JP2960565B2 - 超音波プローブ - Google Patents
超音波プローブInfo
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- JP2960565B2 JP2960565B2 JP3078391A JP7839191A JP2960565B2 JP 2960565 B2 JP2960565 B2 JP 2960565B2 JP 3078391 A JP3078391 A JP 3078391A JP 7839191 A JP7839191 A JP 7839191A JP 2960565 B2 JP2960565 B2 JP 2960565B2
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- Japan
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- ultrasonic
- ultrasonic vibrator
- balloon
- shaft
- vibrator
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内挿入部の先端に
超音波振動子を設け、超音波をバル−ンを通過させて被
検体に照射し、超音波診断を行う超音波プロ−ブに関す
る。
超音波振動子を設け、超音波をバル−ンを通過させて被
検体に照射し、超音波診断を行う超音波プロ−ブに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】超音波内視鏡は、超音波診断をする場合
は挿入部を体腔内に挿入し、内視鏡のチャンネルを介し
て脱気水を注入して体腔内に脱気水を充満させて超音波
診断する脱気水充満法、或いは内視鏡先端部の外側にバ
ル−ンを取りつけ、この中に脱気水注入孔を介して脱気
水を注入して超音波診断するバル−ン法によって行って
いた。
は挿入部を体腔内に挿入し、内視鏡のチャンネルを介し
て脱気水を注入して体腔内に脱気水を充満させて超音波
診断する脱気水充満法、或いは内視鏡先端部の外側にバ
ル−ンを取りつけ、この中に脱気水注入孔を介して脱気
水を注入して超音波診断するバル−ン法によって行って
いた。
【０００３】また、狭い体腔内や狭窄部位を超音波診断
するために、細径の超音波プロ−ブが使用されるが、こ
の場合も前記超音波内視鏡と同様に脱気水充満法、或い
は超音波振動子を覆っているシ−スの外側に取りつけら
れたバル−ン内に脱気水を注入して超音波診断するバル
−ン法によって行っていた。例えば、特開昭56-63345号
公報には、スキャナを手で把持したまま、操作部材を操
作するだけでバル−ン内に水の給排水を行うことがで
き、超音波探触子の駆動をそのままの状態で行うことが
できるように構成されたバル−ン法によるラジアルスキ
ャナが開示されている。
するために、細径の超音波プロ−ブが使用されるが、こ
の場合も前記超音波内視鏡と同様に脱気水充満法、或い
は超音波振動子を覆っているシ−スの外側に取りつけら
れたバル−ン内に脱気水を注入して超音波診断するバル
−ン法によって行っていた。例えば、特開昭56-63345号
公報には、スキャナを手で把持したまま、操作部材を操
作するだけでバル−ン内に水の給排水を行うことがで
き、超音波探触子の駆動をそのままの状態で行うことが
できるように構成されたバル−ン法によるラジアルスキ
ャナが開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内視鏡、超
音波プロ−ブによって超音波走査をする場合、超音波は
シ−ス、脱気水、バル−ンを通過した後、被検体に照射
されていくこととなる。そのため、照射される超音波は
減衰され超音波診断範囲が狭くなってしまうという不具
合がある。特に細径の超音波プロ−ブにおいては超音波
振動子の外径が小さいため、超音波の送信パワ−が弱
く、減衰の程度が一層大きい。したがって、表示装置に
超音波画像を表示させた場合、良好な画像が得られず適
正な超音波診断を行えなかったのである。
音波プロ−ブによって超音波走査をする場合、超音波は
シ−ス、脱気水、バル−ンを通過した後、被検体に照射
されていくこととなる。そのため、照射される超音波は
