JP2974785B2 - 安全プローブを備えた引込み可能な安全穿通器具 - Google Patents

安全プローブを備えた引込み可能な安全穿通器具

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JP2974785B2 JP8526330A JP52633096A JP2974785B2 JP 2974785 B2 JP2974785 B2 JP 2974785B2 JP 8526330 A JP8526330 A JP 8526330A JP 52633096 A JP52633096 A JP 52633096A JP 2974785 B2 JP2974785 B2 JP 2974785B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 この発明は安全穿通器具、さらに詳しくは、組織や器
官構造が穿通部材の先端から保護されるように、解剖学
的空洞(anatomical cavities)と連通する門(ポータ
ル;portal)を形成するのに使用される安全穿通器具及
びこの安全穿通器具を使用して解剖学的空洞壁を穿通さ
せる方法に関する。
従来技術の説明 穿通器具は、医療行為において、静脈及び動脈、硬
膜、肋膜及びクモ膜下空間、心室、脊髄及び滑膜腔等の
ように、大きさが腹腔から小血管まで範囲の解剖学的空
洞へのアクセスを得るために広範に使用されている。穿
通器具の使用は、内視的外科あるいは最小侵入的外科
(minimally invasive surgery)において、腹腔内腹腔
鏡手術のような多くの様々な手術のための内視鏡門を設
ける極めて一般的で重要な段階になっている。このよう
な穿通器具は一般に、カニューレ(套管)すなわちポー
タルスリーブ(portal sleeve)と、該カニューレの中
に配置され解剖学的空洞壁に穿通するための鋭い先端を
有するトロカール(套管プローブ)のような穿通部材と
を有する。空洞壁を穿通するのに要求される力は当該空
洞壁を形成する組織の形式や厚さに依存する。一旦壁を
穿通すると、穿通部材の尖端を、空洞内の組織又は器官
あるいは空洞を形成する組織又は器官との不慮の接触又
は当該組織又は器官の損傷から保護することが望まし
い。一旦穿通がなされると、組織抵抗の欠落により、尖
端は空洞内を遠くまで移動し、近傍の組織や器官構造に
損傷を与えるからである。
種々の安全穿通器具が提案されされているが、それは
突出型と引込み型とに分けられる。突出型安全穿通器具
においては、解剖学的空洞に侵入すると***材の先端
にかかる力が減少し、***材が穿通部材の先端を超え
て突出するようにばねで付勢される。***材は穿通部
材の回りに配置することができるが、この場合***材
はシールドと言及される。また、***材は穿通部材の
中に配置することもできるが、この場合***材はプロ
ーブと言及される。引込み型安全穿通器具においては、
解剖学的空洞に侵入すると、穿通部材、カニューレ、プ
ローブ、又はシールド若しくはプローブのような***
材等の安全穿通器具の一部材の先端が移動し、穿通部材
がカニューレ中に引込みする。
引込み型安全穿通器具はよく受け入れられてきたが、
穿通を容易にしたり、ポータルスリーブが解剖学的空洞
に入る前に穿通部材が引込みされる可能性を最小にする
といった改良の余地がある。
発明の概要 したがって、本発明の主要な目的は、ポータルスリー
ブ、安全プローブ、及び引込み可能な穿通部材を有する
形式の安全穿通器具を改良することにある。
本発明の補足的な目的は、解剖学的空洞壁を穿通、可
動穿通部材を整列した状態に維持している間に、ポータ
ルスリーブ、安全プローブ及び/又は穿通部材等の安全
穿通器具の穿通部材を先端部に移動させ、解剖学的空洞
壁を穿通ている間に滑らかな先端形状を保持することに
よって、安全な穿通器具を用いて解剖学的空洞壁の穿通
を容易にすることにある。
本発明の他の目的は、解剖学的空洞壁に穿通ている間
の組織との接触に応答して、引込み可能な安全穿通器具
の安全プローブ及び穿通部材の基端側への移動を許容す
ることにある。
本発明のさらなる目的は、解剖学的空洞壁に穿通てい
る間の組織との接触に応答して、引込み可能な安全穿通
器具の安全プローブ及びポータルスリーブの基端側への
移動を許容することにある。
本発明のさらに他の目的は、解剖学的空洞壁に穿通て
いる間の組織との接触に応答して、引込み可能な安全穿
通器具の安全プローブ、ポータルスリーブ及び穿通部材
の基端側への移動を許容することにある。
本発明のさらに他の目的は、解剖学的空洞への進入時
に安全穿通器具の安全プローブ及び穿通部材の先端側に
付勢された移動に応答して、安全穿通部材の穿通部材の
引込みを引き起こすことにある。
本発明のさらに他の目的は、解剖学的空洞への進入時
に安全穿通器具の安全プローブ及びポータルスリーブの
先端側に付勢された移動に応じて、安全穿通部材の穿通
部材の引込みを引き起こすことにある。
本発明のさらに他の目的は、解剖学的空洞への進入時
に安全穿通器具の穿通部材及びポータルスリーブの先端
側に付勢された移動に応答して、安全穿通部材の穿通部
材の引込みを引き起こすことにある。
本発明のさらに他の目的は、解剖学的空洞への進入時
に安全穿通器具の穿通部材、安全プローブ及びポータル
スリーブの先端側に付勢された移動に応答して、安全穿
通器具の穿通部材の引込みを引き起こすことにある。
本発明の従来技術を超える利点は、円滑で連続的な移
動によって解剖学的空洞壁の穿通が達成されるととも
に、穿通部材の先端を被覆しあるいは露出する伸長静止
位置においてポータルスリーブ及び/又は安全プローブ
を用いて解剖学的空洞壁の安全な穿通が開始され、さら
に1又はそれを超える穿通部材の解剖学的空洞への進入
時に、安全穿通器具の穿通部材の引込みが整えられ、こ
れにより安全穿通器具の安全性と有効性が向上すること
である。
本発明は、解剖学的空洞の壁に門を形成するための安
全穿通器具において、 ハウジングと、 該ハウジングに固定されたポータルスリーブと、 該ポータルスリーブの中に配置され、先端部が前記ポ
ータルスリーブの先端部から先端側に突出する伸長位置
と該伸長位置から基端側に離れた引込み位置との間で前
記ポータルスリーブに対して移動可能である穿通部材
と、 該穿通部材の中に配置され、前記穿通部材が引込みす
ると該穿通部材の先端部を保護する安全プローブ静止装
置と、前記穿通部材が伸長すると該穿通部材の先端を露
出させる安全プローブ引込み位置との間で前記ポータル
スリーブに対して移動可能である安全プローブと、 該安全プローブを前記安全プローブ静止位置に向かっ
て先端側に付勢する安全プローブ付勢手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置から前記穿通部
材引込み位置まで移動させる引込み手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置から前記穿通
部材伸長位置まで手動で移動させる手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置にロックする一
方、前記解剖学的空洞壁を穿通している間、前記穿通部
材の基端側への所定量の移動を許容するロック手段と、 前記ロックされた穿通部材伸長位置において、前記穿
通部材を先端側に付勢して、前記解剖学的空洞壁を穿通
している間は前記穿通部材を基端側に移動させ、前記解
剖学的空洞に進入すると前記穿通部材を先端側に移動さ
せる穿通部材付勢手段と、 前記安全穿通器具の前記解剖学的空洞への穿通に応答
して、前記ロック手段の解放を引き起こし、前記引込み
手段が前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置に移動さ
せる解放手段とからなることを特徴としている。
本発明の他の局面は、解剖学的空洞の壁に門を形成す
るための安全穿通器具において、 ハウジングと、 伸長静止位置と基端部に離れた引込み位置との間で前
記ハウジングに対して移動可能である、先端側に付勢さ
れたポータルスリーブと、 前記ポータルスリーブの中に配置され、前記解剖学的
空洞壁を穿通する先端部を有し、該先端部が前記ポータ
ルスリーブの先端部から先端側に突出する伸長位置と該
伸長位置から基端側に離れた引込み位置との間で前記ポ
ータルスリーブに対して移動可能である中空穿通部材
と、 該穿通部材の中に配置され、前記穿通部材が引込みす
ると該穿通部材の先端部を保護する安全プローブ静止装
置と、前記穿通部材が伸長すると該穿通部材の先端を露
出させる安全プローブ引込み位置との間で前記穿通部材
に対して移動可能である、先端側に付勢された安全プロ
ーブと、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置から前記穿通部
材引込み位置まで移動させる引込み手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置から前記穿通
部材伸長位置まで手動で移動させる手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置にロックし、前
記解剖学的空洞壁を穿通している間、前記穿通部材の基
端側への移動を防止するロック手段と、 前記安全穿通器具の前記解剖学的空洞への穿通に応答
して、前記ロック手段の解放を引き起こし、前記引込み
手段が前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置に向かっ
て基端側に移動させる解放手段とからなることを特徴と
している。
本発明のさらに他の局面は、解剖学的空洞の壁に門を
形成するための安全穿通器具において、 ハウジングと、 伸長静止位置と基端部に離れた引込み位置との間で前
記ハウジングに対して移動可能である先端側に付勢され
たポータルスリーブと、 前記ポータルスリーブの中に配置され、先端部が前記
ポータルスリーブの先端部から先端側に突出する伸長位
置と該伸長位置から基端側に離れた引込み位置との間で
前記ポータルスリーブに対して移動可能である穿通部材
と、 該穿通部材の中に配置され、前記穿通部材が引込みす
ると該穿通部材の先端部を保護する安全プローブ静止装
置と、前記穿通部材が伸長すると該穿通部材の先端を露
出させる安全プローブ引込み位置との間で前記穿通部材
に対して移動可能である、先端側に付勢さえた安全プロ
ーブと、 該安全プローブを前記安全プローブ静止位置に向かっ
