JP2968803B2 - 預り式釣銭端数処理方法 - Google Patents

預り式釣銭端数処理方法

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JP2968803B2 JP1136754A JP13675489A JP2968803B2 JP 2968803 B2 JP2968803 B2 JP 2968803B2 JP 1136754 A JP1136754 A JP 1136754A JP 13675489 A JP13675489 A JP 13675489A JP 2968803 B2 JP2968803 B2 JP 2968803B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、顧客カードを用いて商品を購入する際に、
釣銭額に端数が発生した場合の釣銭端数処理方法に関す
る。
[従来の技術] 消費税の導入に伴い、支払い金額に端数が発生するこ
とが多くなり、レジにおいて顧客との間で1円や5円の
小額硬貨を授受することが多くなっている。
顧客にとっては、商品を購入するたびに小額硬貨を釣
銭として受取るため財布の中身が価値の低い小額硬貨で
かさばり不便であるという問題がある。
また、商店にとっても、釣銭用に大量の小額硬貨を用
意しておかなければならず、大きな問題となっている。
さらに、商品購入時に商店と顧客の間で小額硬貨の授
受を行うためにレジで時間がかかり、混雑時には顧客の
待ち時間が長くなり、レジの効率が低下するという問題
が発生している。
[発明が解決しようとする課題] このように、商店にとっても顧客にとっても取引き時
の釣銭額の端数の処理は大きな問題となっており、取引
き時に釣銭額に端数が生じても実際の小額硬貨の授受を
伴わないように処理することが望まれているが、現在ま
でのところ有効な方法がなかった。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、取引き
時に釣銭額に端数が生じても顧客カードを利用して実際
の小額硬貨の授受を伴わないように処理することが可能
な釣銭端数処理方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、データを記録することのできる磁気スト
ライプを有する磁気カードで構成された顧客カードを用
いて商品を購入する際に、釣銭額に端数が発生した場合
の釣銭端数処理方法であって、前記顧客カードの磁気ス
トライプに、顧客から預った預り累計額を記録する預り
累計欄と、累計預り欄の更新日を記録する預り更新年月
日欄とを設け、前記累計預り欄に記録されている預り累
計額を読取り、読取られた預り累計額に今回取引き時の
釣銭額の端数を計算し、加算された更新預り額を前記累
計預り欄に書込み、前記預り更新年月日欄に更新年月日
を書込むことにより、釣銭に端数がないようにし預り式
釣銭端数処理方法において、前記預り累計欄に記載され
た預り累計額が所定金額に達した場合、この所定金額に
基づいた価値の金券を発行し、前記預り累計欄に記録さ
れている預り累計額から前記所定金額を減算するととも
に、購入額に応じて発生するサービスポイントの累計ポ
イント値を記録する累計ポイント欄と、前記累計ポイン
ト欄の更新日を記録するポイント更新年月日欄とを有す
る磁気ストライプを備えた磁気カードで構成された顧客
カードを用いて商品を購入する際に、釣銭額に端数が発
生した場合の釣銭端数処理方法において、前記累計ポイ
ント欄に記載されている累計ポイント値を読取り、読取
られた累計ポイント値に前記釣銭額の端数のサービスポ
イント換算値を加算し、加算された更新ポイント値を前
記累計ポイント欄に書込み、前記ポイント更新年月日欄
に更新年月日を書込むことにより、釣銭に端数がないよ
うにしたことを特徴とする預り式釣銭端数処理方法によ
って達成される。
[作用] 本発明によれば、発生した釣銭額の端数分を商店が顧
客から一時的に預ることにより釣銭端数をなくそうとす
