JP2963567B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄剤組成物に関し、
更に詳しくは、頭髪及び皮膚等の身体に対して低刺激
で、起泡性に優れた感触の良好な洗浄剤組成物に関す
る。
更に詳しくは、頭髪及び皮膚等の身体に対して低刺激
で、起泡性に優れた感触の良好な洗浄剤組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】身体洗
浄剤組成物は、一般にアニオン界面活性剤を主成分とし
ており、皮膚洗浄用としては、石鹸、即ち高級脂肪酸塩
が、また頭髪洗浄用としては、アルキル硫酸塩やアルキ
ルスルホン酸塩が主に用いられている。皮膚洗浄用に用
いられる石鹸は、すすぎ時にきしみやつっぱりを生じる
という欠点があり、頭髪洗浄用に用いられるアルキル硫
酸塩やアルキルスルホン酸塩等は、洗浄力に優れている
が刺激性の点で問題があった。
浄剤組成物は、一般にアニオン界面活性剤を主成分とし
ており、皮膚洗浄用としては、石鹸、即ち高級脂肪酸塩
が、また頭髪洗浄用としては、アルキル硫酸塩やアルキ
ルスルホン酸塩が主に用いられている。皮膚洗浄用に用
いられる石鹸は、すすぎ時にきしみやつっぱりを生じる
という欠点があり、頭髪洗浄用に用いられるアルキル硫
酸塩やアルキルスルホン酸塩等は、洗浄力に優れている
が刺激性の点で問題があった。
【０００３】そこで、使用感に優れ、低刺激な界面活性
剤として、特定のＮ−アシル化アミノ酸型界面活性剤を
洗浄剤の主基剤として用いることが検討されているが、
これは単独では起泡性の点において実用レベルで充分満
足のいくものではなかった。従って、本発明の目的は、
使用感に優れ、低刺激で、かつ起泡性に優れた洗浄剤組
成物を提供することにある。
剤として、特定のＮ−アシル化アミノ酸型界面活性剤を
洗浄剤の主基剤として用いることが検討されているが、
これは単独では起泡性の点において実用レベルで充分満
足のいくものではなかった。従って、本発明の目的は、
使用感に優れ、低刺激で、かつ起泡性に優れた洗浄剤組
成物を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる状況
において検討した結果、特定のアシル化アミノ酸型界面
活性剤と特定の（モノアシルグリセリン）モノグリセリ
ドとを含有する洗浄剤組成物が上記目的を達成するもの
であることを見いだし、本発明を完成させた。すなわ
ち、本発明は、次の成分（Ａ）及び成分（Ｂ）を含有す
ることを特徴とする洗浄剤組成物を提供するものであ
る。 （Ａ）次の〔化３〕（〔化１〕と同じ）の一般式（Ｉ）
で表されるアシル化アミノ酸型界面活性剤。
において検討した結果、特定のアシル化アミノ酸型界面
活性剤と特定の（モノアシルグリセリン）モノグリセリ
ドとを含有する洗浄剤組成物が上記目的を達成するもの
であることを見いだし、本発明を完成させた。すなわ
ち、本発明は、次の成分（Ａ）及び成分（Ｂ）を含有す
ることを特徴とする洗浄剤組成物を提供するものであ
る。 （Ａ）次の〔化３〕（〔化１〕と同じ）の一般式（Ｉ）
で表されるアシル化アミノ酸型界面活性剤。
【０００５】
【化３】 Ｒ’ＣＯＮＨ（ＣＨ2 ) n ＣＯＯＭ （Ｉ） （式中Ｒ’ＣＯは炭素数１０〜１６の直鎖アシル基を示
し、ｎは１〜２の数を示し、Ｍはｎ＝１のとき、ナトリ
ウム、カリウム又はアルカノールアンモニウムを示し、
ｎ＝２のとき、カリウム又はアルカノールアンモニウム
を示す。） （Ｂ）次の〔化４〕（〔化２〕と同じ）の一般式（II）
で表される（モノアシルグリセリン）モノグリセリド
し、ｎは１〜２の数を示し、Ｍはｎ＝１のとき、ナトリ
ウム、カリウム又はアルカノールアンモニウムを示し、
ｎ＝２のとき、カリウム又はアルカノールアンモニウム
を示す。） （Ｂ）次の〔化４〕（〔化２〕と同じ）の一般式（II）
で表される（モノアシルグリセリン）モノグリセリド
【０００６】
【化４】 （式中、Ｒ2 ，Ｒ3 ，Ｒ4 の何れか一つが炭素数８〜２