減衰され超音波診断範囲が狭くなってしまうという不具
合がある。特に細径の超音波プロ−ブにおいては超音波
振動子の外径が小さいため、超音波の送信パワ−が弱
く、減衰の程度が一層大きい。したがって、表示装置に
超音波画像を表示させた場合、良好な画像が得られず適
正な超音波診断を行えなかったのである。
【０００５】本発明は、上記不具合を解決すべく提案さ
れるもので、超音波の減衰が少なく良好な超音波画像が
得られる超音波プロ−ブを提供することを目的としたも
のである。
れるもので、超音波の減衰が少なく良好な超音波画像が
得られる超音波プロ−ブを提供することを目的としたも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために体腔内挿入部の先端に超音波振動子を設
け、該超音波振動子を回転又は進退させながら駆動させ
ることにより超音波走査を行う超音波プロ−ブにおい
て、バル−ンが設けられる挿入部先端は超音波振動子の
周辺を覆う超音波振動子保護部材によって形成し、該超
音波振動子保護部材の内部に設けられる超音波振動子を
保持する保持部材に超音波振動子を回転又は進退させる
シャフトを接続し、該シャフトに駆動力を与える駆動部
に超音波振動子と超音波振動子保護部材を相対的に移動
させ超音波振動子を超音波振動子保護部材から出没させ
る手段を設けたことを特徴とする超音波プロ−ブとし
た。
成するために体腔内挿入部の先端に超音波振動子を設
け、該超音波振動子を回転又は進退させながら駆動させ
ることにより超音波走査を行う超音波プロ−ブにおい
て、バル−ンが設けられる挿入部先端は超音波振動子の
周辺を覆う超音波振動子保護部材によって形成し、該超
音波振動子保護部材の内部に設けられる超音波振動子を
保持する保持部材に超音波振動子を回転又は進退させる
シャフトを接続し、該シャフトに駆動力を与える駆動部
に超音波振動子と超音波振動子保護部材を相対的に移動
させ超音波振動子を超音波振動子保護部材から出没させ
る手段を設けたことを特徴とする超音波プロ−ブとし
た。
【０００７】
【作用】このように超音波振動子を超音波振動子保護部
材から出没できるように構成しているので、超音波振動
子を駆動させる場合は超音波振動子保護部材から突出さ
せて行うことができ、少なくとも超音波振動子保護部材
による超音波の減衰を無くすことができる。
材から出没できるように構成しているので、超音波振動
子を駆動させる場合は超音波振動子保護部材から突出さ
せて行うことができ、少なくとも超音波振動子保護部材
による超音波の減衰を無くすことができる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明していく。図１は、本発明に係る超音波プロ−ブを
使用した超音波診断装置の概要図である。超音波プロ−
ブ１は、ファイバ−スコ−プ２のチャンネル３に挿入さ
れるとともに、超音波観測装置４に接続されている。超
音波プロ−ブ１は、先端内部に設けられた超音波振動子
により超音波の送受信を行うプロ−ブ部５と、内部に超
音波振動子駆動用のモ−タ、位置検出回路、受信信号増
幅用のアンプ等が設けられた駆動部６を有している。
説明していく。図１は、本発明に係る超音波プロ−ブを
使用した超音波診断装置の概要図である。超音波プロ−
ブ１は、ファイバ−スコ−プ２のチャンネル３に挿入さ
れるとともに、超音波観測装置４に接続されている。超
音波プロ−ブ１は、先端内部に設けられた超音波振動子
により超音波の送受信を行うプロ−ブ部５と、内部に超
音波振動子駆動用のモ−タ、位置検出回路、受信信号増
幅用のアンプ等が設けられた駆動部６を有している。
【０００９】図２は、第１実施例に係る超音波プロ−ブ
の断面図である。プロ−ブ部５は、カバ−部材として管
状に延設されたシ−ス７と、該シ−ス７の先端内部に設
けられた超音波振動子８と、該超音波振動子８に連結さ
れたシャフト９と、シ−ス７の先端外側に設けられたバ
ル−ン10とを有する。また、駆動部６は、前記シャフト
９に連結されているスライドシャフト機構11と、該スラ
イドシャフト機構11に連結されシャフト９に回転力を伝
達させるギヤ12、ギヤ13と、モ−タ14を有し、シャフト
９を介して超音波振動子８をシャフト９の中心軸に直交
する方向に回転させるようになっている。さらに駆動部