るもので、顧客への預り額は顧客カードを用いて管理す
る。
[実施例] (1)カードシステムの概要 本発明による釣銭端数処理方法の説明の前に、本発明
の釣銭端数処理方法が適用されるカードシステムの一例
を第1図を用いて説明する。
本カードシステムは顧客カードとして磁気カードを用
いたPOSシステムである。
各店舗には、多数のPOS端末10が設けられており、POS
端末10全体を制御するために、店舗毎にストアコンピュ
ータ18が設けられている。
POS端末10にはカードリーダライタ12が設けられ、取
引き時に顧客カードCの読み書きを行う。また、POS端
末10にはガイダンスパネル14が設けられ、取引き時の内
容を顧客及び店員に表示するようにしている。さらに、
POS端末10にはレシート発券器16が設けられ、取り引き
毎にその内容を記録したレシートRを発行すると共に、
必要に応じて後述する割引券のような金券を発行する。
フロントエンドプロセッサ20は、例えば本店に設置さ
れ、ホストコンピュータ30の負担を軽減するために補助
的作業を行う。例えば、各店舗のストアコンピュータ20
から定期的に通信回線を介して送られてくるデータを必
要に応じてホストコンピュータ30に一括して送信した
り、各取引きの明細等の重要性の低いデータはホストコ
ンピュータ30によらずに、自己の有するログファイル22
に格納して管理したりする。
ホストコンピュータ30は、例えば情報センター等に設
置され、本カードシステムの全体を制御する。ホストコ
ンピュータ30には、マスターファイルとしての顧客デー
タベース32が設けられている。顧客データベース32には
種々の顧客情報が格納されているが、本発明に特に関連
するのは、顧客サービスとして、商品の購入額に応じて
発生するサービスポイントを管理するためのカードポイ
ントマスター34と、釣銭額の預り又は貸付け金額を管理
するための釣銭管理マスター36である。
なお、上述のカードシステム例では、POS端末10がオ
ンラインでストアコンピュータ20、フロントエンドプロ
セッサ20、ホストコンピュータ30に接続されていたが、
オフラインのシステムにも本発明による釣銭処理方法を
適用できる。オフラインの場合は顧客カードCの内容が
基本的なデータとなる。
顧客カード 本カードシステムにおける顧客カードCの磁気ストラ
イプに記録される内容を第2図を用いて説明する。
顧客カードCの磁気ストライプには、顧客カード番号
を示すカード番号欄C1と共に、サービスポイントシステ
ムのために累計ポイント欄C2及びポイント更新年月日欄
C3が設けられている。累計ポイント欄C2には、購入額に
応じて発生するサービスポイントの累計ポイント値が記
録される。ポイント更新年月日欄C3には、累計ポイント
欄C2の更新年月日が記録される。
さらに、釣銭端数処理のために、預り貸付けサイン欄
C4と、預り貸付け累計欄C5と、預り貸付け更新日欄C6
と、釣銭取扱いパターン欄C7が設けられている。預り貸
付けサイン欄C4は、現在顧客に預り又は貸付けを行って
いるかどうかのサインを記録する欄で、預りを「1」で
示し、貸付けを「2」で示す。預り貸付け累計欄C5に
は、現在顧客から預っている又は貸付けている預り貸付
け累計額が記録される。預り貸付け更新日欄C6には、預
り貸付け累計欄C5の更新年月日が記録される。釣銭取扱
いパターン欄C7には、釣銭処理を行う顧客であるかどう
かの情報や、複数の釣り戦取扱い方式が可能な場合に顧
客が選択した釣銭取扱いパターンがどの方式なのかの情
報を記録する。
(2)第1の実施例 本発明の第1の実施例による預り式釣銭端数処理方法
を第3図のフローチャートを用いて説明する。
まず、POS端末10のカードリーダライタ12により、顧
客の持っている顧客カードCの磁気ストライプに記録さ
れた内容を読取り、読取った内容をPOS端末10のメモリ
に一時的に記憶する(ステップS10)。
次に、購入した商品及び金額をPOS端末10に入力する
(ステップS11)。
次に、購入した商品の商品合計金額に消費税率を掛け