４のアシル基を示し、残余は水素基を示す。）以下、本
発明の洗浄剤組成物について詳述する。
４のアシル基を示し、残余は水素基を示す。）以下、本
発明の洗浄剤組成物について詳述する。
【０００７】本発明の洗浄剤組成物の（Ａ）成分である
アシル化アミノ酸型界面活性剤は、水道水中のカルシウ
ムと反応して潤滑性の高い板状結晶を生成する性質を有
するものである。上記アシル化アミノ酸型界面活性剤に
おいて、前記一般式（Ｉ）中、Ｒ’ＣＯで表される直鎖
アシル基の炭素数は１０〜１６であり、特に１２〜１４
であることが望ましく、具体的には、例えば、カプリノ
イル基、ラウロイル基、ミリストイル基等が挙げられ
る。炭素数が１６を超えると、生成する板状結晶の潤滑
性が低下するため好ましくない。また、炭素数が１０未
満であると、泡立ちが低下するため好ましくない。
アシル化アミノ酸型界面活性剤は、水道水中のカルシウ
ムと反応して潤滑性の高い板状結晶を生成する性質を有
するものである。上記アシル化アミノ酸型界面活性剤に
おいて、前記一般式（Ｉ）中、Ｒ’ＣＯで表される直鎖
アシル基の炭素数は１０〜１６であり、特に１２〜１４
であることが望ましく、具体的には、例えば、カプリノ
イル基、ラウロイル基、ミリストイル基等が挙げられ
る。炭素数が１６を超えると、生成する板状結晶の潤滑
性が低下するため好ましくない。また、炭素数が１０未
満であると、泡立ちが低下するため好ましくない。
【０００８】また、上記一般式（Ｉ）中、ｎは、１〜２
の数を示す。上記アシル化アミノ酸型界面活性剤とカル
シウムとの反応により生成する板状結晶の潤滑性は、例
えば、乾燥豚皮（アロアスク、抗体化成工業製）を生理
食塩水で再生したものの表面上における上記板状結晶の
静摩擦係数を測定することにより求められ、該係数が含
水時から乾燥後までブランクの場合より低いものを良好
と評価する。
の数を示す。上記アシル化アミノ酸型界面活性剤とカル
シウムとの反応により生成する板状結晶の潤滑性は、例
えば、乾燥豚皮（アロアスク、抗体化成工業製）を生理
食塩水で再生したものの表面上における上記板状結晶の
静摩擦係数を測定することにより求められ、該係数が含
水時から乾燥後までブランクの場合より低いものを良好
と評価する。
【０００９】上記アシル化アミノ酸型界面活性剤は、Ｎ
原子−アシル基結合部分が上記直鎖アシル基で構成され
る２級アミド型構造であることが非常に重要である。即
ち、上記Ｎ原子−アシル基結合部分を構成するアシル基
が分岐状である場合又はアミド構造が３級アミド型の場
合は、板状結晶の生成が抑制されたり、生成した結晶の
物性が潤滑性に乏しく、べたつきの多いものであったり
するため好ましい感触が得難い。
原子−アシル基結合部分が上記直鎖アシル基で構成され
る２級アミド型構造であることが非常に重要である。即
ち、上記Ｎ原子−アシル基結合部分を構成するアシル基
が分岐状である場合又はアミド構造が３級アミド型の場
合は、板状結晶の生成が抑制されたり、生成した結晶の
物性が潤滑性に乏しく、べたつきの多いものであったり
するため好ましい感触が得難い。
【００１０】また、上記一般式（Ｉ）中、ｎが２であり
Ｍがナトリウムであるものは、クラフト点が高く水溶性
に劣るため液体洗浄剤に用いる場合には好ましくない。
従って、本発明の（Ａ）成分である上記アシル化アミノ
酸型界面活性剤としては、具体的には、例えば、ラウロ
イルグリシンナトリウム塩、ミリストイル−β−アラニ
ントリエタノールアミン塩、ラウロイル−β−アラニン
トリエタノールアミン塩、ラウロイル−β−アラニンカ
リウム塩等が挙げられる。
Ｍがナトリウムであるものは、クラフト点が高く水溶性
に劣るため液体洗浄剤に用いる場合には好ましくない。
従って、本発明の（Ａ）成分である上記アシル化アミノ
酸型界面活性剤としては、具体的には、例えば、ラウロ
イルグリシンナトリウム塩、ミリストイル−β−アラニ
ントリエタノールアミン塩、ラウロイル−β−アラニン
トリエタノールアミン塩、ラウロイル−β−アラニンカ
リウム塩等が挙げられる。
【００１１】本発明の（Ａ）成分である上記アシル化ア