６は、ア−ム15を介してスライドシャフト機構11に連結
されるボ−ルネジ16と、該ボ−ルネジ16に連結されるス
ライド用モ−タ17を有し、シャフト９を介して超音波振
動子８をシャフト９の中心軸方向に進退動させるように
なっている。
の断面図である。プロ−ブ部５は、カバ−部材として管
状に延設されたシ−ス７と、該シ−ス７の先端内部に設
けられた超音波振動子８と、該超音波振動子８に連結さ
れたシャフト９と、シ−ス７の先端外側に設けられたバ
ル−ン10とを有する。また、駆動部６は、前記シャフト
９に連結されているスライドシャフト機構11と、該スラ
イドシャフト機構11に連結されシャフト９に回転力を伝
達させるギヤ12、ギヤ13と、モ−タ14を有し、シャフト
９を介して超音波振動子８をシャフト９の中心軸に直交
する方向に回転させるようになっている。さらに駆動部
６は、ア−ム15を介してスライドシャフト機構11に連結
されるボ−ルネジ16と、該ボ−ルネジ16に連結されるス
ライド用モ−タ17を有し、シャフト９を介して超音波振
動子８をシャフト９の中心軸方向に進退動させるように
なっている。
【００１０】図３、図４は、スライドシャフト機構11の
詳細を示す側面図、及びＡ−Ａ断面図である。シャフト
９は、ア−ム15の一端にベアリング18を介してシャフト
９が外周方向に回転可能であるとともに、シャフト９の
中心軸方向にはア−ム15と一体動するように連結されて
いる。またシャフト９のモ−タ側の端部9aには、外シャ
フト19が固定されており、該外シャフト19の外側はカバ
−20で覆われている。外シャフト19とカバー20は、ギア
12に連結され、該ギア12はモ−タ14の動力を伝達するよ
うにギア13と噛合されている。また、図４に示すように
シャフト９には切り込み21が形成されており、これに回
転伝達ピン22が嵌め込まれギア12が受けた回転動力を外
シャフト19が受け、さらにシャフト９ヘと伝達されるこ
ととなる。なお、外シャフト23は断面がリング状を呈す
る形状であり、外シャフト19とカバー20との隙間23に前
記回転伝達ピン22を嵌め込み、シャフト９と外シャフト
19とが外周方向に一体動できるとともに、シャフト９の
中心軸方向には外シャフト19に対してシャフト９がスラ
イドできるように構成されている。
詳細を示す側面図、及びＡ−Ａ断面図である。シャフト
９は、ア−ム15の一端にベアリング18を介してシャフト
９が外周方向に回転可能であるとともに、シャフト９の
中心軸方向にはア−ム15と一体動するように連結されて
いる。またシャフト９のモ−タ側の端部9aには、外シャ
フト19が固定されており、該外シャフト19の外側はカバ
−20で覆われている。外シャフト19とカバー20は、ギア
12に連結され、該ギア12はモ−タ14の動力を伝達するよ
うにギア13と噛合されている。また、図４に示すように
シャフト９には切り込み21が形成されており、これに回
転伝達ピン22が嵌め込まれギア12が受けた回転動力を外
シャフト19が受け、さらにシャフト９ヘと伝達されるこ
ととなる。なお、外シャフト23は断面がリング状を呈す
る形状であり、外シャフト19とカバー20との隙間23に前
記回転伝達ピン22を嵌め込み、シャフト９と外シャフト
19とが外周方向に一体動できるとともに、シャフト９の
中心軸方向には外シャフト19に対してシャフト９がスラ
イドできるように構成されている。
【００１１】このように構成されている本実施例の動作
を説明すると、図５に示すようにバル−ン10を使用しな
い場合つまり超音波走査をしない場合は、超音波振動子
８をシ−ス７の内部に位置するようにしておく。超音波
走査をする場合は、図６に示すようにバル−ン10内に脱
気水を注入して膨らませ、スライドシャフト機構を駆動
させてスライド用モ−タによりボ−ルネジを回転させな
がらシャフト９をプロ−ブ部５先端方向に移動させる。
これにより、超音波振動子８を、シ−ス７の先端よりバ
ル−ン10内に突出させることができる。超音波振動子８
が所定位置にまで突出したところで、スライド用モ−タ
を停止させ、超音波振動子８に信号を供給して駆動させ
るとともに、モ−タ14により回転させることによりラジ
アル走査を行うことができることとなる。ラジアル走査
を行った後は、再びスライド用モ−タを駆動させて超音
波振動子８をシ−ス７内に収納させる。
