JP2964599B2 - 自動二輪車のフェアリングマウント構造 - Google Patents

自動二輪車のフェアリングマウント構造

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JP2964599B2
JP2964599B2 JP2255235A JP25523590A JP2964599B2 JP 2964599 B2 JP2964599 B2 JP 2964599B2 JP 2255235 A JP2255235 A JP 2255235A JP 25523590 A JP25523590 A JP 25523590A JP 2964599 B2 JP2964599 B2 JP 2964599B2
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fairing
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正博 加茂
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、自動二輪車の車両前方を覆うフェアリン
グマウント構造に関する。
(従来の技術) 自動二輪車には、車両の前方をフェアリングで覆っ
て、空気抵抗を低減したものがある。このようなフェア
リングは、車体フレームのヘッドパイプにカウリングブ
レースを用いて支持され、このフェアリングに後方確認
用のミラーが浮動支持される。
ところが、このようなフェアリングマウント装置で
は、ヘッドパイプ上部の大きな振動がカウリングブレー
スを経てフェアリングに伝達されてしまい、その結果ミ
ラーの振動が大きくなってしまう恐れがある。
一方、後方確認用のミラーが、ヘッドパイプに固定さ
れたミラー取付用ステーに浮動支持されたものもある。
しかし、この場合には、フェアリングを支持するカウリ
ングブレースの外にミラー取付用ステーが設置されるの
で、コストが上昇してしまう欠点がある。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、従来のフェアリングマウント装置やミ
ラー取付装置では、後方確認用ミラーの振動が大きくな
ってしまったり、コストが上昇する恐れがある。
この発明は、上述の事情を考慮してなされたものであ
り、フェアリングに設置されたミラーの振動を低コスト
にて低減できる自動二輪車のフェアリングマウント装置
を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明に係る自動二輪車のフェアリングマウント構
造は、上述した課題を解決するために、車両の前方を覆
うフェアリングにミラーが設置され、上記フェアリング
がカウリングブレースを介して車体フレームのヘッドパ
イプに支持された自動二輪車のフェアリングマウント構
造において、前記ヘッドパイプの上部および下部にそれ
ぞれ固着された上部ブラケットおよび下部ブラケットに
コネクティングピースが固定される一方、前記カウリン
グブレースはコネクティングピースの上部に浮動支持さ
れ、コネクティングピースの下部に固定支持されたもの
である。
(作用) 一般に、ヘッドパイプの振動はその上部が大きく、下
部が小さい。したがって、この発明に係る自動二輪車の
フェアリングマウント構造によれば、フェアリングを支
持するカウリングブレースがヘッドパイプの上部に浮動
支持されたので、ヘッドパイプ上部からカウリングブレ
ースへ伝達する振動を低減できる。と同時に、カウリン
グブレースがヘッドパイプ下部に固定支持されたので、
カウリングブレースの取付強度を向上できる。これらの
ことから、フェアリングの剛性および防振を確保でき、
このフェアリングに設置されたミラーの振動を低減でき
る。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明に係る自動二輪車のフェアリング
マウント構造の一実施例を、一部を断面表示し、フロン
トフォークを省略して示す自動二輪車の部分断面図であ
る。第2図は、第1図の一実施例が適用された自動二輪
車の全体側面図である。
第2図に示すように、自動二輪車は、車両の前後に前
輪1および後輪2がそれぞれ配置され、前輪1がフロン
トフォーク3の下端で軸支され、このフロントフォーク
3が車体フレーム4のヘッドパイプ5に回動可能に支持
されて、前輪1が操舵される。符号6は、フロントフォ