て先端側に付勢する安全プローブ付勢手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置から前記穿通部
材引込み位置まで移動させる引込み手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置から前記穿通
部材伸長位置まで手動で移動させる手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置にロックする一
方、前記解剖学的空洞壁を穿通している間、前記穿通部
材の基端側への所定量の移動を許容するロック手段と、 前記ロックされた穿通部材伸長位置において、前記穿
通部材を先端側に付勢して、前記解剖学的空洞壁を穿通
している間は前記穿通部材を基端側に移動させ、前記解
剖学的空洞に進入すると前記穿通部材を先端側に移動さ
せる穿通部材付勢手段と、 前記安全穿通器具の前記解剖学的空洞への穿通に応答
して、前記ロック手段の解放を引き起こし、前記引込み
手段が前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置に向かっ
て基端側に移動させる解放手段とからなることを特徴と
している。
本発明の他の局面は、解剖学的空洞の壁に門を形成す
るための安全穿通器具において、 ハウジングと、 該ハウジングに固定された基端部を有する細長いポー
タルスリーブと、 前記ポータルスリーブの中に配置され、組織穿通先端
部を有し、該先端部が部分ネジを備えた部分的に円錐形
状を有する中空穿通部材と、 該穿通部材の中に配置され、先端部を有するととも
に、先端部が部分ネジを備えた部分的に円錐形状を有
し、これにより安全プローブと引込み位置にあるときに
先端部の形状が前記穿通部材の形状と協働して外ネジを
備えたほぼ完全な幾何学的円錐形状を形成する、先端側
に付勢された安全プローブとからなることを特徴として
いる。
本発明の他の目的及び利点は、添付図面を参照して以
下に説明する好ましい実施形態から明らかとなる。添付
図面においては、特記しない限り、同一部材又は同一の
機能を発揮する部材は各図面において同一の参照符号又
は下2桁を共通した参照符号で識別されている。
図面の簡単な説明 図1は、本発明にかかる安全穿通器具の部分側面断面
図である。
図2は、解剖腔の壁に対して穿通中の図1の安全穿通
器具の部分側面断面図である。
図3は、解剖腔内に穿通後の図1の安全穿通器具の部
分側面断面図である。
図4は、本発明にかかる安全穿通器具を修正した部分
側面断面図である。
図5は、解剖腔壁の穿通中の図4の安全穿通器具の先
端部を示す部分破断側面図である。
図6は、本発明にかかる他の実施形態の安全穿通器具
を示す部分破断側面図である。
図7は、本発明にかかる別の実施例形態を示す安全穿
通器具の部分破断側面図である。
図8は、解剖腔壁を穿通中の図7の安全穿通器具の先
端部の部分破断側面図である。
図9は、本発明にかかる安全穿通器具の修正した先端
部の外形を示す部分側面図である。
好ましい実施形態の説明 本発明にかかる安全穿通器具20は、図1に示すよう
に、ポータルユニット22および穿通ユニット24からな
る。前記ポータルユニット22は、延長ポータルスリーブ
26およびポータルスリーブ26の基端に組み付けたハウジ
ング28からなるものである。ポータルスリーブ26は、先
端30を一端とし、ハウジング28の前壁34と内壁あるいは
仕切り壁33との間に配置したフランジ32を他端とする。
ポータルスリーブ26は、行われる操作および穿通される
解剖腔に応じ、円筒状あるいは管状を有し、所望の断面
形状を有することができる。出来れば、ポータルスリー
ブ26は、穿通ユニット24の穿通部材36を受け入れるため
に先端および基端スリーブ端部の間でルーメンを形成す
る管形状を有し、そして、ステンレススティールまたは
他の医学的に受け入れ可能なプラスチックあるいは金属
材のように、実質的に端から端までが円柱状の硬いある
いはフレキシブルで、透明あるいは不透明な材料で形成
することが好ましい。付勢部材37は、先端方向にポータ
ルスリーブを付勢するために内壁33およびフランジ32の
間に接続されている。付勢部材37は、穿通部材36の周囲
に配置されたヘリカルコイル(helical coil)ばねとし
て図示され、そして、内壁33およびポータルスリーブフ
ランジ32との間に圧縮状態で保持されている。しかし、
付勢部材37は、例えば、圧縮ばね,引張ばね、捩りば
ね、パンばね、リーフばね、ゴム、プラスチックまたは
磁石を含む他のタイプの付勢手段はもちろん、各種の他
のタイプのばねであってもよい。
ハウジング28は、所望の材料で形成でき、そして、外
科医によって握るのを容易にする所望の形状にでき、さ
らに、穿通部材36によってこれを介して通過することが
許されるようにハウジング前壁34内の開口と一直線にし
た開口を有する後壁38を有している。ハウジング28は、
ポータルスリーブを介して器具が通過しないときに閉鎖
状態に付勢されるバルブからなり、ここを介して通過す
る器具に密封的に係合するように構成されていることが
好ましい。しかしながら、図示されているフラッパーバ
ルブ(flapper valve)40には、トランペット(trumpe
t)あるいはニップル(nipple)バルブを含む、いくつ
かの適切なバルブ構成を使用できる。
穿通ユニット24は、環状ニードルに形成した延在する
中空穿通部材36、安全プローブ42、および穿通部材およ
び安全プローブの基端部に取り付けるハブ44からなるも
のである。ハブ44は、長さ方向に所定の間隔で配置され
た前,後壁46,48と、側方に所定の間隔で配置された
上,下壁50および52とからなるものである。ハブ前壁46
はハウジングの後壁38と対をなす外形を有しており、そ
して、図示するようにハウジングにハブが組合わさった
場合に、穿通部材36がポータルスリーブ26内に配置され
ている。穿通部材36は、安全プローブ42上に伸縮自在に
嵌め込んだ延在する環状体53を有し、この安全プローブ
42はハブ後壁48から先端に延在するガイドチューブ54上
に伸縮自在にそれぞれ嵌め込まれている。穿通部材は、
ハブ44のレール部材58によって取り付けられた横フラン
ジ56の基端側で終わり、鋭く組織を穿通する先端チップ
84を形成する横方向寸法の変わり目またはジャンクショ
ン(junction)62から延在する傾斜した先端部60を有し
ている。
レール部材58は、一般に、穿通部材の長さの軸に横ま
たは垂直に配置した前壁66と、この前壁と平行な形の後
壁68と、および、前方および後方レール部材壁を横に接
合する側壁70とからなるU字形である。フランジ56は、
穿通部材36によってこれを介して通過することを許す開
口を備えたレール部材前方壁とともに、レール部材前方
および後方壁の間に配置されている。レール部材前方お
よび後方壁は、フランジ56に平行またはほぼ平行に配置
され、そして、付勢部材72は穿通部材を基端側に付勢す
るように穿通部材フランジ56およびレール部材後方壁68
の間に配置されている。図示するように、付勢部材72
は、レール部材前方壁66にフランジ56を隣接するように
先端側に穿通部材36を付勢するため、フランジ56および
レール部材後方壁68の間で圧縮して取り付けられ、か
つ、安全プローブの周囲に配置されたヘリカルコイル
(helical coil)ばねからなる。しかしながら、付勢部
材72は、例えば、圧縮ばね、引張ばね、捩りばね、パン
ばね、リーフばね、ゴム、プラスチック、および、マグ
ネットを含む他のタイプの付勢手段はもちろん、他の色
々なばねを含んでいてもよい。
引き込み部材74は、穿通部材の鋭い先端チップが、さ
らに後で説明するように、ポータルスリーブ先端部30お
よび安全プローブ先端部76の基端側に配置されている引
き込んだ位置で基端方向へ穿通部材36を付勢するよう
に、レール部材後方壁68とハブ44の前壁46との間に取り
付けられている。引き込み部材74は、穿通部材の先端部
60が安全プローブ42の先端部76およびポータルスリーブ
先端部30の基端側に配置されている引き込み位置に基端
方向へレール部材58および、それゆえ、穿通部材36を付
勢するため、ガイドロッド75の周囲に配置され、かつ、
レール部材後方壁およびハブ前壁46の間で圧縮状態で取
り付けられたヘリカルコイルばねからなる。
図1に示すように延在位置で穿通部材をロックし、そ
して、引き込み位置に穿通部材を移動することを可能に
するレール部材58を解除するためのロックおよび解除機
構78は、弾性材の一片から形成され、そして、ハブ44の
下壁52に固定された実質的なフラットなベース82と、前
記ベースから離れた上方側に曲がったアーム86に前記ベ
ース82の基端部で接続するベンド84とを有するように形
成されたラッチあるいはロックばね80からなる。アーム
86は、レール部材後方壁68とほぼ平行で、安全穿通器具
の長さ方向の軸心とほぼ直交するように配置された先端
ラッチング表面92に接続する基端側に屈曲したラッチン
グ表面90を有するラッチ88を支持あるいは形成してあ
る。アーム86はラッチ88の先端側に配置した延在部94を
有し、そして、延在部94に解除部材あるいはトリガー96
が並設されている。トリガー96は、ハブ内に支持された
構造またはハブの単数あるいは複数の壁に固定されたピ
ン98にハブ内に回転可能に設けられており、トリガー
は、一般に、延在部94の横に位置するレグ100と、安全
穿通器具の基端側にわずかに傾斜しているが、レグ100
から交差するように延在するレグ102とを備えたL字形
である。捩りばね(図示せず)は、レグ100が延在部94
側に付勢されるように、図1中、トリガーを反時計回り
に付勢するため、トリガー96に固定され、かつ、ピン98
の周囲に巻回されている。
レール部材後方壁68はハブの上壁50側に延在し、ポス
ト104は、延在する谷のような凹所109内に配置したハン
ドル108で終わりとするようにハブの上壁内に形成した
長さ方向のスロット106を介して穿通部材フランジから
延在している。図示するように、穿通部材に直接あるい
はレール部材を介して組み合わせることができるハンド
ル108は握ることができ、そして、前述したように引き
込み位置からロックした延在位置に穿通部材を移動させ
るためにハブの上壁に形成したスロットに沿って先端側
に手動で移動できる。
安全プローブ42は、先端76から、ハブ後壁から離れて
先端側に位置するハブ後壁48と内壁あるいは仕切り壁11
2との間に配置した基端フランジ110に延在している。ヘ
