JP2965254B2 - カラー受像管の製造方法 - Google Patents
カラー受像管の製造方法Info
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- H01J2229/07—Shadow masks
- H01J2229/0722—Frame
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、シャドウマスク型カラー受像管の製造方
法に係り、特にシャドウマスクをパネルに組込む方法を
改良したカラー受像管の製造方法に関する。
法に係り、特にシャドウマスクをパネルに組込む方法を
改良したカラー受像管の製造方法に関する。
（従来の技術） 一般に、シャドウマスク型カラー受像管は、第９図に
示すように、周辺部にスカート部（１）が設けられた略
矩形状のパネル（２）と漏斗状のファンネル（３）とが
一体に接合された外囲器を有し、そのパネル（２）の内
面に赤、青、緑に発光する３色蛍光体層からなる蛍光面
（４）か形成され、この蛍光面（４）と対向しかつ所定
間隔離問してその内側に略矩形状のシャドウマスク
（５）か装着されている。このシヤドウマスク（５）
は、上記蛍光面（４）と対向する多数の電子ビーム通過
孔の形成されたマスク本体（６）と、このマスク本体
（６）の周辺部に取付けられた略矩形状のマスクフレー
ム（７）とからなり、後述するマスク支持手段によりパ
ネル（２）の内側に支持されている。また、ファンネル
（３）のネック（８）内には、３電子ビームを放出する
電子銃（９）が配設され、この電子銃（９）から放出さ
れる３電子ビームをファンネル（３）の外側に装着され
た偏向ヨーク（10）により水平および垂直方向に偏向
し、その偏向ビームによりシャドウマスク（７）の電子
ビーム通過孔を介して蛍光面（４）を走査することによ
り、蛍光面（４）上にカラー画像を表示するように構成
されている。
示すように、周辺部にスカート部（１）が設けられた略
矩形状のパネル（２）と漏斗状のファンネル（３）とが
一体に接合された外囲器を有し、そのパネル（２）の内
面に赤、青、緑に発光する３色蛍光体層からなる蛍光面
（４）か形成され、この蛍光面（４）と対向しかつ所定
間隔離問してその内側に略矩形状のシャドウマスク
（５）か装着されている。このシヤドウマスク（５）
は、上記蛍光面（４）と対向する多数の電子ビーム通過
孔の形成されたマスク本体（６）と、このマスク本体
（６）の周辺部に取付けられた略矩形状のマスクフレー
ム（７）とからなり、後述するマスク支持手段によりパ
ネル（２）の内側に支持されている。また、ファンネル
（３）のネック（８）内には、３電子ビームを放出する
電子銃（９）が配設され、この電子銃（９）から放出さ
れる３電子ビームをファンネル（３）の外側に装着され
た偏向ヨーク（10）により水平および垂直方向に偏向
し、その偏向ビームによりシャドウマスク（７）の電子
ビーム通過孔を介して蛍光面（４）を走査することによ
り、蛍光面（４）上にカラー画像を表示するように構成
されている。
なお、筑９図において、（11）は電子銃（９）から放
出された電子ビームを外部磁界から遮蔽するため、シャ
ドウマスク（５）のマスクフレーム（７）に取付けられ
てフアンネル（３）の内側に延在するインナーシールド
である。
出された電子ビームを外部磁界から遮蔽するため、シャ
ドウマスク（５）のマスクフレーム（７）に取付けられ
てフアンネル（３）の内側に延在するインナーシールド
である。
ところで、上記マスク支持手段は、通常のカラー受像
管においては、第10図に示すように、マスクフレーム
（７）の各辺に取付けられたバイメタル素子（12）上に
溶接固定された４個の帯板状弾性支持体（13）と、パネ
ル（２）のスカート部（１）の各辺の中央部に設けら
れ、上記弾性支持体（13）と係合する４個のスタッドピ
ン（14）とからなる。しかも、その４個の弾性支持体
（13）のうち、マスクフレーム（７）の両短辺およびい
ずれか一方の長辺に固定される弾性支持体（13）は、第
11図（Ａ）に示すように、その遊端部にスタッドピン
（14）と係合する大きさの係合孔が形成された弾性支持
体（13a）からなり、他の一つは、同（Ｂ）に示すよう
に、遊端部にスタツドピン（14）より径大な開孔か形成
され、この開孔にスタッドピン（14）と係合する大きさ
の係合孔が形成された座金（15）が取付けられた弾性支
持体（13b）からなる。
管においては、第10図に示すように、マスクフレーム
（７）の各辺に取付けられたバイメタル素子（12）上に
溶接固定された４個の帯板状弾性支持体（13）と、パネ
ル（２）のスカート部（１）の各辺の中央部に設けら
れ、上記弾性支持体（13）と係合する４個のスタッドピ
ン（14）とからなる。しかも、その４個の弾性支持体
（13）のうち、マスクフレーム（７）の両短辺およびい
ずれか一方の長辺に固定される弾性支持体（13）は、第
11図（Ａ）に示すように、その遊端部にスタッドピン
（14）と係合する大きさの係合孔が形成された弾性支持
体（13a）からなり、他の一つは、同（Ｂ）に示すよう
に、遊端部にスタツドピン（14）より径大な開孔か形成
され、この開孔にスタッドピン（14）と係合する大きさ
の係合孔が形成された座金（15）が取付けられた弾性支
持体（13b）からなる。
このように２種類の弾性支持体（13a），（13b）を使
用する理由は、シャドウマスク（５）をパネル（２）に
正確に組込むためである。すなわち、２種類の弾性支持
体（13a），（13b）を使用し、マスクフレーム（７）の
両短辺といずれか一方の長辺に３個の弾性支持体（13
a）を取付けるとき、同時に他方の長辺に弾性支持体（1
3b）を取付け、３個の弾性支持体（13a）をそれぞれス
タッドピン（14）に係合させて、シャドウマスク（５）
を仮支持した状態で弾性支持性（13b）の遊端部の開孔
に座金（15）を介挿し、パネル（２）内面とマスク本体
（６）との間隔を調整しながらこの弾性支持体（13b）
に座金（15）を溶接することにより、シャドウマスク
（５）をパネル（２）に正確に組込むことができること
による。
用する理由は、シャドウマスク（５）をパネル（２）に
正確に組込むためである。すなわち、２種類の弾性支持
体（13a），（13b）を使用し、マスクフレーム（７）の
両短辺といずれか一方の長辺に３個の弾性支持体（13
a）を取付けるとき、同時に他方の長辺に弾性支持体（1
3b）を取付け、３個の弾性支持体（13a）をそれぞれス