ーク3の上端に固定されたハンドルである。
上記後輪2は、スイングアーム7を介して車両の上下
方向に揺動可能に軸支され、図示しないリアクッション
ユニットにより緩衝懸架される。この後輪2が、車体フ
レーム4に搭載された図示しないエンジンにより駆動さ
れる。このエンジンの上方にフューエルタンク8が配置
され、このフューエルタンク8の後方にシート9が配設
される。
上記フロントフォーク3からエンジン4に至る車両前
方領域にフェアリング10が配置される。このフェアリン
グ10は、アッパカウル11、センタカウル12およびロアカ
ウル13から構成され、このうちアッパカウル11がカウリ
ングブレース14により、車体フレーム4のヘッドパイプ
5に支持される。
次に、アッパカウル11のヘッドパイプ5へのマウント
構造を説明する。
まず、カウリングブレース14は、第6図から第8図に
示すように、車両前方側へ略U字形状に湾曲した左右一
対のブレースチューブ15と、これらのブレースチューブ
15間に掛け渡されたブレースアッパブリッジ16と、左右
一対のブレースチューブ15間にロアブリッジリーンフォ
ースメント17を介して掛け渡されたブレースロアブリッ
ジ18と、を有して構成される。
ブレースアッパブリッジ16およびブレースロアブリッ
ジ18の車両左右方向中央位置に、それぞれブレースアッ
パチューブ19Aおよびブレースロアチューブ19Bが固着さ
れ、これらの各先端部にブレースアッパホルダ20および
ブレースロアホルダ21がそれぞれ固着される。これらの
ブレースアッパホルダ20およびブレースロアホルダ21
は、断面コ字形状に形成される。
左右一対のブレースチューブ15の上端部にミラー取付
ブラケット22が設置される。各ブレースチューブ15とブ
レースアッパブリッジ16との接合部付近に、ブレースチ
ューブリーンフォースメント23が固着される。さらに、
ブレースアッパブリッジ16およびブレースロアブリッジ
18には、図示しないヘッドランプ取付用のヘッドランプ
アッパブラケット24およびヘッドランプロアブラケット
25がそれぞれ固着される。上述のようにして、カウリン
グブレース14が構成される。
さて、第1図に示すように、ヘッドパイプ5には、そ
の軸方向中央上部および下部に上部ブラケット26および
下部ブラケット27がそれぞれ固着される。これらの上部
および下部ブラケット26および27にコネクティングピー
ス28が、ボルト29等(第3図)によって固定される。
コネクティングピース28には、フェアリング10側に上
部孔30および下部孔31がそれぞれ穿設される。上部孔30
に、第4図に示すように、弾性ブッシュ32が嵌装され、
この弾性ブッシュ32の内側にスペーサ33が介装される。
この状態でコネクティングピース28が、カウリングブレ
ース14のブレースアッパホルダ20およびブレースロアホ
ルダ21に嵌合される。そして、ブレースロアホルダ21お
よびコネクティングピース28の下部孔31にボルト34を挿
通し、ナット35で締付けることにより、カウリングブレ
ース14がコネクティングピース28を介し、ヘッドパイプ
5の下部に固定支持される。
また、ブレースアッパポルダ20およびスペーサー33内
にボルト36を挿通し、ナット37で締付けることにより、
カウリングブレース14がヘッドパイプ5の上部に、弾性
ブッシュ32を用いて浮動支持される。上記弾性ブッシュ
32は、第5図に示すように円筒形状であり、その外側両
端に抜け止め用のフランジ38が突出して形成される。
上述のようにしてヘッドパイプ5に支持されたカウリ
ングブレース14に、第1図に示すように、アッパカウル
11が設置される。そして、後方確認用のミラー39が、ア
ッパカウル11の外側からカウリングブレース14のミラー
取付ブラケット22に図示しないボルト等により固定され
る。
一般に、車体フレーム4のヘッドパイプ5の振動は、
車体フレーム4へのエンジン搭載部から離れたヘッドパ
イプ5上部の方がエンジン搭載部に近いヘッドパイプ5
下部よりも大きい。従って、上記実施例によれば、カウ
リングブレース14のブレースアッパチューブ19Aが弾性
ブッシュ32によってヘッドパイプ5の中央上部に浮動支
持されたので、このヘッドパイプ5の中央上部からの振
動を弾性ブッシュ32によって減衰できる。この結果、カ
ウリングブレース14のミラー取付ブラケット22に取付け
られたミラー39の振動を低減できる。
さらに、カウリングブレース14のヘッドランプアッパ
