JP2972568B2 - バス拡張装置 - Google Patents

バス拡張装置

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JP2972568B2
JP2972568B2 JP8069886A JP6988696A JP2972568B2 JP 2972568 B2 JP2972568 B2 JP 2972568B2 JP 8069886 A JP8069886 A JP 8069886A JP 6988696 A JP6988696 A JP 6988696A JP 2972568 B2 JP2972568 B2 JP 2972568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理システム
に用いられるシステムバス拡張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的によく用いられる情報処理システ
ムの構成方法の一つとして、プロセッサおよび主記憶装
置および入出力装置をシステムバスに接続するいわゆる
バス方式がある。このようなバス方式の情報処理システ
ムにおいては、プロセッサや入出力装置は、データのリ
ードやライト等の命令(これをリクエストという)をシ
ステムバスを介して主記憶装置に送信したり、リードリ
クエストに対する応答データ(これをリプライという)
システムバスを介して受信したるすることができる。
【0003】このシステムバスに複数台のプロセッサを
接続することによっていわゆるマルチプロセッサシステ
ムを構成することができ、プロセッサの接続台数が数台
から10台程度であれば、システム全体の性能は、プロ
セッサの接続台数にほぼ比例して向上する。
【0004】同様に、システムバスに複数台の主記憶装
置を接続することによって物理メモリの拡大を図ること
もできる。この場合は、物理メモリ空間全体を分割して
各主記憶装置に割当てることにより、システム全体が単
一の物理メモリ空間を保有するように構成する。
【0005】更に大規模な高マルチプロセッサシステム
を構成するためには、システムバスにプロセッサや主記
憶装置等のノードを多数接続しなければならなくなる
が、現実的には、LSIの出力バッフアのドライブ能力
や遅延等の問題から、一つのシステムバスに接続できる
ノードの数に制限がある。
【0006】このような問題を解決してシステムバスを
拡張する手段として、特開昭61−48060号公報に
は、二つのバスの間にバッフアを置いてシステムバスを
拡張するバスブリッジ方式が開示されている。この方式
では、システムバスは、バス延長モジュールを介して拡
張システムバスと接続され、双方のバスにそれぞれ主記
憶装置(メモリ)と入出力装置が接続される。システム
バスに送出されたメモリリード(RD)やメモリライト
(WR)等のリクエスト(コマンド)は、バス延長モジ
ュールを経由して他方の拡張システムバスに伝達され
る。
【0007】このように、バスブリッジ方式によってシ
ステムバスを拡張すると、一つのシステムバスによって
構成するシステムにの2倍のプロセッサまたは主記憶装
置を接続した情報処理システムを構築することが可能と
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】バス方式の情報処理シ
ステムにおいて、単位時間にシステムバス上に送出でき
るリクエストの数は、おおよそそのシステムバスに接続
しているプロセッサの台数に比例する。また、単位時間
にシステムバスが処理できるリクエストの数は、そのシ
ステムバスのバンド幅によってその上限が決定される。
従ってシステムバスに接続できるプロセッサの台数の上
限は、システムバスのバンド幅によって決定される。こ
の上限を超えた台数のプロセッサをシステムバスに接続
しても、システムバスの処理能力がボトルネックとなっ
て期待しただけの性能向上を得ることができない。
【0009】従って、上述のような従来のシステムバス
拡張方式によってシステムバスに接続するプロセッサの
台数を2倍にした場合は、単位時間にシステムバス上に
送出されるリクエストの数が倍増し、システムバスの処
理能力がボトルネックとなってシステム全体の性能向上
が得られないという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、二つのシステムバスを接
続して高マルチプロセッサシステムを構築するとき、性
能向上を妨げる要因であるシステムバスの処理能力のボ
トルネックを回避してシステム全体の性能向上を図るこ
