JP2963839B2 - 旋回軸受のシール構造 - Google Patents

旋回軸受のシール構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル等
の建設機械に採用される旋回軸受のシール構造に関する
ものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種油圧ショベル等の建設機械においては、上部旋回
体が下部走行体(基台)に対して全角度の範囲で旋回で
きる構造になっている。この場合に、上部旋回体と下部
走行体とのあいだに設けられる旋回軸受は、基台側のフ
レーム上面に一体的にボルト固定される内側輪体(内
輪)と、旋回体側フレームの下面に一体的にボルト固定
される外側輪体(外輪)とのあいだに複数のボールを介
装して構成されるが、このものにおいて、両輪体の間、
およびフレームとこれに固定される輪体との対向面間を
シールして、潤滑油の漏洩を防止すると共に、外部から
水、泥、砂、ゴミ等の異物が侵入することを防止する必
要がある。
【0003】そこで従来は、図5に示す如く、両輪体間
のシールについては、外輪4の内周面(内輪5の外周
面)にシール材用の取付け溝11を形成し、該取付け溝
11に、内輪5の上面(外輪4の下面)に接当するリッ
プ状の先端部を有するシール材12の基端部を圧入し接
着材で固着していた。しかるに、このシール材12の取
付け溝11への取付け作業は面倒かつ煩雑である許り
か、取付け溝11の圧入寸法の誤差や接着不十分の場合
等にシール材が外れてしまう惧れがあった。一方、フレ
ーム1a、3aとこれに固定される輪体4、5との対向
面間のシールについては、該対向面間に液状シール材を
塗布することで行っていたが、塗布量や液状シール材に
よっては、対向面間の摩擦抵抗が低下し、輪体とフレー
ムとを固定するボルト1b、3bに緩み等の悪影響を及
ぼしかねない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる旋回軸受
のシール構造を提供することを目的として創作されたも
のであって、基台側フレームの上面に一体的にボルト固
定される内側輪体と、旋回体側フレームの下面に一体的
にボルト固定される外側輪体とのあいだにボールを介装
してなる旋回軸受において、一方の輪体側から突出する
リップ状の先端部を他方の輪体側に弾圧状に接触させて
両輪体間のシールをするためのシール材の基端部を、フ
レームとこれに固定される輪体との対向面間に一体的に
押圧挟持するにあたり、前記輪体のフレーム固定側面部
に、フレームとこれに固定される輪体との対向面間にシ
ール材基端部を一体的に挟持して取付けるための取付け
溝部を形成し、該取付け溝部に深溝状に形成される係止
部に、シール材基端部に設けられる抜止め突条を嵌合係
止したことを特徴とするものである。そしてこのものに
おいて、シール材基端部のフレームおよび輪体の各対向
面には、輪体のフレームへのボルト固定で押圧されて前
記各対向面間の密封をするための密封用突条が形成され
ていることを特徴とすることができる。
【0005】また本発明は、基台側フレームの上面に一
体的にボルト固定される内側輪体と、旋回体側フレーム
の下面に一体的にボルト固定される外側輪体とのあいだ
にボールを介装してなる旋回軸受において、一方の輪体
側から突出するリップ状の先端部を他方の輪体側に弾圧
状に接触させて両輪体間のシールをするためのシール材
を設けるにあたり、前記シール材の基端部には輪体側に
向けて突出する抜止め突条を形成する一方、輪体のフレ
ーム固定側面部には深溝部を有する取付け溝部を形成し
て、抜止め突条が深溝部に嵌合係止する状態で取付け溝
部に取付け組込みされるシール材基端部を、フレームと
これに固定される輪体との対向面間に一体的に挟持する
と共に、シール材基端部のフレームおよび輪体の各対向
面には、輪体のフレームへのボルト固定で押圧される密
封用の突条が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0006】そして本発明は、この構成によって、シー
ル材を簡単かつ確実に取り付けることができると共に、
フレームと輪体との対向面間に液状シール材を塗布しな
くてもシールできるようにしたものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。1は油圧ショベルの上部旋回体であって、該上部
旋回体1は、後述する旋回軸受2を介して、本発明の基
台に相当する下部走行体3に対して全角度の範囲で旋回
自在な状態で搭載されている。
【0008】前記旋回軸受2は、上部旋回体1側の旋回
体フレーム1aの下面にボルト1bを用いて一体的に固
定される外輪(外側輪体)4と、該外輪4の内周側に僅
かな間隙を有する状態で嵌合し、下部走行体3側の基台
フレーム3aの上面にボルト3bを用いて一体的に固定
される内輪(内側輪体)5と、外輪4の内周面部と内輪
5の外周面部との間に介装される複数のボール2aとを
用いて構成されている。また、上記内輪5の内周面部に
は内歯ギア5aが形成されており、該内歯ギア5aに
は、旋回体フレーム1aに設けられる旋回用駆動機構6
から下方に向けて突出する出力軸ギア6aが噛合してい
る。そして、旋回用駆動機構6の駆動に伴う出力軸ギア
6aの正逆回動に基づいて、上部旋回体1が下部走行体
3に対して旋回する構成となっている。
【0009】一方、7、8は前記旋回軸受2に設けられ
るリング状のシール材であって、ボール2aの上方に配
されるシール材7と下方に配されるシール材8とがある
が、同様にして旋回軸受2に設けられるものであるた
め、上方に配されるシール材7についてのみ説明し、下
方に配されるシール材8については区別するため( )
内に示す。
【0010】つまり、上方(下方)に配されるシール材
7(8)は、内周縁部が先端部で外周縁部が基端部(外
周縁部が先端部で内周縁部が基端部)となっているが、
先端部には斜め下方(斜め上方)に向けて突出するリッ
プ状部7a(8a)が形成されており、また基端部には
下方(上方)に向けて突出する抜止め突条7b(8b)
が全周に亘って形成されている。さらに、シール材7
(8)の基端部の上下面には、周回り方向を向いた断面
略半円状の密封用突条7c(8c)がそれぞれ二本づつ
突設されている。
【0011】一方、外輪4の上面の内周側角部(内輪5
の下面の外周側角部)には、シール材7(8)用の取付
け溝部9(10)が段差状に切欠き形成されているが、
該取付け溝部9(10)の溝奥部には、前記シール材7
(8)基端部の抜止め突条7b(8b)に嵌合係止する
深溝部9a(10a)がさらに凹設されている。そして
シール材7(8)を旋回軸受2に組付ける場合には、外
輪4(内輪5)を旋回体フレーム1a(基台フレーム3
a)にボルト固定する前の段階で、前記深溝部9a(1
0a)に抜止め突条7b(8b)を嵌合するようにして
シール材7(8)の基端部を取付け溝部9(10)に組
み込む。しかる後、ボルト1b(3b)を緊締して外輪
4(内輪5)を旋回体フレーム1a(基台フレーム3
a)に一体的に固定することにより、シール材7(8)
の基端部は、旋回体フレーム1aの下面(基台フレーム
3aの上面)と取付け溝部9(10)の溝底面とのあい
だに、抜止め突条7b(8b)と深溝部9a(10a)
との嵌合係止によって抜止めされた状態で押圧挟持され
るが、この状態で、シール材7の先端部のリップ状部7
a(8a)が内輪5の上面(外輪4の下面)に弾圧状に
接当するように設定されており、これによって外輪4と
内輪5とのあいだの間隙をシールして、内外輪5、4間
に充填される潤滑油の漏洩を防止すると共に、外部から
の水、泥、砂、ゴミ等の異物が侵入することを防止でき
るようになっている。さらに、上記ボルト1bの緊締
で、前記シール材7(8)の上下面に突設された密封用
突条7c(8c)が、旋回体フレーム1aの下面(基台
フレーム3aの上面)および取付け溝9(10)の溝底
面に押圧されて潰れた状態となり、これによってシール
材7(8)の旋回体フレーム1a(基台フレーム3a)
および外輪4(内輪5)との各対向面間を密封できるよ
うになっている。
【0012】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、外輪4と内輪5とのあいだのシールは、基端部
が外輪4(内輪5)側に固定され、先端部のリップ状部
7a(8a)が内輪5の上面(外輪4の下面)に弾圧状
