JP2975839B2 - 自走車両 - Google Patents

自走車両

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JP2975839B2
JP2975839B2 JP6073473A JP7347394A JP2975839B2 JP 2975839 B2 JP2975839 B2 JP 2975839B2 JP 6073473 A JP6073473 A JP 6073473A JP 7347394 A JP7347394 A JP 7347394A JP 2975839 B2 JP2975839 B2 JP 2975839B2
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speed
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throttle
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寅彦 野々上
智博 山田
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Sanyo Denki Co Ltd
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場内での物品の
搬送に用いられるゴルフカート等、所定の走行路に沿う
自動走行と、乗員の操作による手動走行とが可能に構成
された自走車両に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場内で用いられるゴルフカート
は、無謀な運転による事故の発生を防ぐと共に、コース
上の芝生を保護することを目的として、コースに沿って
設けられた専用の走行路(カート路)を自動走行するも
のが主流となっている。また一方では、ゴルフバッグ等
の物品の搬送のみならず、プレイヤー、キャディー等の
利用者の乗車を可能とするため、大馬力が得られるエン
ジン駆動のゴルフカートの使用が切望されている。これ
らのことから近年においては、特開平4-364506号公報等
に開示されている如く、エンジン駆動でありながら自動
走行が可能に構成されたゴルフカートが実用化されてい
る。
【0003】このゴルフカートは、車体の前部に左右一
対の検出コイル(誘導信号センサ)と、他の一つの検出
コイル(走行標識センサ)とを備えると共に、走行速度
の変更手段として、エンジンのスロットル開度、及びブ
レーキ力の調節手段を夫々備え、更に、車体の操向のた
めの操向手段を備えて構成されている。一方、走行路と
なるカート路には、交流電流が通電される誘導線が連続
的に埋設してあり、また、速度の変更、停止等、走行条
件の変更が必要な各位置に、これらの変更を指示するた
めの標識マグネットが埋設してある。
【0004】以上の如く構成されたゴルフカートは、利
用者の乗車中には、乗車位置にて操作可能な発進スイッ
チのオン操作に応じて、また非乗車中には、利用者によ
り携帯されるリモコン発信器の発進操作に応じて発進す
る。この後は、前記誘導線の周囲に形成される磁界の作
用により前記誘導信号センサの一対の検出コイルに誘起
される電圧を検出し、両検出コイルの誘起電圧の偏差を
解消すべく操向手段を動作させ、前記誘導線を誘導標識
として辿る自動走行が行われ、この自動走行の間、所定
の目標速度を維持すべく、エンジンのスロットル開度を
調節し、更に必要な場合にブレーキ力を調節する速度制
御が行われる。この速度制御は、速度変更を指示するた
めの標識マグネット(速度標識)の検出に応じて目標速
度を変更しつつ行われる。
【0005】また、停止を指示するための標識マグネッ
ト(停止標識)は、コース上の所定位置(ティーグラウ
ンド、グリーン等)に対応させてカート路に配設してあ
り、自動走行中のゴルフカートは、この停止標識を走行
標識センサにより検出した場合、又は、前記発進スイッ
チのオフ操作、前記リモコン発信器の停止操作等、所定
の停止操作がなされた場合に自動停止する。この停止
は、走行速度の調節手段としても機能するブレーキ力調
節手段の動作により、具体的には、モータ等のブレーキ
アクチュエータの動作をブレーキに伝えて行われる。
【0006】一方この種のゴルフカートは、手動による
走行が必要となる場合があり、この要求に応えるべく、
乗員の手動操作による走行をもなし得る構成となってい
る。この手動走行は、一般的な自動車と同様、アクセル
ペダルの踏圧操作により速度調整を行い、ステアリング
ホィールの操作により車体を操向しつつ行われ、また手
動走行中の停止は、アクセルペダルに並設されたブレー
キペダルの踏み込みをブレーキに伝えて行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて以上の如きゴルフ
カートの手動走行は、一般的に、始業前の車庫出し及び