ーブラケット24およびヘッドランプロアブラケット25に
図示しないヘッドランプが設置された場合には、弾性ブ
ッシュ32によってカウリングブレース14の振動が低減さ
れているので、ヘッドランプの球切れ頻度も低減でき
る。
又、カウリングブレース14のブレースロアチューブ19
Bがヘッドパイプ5の下部に固定支持されたことから、
カウリングブレース14の取付強度が向上し、その結果フ
ェアリング10の剛性も向上させることができる。
さらに、ミラー39が、カウリングブレース14のブレー
スチューブ15上段に形成されたミラー取付ブラケット22
に取付けられたことから、ミラー39の取付用ステーをヘ
ッドパイプ5に取付けることがないので、コストを低減
できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係る自動二輪車のフェアリ
ングマウント構造によれば、ヘッドパイプの上部および
下部にそれぞれ固着された上部ブラケットおよび下部ブ
ラケットにコネクティングピースが固定される一方、カ
ウリングブレースはコネクティングピースの上部に浮動
支持され、コネクティングピースの下部に固定支持され
たので、弾性ブッシュを嵌挿したコネクティングピース
を別体に設け、このコネクティングピースを介してカウ
リングブレースをヘッドパイプの上部および下部ブラケ
ットに取り付けたので、カウリングブレースを車体フレ
ーム側の大きなフレーム同士を直接取り付けることがな
く、加工精度が向上する一方、取付けが容易となり、取
付作業性・組付性を向上させることができる。
また、カウリングブレースはコネクティングピースの
上部に浮動支持され、下部に固定されたので、カウリン
グブレースの上部振動を軽減でき、上記ミラーの振動を
低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る自動二輪車のフェアリングマウ
ント構造の一実施例を、一部を断面表示し、フロントフ
ォークを省略して示す自動二輪車の部分側面図、第2図
は第1図の実施例が適用された自動二輪車の全体側面
図、第3図は第1図のカウリングブレースの取付状態を
示す組立斜視図、第4図は第1図のIV−IV線の沿う断面
図、第5図は第4図の弾性ブッシュを示す半断側面図、
第6図は第1図に示すカウリングブレースの側面図、第
7図および第8図は第6図のそれぞれVII矢視図およびV
III矢視図である。 5……ヘッドパイプ、10……フェアリング、11……アッ
パカウル、14……カウリングブレース、15……ブレース
チューブ、19A……ブレースアッパチューブ、19B……ブ
レースロアチューブ、20……ブレースアッパホルダ、21
……ブレースロアホルダ、22……ミラー取付ブラケッ
ト、28……コネクティングピース、32……弾性ブッシ
ュ、34……ボルト、35……ナット、36……ボルト、37…
…ナット、39……ミラー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の前方を覆うフェアリングにミラーが
    設置され、上記フェアリングがカウリングブレースを介
    して車体フレームのヘッドパイプに支持された自動二輪
    車のフェアリングマウント構造において、前記ヘッドパ
    イプの上部および下部にそれぞれ固着された上部ブラケ
    ットおよび下部ブラケットにコネクティングピースが固
    定される一方、前記カウリングブレースはコネクティン
    グピースの上部に浮動支持され、コネクティングピース
    の下部に固定支持されたことを特徴とする自動二輪車の
    フェアリングマウント構造。
JP2255235A 1990-09-27 1990-09-27 自動二輪車のフェアリングマウント構造 Expired - Lifetime JP2964599B2 (ja)

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US8235265B2 (en) * 2002-12-09 2012-08-07 Barnes Ted A Accessory mount for vehicle control bodies
JP4525256B2 (ja) * 2004-08-31 2010-08-18 スズキ株式会社 自動二輪車のリヤビューミラー支持構造

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