タッドピン（14）に係合させて、シャドウマスク（５）
を仮支持した状態で弾性支持性（13b）の遊端部の開孔
に座金（15）を介挿し、パネル（２）内面とマスク本体
（６）との間隔を調整しながらこの弾性支持体（13b）
に座金（15）を溶接することにより、シャドウマスク
（５）をパネル（２）に正確に組込むことができること
による。
しかし、上記方法によりシャドウマスクを組込むと、
第10図に破線で示したように弾性支持体（13a）が係合
する３個のスタッドビン（14）を頂点とする三角形の管
軸と直交する平面への投影面積のうち、シャドウマスク
（５）と重なる部分の面稙が、シャドウマスク（５）の
管軸と直交する平面への投影面積の約1/4と非常に小さ
く、パネル（２）にシャドウマスク（５）を組込んだの
ちにパネル（２）とマスク本体（６）との間隔を測定す
ると、規格外れの領域をもつものが多く発生し、カラー
受像管の量産性をいちじるしく損ねる。また、規格外れ
の領域をもったままカラー受像管を組立てると、色純度
の再現性の悪いカラー受像管となる。また、上記シャド
ウマスクの組込み方法を最近需要が高まりつつある45イ
ンチ型などの超大型のカラー受像管や画面サイズ比（画
面の長辺と短辺の比）か16:9である高品位のカラーテレ
ビジョン用受像管に適用すると、これらカラー受像管
は、マスクフレームの長辺が通常のマスクフレームより
長いために、弾性支持体と座金を用いてパネル内面とシ
ヤドウマスクとの問隔を調整しながら組立てると、シャ
ドウマスクに捩れ変形か生じやすくなり、シャドウマス
クの全面にわたりパネル内面との間隔を規格内におさめ
ることがいちじるしくむつかしくなる。
第10図に破線で示したように弾性支持体（13a）が係合
する３個のスタッドビン（14）を頂点とする三角形の管
軸と直交する平面への投影面積のうち、シャドウマスク
（５）と重なる部分の面稙が、シャドウマスク（５）の
管軸と直交する平面への投影面積の約1/4と非常に小さ
く、パネル（２）にシャドウマスク（５）を組込んだの
ちにパネル（２）とマスク本体（６）との間隔を測定す
ると、規格外れの領域をもつものが多く発生し、カラー
受像管の量産性をいちじるしく損ねる。また、規格外れ
の領域をもったままカラー受像管を組立てると、色純度
の再現性の悪いカラー受像管となる。また、上記シャド
ウマスクの組込み方法を最近需要が高まりつつある45イ
ンチ型などの超大型のカラー受像管や画面サイズ比（画
面の長辺と短辺の比）か16:9である高品位のカラーテレ
ビジョン用受像管に適用すると、これらカラー受像管
は、マスクフレームの長辺が通常のマスクフレームより
長いために、弾性支持体と座金を用いてパネル内面とシ
ヤドウマスクとの問隔を調整しながら組立てると、シャ
ドウマスクに捩れ変形か生じやすくなり、シャドウマス
クの全面にわたりパネル内面との間隔を規格内におさめ
ることがいちじるしくむつかしくなる。
（発明が解決しようとする課題） 上記のように、従来より略矩形状シャドウマスクの各
辺に帯板状に弾性支持体を取付け、これら弾性支持体を
略矩形状パネルのスカート部の各辺中央部に設けられた
スタッドピンに係合することにより、パネル内側にシャ
ドウマスクを装着したカラー受像管がある。このカラー
受像管のシャドウマスクのパネルへの組込みは、スタッ
ドピンと係合する係合孔が形成された３個の弾性支持体
をシャドウマスクの両短辺およびいずれか一方の長辺に
取付けるとともに、スタッドピンより径大な開孔が形成
された弾性支持体を他方の長辺に取付け、上記スタッド
ピンと係合する係合孔が形成された３個の弾性支持体で
シャドウマスクを仮支持した状態で、スタッドピンより
径大な開孔が形成された弾性支持休とスタツドピンとの
間に、このスタッドピンと係合する座金を介挿し、パネ
ル内面とシャドウマスクとの間隔を調整しなから座金を
弾性支持体に溶接することにより組込んでいる。しか
し、この方法によりシャドウマスクを組込むと、シャド
ウマスクを仮支持する３個のスタッドピンにより画成さ
れる領域が本来シャドウの保証しなければならない領域
にくらべて非常に狭いため、パネル内面とシャドウマス
クとの間隔が規格外れとなる領域をもつものが多く発生
する。また、超大型カラー受像管や画面サイズ比が大き
い高品位のカラーテレビジョン用受像管に適用すると、
これら受像管は、一般的な大きさのカラー受像管にくら
べてシャドウマスクの長辺の長さが長いため、シャドウ
マスクに捩れ変形が発生しやすく、シャドウマスクの全
面にわたりパネル内面とシャドウマスクとの間隔を規格
内におさめることがむつかしくなり、色純度良好なカラ
ー受像管とすることができない。
辺に帯板状に弾性支持体を取付け、これら弾性支持体を
略矩形状パネルのスカート部の各辺中央部に設けられた
スタッドピンに係合することにより、パネル内側にシャ
ドウマスクを装着したカラー受像管がある。このカラー
受像管のシャドウマスクのパネルへの組込みは、スタッ
ドピンと係合する係合孔が形成された３個の弾性支持体
をシャドウマスクの両短辺およびいずれか一方の長辺に
取付けるとともに、スタッドピンより径大な開孔が形成
された弾性支持体を他方の長辺に取付け、上記スタッド
ピンと係合する係合孔が形成された３個の弾性支持体で
シャドウマスクを仮支持した状態で、スタッドピンより
径大な開孔が形成された弾性支持休とスタツドピンとの
間に、このスタッドピンと係合する座金を介挿し、パネ
ル内面とシャドウマスクとの間隔を調整しなから座金を
弾性支持体に溶接することにより組込んでいる。しか
し、この方法によりシャドウマスクを組込むと、シャド
ウマスクを仮支持する３個のスタッドピンにより画成さ
れる領域が本来シャドウの保証しなければならない領域
にくらべて非常に狭いため、パネル内面とシャドウマス
クとの間隔が規格外れとなる領域をもつものが多く発生
する。また、超大型カラー受像管や画面サイズ比が大き
い高品位のカラーテレビジョン用受像管に適用すると、
これら受像管は、一般的な大きさのカラー受像管にくら
べてシャドウマスクの長辺の長さが長いため、シャドウ
マスクに捩れ変形が発生しやすく、シャドウマスクの全
面にわたりパネル内面とシャドウマスクとの間隔を規格
内におさめることがむつかしくなり、色純度良好なカラ
ー受像管とすることができない。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、一般的な大きさのカラー受像管は勿論、超大型カラ
ー受像管や画面サイズ比が大きい高品位カラーテレビジ