とができるバス拡張装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のバス拡張装置
は、それぞれ任意の数のプロセッサおよび主記憶装置お
よび入出力装置を接続している二つのシステムバスのそ
れぞれに接続し、前記二つのシステムバスのうちの一方
のシステムバス上に送出されたリクエストを他方のシス
テムバス上に転送するためのバス拡張装置であって、前
記システムバスと接続するバスインターフェースと、前
記バスインターフェースを介して前記システムバスから
受信した前記リクエストのアドレスが前記二つのシステ
ムバスのうちの何れのシステムバスに接続されている前
記主記憶装置に割当てられているアドレス空間に対して
アクセスすべきリクエストであるかを判断して転送すべ
きシステムバスを決定するフローティングアドレステー
ブルユニットと、前記フローティングアドレステーブル
ユニットからの情報を相手側のバス拡張装置のクラスタ
間インターフェースに送出するクラスタ間インターフェ
ースとを備えるものであり、特に、前記システムバスか
ら受信した前記リクエストのアドレスが前記二つのシス
テムバスのうちの何れのシステムバスに接続されている
前記主記憶装置に割当てられているアドレス空間に対し
てアクセスすべきリクエストであるか示す情報を保持す
るフローティングアドレステーブルと、前記フローティ
ングアドレステーブルからの情報によって前記リクエス
トが他方のシステムバスに転送すべきか否かを判断して
他方のシステムバスに転送すべでないとき他方のシステ
ムバスへの転送を阻止する論理回路とを有する前記フロ
ーティングアドレステーブルユニットを有するか、また
はあらかじめ所定の値を格納しているモード選択レジス
タと、前記モード選択レジスタからの信号によって前記
システムバスから受信した前記リクエストのアドレスの
うちの特定のビットのみを選択するセレクタと、前記セ
レクタの出力信号を入力して前記リクエストが他方のシ
ステムバスに転送すべきか否かを判断して他方のシステ
ムバスに転送すべでないとき他方のシステムバスへの転
送を阻止する論理回路とを有する前記フローティングア
ドレステーブルユニットを有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の第一の実施形態を示すブロ
ック図、図2は図1の実施形態の動作を示すフローチャ
ート、図3は図1の実施形態のメモリアレイユニットの
詳細を示すブロック図である。
【0014】図1において、システムバス1aには、プ
ロセッサ(CPU)50aおよび主記憶装置30aおよ
びバス拡張装置10aが接続されている。これらをクラ
スタ2aと称する。同様に、システムバス1bには、プ
ロセッサ(CPU)50bおよび主記憶装置30bおよ
びバス拡張装置10bが接続されている。これらをクラ
スタ2bと称する。プロセッサ(CPU)50aと50
b、および主記憶装置30aと30b、およびバス拡張
装置10aと10bは、それぞれ同じ構成および動作の
装置である。
【0015】主記憶装置30aおよび30bは、一つの
連続した物理メモリ空間を2分割した物理メモリ空間の
うちの一方を、それぞれの固有の物理メモリ空間として
割当てられている。主記憶装置30aに割当てられてい
る物理メモリ空間をクラスタ2a系メモリ空間、主記憶
装置30bに割当てられている物理メモリ空間をクラス
タ2b系メモリ空間と称する。
【0016】主記憶装置30aは、システムバス1aと
接続するバスインターフェース31aと、システムバス
1aを介して入力したアドレスをデコードするアドレス
デコーダ32aと、データを記憶する主記憶部33aと
を有している。主記憶装置30bも同様に、バスインタ
ーフェース31bとアドレスデコーダ32bと主記憶部
33bとを有している。
【0017】バス拡張装置10aは、システムバス1a
と接続するバスインターフェース11と、相手側のクラ
スタ2bと接続するクラスタ間インターフェース13
と、物理メモリ空間がシステムバス1aまたは1bの何
れに接続している主記憶装置30aまたは30bに割当
てらてているかを示す割当て情報を記録したフローティ
ングアドレステーブル(FAT)を内蔵したフローティ
ングアドレステーブルユニット(FAT UNIT)1
2aを有している。バス拡張装置10bも全く同じ構成
である。
【0018】フローティングアドレステーブルユニット
(FAT UNIT)12aは、図3に示すように、ア
ドレスレジスタ41および46と、ヴァリッドレジスタ
(Vレジスタ)42および47と、クラスタレジスタ4
3と、フローティングアドレステーブル(FAT)44