終業後の車庫入れ等、専従の作業員の操作に限って行わ
れるが、このとき多数のゴルフカートを短時間にて出し
入れする必要があることから、走行のための各操作が乱
雑に行われることが多く、特に、制動に際してのブレー
キペダルの操作によるブレーキ性能の劣化が早まり、こ
の劣化に気付かないままプレイヤー,キャディー等の一
般の利用者に受け渡された場合、この後の自動走行中に
ブレーキ不良による思わぬ事故を招来する虞れがある。
【0008】また前記ゴルフカートは、自動走行時にお
けるクラッチ操作を要することなく発進及び停止を可能
とするため、エンジンの出力端に遠心クラッチを設け、
エンジンの回転速度の上昇に伴う遠心クラッチの係合に
より駆動車輪に動力を伝える構成としてある。これによ
り、手動走行時における停止に際し、アクセルペダルの
踏み込み解除によりエンジンの回転速度が急減して、遠
心クラッチの遮断によりエンジンブレーキによる減速作
用が行われなる結果、停止のためのブレーキペダルの踏
み込みが必要以上に強く行われて、ブレーキ性能の劣化
が更に助長されることになっている。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、手動走行時の停止に際し、スロットルアクチュ
エータ及びブレーキアクチュエータをブレーキペダルの
踏み込みに応じて動作させることにより、エンジンブレ
ーキによる減速を有効に利用した速やかな停止を可能と
し、ブレーキの早期の劣化を有効に防止し得る自走車両
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自走車両
は、エンジン駆動による自動走行と手動走行とが可能で
あり、手動走行時には、アクセルペダルの踏み込みに応
じたスロットル開度の増減により走行速度を調節し、ま
たブレーキペダルの踏み込みに応じたブレーキの作動に
より停止せしめるようにした自走車両において、前記ブ
レーキを作動させるブレーキアクチュエータと、前記走
行速度を検出する車速センサと、前記アクセルペダルの
踏み込みを検出するアクセルセンサと、前記ブレーキペ
ダルの踏み込みを検出するブレーキセンサと、前記アク
セルセンサが非検出状態にあるとき、前記スロットル開
度を所定開度に保つスロットル制御手段と、該スロット
ル制御手段が動作状態にあり、更に、前記車速センサに
よる検出速度が所定速度に低下し、前記ブレーキセンサ
が検出状態にあるとき、前記ブレーキアクチュエータを
動作させると共に、前記スロットル開度を下限開度にま
で減じる手段とを具備することを特徴とする。
【0011】更に加えて、前記下限開度へのスロットル
開度の減小を、前記ブレーキアクチュエータの動作開始
後、前記車速センサによる検出速度が前記所定速度より
も低い第2の所定速度に達することを条件として行わせ
ること、また、前記ブレーキアクチュエータの動作によ
る前記ブレーキの作動段階を、前記下限開度へのスロッ
トル開度の減小の前後にて異ならせてあることを夫々特
徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、手動走行時にアクセルペダ
ルの踏み込みを止めたとき、アクセルセンサによる検出
に応じて、エンジンのスロットル開度を所定開度、具体
的には、エンジンの出力側の遠心クラッチが係合状態を
保ち得る開度に維持し、この状態でブレーキペダルが踏
み込み操作されたとき、ブレーキセンサによる検出に応
じてブレーキアクチュエータが動作して、ブレーキの作
動により車両を停止させる。
【0013】また、ブレーキアクチュエータの動作開始
後十分な減速が行われるまでの間には、エンジンのスロ
ットル開度を前記所定開度に保ち、エンジンブレーキの
作用状態を維持しつつブレーキを作動させ、この状態で
の十分な減速の後、スロットル開度を更に減じ、ブレー
キの作動段階を増して車両を停止させる。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明に係る自走車両の一例とし
てのゴルフカートの外観を示す側面図、図2は、同じく
内部の構成を模式的に示す平面図である。
【0015】図示の如くゴルフカート1は、左右各一対
の前輪2,2及び後輪3,3により支持された車体フレ
ーム4の上部を、フロントカウル4a及びリアカウル4bに
より覆うと共に、リアカウル4bの前側に着座のための座
席5aとステップ5bとを設置して乗車部5を構成し、前記
座席5aへの着座姿勢にて操作可能な位置に突設されたス
テアリングコラム6aの上端に、操向のためのステアリン
グホィール6を備えてなる。
【0016】乗車部5の上側は、フロントカウル4aから
後上方に向けて突設された左右一対のサポート7a,7a
(片側のみ図示)に支持されたルーフ板7bにより囲わ
れ、乗車ブレーキ5の前側は、前記サポート7a,7a間に
架設された風防板7cにより前方の透視が可能に囲われて
おり、乗車部5上の利用者を風雨から保護するようにな