ョン用受像管に適用して、シャドウマスクをパネルに正
確に組込むことができるようにすることを目的とする。
り、一般的な大きさのカラー受像管は勿論、超大型カラ
ー受像管や画面サイズ比が大きい高品位カラーテレビジ
ョン用受像管に適用して、シャドウマスクをパネルに正
確に組込むことができるようにすることを目的とする。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 略矩形状パネルの側壁部に管軸に略直角に設けられた
複数個のスタッドピンと、マスク本体の周辺部に略矩形
状マスクフレームが取付けられた略矩形状シャドウマス
クとを有し、上記マスクフレームに上記スタッドピンに
係合する孔を有する複数個の弾性支持体を取付け、これ
ら弾性支持体を上記スタッドピンに係合させて上記パネ
ルに上記シャドウマスクを組込むカラー受像管の製造方
法において、上記スタッドピンと係合する大きさの開孔
を有する少なくとも３個の弾性支持体と上記スタッドピ
ンより径大の開孔を有しスタッドピンに遊嵌する他の弾
性支持体を上記フレームに取付けておき、上記複数個の
スタッドピンから選択された３個のスタッドピンを頂点
とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積のうち
上記シャドウマスクと重なる部分の面積が上記シャドウ
マスクの管軸と直交する平面への投影面積の約1/2にな
るように上記３個のスタッドピンを選択し、この３個の
スタッドピンに上記少なくとも３個の弾性支持体を係合
させてシャドウマスクを仮支持した後、上記他の弾性支
持体と上記スタッドピンとの間にスタッドピンと係合す
る係合孔を有する座金を介挿して上記パネル内面とシャ
ドウマスクの間隔を調整しながら、上記他の弾性支持体
の開孔部に座金を固定して、シャドウマスクをパネルに
組込むようにした。
複数個のスタッドピンと、マスク本体の周辺部に略矩形
状マスクフレームが取付けられた略矩形状シャドウマス
クとを有し、上記マスクフレームに上記スタッドピンに
係合する孔を有する複数個の弾性支持体を取付け、これ
ら弾性支持体を上記スタッドピンに係合させて上記パネ
ルに上記シャドウマスクを組込むカラー受像管の製造方
法において、上記スタッドピンと係合する大きさの開孔
を有する少なくとも３個の弾性支持体と上記スタッドピ
ンより径大の開孔を有しスタッドピンに遊嵌する他の弾
性支持体を上記フレームに取付けておき、上記複数個の
スタッドピンから選択された３個のスタッドピンを頂点
とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積のうち
上記シャドウマスクと重なる部分の面積が上記シャドウ
マスクの管軸と直交する平面への投影面積の約1/2にな
るように上記３個のスタッドピンを選択し、この３個の
スタッドピンに上記少なくとも３個の弾性支持体を係合
させてシャドウマスクを仮支持した後、上記他の弾性支
持体と上記スタッドピンとの間にスタッドピンと係合す
る係合孔を有する座金を介挿して上記パネル内面とシャ
ドウマスクの間隔を調整しながら、上記他の弾性支持体
の開孔部に座金を固定して、シャドウマスクをパネルに
組込むようにした。
（作 用） 上記のようにシヤドウマスクをパネルに組込むとき
に、３個のスタッドピンを頂点とする三角形の管軸と直
交する平面への投影面積のうち、シャドウマスクと重な
る部分の面積がシャドウマスクの管軸と直交する平面へ
の投影面積の約1/2になるように３個のスタツドピンを
選択して仮支持すると、シャドウマスクを正確に仮支持
することができ、パネルにシャドウマスクを精度よく組
込むことができる。
に、３個のスタッドピンを頂点とする三角形の管軸と直
交する平面への投影面積のうち、シャドウマスクと重な
る部分の面積がシャドウマスクの管軸と直交する平面へ
の投影面積の約1/2になるように３個のスタツドピンを
選択して仮支持すると、シャドウマスクを正確に仮支持
することができ、パネルにシャドウマスクを精度よく組
込むことができる。
（実施例） 以下、図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説
明する。
明する。
第１図にこの発明の一実施例に係るカラー受像管の構
成を示す。このカラー受像管は、周辺部にスカート部
（１）が設けられた略矩形状のパネル（２）と漏斗状の
ファンネル（３）とが一体に接合された外囲器を遊し、
そのパネル（２）の内面に赤、青、緑に発光する３色蛍
光体層からなる蛍光面（４）が形成され、この蛍光面
（４）と対向しかつ所定間隔離間してその内側に略矩形
状のシャドウマスク（５）が装着されている。このシャ
ドウマスク（５）は、蛍光面（４）と対向する多数の電
子ビーム通過孔の形成されたマスク本体（６）と、この
マスク本体（６）の周辺部に取付けられた略矩形状のマ
スクフレーム（７）とからなり、後述するマスク支持手
段によりパネル（２）の内側に支持されている。また、
このシヤドウマスク（５）のマスクフレーム（７）に
は、ファンネル（３）の内側に延在するインナーシール
ド（11）か取付けられている。さらに、ファンネル
（３）のネック（８）内には、３電子ビームを放出する
電子銃（９）が配設されている。そして、この電子銃
（９）から放出される３電子ビームをファンネル（３）
の外側に装着された偏向ヨーク（10）により水平および
垂直方向に偏向し、その偏向ビームによりシャトウマス
ク（５）の電子ビーム通過孔を介して蛍光面（４）を走
査することにより、この蛍光面（４）上にカラー画像を
表示するように構成されている。
成を示す。このカラー受像管は、周辺部にスカート部
（１）が設けられた略矩形状のパネル（２）と漏斗状の
ファンネル（３）とが一体に接合された外囲器を遊し、
そのパネル（２）の内面に赤、青、緑に発光する３色蛍
光体層からなる蛍光面（４）が形成され、この蛍光面
（４）と対向しかつ所定間隔離間してその内側に略矩形
状のシャドウマスク（５）が装着されている。このシャ
ドウマスク（５）は、蛍光面（４）と対向する多数の電
子ビーム通過孔の形成されたマスク本体（６）と、この
マスク本体（６）の周辺部に取付けられた略矩形状のマ
スクフレーム（７）とからなり、後述するマスク支持手
段によりパネル（２）の内側に支持されている。また、
このシヤドウマスク（５）のマスクフレーム（７）に
は、ファンネル（３）の内側に延在するインナーシール
ド（11）か取付けられている。さらに、ファンネル
