向する電極との間に印加することを特徴
    とする液晶表示装置の駆動方法。
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