JP2973271B2 - エンドペプチダーゼ24.15阻害剤 - Google Patents
エンドペプチダーゼ24.15阻害剤Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチアゾリジンカルボニル
アミノ酸誘導体を有効成分とするエンドペプチダーゼ2
4.15阻害剤に関するものである。
アミノ酸誘導体を有効成分とするエンドペプチダーゼ2
4.15阻害剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中性エンドペプチダーゼの一つであるエ
ンドペプチダーゼ24.15は、チオール依存性の金属
含有中性ペプチダーゼであり、これまでPz−ペプチダ
ーゼ、CL−ペプチダーゼとも呼ばれていた。エンドペ
プチダーゼ24.15は、脳(特に視床下部)、睾丸等
生体内に存在する酵素で、種々の生体機能に関与してお
り、その酵素活性を阻害することで種々の治療効果を発
現することが知られている。例えば、鎮痛効果、リウマ
チに対する効果、骨粗鬆症に対する効果およびアルツハ
イマー病等の痴呆症に対する効果である。具体的には、
ホットプレート試験、ライジング試験およびテイル−フ
リック試験でエンドペプチダーゼ24.15を阻害する
化合物の鎮痛作用の確認(J. Med. Chem., 36, 1369-13
79 (1993))、健常人や骨関節炎患者に比べてリウマチ
患者の滑液中におけるエンドペプチダーゼ24.15活
性が高いこと(Clin. Chim. Acta, 170, 291-296 (198
7) )からエンドペプチダーゼ24.15を阻害する化
合物が抗リウマチ剤として期待されること、エンドペプ
チダーゼ24.15を阻害すると黄体形成ホルモン放出
ホルモン量を増加させ(J. Pharmacol. Exp. Ther., 25
3, 1265-1271 (1990) )、その結果、骨粗鬆症の治療剤
として用いられているエストロージェンの内因的な増加
が期待されること、さらにアルツハイマー病患者のβ−
アミロイド蛋白をその前駆体から形成するのにエンドペ
プチダーゼ24.15が関与していること(Biochem. B
iophys. Res. Commun., 185, 746-752 (1992) )などが
報告されている。
ンドペプチダーゼ24.15は、チオール依存性の金属
含有中性ペプチダーゼであり、これまでPz−ペプチダ
ーゼ、CL−ペプチダーゼとも呼ばれていた。エンドペ
プチダーゼ24.15は、脳(特に視床下部)、睾丸等
生体内に存在する酵素で、種々の生体機能に関与してお
り、その酵素活性を阻害することで種々の治療効果を発
現することが知られている。例えば、鎮痛効果、リウマ
チに対する効果、骨粗鬆症に対する効果およびアルツハ
イマー病等の痴呆症に対する効果である。具体的には、
ホットプレート試験、ライジング試験およびテイル−フ
リック試験でエンドペプチダーゼ24.15を阻害する
化合物の鎮痛作用の確認(J. Med. Chem., 36, 1369-13
79 (1993))、健常人や骨関節炎患者に比べてリウマチ
患者の滑液中におけるエンドペプチダーゼ24.15活
性が高いこと(Clin. Chim. Acta, 170, 291-296 (198
7) )からエンドペプチダーゼ24.15を阻害する化
合物が抗リウマチ剤として期待されること、エンドペプ
チダーゼ24.15を阻害すると黄体形成ホルモン放出
ホルモン量を増加させ(J. Pharmacol. Exp. Ther., 25
3, 1265-1271 (1990) )、その結果、骨粗鬆症の治療剤
として用いられているエストロージェンの内因的な増加
が期待されること、さらにアルツハイマー病患者のβ−
アミロイド蛋白をその前駆体から形成するのにエンドペ
プチダーゼ24.15が関与していること(Biochem. B
iophys. Res. Commun., 185, 746-752 (1992) )などが
報告されている。
【0003】エンドペプチダーゼ24.15を阻害する
化合物として、N−[1−(R,S)−カルボキシ−3
−フェニルプロピル]−L−アラニル−L−アラニル−
L−チロシル−4−アミノ安息香酸、N−[1−(R,
S)−カルボキシ−3−フェニルプロピル]−L−アラ
ニル−L−アラニル−L−フェニルアラニル−4−アミ
ノ安息香酸等が報告されている(Biochemistry, 27, 59
7-602 (1988))。しかしながら、より低分子の化合物に
おいて、エンドペプチダーゼ24.15を阻害するとい
う報告はない。
化合物として、N−[1−(R,S)−カルボキシ−3
−フェニルプロピル]−L−アラニル−L−アラニル−
L−チロシル−4−アミノ安息香酸、N−[1−(R,
S)−カルボキシ−3−フェニルプロピル]−L−アラ
ニル−L−アラニル−L−フェニルアラニル−4−アミ
ノ安息香酸等が報告されている(Biochemistry, 27, 59
7-602 (1988))。しかしながら、より低分子の化合物に
おいて、エンドペプチダーゼ24.15を阻害するとい
う報告はない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この生体機能に関与し
ているエンドペプチダーゼ24.15について、酵素活
性を阻害する新たな化合物を見いだすことは非常に興味
ある課題であった。
ているエンドペプチダーゼ24.15について、酵素活
性を阻害する新たな化合物を見いだすことは非常に興味