を説明すると、図５に示すようにバル−ン10を使用しな
い場合つまり超音波走査をしない場合は、超音波振動子
８をシ−ス７の内部に位置するようにしておく。超音波
走査をする場合は、図６に示すようにバル−ン10内に脱
気水を注入して膨らませ、スライドシャフト機構を駆動
させてスライド用モ−タによりボ−ルネジを回転させな
がらシャフト９をプロ−ブ部５先端方向に移動させる。
これにより、超音波振動子８を、シ−ス７の先端よりバ
ル−ン10内に突出させることができる。超音波振動子８
が所定位置にまで突出したところで、スライド用モ−タ
を停止させ、超音波振動子８に信号を供給して駆動させ
るとともに、モ−タ14により回転させることによりラジ
アル走査を行うことができることとなる。ラジアル走査
を行った後は、再びスライド用モ−タを駆動させて超音
波振動子８をシ−ス７内に収納させる。
【００１２】本実施例によればバル−ン10を使用しない
場合は、超音波振動子８をシ−ス７内に位置させること
ができるため超音波振動子８の保護を図ることができる
とともに、バル−ン10を先端のキャップとして機能させ
ることができる。また、バル−ン10を使用する場合は、
超音波振動子８をシ−ス７から突出させることができる
ので、超音波振動子８に信号を供給して駆動させると超
音波はバル−ン10内の超音波伝達媒体を通過して被検体
に照射されることとなる。したがって、シ−ス７を通過
することによる超音波の減衰を無くすことができ、表示
装置に良好な超音波画像を表示することができることと
なる。
場合は、超音波振動子８をシ−ス７内に位置させること
ができるため超音波振動子８の保護を図ることができる
とともに、バル−ン10を先端のキャップとして機能させ
ることができる。また、バル−ン10を使用する場合は、
超音波振動子８をシ−ス７から突出させることができる
ので、超音波振動子８に信号を供給して駆動させると超
音波はバル−ン10内の超音波伝達媒体を通過して被検体
に照射されることとなる。したがって、シ−ス７を通過
することによる超音波の減衰を無くすことができ、表示
装置に良好な超音波画像を表示することができることと
なる。
【００１３】図７、図８は、本発明の第２実施例を示し
たものである。第１実施例と対応する個所には同一符号
を付した（以下の実施例についても同様である）。本実
施例では、超音波振動子８の外側にバル−ン10を設け、
該バル−ン10の外側に形状記憶合金製の細幅板24を設け
ている。この形状記憶合金製の細幅板24は、端部10a が
シ−ス７の先端部7aに固定されている。また、形状記憶
合金製の細幅板24は、プロ−ブ部５の中心軸方向に沿っ
て分割され、バル−ン10、超音波振動子８を前記中心軸
方向に直交する方向から挟むように設けられている。ま
た、形状記憶合金製の細幅板24は、通電すると図８に示
すようにシ−ス７との固定個所に向かって巻き取られる
ように形状変化する。超音波振動子８、シャフト７の構
成、及び駆動部内のシャフト回転機構等については、第
１実施例と同様の構成であるが、本実施例では駆動部に
シャフトスライド機構は設けられていない。
たものである。第１実施例と対応する個所には同一符号
を付した（以下の実施例についても同様である）。本実
施例では、超音波振動子８の外側にバル−ン10を設け、
該バル−ン10の外側に形状記憶合金製の細幅板24を設け
ている。この形状記憶合金製の細幅板24は、端部10a が
シ−ス７の先端部7aに固定されている。また、形状記憶
合金製の細幅板24は、プロ−ブ部５の中心軸方向に沿っ
て分割され、バル−ン10、超音波振動子８を前記中心軸
方向に直交する方向から挟むように設けられている。ま
た、形状記憶合金製の細幅板24は、通電すると図８に示
すようにシ−ス７との固定個所に向かって巻き取られる
ように形状変化する。超音波振動子８、シャフト７の構
成、及び駆動部内のシャフト回転機構等については、第
１実施例と同様の構成であるが、本実施例では駆動部に
シャフトスライド機構は設けられていない。
【００１４】このように構成されている本実施例の動作
を説明すると、バル−ン10を使用しない場合つまり超音
波走査をしない場合は、図７に示すように超音波振動子
８、バル−ン10は形状記憶合金製の細幅板24によって覆
われている。次に、バル−ン10を使用する場合つまり超