に接当するシール材7(8)によってなされることにな
るが、この場合に、シール材7(8)の基端部は、外輪
4上面の内周側角部(内輪5下面の外周側角部)に切欠
き形成される取付け溝部9(10)に、抜止め突条7b
(8b)が深溝部9a(10a)に嵌合係止する抜止め
状態で組み込まれ、そして外輪4(内輪5)を旋回体フ
レーム1aに固定すべくボルト1bを緊締することで、
旋回体フレーム1aの下面(基台フレーム3aの上面)
と取付け溝9(10)の溝底面とのあいだに押圧挟持さ
れることことになる。
【0013】この結果、外輪4(内輪5)を旋回体フレ
ーム1a(基台フレーム3a)に固定するのに必要なボ
ルト1b(3b)の緊締でシール材7(8)を外輪4
(内輪5)に固定できることになって、従来の外輪内周
面(内輪外周面)に形成した取付け溝にシール材の基端
部を圧入して接着材で固着するもののように、面倒かつ
煩雑な圧入作業や接着剤による固着作業を必要とせず、
作業性を大幅に向上せしめることができるうえ、取付け
溝の圧入寸法の誤差や接着不十分に起因するシール材の
脱落を確実に回避することができ、もって簡単かつ確実
なシール材7(8)の取付けを行えることになる。ま
た、シール材7(8)の損傷や劣化等によりシール材7
(8)を交換する場合にも、ボルト1b(3b)を緩め
るだけでシール材7(8)を外輪4(内輪5)から簡単
に取外すことができ、もって交換作業も容易に行えるこ
とになる。
【0014】さらにシール材7(8)は、前記ボルト1
b(3b)の緊締によって、シール材7(8)基端部の
上下面に突設された密封用突条7c(8c)が、旋回体
フレーム1aの下面(基台フレーム3aの上面)および
取付け溝9(10)の溝底面に押圧されて潰れた状態と
なって、シール材7(8)の旋回体フレーム1a(基台
フレーム3a)および外輪4(内輪5)との各対向面間
を密封し、これによって旋回体フレーム1aと外輪4
(基台フレーム3aと内輪5)との対向面間がシールさ
れることになる。この結果、外輪4と内輪5とのあいだ
をシールするシール材7(8)をそのまま利用して、旋
回体フレーム1aと外輪4(基台フレーム3aと内輪
5)との対向面間をシールできることになり、部材の兼
用化が計れる許りか、従来のように前記対向面間に液状
シールを塗布する作業も不要となり、しかも液状シール
によって対向面間の摩擦抵抗が低下してボルト1b(3
b)が緩んでしまう不具合が発生する惧れもなく、信頼
性の高いものとすることができる。
【0015】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
でないことは勿論であって、シール材は、輪体ではなく
フレーム側に同様にして形成した取付け溝に抜止め状に
設けられる構成にしても良く、また両者のあいだに形成
した取付け溝に抜止め状に設けられる構成にしても良
い。また、取付け溝を輪体側に形成したものである場合
に、抜止め用の深溝部をフレーム側に形成しても良く、
さらに、シール材を抜止め係止する手段としては、深溝
に限定されることもなく、例えば、取付け溝に適間隔を
存して突起(ピン)を突設し、この突起をシール材側に
穿設した係止孔に嵌合係止することで抜止めするように
構成することもできる。また、輪体のフレームへのボル
ト固定で押圧されて前記各対向面間の密封をするための
密封用突条を形成する場合に、断面半円形のものに限ら
ず、三角形、台形等、適宜の断面形状のものにすること
ができる。さらには、輪体とフレームとの対向面間の密
封をするには、前記第一実施例とは逆に、輪体、フレー
ム側にシール材を押圧する突条を形成する構成としても
勿論良い。
【0016】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、両輪体間のシールをするシール材
は、その基端部が、フレームとこれにボルト固定される
輪体との対向面間に一体的に押圧挟持されることにな
る。この結果、輪体をフレームにボルト固定することに
伴ってシール材基端部が輪体に固定されることになっ
て、従来のように面倒かつ煩雑な圧入作業や接着剤によ
る固着作業を必要とせず、作業性を大幅に向上せしめる
ことができるうえ、圧入寸法の誤差や接着不十分に起因