（３）のネック（８）内には、３電子ビームを放出する
電子銃（９）が配設されている。そして、この電子銃
（９）から放出される３電子ビームをファンネル（３）
の外側に装着された偏向ヨーク（10）により水平および
垂直方向に偏向し、その偏向ビームによりシャトウマス
ク（５）の電子ビーム通過孔を介して蛍光面（４）を走
査することにより、この蛍光面（４）上にカラー画像を
表示するように構成されている。
ところで、上記カラー受像管のシャドウマスク（５）
は、第２図に示すように、マスクフレーム（７）の四隅
部およびいずれか一方の長辺の中央部に取付けられた５
個の楔形形状の弾性支持体（20）と、その各弾性支持体
（20）に対応してパネル（２）のスカート部（１）の内
面に管軸と略直角に設けられた５個のスタッドピン（2
1）とからなるマスク支持手段により、パネル（２）の
内側に支持されている。しかも、上記５個の弾性支持体
（20）のうち、上記マスクフレーム（７）の一方の長辺
（22a）の中央部およびこの一方の長辺（22a）と対向す
る対向長辺（22b）の両端隅部に取付けられる弾性支持
体（20）は、第３図（Ａ）に示すように、遊端部にスタ
ッドピン（21）と係合する大きさの係合孔が形成された
弾性支持体（20a）からなり、この弾性支持体（20a）を
直接スタッピン（21）に係合させ、また、上記一方の長
辺（22a）の両端隅部に取付けられる弾性支持体（20）
は、同（Ｂ）に示すように、遊端部にスタッドピン（2
1）より径大な開孔が形成され、その開孔部にスタッド
ピン（21）と係合する大きさの係合孔が形成された座金
（23）の固定された弾性支持体（20b）からなる。
は、第２図に示すように、マスクフレーム（７）の四隅
部およびいずれか一方の長辺の中央部に取付けられた５
個の楔形形状の弾性支持体（20）と、その各弾性支持体
（20）に対応してパネル（２）のスカート部（１）の内
面に管軸と略直角に設けられた５個のスタッドピン（2
1）とからなるマスク支持手段により、パネル（２）の
内側に支持されている。しかも、上記５個の弾性支持体
（20）のうち、上記マスクフレーム（７）の一方の長辺
（22a）の中央部およびこの一方の長辺（22a）と対向す
る対向長辺（22b）の両端隅部に取付けられる弾性支持
体（20）は、第３図（Ａ）に示すように、遊端部にスタ
ッドピン（21）と係合する大きさの係合孔が形成された
弾性支持体（20a）からなり、この弾性支持体（20a）を
直接スタッピン（21）に係合させ、また、上記一方の長
辺（22a）の両端隅部に取付けられる弾性支持体（20）
は、同（Ｂ）に示すように、遊端部にスタッドピン（2
1）より径大な開孔が形成され、その開孔部にスタッド
ピン（21）と係合する大きさの係合孔が形成された座金
（23）の固定された弾性支持体（20b）からなる。
なお、この例のシャドウマスク（５）は、第２図に示
したように、マスクフレーム（７）の一方の長辺（22
a）の中央部の弾性支持体（20）を対応するスタッドピ
ン（21）から所定間隔離して取付けるために、その長辺
（22a）の中央部に凹部が形成され、この凹部に弾性支
持体（20）を取付ける構造に形成されている。
したように、マスクフレーム（７）の一方の長辺（22
a）の中央部の弾性支持体（20）を対応するスタッドピ
ン（21）から所定間隔離して取付けるために、その長辺
（22a）の中央部に凹部が形成され、この凹部に弾性支
持体（20）を取付ける構造に形成されている。
このようなマスク支持手段によるシヤドウマスクの組
込みは、下記方法によりおこなわる。
込みは、下記方法によりおこなわる。
まず、第４図（Ａ）に示すように、シャドウマスク
（５）のマスクフレーム（７）の一方の長辺（22a）の
中央部および対向する長辺（22b）の両端隅部にスタッ
ドピン（21）と係合する大きさの係合孔が形成された３
個の弾性支持体（20a）を溶接固定するとともに、上記
一方の長辺の両端隅部にスタッドピン（21）より径大な
開孔が形成された２個の弾性支持体（20b）を溶接固定
し、上記３個の弾性支持体（20a）をそれぞれ対応する
スタッドピン（21）に係合してシャドウマスク（５）を
支持する。このとき、上記スタッドピン（21）より径大
な開孔が形成された２個の弾性支持体（20b）は、スタ
ッドピン（21）に遊嵌してシャドウマスク＃（５）の支
持に寄与せず、シャトウマスク（５）は、３個の弾性支
持体（20a）により仮支持された状態となる。
（５）のマスクフレーム（７）の一方の長辺（22a）の
中央部および対向する長辺（22b）の両端隅部にスタッ
ドピン（21）と係合する大きさの係合孔が形成された３
個の弾性支持体（20a）を溶接固定するとともに、上記
一方の長辺の両端隅部にスタッドピン（21）より径大な
開孔が形成された２個の弾性支持体（20b）を溶接固定
し、上記３個の弾性支持体（20a）をそれぞれ対応する
スタッドピン（21）に係合してシャドウマスク（５）を
支持する。このとき、上記スタッドピン（21）より径大
な開孔が形成された２個の弾性支持体（20b）は、スタ
ッドピン（21）に遊嵌してシャドウマスク＃（５）の支
持に寄与せず、シャトウマスク（５）は、３個の弾性支
持体（20a）により仮支持された状態となる。
つぎに、同（Ｂ）に示すように、上記仮支持された状
態で遊嵌している２個の弾性支持体（20b）の遊端部と
対応するスタッドピン（21）との間に座金（23）を介挿
し、３個の弾性支持体（20a）により仮支持されている
シャドウマスク（５）とパネル（２）内面との間隔を調
整しながら、この座金（23）を弾性支持体（20b）の開
孔部に溶接固定する。このとき、２個の弾性支持体（20
b）は、その開孔がスタツドピン（21）より径大である
ため、上記シャドウマスク（５）とパネル（２）内面と
の間隔の調整に対して任意に動かすことができる。
態で遊嵌している２個の弾性支持体（20b）の遊端部と
対応するスタッドピン（21）との間に座金（23）を介挿
し、３個の弾性支持体（20a）により仮支持されている
シャドウマスク（５）とパネル（２）内面との間隔を調
整しながら、この座金（23）を弾性支持体（20b）の開
孔部に溶接固定する。このとき、２個の弾性支持体（20
b）は、その開孔がスタツドピン（21）より径大である
ため、上記シャドウマスク（５）とパネル（２）内面と
の間隔の調整に対して任意に動かすことができる。
ところで、上記方法によりシャドウマスク（５）をパ
ネル（２）に組込むと、第４図（Ａ）に破線で示したよ