ミノ酸型界面活性剤の配合量は、本発明の洗浄剤組成物
中に、液体洗浄剤の場合５〜５０重量％（以下％で示
す）であることが好ましく、ペースト状洗浄剤の場合１
５〜７０％であることが好ましく、また、固形洗浄剤の
場合４０〜９５％であることが好ましい。本発明の洗浄
剤組成物の（Ｂ）成分である（モノアシルグリセリン）
モノグリセリド（以下、モノアシルグリセリンと称す
る）において、上記一般式（２）中、Ｒ2 ，Ｒ3 又はＲ
4 で表されるアシル基の炭素数は、８〜２４であり、特
に８〜１４であることが好ましく、該アシル基として
は、具体的には、例えば、オクタノイル基、カプリノイ
ル基、ラウロイル基、ミリストイル基等が挙げられる。
ミノ酸型界面活性剤の配合量は、本発明の洗浄剤組成物
中に、液体洗浄剤の場合５〜５０重量％（以下％で示
す）であることが好ましく、ペースト状洗浄剤の場合１
５〜７０％であることが好ましく、また、固形洗浄剤の
場合４０〜９５％であることが好ましい。本発明の洗浄
剤組成物の（Ｂ）成分である（モノアシルグリセリン）
モノグリセリド（以下、モノアシルグリセリンと称す
る）において、上記一般式（２）中、Ｒ2 ，Ｒ3 又はＲ
4 で表されるアシル基の炭素数は、８〜２４であり、特
に８〜１４であることが好ましく、該アシル基として
は、具体的には、例えば、オクタノイル基、カプリノイ
ル基、ラウロイル基、ミリストイル基等が挙げられる。
【００１２】従って、本発明の洗浄剤組成物の（Ｂ）成
分であるモノアシルグリセリンとしては、モノオクタノ
イルグリセリン、モノカプリノイルグリセリン、モノラ
ウロイルグリセリン、モノミリストイルグリセリン等が
挙げられる。本発明の洗浄剤組成物の（Ｂ）成分である
モノアシルグリセリンの配合量は、本発明の洗浄剤組成
物中に０．１〜２０％であることが好ましく、特に０．
５〜１０％であることが好ましい。
分であるモノアシルグリセリンとしては、モノオクタノ
イルグリセリン、モノカプリノイルグリセリン、モノラ
ウロイルグリセリン、モノミリストイルグリセリン等が
挙げられる。本発明の洗浄剤組成物の（Ｂ）成分である
モノアシルグリセリンの配合量は、本発明の洗浄剤組成
物中に０．１〜２０％であることが好ましく、特に０．
５〜１０％であることが好ましい。
【００１３】また、本発明の洗浄剤組成物における、
（Ａ）成分であるアシル化アミノ酸型界面活性剤と
（Ｂ）成分であるモノアシルグリセリンとの配合比（重
量比）は、〔（Ａ）成分／（Ｂ）成分〕＝１００／１〜
２／１とすることが好ましく、特に５０／１〜５／１と
することが好ましい。上記（Ａ）成分及び上記（Ｂ）成
分を含有する本発明の洗浄剤組成物に、更に、（Ｃ）成
分として高級脂肪酸塩を配合することにより、起泡性及
び泡の感触が一層良好な洗浄剤組成物が得られる。
（Ａ）成分であるアシル化アミノ酸型界面活性剤と
（Ｂ）成分であるモノアシルグリセリンとの配合比（重
量比）は、〔（Ａ）成分／（Ｂ）成分〕＝１００／１〜
２／１とすることが好ましく、特に５０／１〜５／１と
することが好ましい。上記（Ａ）成分及び上記（Ｂ）成
分を含有する本発明の洗浄剤組成物に、更に、（Ｃ）成
分として高級脂肪酸塩を配合することにより、起泡性及
び泡の感触が一層良好な洗浄剤組成物が得られる。
【００１４】上記（Ｃ）成分である高級脂肪酸塩を構成
する高級脂肪酸としては、炭素数８〜２２の高級脂肪酸
が好ましく、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸などの単
一脂肪酸の他、やし油脂肪酸、牛脂肪酸等の混合脂肪酸
を挙げることができる。本発明の洗浄剤組成物の（Ｃ）
成分である高級脂肪酸塩としては、上記高級脂肪酸の塩
基性塩が好ましく、具体的には、例えば、ナトリウム、
カリウムなどの無機塩基性塩、アンモニウム塩、モノエ
タノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノ
ールアミン塩、２−アミノ−２−メチルプロパノー
