JP2963349B2 - アウターミラーのヒータ制御装置 - Google Patents

アウターミラーのヒータ制御装置

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JP2963349B2
JP2963349B2 JP6266073A JP26607394A JP2963349B2 JP 2963349 B2 JP2963349 B2 JP 2963349B2 JP 6266073 A JP6266073 A JP 6266073A JP 26607394 A JP26607394 A JP 26607394A JP 2963349 B2 JP2963349 B2 JP 2963349B2
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heating element
operation switch
power supply
heater control
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小松  徹
倫明 服部
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Murakami Kaimeido Co Ltd
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Murakami Kaimeido Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鏡面に付着した霜や雨
滴を除去するための、アウターミラーのヒータ制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ミラー裏面に発熱体を配設して、鏡面に
付着した霜や雨滴を除去するヒータミラーが実用化され
ている。従来のミラー加熱用ヒータの通電制御方法とし
ては、 a.車室内の操作スイッチの開閉により、当該車両の運
転者がミラー裏面に設けた発熱体への通電を直接制御す
る(実開昭58ー47531号公報)。 b.操作スイッチと車速検出スイッチまたは走行時の風
圧を検出する圧力スイッチと前記発熱体とを直列に接続
し、当該車両の走行時のみ操作スイッチの開閉により前
記発熱体に通電できるように制御する(実公昭62ー2
4591号公報)。 c.前記発熱体とリヤデフォッガー用発熱体とを並列接
続し、操作スイッチの開閉により、前記発熱体への通電
をリヤデフォッガー用発熱体とともに一括直接制御する
(実開平1ー52835号公報)。 d.図5に示すコンデンサ、抵抗等によりタイマ時間を
設定するタイマ回路52を含む制御回路を設け、操作ス
イッチ54の入力により設定時間だけ前記発熱体55に
通電する。 e.輸入車等に見受けられるように、温度センサにより
外気温度が設定温以下のときのみ前記発熱体に通電す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
には下記に示すような問題点がある。すなわち、aにお
いては、運転者が操作スイッチの切り忘れをすると、前
記発熱体への通電は継続され、不要の電力消費を招くこ
とになる。bにおいては、車両停止時には前記発熱体に
通電できないため、走行開始時に霜や雨滴の付着した状
態での走行を余儀なくされるため、走行開始直後の後方
視認性確保が困難であり安全運転上問題がある。c及び
eにおいては、気温が高い季節での降雨時における設定
温度の適性化が難しく、特に前者の場合は常にリヤデフ
ォッガー用発熱体と連動するため消費電力が大きくな
る。また、運転者の切り忘れによる電力消費も問題にな
る。また、dにおいては、図5に示すように、コンデン
サ、抵抗、IC、トランジスタ、リレー等を用い、安定
化電源回路50、スイッチ入力回路51、タイマ回路5
2、初期化回路53が必要であるため、コスト高を招く
という問題がある。また、設定時間を長くするとタイマ
時間設定用のコンデンサ、抵抗がともに外形の大きな素
子となり、制御回路のしめるスペースも大となる等の問
題がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、コンパクト、低コストでアウターミラーの発熱体へ
の通電制御を確実なものとするアウターミラーのヒータ
制御装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、鏡面を加熱して水滴
を除去する発熱体を備えた車両用アウターミラーの、前
記発熱体への通電を制御するヒータ制御装置において、
直流電源と、前記発熱体と前記直流電源との間に介置さ
れる接点と、操作スイッチの投入に伴い、前記接点を自
己保持する自己保持回路と、を具備し、前記自己保持回
路にはPTCサーミスタが介置され、前記操作スイッチ
の投入から所定時間経過後に、前記PTCサーミスタの
発熱により自己保持回路を流れる電流値を抑制し、該自