音波走査をする場合は、形状記憶合金製の細幅板24に通
電する。すると、形状記憶合金製の細幅板24は図８に示
すように形状変化し、バル−ン10を露出させる。バル−
ン10に脱気水を注入して膨らませ、超音波振動子８に信
号を供給することにより駆動させるとともにシャフト７
を介して回転動させ、超音波走査を行うのである。
を説明すると、バル−ン10を使用しない場合つまり超音
波走査をしない場合は、図７に示すように超音波振動子
８、バル−ン10は形状記憶合金製の細幅板24によって覆
われている。次に、バル−ン10を使用する場合つまり超
音波走査をする場合は、形状記憶合金製の細幅板24に通
電する。すると、形状記憶合金製の細幅板24は図８に示
すように形状変化し、バル−ン10を露出させる。バル−
ン10に脱気水を注入して膨らませ、超音波振動子８に信
号を供給することにより駆動させるとともにシャフト７
を介して回転動させ、超音波走査を行うのである。
【００１５】本実施例によれば、超音波走査をしない場
合は超音波振動子８とバル−ン10は保護部材となる形状
記憶合金製の細幅板24でカバ−され、超音波走査をする
場合は超音波振動子８の周辺には超音波の減衰を引き起
こす部材がないので、良好な超音波画像を表示させるこ
とができる。
合は超音波振動子８とバル−ン10は保護部材となる形状
記憶合金製の細幅板24でカバ−され、超音波走査をする
場合は超音波振動子８の周辺には超音波の減衰を引き起
こす部材がないので、良好な超音波画像を表示させるこ
とができる。
【００１６】図９は、本発明の第３実施例を示したもの
である。本実施例は、第１実施例の変形例ともいうべき
もので、超音波振動子をシ−スから突出させるという手
段をとる代わりに、超音波振動子を固定しておきシ−ス
を移動させるようにしたものである。駆動部内に設けて
あるスライドシャフト機構は、第１実施例とほぼ同様に
構成されているが、ア−ム15、ボ−ルネジ16を介してモ
−タ17の駆動力を受ける移動部材25には、シ−ス７の端
部7bが固定されている。他の構成については第１実施例
とほぼ同様である。
である。本実施例は、第１実施例の変形例ともいうべき
もので、超音波振動子をシ−スから突出させるという手
段をとる代わりに、超音波振動子を固定しておきシ−ス
を移動させるようにしたものである。駆動部内に設けて
あるスライドシャフト機構は、第１実施例とほぼ同様に
構成されているが、ア−ム15、ボ−ルネジ16を介してモ
−タ17の駆動力を受ける移動部材25には、シ−ス７の端
部7bが固定されている。他の構成については第１実施例
とほぼ同様である。
【００１７】このように構成されているので、超音波走
査をする場合は、先ずバル−ン10の内部に脱気水を注入
して膨らませ、次にスライド用モ−タ17を駆動させてボ
−ルネジ16を回転させ移動部材25に動力を伝達し、シ−
ス７を後退させる。すると、超音波振動子８はシ−ス７
から露出しシ−ス７とともに移動してきたバル−ン10の
内部に位置するようになる。この状態で超音波振動子８
に信号を供給して駆動させるとともに、回転させること
により超音波走査を行うことができる。超音波走査の後
は、シ−ス７を元の状態に戻して超音波振動子８をシ−
ス７内に位置させ、バル−ン10内の脱気水を排出すれば
よい。
査をする場合は、先ずバル−ン10の内部に脱気水を注入
して膨らませ、次にスライド用モ−タ17を駆動させてボ
−ルネジ16を回転させ移動部材25に動力を伝達し、シ−
ス７を後退させる。すると、超音波振動子８はシ−ス７
から露出しシ−ス７とともに移動してきたバル−ン10の
内部に位置するようになる。この状態で超音波振動子８
に信号を供給して駆動させるとともに、回転させること
により超音波走査を行うことができる。超音波走査の後
は、シ−ス７を元の状態に戻して超音波振動子８をシ−
ス７内に位置させ、バル−ン10内の脱気水を排出すれば
よい。
【００１８】以上のごとく本実施例によれば、超音波走
査をする場合は超音波振動子８の周囲にシ−ス７が無い
ので、超音波の減衰を回避して良好な超音波画像を表示
させることができ、超音波走査をしない場合は超音波振
動子８はシ−ス７により保護されることとなる。
査をする場合は超音波振動子８の周囲にシ−ス７が無い