ある課題であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、新たなエ
ンドペプチダーゼ24.15を阻害する化合物の探索を
行い、その結果アンジオテンシン変換酵素阻害作用を有
し、高血圧の治療剤となり得る化合物でもあるチアゾリ
ジンカルボニルアミノ酸誘導体(特開昭56−1394
55号公報参照)がエンドペプチダーゼ24.15を阻
害することを認めた。これらの化合物は、特に鎮痛剤、
抗リウマチ剤、骨粗鬆症治療剤ならびにアルツハイマー
病等の痴呆症の治療剤として有用であることが期待され
る。
ンドペプチダーゼ24.15を阻害する化合物の探索を
行い、その結果アンジオテンシン変換酵素阻害作用を有
し、高血圧の治療剤となり得る化合物でもあるチアゾリ
ジンカルボニルアミノ酸誘導体(特開昭56−1394
55号公報参照)がエンドペプチダーゼ24.15を阻
害することを認めた。これらの化合物は、特に鎮痛剤、
抗リウマチ剤、骨粗鬆症治療剤ならびにアルツハイマー
病等の痴呆症の治療剤として有用であることが期待され
る。
【0006】
【発明の開示】本発明は下記一般式[I] で示される化合
物またはその塩類(以下、本発明化合物とする)を有効
成分とするエンドペプチダーゼ24.15阻害剤および
下記一般式[IV]で示される新規化合物またはその塩類に
関するものである。
物またはその塩類(以下、本発明化合物とする)を有効
成分とするエンドペプチダーゼ24.15阻害剤および
下記一般式[IV]で示される新規化合物またはその塩類に
関するものである。
【0007】
【化13】 [式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
基または低級アルカノイルオキシ基を示す。
基または低級アルカノイルオキシ基を示す。
【0008】R2 は水素原子、低級アルカノイル基また
はベンゾイル基を示す。
はベンゾイル基を示す。
【0009】R3 は水素原子を示す。
【0010】R4 は水素原子、低級アルキル基またはフ
ェニル低級アルキル基を示し、R3とR4 がいっしょに
なってピロリジン環を形成してもよく、該低級アルキル
基はヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプト基、低級
アルキルチオ基、イミダゾリル基またはインドリル基で
置換されていてもよく、また該フェニル低級アルキル基
のフェニル環はヒドロキシ基または低級アルコキシ基で
置換されていてもよい。
ェニル低級アルキル基を示し、R3とR4 がいっしょに
なってピロリジン環を形成してもよく、該低級アルキル
基はヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプト基、低級
アルキルチオ基、イミダゾリル基またはインドリル基で
置換されていてもよく、また該フェニル低級アルキル基
のフェニル環はヒドロキシ基または低級アルコキシ基で
置換されていてもよい。
【0011】R5 はエステルまたはアミドに変換されて
いてもよいカルボキシル基を示す。Aは1〜3個の炭素
原子を有する直鎖または分枝のアルキレン基を示す。]
いてもよいカルボキシル基を示す。Aは1〜3個の炭素
原子を有する直鎖または分枝のアルキレン基を示す。]
【化14】 [式中、R6 は低級アルキル基を示す。
【0012】R7 は水素原子、低級アルカノイル基また
はベンゾイル基を示す。
はベンゾイル基を示す。
【0013】Aは1〜3個の炭素原子を有する直鎖また
は分枝のアルキレン基を示す。]
は分枝のアルキレン基を示す。]
【0014】上記で規定した基をさらに詳しく説明する
と、低級アルキル基とはメチル、エチル、プロピル、ヘ
キシル、イソプロピル、tert.-ブチル、(ジメチル)エ
チル等の1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝の
アルキル基を示す。低級アルカノイルオキシ基とはアセ
チルオキシ、プロピオニルオキシ、ヘキサノイルオキ
シ、ピバロイルオキシ等の2〜6個の炭素原子を有する
直鎖または分枝のアルカノイルオキシ基を示す。低級ア
ルカノイル基とはアセチル、プロピオニル、ヘキサノイ
ル、ピバロイル等の2〜6個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝のアルカノイル基を示す。低級アルキルチオ基
とはメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ヘキシル
チオ、イソプロピルチオ、tert.-ブチルチオ、(ジメチ
ル)エチルチオ等の1〜6個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝のアルキルチオ基を示す。低級アルコキシ基と
はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヘキシ
ルオキシ、イソプロポキシ、tert.-ブトキシ等の1〜6
個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルコキシ基を
示す。エステルとは、メチルエステル、エチルエステ
ル、ヘキシルエステル、イソプロピルエステル、tert.-
ブチルエステル等の低級アルキルエステル、ベンジルエ
ステル等のフェニル低級アルキルエステルなどのように
カルボン酸のエステルとして汎用されるものを示す。ア
ミドとは、アンモニアとのアミド、メチルアミン、エチ
ルアミンやジメチルアミン等の低級アルキルアミンとの
アミド、ベンジルアミン等のフェニル低級アルキルアミ
ンとのアミドなどのようにカルボン酸のアミドとして汎