と、論理回路45とを有している。
【0019】アドレスレジスタ41および46は、アド
レスの幅が32ビットのリクエストを保持する。Vレジ
スタ42および47は、それぞれアドレスレジスタ41
および46が保持しているリクエストのアドレスの値が
有効(ヴァリッド)であるか否かを示す情報を格納す
る。具体的には、リクエストを受信したとき(有効なア
ドレスを保持したとき)は“1”を格納し、リクエスト
を受信していないとき(有効なアドレスを保持しないと
き)は“0”を格納する。クラスタレジスタ43は、ク
ラスタ情報を格納している。このクラスタ情報は、本情
報処理システムの初期化のときに設定され、その後設定
値が変更されることはない。クラスタ情報の設定値は、
クラスタ2aのバス拡張装置10aについては“0”で
あり、クラスタ2bのバス拡張装置10bについては
“1”である。フローティングアドレステーブル(FA
T)44は、メモリアレイによって構成されており、物
理メモリ空間がシステムバス1aまたは1bの何れに接
続している主記憶装置30aまたは30bに割当てら
ているかを示す割当て情報(物理メモリ空間とクラスタ
との対応を示す情報)を記録する。具体的には、FAT
44は、リクエストアドレスによって索引され、索引さ
れたアドレスがクラスタ2a系メモリ空間に割当てられ
ていときは“0”を、クラスタ2b系メモリ空間に割
当てられていときは“1”を取出す。本実施形態で
は、リクエストアドレスのビット21〜25の5ビット
のビット信号62を用いてFAT44を索引する。FA
T44は、本情報処理システムの初期化のときに設定さ
れ、その後設定値が変更されることはない。論理回路4
5は、排他的オア回路(XCR)とアンド回路(AN
D)とを組合わせた回路である。
【0020】次に、上述のように構成したバス拡張装置
の動作について、図2を参照して説明する。
【0021】クラスタ2aのプロセッサ(CPU)50
aからクラスタ2aの主記憶装置30aに対してアクセ
スする場合は、まずCPU50aからシステムバス1a
にリクエストが送出される。このリクエストは、バス拡
張装置10aのバスインターフェース11で受信される
(ステップ21)。リクエストを受信したバスインター
フェース11は、そのリクエストのアドレスをフローテ
ィングアドレステーブルユニット(FAT UNIT)
12aに送り、FAT UNIT12aは、そのリクエ
ストのアドレスでフローティングアドレステーブル(F
AT)44を検索する(ステップ22)。この結果、こ
のリクエストはクラスタ2a系メモリ空間に対してアク
セスするリクエストであると判明するため(ステップ2
3)、バス拡張装置10a内で処理を終了する。CPU
50aからシステムバス1aにリクエストが送出された
とき、主記憶装置30aのバスインターフェース31a
も同時にそのリクエストを受信するが、アドレスデコー
ダ32aによってこのリクエストが主記憶装置30aに
対するアクセスであることが判明するため、このリクエ
ストは、主記憶部33aに送られ、このリクエストがリ
ードリクエストであるときは、それに対するリプライ
を、上述の経路と逆の経路でCPU50aに返送され
る。
【0022】クラスタ2aのプロセッサ(CPU)50
aからクラスタ2bの主記憶装置30bに対してアクセ
スする場合は、まずCPU50aからシステムバス1a
にリクエストが送出される。このリクエストは、バス拡
張装置10aのバスインターフェース11で受信される
(ステップ21)。これと同時に主記憶装置30aのバ
スインターフェース31aもそのリクエストを受信する
が、アドレスデコーダ32aによってこのリクエストが
主記憶装置30aに対するアクセスでないことが判明す
るため、主記憶装置30a内におけるこのリクエストの
処理は中止される。バスインターフェース11で受信さ
れたリクエストは、FAT UNIT12aに送られ、
そのリクエストのアドレスによってフローティングアド
レステーブル(FAT)44を索引される(ステップ2
2)。この結果、このリクエストはクラスタ2b系メモ
リ空間に対してアクセスするリクエストであると判明す
るため(ステップ23)、このリクエストはクラスタ2
aのバス拡張装置10aのクラスタ間インターフエース
13から相手側のクラスタ2bのバス拡張装置10bの
クラスタ間インターフエース13に送出される(ステッ
プ24)。クラスタ2bのバス拡張装置10bのクラス
タ間インターフエース13がリクエストを受信すると、
バス拡張装置10bのバスインターフェース11は、シ
ステムバス1bにそのリクエストを送出する(ステップ