リカルコイルばねで形成された付勢部材114はガイドチ
ューブ54の周囲に配置され、そして、安全プローブフラ
ンジがハブ仕切り壁112に隣接する静止位置の方に安全
プローブ42を先端側に付勢するため、安全プローブフラ
ンジ110とハブ後壁48との間に圧縮されて保持されてい
る。安全プローブの先端側76は比較的鈍く、そして、安
全プローブが穿通部材に関連して基端側に移動すると
き、プローブおよび穿通部材の先端部が穿通を容易にす
る実質的に堅固な幾何学的な外形を形成するために一直
線あるいは同一平面になるように、穿通部材の先端部60
のように実質的に同じ角度で斜めに切られている。
ポータルスリーブ22および穿通ユニット24は、図1に
示すように、一体に組み付けてあるいは別々に提供で
き、そして、ポータルユニットおよび穿通ユニットの一
方あるいは両方は、再利用のために消毒するように、あ
るいは、一人の患者用として使い捨てするようにいくぶ
んか製造できる。ハブ44は、もし必要であれば、適切な
ゆるみあるいはラッチ機構によってハウジング28に組み
付けでき、そして、穿通ユニットは、それらを介して医
療器具の導入のために入り口として提供するために解剖
腔内の所定の位置にポータルスリーブ26を残してポータ
ルユニットから引き抜くことができる。
使用において、安全穿通器具20は、穿通部材の先端部
60が使用前穿通部材の鋭いチップを保護するために安全
プローブの先端部76から基端側に離れて配置されている
ように、引き込んだ位置の穿通部材42および延在した静
止位置の安全プローブ42を図3に図示した状態で提供す
ることが好ましい。図1に図示した延在位置に穿通部材
を移動させるため、レール部材後方壁68が先端ラッチン
グ表面92にロックしたレール後方壁68に延在した位置で
ラッチするようにラッチ88を乗り越えるまで、ハンドル
108がレール部材58、このため、穿通部材36を移動する
ために握られる。使用者は、ラッチ88の所定の位置にレ
ール部材後方壁68をロックするのを感知でき、さらにま
た、スロット106の先端部にハンドル108の位置を示すこ
とによって穿通部材がロックした延長位置にあることを
視覚的に決定できる。
図1で示した延在位置でロックした穿通部材36によ
り、穿通部材の先端部60がポータルスリーブ先端部30か
ら先端側に突出し、そして、安全プローブ先端部76が穿
通部材の先端チップ64から先端側に突出する。ポータル
スリーブ先端部30は、穿通を容易にする滑らかな先端形
状を提供するために穿通部材36のジャンクション62と一
直線であることが好ましく、そして、ポータルスリーブ
26、穿通部材36および安全プローブ42のすべてが、解剖
腔壁の穿通中に組成接触からの圧力のような、それらの
各先端部に作用する力に対応して基端側に移動できる。
ポータルスリーブ26の基端側への移動は、停止あるいは
隣接させるハウジングの仕切り壁33に対する付勢手段37
の圧縮によって制限されている。同様に、穿通部材の基
端側への移動はレール部材の後方壁68に対する付勢部材
72の圧縮によって制限され、そして、安全プローブ42
は、付勢手段114がハブ後壁48に完全に圧縮されるま
で、安全プローブ先端部76に作用する力に応じて付勢部
材114の付勢に抗して基端側に移動できる。解剖腔壁の
穿通が開始されたとき、安全プローブ先端部76上の組織
接触による力が、プローブの傾斜した先端部が解剖腔壁
を穿通するために実質的に堅固な幾何学的な形状を形成
するように穿通部材の傾斜した先端部60と同一平面にな
るように、付勢部材114の付勢に対して基端側に安全プ
ローブを移動させる。ポータルスリーブ26、安全プロー
ブ42および穿通部材36のすべてが、穿通中の組織の抵抗
力に応じて基端側に移動でき、このため、穿通部材先端
部との安全プローブおよびポータルスリーブ先端部の一
直線は、穿通を容易にするために実質的に維持できる。
また、トリガーの時計回りはアーム延在部94に接触する
トリガーレグ100に及ばないので、穿通部材フランジ56
はトリガーレッグ102を過ぎて移動するが、ラッチ88を
移動させず、そして、トリガー96が反時計方向に付勢さ
れているので、フランジ56は図2に図示するようにトリ
ガーレッグ102の基端側に位置決めされる。
解剖腔内に挿入することにより、組織接触によって生
じた安全プローブ、ポータルスリーブおよび穿通部材先
端部における対向力が減少し、付勢部材114,37および72
が安全プローブ、ポータルスリーブおよび穿通部材を先
端側に移動することを許す。穿通部材の先端側への移動
は、フランジ56をトリガーレッグ102を駆動するように
かみ合わせ、そして、アーム延在部94にかみ合うレッグ
100でトリガーを図2中で反時計回りに回転させる。ア
ーム延在部94とのレグ100の噛み合わせは、レール部材
後方壁68とのラッチ88の係合を外すように、アーム86を
ベース82の方に移動させ、これにより、引き込み部材74
が穿通部材を、レール部材後方壁68がハブ仕切り壁112
に隣接し、かつ、図3に示すように穿通部材先端部60
が、穿通部材の鋭いチップを保護するために安全プロー
ブ先端部76およびポータルスリーブ先端部30から基端側
に離れて配置されている引き込み位置の基端側に移動す
る。そのとき、穿通部材36およびプローブ42からなる穿
通ユニット24は、これを介して医療器具を導入するため
の入り口として提供するために解剖腔壁内の正しい位置
にポータルスリーブ26を残してポータルユニット22から
引き抜くことができる。
本発明の安全穿通器具は、解剖腔内に挿入する際に組
織接触による力の低下によって生じる安全プローブの先
端側への付勢による移動に応じて引き込み位置に穿通部
材136の移動を引き起こし、そして、解剖腔壁へ穿通中
に安全穿通器具の穿通部材136およびプローブ142の基端
側への移動を許容するため、図4中の120で示すように
改変できる。改変した安全穿通器具120は、安全穿通器
具20のための穿通ユニット24に類似する穿通ユニット12
4からなるが、改変したロックおよび解除機構178および
中空穿通部材136は、先端部160で鋭いチップに対して傾
斜する側面あるいは正面を有するピラミッドのような部
分的に幾何学形状を有しする一方、周辺の角で形成され
た先端部での開口部は鋭いチップ164で終わっている。
ロックおよび解除機構178は、上方側に屈曲したアーム1
86にベースの先端部を結合するベンド184およびハブの
下壁に固定したフラットベース182を有するロックばね1
80からなる。アーム186は、レール部材後方壁168に平行
な形状で横ラッチング表面192を有するラッチ188を形成
するため、器具の長さ方向の軸心に沿って、上方側に回
転する。屈曲した基端側のラッチング表面190は、器具
の長さ方向の軸心に平行に延在する水平アーム延在部19
4に接続するようにラッチング表面192から下方側に延在
する。安全穿通器具20のためのトリガ96に類似するトリ
ガ196は、アーム延在部194に並設されているが、安全プ
ローブフランジ210によってかみ合わせるためにハブ仕
切り壁112から基端側に離れて配置されている。トリガ1
96は、アーム延在部194および安全プローブフランジ210
の間にハブの一つあるいは複数の壁に固定したピン198
に回転可能に設けられている。トリガー196は、一般
に、安全プローブが図示する延在した静止位置にあると
きに、延在部194にかぶさるレグ200、および、レグ200
から、かつ、安全プローブフランジ210の基端側に配置
したハブの基端部側へ交差するように延在するレグ202
を備えたL形である。
安全プローブ142は、鋭いポイントの周囲に対称に配
置した4つの側面あるいは面を有する実質的に完全な幾
何学的なピラミッド形状を形成するため、図5で図示し
たように引き込み位置に安全プローブがあるとき、穿通
部材136内に同心円状で移動可能に配置され、そして、
穿通部材の先端部の形状と協同する先端部の形状、狭い
端部179に傾斜する側面あるいは面を形成した先端部176
および中空の穿通部材に対応する延長した断面形状を有
する。
安全穿通器具120のポータルユニット122は、ハウジン
グ128の前壁134に強固に固定された基端部132を有する
管状ポータルスリーブ126からなる。ポータルスリーブ1
26は、図4で図示するように穿通およびポータルユニッ
トが組み込まれているとき、穿通部材136を出し入れ自
在に接合し、そして、ポータルスリーブの先端部130
は、穿通部材が図示する延長した静止位置にあるとき、
レール部材壁166および168の間の距離に概ね対応するよ
うに予め設定された穿通部材のジャンクション162から
基端側に所定の距離だけ離れた位置に配置されている。
解剖腔壁を穿通するための安全穿通器具120の使用
は、穿通中にポータルスリーブ126がハウジング128に連
動して移動しないことを除き、安全穿通器具20のために
前述したように本質的に進み、そして、穿通部材136の
引き込みは、解剖腔に侵入した際に安全プローブ142の
先端側への付勢移動によって起こる。解剖腔壁に接触す
る前に、ハンドル208が握られ、かつ、手動で先端側に
レール部材158を、従って、穿通部材136を移動するた
め、穿通部材の先端部160が先端側にポータルスリーブ
先端部130から突出し、安全プローブの先端部176が先端
側に穿通部材先端部から突出する図4に図示するロック
し、延在した位置に先端側にハブ144に関連して先端側
に移動される。解剖腔壁に接触する際に、安全プローブ
の先端部176が穿通部材先端部160と同一平面になるまで
組織接触による力のために、安全プローブ142はハブ144
に関連して基端側に移動し、その後、安全プローブ142
および穿通部材136が、穿通を楽にする実質的に完全な
幾何学的にピラミッド形状を形成する間、ハブ144に関
連して基端側に一体に移動できる。付勢部材114および1
72が、レール部材およびハブ後壁によって形成される基
端側の隣接する表面で十分に圧縮されている場合、それ
ぞれ、穿通部材のジャンクション162が、図5で図示す
るように滑らかな先端形状を形成するようにポータルス
リーブ先端部130と一直線にすることが好ましい。解剖
腔に穿通することにより、穿通部材および安全プローブ
の先端部における対向力が減少して各付勢部材が穿通部
材および安全プローブを先端側に移動することを許す。
図示するように、安全プローブの先端側への付勢による
移動は、安全プローブフランジ210をトリガー196のレグ