うに、シャドウマスク（５）を仮支持する３個のスタッ
ドピン（21）を頂点とする三角形の管軸と直交する平面
への投影面積のうち、シャドウマスク（５）と重なる部
分の面積が、シャドウマスク（５）の管軸と直交する平
面への投影面積の約1/2となり、第10図に示した従来の
場台にくらべて広い面積の安定した状態でシャドウマス
ク（５）を仮支持し、この広い面積の安定した仮支持状
態でシャドウマスク（５）とパネル（２）との間隔を調
整するので、シャドウマスク（５）とパネル（２）内面
との間隔がシャドウマスク（５）の全面にわたり精度よ
く調整されたカラー受像管とすることができる。
ネル（２）に組込むと、第４図（Ａ）に破線で示したよ
うに、シャドウマスク（５）を仮支持する３個のスタッ
ドピン（21）を頂点とする三角形の管軸と直交する平面
への投影面積のうち、シャドウマスク（５）と重なる部
分の面積が、シャドウマスク（５）の管軸と直交する平
面への投影面積の約1/2となり、第10図に示した従来の
場台にくらべて広い面積の安定した状態でシャドウマス
ク（５）を仮支持し、この広い面積の安定した仮支持状
態でシャドウマスク（５）とパネル（２）との間隔を調
整するので、シャドウマスク（５）とパネル（２）内面
との間隔がシャドウマスク（５）の全面にわたり精度よ
く調整されたカラー受像管とすることができる。
つぎに、他の実施例について述べる。
上記実施例では、マスクフレームの一方の長辺に取付
けられた弾性支持体を残存して、最終的に５個の弾性支
持体でシャドウマスクを支持するものとしたが、この５
個の弾性支持体のうち、マスクフレームの一方の長辺に
取付けられた弾性支持体は、シャドウマスクとパネル内
面との間隔を調整して、その一方の長辺の両端隅部の弾
性支持体に座金を溶接固定したのち、蛍光面形成前に切
離してもよい。すなわち、シャドウマスクを４個の弾性
支持体で十分に支持できる場合、たとえば画面サイズが
比較的小さい中型以下のカラー受像営の場合は、一方の
長辺の弾性支持体は、シャドウマスクとパネル内面との
間隔を調整するときの仮支持には必要てあるが、パネル
内面との間隔を調整して、一方の長辺の両端隅部の弾性
支持体に座金を溶接固定し、シャドウマスクを四隅部の
４個の弾性支持体で支持したのちは、最早必要としなく
なるからである。
けられた弾性支持体を残存して、最終的に５個の弾性支
持体でシャドウマスクを支持するものとしたが、この５
個の弾性支持体のうち、マスクフレームの一方の長辺に
取付けられた弾性支持体は、シャドウマスクとパネル内
面との間隔を調整して、その一方の長辺の両端隅部の弾
性支持体に座金を溶接固定したのち、蛍光面形成前に切
離してもよい。すなわち、シャドウマスクを４個の弾性
支持体で十分に支持できる場合、たとえば画面サイズが
比較的小さい中型以下のカラー受像営の場合は、一方の
長辺の弾性支持体は、シャドウマスクとパネル内面との
間隔を調整するときの仮支持には必要てあるが、パネル
内面との間隔を調整して、一方の長辺の両端隅部の弾性
支持体に座金を溶接固定し、シャドウマスクを四隅部の
４個の弾性支持体で支持したのちは、最早必要としなく
なるからである。
また、上記のようにシャドウマスクを四隅部で十分に
支持できるカラー受像管については、第５図に示すよう
に、マスクフレーム（７）の３隅部にスタッドピン（2
1）と係合する大きさの係合孔が形成された３個の楔形
形状の弾性支持体（20a）を配置し、残りの１隅部にス
タッドピン（21）より径大な開孔が形成された楔形形状
の弾性支持休（20b）を配置することによりシャドウマ
スク（５）を支持させてもよい。
支持できるカラー受像管については、第５図に示すよう
に、マスクフレーム（７）の３隅部にスタッドピン（2
1）と係合する大きさの係合孔が形成された３個の楔形
形状の弾性支持体（20a）を配置し、残りの１隅部にス
タッドピン（21）より径大な開孔が形成された楔形形状
の弾性支持休（20b）を配置することによりシャドウマ
スク（５）を支持させてもよい。
すなわち、このような支持構造は、第６図（Ａ）に示
すように、マスクフレーム（７）の３隅部に３個の弾性
支持体（20a）を溶接固定するとともに、１隅部に弾性
支持体（20b）を溶接固定して、上記３個の弾性支持体
（20a）によりシャドウマスク（５）を仮支持し、その
後、同（Ｂ）に示すように、弾性支持体（20b）と対応
するスタッドピン（21）との間に座金（23）を介挿し、
上記仮支持されているシャドウマスク（５）とパネル
（２）内面との間隔を調整しながら、その座金（23）を
弾性支持体（20b）の開孔部に溶接固定することにより
組立てられる。
すように、マスクフレーム（７）の３隅部に３個の弾性
支持体（20a）を溶接固定するとともに、１隅部に弾性
支持体（20b）を溶接固定して、上記３個の弾性支持体
（20a）によりシャドウマスク（５）を仮支持し、その
後、同（Ｂ）に示すように、弾性支持体（20b）と対応
するスタッドピン（21）との間に座金（23）を介挿し、
上記仮支持されているシャドウマスク（５）とパネル
（２）内面との間隔を調整しながら、その座金（23）を
弾性支持体（20b）の開孔部に溶接固定することにより
組立てられる。
このようにシャドウマスク（５）のバネル（２）に組
込んでも、第６図（Ａ）に破線で示したように、シャド
ウマスク（５）を仮支持する３個のスタッドピン（21）
を頂点とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積
のうち、シャドウマスク（５）と重なる部分の面積が、
シャドウマスク（５）の管軸と直交する平面への投影面
積の約1/2となり、従来にくらべて広い面積でシャドウ
マスク（５）を仮支持できるため、シャドウマスク
（５）の全面にわたり、シャドウマスク（５）とパネル
（２）の内面との間隔を精度よく組立てることができ
る。
込んでも、第６図（Ａ）に破線で示したように、シャド
ウマスク（５）を仮支持する３個のスタッドピン（21）
を頂点とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積
のうち、シャドウマスク（５）と重なる部分の面積が、
シャドウマスク（５）の管軸と直交する平面への投影面
積の約1/2となり、従来にくらべて広い面積でシャドウ
マスク（５）を仮支持できるため、シャドウマスク
（５）の全面にわたり、シャドウマスク（５）とパネル
（２）の内面との間隔を精度よく組立てることができ