て消費税額を求め、商品合計金額にこの消費税額を加算
し、顧客から受取るべき合計金額を求める(ステップS1
2)。このとき、商品合計金額に端数がなくても消費税
額により合計金額に端数がでることが多い。
次に、顧客からの預り金額を入力し(ステップS1
3)、預り金額から合計金額を減算して釣銭額を計算す
る(ステップS14)。
このようにして計算した釣銭額に端数が有ると、ステ
ップS16からステップS18で本実施例の特徴である釣銭端
数処理を行い、端数が無いとステップS19に進む(ステ
ップS15)。
本実施例の釣銭端数処理は、発生した釣銭額の端数分
を商店が顧客から一時的に預ることにより釣銭に端数を
なくそうとするものである。
まず、釣銭額の端数を切捨てて、釣銭額を更新する
(ステップS16)。例えば、釣銭額が508円であれば、端
数の8円を切捨てて、500円を新たな釣銭額として更新
する。
次に、今回の取引きで発生した釣銭端数を、顧客カー
ドCの預り貸付け累計欄C4に記録された預り累計額に加
算し、新たな更新預り額を求める(ステップ17)。
次に、この更新預り額を顧客カードCの預り貸付け累
計欄C4に書込むと共に、取引の日付を預り貸付け更新年
月日欄C5に書込む(ステップS18)。
次に、釣銭額等をPOS端末10のガイダンスパネル14に
表示し、レシート発券器16から今回の取引きの詳細を示
すレシートRを発券する(ステップS19)。発券したレ
シートR及び釣銭を顧客に渡して取引きを終了する。
取引きの具体例 本実施例の預り式釣銭端数処理方法の詳細を第4図に
示す取引きの一具体例を用いて説明する。
この取引きにおいては440円(税別)の商品Aと1980
円(税別)の商品Bとを顧客が購入し、3000円を支払っ
たものとする。なお、この顧客の今までの預り累計額は
顧客カードCに88円と記録されているものとする。商品
Aと商品Bの商品合計金額は2420円となり、3%の税額
は72円(少数点以下切捨て)であるので、合計金額は商
品合計額の2420円と税額の72円とを加算した2492円がと
なる。預り金額の3000円から2492円を引くと釣銭は508
円になり8円という端数が発生する。端数の8円を預る
こととして切捨て、釣銭額を500円に更新する。一方、
預り額の8円は、前回の取引までの預り累計額の88円に
加算され、預り累計額は96円に更新される。
この取引における釣銭返却時のガイダンスパネル14
は、第4図(a)に示すように、更新釣銭額である500
円と、今回預り額である8円と、累計預り額である96円
が表示される。
発券されるレシートRを第4図(b)に示す。
最上部の購入額明細欄R1には、購入された商品の商品
名、商品コード、購入額が記載される。商品Aについて
は、「商品A」「111」「440」と記載され、商品Bにつ
いては、「商品B」「222」「1980」と記載される。
購入額明細欄R1の下の小計額欄R2には、商品合計金額
の「2420」円が記載され、小計欄R2の下の税額欄R3に
は、税額の「72」円が記載され、税額欄R3の下の合計額
欄R4には、商品合計額の2420円と税額の72円とを加算し
た「2492」円が記載され、合計欄R3の下の預り額欄R5に
は、顧客から支払われた「3000」円が記載される。
預り額欄R5の下の今回釣銭預り額欄R6には、今回の取
引きで預けられた「8」円が記載され、今回釣銭預り額
欄R6の下の釣銭額欄R7には、釣銭額の「500」円が記載
され、釣銭額欄R7の下の累計預り額欄R8には今回取り引
き後の累計預り額の「96」円が記載される。これで今回
取引きが詳細に記録されたことになる。
これら取引きの詳細が記載された部分の下部には、今
回の取引きを特定するために、顧客カード番号欄R9と問
合せ番号欄R10が設けられている。第4図(b)のレシ
ートには顧客カード番号として「1111111111118」が記
載され、問合せ番号として「0101−02−9000048」が記
載されている。この問合わせ番号は商店と顧客との間の