202に駆動するように係合し、これにより、図5の想像
線で図示するように、穿通部材の先端部がポータルスリ
ーブおよび安全プローブの先端部のいずれからも基端側
に所定の距離だけ離れて配置した基端側の引き込み位置
に穿通部材が移動できるように、ロックした延在位置か
ら穿通部材を解放し、さらに、トリガーを反時計回りに
回転させる。
本発明にかかる安全穿通器具の更なる他の改変は図6
の220で図示されている。改変した安全穿通器具220は、
延在した位置でロックされている場合に穿通部材が移動
しないことを除き、安全穿通器具20に類似しており、そ
して、延在した位置から引き込んだ位置までの穿通部材
の移動は、解剖腔内に挿入するにつれて組織接触による
力の減少に対応するポータルスリーブの先端側への付勢
による移動によって起こる。安全穿通器具220は、ポー
タルユニット222と、および、穿通部材236および安全プ
ローブ242および穿通部材および安全プローブの基端側
に取り付けたハブ244を有する穿通ユニット224とからな
る。穿通部材236は穿通部材36に類似し、レール部材258
の前壁266に強固に固定した基端部256および傾斜した先
端部260からなる。安全プローブ242は、安全プローブ42
に類似し、穿通部材236内に出し入れ自在に嵌め込まれ
ている。しかしながら、安全プローブ242の基端部のフ
ランジ310は、レール部材258の前方および後方壁266お
よび268の間に設けられ、そして、付勢部材272はガイド
チューブ254の周囲に配置され、そして、安全プローブ
フランジがレール部材の前方壁に隣接する静止位置で先
端側に安全プローブを付勢するために安全プローブフラ
ンジ310とレール部材258の後方壁との間に圧縮状態で保
持されている。引き込み部材74に類似する引き込み部材
274は、レール部材を付勢するためにハブの前方壁246と
レール部材の後方壁268との間に圧縮状態で保持され、
このため、穿通部材および安全プローブ部材は引き込ま
れた位置の方に基端側にある。
レール部材258は、ハブの後壁248に固定したピン267
に回転可能に取り付けた基端部を有し、ガイドチューブ
254内に配置された縦ラッチアーム265によって図6に示
す延在した位置でロックされている。ラッチアーム265
は、ガイドチューブ254内に形成したスロット271に関連
する反対側のラッチング突出部269を駆動する。突出部2
69は、一般に、レール部材後方壁268に係合し、スロッ
ト271を介して延在する形状の横ラッチング表面273を備
えた三角形である。リーフばね275は、ラッチング突出
部269がガイドチューブ内に形成したスロット271を介し
て延在する係合位置の方に図6中で反時計回り方向にア
ーム265を付勢するため、ラッチアーム265とガイドチュ
ーブ254の内面との間で連結されている。トリガー突出
部277はラッチアーム265の先端部に形成され、そして、
ハウジング228内に連通するようにスロット271の先端側
に穿通部材236および安全プローブ242内に形成した一直
線のスロット281および283を介して突出する先端縁部27
9を有している。スロット281および283は、安全プロー
ブおよび穿通部材がハブ内の延在した位置と引き込んだ
位置との間で前進および後退できるように十分に長い。
ポータルユニット222は、安全穿通器具20のためのポ
ータルユニット22に類似し、さらに、拡大したヘッド28
7の基端側で終わるように基端方向にポータルスリーブ
フランジ232から垂直に延在するフィンガー285からな
る。直心の反対側に端部291および293を有するレバー28
9は、ヘッド287に固定されたピン295に回転可能に取り
付けられている。ペグ297はヘッド287から延在し、そし
て、上方端部291がフィンガー285が動作したときに、い
くぶんかトリガー突出部277に係合するようにフィンガ
ー285から横方向に延在している位置を越えてレバーの
時計回りを規制する停止部として機能するレバー289の
下方端部293から基端側に所定の距離だけ離れている。
捩りばね(図示せず)は、ペグ297に関連して隣接する
レバーを普通に付勢するヘッドとレバーとの間に取り付
けられている。また、図6において図示されているの
は、ハブを介して押しあるいは駆動したときに、ラッチ
アームの時計回りの回転により、レール部材からラッチ
アームを手動で解除するために横に並ぶラッチアーム26
5を延在するくさび形の傾斜した制御ボタン299である。
安全穿通器具220の使用は、使用者が解剖腔内に穿通
することを欲したとき、安全穿通器具が、穿通部材の先
端部260がポータルスリーブ先端部230および安全プロー
ブ先端部276から基端側に離れて配置されている引き込
んだ位置に穿通部材236を普通に設けてある点におい
て、安全穿通器具20に関する前述の記載と類似してい
る。ついで、ポータルスリーブ226および安全プローブ2
42は、ポータルスリーブフランジ232がハウジングの前
壁234に隣接し、かつ、安全プローブフランジ310がレー
ル部材前方壁266に隣接する静止位置に設けられる。さ
らに、ラッチアーム265のラッチング突出部269は、レー
ル部材後方壁268の先端に配置され、そして、レバー289
の上方端部291はラッチング突出部277の先端に配置され
る。穿通部材236は、ハブ244内のスロット306の基端部
に配置されているハンドル308と一緒に引き込み部材274
によって引き込み位置に付勢されている。
解剖腔壁の穿通を開始する前に、ハンドル308は握ら
れ、図6中で時計回りにラッチアーム265を移動するた
めにラッチング突出部269の屈曲した基端側の表面に係
合することにより、レール部材後方壁268がラッチング
突出部269を乗り越えるまで、引き込み部材274の付勢に
対して先端側に穿通部材236を移動するために先端側に
手動で移動する。レール部材後方壁268がラッチング表
面273を過ぎて先端側に移動したとき、ラッチアーム265
は、図示する延在した位置に設けた穿通部材236および
レール部材258をロックするために反時計回り方向に弾
性復帰する。前述したように、使用者は、ラッチアーム
265に係合する場所においてレール部材がロックしてい
ることを感じることができ、そしてまた、穿通部材が、
スロットの先端部でハンドル308の位置を知ることによ
り、ロックした延在位置にあることを視覚で正確に決め
ることができる。延在した位置でロックした穿通部材23
6により、安全プローブフランジ310は、安全プローブ先
端部276が、レール部材壁266と268との間の間隔をほぼ
均等に予め設定した距離xで穿通部材先端部260から軸
心上に配置されるように、レール部材前方壁266に関連
して隣接する付勢部材272によって先端側に付勢されて
いる。また、ポータルスリーブフランジ232は、ポータ
ルスリーブの先端部230が、ハウジング前壁234および仕
切り壁233の間の距離にほぼ等しい予め設定された距離
yで穿通部材ジャンクション262から先端側に離して配
置されるように、ハウジング前方壁234との隣接におい
て付勢部材237によって先端側に付勢力される。
図6で図示されている位置の安全穿通器具220によ
り、解剖腔壁の穿通が始まり、そして、ポータルスリー
ブおよび安全穿通器具先端部230および276との組織接触
による力は、ポータルスリーブおよび安全プローブをば
ね237および272の付勢に対して基端側に一体にそれぞれ
を移動させる。また、ポータルスリーブ226の基端側へ
の移動は、レバー289の上端部291を接触させ、そして、
突出部の下で反時計回りに回転することによってトリガ
ー突出部277を越えて移動させる。レバー上端部291が突
出部277を通過したときに、レバー289が時計回り方向に
回転し、これにより、そのとき、レバー上端部291はト
リガー突出部277の基端側に配置される。解剖腔に挿入
することにより、ポータルスリーブの先端部における対
向力が減少してばね237がポータルスリーブを先端側に
移動することを許し、トリガー突出部277に係合するこ
とをレバー上端部291で可能にし、これにより、レバー2
89を時計回りに回転し、レバー289の更なる時計回りを
阻止するペグ297にレバー下端部293を係合させる。トリ
ガー突出部277とのレバー287の係合は、ラッチアーム26
5を図6中で時計回りに回転させ、ラッチング突出部269
をレール部材後方壁268との係合から解除し、これによ
り、引き込み部材274が図6の想像線によって示すよう
に、穿通部材先端部260は基端側にポータルスリーブ226
の先端部分230から穿通部材の鋭いチップ264を保護する
ために離れて配置される引き込み位置に基端側へ穿通部
材を移動させる。そのとき、穿通ユニット224は、それ
らを介して医療器具の挿入のために正しい位置にポータ
ルスリーブ226を残してポータルスリーブ222から引き抜
くことができる。
本発明の安全穿通器具の他の改変では、ポータルスリ
ーブと安全プローブが基端へ付勢されて移動するのに反
応して穿通部材が引き込み位置に移動するように、安全
穿通器具20、220のロックおよび解除機構を結合してい
る。この改変した安全穿通器具は、図6において点線27
8で示すように、安全穿通器具220のハブ244のレール部
材268に係合する、ロックおよび解除機構78のようなロ
ック及び解除機構を備えている。この改変にかかる安全
穿通器具の使用方法は、上記した安全穿通器具20、220
の使用方法と同様であるが、安全プローブ242のフラン
ジ310がロックおよび解除機構278の係合トリガー296の
操作部材として機能すると共に、穿通部材236を基端側
の引き込み位置へ移動させるにはラッチばね280および
ラッチアーム265の両方を非係合とする必要がある点で
異なる。
図7は、本発明の安全穿通器具の他の改変を示してい
る。この改変にかかる安全穿通器具320のポータルスリ
ーブ346、穿通部材336および安全プローブ342は、穿通
中に基端方向に移動可能である。また、穿通部材336と
安全プローブ342の一方又は両方が解剖腔内に入った時
に、穿通部材336の延在位置から引き込み位置への移動
がトリガーされる。安全穿通器具320は、ポータルユニ
ット22と同一のポータルユニット322、ハブ344を備える
穿通ユニット324、穿通部材336の基端に取り付けた変形
したレール部材358、および改変したロックおよび解除
機構378を備えている。穿通部材336は中空である。ま
た、穿通部材336の先端360は、鋭利な組織穿通チップ36