ル、、２−アミノ−２−メチルプロパンジオール等のア
ルカノールアミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性ア
ミノ酸等が挙げられる。
する高級脂肪酸としては、炭素数８〜２２の高級脂肪酸
が好ましく、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸などの単
一脂肪酸の他、やし油脂肪酸、牛脂肪酸等の混合脂肪酸
を挙げることができる。本発明の洗浄剤組成物の（Ｃ）
成分である高級脂肪酸塩としては、上記高級脂肪酸の塩
基性塩が好ましく、具体的には、例えば、ナトリウム、
カリウムなどの無機塩基性塩、アンモニウム塩、モノエ
タノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノ
ールアミン塩、２−アミノ−２−メチルプロパノー
ル、、２−アミノ−２−メチルプロパンジオール等のア
ルカノールアミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性ア
ミノ酸等が挙げられる。
【００１５】本発明の洗浄剤組成物の（Ｃ）成分である
高級脂肪酸塩は、必ずしも脂肪酸塩として配合する必要
はなく、上記高級脂肪酸と塩基とを単独に配合して処方
系の中で脂肪酸塩を形成せしめてもよい。また、これら
の高級脂肪酸塩は、単独で又は２種以上を混合して用い
てもよい。本発明の洗浄剤組成物の（Ｃ）成分である高
級脂肪酸塩の配合量は、成分（Ａ）及び（Ｂ）の配合量
によって異なり、重量比で〔（Ｃ）成分〕／〔（Ａ）成
分＋（Ｂ）成分〕＝１／２０〜１／２が好ましく、特に
１／１０〜１／３が好ましい。
高級脂肪酸塩は、必ずしも脂肪酸塩として配合する必要
はなく、上記高級脂肪酸と塩基とを単独に配合して処方
系の中で脂肪酸塩を形成せしめてもよい。また、これら
の高級脂肪酸塩は、単独で又は２種以上を混合して用い
てもよい。本発明の洗浄剤組成物の（Ｃ）成分である高
級脂肪酸塩の配合量は、成分（Ａ）及び（Ｂ）の配合量
によって異なり、重量比で〔（Ｃ）成分〕／〔（Ａ）成
分＋（Ｂ）成分〕＝１／２０〜１／２が好ましく、特に
１／１０〜１／３が好ましい。
【００１６】本発明の洗浄剤組成物には、その他の界面
活性剤、例えばアルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、Ｎ−アシルサルコシン塩、Ｎ−アシ
ル−Ｎ−メチルタウリン塩、アルファオレフィソスルホ
ン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、アルキルエ
ーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢
酸塩、脂肪酸石ケン等のアニオン性界面活性剤、脂肪酸
アミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、糖エス
テル系、糖エーテル系、糖アミド系等のノニオン性界面
活性剤、イミダゾリン系、ベタイン系等の両性界面活性
剤を、本発明の目的を損なわない範囲で、配合すること
もできる。
活性剤、例えばアルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、Ｎ−アシルサルコシン塩、Ｎ−アシ
ル−Ｎ−メチルタウリン塩、アルファオレフィソスルホ
ン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、アルキルエ
ーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢
酸塩、脂肪酸石ケン等のアニオン性界面活性剤、脂肪酸
アミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、糖エス
テル系、糖エーテル系、糖アミド系等のノニオン性界面
活性剤、イミダゾリン系、ベタイン系等の両性界面活性
剤を、本発明の目的を損なわない範囲で、配合すること