してある。また乗車部5の後側には、ゴルフバッグ等の
大嵩な物品を搭載し、適宜に固定可能に載置フレーム7d
が突設してあり、乗車部5の前側には、グローブ、帽子
等の小品を収納するための小物入れ7eが取付けてある。
【0017】以上の如きゴルフカート1は、後輪3,3
を駆動輪とし、前輪2,2の操向により方向を変えて走
行する。この走行は、乗車部5の座席5aに着座した運転
者の手動操作による手動走行と、所定の走行路に沿って
後述の如く行われる自動走行とであるが、一般的に手動
走行は、使用前の車庫出し及び使用後の車庫入れ等、専
従の作業員の操作による場合に限って行われ、プレイヤ
ー、キャディー等の一般の利用者の乗車中は、自動走行
のみが可能とされる。
【0018】前輪2,2は、車体フレーム4の前部に横
架されたフロントアクスル20の両端部に略鉛直な軸回り
に揺動可能に取付けてあり、また、前記フロントアクス
ル20の後側に並設されたラック軸21の両端に、各別のナ
ックルアーム22,22を介して連結されている。ラック軸
21は、これを収納するラックハウジング23の内部におい
て図示しないピニオンに噛合しており、該ピニオンは、
前記ステアリングコラム6aの内部に枢支され、ステアリ
ングホィール6の回転に伴って回転するステアリングシ
ャフトにユニバーサルジョイント24を介して連結されて
いる。
【0019】而して、ステアリングホィール6の操作が
なされた場合、ユニバーサルジョイント24を介して前記
ピニオンが回転し、この回転がラック軸21の軸長方向の
移動に変換され、この移動によりナックルアーム22,22
が揺動し、前輪2,2は、ステアリングホィール6の操
作方向に操作量に相当する角度だけ操向される。ステア
リングホィール6は、手動走行中のゴルフカート1の操
向手段として、座席5aに着座した乗員により操作され
る。
【0020】また、前記ラックハウジング23の中途部に
は、ステアリングモータM1 が取付けてあり、該ステア
リングモータM1 の出力端は、ラックハウジング23の内
部に延設され、図示しないピニオンを介して前記ラック
軸21に噛合させてある。
【0021】而して、ステアリングモータM1 が回転し
た場合、この回転が前記ピニオンを介してラック軸21に
伝達され、該ラック軸21の軸長方向の移動によりナック
ルアーム22,22が揺動せしめられ、前輪2,2は、ステ
アリングモータM1 の回転方向に回転量に相当する角度
だけ操向される。このステアリングモータM1 は、自動
走行中のゴルフカート1の操向手段として、車体フレー
ム4の中央部近傍に搭載された走行制御部10から与えら
れる駆動信号に応じて回転駆動される。
【0022】手動走行と自動走行との切り換えは、ステ
アリングコラム6aの中途部に配された走行切り換えレバ
ー25の操作に応じて行われる。該走行切り換えレバー25
は、ステアリングコラム6aに内蔵された図示しない噛み
合いクラッチを操作し、ステアリングホィール6とユニ
バーサルジョイント24との連結を係断する構成となって
おり、前記クラッチの遮断時には、ステアリングホィー
ル6の操作による前輪2,2の操向が不能となり、ステ
アリングモータM1 の回転に応じた操向のみが有効な自
動走行状態となる。走行切り換えレバー25の自動走行側
(又は手動走行側)への切り換えは、該レバー25に近接
して配され、マイクロスイッチを用いてなる走行切換ス
イッチ11(図1参照)のオン・オフにより検出され、こ
の検出結果は、前記走行制御部10に与えられている。
【0023】次に、駆動輪となる後輪3,3の駆動系の
構成について述べる。後輪3,3の駆動源となるエンジ
ンEは、左右の後輪3,3よりもやや前側の車体フレー
ム4上に、その出力軸を左右方向に向けて横置き固定さ
れ、該エンジンEの出力端には、遠心クラッチ30が付設
された駆動プーリ31が嵌着されている。
【0024】また車体フレーム4には、後輪3,3の車
軸を収納するリアアクスル32の上部に位置してトランス
ミッションTが固定してある。エンジンEの出力端と同
側に突設されたトランスミッションTの入力端には、従
動プーリ33が嵌着してあり、エンジンEの出力は、駆動
プーリ31と従動プーリ33との間に巻架された伝動ベルト
34を介してトランスミッションTに伝達され、更に、該
トランスミッションTの下部に連設され、リアアクスル
32の中途部に同軸的に構成されたディファレンシャルギ
ヤD(図1参照)により分配されて、左右の後輪3,3
に伝達されるようになしてある。
【0025】駆動プーリ31と従動プーリ33とは、両者間
に巻架された伝動ベルト34の張力の作用により夫々の幅
を逆方向に変え、エンジンEからトランスミッションT
への伝動の際の減速比を、エンジンEの負荷の増減に応
じて変える自動変速機を構成している。これにより、利
用者の乗車時、多量の物品の搭載時、登坂走行時等、エ
ンジンE負荷の増大を招く走行に際し、後輪3,3に十
分な回転トルクを得ることが可能となる。なお前記トラ