4に向けて収束する部分的な円錐形状を有している。安
全プローブ342の断面形状は、穿通部材336の管形状と対
応する拡径された円形である。また、安全プローブ342
の先端376は、穿通部材336の基端360の形状と対応する
部分的な円錐形状を備えている。そのため、安全プロー
ブ342が図8に示す引き込み位置にあるときに、安全プ
ローブ342の先端の外形と、穿通部材336の先端の外形に
より、ほぼ完全に幾何学的な円錐形状が形成される。
レール部材358はレール部材58と同様であるが、レー
ル部材358の側壁370は後壁368を越えて基端側に延在
し、追加壁359に接続している点が異なる。この追加壁3
59は前壁366と後壁368に対して平行な形状を有してい
る。穿通部材336のフランジ356は、レール部材358の前
壁366と後壁368の間に配置されている。レール部材358
の前壁366は、穿通部材36を貫挿する開口を備えてい
る。安全プローブ342のフランジ410は、レール部材358
の後壁368と追加壁359の間に配置されている。後壁368
には、安全プローブ342を貫挿する開口を設けている。
また、後壁368はガイドチューブ354を貫挿する開口を備
えている。レール部材358の前壁366と後壁368は、穿通
部材336のフランジ356に対して平行又はほぼ平行に配置
されている。また、穿通部材336のフランジ356とレール
部材358の後壁368の間に付勢部材372が接続されてお
り、この付勢部材372は穿通部材336を先端側に付勢して
いる。同様に、レール部材358の後壁368と追加壁359
は、安全プローブ342のフランジ410に対して平行又はほ
ぼ平行に配置されている。安全プローブ342のフランジ4
10と追加壁359の間には付勢部材414が接続されており、
この付勢部材414は安全プローブ342を基端側に付勢して
いる。
レール部材358の後壁368とハブ344の前壁346の間に
は、引き込み部材374が取り付けてあり、この引き込み
部材374はレール部材358を付勢している。そのため、穿
通部材336と安全プローブ342は引き込み位置に向けて基
端側へ付勢されている。この引き込み位置では、図8に
おいて点線で示すように、穿通部材336の鋭利な先端チ
ップ64はポータルスリーブ326の先端330の基端側に配置
される。安全穿通器具320のロックおよび解除機構378は
ロックおよび解除機構78と同様であるが、ラッチ388が
追加壁359に係合してレール部材358を図7で示す突出位
置にロックすると共に、一対のトリガー396、396′をア
ーム延長部394に間隔をあけて併設している点が異な
る。トリガー396はトリガー396と同一であり、延長部39
4上に位置するレグ400と、レグ400′から器具の基端側
へ向けて延在するレグ402を備えており、穿通部材336の
フランジ356がレール部材358の前壁366に当接したとき
に穿通部材336のフランジ356の基端側に配置される。ト
リガー396′はトリガー396と同様であるが、安全プロー
ブ342のフランジ410がレール部材358の後壁368に当接し
た時に、レグ400′が延長部394上に位置し、レグ402′
が器具の基端側へ向けて延在し、安全プローブ342のフ
ランジ410の基端側に配置されるように、基端側に間隔
をあけて設けてある。
安全穿通器具320の動作は、安全穿通器具20の動作と
同様であるが、安全穿通器具320では、穿通部材336のフ
ランジ356と安全プローブ342のフランジ410の両方が、
延長部394上に位置するトリガー396、396′に作動可能
に係合している。従って、いったん安全穿通器具320が
解剖腔に入ると、穿通部材336と安全プローブ342の一方
又は両方を先端方向に付勢することにより、穿通部材33
6の解除がトリガされ、穿通部材336は基端側の引き込み
位置へ向けて移動する。
本発明の安全穿通器具の他の改変では、安全穿通器具
320、220のロックおよび解除機能を結合している。この
場合、ポータルスリーブ326と安全プローブ342の一方又
は両方が先端側に付勢されて移動するのに反応して、穿
通部材が引き込み位置へ移動する。この変形例では、図
7の点線に示すように、安全穿通部材のレール部材258
の追加壁259と係合するラッチアーム258と同様の位置決
めラッチアーム365をハブ344のガイドチューブ354内に
備えており、このラッチアーム365はレール部材258を突
出位置でロックする。また、ポータルスリーブ326のフ
ランジ332に拡径された頭部387とレバー389を備えるフ
ィンガー385を取り付けており、ポータルスリーブ326が
先端側に付勢されて移動するのに反応してレール部材25
8を解除するように、フィンガー385がラッチアーム365
のトリガー突起部377に作動可能に係合している。この
変形例にかかる安全穿通器具の使用方法は、安全穿通器
具320、220の使用方法と同様であるが、穿通部材236を
基端側の引き込み位置へ移動させるには、ラッチばね38
0とラッチアーム365の両方を非係合とする必要がある点
が異なる。
以上により、本発明にかかる安全穿通器具の多数の穿
通要素は、解剖腔への穿通中は基端側へ移動可能であ
り、解剖腔内へ入ると先端側に付勢される。「穿通要
素」とは、安全穿通器具のポータルスリーブ、安全プロ
ーブのような解剖腔内に入る安全穿通器具の要素を意味
している。また、ロックおよび/又は解除手段の種類お
よび個数に応じて、一又は二以上のポータルスリーブ、
安全プローブおよび/又は穿通部材のよう穿通要素が先
端側に付勢されて移動すると、穿通部材がそれが保護さ
れる位置に引き込まれる。さらに、解剖学上の組織に穿
通するための滑らかな先端形状となるように、ポータル
スリーブ、安全プローブおよび/又は穿通部材を穿通前
に位置決めして、ほぼ完全な立体的幾何学形状を構成さ
せてもよい。また、穿通部材、ポータルスリーブおよび
/又は安全プローブが基端側へ移動できるようにして、
穿通中は穿通形状がほぼ同一の形状を保持するようにし
てもよい。あるいは、ポータルスリーブの先端および/
又は安全プローブが穿通部材の先端に対して先端側又は
基端側に間隔をあけて位置し、組織への接触に反応して
生じるポータルスリーブ、安全プローブおよび/又は穿
通部材の移動により、ポータルスリーブの先端、安全プ
ローブおよび穿通部材が組み合わせられ、ほぼ完全な立
体的幾何学形状を構成するようにしてもよい。突出休止
位置においてポータルスリーブおよび/又は安全プロー
ブの先端が穿通部材の先端から基端側に間隔をあけて位
置している場合には、ポータルスリーブおよび/又は安
全プローブは、穿通部材が引き込まれないときに、穿通
部材の先端を保護する***材としても機能する。
本発明の安全穿通器具の構成要素は、再使用又は一人
の患者に使用するために消毒することが可能な、好適な
医薬的品質を有する材料により製作することができる。
コスト低減のため、上記構成要素は、種々の形態および
材料からなる多数の部品より製作することができる。ポ
ータルユニットおよび/又は穿通ユニットは、これらの
内部の流体の流れを制御するための種々のバルブ、止め
栓およびシール部材を備えていてもよい。また、ポータ
ルユニットと穿通ユニットを組み立てる時に、ハブをハ
ウジングに接続又は軽視するために、通常の止め金機構
を使用することができる。ポータルスリーブの先端は、
穿通を容易にするのか、あるいは抵抗を増加させるのか
に応じて、面取りしたり尖りを鈍化させてもよく、表面
を平滑化したり粗面化してもよく、その他いかなる形状
としてもよい。穿通中の先端を滑らかな形状に維持する
ために、ポータルスリーブ、安全プローブおよび穿通部
材に作用する抵抗力に応じて、ポータルスリーブ、安全
プローブおよび/又は穿通部材を付勢する付勢部材の強
度を選択できる。
ここで、図示して説明したいかなる穿通部材も、図7
の点線401で示す目視点のような目視点を備えていても
よい。この目視点は、穿通中に組織を目視できるように
するための、繊維光学を用いた通常の光学目視システム
を備えている。
穿通器具が延在位置でロックされているときに移動可
能な穿通部材を備える場合には、安全プローブの先端
は、図示のように穿通部材の先端から正規に突出する形
状としてもよい。あるいは、安全プローブの先端は、解
剖腔に穿通するのに適したほぼ完全な立体的幾何学形状
を構成するように、穿通部材の先端に並べ又は協働させ
てもよい。後者の場合、穿通ユニットがポータルユニッ
トから離れたときに穿通部材の先端を保護するために、
穿通部材が引き込まれた状態で安全プローブが穿通部材
から基端側に突出するようにすることが好ましい。
この安全穿通器具の穿通部材と安全プローブは、組み
合わせたときにほぼ完全な幾何学的形状を構成するよう
な先端形状を有するものであればよい。例えば、このよ
うな形状は、1994年1月6日に出願された本出願人にか
かる同時継続出願シリアルNo.08/178,153に、図示およ
び説明されている。この同時継続出願は本説明に参照と
して組み込まれる。図9は他の先端形状を示しており、
この先端形状では改変した穿通部材436は、部分的な円
錐形状を有し、かつ、ヘリカルねじ部461を部分的に設
けた先端460を備えている。安全プローブ442は、断面形
状が穿通部材内に収容されるのに適した円形である延長
部を備えている。また、安全プローブ442の先端476は穿
通部材436の先端460の形状に対応する部分的な円錐形状
を備えており、ヘリカルねじ部463を部分的に設けてい
る。図9において点線で示すように、安全プローブ442
と穿通部材436が延在休止位置にあるときに、安全プロ
ーブ442を付勢して安全プローブ442の先端476を穿通部
材436の先端460から先端向きに突出させてもよい。ある
いは、安全プローブ442と穿通部材436が延在休止位置に
あるときに、安全プローブ442の先端476を穿通部材436
の先端460に対して組み合わせてもよい。安全プローブ4
42の穿通部材436から突出するように先端側へ付勢する
と、安全プローブ442の部分的円錐部と延長部との接続
部に形成された肩部465が、穿通部材436の先端460に形
成された安全プローブ442を貫挿する開口の周縁467に当
接するまで、組織と接触した安全プローブ442が穿通部
材436に対して基端側へ移動する。安全プローブ442が図
9において実線で示す引き込み位置にあるとき、安全プ
ローブ442の先端476の形状は、穿通部材436の先端460の
形状と共に、外部にねじ部を備えるほぼ完全な幾何学的