契約(釣銭端数の預り貸付け契約)の契約番号としても
機能している。
本実施例のレシートRにおける顧客カード番号欄R9と
問合せ番号欄R10により、レシートRから商品購入時に
発生した契約を特定することができるので、預り貸付け
金額を請求する権利の発生、その権利がだれに帰属する
か等を明確にすることができる。なお、個々の取引きの
契約書としての面からレシートRにより預り貸付け金を
請求できるのであって、レシートRが一般的な貨幣とし
て機能するものではない。
問合せ番号欄R10の下部には、サービスポイントシス
テムのための記載欄が設けられている。今回の取引きに
より発生したサービスポイントを記載する当日ポイント
欄R11と、累計ポイント値を記載する累計ポイント欄R12
が設けられている。
今回取引きの購入額は2420円であったので、その1%
の「24」円が当日ポイント欄R11に記載され、前回まで
の累計ポイント値に今回取引きのポイントを加えた「10
4円」が累計ポイント欄R12に記載されている。
レシートRの最下部にはレシート発券時点欄R13が設
けられ、1989年4月21日の16時49分を示す「89−04−2
1」「16:49」が記録されている。
今回取引き前の顧客カードCの内容を第4図(c)
に、今回取引き後の顧客カードCの内容を第4図(d)
に示す。
今回取引きにより、累計ポイント欄C2が「80」円から
「104」円に書換えられ、ポイント更新年月日欄C3が198
9年4月21日を示す「890421」に書換えられ、預り貸付
け累計欄C4が「88」円から「96」円に書換えられ、預り
貸付け更新日欄C5が「890421」に書換えられている。
取引きの具体例 本実施例の預り式釣銭端数処理方法における取引きの
他の具体例を説明する。
本実施例の預り式釣銭端数処理方法は基本的には発生
した釣銭額の端数を商店が顧客から一時的に預り預るも
のであるが、最終的には顧客に返却する必要がある。本
実施例では、預り累計額が一定額に達した段階で顧客か
ら一括して返済することとし、購入額に応じて与えられ
ているサービスポイントで返済をするようにする。預り
累計額が一定額(例えば100円)に達すると自動的に累
計ポイントに100円分を加算する。
なお、サービスポイントによる返却を望まない顧客に
対して現金で返却するようなシステムにしてもよい。
貸付け累計額が一定額に達した場合の取引き例を第5
図を用いて説明する。
この取引きは上述の取引き例と同じであるが、釣銭端
数処理により顧客の預り累計額が一定額である100円を
越えた点が異なる。すなわち、取引き前に顧客が有して
いた預り累計額が98円であったため、今回取引で発生し
た釣銭の8円を加えると106円と100円を越える。この10
0円分を累計ポイントに加算し、預り累計額100円を減算
して6円にした。
この取引における釣銭返却時のガイダンスパネル14
は、第5図(a)に示すように、更新釣銭額である500
円と、今回預り額額である8円と、預り加算ポイントで
ある100円と、累積預り額である6円が表示される。
発券されるレシートRを第5図(b)に示す。
購入額明細欄R1から釣銭額欄R7までの記載は先の取引
き例と同じである。釣銭額欄R7の下の累計預り額欄R8に
はポイントにより返却した後の累計預り額の「6」円記
載される。
顧客カード番号欄R9と問合せ番号欄R10の下部の当日
ポイント欄R11には「24」円と記載される。本取引き例
ではポイントにより返却したので、当日ポイント欄R11
の下部に預り加算ポイント欄R14が設けられ「100」円と
記載される。累計ポイント欄R12には、前回までの累計
ポイント値の80円に今回取引きのポイントの24円を加算
し、返却された100円を加算した「294円」が記載され
る。
今回取引き前の顧客カードCの内容を第5図(c)
に、今回取引き後の顧客カードCの内容を第5図(d)
に示す。
今回取引きにより、累計ポイント欄C2が「80」円から
「204」円に書換えられ、ポイント更新年月日欄C3が198