ので、超音波の減衰を回避して良好な超音波画像を表示
させることができ、超音波走査をしない場合は超音波振
動子８はシ−ス７により保護されることとなる。
【００１９】本発明の実施例に限定されるものではな
く、幾多の変形、変更が可能である。例えば、前記各実
施例にバル−ン収縮状態の検知手段と、バル−ン膨張時
のプロ−ブ部の引き抜き防止手段を付加することによ
り、超音波の減衰防止、超音波振動子の保護という本来
の効果の他に、バル−ンの破損を防止できるという効果
を得ることができる。つまり、本出願人が特開昭57-595
24号公報で提案しているような、案内部材に挿通した挿
入部を抜去する際、バル−ンのしまい忘れを予め報知す
る手段を設け、バル−ンの破損を防止し安全性を確保で
きるようにした構成を本発明に適用すればよい。また、
図10に示すように超音波振動子８を保持するハウジング
26の先端部26aを曲面に形成することにより、超音波振
動子をシ−ス外に突出させバル−ンに接触させても、バ
ル−ンに損傷を与える可能性が減少する。さらに、万一
バル−ンが破損し、超音波振動子が生体に接触しても生
体に傷を与えてしまうことを防止できることとなる。
く、幾多の変形、変更が可能である。例えば、前記各実
施例にバル−ン収縮状態の検知手段と、バル−ン膨張時
のプロ−ブ部の引き抜き防止手段を付加することによ
り、超音波の減衰防止、超音波振動子の保護という本来
の効果の他に、バル−ンの破損を防止できるという効果
を得ることができる。つまり、本出願人が特開昭57-595
24号公報で提案しているような、案内部材に挿通した挿
入部を抜去する際、バル−ンのしまい忘れを予め報知す
る手段を設け、バル−ンの破損を防止し安全性を確保で
きるようにした構成を本発明に適用すればよい。また、
図10に示すように超音波振動子８を保持するハウジング
26の先端部26aを曲面に形成することにより、超音波振
動子をシ−ス外に突出させバル−ンに接触させても、バ
ル−ンに損傷を与える可能性が減少する。さらに、万一
バル−ンが破損し、超音波振動子が生体に接触しても生
体に傷を与えてしまうことを防止できることとなる。
【００２０】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、超音波走
査時に超音波振動子を超音波振動子保護部材から露出さ
せる構成としているので、超音波振動子からの超音波は
シ−ス等の超音波振動子保護部材を通過させずにバル−
ン内の超音波伝達媒体のみを通過させて被検体に照射す
ることができる。したがって、超音波を超音波振動子保
護部材を通過させ減衰させることを防止でき、良好な超
音波画像を表示させることができることとなった。ま
た、超音波走査をしない場合は、超音波振動子を超音波
振動子保護部材内に収納させることができるので、超音
波振動子の保護を図ることができる。
査時に超音波振動子を超音波振動子保護部材から露出さ
せる構成としているので、超音波振動子からの超音波は
シ−ス等の超音波振動子保護部材を通過させずにバル−
ン内の超音波伝達媒体のみを通過させて被検体に照射す
ることができる。したがって、超音波を超音波振動子保
護部材を通過させ減衰させることを防止でき、良好な超
音波画像を表示させることができることとなった。ま
た、超音波走査をしない場合は、超音波振動子を超音波
振動子保護部材内に収納させることができるので、超音
波振動子の保護を図ることができる。
【図１】超音波診断装置の全体概要図である。
【図２】本発明の第１実施例に係る超音波プロ−ブの断
面図である。
面図である。
【図３】駆動部の一部断面図である。
【図４】図３におけるＡ−Ａ断面図である。
【図５】超音波走査を実施していない状態の超音波プロ
−ブの断面図である。
−ブの断面図である。
【図６】超音波走査を実施している状態の超音波プロ−
ブの断面図である。
ブの断面図である。
【図７】本発明の第２実施例に係る超音波プロ−ブの超
音波走査をしていない状態の断面図である。
音波走査をしていない状態の断面図である。
【図８】超音波走査を実施している状態の超音波プロ−
ブの断面図である。
ブの断面図である。
【図９】本発明の第３実施例に係る超音波プロ−ブの断
面図である。
面図である。
【図１０】本発明の変形例に係る超音波プロ−ブ部の一
部側面図である。
部側面図である。