用されるものを示す。
と、低級アルキル基とはメチル、エチル、プロピル、ヘ
キシル、イソプロピル、tert.-ブチル、(ジメチル)エ
チル等の1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝の
アルキル基を示す。低級アルカノイルオキシ基とはアセ
チルオキシ、プロピオニルオキシ、ヘキサノイルオキ
シ、ピバロイルオキシ等の2〜6個の炭素原子を有する
直鎖または分枝のアルカノイルオキシ基を示す。低級ア
ルカノイル基とはアセチル、プロピオニル、ヘキサノイ
ル、ピバロイル等の2〜6個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝のアルカノイル基を示す。低級アルキルチオ基
とはメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ヘキシル
チオ、イソプロピルチオ、tert.-ブチルチオ、(ジメチ
ル)エチルチオ等の1〜6個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝のアルキルチオ基を示す。低級アルコキシ基と
はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ヘキシ
ルオキシ、イソプロポキシ、tert.-ブトキシ等の1〜6
個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルコキシ基を
示す。エステルとは、メチルエステル、エチルエステ
ル、ヘキシルエステル、イソプロピルエステル、tert.-
ブチルエステル等の低級アルキルエステル、ベンジルエ
ステル等のフェニル低級アルキルエステルなどのように
カルボン酸のエステルとして汎用されるものを示す。ア
ミドとは、アンモニアとのアミド、メチルアミン、エチ
ルアミンやジメチルアミン等の低級アルキルアミンとの
アミド、ベンジルアミン等のフェニル低級アルキルアミ
ンとのアミドなどのようにカルボン酸のアミドとして汎
用されるものを示す。
【0015】本発明化合物における塩類とは医薬として
許容される塩であれば特に制限はなく、例えばナトリウ
ム、カリウム、カルシウム等のアルカリ金属またはアル
カリ土類金属との塩、アンモニア、ジエチルアミン、ト
リエタノールアミン等の有機アミンとの塩などがあげあ
られる。また、本発明化合物の中には立体異性体および
光学異性体が存在するが、これらはいずれも本発明に包
含される。
許容される塩であれば特に制限はなく、例えばナトリウ
ム、カリウム、カルシウム等のアルカリ金属またはアル
カリ土類金属との塩、アンモニア、ジエチルアミン、ト
リエタノールアミン等の有機アミンとの塩などがあげあ
られる。また、本発明化合物の中には立体異性体および
光学異性体が存在するが、これらはいずれも本発明に包
含される。
【0016】本発明化合物のうち、好ましい例として
は、R1 がヒドロキシ基、R2 およびR3 が水素原子、
R4 がフェニル低級アルキル基、特にベンジル基、R5
がカルボキシル基の化合物およびR1 がヒドロキシ基、
R2 およびR3 が水素原子、R4 がヒドロキシ低級アル
キル基、特にヒドロキシメチル基、R5 がカルボキシル
基の化合物が挙げられる。また、Aの低級アルキレン基
については、エチレン基が好ましい。
は、R1 がヒドロキシ基、R2 およびR3 が水素原子、
R4 がフェニル低級アルキル基、特にベンジル基、R5
がカルボキシル基の化合物およびR1 がヒドロキシ基、
R2 およびR3 が水素原子、R4 がヒドロキシ低級アル
キル基、特にヒドロキシメチル基、R5 がカルボキシル
基の化合物が挙げられる。また、Aの低級アルキレン基
については、エチレン基が好ましい。
【0017】本発明化合物のうち特に優れた作用を有す
る化合物の例として、下記式[II]で表されるN−[2−
(2−ヒドロキシフェニル)−3−(3−メルカプトプ
ロピオニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−フェニ
ルアラニンおよび下記式[III] で表されるN−[2−
(2−ヒドロキシフェニル)−3−(3−メルカプトプ
ロピオニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−セリ
ン、さらにそれぞれの塩類ならびに立体異性体、光学活
性体が挙げられる。
る化合物の例として、下記式[II]で表されるN−[2−
(2−ヒドロキシフェニル)−3−(3−メルカプトプ
ロピオニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−フェニ
ルアラニンおよび下記式[III] で表されるN−[2−
(2−ヒドロキシフェニル)−3−(3−メルカプトプ
ロピオニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−セリ
ン、さらにそれぞれの塩類ならびに立体異性体、光学活
性体が挙げられる。
【0018】
【化15】
【化16】 また、本発明化合物のうち、一般式[IV]で示される化合
物については、特開昭56−139455号公報に化学
構造の概念は示されているが、具体的な開示はされてい
ない新規化合物であり、そのエンドペプチダーゼ24.
15阻害作用は本発明において初めて見いだされたもの
である。
物については、特開昭56−139455号公報に化学
構造の概念は示されているが、具体的な開示はされてい
ない新規化合物であり、そのエンドペプチダーゼ24.