己保持回路を遮断することが特徴である。また、請求項
2に記載の発明は、鏡面を加熱して水滴を除去する発熱
体を備えた車両用アウターミラーの、前記発熱体への通
電を制御するヒータ制御装置において、直流電源と、前
記発熱体と前記直流電源との間に介置されるリレー接点
と、操作スイッチと、前記リレー接点と連動するリレー
コイルと、PTCサーミスタと、の直列接続回路から成
り、操作スイッチの投入に伴い、前記リレー接点をオン
とし、この信号を受けて前記リレーコイルの導通状態を
保持する自己保持回路と、を具備し、前記操作スイッチ
の投入から所定時間経過後に、前記PTCサーミスタの
発熱により自己保持回路に流れる電流値を抑制し、該自
己保持回路を遮断することを特徴とする。請求項3に記
載の発明は、前記PTCサーミスタ、リレーコイル及び
リレー接点は、車室内の操作スイッチのハウジングに内
蔵されていることを特徴とする。請求項4に記載の発明
は、前記PTCサーミスタに対して並列的に、電流供給
時間に対するPTCサーミスタの温度上昇を調節するた
めの抵抗を設置したことを特徴とする。
【0006】
【作用】アウターミラー裏面に設けたアウターミラー加
熱用ヒータである発熱体の通電開始は、当該車両の運転
者が必要に応じて操作スイッチの作動によりリレー回路
を介して随時通電可能とし、通電後はリレーコイルに直
列に挿入したPCTサーミスタの発熱による抵抗値の急
増に起因するトリップによりリレーを切換えて所定時間
経過後に通電停止を行なう。
【0007】
【実施例】次に、図面に基づき本発明を具体的に説明す
る。図1は、本発明のアウターミラー加熱用ヒータ装置
の概略の構成を示す回路図である。図1に示すように、
アウターミラーのヒータ制御装置は制御回路10と加熱
用ヒータの発熱体15を備えたアウターミラー20とよ
りなる。制御回路10は、操作スイッチ11と、リレー
コイル12とPTCサーミスタ13及び調整用抵抗2
8、29、30を含む直列リレー回路21と、電源と発
熱体15との間を結ぶリレー接点16(a接点)よりな
るリレー接点回路22と、リレー自己保持用のダイオー
ド17を含む自己保持回路23とより構成してある。
【0008】図2は操作スイッチのハウジング27の分
解斜視図である。このハウジング27には、制御回路の
リレーコイル12、同リレー接点16、PTCサーミス
タ13、自己保持回路23を形成するダイオード17及
びコネクタ25等を装着した基板26を内蔵させる。電
動格納・電動リモコン用スイッチのハウジングにヒータ
用スイッチを配設し、それらの基板上に実装してもよ
い。図3は前記発熱体18をPTC面状発熱体で構成し
た場合の分解斜視図であって、PTC面状発熱体18を
ミラー19の裏面に両面粘着テープで接着する。図4は
PTCサーミスタの(周囲)温度―抵抗特性図である。
【0009】本発明の制御回路は上記構成であるので下
記のように作動する。 操作スイッチ11に入力すると、リレーコイル12
及びPTCサーミスタ13よりなる直列リレー回路21
に通電される。 リレーa接点16が反転し、アウターミラー加熱用
発熱体15に通電され、同時にダイオード17よりなる
自己保持回路23が作動し、操作スイッチ11がOFF
となっても自己保持される。 一定時間経過後PTCサーミスタの発熱によりキュ
ーリー温度に達すると、図4に示すように抵抗値が急激
に大きくなり電流が流れなくなる(トリップ)。 リレーコイル12を励磁できるだけの電流値を下回
ると、リレーa接点16が復帰し発熱体15への通電が
解除される。また、リレー24の自己保持も同時に解除
され、初期状態に戻る。 PTCサーミスタ13がトリップする前に、エンジ
ン停止によりIGN(イグニッション)電源がOFFし
た場合も、同様にリレーコイル12に電流が流れないた
め、リレーが復帰し、発熱体15への通電及びリレー2
4の自己保持が解除され初期状態に戻る。 なお、リレーコイル12に流れる電流は、12V時50
〜100mA程度であるため、この電流で常温で10分
程度でキューリー温度に昇温する特性をもつPTCサー
ミスタであることが好ましいが、この電流値は調整用抵
抗28、29または30により増加または減少できる。
抵抗28を追加するとリレーコイル12に流れる電流と
PTCサーミスタ13に流れる電流は減少し、抵抗29
を追加するとリレーコイル12に流れる電流は増加し、
PTCサーミスタ13に流れる電流は減少する。抵抗3
0を追加するとリレーコイル12に流れる電流が減少
し、PTCサーミスタ13に流れる電流は増加する。P
TCサーミスタの電流―昇温特性と調整用抵抗により通
電時間が設定される。
【0010】
【発明の効果】上記のように本発明は、 アウターミラ
ー裏面に設けたアウターミラー加熱用ヒータである発熱
体の通電開始は、当該車両の運転者が必要に応じて操作
スイッチの作動によりリレー回路を介して随時通電可能
とし、通電後はリレーコイルに直列に挿入したPCTサ
ーミスタの発熱による抵抗値の急増に起因するトリップ
によりリレーを切換えて所定時間経過後に通電停止させ