１ 超音波プロ−ブ ５ プロ−ブ部 ６ 駆動部 ７ シ−ス ８ 超音波振動子 ９ シャフト 10 バル−ン 11 スライドシャフト機構 12 ギア 13 ギア 14 モ−タ 15 ア−ム 16 ボ−ルネジ 17 スライド用モ−タ
Claims (1)
- 【請求項１】 体腔内挿入部の先端に超音波振動子を設
け、該超音波振動子を回転又は進退させながら駆動させ
ることにより超音波走査を行う超音波プロ−ブにおい
て、バル−ンが設けられる挿入部先端は超音波振動子の
周辺を覆う超音波振動子保護部材によって形成し、該超
音波振動子保護部材の内部に設けられる超音波振動子を
保持する保持部材に超音波振動子を回転又は進退させる
シャフトを接続し、該シャフトに駆動力を与える駆動部
に超音波振動子と超音波振動子保護部材を相対的に移動
させ超音波振動子を超音波振動子保護部材から出没させ
る手段を設けたことを特徴とする超音波プロ−ブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3078391A JP2960565B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 超音波プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3078391A JP2960565B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 超音波プローブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04292158A JPH04292158A (ja) | 1992-10-16 |
| JP2960565B2 true JP2960565B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=13660717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3078391A Expired - Fee Related JP2960565B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 超音波プローブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2960565B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005027724A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-03 | Olympus Corp | 超音波診断装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE296578T1 (de) * | 1999-07-30 | 2005-06-15 | Boston Scient Ltd | Katheter mit antrieb und kupplung zur dreh- und längsverschiebung |
| CN103565497A (zh) * | 2012-07-25 | 2014-02-12 | 无锡中大影像科技有限公司 | 一种数控超导可视仿生助产仪双腔探头 |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP3078391A patent/JP2960565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005027724A (ja) * | 2003-07-07 | 2005-02-03 | Olympus Corp | 超音波診断装置 |
| JP4594603B2 (ja) * | 2003-07-07 | 2010-12-08 | オリンパス株式会社 | 超音波診断装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04292158A (ja) | 1992-10-16 |
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