円錐形状を構成する。そのため、追加の安全要素を設け
るために、解剖腔壁に挿通した安全穿通器具の先端を最
小の押圧力でねじることにより、安全穿通器具を解剖腔
壁へ穿通する。解剖腔壁へ挿通した後、安全プローブ44
2を先端側へ付勢して突出させてもよい。これと共に、
あるいはこれに代えて、穿通部材436を引き込んで、穿
通部材436の最先端部464を保護してもよい。
レール部材は種々の形態でラッチと係合し、トリガー
により解除されるようにすることができる。レール部材
は、U字状レール部材として説明したような、穿通部材
および/又は安全プローブの止め部材又は担持部材とし
て機能する形状とすることが好ましい。ロックおよび解
除機構では、穿通部材を延在位置でロックするためのラ
ッチと、穿通部材、安全プローブおよび/又はポータル
スリーブに設けたフランジ等の操作部材が先端側に移動
するのに反応してラッチを解除するトリガーのみが必要
である。そのため、ロック及び解除機能を得るために、
例えば、可動又は回動可能に取り付ける多数のカムやつ
め等の種々の機構を使用することができる。ハウジング
又はハブの長さを縮小してハウジングとハブの合計の長
さを縮小するために、ロックおよび解除機構を種々の方
法でハウジングやハブに設けることができる。本発明の
安全穿通器具に使用するために簡略化することができる
種々のロックおよび解除機構が、ユーンに付与された米
国特許5,330,430号、5,324,268号、5,320,610号、5,33
6,176号および5,360,405号に開示されている。また、こ
れらのロックおよび解除機構は、以下の継続中の米国特
許出願に開示されている。すなわち、1992年3月10日に
出願したシリアルNo.07/848,838、1992年9月15日に出
願したシリアルNo.07/845,177、1992年9月15日に出願
したシリアルNo.07/945,177、1993年6月22日に出願し
たシリアルNo.08/079,586、1994年2月14日に出願した
シリアルNo.08/195,512、1994年2月14日に出願したシ
リアルNo.08/196,029、1994年2月14日に出願したシリ
アルNo.08/196,027、1994年2月14日に出願したシリア
ルNo.08/195,178、1994年5月4日に出願したシリアルN
o.08/237,737、1994年5月20日に出願したシリアルNo.0
8/247,205、1994年6月3日に出願したシリアルNo.08/2
54,007、1994年6月15日に出願したシリアルNo.08/260,
439がある。上記した特許および継続中の特許出願の開
示は、参照としてこの説明に組み込まれる。これらの特
許および継続中の特許出願には、本発明の安全穿通器具
に使用できる種々の付勢装置も開示されている。本発明
の安全穿通器具に使用することができる他のロックおよ
び解除機構が、1994年7月22日に出願された本出願人に
かかる継続中の出願であるシリアルNo.08/279,170およ
び08/279,172に開示されている。これらの出願中の開示
は参照としてこの説明に組み込まれる。
ラッチアーム265、365のようなラッチアームとフィン
ガー285、385のようなフィンガーは、可動ポータルスリ
ーブを備える安全穿通器具に組み込むことができる。そ
の場合、さらに安全を確保するためにポータルスリーブ
が先端側に付勢されて移動した場合に、穿通部材が引き
込まれる。例えば、安全穿通器具20は、ラッチをガイド
チューブ54内に設けると共に、ポータルスリーブにフィ
ンガーを設けるてもよい。この場合、解剖腔内に入っ
て、ポータルスリーブと穿通部材の両方が先端側に付勢
されて移動した場合に、穿通部材36が引き込まれる。同
様に、安全穿通器具120の穿通ユニット124をラッチアー
ムを設けることにより変更することができ、ポータルス
リーブと安全プローブが先端側に移動すると穿通部材13
6が引き込まれないように、穿通ユニット124とポータル
ユニット222のようなポータルユニットを組み合わせて
もよい。安全穿通器具のレース部材を係合するために、
ラッチアーム265のようなラッチアームを安全プローブ
および/又はガイドチューブの中空部分に配置したとき
には、ラッチアームを図示のようにハブの基端に回動可
能に取り付けてもよく、また、ラッチアームの中心又は
ラッチアームの他の部分を基点として回動できるよう
に、ラッチアームをガイドチューブ内に取り付けてもよ
い。また、ガイドチューブ内に圧縮状態で保持され、ラ
ッチおよびトリガー突起を形成し又は設けたばね帯にラ
ッチアームを組み込んでもよい。さらに、ラッチアーム
が安全プローブ又はガイドチューブ内に配置されるとき
には、穿通部材を延在位置で保持するラッチアームのラ
ッチ部を解除する穿通部材内にラッチアームのトリガー
部を係合するために、操作部材を穿通部材、安全プロー
ブおよび/又はポータルの内側面に設けてもよい。この
ような特徴を有するラッチアームは、1994年7月22日に
出願された本出願人にかかる同時継続出願シリアルNo.0
8/279,170とNo.08/279,172に図示および説明されてい
る。
延在位置で穿通部材がロックされるのを防止するため
に、手動操作でラッチを解除できるように、制御ボタン
299や、1993年6月24日に出願された本出願人にかかる
同時継続特許出願であるシリアルNo.08/083,220に記載
された他のボタンのような一又は二以上の制御ボタン
を、ラッチの近傍に取り付けてもよい。さらに、一層の
安全性を確保するため、他のラッチを設けてもよく、つ
めを支持したり、穿通部材を引き込み位置にロックし、
これと共に、あるいはこれに代えて***材を延在位置
で保持するためのラッチ面を形成するように変更したラ
ッチを設けてもよい。
解剖腔へ安全穿通器具を穿通した後、先端側に付勢さ
れたポータルスリーブおよび/又は安全プローブは、不
注意により組織と接触した場合の衝撃吸収材として機能
する。安全穿通器具のトリガー部材(例えば、ポータル
スリーブ、安全プローブおよび/又は穿通部材)を先端
側に付勢する付勢力は、穿通のための力を最小限に抑制
するために、穿通中に部材がわずかに移動できるような
強さに設定すればよい。
安全穿通器具の作動上の要求と複雑さに応じて、上記
した種々の実施形態の特徴を所望の方法で組み合わせる
ことができる。例えば、ポータルスリーブがハウジング
に対して相対移動しないことが必要な場合には、ポータ
ルユニット122を穿通ユニット24、324に結合してもよ
い。また、ポータルスリーブがハウジングに対して相対
移動できるようにすることも必要な場合には、ポータル
ユニット22又は322を挿通ユニット124に結合してもよ
い。
本発明は種々の詳細な変形が可能である。上記したす
べての事項あるいは添付図面に図示されたすべての事項
は、単に説明のためのものであり、本発明はこれらに限
定されるものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 17/34

Claims (42)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解剖学的空洞の壁に門を形成するための安
    全穿通器具において、 ハウジングと、 該ハウジングに固定された基端部と前記解剖学的空洞に
    導入される先端部とを有する細長いポータルスリーブ
    と、 該ポータルスリーブの中に配置され、前記解剖学的空洞
    壁を穿通する先端部を有し、該先端部が前記ポータルス
    リーブの先端部から先端側に突出する伸長位置と該伸長
    位置から基端側に離れた引込み位置との間で前記ポータ
    ルスリーブに対して移動可能である中空穿通部材と、 該穿通部材の中に配置され、前記穿通部材が引込みする
    と該穿通部材の先端部を保護する安全プローブ静止装置
    と、前記穿通部材が伸長すると該穿通部材の先端を露出
    させる安全プローブ引込み位置との間で前記ポータルス
    リーブに対して移動可能である安全プローブと、 該安全プローブを前記安全プローブ静止位置に向かって
    先端側に付勢する安全プローブ付勢手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置から前記穿通部材
    引込み位置まで移動させる引込み手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置から前記穿通部
    材伸長位置まで手動で移動させる手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置にロックする一
    方、前記解剖学的空洞壁を穿通している間、前記穿通部
    材の基端側への所定量の移動を許容するロック手段と、 前記ロックされた穿通部材伸長位置において、前記穿通
    部材を先端側に付勢して、前記解剖学的空洞壁を穿通し
    ている間は前記穿通部材を基端側に移動させ、前記解剖
    学的空洞に進入すると前記穿通部材を先端側に移動させ
    る穿通部材付勢手段と、 前記安全穿通器具の前記解剖学的空洞への穿通に応答し
    て、前記ロック手段の解放を引き起こし、前記引込み手
    段が前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置に移動させ
    る解放手段とからなる安全穿通器具。
  2. 【請求項2】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿通
    したときにおける前記穿通部材の先端側に付勢された移
    動に応答することを特徴とする請求項1に記載の安全穿
    通器具。
  3. 【請求項3】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿通
    したときにおける前記安全プローブの先端側に付勢され
    た移動に応答することを特徴とする請求項1に記載の安
    全穿通器具。
  4. 【請求項4】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿通
    したときにおける前記安全プローブ及び前記穿通部材の
    先端側に付勢された移動に応答することを特徴とする請
    求項1に記載の安全穿通器具。
  5. 【請求項5】前記穿通部材の先端部は、前記穿通部材の