15阻害作用は本発明において初めて見いだされたもの
である。
【0019】一般式[IV]で示される化合物のうち、好ま
しい例としては、R6 がメチル基、R7 が水素原子であ
る化合物が挙げられる。また、Aの低級アルキレン基に
ついては、プロピレン基が好ましい。
しい例としては、R6 がメチル基、R7 が水素原子であ
る化合物が挙げられる。また、Aの低級アルキレン基に
ついては、プロピレン基が好ましい。
【0020】本発明化合物のうち特に優れた作用を有す
る化合物の例として、下記式[V] で表されるN−[3−
(3−メルカプト−2−メチルプロピオニル)−2−
(4−メチルフェニル)−4−チアゾリジンカルボニ
ル]−フェニルアラニン、およびその塩類ならびに立体
異性体、光学活性体が挙げられる。
る化合物の例として、下記式[V] で表されるN−[3−
(3−メルカプト−2−メチルプロピオニル)−2−
(4−メチルフェニル)−4−チアゾリジンカルボニ
ル]−フェニルアラニン、およびその塩類ならびに立体
異性体、光学活性体が挙げられる。
【0021】
【化17】 中性エンドペプチダーゼの一つであるエンドペプチダー
ゼ24.15は、生体内に存在し、種々の生体機能に関
与している酵素であり、すでに、エンドペプチダーゼ2
4.15を阻害する化合物が鎮痛作用を発現すること
(J. Med. Chem.,36, 1369-1379 (1993) )、リウマチ
患者の滑液中においてエンドペプチダーゼ24.15活
性が特異的に高いこと(Clin. Chim. Acta, 170, 291-2
96 (1987))、エンドペプチダーゼ24.15を阻害す
ると骨粗鬆症の治療剤として用いられているエストロー
ジェンを内因的に増加させる黄体形成ホルモン放出ホル
モン量を増加させること(J. Pharmacol. Exp. Ther.,
253, 1265-1271 (1990) )、さらにエンドペプチダーゼ
24.15がアルツハイマー病患者のβ−アミロイド蛋
白の形成に関与していること(Biochem. Biophys. Res.
Commun., 185, 746-752(1992))などが報告されてい
る。
ゼ24.15は、生体内に存在し、種々の生体機能に関
与している酵素であり、すでに、エンドペプチダーゼ2
4.15を阻害する化合物が鎮痛作用を発現すること
(J. Med. Chem.,36, 1369-1379 (1993) )、リウマチ
患者の滑液中においてエンドペプチダーゼ24.15活
性が特異的に高いこと(Clin. Chim. Acta, 170, 291-2
96 (1987))、エンドペプチダーゼ24.15を阻害す
ると骨粗鬆症の治療剤として用いられているエストロー
ジェンを内因的に増加させる黄体形成ホルモン放出ホル
モン量を増加させること(J. Pharmacol. Exp. Ther.,
253, 1265-1271 (1990) )、さらにエンドペプチダーゼ
24.15がアルツハイマー病患者のβ−アミロイド蛋
白の形成に関与していること(Biochem. Biophys. Res.
Commun., 185, 746-752(1992))などが報告されてい
る。
【0022】エンドペプチダーゼ24.15を阻害する
化合物としていくつかの化合物が報告されているが、い
ずれも分子量500〜600であり、より低分子の化合
物でエンドペプチダーゼ24.15を阻害するという報
告はない。
化合物としていくつかの化合物が報告されているが、い
ずれも分子量500〜600であり、より低分子の化合
物でエンドペプチダーゼ24.15を阻害するという報
告はない。
【0023】そこで、本発明者等は新たなエンドペプチ
ダーゼ24.15を阻害する化合物の探索を行った。
ダーゼ24.15を阻害する化合物の探索を行った。
【0024】その結果、詳細なデータについては発明の
効果の項で述べるが、本発明化合物がエンドペプチダー
ゼ24.15を阻害し、特に鎮痛剤、抗リウマチ剤、骨
粗鬆症治療剤ならびにアルツハイマー病等の痴呆症の治
療剤として有用であることが期待される。
効果の項で述べるが、本発明化合物がエンドペプチダー
ゼ24.15を阻害し、特に鎮痛剤、抗リウマチ剤、骨
粗鬆症治療剤ならびにアルツハイマー病等の痴呆症の治
療剤として有用であることが期待される。
【0025】なお、本発明化合物がアンジオテンシン変
換酵素阻害作用を有し、高血圧の治療剤となり得ること
はすでに知られている(特開昭56−139455号公
報)が、他の作用については開示されていない。
換酵素阻害作用を有し、高血圧の治療剤となり得ること
はすでに知られている(特開昭56−139455号公
報)が、他の作用については開示されていない。
【0026】本発明化合物の投与方法としては経口、非
経口のいずれでもよく、投与剤型としては錠剤、カプセ
ル剤、軟カプセル剤、顆粒剤、散剤、注射剤等が挙げら
れる。
経口のいずれでもよく、投与剤型としては錠剤、カプセ
ル剤、軟カプセル剤、顆粒剤、散剤、注射剤等が挙げら
れる。
【0027】本発明化合物の製剤は剤型に応じて、本発
明化合物に必要な添加剤を加え常法に従って調製すれば
よく、例えば錠剤、カプセル剤、軟カプセル剤、顆粒
剤、散剤等の経口剤では、乳糖、結晶セルロース、デン
プン、植物油等の増量剤、ステアリン酸マグネシウム、
タルク等の滑沢剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ポ
リビニルピロリドン等の結合剤、カルボキシメチルセル
ロース カルシウム、低置換ヒドロキシプロピルメチル
セルロース等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、マクロゴール、シリコン樹脂等のコーティング