9年4月21日を示す「890421」に書換えられ、預り貸付
け累計欄C4が「98」円から「6」円に書換えられ、預り
貸付け更新日欄C5が「890421」に書換えられている。
補助的処理 サービスポイントシステムにおいては、累計ポイント
が一定額(例えば500円)に達すると、500円分の割引券
を発券するようにしているが、本実施例の預り式釣銭端
数処理方法を採用した場合には、預り金額をサービスポ
イントで返済することにより一定額の500円に達した場
合は、直ちに割引券を発券するようにする。
なお、長期間取引きが無い場合には、累計ポイントと
預り額とを相殺し、預り額を少なくするようにする。ま
た、顧客からの要望がある場合に累計ポイントと預り額
とを相殺してもよい。
(3)第2の実施例 本発明の第2の実施例による預り式釣銭端数処理方法
を第6図及び第7図を用いて説明する。第1の実施例と
重複する部分は説明を省略する。
本実施例の預り式釣銭端数処理方法では、顧客からの
預り累計額が所定金額(例えば100円)に達すると、自
動的に所定金額分の価値の商品券引換券として発行し、
累計預り金額から所定金額を減算するものである。
釣銭端数処理 本実施例の預り式釣銭端数処理方法を第6図のフロー
チャートを用いて説明する。
ステップS10からステップS17までの釣銭の端数を預り
累計額に加算するところまでは同じである。ステップS1
6の次のステップS20では、この新たな預り累計額が一定
金額に達しているか否か判断する。
一定額以上であれば、次のステップS21で、レシート
発見器16から第7図(b)に示す商品券引換券を発券
し、預り累計額から一定額を減算して、更新預り累計額
を演算する。一定額以上でなければステップS18に進
む。
次のステップS18で、更新預り金額を顧客カードCの
預り貸付け累計欄C4に書込むと共に、取引の日付を預り
貸付け更新年月日欄C5に書込む。続いて、釣銭額等をPO
S端末10のガイダンスパネル14に釣銭額等を表示し、レ
シート発券器16から今回の取引きの詳細を示すレシート
Rを発券する(ステップS19)。
取引きの具体例 本実施例の預り式釣銭端数処理方法の取引き例を第7
図を用いて説明する。
この取引きは第1の実施例の取引き例と同じである
が、釣銭端数処理により顧客の預り累計額が一定額であ
る100円を越えた場合の処理が異なる。すなわち、取引
き前に顧客が有していた預り累計額が98円であったた
め、今回取引で発生した釣銭の8円を加えると106円と1
00円を越えるため、100円分を商品券引換券として発行
し、預り累計額から100円を減算して6円となる。
この取引における釣銭返却時のガイダンスパネル14
は、第7図(a)に示すように、更新釣銭額である500
円と、今回預り額である8円と、商品券引換額の−100
円と、累積預り額である6円が表示される。
発券されるレシートR及び商品券引換券を第7図
(b)に示す。
購入額明細欄R1から釣銭額欄R7までの記載は先の取引
き例と同じである。釣銭額欄R7の下の累計預り額欄R8に
は商品券引換券により返却した後の累計預り額の「6」
円が記載される。さらに、累計預り額欄R8の下の引換商
品券額欄R15には発行した商品券引換券の価値の100円が
記載される。
顧客カード番号欄R9と問合せ番号欄R10の下部の当日
ポイント欄R11には「24」円と記載される。累計ポイン
ト欄R12には、前回までの累計ポイント値の80円に今回
取引きのポイントの24円を加算した「104円」が記載さ
れる。
今回取引き前の顧客カードCの内容を第7図(c)
に、今回取引き後の顧客カードCの内容を第7図(d)
に示す。
今回取引きにより、累計ポイント欄C2が「80」円から
「104」円に書換えられ、ポイント更新年月日欄C3が198
9年4月21日を示す「890421」に書換えられ、預り貸付
け累計欄C4が「98」円から「6」円に書換えられ、預り
貸付け更新日欄C5が「890421」に書換えられている。
補助的処理 長期間取引きが無い場合には、累計ポインと預り額と