るので、発熱体の制御を確実に行うことができる。
【0011】そのほか本発明の効果を列記すれば下記の
とおりである。 1.操作スイッチの投入後一定時間でアウターミラー加
熱用ヒータへの通電が遮断されるため、ドライバーのス
イッチ切り忘れが皆無となり、搭載バッテリの無駄な電
力消費を節減できる。 2.リヤデフォッガーと連動させることなく、雨滴、霜
等の除去が可能。 3.従来のタイマ使用の制御回路に見られた安定化電源
回路等が不要で、低コストの制御装置を提供できる。 4.部品点数が少なくコンパクトで、スイッチ基板に実
装できるため、コントローラ(制御回路ユニット)が不
要で、省スペース化を図ることができる。 5.冬期の霜取り、解氷等の場合には雨滴の除去よりも
長時間通電させることが望ましいが、周囲温度が低い
程、PTCサーミスタの発熱トリップする時間が長くな
るため、実用上都合がよい。 6.PTC面状発熱体をアウターミラーのヒータとした
ため、鏡面温度を制御する必要がなく、サーミスタのト
リップ時間が周囲温度により変化しても安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアウターミラーのヒータ制御装置の概
要を示す回路図である。
【図2】図1中のリレー、PTCサーミスタ、自己保持
回路を形成するダイオード及びコネクタ等を装着したス
イッチ基盤をスイッチボックス内に内蔵する状況を示す
分解斜視図である。
【図3】本発明のアウターミラー加熱用ヒータの発熱体
をPTC面状発熱体で構成した場合の分解斜視図であ
る。
【図4】PTCサーミスタの温度―抵抗特性図である。
【図5】従来のタイマ回路を含む制御回路を示す図であ
る。
【符号の説明】 10 制御回路 11 操作スイッチ 12 リレーコイル 13 PTCサーミスタ 15 発熱体 16 リレー接点(a接点) 17 ダイオード 18 PTC面状発熱体 19 ミラー 20 アウターミラー 21 直列リレー回路 22 リレー接点回路 23 自己保持回路 24 リレー 25 コネクタ 26 スイッチ基盤 27 スイッチボックス 28、29、30 調整用抵抗
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡面を加熱して水滴を除去する発熱体を
    備えた車両用アウターミラーの、前記発熱体への通電を
    制御するヒータ制御装置において、直流電源と、 前記発熱体と前記直流電源との間に介置される接点と、 操作スイッチの投入に伴い、前記接点を自己保持する自
    己保持回路と、 を具備し、 前記自己保持回路にはPTCサーミスタが介置され、前
    記操作スイッチの投入から所定時間経過後に、前記PT
    Cサーミスタの発熱により自己保持回路を流れる電流値
    を抑制し、該自己保持回路を遮断する ことを特徴とする
    アウターミラーのヒータ制御装置。
  2. 【請求項2】 鏡面を加熱して水滴を除去する発熱体を
    備えた車両用アウターミラーの、前記発熱体への通電を
    制御するヒータ制御装置において、直流電源と、 前記発熱体と前記直流電源との間に介置されるリレー接
    点と、 操作スイッチと、前記リレー接点と連動するリレーコイ
    ルと、PTCサーミスタと、の直列接続回路から成り、
    操作スイッチの投入に伴い、前記リレー接点をオンと
    し、この信号を受けて前記リレーコイルの導通状態を保
    持する自己保持回路と、 を具備し、 前記操作スイッチの投入から所定時間経過後に、前記P
    TCサーミスタの発熱により自己保持回路に流れる電流
    値を抑制し、該自己保持回路を遮断 することを特徴とす
    るアウターミラーのヒータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記PTCサーミスタ、リレーコイル及
    びリレー接点は、車室内の操作スイッチのハウジングに
    内蔵されていることを特徴とする請求項2記載のアウタ
    ーミラーのヒータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記PTCサーミスタに対して並列的
    に、電流供給時間に対するPTCサーミスタの温度上昇
    を調節するための抵抗を設置したことを特徴とする請求
    項2に記載のアウターミラーのヒータ制御装置。
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CN106627377A (zh) * 2017-03-03 2017-05-10 施维 汽车反光镜除雨雪装置及其除雨雪方法
CN110411890B (zh) * 2019-09-04 2024-06-21 上海乐研电气有限公司 实现气体密度继电器免维护的现场检测装置、***及方法

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