JP2973683B2 - 蒸気発生装置 - Google Patents

蒸気発生装置

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JP2973683B2
JP2973683B2 JP4030359A JP3035992A JP2973683B2 JP 2973683 B2 JP2973683 B2 JP 2973683B2 JP 4030359 A JP4030359 A JP 4030359A JP 3035992 A JP3035992 A JP 3035992A JP 2973683 B2 JP2973683 B2 JP 2973683B2
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和則 曽根高
豊 上村
隆夫 西山
昌知 吉村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチーム入浴、加湿空
調、湿式乾燥、蒸し器などに利用する蒸気発生装置の構
成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水を沸騰させて蒸気を発
生させる小型の蒸気発生装置を図4、図5に示し、図4
では、実開昭62ー128536号公報に開示された公
知例で、缶体21には、貯水室Cに給水する給水管24
と前記貯水室Cの水を加熱するヒータ22を備え、蒸気
室Dには、貯水室Cの水を加熱して発生する蒸気の蒸気
室Dに前記蒸気を吐出する蒸気吐出管23とからなる。
さらに貯水室Cと蒸気吐出管23との空間部、すなわ
ち、蒸気室Dに蒸気の直進を妨げる迷路手段として、蒸
気室Dの壁面から張り出した複数の邪魔板25を設けた
設けたものである。この邪魔板25の効果は浴室の蒸気
供給口(図示していない)で過飽和水蒸気が結露し高温
の水滴となり、前記高温水滴が落下または飛散し、入浴
者の安全性が確保できないことから、缶体21の蒸気室
Dで過飽和分の水蒸気を十分除去して、浴室に供給する
ためである。
【0003】また図5では、加熱源である燃焼器27に
より加熱される缶体26には、貯水室Eに給水する給水
管29と貯水室Eの水を加熱して発生する蒸気の蒸気室
Fに前記蒸気を吐出する蒸気吐出管28とからなる。さ
らに前記蒸気室Fの側壁面26a上部に蒸気吐出管28
を設け、前記蒸気吐出管28の蒸気吐出口28aを蒸気
室Fに突出させたものである。前記蒸気吐出口28aを
側壁面に設け、かつ蒸気室Fに突出させる効果は上述と
同様に気水分離をいかに良化する構成にするかを各々示
したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来の構成では、確かに気水分離に対する効果には
優れているが、蒸気室D、Fに設けた蒸気吐出口23
a、28aに付着、堆積するスケールの低減に対して、
何等記載されていない。推測すると、図5での邪魔板2
5は缶体21の貯水室Cが狭部で構成し、前記貯水室C
での水が激しく攪乱沸騰して生ずる沸騰水を直接、蒸気
吐出口23aに到達させないため、前記蒸気吐出口23
aの結露は減少しスケールによる目詰まりは少なくなり
有効である。しかし、前記邪魔板25には多量のスケー
ルが付着、堆積して蒸気路を閉塞しやすく、閉塞が進行
すると蒸気流の速度が大きくなり、前記蒸気吐出口23
aで結露が増大し、スケールによる目詰まりが起こる。
また本構成では邪魔板25のスケール剥離のメンテナン
スは困難である。
【0005】一方図5では、蒸気吐出口28aが側壁面
でかつ突出しているため、缶体26の上部壁面で結露ま
たは攪乱飛散した水滴が直接、蒸気吐出口28aより吐
出することは少なく有効であるが、攪乱飛散した沸騰水
が直接吐出しやすくなり、上部壁面の水滴も含め、徐々
にスケールが付着、堆積し、スケールによる目詰まりが
起こる。また本構成では蒸気吐出口28aの突出部のス
ケール剥離のメンテナンスも困難である。
【0006】本発明は、このような上記の問題点を解決
するもので、気水分離およびスケール付着、堆積の低
減、さらにはスケール剥離のメンテナンス性の優れた蒸
気発生装置を提供するものである。
【0007】本発明は上記課題を解決するために、貯水
室の貯水を加熱して蒸気を発生し、蒸気室から蒸気を供
給する缶体において側面に開口部とその周辺に設けたフ
ランジ部を有する缶体本体部と、前記開口部を覆い前記
フランジ部とフランジ接合をするフランジ部を有する側
面蓋部とを有し、前記側面蓋部は蒸気室側の上部に、蒸
気吐出管と前記蒸気吐出管よりフランジ部側に、前記蒸
気室方向に突出部とを設ける構成とした。
【0008】また、側面蓋部の突出部の下端を側面蓋部
から下部に突出させた蒸気吐出口より下部の位置になる
ように構成した。
【0009】
【作用】上記第1手段では、缶体を缶体本体部と側面蓋
部に分割し、前記缶体本体部を加熱する加熱源を備え、
前記蓋部の蒸気室上部に蒸気吐出管を設けた構成にする
ことにより、沸騰水の攪乱飛散は加熱源を有する缶体本
体部の方が大きく、言い替えると側面蓋部では小さく、
前記蒸気吐出管の蒸気吐出口への結露は低減できる。
【0010】また前記側面蓋部の上部に蒸気室方向に
出部を設け、ることにより、缶体本体部に攪乱飛散した
水滴が蒸気流により移動して蒸気吐出口に滞留する水滴
を低減防止できる。さらに缶体本体部と側面蓋部に分離
し、前記側面蓋部を着脱自在の構成にすることによっ
て、突出部や蒸気吐出口に付着、推積したスケールを簡
単容易に強制剥離することができる。特に突出部の缶体
本体部側にスケールが多く付着、推積することになり、
前記側面蓋部を取り外すと表(外)側になり、容易に強
制剥離できる。
【0011】また第2手段では、蒸気吐出口の突出部と
突出部からなる複合突出構成にすることにより、缶体本