もできる。
【００１７】更に、その他の添加剤として、洗浄剤に通
常用いられる成分を、本発明の目的を損なわない範囲で
任意に併用することができる。例えば、プロピレングリ
コール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、カルボ
キシビニルポリマー、メチルセルロース、エタノール、
ポリオキシエチレングリコールジステアレート、ポリオ
キシエチレンソルビタントリステアレート等の粘度調整
剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤などを配合することがで
きる。
常用いられる成分を、本発明の目的を損なわない範囲で
任意に併用することができる。例えば、プロピレングリ
コール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、カルボ
キシビニルポリマー、メチルセルロース、エタノール、
ポリオキシエチレングリコールジステアレート、ポリオ
キシエチレンソルビタントリステアレート等の粘度調整
剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤などを配合することがで
きる。
【００１８】また、本発明の洗浄剤組成物の洗浄剤とし
ての剤型は、液体状が好ましいが、特に限定されず、液
体状、ペースト液、固形状、粉末状等の任意の剤型とす
ることができる。以上、詳述した本発明の洗浄剤組成物
は、皮膚または、毛髪等の身体洗浄剤として特に適する
ものである。例えば、洗顔料、ボディーシャンプー、シ
ャンプー等に適する。しかし、本発明の洗浄剤組成物
は、その用途に限定されるものではない。
ての剤型は、液体状が好ましいが、特に限定されず、液
体状、ペースト液、固形状、粉末状等の任意の剤型とす
ることができる。以上、詳述した本発明の洗浄剤組成物
は、皮膚または、毛髪等の身体洗浄剤として特に適する
ものである。例えば、洗顔料、ボディーシャンプー、シ
ャンプー等に適する。しかし、本発明の洗浄剤組成物
は、その用途に限定されるものではない。
【００１９】
【実施例】次に、本発明の洗浄剤組成物を、実施例に基
づいて具体的に詳述する。但し、本発明は以下に示す実
施例に限定されるものではない。 〔実施例１〕下記表１及び表２に記載の配合組成よりな
る洗浄剤組成物を調製し、これらの洗浄剤組成物につい
て、泡立ち量を下記（泡立ち量の測定方法）により測定
し、下記評価基準により評価した。また、使用感を下記
（使用感の評価方法及び評価基準）に基づいて評価し
た。その結果を下記表１及び表２に示す。尚、No. １３
〜１５の洗浄剤組成物は、比較品である。 （泡立ち量の測定方法）各洗浄剤組成物について、２０
倍希釈水溶液を調製し、この溶液１００ｍｌ（液温４０
℃）を目盛り付きメスシリンダーに注入した。次いで、
攪拌羽根を上記溶液中に設置し、攪拌開始から３０秒後
に於いて生じた泡の体積（ｍｌ）を測定し、泡立ち量と
した。尚、攪拌羽根の回転数は１０００ｒｐｍであり、
５秒毎に反転させた。 ・評価基準 ◎；泡立ち量２５０ｍｌ以上 ○；泡立ち量２００ｍｌ以上２５０ｍｌ未満 ×；泡立ち量２００ｍｌ未満 （使用感の評価方法及び評価基準）各洗浄剤組成物につ
いて、男女各１０名のパネラーに身体の洗浄をさせ、そ
の際の官能評価を行った。評価は次の基準による平均値
を算出し、該平均値が４．５以上の場合を非常に良好
（◎）、３．５〜４．４の場合を良好（○）、２．５〜
３．４の場合をふつう（△）、２．４以下の場合を不良
（×）と判定した。
づいて具体的に詳述する。但し、本発明は以下に示す実
施例に限定されるものではない。 〔実施例１〕下記表１及び表２に記載の配合組成よりな
る洗浄剤組成物を調製し、これらの洗浄剤組成物につい
て、泡立ち量を下記（泡立ち量の測定方法）により測定
し、下記評価基準により評価した。また、使用感を下記
（使用感の評価方法及び評価基準）に基づいて評価し
た。その結果を下記表１及び表２に示す。尚、No. １３