を相殺し、預り額を少なくするようにしてもよい。ま
た、顧客からの要望がある場合に累計ポイントと預り額
とを相殺してもよい。
(4)第3の実施例 本発明の第3の実施例による預り式釣銭端数処理方法
を第8図及び第9図を用いて説明する。第1及び第2の
実施例と重複する部分は説明を省略する。
本実施例の預り式釣銭端数処理方法は、顧客の有して
いるサービスポイントに釣銭端数を加えるようにしてい
るため、顧客カードCに新たに設けられた預り貸付けサ
イン欄C3、預り貸付け累計欄C4、預り貸付け更新日欄C
5、釣銭取扱いパターン欄C6はまったく使用しない。し
たがって、本実施例は、従来のサービスポイントシステ
ムにおける顧客カードCを全く変更する必要がなく、シ
ステムの移行がスムーズであるという利点がある。
本実施例の預り式釣銭端数処理方法を第8図のフロー
チャートを用いて説明する。
ステップS10からステップS16までの釣銭端数を切捨て
て釣銭額を更新するところまでは同じである。ステップ
S16の次のステップS22では、この釣銭端数を累計ポイン
トに加算して更新累計ポイント値を求め、次のステップ
S23では、この更新累計ポイント値を顧客カードCの累
計ポイント欄C2に書込むと共に、取引の日付をポイント
更新年月日欄C3に書込む。続いて、ステップS19で釣銭
額等をPOS端末10のガイダンスパネル14に釣銭額等を表
示し、今回の取引きの詳細を示すレシートRを発券す
る。
取引きの具体例 本実施例の預り式釣銭端数処理方法の詳細を取引きの
一具体例を用いて説明する。
この取引きは第1の実施例の取引き例と同じである
が、本実施例では釣銭端数をサービスポイントとして累
計ポイントに加算している点が異なる。すなわち、今回
の取引で発生した釣銭端数の8円を累計ポイントに加算
する。取引き前の累計ポイントは80円であったが、今回
取引きで発生した24円を加え、さらに釣銭端数の8円を
加えて、更新累計ポイントは112円となる。
この取引における釣銭返却時のガイダンスパネル14
は、第9図(a)に示すように、更新釣銭額である500
円と、今回預りの8円が表示される。
発券されるレシートRを第9図(b)に示す。
購入額明細書R1から釣銭額欄R7までの記載は先の取引
き例と同じである。釣銭額欄R7の下には、顧客カード
番号欄R9と問合せ番号欄R10が配され、問合せ番号欄R10
の下部の当日ポイント欄R11には「24」円と記載され
る。当日ポイント欄R11の下には預りポイント欄R16が設
けられ、今回取引で預った釣銭端数の「8」円が記載さ
れている。累計ポイント欄R12には、前回までの累計ポ
イント値の80円に今回取引きのポイントの24円と共に、
預りポイントの8円を加算した「112円」が記載され
る。
今回取引き前の顧客カードCの内容を第7図(c)
に、今回取引き後の顧客カードCの内容を第7図(d)
に示す。
今回取引きにより、累計ポイント欄C2が「80」円から
「112」円に書換えられ、ポイント更新年月日欄C3が198
9年4月21日を示す「890421」に書換えられている。
なお、本実施例では累計ポイントは従来より釣銭端数
分だけ蓄積されるが、従来通り、累計ポイントが一定額
(例えば500円)になった時点で割引券を発券して顧客
に返却すればよい。
(5)変形例 本発明は上記実施例に限らず種々の変形が可能であ
る。
例えば、上記実施例では端数を10円未満の金額とした
が、50円未満の金額を端数としてもよいし、100円未満
の金額を端数としてもよいし、1000円未満の金額を端数
として硬貨の授受を省略するようにしてもよい。
また、上記実施例ではサービスポイントシステムに本
発明を適用したが、第1の実施例や第2の実施例の場
合、サービスポイントを与えないシステムに本発明を適
用してもよい。
さらに、上記実施例では顧客カードとして磁気カード
を用いたが、顧客データの読み書きが可能であれば、IC
カード等の他の種類のカードでもよい。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、取引き時に釣銭額に