25)。これによってクラスタ2bの主記憶装置30b
は、バスインターフェース31bによってそのリクエス
トを受信し、アドレスデコーダ32bを経由して主記憶
部33bに伝達する。このリクエストがリードリクエス
トであるときは、それに対するリプライは、上述の経路
と逆の経路によってCPU50aに返送される。
【0023】次に、バス拡張装置10aのFAT UN
IT12aの動作の詳細について、図3を参照して説明
する。
【0024】本FAT UNIT12aはパイプライン
構造になっており、バスインターフェース11から受信
したリクエストは、クロック信号に同期してアドレスレ
ジスタ41および46に伝達され、アドレスレジスタ4
6からクラスタ間インターフェース13に送出される。
【0025】FAT UNIT12aは、バスインター
フェース11からリクエストを受信すると、まず始めの
クロックサイクルでアドレスレジスタ41にそのリクエ
トを格納し、ヴァリッドレジスタ(Vレジスタ)42
に“1”を格納する。次のクロックサイクルで、アドレ
スレジスタ41のビット21〜25を用いてフローティ
ングアドレステーブル(FAT)44を索引し、その結
果は論理回路45に送られる。論理回路45は、FAT
44の出力信号64とクラスタレジスタ43の出力信号
65とが異った信号であり、かつVレジスタ42の出力
信号6が“1”のときに“1”を出力する。従ってこ
の場合は、FAT44の出力信号64が“1”を出力し
た場合にのみ“1”を出力する。すなわち、受信したリ
クエストがクラスタ2a系メモリ空間に対するアクセス
である場合にのみ論理回路45の出力信号66は“1”
となる。論理回路45の出力信号66はVレジスタ47
に送られて格納される。このとき、アドレスレジスタ4
6には、出力信号61によってアドレスレジスタ41か
ら送られてきたリクエストが格納される。更に次のクロ
ックサイクルで、アドレスレジスタ46からクラスタ間
インターフエース13に出力信号67によってリクエス
トが送出されるが、このリクエストがクラスタ2a系メ
モリ空間に対するアクセスである場合は、Vレジスタ4
7の出力信号68が“0”であるため、クラスタ間イン
ターフエース13は、このリクエストは無効であるとみ
なして以後の処理は行わない。
【0026】バス拡張装置10bのFAT UNIT1
2aの動作も全く同様である。
【0027】バス拡張装置10aおよび10b内のFA
T UNIT12aと、主記憶装置30a内のアドレス
デコーダ32aおよび主記憶装置30b内のアドレスデ
コーダ32bとは、機能的にほぼ同じものである。しか
し、主記憶装置30a内のアドレスデコーダ32aおよ
び主記憶装置30b内のアドレスデコーダ32bが保持
する情報は、物理メモリ空間の中で自主記憶に割あてら
れた領域と他の領域とを区別するための情報であるが、
バス拡張装置10aおよび10b内のFATUNIT1
2aが保持する情報は、物理メモリ空間の中で自己の属
するクラクタ系メモリ空間に割当てられた領域と他のク
ラクタ系メモリ空間に割当てられた領域とを区別するた
めの情報であることが異なっている。
【0028】上述のバス拡張装置は、種々の構成のバス
方式の情報処理システムに対応することが可能である。
すなわち、双方のシステムバスにそれぞれ2台ずつの主
記憶装置を接続し、合計4台の主記憶装置を有する情報
処理システムの場合や、一方のシステムバスにのみ主記
憶装置を接続した情報処理システムの場合に、アドレス
デコーダ32aおよび32b並びにFAT UNIT1
2aに格納する情報の内容を変更するのみで、容易に対
応することが可能である。
【0029】図4は本発明の第二の実施形態のフローテ
ィングアドレステーブルユニット(FAT UNIT)
の詳細を示すブロック図である。
【0030】本実施形態は、図1の実施形態のバス拡張
装置10aおよび10bのフローティングアドレステー
ブルユニット(FAT UNIT)12aのフローティ
ングアドレステーブル(FAT)44の代りに、モード
選択レジスタ(MODE)およびセレクタを用いたもの
である。
【0031】すなわち図4に示すように、フローティン
グアドレステーブルユニット(FAT UNIT)12
bは、アドレスレジスタ41および46と、ヴァリッド
レジスタ(Vレジスタ)42および47と、クラスタレ
ジスタ43と、モード選択レジスタ(MODE)78
と、セレクタ74と、論理回路45とを有している。
【0032】これらの構成要素のうち、アドレスレジス
タ41および46と、ヴァリッドレジスタ(Vレジス
タ)42および47と、クラスタレジスタ43と、論理