    横方向寸法が変化する接続点から先端側に延びており、
    これにより前記穿通部材が前記ロックされた穿通部材伸
    長位置に静止しているとき、前記ポータルスリーブの先
    端は前記接続点から基端側に離れることを特徴とする請
    求項1に記載の安全穿通器具。
  6. 【請求項6】前記安全プローブの先端部は、前記安全プ
    ローブが前記静止位置にあり、かつ、前記穿通部材が前
    記ロックされた穿通部材伸長位置に静止しているとき、
    前記穿通部材の先端部の先端側に位置していることを特
    徴とする請求項1に記載の安全穿通器具。
  7. 【請求項7】前記穿通部材の基端部に装着するレール部
    材をさらに有し、 前記穿通部材の基端部は前記レール部材の中で移動可能
    なフランジを有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記穿通部材のフランジの先端側に付勢された
    移動に応答して前記ラッチスプリングを解放するトリガ
    ーとを有することを特徴とする請求項2に記載の安全穿
    通器具。
  8. 【請求項8】前記穿通部材の基端部に装着するレール部
    材をさらに有し、 前記穿通部材の基端部は前記レール部材の中で移動可能
    なフランジを有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記安全プローブの先端側に付勢された移動に
    応答して前記ラッチスプリングを解放するトリガーとを
    有することを特徴とする請求項3に記載の安全穿通器
    具。
  9. 【請求項9】前記穿通部材の基端部に装着するレール部
    材をさらに有し、 前記穿通部材の基端部は前記レール部材の中で移動可能
    なフランジを有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記穿通部材のフランジ及び前記安全プローブ
    の先端側に付勢された移動に応答して前記ラッチスプリ
    ングを解放するトリガーとを有することを特徴とする請
    求項4に記載の安全穿通器具。
  10. 【請求項10】解剖学的空洞の壁に門を形成するための
    安全穿通器具において、 ハウジングと、 該ハウジングによって装着された基端部と前記解剖学的
    空洞に導入される先端部とを有し、伸長静止位置と基端
    部に離れた引込み位置との間で前記ハウジングに対して
    移動可能である細長いポータルスリーブと、 前記ポータルスリーブを前記ポータルスリーブ静止位置
    に向かって先端側に付勢するポータルスリーブ付勢手段
    と、 前記ポータルスリーブの中に配置され、前記解剖学的空
    洞壁を穿通する先端部を有し、該先端部が前記ポータル
    スリーブの先端部から先端側に突出する伸長位置と該伸
    長位置から基端側に離れた引込み位置との間で前記ポー
    タルスリーブに対して移動可能である中空穿通部材と、 該穿通部材の中に配置され、前記穿通部材が引込みする
    と該穿通部材の先端部を保護する安全プローブ静止装置
    と、前記穿通部材が伸長すると該穿通部材の先端を露出
    させる安全プローブ引込み位置との間で前記穿通部材に
    対して移動可能である安全プローブと、 該安全プローブを前記安全プローブ静止位置に向かって
    先端側に付勢する安全プローブ付勢手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置から前記穿通部材
    引込み位置まで移動させる引込み手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置から前記穿通部
    材伸長位置まで手動で移動させる手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置にロックし、前記
    解剖学的空洞壁を穿通している間、前記穿通部材の基端
    側への移動を防止するロック手段と、 前記安全穿通器具の前記解剖学的空洞への穿通に応答し
    て、前記ロック手段の解放を引き起こし、前記引込み手
    段が前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置に向かって
    基端側に移動させる解放手段とからなる安全穿通器具。
  11. 【請求項11】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記ポータルスリーブの先端側に付
    勢された移動に応答することを特徴とする請求項10に記
    載の安全穿通器具。
  12. 【請求項12】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記安全プローブの先端側に付勢さ
    れた移動に応答することを特徴とする請求項10に記載の
    安全穿通器具。
  13. 【請求項13】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記ポータルスリーブ及び前記安全
    プローブの先端側に付勢された移動に応答することを特
    徴とする請求項10に記載の安全穿通器具。
  14. 【請求項14】前記穿通部材の先端部は、前記穿通部材
    の横方向寸法が変化する接続点から先端側に延びてお
    り、これにより前記ポータルスリーブが前記静止位置に
    あり、かつ、前記穿通部材が前記ロックされた穿通部材
    伸長位置にあるとき、前記ポータルスリーブの先端は前
    記接続点と一致していることを特徴とする請求項10に記
    載の安全穿通器具。
  15. 【請求項15】前記穿通部材の先端部は、前記穿通部材
    の横方向寸法が変化する接続点から先端側に延びてお
    り、これにより前記ポータルスリーブが前記静止位置に
    あり、かつ、前記穿通部材が前記ロックされた穿通部材
    伸長位置にあるとき、前記ポータルスリーブの先端は前
    記接続点の基端側に位置していることを特徴とする請求
    項10に記載の安全穿通器具。
  16. 【請求項16】前記穿通部材の先端部は、前記穿通部材
    の横方向寸法が変化する接続点から先端側に延びてお
    り、これにより前記ポータルスリーブが前記静止位置に
    あり、かつ、前記穿通部材が前記ロックされた穿通部材
    伸長位置にあるとき、前記ポータルスリーブの先端は前
    記接続点の先端側に位置していることを特徴とする請求
    項10に記載の安全穿通器具。
  17. 【請求項17】前記安全プローブの先端部は、前記安全
    プローブが前記静止位置にあり、かつ、前記穿通部材が
    前記ロックされた穿通部材伸長位置にあるとき、前記穿
    通部材の先端部の先端側に位置していることを特徴とす
    る請求項10に記載の安全穿通器具。
  18. 【請求項18】前記ロック及び解放機構は、 前記穿通部材を通って延び、かつ、前記穿通部材に係合
    して前記穿通部材を前記伸長位置にロックするための基
    端側ラッチ突起を支持するラッチアームと、 前記ポータルスリーブに支持された駆動部材に駆動可能
    に係合して、前記ラッチ突起を前記穿通部材から解放す
    る先端起動突起とを有することを特徴とする請求項11に
    記載の安全穿通器具。
  19. 【請求項19】前記駆動部材は、前記ポータルスリーブ
    から基端側に延びる指部に回動可能に装着されたレバー
    を有することを特徴とする請求項18に記載の安全穿通器
    具。
  20. 【請求項20】前記穿通部材の基端部に装着するレール
    部材をさらに有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記安全プローブの先端側に付勢された移動に
    応答して前記ラッチスプリングを解放するトリガーとを
    有することを特徴とする請求項12に記載の安全穿通器
    具。
  21. 【請求項21】前記穿通部材の基端部に装着するレール
    部材をさらに有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記安全プローブの先端側に付勢された移動に
    応答して前記ラッチスプリングを解放するトリガーとを
    有し、 前記ロック及び解放機構は、さらに、 前記穿通部材を通って延び、かつ、前記穿通部材に係合
    して前記穿通部材を前記伸長位置にロックするための基
    端側ラッチ突起を支持するラッチアームと、 前記ポータルスリーブに支持された駆動部材に駆動可能
    に係合し、前記ポータルスリーブの先端側に付勢された
    移動に応答して前記ラッチ突起を前記穿通部材から解放
    する先端起動突起とを有することを特徴とする請求項13
    に記載の安全穿通器具。
  22. 【請求項22】解剖学的空洞の壁に門を形成するための
    安全穿通器具において、 ハウジングと、 該ハウジングによって装着された基端部と前記解剖学的
    空洞に導入される先端部とを有し、伸長静止位置と基端
    部に離れた引込み位置との間で前記ハウジングに対して
    移動可能である細長いポータルスリーブと、 前記ポータルスリーブを前記ポータルスリーブ静止位置
    に向かって先端側に付勢するポータルスリーブ付勢手段
    と、 前記ポータルスリーブの中に配置され、前記解剖学的空
    洞壁を穿通する先端部を有し、該先端部が前記ポータル
    スリーブの先端部から先端側に突出する伸長位置と該伸
    長位置から基端側に離れた引込み位置との間で前記ポー
    タルスリーブに対して移動可能である中空穿通部材と、 該穿通部材の中に配置され、前記穿通部材が引込みする
    と該穿通部材の先端部を保護する安全プローブ静止装置
    と、前記穿通部材が伸長すると該穿通部材の先端を露出
    させる安全プローブ引込み位置との間で前記穿通部材に
    対して移動可能である安全プローブと、 該安全プローブを前記安全プローブ静止位置に向かって
    先端側に付勢する安全プローブ付勢手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置から前記穿通部材
    引込み位置まで移動させる引込み手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置から前記穿通部