剤、ゼラチン皮膜等の皮膜剤などを必要に応じて加えれ
ばよい。
明化合物に必要な添加剤を加え常法に従って調製すれば
よく、例えば錠剤、カプセル剤、軟カプセル剤、顆粒
剤、散剤等の経口剤では、乳糖、結晶セルロース、デン
プン、植物油等の増量剤、ステアリン酸マグネシウム、
タルク等の滑沢剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ポ
リビニルピロリドン等の結合剤、カルボキシメチルセル
ロース カルシウム、低置換ヒドロキシプロピルメチル
セルロース等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、マクロゴール、シリコン樹脂等のコーティング
剤、ゼラチン皮膜等の皮膜剤などを必要に応じて加えれ
ばよい。
【0028】本発明における本発明化合物の投与量は症
状、年令、剤型等によって適宜選択できるが、1日当り
0.1〜5000mg、好ましくは1〜1000mgを
1回または数回に分けて投与すればよい。
状、年令、剤型等によって適宜選択できるが、1日当り
0.1〜5000mg、好ましくは1〜1000mgを
1回または数回に分けて投与すればよい。
【0029】
[製造例] 実施例1 N−[(2R,4R)−3−[(2S)−3−ベンゾイ
ルチオ−2−メチルプロピオニル]−2−(4−メチル
フェニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−L−フェ
ニルアラニン(化合物1) (2R,4R)−3−[(2S)−3−ベンゾイルチオ
−2−メチルプロピオニル]−2−(4−メチルフェニ
ル)−4−チアゾリジンカルボン酸(4.3g)の無水
テトラヒドロフラン溶液(60ml)にN−メチルモル
フォリン(1.1ml)を加える。ドライアイス−メタ
ノール冷却下、クロロギ酸イソブチル(1.3ml)を
加え、3分間撹拌する。反応液にトリエチルアミン
(2.8ml)を含むL−フェニルアラニン(3.3
g)の水溶液(60ml)を加え、室温で1時間撹拌す
る。反応液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出する。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラム
クロマトで精製し、標記化合物2.04g(35.4
%)を得る。
ルチオ−2−メチルプロピオニル]−2−(4−メチル
フェニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−L−フェ
ニルアラニン(化合物1) (2R,4R)−3−[(2S)−3−ベンゾイルチオ
−2−メチルプロピオニル]−2−(4−メチルフェニ
ル)−4−チアゾリジンカルボン酸(4.3g)の無水
テトラヒドロフラン溶液(60ml)にN−メチルモル
フォリン(1.1ml)を加える。ドライアイス−メタ
ノール冷却下、クロロギ酸イソブチル(1.3ml)を
加え、3分間撹拌する。反応液にトリエチルアミン
(2.8ml)を含むL−フェニルアラニン(3.3
g)の水溶液(60ml)を加え、室温で1時間撹拌す
る。反応液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出する。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラム
クロマトで精製し、標記化合物2.04g(35.4
%)を得る。
【0030】IR(KBr,cm-1):1738,16
61,1514,1410,1209,915,690
61,1514,1410,1209,915,690
【0031】実施例2 N−[(2R,4R)−3−[(2S)−3−メルカプ
ト−2−メチルプロピオニル]−2−(4−メチルフェ
ニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−L−フェニル
アラニン(化合物2) N−[(2R,4R)−3−[(2S)−3−ベンゾイ
ルチオ−2−メチルプロピオニル]−2−(4−メチル
フェニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−L−フェ
ニルアラニン(化合物1,3.6g)のメタノール溶液
(30ml)に28%アンモニア水(30ml)を加
え、室温で2時間撹拌する。減圧下、メタノールを留去
し水を加え、酢酸エチルで洗浄する。水層に6N塩酸を
加え酸性とし、酢酸エチルで抽出する。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮
する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精
製し、標記化合物2.15g(72.9%)を得る。
ト−2−メチルプロピオニル]−2−(4−メチルフェ
ニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−L−フェニル
アラニン(化合物2) N−[(2R,4R)−3−[(2S)−3−ベンゾイ
ルチオ−2−メチルプロピオニル]−2−(4−メチル
フェニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−L−フェ
ニルアラニン(化合物1,3.6g)のメタノール溶液
(30ml)に28%アンモニア水(30ml)を加
え、室温で2時間撹拌する。減圧下、メタノールを留去
し水を加え、酢酸エチルで洗浄する。水層に6N塩酸を
加え酸性とし、酢酸エチルで抽出する。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮
する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精
製し、標記化合物2.15g(72.9%)を得る。
【0032】IR(KBr,cm-1):1737,16
56,1514,1456,1418,1315,12
74,1244,1210,701
56,1514,1456,1418,1315,12
74,1244,1210,701
【0033】[製剤例]本発明化合物の製剤処方の一例
を以下に示す。なお、特開昭56−139455号公報
にも数例が開示されている。
を以下に示す。なお、特開昭56−139455号公報
にも数例が開示されている。
【0034】 1)錠剤 処方1 100mg中 本発明化合物 1 mg 乳糖 66.4mg トウモロコシデンプン 20 mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 6 mg ヒドロキシプロピルセルロース 4 mg ステアリン酸 マグネシウム 0.6mg
【0035】上記処方の錠剤に、コーティング剤(例え
ば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴー
ル、シリコン樹脂等通常のコーティング剤)2mgを用
いてコーティングし、目的とする錠剤を得る(以下の処
方の錠剤も同じ)。
ば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴー
ル、シリコン樹脂等通常のコーティング剤)2mgを用
いてコーティングし、目的とする錠剤を得る(以下の処
方の錠剤も同じ)。
【0036】 処方2 100mg中 本発明化合物 20 mg 乳糖 51 mg トウモロコシデンプン 15 mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 5 mg ヒドロキシプロピルセルロース 5 mg ステアリン酸 マグネシウム 1 mg タルク 1 mg コーティング剤 2 mg
【0037】 処方3 220mg中 本発明化合物 100 mg 乳糖 67 mg トウモロコシデンプン 20 mg カルボキシメチルセルロース カルシウム 10 mg ヒドロキシプロピルセルロース 10 mg ステアリン酸 マグネシウム 4 mg タルク 4 mg コーティング剤 5 mg
【0038】 2)カプセル剤 処方1 150mg中 本発明化合物 5 mg 乳糖 145 mg
【0039】本発明化合物と乳糖の混合比を変えること
により、本発明化合物の成分量が10mg/カプセル、
30mg/カプセル、50mg/カプセル、100mg
/カプセルのカプセル剤も調製した。
により、本発明化合物の成分量が10mg/カプセル、
30mg/カプセル、50mg/カプセル、100mg
/カプセルのカプセル剤も調製した。
【0040】
【0041】 3)顆粒剤 処方1 100mg中 本発明化合物 30 mg マンニトール 46.5mg ポリビニルピロリドンK−30 7 mg オイドラギットRL 15 mg トリアセチン 1.5mg
【0042】 処方2 130mg中 本発明化合物 50 mg 乳糖 55 mg バレイショデンプン 20 mg ヒドロキシプロピルセルロース−L 4 mg タルク 微量
【0043】 4)注射剤 処方1 10ml中 本発明化合物 10〜100mg 塩化ナトリウム 90 mg 水酸化ナトリウム 適量 滅菌精製水 適量
【0044】
[薬理試験]エンドペプチダーゼ24.15活性の測定
法として、ベンゾイルグリシル−L−アラニル−L−ア
ラニル−L−フェニルアラニル−4−アミノ安息香酸
(Bz−GAAF−pAB)を基質として用いて、酵素
活性を測定する Orlowski らの方法が知られている(Eu
r. J. Biochem., 135, 81-88 (1983) )。そこで、この
文献に記載された方法に準じて、本発明化合物のエンド
ペプチダーゼ24.15への作用を検討した。
法として、ベンゾイルグリシル−L−アラニル−L−ア
ラニル−L−フェニルアラニル−4−アミノ安息香酸
(Bz−GAAF−pAB)を基質として用いて、酵素
活性を測定する Orlowski らの方法が知られている(Eu
r. J. Biochem., 135, 81-88 (1983) )。そこで、この
文献に記載された方法に準じて、本発明化合物のエンド
ペプチダーゼ24.15への作用を検討した。
【0045】(実験方法)下記の反応条件で反応させ
た。
た。
【0046】200mM トリス−塩酸緩衝液
(pH7.0) 300μM Bz−GAAF−pAB 10μg アミノペプチダーゼM 10-10 〜10-4M 被験化合物 10μg エンドペプチダーゼ24.15
(pH7.0) 300μM Bz−GAAF−pAB 10μg アミノペプチダーゼM 10-10 〜10-4M 被験化合物 10μg エンドペプチダーゼ24.15
【0047】上記溶液250μlを37℃で15分間イ
ンキュベーションした。25%トリクロロ酢酸を加え、
続いて0.25%亜硝酸ナトリウム水溶液を200μl
加えた。3分後、1.25%スルファミン酸アンモニウ
ム溶液を200μl加え、さらに2分後、0.1%N−
(1−ナフチル)−エチレンジアミン二塩酸エタノール
溶液を500μl加えた。10分以上放置後、波長55
5nmにて吸光度を測定した。
ンキュベーションした。25%トリクロロ酢酸を加え、
続いて0.25%亜硝酸ナトリウム水溶液を200μl
加えた。3分後、1.25%スルファミン酸アンモニウ
ム溶液を200μl加え、さらに2分後、0.1%N−
(1−ナフチル)−エチレンジアミン二塩酸エタノール