回路45の構成および動作は、図1の各対応する要素の
構成および動作と同じである。モード選択レジスタ(M
ODE)78は、“00”または“01”または“1
0”または“11”の何れか一つの値を格納する。この
MODE78に格納する値は、本情報処理システムの初
期化のときに設定され、その後設定値が変更されること
はない。MODE78に格納した値はセレクタ74に送
られて、アドレスレジスタ41から取出したリクエスト
アドレスの何れのビットを選択するかを指示する。図4
においては、アドレスレジスタ41のビット22〜25
の4ビットがビット信号82としてセレクタ74に取出
され、それらのうちの任意のビットがMODE78の指
示によって使用される。
【0033】次に、上述のように構成したFAT UN
IT12bの動作について、クラスタ2aのFAT U
NIT12bを例として説明する。クラスタ2bのFA
TUNIT12bの動作も同様である。
【0034】FAT UNIT12bは、バスインター
フェース11からリクエストを受信すると、まず始めの
クロックサイクルでアドレスレジスタ41にそのリクエ
トを格納し、ヴァリッドレジスタ(Vレジスタ)42
に“1”を格納する。次のクロックサイクルで、アドレ
スレジスタ41のビット22〜25がビット信号82と
してセレクタ74に取出され、それらのうちの何れかが
MODE78の出力信号88によって選択されて出力信
号84として論理回路45に送られる。論理回路45
は、セレクタ74の出力信号84とクラスタレジスタ4
3の出力信号65とが異った信号であり、かつVレジス
タ42の出力信号65が“1”のとき“1”を出力す
る。すなわち、受信したリクエストがクラスタ2b系メ
モリ空間に対するアクセスである場合にのみ論理回路4
5の出力信号66は“1”となる。論理回路45の出力
信号66はVレジスタ47に送られて格納される。更に
次のクロックサイクルで、アドレスレジスタ46からク
ラスタ間インターフエース13に出力信号67によって
リクエストが送出されるが、このリクエストがクラスタ
2a系メモリ空間に対するアクセスである場合は、Vレ
ジスタ47の出力信号68が“0”であるため、クラス
タ間インターフエース13は、このリクエストは無効で
あるとみなして以後の処理は行わない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバス拡張
装置は、バスインターフェースを介してシステムバスか
ら受信したリクエストのアドレスが二つのシステムバス
のうちの何れのシステムバスに接続されている主記憶装
置に割当てられているアドレス空間に対してアクセスす
べきリクエストであるかを判断して転送すべきシステム
バスを決定するフローティングアドレステーブルユニッ
トを設けることにより、不必要なリクエストをシステム
バスに送出するのを抑止することができるため、システ
ムバスの負荷を軽減してその処理能力のボトルネックを
回避することができ、従ってシステム全体の性能向上を
図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】図1の実施形態のフローティングアドレステー
ブルユニットの詳細を示すブロック図である。
【図4】本発明の第二の実施形態のフローティングアド
レステーブルユニットの詳細を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a・1b システムバス 2a・2b クラスタ 10a・10b バス拡張装置 11 バスインターフェース 12a・12b フローティングアドレステーブルユ
ニット(FAT UNIT) 13 クラスタ間インターフェース 21〜25 ステップ 30a・30b 主記憶装置 31a・31b バスインターフェース 32a・32b アドレスデコーダ 33a・33b 主記憶部 50a・50b プロセッサ(CPU) 41・46 アドレスレジスタ 42・47 ヴァリッドレジスタ(Vレジスタ) 43 クラスタレジスタ 44 フローティングアドレステーブル(FAT) 45 論理回路 61・63・64・65・66・67・68・84・8
8 出力信号 62・82 ビット信号 74 セレクタ 78 モード選択レジスタ(MODE)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ任意の数のプロセッサおよび主
    記憶装置および入出力装置を接続している二つのシステ
    ムバスのそれぞれに接続し、前記二つのシステムバスの
    うちの一方のシステムバス上に送出されたリクエストを