る。
また、たとえば40インチ以上の超大型のカラー受像管
や画面サイズ比が16:9である高品位のテレビジョン用カ
ラー受像管については、第７図に示すように、マスクフ
レーム（７）の四隅部と一対の長辺の中央部に６個の楔
形形状の弾性支持休（20）を配置し、その６個の弾性支
持体（20）のうち、一方の長辺（22a）の中央部および
この一方の長辺（22a）と対向する他方の長辺（22b）の
両端隅部に、スタッドピン（21）と係合する大きさの係
合孔が形成された弾性支持体（20a）を配置し、他方の
長辺（22b）の中央部およびこの他方の長辺（22b）と対
向する一方の艮辺（22a）の両端隅部にスタッドピン（2
1）より径大な開孔が形成された弾性支持体（20b）を配
置してシャドウマスク（５）を支持させるとよい。
や画面サイズ比が16:9である高品位のテレビジョン用カ
ラー受像管については、第７図に示すように、マスクフ
レーム（７）の四隅部と一対の長辺の中央部に６個の楔
形形状の弾性支持休（20）を配置し、その６個の弾性支
持体（20）のうち、一方の長辺（22a）の中央部および
この一方の長辺（22a）と対向する他方の長辺（22b）の
両端隅部に、スタッドピン（21）と係合する大きさの係
合孔が形成された弾性支持体（20a）を配置し、他方の
長辺（22b）の中央部およびこの他方の長辺（22b）と対
向する一方の艮辺（22a）の両端隅部にスタッドピン（2
1）より径大な開孔が形成された弾性支持体（20b）を配
置してシャドウマスク（５）を支持させるとよい。
このような支持構造は、第８図（Ａ）に示すように、
マスクフレーム（７）の一方の長辺（22a）の中央部お
よびこの一方の長辺（22a）と対向する他方の長辺（22
b）の両端隅部に３個の弾性支持体（20a）を溶接固定す
るとともに、他方の長辺（22b）の中央部およびこの他
方の長辺（22b）と対向する一方の長辺（22a）の両端隅
部に３個の弾性支持体（20b）を溶接固定して、上記３
個の弾性支持体（20a）によりシャドウマスク（５）を
仮支持し、その後、同（Ｂ）に示すように、弾性支持体
（20b）と対応するスタッドピン（21）との間に座金（2
3）を介挿し、上記３個の弾性支持休（20a）により仮支
持されているシャドウマスク（５）とパネル（２）内面
との間隔を調整しながら、その座金（23）を弾性支持体
（20b）の開孔部に溶接固定することにより組立てられ
る。
マスクフレーム（７）の一方の長辺（22a）の中央部お
よびこの一方の長辺（22a）と対向する他方の長辺（22
b）の両端隅部に３個の弾性支持体（20a）を溶接固定す
るとともに、他方の長辺（22b）の中央部およびこの他
方の長辺（22b）と対向する一方の長辺（22a）の両端隅
部に３個の弾性支持体（20b）を溶接固定して、上記３
個の弾性支持体（20a）によりシャドウマスク（５）を
仮支持し、その後、同（Ｂ）に示すように、弾性支持体
（20b）と対応するスタッドピン（21）との間に座金（2
3）を介挿し、上記３個の弾性支持休（20a）により仮支
持されているシャドウマスク（５）とパネル（２）内面
との間隔を調整しながら、その座金（23）を弾性支持体
（20b）の開孔部に溶接固定することにより組立てられ
る。
このようにシャドウマスク（５）をパネル（２）に組
込んでも、第８図（Ａ）に破線で示したように、シャド
ウマスク（５）を仮支持する３個のスタッドピン（21）
を頂点とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積
のうち、シャドウマスク（５）と重なる部分の面積が、
シャドウマスク（５）の管軸と直交する平面への投影面
積の約1/2となり、従来にくらべて広い面積でシャドウ
マスク（５）を仮支持するため、シャドウマスク（５）
の全面にわたり、シャドウマスク（５）とパネル（２）
内面との間隔を精度よく組立てることができる。
込んでも、第８図（Ａ）に破線で示したように、シャド
ウマスク（５）を仮支持する３個のスタッドピン（21）
を頂点とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積
のうち、シャドウマスク（５）と重なる部分の面積が、
シャドウマスク（５）の管軸と直交する平面への投影面
積の約1/2となり、従来にくらべて広い面積でシャドウ
マスク（５）を仮支持するため、シャドウマスク（５）
の全面にわたり、シャドウマスク（５）とパネル（２）
内面との間隔を精度よく組立てることができる。
なお、上記実施例のうち、シャドウマスクを５か所以
上で支持する場合、最初にマスクフレームのいずれか一
方の長辺の両端隅部とこの一方の長辺と対向する他方の
長辺の中央部の３個の弾性支持体により仮支持したが、
この最初の仮支持は、要するに３個のスタッドピンを頂
点とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積のう
ち、シャドウマスクと重なる部分の面積が、シャドウマ
スクの管軸と直交する平面への投影面積の約1/2となれ
ばよく、これに限定されるものではない。たとえばマス
クフレームのいずれか一方の短辺の両端隅部およびこの
一方の短辺と対向する対向短辺の中央部に３個の弾性支
持体を取付けて仮支持してもよく、また、三角形の頂点
の一つを対向長辺または短辺の中央部でなく、この中央
部からずれた位置としてもよい。
上で支持する場合、最初にマスクフレームのいずれか一
方の長辺の両端隅部とこの一方の長辺と対向する他方の
長辺の中央部の３個の弾性支持体により仮支持したが、
この最初の仮支持は、要するに３個のスタッドピンを頂
点とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積のう
ち、シャドウマスクと重なる部分の面積が、シャドウマ
スクの管軸と直交する平面への投影面積の約1/2となれ
ばよく、これに限定されるものではない。たとえばマス
クフレームのいずれか一方の短辺の両端隅部およびこの
一方の短辺と対向する対向短辺の中央部に３個の弾性支
持体を取付けて仮支持してもよく、また、三角形の頂点
の一つを対向長辺または短辺の中央部でなく、この中央
部からずれた位置としてもよい。
［発明の効果］ 略矩形状シヤドウマスクを略矩形状パネルに組込むと
き、シャドウマスクを支持する３個のスタッドピンを頂
点とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積のう