    材伸長位置まで手動で移動させる手段と、 前記穿通部材を前記穿通部材伸長位置にロックする一
    方、前記解剖学的空洞壁を穿通している間、前記穿通部
    材の基端側への所定量の移動を許容するロック手段と、 前記ロックされた穿通部材伸長位置において、前記穿通
    部材を先端側に付勢して、前記解剖学的空洞壁を穿通し
    ている間は前記穿通部材を基端側に移動させ、前記解剖
    学的空洞に進入すると前記穿通部材を先端側に移動させ
    る穿通部材付勢手段と、 前記安全穿通器具の前記解剖学的空洞への穿通に応答し
    て、前記ロック手段の解放を引き起こし、前記引込み手
    段が前記穿通部材を前記穿通部材引込み位置に向かって
    基端側に移動させる解放手段とからなる安全穿通器具。
  23. 【請求項23】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記穿通部材の先端側に付勢された
    移動に応答することを特徴とする請求項22に記載の安全
    穿通器具。
  24. 【請求項24】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記安全プローブの先端側に付勢さ
    れた移動に応答することを特徴とする請求項22に記載の
    安全穿通器具。
  25. 【請求項25】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記ポータルスリーブの先端側に付
    勢された移動に応答することを特徴とする請求項22に記
    載の安全穿通器具。
  26. 【請求項26】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記ポータルスリーブ及び前記穿通
    部材の先端側に付勢された移動に応答することを特徴と
    する請求項22に記載の安全穿通器具。
  27. 【請求項27】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記ポータルスリーブ及び前記安全
    プローブの先端側に付勢された移動に応答することを特
    徴とする請求項22に記載の安全穿通器具。
  28. 【請求項28】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記安全プローブ及び前記穿通部材
    の先端側に付勢された移動に応答することを特徴とする
    請求項22に記載の安全穿通器具。
  29. 【請求項29】前記解放手段は、前記解剖学的空洞に穿
    通したときにおける前記ポータルスリーブ、前記安全プ
    ローブ及び前記穿通部材の先端側に付勢された移動に応
    答することを特徴とする請求項22に記載の安全穿通器
    具。
  30. 【請求項30】前記穿通部材の先端部は、前記穿通部材
    の横方向寸法が変化する接続点から先端側に延びてお
    り、これにより前記ポータルスリーブが前記静止位置に
    あり、かつ、前記穿通部材が前記ロックされた穿通部材
    伸長位置にあるとき、前記ポータルスリーブの先端は前
    記接続点と一致していることを特徴とする請求項22に記
    載の安全穿通器具。
  31. 【請求項31】前記穿通部材の先端部は、前記穿通部材
    の横方向寸法が変化する接続点から先端側に延びてお
    り、これにより前記ポータルスリーブが前記静止位置に
    あり、かつ、前記穿通部材が前記ロックされた穿通部材
    伸長位置にあるとき、前記ポータルスリーブの先端は前
    記接続点基端側に位置していることを特徴とする請求項
    22に記載の安全穿通器具。
  32. 【請求項32】前記穿通部材の先端部は、前記穿通部材
    の横方向寸法が変化する接続点から先端側に延びてお
    り、これにより前記ポータルスリーブが前記静止位置に
    あり、かつ、前記穿通部材が前記ロックされた穿通部材
    伸長位置にあるとき、前記ポータルスリーブの先端は前
    記接続点の先端側に位置していることを特徴とする請求
    項22に記載の安全穿通器具。
  33. 【請求項33】前記安全プローブの先端部は、前記安全
    プローブが前記静止位置にあり、かつ、前記穿通部材が
    前記ロックされた穿通部材伸長位置に静止していると
    き、前記穿通部材の先端部の先端側に位置していること
    を特徴とする請求項22に記載の安全穿通器具。
  34. 【請求項34】前記穿通部材の基端部に装着するレール
    部材をさらに有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記穿通部材のフランジの先端側に付勢された
    移動に応答して前記ラッチスプリングを解放するトリガ
    ーとを有することを特徴とする請求項23に記載の安全穿
    通器具。
  35. 【請求項35】前記穿通部材の基端部に装着するレール
    部材をさらに有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記安全プローブの先端側に付勢された移動に
    応答して前記ラッチスプリングを解放するトリガーとを
    有することを特徴とする請求項24に記載の安全穿通器
    具。
  36. 【請求項36】前記ロック及び解放機構は、 前記穿通部材を通って延び、かつ、前記穿通部材に係合
    して前記穿通部材を前記伸長位置にロックするための基
    端側ラッチ突起を支持するラッチアームと、 前記ポータルスリーブに支持された駆動部材に係合し
    て、前記ラッチ突起を前記穿通部材から解放する先端起
    動突起とを有することを特徴とする請求項25に記載の安
    全穿通器具。
  37. 【請求項37】前記駆動部材は、前記ポータルスリーブ
    から基端側に延びる指部に回動可能に装着されたレバー
    を有することを特徴とする請求項36に記載の安全穿通器
    具。
  38. 【請求項38】前記穿通部材の基端部に装着するレール
    部材をさらに有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記穿通部材の先端側に付勢された移動に応答
    して前記ラッチスプリングを解放するトリガーとを有
    し、 前記ロック及び解放機構は、さらに、 前記穿通部材を通って延び、かつ、前記穿通部材に係合
    して前記穿通部材を前記伸長位置にロックするための基
    端側ラッチ突起を支持するラッチアームと、 前記ポータルスリーブに支持された駆動部材に駆動可能
    に係合し、前記ポータルスリーブの先端側に付勢された
    移動に応答して前記ラッチ突起を前記穿通部材から解放
    する先端起動突起とを有することを特徴とする請求項26
    に記載の安全穿通器具。
  39. 【請求項39】前記穿通部材の基端部に装着するレール
    部材をさらに有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記安全プローブの先端側に付勢された移動に
    応答して前記ラッチスプリングを解放するトリガーとを
    有し、 前記ロック及び解放機構は、さらに、 前記穿通部材を通って延び、かつ、前記穿通部材に係合
    して前記穿通部材を前記伸長位置にロックするための基
    端側ラッチ突起を支持するラッチアームと、 前記ポータルスリーブに支持された駆動部材に駆動可能
    に係合し、前記ポータルスリーブの先端側に付勢された
    移動に対応して前記ラッチ突起を前記穿通部材から解放
    する先端起動突起とを有することを特徴とする請求項27
    に記載の安全穿通器具。
  40. 【請求項40】前記穿通部材の基端部に装着するレール
    部材をさらに有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記穿通部材の先端側に付勢された移動に応答
    して前記ラッチスプリングを解放するトリガーとを有す
    ることを特徴とする請求項28に記載の安全穿通器具。
  41. 【請求項41】前記穿通部材の基端部に装着するレール
    部材をさらに有し、 前記ロック及び解放機構は、前記レール部材に係合して
    前記穿通部材を前記伸長位置にロックするラッチスプリ
    ングと、前記穿通部材及び前記安全プローブの先端側に
    付勢された移動に応答して前記ラッチスプリングを解放
    するトリガーとを有し、 前記ロック及び解放機構は、さらに、 前記穿通部材を通って延び、かつ、前記穿通部材に係合
    して前記穿通部材を前記伸長位置にロックするための基
    端側ラッチ突起を支持するラッチアームと、 前記ポータルスリーブに支持された駆動部材に駆動可能
    に係合し、前記ポータルスリーブの先端側に付勢された
    移動に応答して前記ラッチ突起を前記穿通部材から解放
    する先端起動突起とを有することを特徴とする請求項29
    に記載の安全穿通器具。
  42. 【請求項42】解剖学的空洞の壁に門を形成するための
    安全穿通器具において、 ハウジングと、 該ハウジングに固定された基端部と前記解剖学的空洞に
    導入される先端部とを有する細長いポータルスリーブ
    と、 該ポータルスリーブの中に配置され、前記解剖学的空洞
    壁を穿通する先端部を有し、該先端部が部分ネジを備え
    た部分的に円錐形状を有する中空穿通部材と、 該穿通部材の中に配置され、先端部を有するとともに、
    前記穿通部材の先端部を保護する安全プローブ伸長静止
    装置と、前記穿通部材の先端部を露出させる安全プロー
    ブ引込み位置との間で前記穿通部材に対して移動可能で
    あり、さらに先端部が部分ネジを備えた部分的に円錐形
    状を有し、これにより安全プローブ引込み位置にあると
    きに先端部の形状が前記穿通部材の形状と協働して外ネ
    ジを備えたほぼ完全な幾何学的円錐形状を形成する安全
    プローブと、 該安全プローブを前記安全プローブ静止位置に向かって
    先端側に付勢する安全プローブ付勢手段とからなる安全
    穿通器具。
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