    他方のシステムバス上に転送するためのバス拡張装置で
    あって、 前記システムバス接続するバスインターフェースと、
    前記バスインターフェースを介して前記システムバスか
    ら受信した前記リクエストのアドレスが前記二つのシス
    テムバスのうちの何れのシステムバスに接続されている
    前記主記憶装置に割当てられているアドレス空間に対し
    てアクセスすべきリクエストであるかを判断して転送す
    べきシステムバスを決定するフローティングアドレステ
    ーブルユニットと、前記リクエストを相手側のバス拡張
    装置のクラスタ間インターフエースに送出するクラスタ
    間インターフエースとを備え、 前記フローティングアドレステーブルユニットが、前記
    システムバスから受信した前記リクエストのアドレスが
    前記二つのシステムバスのうちの何れのシステムバス
    接続されている前記主記憶装置に割当てられているアド
    レス空間に対してアクセスすべきリクエストであるかを
    示す情報を保持するフローティングアドレステーブル
    と、前記フローティングアドレステーブルの出力信号と
    あらかじめ設定されるているクラスタ情報を格納してい
    るクラスタレジスタからの出力信号と前記バスインター
    フェースから入力した信号を格納する第一のヴァリッド
    レジスタの出力信号とを入力し、前記フローティングア
    ドレステーブルの出力信号と前記クラスタレジスタから
    の出力信号とが異った信号であり、かつ前記第一のヴァ
    リッドレジスタの出力信号が“1”のときに“1”を出
    力する論理回路と、前記論理回路の出力信号を入力して
    前記クラスタ間インターフエースに対して出力信号を出
    力する第二のヴァリッドレジスタと、前記バスインター
    フェースから入力した信号を保持する第一のアドレスレ
    ジスタの出力信号を入力して前記クラスタ間インターフ
    エースに対して出力信号を出力する第二のアドレスレジ
    スタとを有することを特徴とするバス拡張装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ任意の数のプロセッサおよび主
    記憶装置および入出力装置を接続している二つのシステ
    ムバスのそれぞれに接続し、前記二つのシステムバスの
    うちの一方のシステムバス上に送出されたリクエストを
    他方のシステムバス上に転送するためのバス拡張装置で
    あって、 前記システムバス接続するバスインターフェースと、
    前記バスインターフェースを介して前記システムバスか
    ら受信した前記リクエストのアドレスが前記二つのシス
    テムバスのうちの何れのシステムバスに接続されている
    前記主記憶装置に割当てられているアドレス空間に対し
    てアクセスすべきリクエストであるかを判断して転送す
    べきシステムバスを決定するフローティングアドレステ
    ーブルユニットと、前記リクエストを相手側のバス拡張
    装置のクラスタ間インターフエースに送出するクラスタ
    間インターフエースとを備え、 前記フローティングアドレステーブルユニットが、あら
    かじめ所定の値を格納しているモード選択レジスタと、
    前記モード選択レジスタからの信号によって前記システ
    ムバスから受信した前記リクエストのアドレスのうちの
    特定のビットのみを選択するセレクタと、前記セレクタ
    の出力信号とあらかじめ設定されるているクラスタ情報
    を格納しているクラスタレジスタからの出力信号と前記
    バスインターフェースから入力した信号を格納する第一
    のヴァリッドレジスタの出力信号とを入力して前記リク
    エストが他方のシステムバスに転送すべきか否かを判断
    して他方のシステムバスに転送すべきでないとき他方の
    システムバスへの前記リクエストの転送を阻止する信号
    を出力する論理回路と、前記論理回路の出力信号を入力
    して前記クラスタ間インターフエースに対して出力信号
    を出力する第二のヴァリッドレジスタと、前記バスイン
    ターフェースから入力した信号を保持する第一のアドレ
    スレジスタの出力信号を入力して前記クラスタ間インタ
    ーフエースに対して出力信号を出力する第二のアドレス
    レジスタとを有することを特徴とするバス拡張装置。
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