端数が生じても顧客カードを利用して実際の小額硬貨の
授受を伴わないように処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の釣銭端数処理方法が適用されるカード
システムのブロック図、 第2図は同カードシステムにおける顧客カードの記録内
容を示す図、 第3図は本発明の第1の実施例による預り式釣銭端数処
理方法のフローチャート、 第4図は同預り式釣銭端数処理方法による取引きの一具
体例の説明図、 第5図は同預り式釣銭端数処理方法による取引きの他の
具体例の説明図、 第6図は本発明の第2の実施例による預り式釣銭端数処
理方法のフローチャート、 第7図は同預り式釣銭端数処理方法による取引きの一具
体例の説明図、 第8図は本発明の第3の実施例による預り式釣銭端数処
理方法のフローチャート、 第9図は同預り式釣銭端数処理方法による取引きの一具
体例の説明図 である。 図において、 10……POS端末 12……カードリーダライタ 14……ガイダンスパネル 16……レシート発券器 18……ストアコンピュータ 20……フロントエンドプロセッサ 22……ログファイル 30……ホストコンピュータ 32……顧客データベース 34……カードポイントマスター 36……釣銭管理マスター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07G 1/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを記録することのできる磁気ストラ
    イプを有する磁気カードで構成された顧客カードを用い
    て商品を購入する際に、釣銭額に端数が発生した場合の
    釣銭端数処理方法であって、前記顧客カードの磁気スト
    ライプに、顧客から預った預り累計額を記録する預り累
    計欄と、累計預り欄の更新日を記録する預り更新年月日
    欄とを設け、前記累計預り欄に記録されている預り累計
    額を読取り、読取られた預り累計額に今回取引き時の釣
    銭額の端数を計算し、加算された更新預り額を前記累計
    預り欄に書込み、前記預り更新年月日欄に更新年月日を
    書込むことにより、釣銭に端数がないようにし預り式釣
    銭端数処理方法において、前記預り累計欄に記載された
    預り累計額が所定金額に達した場合、この所定金額に基
    づいた価値の金券を発行し、前記預り累計欄に記録され
    ている預り累計額から前記所定金額を減算するととも
    に、購入額に応じて発生するサービスポイントの累計ポ
    イント値を記録する累計ポイント欄と、前記累計ポイン
    ト欄の更新日を記録するポイント更新年月日欄とを有す
    る磁気ストライプを備えた磁気カードで構成された顧客
    カードを用いて商品を購入する際に、釣銭額に端数が発
    生した場合の釣銭端数処理方法において、前記累計ポイ
    ント欄に記載されている累計ポイント値を読取り、読取
    られた累計ポイント値に前記釣銭額の端数のサービスポ
    イント換算値を加算し、加算された更新ポイント値を前
    記累計ポイント欄に書込み、前記ポイント更新年月日欄
    に更新年月日を書込むことにより、釣銭に端数がないよ
    うにしたことを特徴とする預り式釣銭端数処理方法。
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JPH02287695A (ja) * 1989-04-27 1990-11-27 Tokyo Electric Co Ltd 商品販売データ処理装置
JPH02306398A (ja) * 1989-05-19 1990-12-19 Dainippon Printing Co Ltd Icカードの点数記録装置および読取装置

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