ンスミッションTは、前,後進の切り換えのみを可能と
したものであり、この切り換えは、乗車部5の座席5a下
部に位置してリアカウル4bの側面に配された前後進切り
換えレバー36(図1参照)の操作により行われる。
【0026】エンジンEの外側には、スロットルモータ
2 が取付けてある。該スロットルモータM2 は、その
回転によりスロットルワイヤ37を巻き取り、エンジンE
に内蔵された図示しないスロットル弁を開閉する動作を
なすものであり、該エンジンEの出力は、スロットルモ
ータM2 の正逆転に応じて増減される。
【0027】スロットルモータM2 は、自動走行中にお
けるゴルフカート1の走行速度を制御すべく、前記走行
制御部10から与えられる駆動信号に応じて回転駆動され
る。この回転に応じて定まるスロットル開度は、ポテン
シオメータ等を用いてなるスロットル開度センサ50によ
り、スロットルモータM2 の回転角度を媒介として検出
され、走行制御部10に与えられている。
【0028】一方、手動走行中のゴルフカート1の速度
調整は、乗車部5のステップ5b上に突設されたアクセル
ペダルAPの踏圧操作に応じて行われる。このアクセルペ
ダルAPは、前記スロットルワイヤ37に機械的に連結され
ておらず、手動走行中の速度調整は、アクセルペダルAP
の踏み込み量を、これの枢支位置に取付けたポテンシオ
メータ等を用いてなるアクセルセンサ51により検出し、
この検出結果に基づく走行制御部10の後述する動作によ
り前記スロットルモータM2 を駆動して、エンジンEの
出力を調整する手順により行われている。
【0029】駆動輪となる左右の後輪3,3には、これ
ら夫々に制動力を加えるためのブレーキ40,40が付設し
てある。これらのブレーキ40,40は、前記アクセルペダ
ルAPに並べて乗車部5のステップ5b上に突設されたブレ
ーキペダルBPに、図中に2点鎖線により示す各別のブレ
ーキワイヤ41,41とリンク機構8とを介して連結されて
いる。ブレーキペダルBPは、手動走行時における制動の
ための操作手段となるものであり、ブレーキペダルBPの
踏み込みがなされた場合、この踏み込みに応じたリンク
機構8の動作によりブレーキワイヤ41,41が引っ張ら
れ、ブレーキ40,40が作動する構成となっている。
【0030】またブレーキペダルBPの配設位置の後方の
車体フレーム4上には、自動走行時に前記ブレーキ40,
40を作動させるためのブレーキモータM3 (ブレーキア
クチュエータ)が取付けてある。該ブレーキモータM3
は、前記ブレーキペダルBPと共通のリンク機構8を介し
て前記ブレーキワイヤ41,41に連結されており、ブレー
キモータM3 を正転駆動した場合、リンク機構8を介し
てブレーキワイヤ41,41が引っ張られ、ブレーキ40,40
は、ブレーキモータM3 の回転量に応じて作動する。
【0031】ブレーキペダルBPと前記リンク機構8と
は、所定の遊びを有して連結されており、ブレーキペダ
ルBPの踏み込みに応じたブレーキワイヤ40,40の引っ張
りは、前記遊びを超えてブレーキペダルBPが踏み込まれ
た場合に限って生じ、ブレーキペダルBPには、前記遊び
の範囲内での踏み込みを検出する手段として、ブレーキ
スイッチ53が付設されている。該ブレーキスイッチ53
は、ブレーキペダルBPに近接して配され、可動部分の一
部に当接してオンするマイクロスイッチにより実現され
る。
【0032】ブレーキモータM3 は、自動走行中のゴル
フカート1を停止させるべく、また走行速度を調整すべ
く、前記走行制御部10から与えられる駆動信号に応じて
回転駆動される。この回転は、リンク機構8及びブレー
キワイヤ41,41を介してブレーキ40,40に直接的に伝達
される。この伝達により後輪3,3に加わるブレーキ力
は、ポテンシオメータ等を用いてなるブレーキセンサ52
により、ブレーキモータM3 の回転角度を媒介として検
出でき、この検出結果は走行制御部10に与えられてい
る。
【0033】またブレーキモータM3 は、後述の如く、
ブレーキペダルBPの踏み込みにより生じる前記ブレーキ
スイッチ53のオンに応じても駆動されるようになしてあ
り、手動走行中の通常停止のためにも用いられている。
前述の如くブレーキスイッチ53は、ブレーキペダルBPが
前記遊びの範囲内にて踏み込まれた場合にオンし、ブレ
ーキペダルBPの踏み込みが更に強くなされた場合、ブレ
ーキワイヤ41,41の直接的な引っ張りによりブレーキ4
0,40が作動することになり、手動走行中には、このよ
うな動作による緊急急停止が可能である。
【0034】図1及び図2に示す如く、ゴルフカート1
の前部には、その中途部をフロントアクスル20の略中央
に枢支してセンサアーム60が取付けてある。該センサア
ーム60は、車体フレーム4の下側にて前輪2,2の前方
に至るまで延設され左右両側に分岐されており、これら
の分岐端には一対の誘導信号センサ61,61が、前輪2,
2及び後輪3,3が接地する路面に対向して取付けてあ
