JP2630529B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Description
らに詳細には皮膚及び毛髪に対して低刺激で、起泡性、
泡質及び泡の持続性に優れ、かつ使用感の良好な洗浄剤
組成物に関する。
面活性剤を主成分としており、皮膚洗浄用としては、石
鹸、即ち高級脂肪酸塩が、また頭髪洗浄用としては、ア
ルキル硫酸塩やアルキルスルホン酸塩が主に用いられて
いる。皮膚洗浄用に用いられる石鹸は、すすぎ時にきし
みやつっぱりを生じるという欠点があり、頭髪洗浄用に
用いられるアルキル硫酸塩やアルキルスルホン酸塩は、
洗浄力に優れているが刺激性の点で問題があった。そこ
で、使用感に優れ、低刺激な界面活性剤として、特定の
N−アシル化アミノ酸型界面活性剤を洗浄剤の主基剤と
して用いることが検討されているが、これは単独では起
泡性、泡質及び泡の持続性の点において実用レベルで充
分満足のいくものではなかった。
起泡性、泡質及び泡の持続性に優れ、低刺激で、かつ使
用感の良好な洗浄剤組成物を提供することにある。
明者らは鋭意検討した結果、特定の構造を有する2級ア
ミド型N−アシルアミノ酸塩とカチオンポリマーとを組
み合せて配合することにより、起泡性、泡質及び泡の持
続性に優れ、皮膚、毛髪等に対する刺激がなく、かつ洗
浄後の泡切れ及び滑りがよく、使用感の良好な洗浄剤組
成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
(B) (A)次の一般式(1)で表わされる2級アミド型N−
アシルアミノ酸塩 R1CONH(CH2)nCOOM1 (1) (式中、R1COは炭素数10〜16の直鎖アシル基を
示し、nは1又は2の数を示し、M1はカリウム又はア
ルカノールアンモニウムを示す) (B)カチオンポリマーを含有することを特徴とする洗
浄剤組成物を提供するものである。
ド型N−アシルアミノ酸塩は、水道水中に含まれるカル
シウムと反応して潤滑性の高い板状結晶を生成する性質
を有するため、これを配合した洗浄剤組成物に洗浄後の
滑り等の良好な使用感を付与する作用を示すものであ
る。ここで、2級アミド型N−アシルアミノ酸塩とカル
シウムの反応により生成する板状結晶の潤滑性は、例え
ば乾燥豚皮(アロアスク、抗体化成工業製)を生理食塩
水で再生したものの上における板状結晶の静摩擦係数を
測定することにより求められ、該係数が含水時から乾燥
までブランクの場合より低いものを良好と評価する。
おいて、前記一般式(1)中、R1COで示される直鎖
アシル基の炭素数は10〜16であり、特に12〜14
であることが望ましく、具体的にはカプリノイル基、ラ
ウロイル基又はミリストイル基が好ましい。この炭素数
が16を超えると、生成する板状結晶の潤滑性が低下す
るため好ましくなく、炭素数が10未満であると、泡立
ちが低下するため好ましくない。また、上記2級アミド
型N−アシルアミノ酸塩は、N−アシル基が上記直鎖の
アシルで構成される2級アミド型構造であることが非常
に重要である。すなわち、N−アシル基を構成するアシ
ル基が分岐状であったり、又はアミド構造が3級アミド
型の場合は、板状結晶の生成が抑制されたり、生成した
結晶の物性が潤滑性に乏しく、べたつきの多いものであ
ったりするため好ましい感触が得難い。また、一般式
(1)中、nが2であり、M1がナトリウム塩であるも
のは、クラフト点が高く、水溶性に劣るため、液体洗浄
剤に用いる場合には好ましくない。
ては、例えば次に示すものが挙げられる。 (1)4級化ビニルピロリドンとアミノエチルメタクリ
レートとの共重合物(例えばGAF社製ガフコート75
5) (2)アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピレ
ンジエチレントリアミンとの共重合物(例えばSAND
OZ社製カルテレチンF4) (3)ポリ−(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピ
ペリジニウムクロライド)(例えばMERCK社製マー
コート100) (4)N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニ
ウムクロライドとアクリルアミドとの共重合物(例えば
MERCK社製マーコート550) (5)アクリルアミドとβ−メタクリロキシエチルトリ
メチルアンモニウムとの共重合物(例えばハーキユレス
社製レチン220) (6)4級化グァーガム(例えばMEYHALL社製ジ
ャガーC−13) (7)ポリエチレンイミン(例えば日本触媒工業社製エ
ポミリP−100) (8)カチオン化セルロース(例えばUCC社製ポリマ
ーJR−400) (9)ポリアミンとポリグリコールとの縮合物(例えば
HENKEL社製ポリコートH) (10)アジピン酸ジメチル−アミノヒドロキシプロピ
ルジエチルトリアミン共重合体 これらのうちでさらに好ましくは、ポリ−(N,N−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウムクロライ
ド)、N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニ
ウムクロライドとアクリルアミドとの共重合物、カチオ
ン化セルロースが例示される。
の配合量は、洗浄剤組成物の剤型により異なるが液状洗
浄剤の場合組成物中5〜50重量%、ペースト状洗浄剤
の場合15〜70重量%、固形洗浄剤の場合40〜95
重量%であることが好ましい。また成分(B)の配合量
は、0.01〜5.0重量%、特に0.05〜2.0重
量%が好ましい。
肪酸塩(C)を配合することにより、さらに起泡性が良
好で、泡の感触も良好な洗浄剤が得られる。ここで、高
級脂肪酸塩(C)としては、例えば炭素数8〜22の脂
肪酸の塩基塩が挙げられる。具体的には、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレ
イン酸などの単一脂肪酸の他、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪
酸等の混合脂肪酸の塩基塩を挙げることができる。ここ
で塩としては、ナトリウム、カリウムなどの無機塩基性
塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタ
ノールアミン塩、トリエタノールアミン塩(以下、TE
Aと略す)、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2
−アミノ−2−メチルプロパンジオール等のアルカノー
ルアミン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸等
が挙げられる。これらの高級脂肪酸塩(C)は、必ずし
も脂肪酸塩として配合する必要はなく、脂肪酸と塩基を
独立に配合して処方系の中で脂肪酸塩を形成せしめても