溶液を500μl加えた。10分以上放置後、波長55
5nmにて吸光度を測定した。
【0048】被験化合物のエンドペプチダーゼ24.1
5に対する阻害作用の程度は、下記の式より求めた阻害
率を用いた。
5に対する阻害作用の程度は、下記の式より求めた阻害
率を用いた。
【0049】
【式1】 A:反応液に被験化合物を入れていない場合の吸光度 B:反応液の吸光度
【0050】(結果)表1に実験結果の一例として、N
−[(2R,4R)−2−(2−ヒドロキシフェニル)
−3−(3−メルカプトプロピオニル)−4−チアゾリ
ジンカルボニル]−L−フェニルアラニン(以下化合物
aとする)、N−[(2R,4R)−2−(2−ヒドロ
キシフェニル)−3−(3−メルカプトプロピオニル)
−4−チアゾリジンカルボニル]−L−セリン(以下化
合物bとする)およびN−[(2R,4R)−3−
[(2S)−3−メルカプト−2−メチルプロピオニ
ル]−2−(4−メチルフェニル)−4−チアゾリジン
カルボニル]−L−フェニルアラニン(化合物2)にお
けるエンドペプチダーゼ24.15を50%阻害するの
に要した濃度(IC50)を示す。
−[(2R,4R)−2−(2−ヒドロキシフェニル)
−3−(3−メルカプトプロピオニル)−4−チアゾリ
ジンカルボニル]−L−フェニルアラニン(以下化合物
aとする)、N−[(2R,4R)−2−(2−ヒドロ
キシフェニル)−3−(3−メルカプトプロピオニル)
−4−チアゾリジンカルボニル]−L−セリン(以下化
合物bとする)およびN−[(2R,4R)−3−
[(2S)−3−メルカプト−2−メチルプロピオニ
ル]−2−(4−メチルフェニル)−4−チアゾリジン
カルボニル]−L−フェニルアラニン(化合物2)にお
けるエンドペプチダーゼ24.15を50%阻害するの
に要した濃度(IC50)を示す。
【0051】
【表1】 表1に示されるように、本発明化合物はエンドペプチダ
ーゼ24.15活性をを低濃度で顕著に阻害することが
認められた。
ーゼ24.15活性をを低濃度で顕著に阻害することが
認められた。
【0052】以上のことから、本発明化合物は優れたエ
ンドペプチダーゼ24.15阻害作用を有しており、特
に鎮痛剤、抗リウマチ剤、骨粗鬆症治療剤ならびにアル
ツハイマー病等の痴呆症の治療剤として有用であること
が期待される。
ンドペプチダーゼ24.15阻害作用を有しており、特
に鎮痛剤、抗リウマチ剤、骨粗鬆症治療剤ならびにアル
ツハイマー病等の痴呆症の治療剤として有用であること
が期待される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/00 629 A61K 31/00 629A 643 643D C07D 277/06 C07D 277/06 417/06 207 417/06 207 //(C07D 417/06 207:16 277:06) (56)参考文献 特開 昭56−139455(JP,A) 特開 平5−186498(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 31/425 C07D 277/06 C07D 417/06 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (19)
- 【請求項1】 下記一般式[I] で示される化合物または
その塩類を有効成分とするエンドペプチダーゼ24.1
5阻害剤。 【化1】 [式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
基または低級アルカノイルオキシ基を示す。R2 は水素
原子、低級アルカノイル基またはベンゾイル基を示す。
R3 は水素原子を示す。R4 は水素原子、低級アルキル
基またはフェニル低級アルキル基を示し、R3とR4 が
いっしょになってピロリジン環を形成してもよく、該低
級アルキル基はヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプ
ト基、低級アルキルチオ基、イミダゾリル基またはイン
ドリル基で置換されていてもよく、また該フェニル低級
アルキル基のフェニル環はヒドロキシ基または低級アル
コキシ基で置換されていてもよい。R5 はエステルまた
はアミドに変換されていてもよいカルボキシル基を示
す。Aは1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝の
アルキレン基を示す。] - 【請求項2】 下記一般式[I] で示される化合物または
その塩類を有効成分とするエンドペプチダーゼ24.1
5阻害剤。 【化2】 [式中、R1 は低級アルキル基またはヒドロキシ基を示
す。R2 は水素原子、低級アルカノイル基またはベンゾ
イル基を示す。R3 は水素原子を示す。R4 は水素原
子、低級アルキル基またはフェニル低級アルキル基を示
し、該低級アルキル基はヒドロキシ基またはインドリル
基で置換されていてもよい。R5 はエステルまたはアミ
ドに変換されていてもよいカルボキシル基を示す。Aは
1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキレ
ン基を示す。] - 【請求項3】 R5 がカルボキシル基である請求項2記
載の化合物またはその塩類を有効成分とするエンドペプ
チダーゼ24.15阻害剤。 - 【請求項4】 R1 がヒドロキシ基で、R5 がカルボキ
シル基である請求項2記載の化合物またはその塩類を有
効成分とするエンドペプチダーゼ24.15阻害剤。 - 【請求項5】 R1 がヒドロキシ基、R2 が水素原子、
R5 がカルボキシル基である請求項2記載の化合物また
はその塩類を有効成分とするエンドペプチダーゼ24.