る。センサアーム60の後端は、前記ラックハウジング23
内部のラック軸21に係合され、ラック軸21と共に左右に
移動するようになしてある。この構成により、センサア
ーム60前部の誘導信号センサ61,61は、ラック軸21の移
動に伴う前輪2,2の操向に追随して、前記路面と略平
行をなす面内にて左右両側に揺動することになる。
【0035】また、ラックハウジング23のやや後側の車
体フレーム4の底面には、幅方向の中央から一側にずら
せた位置に、前輪2,2及び後輪3,3が接地する路面
に対向せしめて走行標識センサ62が取付けてある。該走
行標識センサ62及び前記誘導信号センサ61,61はいずれ
も、周辺磁場の作用により誘起電圧を発生するコイルで
あり、前者は、路面下に埋設されて交流電流が通電され
る誘導線9aの周囲に形成される磁界を検出対象とし、ま
た後者は、路面下の所要位置に埋設されたされた標識マ
グネット9bにより形成される磁界を検出対象とする。誘
導信号センサ61,61及び走行標識センサ62の検出結果
は、これらに誘起される電圧信号として前記走行制御部
10に与えられている。
【0036】図3は、以上の如く構成されたゴルフカー
ト1の制御系の構成を示すブロック図である。マイクロ
プロセッサを用いてなる走行制御部10の入力側には、前
記スロットル開度センサ50、前記アクセルセンサ51、及
びブレーキセンサ52の検出信号が夫々与えられている。
また、誘導信号センサ61,61の誘起電圧は、各別の増幅
器63,63により増幅されて比較器64に与えられ、該比較
器64の出力、即ち、両センサ61,61の誘起電圧の偏差信
号として走行制御部10に与えられ、走行標識センサ62の
誘起電圧は、増幅器65により増幅され、波形整形回路66
を経て走行制御部10に与えられている。
【0037】また走行制御部10の入力側には、前記走行
切換スイッチ11のオンオフ信号、乗車部5上にて操作可
能な位置に配設された発進スイッチ12のオンオフ信号、
適宜位置に搭載されたリモコン受信器13の出力信号、車
速センサ15による車速の検出信号等、自動走行に必要な
各種の信号が夫々与えられ、更に、ブレーキペダルBPに
付設されたブレーキスイッチ53のオンオフ信号が与えら
れおり、この信号は、後述する手動走行時における制動
動作のために利用されている。
【0038】発進スイッチ12は、乗車部5に乗車した利
用者が発進及び停止手段として使用するものであり、ま
たリモコン受信器13は、ゴルフカート1から離れた位置
での発進及び停止操作のために利用者により携帯される
リモコン発信器14からの発進又は停止信号を受信し、こ
の受信結果を出力するものである。これらからの入力に
応じた走行制御部10の動作により、ゴルフカート1は、
発進スイッチ12のオン操作又はリモコン発信器14の発進
操作に応じて発進せしめられ、また発進スイッチ12のオ
フ操作、又はリモコン発信器14の停止操作に応じて停止
せしめられる。なお、停止のための走行制御部10の動作
は、後述する定点停止用の標識マグネット9b(停止標
識)の検出に応じても行われる。
【0039】また車速センサ15は、例えば、トランスミ
ッションTから後輪3,3までの伝動系の適宜位置に取
付けたスリット円板とこれを挾んで配されたフォトイン
タラプタとを備え、後輪3,3の一回転当たり複数のパ
ルス信号を得て、F/V変換器により後輪3,3の回転
速度、即ち、ゴルフカート1の車速に対応する電圧信号
に変換するようにしたものを用いればよい。車速センサ
15の出力は、標識マグネット9bにより後述の如く指定さ
れる目標速度との比較、及び走行距離の算出に用いられ
ている。
【0040】一方走行制御部10の出力側には、前記ステ
アリングモータM1 、スロットルモータM2 及びブレー
キモータM3 が、各別の駆動回路D1 ,D2 ,D3 を介
して接続され、各モータM1 〜M3 は、走行制御部10か
ら与えられる駆動信号に応じて各別に回転駆動され、夫
々の動作を行うようになしてある。
【0041】以上の如く構成されたゴルフカート1は、
図2に示す如く、前部に取付けた一対の誘導信号センサ
61,61が誘導線9aを跨ぐように位置決めされ、走行切り
換えレバー25を自動走行側に操作して利用者に受け渡さ
れる。走行制御部10は、走行切換スイッチ11のオンによ
り自動走行への切り換えを認識し、この場合ゴルフカー
ト1は、乗車部5に乗車した利用者による前記発進スイ
ッチ12のオン操作、又は離れた位置での前記リモコン発
信器14の発進操作に応じた走行制御部10の動作により自
動走行を開始する。
【0042】この後走行制御部10は、比較器64を経て入
力される誘導信号センサ61,61の誘起電圧の偏差によ
り、誘導線9aに対する偏り、即ち、正規の走行位置から
の偏りを認識し、この偏りを解消すべく出力側に接続さ
れたステアリングモータM1 を駆動して、前輪2,2を
操向せしめる操向制御動作と、所定の目標速度を維持す