ち、シヤドウマスクと重なる部分の面積がシャドウマス
クの管軸と直交する平面への投影面積の約1/2になるよ
うに３個のスタッドピンを選択して仮支持し、この仮支
持した状態でシャドウマスクとパネル内面との間隔を調
整しながらパネルに組込むと、シャドウマスクを安定に
仮支持することができる。したがって、シャドウマスク
を精度よくパネルに組込むことができ、特に超大型カラ
ー受像管や画面サイズ比が16:9の高品位のテレビジョン
用カラー受像管に適用して、色純度良好なカラー受像管
とすることかできる。
き、シャドウマスクを支持する３個のスタッドピンを頂
点とする三角形の管軸と直交する平面への投影面積のう
ち、シヤドウマスクと重なる部分の面積がシャドウマス
クの管軸と直交する平面への投影面積の約1/2になるよ
うに３個のスタッドピンを選択して仮支持し、この仮支
持した状態でシャドウマスクとパネル内面との間隔を調
整しながらパネルに組込むと、シャドウマスクを安定に
仮支持することができる。したがって、シャドウマスク
を精度よくパネルに組込むことができ、特に超大型カラ
ー受像管や画面サイズ比が16:9の高品位のテレビジョン
用カラー受像管に適用して、色純度良好なカラー受像管
とすることかできる。
第１図乃至第８図はこの発明の実施例の説明図で、第１
図はその一実施例に係るカラー受像管の構成図、第２図
はそのパネルに対するシャドウマスクの装着を示す背面
図、第３図（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれ楔形形状の弾
性支持体が直接スタッドピンと係合するマスク支持手段
の構成を示す図および楔形形状の弾性支持体が座金を介
してスタッドピンと係合するマスク支持手段の構成を示
す図、第４図（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれそのシャド
ウマスクのパネルへの組込み方法を説明するための図、
第５図は異なるパネルに対するシャドウマスクの装着を
示す背面図、第６図（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれその
シャドウマスクのパネルへの組込み方法を説明するため
の図、第７図はさらに異なるパネルに対するシャドウマ
スクの装着を示す背面図、第８図（Ａ）および（Ｂ）は
それぞれそのシャドウマスクのパネルへの組込み方法を
説明するための図、第９図は従来のカラー受像管の構成
図、第10図はそのパネルに対するシャドウマスクの装着
を示す背面図、第11図（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれそ
の帯板状の弾性支持体が直接スタッドピンと係合するマ
スク支持手段の構成を示す図および帯板状の弾性支持体
が座金を介してスタッドピンと係合するマスク支持手段
の構成を示す図である。 ２……パネル ５……シャドウマスク ６……マスク本体 ７……マスクフレーム 20……弾性支持体 20a……スタッドピンと係合する係合孔が形成された弾
性支持体 20……スタッドピンより径大な開孔が形成された弾性支
持体 21……スタッドピン 23……座金
図はその一実施例に係るカラー受像管の構成図、第２図
はそのパネルに対するシャドウマスクの装着を示す背面
図、第３図（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれ楔形形状の弾
性支持体が直接スタッドピンと係合するマスク支持手段
の構成を示す図および楔形形状の弾性支持体が座金を介
してスタッドピンと係合するマスク支持手段の構成を示
す図、第４図（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれそのシャド
ウマスクのパネルへの組込み方法を説明するための図、
第５図は異なるパネルに対するシャドウマスクの装着を
示す背面図、第６図（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれその
シャドウマスクのパネルへの組込み方法を説明するため
の図、第７図はさらに異なるパネルに対するシャドウマ
スクの装着を示す背面図、第８図（Ａ）および（Ｂ）は
それぞれそのシャドウマスクのパネルへの組込み方法を
説明するための図、第９図は従来のカラー受像管の構成
図、第10図はそのパネルに対するシャドウマスクの装着
を示す背面図、第11図（Ａ）および（Ｂ）はそれぞれそ
の帯板状の弾性支持体が直接スタッドピンと係合するマ
スク支持手段の構成を示す図および帯板状の弾性支持体
が座金を介してスタッドピンと係合するマスク支持手段
の構成を示す図である。 ２……パネル ５……シャドウマスク ６……マスク本体 ７……マスクフレーム 20……弾性支持体 20a……スタッドピンと係合する係合孔が形成された弾
性支持体 20……スタッドピンより径大な開孔が形成された弾性支
持体 21……スタッドピン 23……座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 毅 埼玉県深谷市幡羅町１―９―２ 株式会 社東芝深谷ブラウン管工場内 (56)参考文献 特開 昭57−53048（ＪＰ，Ａ) 実開 昭54−78468（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭43−16353（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01J 29/02
Claims (1)
- 【請求項１】略矩形状パネルの側壁部に管軸に略直角に
設けられた複数個のスタッドピンと、マスク本体の周辺
部に略矩形状マスクフレームが取付けられた略矩形状シ
ャドウマスクとを有し、上記マスクフレームに上記スタ
ッドピンに係合する孔を有する複数個の弾性支持体を取
付け、これら弾性支持体を上記スタッドピンに係合させ
て上記パネルに上記シャドウマスクを組込むカラー受像
管の製造方法において、上記複数個のスタッドピンと係
合する大きさの開孔を有する少なくとも３個の弾性支持
体と上記スタッドピンより径大の開孔を有しスタッドピ
ンに遊嵌する他の弾性支持体を上記フレームに取付けて
おき、上記複数個のスタッドピンから選択された３個の
スタッドピンを頂点とする三角形の管軸と直交する平面
への投影面積のうち上記シャドウマスクと重なる部分の
面積が上記シャドウマスクの管軸と直交する平面への投