体部からの水滴移動の低減防止と側面蓋部の水滴移動の
低減防止の2重防止となり、蒸気吐出口に付着、推積す
るスケールを著しく少なくすることができる。また突出
部の下端を蒸気吐出口の突出部より下部の位置にするこ
とにより、より蒸気吐出口への水滴移動および攪乱飛散
を防止することができる優れた効果を有する。
【0012】
【実施例】以下、本発明による蒸気発生装置の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0013】図1、図2は本発明の一実施例の缶体の概
略構成図で、図1では、缶体全体構成図、図2では、図
1のa−a’断面構成図を各々示し、貯水室Aの貯水を
加熱して蒸気を発生し、蒸気室Bから蒸気を供給する缶
体1を、缶体本体部2と着脱自在な側面蓋部3に分離で
きる構成とし、前記缶体本体部2の貯水室Aの外周に加
熱源であるヒータ2aを接合して備え、前記側面蓋部3
の蒸気室Bの上部に蒸気吐出管4、また貯水室Aに給排
水管5を設けたものである。さらに前記側面蓋部3を構
成する缶体本体部2のフランジ部2bと着脱自在とする
フランジ部6を設け、前記フランジ部6の上部位置にな
るよう突出部7を一体加工(図2参照)し、前記突出部
7の一部を蒸気室Bに突出させている。
【0014】さらに動作も含め詳述すると、缶体1に給
排水管5より一定量貯水すると缶体本体部の貯水室Aの
外周に接合したヒータ2aが加熱し、貯水室Aの水が加
熱され、沸騰して蒸気が発生する。この時、沸騰水は蒸
気室Bにも激しく攪乱飛散し、特に缶体本体部2の蒸気
室Bの上壁面に高温水滴として飛散、さらに発生した蒸
気が結露して高温水滴として滞留する。この高温水滴は
発生した蒸気の蒸気流、すなわち蒸気吐出口4aの方向
に流れ、前記蒸気流により高温水滴も蒸気吐出口4aの
方向に移動する。しかしながら多量に飛散および滞留し
ている高温水滴の移動は、側面蓋部3のフランジ部6に
設けた突出部7が壁となり水滴が集合して大きな水滴1
1aとなるため、再び貯水室Aに滴下する。このため蒸
気吐出口4aから吐出する蒸気は気水分離の良い蒸気質
となる。
【0015】図3は本発明の第2実施例を示し、フラン
ジ部の突出部に加えて蒸気吐出口が蒸気室に突出させた
突出部構成からなる複合突出構成の部分拡大構成図を示
す。さらに詳述すると、缶体本体部2b上部壁面の水滴
11は蒸気流10によりフランジ部6aの突出部7aま
で移動すると、水滴11aとなり貯水室Aに滴下する。
さらに側面蓋部3aの上部壁面に微少滞留した水滴12
も蒸気吐出管4aの蒸気吐出口4bの突出部4cにより
集合して水滴12aとなり貯水室Aに滴下する。
【0016】またフランジ部6aの突出部7aの下端7
bを蒸気吐出管4aの突出部4cの蒸気吐出口4bの下
端よりも下部に位置するものである。したがって、大部
分の蒸気流9が一旦貯水室A側に可変され、沸騰水8か
らの攪乱飛散を低減することができ、また側面蓋部3a
側の蒸気流9aも前記側面蓋部3aの側壁面に添って流
れ、前記蒸気吐出管4aの突出部4cで可変されるた
め、総合的に図1の構成よりも気水分離が改善される。
【0017】図中には記載していないが、フランジ部の
突出部を嵌合用部材や引っかけ用部材により着脱自在に
構成しても同様の効果を有する。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の蒸気発
生装置の請求項1は、缶体の側面蓋部の蒸気室側の上部
に突出部を設けているから、蒸気吐出口に付着、堆積す
るスケールを低減し、かつ気水分離を改善して、蒸気質
の向上とともに、メンテナンス性を優れたものにでき
る。
【0019】また本発明の請求項2では、側面蓋部から
下部に突出させた蒸気吐出管の蒸気吐出口より突出部
下端を下部に突出しているから、さらに気水分離を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蒸気発生装置の一実施例を示す概
略断面図
【図2】同装置の図1のa−a’図
【図3】本発明による第2実施例を示す拡大断面図
【図4】従来の蒸気発生装置を示す概略断面図
【図5】従来の蒸気発生装置の概略断面図
【符号の説明】
1 缶体 2,2b 缶体本体部 2a 加熱源 3,3a 側面蓋部 4,4a 蒸気吐出管 4c,7,7a 突出部 6,6a フランジ部 7b 下端部 A 貯水室 B 蒸気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 昌知 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−80106(JP,A) 特開 平1−163501(JP,A) 実開 平2−14502(JP,U) 実開 昭61−10401(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F22B 1/28 F22B 5/00 F22B 37/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯水室の貯水を加熱して蒸気を発生し、蒸
    気室から蒸気を供給する缶体において、側面に開口部と
    その周辺に設けたフランジ部を有する缶体本体部と、前
    記開口部を覆い前記フランジ部とフランジ接合をするフ
    ランジ部を有する側面蓋部とを有し、前記側面蓋部は蒸
    気室側の上部に、蒸気吐出管と前記蒸気吐出管よりフラ
    ンジ部側に前記蒸気室方向に突出部とを設ける構成とし
    蒸気発生装置。
  2. 【請求項2】側面蓋部の突出部の下端を側面蓋部から下
    部に突出させた蒸気吐出口より下部の位置になるように
    構成した請求項1記載の蒸気発生装置。
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