べく出力側に接続されたスロットルモータM2 及びブレ
ーキモータM3 を駆動して、エンジンEの出力調整及び
ブレーキ40,40の作動により走行速度を調節する速度制
御動作とを行い、これらの動作によりゴルフカート1
は、所定の走行路に沿って定速走行する。
【0043】またこのような自動走行中、走行標識セン
サ61により速度の変更を指示する標識マグネット9b(速
度標識)が検出された場合、この指示に従って目標速度
を変更して同様の速度制御を行う。入力側に接続されス
ロットル開度センサ51、ブレーキセンサ52及び車速セン
サ15の検出信号は、前記速度制御に際してのフィードバ
ック信号として用いられる。
【0044】更に、以上の如き走行中、発進スイッチ12
のオフ操作がなされた場合、またリモコン発信器14によ
る停止操作がなされた場合、更には、走行標識センサ61
により前記停止標識が検出された場合、走行制御部10
は、所定の停止動作をなす。この停止動作は、後述する
手動走行時の停止動作と同様に行われ、この動作により
ゴルフカート1は、緩やかに停止せしめられる。
【0045】一方、走行切り換えレバー25が手動走行側
に切り換え操作されている場合、走行制御部10は、この
切り換えを走行切換スイッチ11からのオフ信号の入力に
より認識し、入力側に接続されたアクセルセンサ50から
の入力によりアクセルペダルAPの踏み込み量を知り、こ
の踏み込み量に応じたスロットル開度を得るべくスロッ
トルモータM2 を駆動するアクセル追従動作をなし、こ
れにより手動走行中のゴルフカート1は、アクセルペダ
ルAPの踏み込みに応じた速度にて走行する。
【0046】このようなアクセル追従動作は、所定の上
限速度(例えば19km/h)を設定して行われる。即ち、ア
クセル追従動作中の走行制御部10は、車速センサ15から
の入力により現状の車速を逐次認識し、これが前記上限
速度に達した場合、アクセルセンサ50からの入力に応じ
たスロットルモータM2 の駆動を停止し、上限速度と検
出速度との偏差を解消すべくスロットルモータM2 を駆
動する動作をなし、この動作によりゴルフカート1は、
前記上限速度を保って定速走行する。
【0047】この定速走行は、アクセルセンサ50により
検出されるアクセルペダルAPの踏み込み量が、スロット
ル開度センサ51により検出される現状のスロットル開度
に対応する量を下回ることを条件として解除され、走行
制御部10は、アクセル追従動作に復帰する。以上の如き
定速走行動作により、例えば、長い下り坂での手動走行
中における走行速度の過剰な上昇を、ブレーキ40,40の
作動によることなく阻止でき、安全性の面から好ましい
上、ブレーキ性能の劣化を防ぐことができる。
【0048】また前記アクセル追従動作は、アクセルセ
ンサ50により検出されるアクセルペダルAPの踏み込み量
に所定の下限値、具体的には、エンジンEの出力側に配
した遠心クラッチ30の遮断が予想される踏み込み量を設
定して行われる。即ち、アクセル追従動作中の走行制御
部10は、アクセルセンサ50により検出されるアクセルペ
ダルAPの踏み込み量を監視し、これが所定値(例えば最
大踏み込み量の20%)を下回ったとき、アクセルセンサ
50からの入力に応じたスロットルモータM2 の駆動を停
止し、該スロットルモータM2 の回転位置を保持し、ス
ロットル開度を一定に保ち、ゴルフカート1は、常に遠
心クラッチ30の係合状態を保ったまま走行する。
【0049】この動作は、アクセルペダルAPの踏み込み
量が前記所定値を上回ることにより解除され、走行制御
部10は、アクセル追従動作に復帰する。以上の動作は、
エンジンブレーキが効かない状態での惰性走行を禁止す
るためのものであり、下り坂での手動走行中における無
用な増速を未然に防止できる。
【0050】以上の如く行われる手動走行中に走行制御
部10は、ゴルフカート1を通常停止させるための以下の
如き制動動作をなす。図4はこの制動動作の動作内容を
示すフローチャートである。
【0051】手動走行中の走行制御部10は、前述の如
く、アクセルセンサ50により検出されるアクセルペダル
APの踏み込み量を監視し、この踏み込みの有無を調べ
(ステップ1)、踏み込みがなされている場合、この踏
み込み量に応じて前述した如き速度制御動作を行う(ス
テップ2)。
【0052】一方、アクセルペダルAPの踏み込みがなさ
れていない場合、即ち、アクセルセンサ50の検出値が0
である場合、走行制御部10は、スロットルモータM2
逆転指令を発してスロットル開度を連続的に減じ(ステ
ップ3)、スロットル開度センサ51により検出される現
状のスロットル開度Sを逐次取り込み(ステップ4)、
これを予め設定された所定開度S1 と比較して(ステッ
プ5)、両者が略等しくなるまでスロットルモータM2
への逆転指令を継続する。
【0053】前記所定開度S1 は、スロットル開度をこ
れ以下とした場合、エンジンEの回転速度の低下により
出力側に配した前記遠心クラッチ30が遮断される虞れが