するシール材の脱落を確実に回避することができ、もっ
て簡単かつ確実なシール材の取付けを行えることにな
る。また、シール材を交換する場合にも、ボルトを緩め
るだけでシール材を輪体から簡単に取外すことができ、
交換作業も容易に行えることになる。
【0017】さらに、シール材基端部のフレームおよび
輪体との各対向面に、輪体のフレームへのボルト固定で
押圧されて前記各対向面間の密封をするための密封用突
条を形成した場合には、シール材をそのまま利用してフ
レームとこれに固定される輪体との対向面間を確実にシ
ールできることになって、従来のように対向面間に液状
シールを塗布する作業が不要となる許りか、液状シール
によって対向面間の摩擦抵抗が低下してボルトが緩んで
しまう不具合の発生する惧れもなく、信頼性の高いもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの概略側面図である。
【図2】旋回軸受の要部断面図である。
【図3】シール材の一部斜視図である。
【図4】シール材の取付け状態を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す旋回軸受の断面図である。
【符号の説明】
1 上部旋回体 1a 旋回体フレーム 1b ボルト 2 旋回軸受 2a ボール 3 下部走行体 3a 基台フレーム 3b ボルト 4 外輪 5 内輪 7 シール材 7a リップ状部 7b 抜止め突条 7c 密封用突条 8 シール材 8a リップ状部 8b 抜止め突条 8c 密封用突条 9 取付け溝部 9a 深溝部 10 取付け溝部 10a 深溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 33/76 F16C 33/78

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台側フレームの上面に一体的にボルト
    固定される内側輪体と、旋回体側フレームの下面に一体
    的にボルト固定される外側輪体とのあいだにボールを介
    装してなる旋回軸受において、一方の輪体側から突出す
    るリップ状の先端部を他方の輪体側に弾圧状に接触させ
    て両輪体間のシールをするためのシール材の基端部を、
    フレームとこれに固定される輪体との対向面間に一体的
    に押圧挟持するにあたり、前記輪体のフレーム固定側面
    部に、フレームとこれに固定される輪体との対向面間に
    シール材基端部を一体的に挟持して取付けるための取付
    け溝部を形成し、該取付け溝部に深溝状に形成される係
    止部に、シール材基端部に設けられる抜止め突条を嵌合
    係止したことを特徴とする旋回軸受のシール構造。
  2. 【請求項2】 請求項において、シール材基端部のフ
    レームおよび輪体の各対向面には、輪体のフレームへの
    ボルト固定で押圧されて前記各対向面間の密封をするた
    めの密封用突条が形成されていることを特徴とする旋回
    軸受のシール構造。
  3. 【請求項3】 基台側フレームの上面に一体的にボルト
    固定される内側輪体と、旋回体側フレームの下面に一体
    的にボルト固定される外側輪体とのあいだにボールを介
    装してなる旋回軸受において、一方の輪体側から突出す
    るリップ状の先端部を他方の輪体側に弾圧状に接触させ
    て両輪体間のシールをするためのシール材を設けるにあ
    たり、前記シール材の基端部には輪体側に向けて突出す
    る抜止め突条を形成する一方、輪体のフレーム固定側面
    部には深溝部を有する取付け溝部を形成して、抜止め突
    条が深溝部に嵌合係止する状態で取付け溝部に取付け組
    込みされるシール材基端部を、フレームとこれに固定さ
    れる輪体との対向面間に一体的に挟持すると共に、シー
    ル材基端部のフレームおよび輪体の各対向面には、輪体
    のフレームへのボルト固定で押圧される密封用の突条が
    形成されていることを特徴とする旋回軸受のシール構
    造。
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