〜１５の洗浄剤組成物は、比較品である。 （泡立ち量の測定方法）各洗浄剤組成物について、２０
倍希釈水溶液を調製し、この溶液１００ｍｌ（液温４０
℃）を目盛り付きメスシリンダーに注入した。次いで、
攪拌羽根を上記溶液中に設置し、攪拌開始から３０秒後
に於いて生じた泡の体積（ｍｌ）を測定し、泡立ち量と
した。尚、攪拌羽根の回転数は１０００ｒｐｍであり、
５秒毎に反転させた。 ・評価基準 ◎；泡立ち量２５０ｍｌ以上 ○；泡立ち量２００ｍｌ以上２５０ｍｌ未満 ×；泡立ち量２００ｍｌ未満 （使用感の評価方法及び評価基準）各洗浄剤組成物につ
いて、男女各１０名のパネラーに身体の洗浄をさせ、そ
の際の官能評価を行った。評価は次の基準による平均値
を算出し、該平均値が４．５以上の場合を非常に良好
（◎）、３．５〜４．４の場合を良好（○）、２．５〜
３．４の場合をふつう（△）、２．４以下の場合を不良
（×）と判定した。
【００２０】（１）すすぎ時の泡切れ ５；泡切れが良い ４；泡切れがやや良い ３；ふつう ２；泡切れがやや悪い １；泡切れが悪い （２）すすぎ時の滑り、（３）すすぎ後の滑り及び
（４）乾燥後の滑り ５；滑りが良い ４；滑りがやや良い ３；ふつう ２；滑りがやや悪い １；滑りが悪い
（４）乾燥後の滑り ５；滑りが良い ４；滑りがやや良い ３；ふつう ２；滑りがやや悪い １；滑りが悪い
【００２１】
【表１】
【００２２】
【表２】 〔実施例２〕下記組成の洗浄剤組成物（洗顔料、ボディ
ーシャンプー）を調製した。 〔配合組成〕 （重量％） ラウロイル−β−アラニン トリエタノールアミン ；２７ モノラウロイルグリセリン ； ３ ラウリン酸トリエタノールアミン ； ４ ミリスチン酸トリエタノールアミン ； ２ 香料 ； ０．５ ジブチルヒドロキシトルエン ； ０．２ エタノール ； ３ 精製水 ；バランス 上記〔配合組成〕に従い、加熱した精製水に上記〜
成分を溶解し、冷却後、上記〜成分を添加し、液体
状洗浄剤を調製した。
ーシャンプー）を調製した。 〔配合組成〕 （重量％） ラウロイル−β−アラニン トリエタノールアミン ；２７ モノラウロイルグリセリン ； ３ ラウリン酸トリエタノールアミン ； ４ ミリスチン酸トリエタノールアミン ； ２ 香料 ； ０．５ ジブチルヒドロキシトルエン ； ０．２ エタノール ； ３ 精製水 ；バランス 上記〔配合組成〕に従い、加熱した精製水に上記〜
成分を溶解し、冷却後、上記〜成分を添加し、液体
状洗浄剤を調製した。
【００２３】得られた洗浄剤組成物で身体を洗浄したと
ころ、泡立ち及び泡切れが良く、且つすすぎ時から乾燥
後まで滑りが良く、使用感に優れていた。 〔実施例３〕 〔配合組成〕 （重量％） ラウロイル−β−アラニンカリウム ；２０ モノラウロイルグリセリン ； ２ ラウリン酸カリウム ； ２ ミリスチン酸カリウム ； ２ 香料 ； ０．５ ジブチルヒドロキシトルエン ； ０．３ エタノール ； ４ 精製水 ；バランス 上記〔配合組成〕に従い、加熱した精製水に上記〜
成分を溶解し、冷却後、上記〜成分を添加し、液体
状洗浄剤組成物を調製した。
ころ、泡立ち及び泡切れが良く、且つすすぎ時から乾燥
後まで滑りが良く、使用感に優れていた。 〔実施例３〕 〔配合組成〕 （重量％） ラウロイル−β−アラニンカリウム ；２０ モノラウロイルグリセリン ； ２ ラウリン酸カリウム ； ２ ミリスチン酸カリウム ； ２ 香料 ； ０．５ ジブチルヒドロキシトルエン ； ０．３ エタノール ； ４ 精製水 ；バランス 上記〔配合組成〕に従い、加熱した精製水に上記〜
成分を溶解し、冷却後、上記〜成分を添加し、液体
状洗浄剤組成物を調製した。
【００２４】得られた洗浄剤組成物で身体を洗浄したと
ころ、泡立ち及び泡切れがよく、且つすすぎ時から乾燥
後まで滑りが良く、使用感に優れていた。
ころ、泡立ち及び泡切れがよく、且つすすぎ時から乾燥
後まで滑りが良く、使用感に優れていた。
【００２５】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、低刺激で、洗