よい。また、これらの高級脂肪酸塩は、単独で又は2種
以上を混合して用いてもよい。なお、本発明洗浄剤組成
物への高級脂肪酸塩(C)の配合量は、成分(A)の配
合量によって異なり、重量比で(C)/(A)=1/2
0〜1/2、特に1/10〜1/3が好ましい。
活性剤、例えばアルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシ
ル−N−メチルタウリン塩、アルファオレフィンスルホ
ン酸塩、アルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル酢酸塩等のアニオン性界面活性剤、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、糖エステル系、糖
エーテル系、糖アミド系等のノニオン性界面活性剤、イ
ミダゾリン系、ベタイン系等の両性界面活性剤を本発明
の効果を損なわない範囲において任意に併用することも
できる。
通常用いられる成分を本発明の効果を損なわない範囲で
任意に併用することができる。例えば、プロピレングリ
コール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、カルボ
キシビニルポリマー、メチルセルロース、エタノール、
ポリオキシエチレングリコールジステアレート等の粘度
調整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤などを配合すること
ができる。
され、ペースト状、ゲル状、液状、固形状等の剤型とす
ることができ、皮膚又は毛髪等の身体用の洗浄剤として
適するものであり、特に皮膚洗浄用とするのが好まし
い。
述する。但し、本発明は以下に示す実施例に限定される
ものではない。
成物を調製し、これらの洗浄剤組成物について、泡立ち
量及び泡の持続性(泡持ち)を下記方法により測定し、
また使用感を下記方法及び基準に基づいて評価した。そ
の結果を下記の表1及び表2に示す。なお、No.16
〜18の洗浄剤組成物は比較品である。
成物について、20倍希釈水溶液を調製し、この溶液1
00ml(液温40℃)を目盛付きシリンダーに注入す
る。次いで、攪拌羽根を上記溶液中に設置し、攪拌開始
から30秒後に於いて生じた泡の体積(ml)を測定し、
泡立ち量とした。さらに1分間放置後の泡の体積(ml)
を測定し、泡持ちとした。なお、攪拌羽根の回転数は1
000rpmであり、5秒毎に反転させた。 ・評価基準 泡立ち量、泡持ち ◎;泡の体積250ml以上 ○;泡の体積200ml以上250ml未満 △;泡の体積200ml未満 (使用感の評価)各洗浄剤組成物について、男女各10
名のパネラーに身体の洗浄をさせ、その際の官能評価を
行った。評価は次の基準による平均値を算出し、平均値
が4.5以上の場合を非常に良好(◎)、3.5〜4.
4の場合を良好(○)、2.5〜3.4の場合をふつう
(△)、2.4以下の場合を不良(×)と判定した。 (1)すすぎ時の泡切れ 5;泡切れが良い 4;泡切れがやや良い 3;ふつう 2;泡切れがやや悪い 1;泡切れが悪い (2)すすぎ時の滑り、(3)すすぎ後の滑り及び
(4)乾燥後の滑り 5;滑りが良い 4;滑りがやや良い 3;ふつう 2;滑りがやや悪い 1;滑りが悪い
を溶解し、冷却後、上記(5)〜(7)成分を添加し、
液体状洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物
で身体を洗浄したところ、泡立ち、泡持ち及び泡切れが
良く、かつすすぎ時から乾燥後まで滑りが良く、使用感
に優れていた。
を溶解し、冷却後、上記(5)〜(7)成分を添加し、
液体状洗浄剤組成物を調製した。得られた洗浄剤組成物
で身体を洗浄したところ、泡立ち、泡持ち及び泡切れが
良く、かつすすぎ時から乾燥後まで滑りが良く、使用感
に優れていた。
び泡の持続性に優れ、皮膚、毛髪等に対して刺激性が低
いだけでなく、洗浄後の泡切れ及び滑りが良く、使用感
の良いものであり、特に皮膚洗浄用に好適である。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B) (A)次の一般式(1)で表わされる2級アミド型N−
アシルアミノ酸塩 R1CONH(CH2)nCOOM1 (1) (式中、R1COは炭素数10〜16の直鎖アシル基を
示し、nは1又は2の数を示し、M1はカリウム又はア
ルカノールアンモニウムを示す) (B)カチオンポリマーを含有することを特徴とする洗
浄剤組成物。 - 【請求項2】 液状の剤型を有し、成分(A)を5〜5
0重量%配合したものである請求項1記載の洗浄剤組成
物。 - 【請求項3】 さらに(C)高級脂肪酸塩を含有するも
のである請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321965A JP2630529B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321965A JP2630529B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156299A JPH05156299A (ja) | 1993-06-22 |
JP2630529B2 true JP2630529B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=18138410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3321965A Expired - Lifetime JP2630529B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2630529B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4618833B2 (ja) * | 1999-11-18 | 2011-01-26 | 川研ファインケミカル株式会社 | 固形洗浄剤組成物 |
JP4696507B2 (ja) | 2004-09-13 | 2011-06-08 | 味の素株式会社 | 洗浄剤組成物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2576554B2 (ja) * | 1987-12-22 | 1997-01-29 | ライオン株式会社 | 洗浄剤組成物 |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP3321965A patent/JP2630529B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05156299A (ja) | 1993-06-22 |
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