影面積の約1/2になるように上記３個のスタッドピンを
選択し、この３個のスタッドピンに上記少なくとも３個
の弾性支持体を係合させてシャドウマスクを仮支持した
後、上記他の弾性支持体と上記スタッドピンとの間にス
タッドピンと係合する係合孔を有する座金を介挿して上
記パネル内面とシャドウマスクとの間隔を調整しなが
ら、上記他の弾性支持体の開孔部に座金を固定すること
を特徴とするカラー受像管の製造方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63215740A JP2965254B2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-08-30 | カラー受像管の製造方法 |
| EP89100731A EP0325207B1 (en) | 1988-01-22 | 1989-01-17 | Color cathode ray tube |
| DE68928436T DE68928436T2 (de) | 1988-01-22 | 1989-01-17 | Farbbildröhre |
| US07/298,973 US4963786A (en) | 1988-01-22 | 1989-01-19 | Method and apparatus for supporting a shadow mask |
| CN89100404A CN1017200B (zh) | 1988-01-22 | 1989-01-21 | 彩色阴极射线管及其制造方法 |
| KR8900669A KR920000934B1 (en) | 1988-01-22 | 1989-01-21 | Color picture tube |
| KR9115495A KR920000935B1 (en) | 1988-01-22 | 1991-09-04 | Color picture tube |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1079788 | 1988-01-22 | ||
| JP63-10797 | 1988-01-22 | ||
| JP63215740A JP2965254B2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-08-30 | カラー受像管の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01281641A JPH01281641A (ja) | 1989-11-13 |
| JP2965254B2 true JP2965254B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=26346127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63215740A Expired - Fee Related JP2965254B2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-08-30 | カラー受像管の製造方法 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4963786A (ja) |
| EP (1) | EP0325207B1 (ja) |
| JP (1) | JP2965254B2 (ja) |
| KR (1) | KR920000934B1 (ja) |
| CN (1) | CN1017200B (ja) |
| DE (1) | DE68928436T2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5021707A (en) * | 1989-11-17 | 1991-06-04 | Rca Licensing Corporation | Color picture tube having shadow mask with improved support |
| US5128585A (en) * | 1990-03-16 | 1992-07-07 | Thomson Consumer Electronics, Inc. | Color picture tube having improved corner support for a shadow mask-frame assembly |
| DE4208319C2 (de) * | 1992-03-16 | 2002-06-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Verfahren zur Herstellung einer Farbbildröhre |
| JP3393411B2 (ja) * | 1992-09-17 | 2003-04-07 | ソニー株式会社 | 陰極線管 |
| JPH07235270A (ja) * | 1994-02-21 | 1995-09-05 | Mitsubishi Denki Eng Kk | シャドウマスク型カラー受像管 |
| JP3223713B2 (ja) * | 1994-07-26 | 2001-10-29 | ソニー株式会社 | アパーチャグリルの後付スプリング用溶着装置 |
| US6300712B1 (en) | 1999-02-19 | 2001-10-09 | Thomson Licensing S.A. | Color picture tube having improved shadow mask-frame assembly support |
| TW480519B (en) * | 1999-10-21 | 2002-03-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Cathode ray tube and image display apparatus using the samd |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3334259A (en) * | 1964-06-12 | 1967-08-01 | Rca Corp | Shadow mask mounting structure |
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