浄力に優れ、泡立ちが良好で、べとつかず、すべすべ
し、且つさっぱりした感触の得られるものである。
浄力に優れ、泡立ちが良好で、べとつかず、すべすべ
し、且つさっぱりした感触の得られるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ (Ｃ１１Ｄ 10/02 1:10 3:20 1:04） (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C11D 10/02 A61K 7/075 C11D 3/20
Claims (2)
- 【請求項１】 次の成分（Ａ）及び成分（Ｂ）を含有す
ることを特徴とする洗浄剤組成物。 （Ａ）次の〔化１〕の一般式（Ｉ）で表されるアシル化
アミノ酸型界面活性剤。 【化１】 Ｒ’ＣＯＮＨ（ＣＨ2 ) n ＣＯＯＭ （Ｉ） （式中Ｒ’ＣＯは炭素数１０〜１６の直鎖アシル基を示
し、ｎは１〜２の数を示し、Ｍはｎ＝１のとき、ナトリ
ウム、カリウム又はアルカノールアンモニウムを示し、
ｎ＝２のとき、カリウム又はアルカノールアンモニウム
を示す。） （Ｂ）次の〔化２〕の一般式（II）で表される（モノア
シルグリセリン）モノグリセリド 【化２】 （式中 Ｒ2 , Ｒ3 , Ｒ4 の何れか１つが炭素数８〜２
４のアシル基を示し、残余は水素基を示す。） - 【請求項２】 成分（Ｃ）として高級脂肪酸塩を含有す
ることを特徴とする請求項１記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32030191A JP2963567B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32030191A JP2963567B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05156295A JPH05156295A (ja) | 1993-06-22 |
| JP2963567B2 true JP2963567B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=18119970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32030191A Expired - Fee Related JP2963567B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2963567B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103153265A (zh) * | 2010-09-30 | 2013-06-12 | 化工产品开发公司Seppic | 包含具有高熔点的n-酰化衍生物的新型水包油化妆品乳液及其制备方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5791001B2 (ja) * | 2011-11-22 | 2015-10-07 | 日油株式会社 | 液体洗浄剤組成物 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP32030191A patent/JP2963567B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| CN103153265A (zh) * | 2010-09-30 | 2013-06-12 | 化工产品开发公司Seppic | 包含具有高熔点的n-酰化衍生物的新型水包油化妆品乳液及其制备方法 |
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| JPH05156295A (ja) | 1993-06-22 |
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