ある開度であり、ステップ3からステップ5までの繰り
返しにより、エンジンEの回転速度は、遠心クラッチ30
の係合を保ち得る最小回転速度にまで速やかに減速され
る。
【0054】前記所定開度S1 を実現した後、走行制御
部10は、車速センサ15により検出される現状の車速Vを
取り込み(ステップ6)、これを予め設定された第1の
基準速度V1 (例えば4km/h)と比較する(ステップ
7)。そしてこの比較の結果、V>V1 である場合、即
ち、現状の車速VがV1 に達していない場合、次にアク
セルペダルAPの踏み込みの有無を再度調べ(ステップ
8)、踏み込みがなされているときには、ステップ2に
戻って前述した速度制御動作を行う。
【0055】また、ステップ7での比較の結果、V≦V
1 である場合、即ち、現状の車速Vが前記第1の基準速
度V1 に達したことが確認された場合、走行制御部10
は、入力側に接続されたブレーキスイッチ53のオンオフ
状態によりブレーキペダルBPの踏み込みの有無を調べる
(ステップ9)。この結果ブレーキスイッチ53がオフ、
即ち、ブレーキペダルBPの踏み込み操作がなされていな
いときには、前記ステップ8での判定を経て、ステップ
2又はステップ6に戻り、ブレーキスイッチ53がオン、
即ち、ブレーキペダルBPの踏み込み操作がなされている
ときには、ブレーキモータM3 の駆動によるブレーキ4
0,40の作動を行わしめるべくステップ10に進む。
【0056】即ち、アクセルペダルAPの踏み込みを止め
た場合、スロットル開度の急減によりエンジンEの回転
速度が減小せしめられるが、このとき、前記所定開度S
1 が維持され、遠心クラッチ30が係合状態に保たれるこ
とから、ゴルフカート1は、強いエンジンブレーキの作
用により減速する。そしてこの減速により、車速Vが第
1の基準速度V1 に達した後、即ち、エンジンブレーキ
の作用により十分な減速がなされた後にブレーキペダル
BPの踏み込みの有無が確認され、この踏み込みに応じて
停止のためのブレーキ40,40の作動が行われる。またこ
の間、アクセルペダルAP及びブレーキペダルBPの踏み込
みの有無が調べられ、ブレーキペダルBPの踏み込みがな
されないままアクセルペダルAPの踏み込みがなされた場
合、速度制御動作への復帰により前述した手動走行が再
開されることになる。
【0057】さて、V≦V1 である条件下にてブレーキ
ペダルBPの踏み込み操作がなされた場合、走行制御部10
は、ブレーキモータM3 を所定量正転せしめる駆動指令
を発し(ステップ10)、車速センサ15により検出される
現状の車速Vを再度取り込み(ステップ11)、これを前
記基準速度V1 よりも低い第2の基準速度V2 (例えば
1km/h)と比較し(ステップ12)、V≠V2 である場
合、ステップ9に戻ってブレーキペダルBPの踏み込みの
有無を確認し、ブレーキペダルBPの踏み込みが継続され
ている間においては、V≒V2 となるまでブレーキモー
タM3 の駆動を継続する。
【0058】この間のブレーキモータM3 は、ブレーキ
40,40に所定の作動、例えば最大ブレーキ力の20%程度
のブレーキ力を発生する作動を行わしめるべく駆動さ
れ、ゴルフカート1は、このブレーキ力の作用下にて更
に減速する。そしてこの間、ブレーキペダルBPの踏み込
みが停止された場合、ブレーキモータM3 の駆動を停止
し、エンジンブレーキの作用下での走行状態に戻り、更
に、アクセルペダルAPの踏み込みがなされた場合、車速
制御が再開されることになる。
【0059】即ち、アクセルペダルAPを離したままブレ
ーキペダルBPを適宜に踏み込むことにより、第1,第2
の基準速度V1 ,V2 間での速度調整が可能であり、こ
のような速度調整は、急な下り坂での走行において行わ
れる。
【0060】一方、ステップ12での比較の結果、V≒V
2 であった場合、即ち、ゴルフカート1の車速Vが第2
の基準速度V2 にまで低下し、ブレーキペダルBPの踏み
込みが継続されている場合、走行制御部10は、ブレーキ
モータM3 を更に所定量正転せしめる駆動指令を発し
(ステップ13)、この駆動によりブレーキ40,40を、例
えば最大ブレーキ力の40%程度にて作動させ、同時に、
スロットルモータM2 の駆動により、エンジンEのスロ
ットル開度をアイドル回転を維持し得る開度にまで連続
的に減じ、ゴルフカート1の停止を待って(ステップ1
4)一連の動作を終了する。
【0061】以上の動作により、まず、遠心クラッチ30
の係合を維持し得る範囲にてスロットル開度が減じられ
るから、ゴルフカート1は、エンジンブレーキの作用に
より有効に減速せしめらる。そして、この減速による第
1の基準速度V1 への到達を待ってブレーキモータM3
が駆動され、エンジンブレーキの作用下でのブレーキ4
0,40の軽度な作動により更に減速され、第2の基準速
度V2 への到達を待ってブレーキモータM3 が更に駆動
されて、より強いブレーキ40,40の作動により停止する