15阻害剤。 - 【請求項6】 R1 がヒドロキシ基、R2 が水素原子、
R4 がフェニル低級アルキル基、R5 がカルボキシル基
である請求項2記載の化合物またはその塩類を有効成分
とするエンドペプチダーゼ24.15阻害剤。 - 【請求項7】 下記式[II]で示される化合物またはその
塩類を有効成分とするエンドペプチダーゼ24.15阻
害剤。 【化3】 - 【請求項8】 R1 がヒドロキシ基、R2 が水素原子、
R4 がヒドロキシ低級アルキル基、R5 がカルボキシル
基である請求項2記載の化合物またはその塩類を有効成
分とするエンドペプチダーゼ24.15阻害剤。 - 【請求項9】 下記式[III] で示される化合物またはそ
の塩類を有効成分とするエンドペプチダーゼ24.15
阻害剤。 【化4】 - 【請求項10】 下記一般式[I] で示される化合物また
はその塩類を有効成分とする鎮痛剤。 【化5】 [式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
基または低級アルカノイルオキシ基を示す。R2 は水素
原子、低級アルカノイル基またはベンゾイル基を示す。
R3 は水素原子を示す。R4 は水素原子、低級アルキル
基またはフェニル低級アルキル基を示し、R3とR4 が
いっしょになってピロリジン環を形成してもよく、該低
級アルキル基はヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプ
ト基、低級アルキルチオ基、イミダゾリル基またはイン
ドリル基で置換されていてもよく、また該フェニル低級
アルキル基のフェニル環はヒドロキシ基または低級アル
コキシ基で置換されていてもよい。R5 はエステルまた
はアミドに変換されていてもよいカルボキシル基を示
す。Aは1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝の
アルキレン基を示す。] - 【請求項11】 下記一般式[I] で示される化合物また
はその塩類を有効成分とする抗リウマチ剤。 【化6】 [式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
基または低級アルカノイルオキシ基を示す。R2 は水素
原子、低級アルカノイル基またはベンゾイル基を示す。
R3 は水素原子を示す。R4 は水素原子、低級アルキル
基またはフェニル低級アルキル基を示し、R3とR4 が
いっしょになってピロリジン環を形成してもよく、該低
級アルキル基はヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプ
ト基、低級アルキルチオ基、イミダゾリル基またはイン
ドリル基で置換されていてもよく、また該フェニル低級
アルキル基のフェニル環はヒドロキシ基または低級アル
コキシ基で置換されていてもよい。R5 はエステルまた
はアミドに変換されていてもよいカルボキシル基を示
す。Aは1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝の
アルキレン基を示す。] - 【請求項12】 下記一般式[I] で示される化合物また
はその塩類を有効成分とする骨粗鬆症治療剤。 【化7】 [式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
基または低級アルカノイルオキシ基を示す。R2 は水素
原子、低級アルカノイル基またはベンゾイル基を示す。
R3 は水素原子を示す。R4 は水素原子、低級アルキル
基またはフェニル低級アルキル基を示し、R3とR4 が
いっしょになってピロリジン環を形成してもよく、該低
級アルキル基はヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプ
ト基、低級アルキルチオ基、イミダゾリル基またはイン
ドリル基で置換されていてもよく、また該フェニル低級
アルキル基のフェニル環はヒドロキシ基または低級アル
コキシ基で置換されていてもよい。R5 はエステルまた
はアミドに変換されていてもよいカルボキシル基を示
す。Aは1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝の
アルキレン基を示す。] - 【請求項13】 下記一般式[I] で示される化合物また
はその塩類を有効成分とする痴呆症治療剤。 【化8】 [式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
基または低級アルカノイルオキシ基を示す。R2 は水素
原子、低級アルカノイル基またはベンゾイル基を示す。
R3 は水素原子を示す。R4 は水素原子、低級アルキル
基またはフェニル低級アルキル基を示し、R3とR4 が
いっしょになってピロリジン環を形成してもよく、該低
級アルキル基はヒドロキシ基、カルボキシ基、メルカプ
ト基、低級アルキルチオ基、イミダゾリル基またはイン
ドリル基で置換されていてもよく、また該フェニル低級
アルキル基のフェニル環はヒドロキシ基または低級アル
コキシ基で置換されていてもよい。R5 はエステルまた
はアミドに変換されていてもよいカルボキシル基を示
す。Aは1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝の
アルキレン基を示す。] - 【請求項14】 下記一般式[IV]で示される化合物また
はその塩類。 【化9】 [式中、R6 は低級アルキル基を示す。R7 は水素原
子、低級アルカノイル基またはベンゾイル基を示す。A
は1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキ
レン基を示す。] - 【請求項15】 R6 がメチル基、R7 が水素原子であ
る請求項14記載の化合物またはその塩類。 - 【請求項16】 下記式[V] で示されるN−[3−(3
−メルカプト−2−メチルプロピオニル)−2−(4−
メチルフェニル)−4−チアゾリジンカルボニル]−フ
ェニルアラニン。 【化10】 - 【請求項17】 下記一般式[IV]で示される化合物また
はその塩類を有効成分とするエンドペプチダーゼ24.
15阻害剤。 【化11】 [式中、R6 は低級アルキル基を示す。R7 は水素原
子、低級アルカノイル基またはベンゾイル基を示す。A
は1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルキ
レン基を示す。] - 【請求項18】 R6 がメチル基、R7 が水素原子であ
る請求項17記載の化合物またはその塩類を有効成分と
するエンドペプチダーゼ24.15阻害剤。 - 【請求項19】 下記式[V] で示される化合物またはそ
の塩類を有効成分とするエンドペプチダーゼ24.15
阻害剤。 【化12】
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6003351A JP2973271B2 (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エンドペプチダーゼ24.15阻害剤 |
PCT/JP1995/000020 WO1995019356A1 (fr) | 1994-01-18 | 1995-01-11 | Inhibiteur de l'endopepsidase 24.15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6003351A JP2973271B2 (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エンドペプチダーゼ24.15阻害剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07206677A JPH07206677A (ja) | 1995-08-08 |
JP2973271B2 true JP2973271B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=11554937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6003351A Expired - Fee Related JP2973271B2 (ja) | 1994-01-18 | 1994-01-18 | エンドペプチダーゼ24.15阻害剤 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2973271B2 (ja) |
WO (1) | WO1995019356A1 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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