ことになり、エンジンブレーキを有効に利用すると共
に、ブレーキ40,40の負担を可及的に減じてゴルフカー
ト1を速やかにしかも確実に停止させることができる。
【0062】なお本実施例においては、ゴルフ場におい
て用いられる自走式のゴルフカートへの適用例について
述べたが、本発明は、所定の走行路上を走行する自走車
両全般への適用が可能であることは言うまでもない。
【0063】また本実施例においては、ブレーキアクチ
ュエータ及びスロットルアクチュエータとしてモータ
(ブレーキモータM3 及びスロットルモータM2 )を用
いてあるが、油圧シリンダ、空圧シリンダ、電磁シリン
ダ等、他のアクチュエータを用いてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る自走車両
においては、アクセルペダルの踏み込みの非検出に応じ
てスロットル開度を所定開度にまで減じ、エンジンブレ
ーキの作用による所定の減速の後にブレーキペダルの踏
み込みの検出に応じてブレーキアクチュエータを動作さ
せ、ブレーキを作動させる構成としたから、エンジンブ
レーキの有効な利用により速やかな減速がなされ、その
後のブレーキの作動によりブレーキの負担を減じて確実
な停止を実現することができる。
【0065】また、ブレーキの作動後、車速が所定値に
達するまでの間には、所定のスロットル開度を維持し、
エンジンブレーキの作用を保つから、更に、この間にお
けるブレーキの作動段階をこれ以後と異ならせたから、
減速のためのブレーキを負担をなお一層減じることがで
きる。これらにより、ブレーキ性能の早期の劣化を回避
でき、自動走行中におけるブレーキ不良に起因する事故
の発生を未然に防ぎ得るようになる等、本発明は優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自走車両たるゴルフカートの外観
を示す側面図である。
【図2】本発明に係る自走車両たるゴルフカートの内部
構造を模式的に示す平面図である。
【図3】本発明に係る自走車両たるゴルフカートの制御
系の構成を示すブロック図である。
【図4】手動走行時における停止手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ゴルフカート 8 ブレーキ装置 9a 誘導線 9b 標識マグネット 10 走行制御部 11 走行切換スイッチ 12 発進スイッチ 13 リモコン受信器 14 リモコン発信器 15 車速センサ 40 ブレーキ 41 ブレーキワイヤ 50 アクセルセンサ 51 スイッチ開度センサ 52 ブレーキセンサ 53 ブレーキスイッチ 61 誘導信号センサ 62 走行標識センサ BP ブレーキペダル E エンジン M1 ステアリングモータ M2 スロットルモータ M3 ブレーキモータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 29/00 - 92/06 F02D 41/04 B60K 41/00 - 41/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン駆動による自動走行と手動走行
    とが可能であり、手動走行時には、アクセルペダルの踏
    み込みに応じたスロットル開度の増減により走行速度を
    調節し、またブレーキペダルの踏み込みに応じたブレー
    キの作動により停止せしめるようにした自走車両におい
    て、前記ブレーキを作動させるブレーキアクチュエータ
    と、前記走行速度を検出する車速センサと、前記アクセ
    ルペダルの踏み込みを検出するアクセルセンサと、前記
    ブレーキペダルの踏み込みを検出するブレーキセンサ
    と、前記アクセルセンサが非検出状態にあるとき、前記
    スロットル開度を所定開度に保つスロットル制御手段
    と、該スロットル制御手段が動作状態にあり、更に、前
    記車速センサによる検出速度が所定速度に低下し、前記
    ブレーキセンサが検出状態にあるとき、前記ブレーキア
    クチュエータを動作させると共に、前記スロットル開度
    を下限開度にまで減じる手段とを具備することを特徴と
    する自走車両。
  2. 【請求項2】 前記下限開度へのスロットル開度の減小
    を、前記ブレーキアクチュエータの動作開始後、前記車
    速センサによる検出速度が前記所定速度よりも低い第2
    の所定速度に達することを条件として行わせる請求項1
    記載の自走車両。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキアクチュエータの動作によ
    る前記ブレーキの作動段階を、前記下限開度へのスロッ
    トル開度の減小の前後にて異ならせてある請求項2記載
    の自走車両。
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