JP2960339B2 - ビス固定補助具 - Google Patents
ビス固定補助具Info
- Publication number
- JP2960339B2 JP2960339B2 JP7268687A JP26868795A JP2960339B2 JP 2960339 B2 JP2960339 B2 JP 2960339B2 JP 7268687 A JP7268687 A JP 7268687A JP 26868795 A JP26868795 A JP 26868795A JP 2960339 B2 JP2960339 B2 JP 2960339B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- hole
- fixing aid
- screw fixing
- building material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 12
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 4
- 239000004566 building material Substances 0.000 description 17
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 4
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 2
- 101100008048 Caenorhabditis elegans cut-4 gene Proteins 0.000 description 1
- MOVRNJGDXREIBM-UHFFFAOYSA-N aid-1 Chemical compound O=C1NC(=O)C(C)=CN1C1OC(COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C(NC(=O)C(C)=C2)=O)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C(NC(=O)C(C)=C2)=O)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C(NC(=O)C(C)=C2)=O)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)COP(O)(=O)OC2C(OC(C2)N2C3=C(C(NC(N)=N3)=O)N=C2)CO)C(O)C1 MOVRNJGDXREIBM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
- F16B13/12—Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like
- F16B13/124—Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like fastened by inserting a threaded element, e.g. screw or bolt
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dowels (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートブ
ロック、中空セメント板やサイディングなどの建材にビ
スを用いて各種器材を取り付ける場合に使用するビス固
定補助具に関する。
ロック、中空セメント板やサイディングなどの建材にビ
スを用いて各種器材を取り付ける場合に使用するビス固
定補助具に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、コンクリートに各種器材をビス
止するため、本出願人は、特願平５−１０３９２１号に
より、ビスを用いて強固な締結が得られるビス固定補助
具をすでに提案した。
止するため、本出願人は、特願平５−１０３９２１号に
より、ビスを用いて強固な締結が得られるビス固定補助
具をすでに提案した。
【０００３】上記ビス固定補助具は、断面が円筒状で内
部の孔が偏心している合成樹脂製の胴部からなり、この
胴部の一方端部の外周に頭部を設けた構造になってお
り、コンクリートの下孔にビス固定補助具を挿入し、内
部の孔内にタッピングビスをドライバーなどでねじ込む
と、内部の孔は胴部の外周に対して偏心しているので、
胴部周壁の薄肉部分をビスのねじ山が突き破り、コンク
リート内壁にまでねじ山がくい込むと共に、厚肉部にお
いては、胴部がビスの侵入によってコンクリート内壁に
強く押され、このようにしてビスは胴部とコンクリート
の両方にくい込んで固定化され、共回り防止機能と強い
締結力が得られる。
部の孔が偏心している合成樹脂製の胴部からなり、この
胴部の一方端部の外周に頭部を設けた構造になってお
り、コンクリートの下孔にビス固定補助具を挿入し、内
部の孔内にタッピングビスをドライバーなどでねじ込む
と、内部の孔は胴部の外周に対して偏心しているので、
胴部周壁の薄肉部分をビスのねじ山が突き破り、コンク
リート内壁にまでねじ山がくい込むと共に、厚肉部にお
いては、胴部がビスの侵入によってコンクリート内壁に
強く押され、このようにしてビスは胴部とコンクリート
の両方にくい込んで固定化され、共回り防止機能と強い
締結力が得られる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なビス固定補助具は、偏心孔に対してビスをねじ込んで
行く構造になっているため、厚肉部に大きな力が加わる
ことになるが、締結部材がコンクリートのように硬質で
均一な硬度がある場合、厚肉部の逃げが抑えられ、ビス
を補助具に対して確実にねじ込むことができる。
なビス固定補助具は、偏心孔に対してビスをねじ込んで
行く構造になっているため、厚肉部に大きな力が加わる
ことになるが、締結部材がコンクリートのように硬質で
均一な硬度がある場合、厚肉部の逃げが抑えられ、ビス
を補助具に対して確実にねじ込むことができる。
【０００５】これに対し、締結部材がコンクリートブロ
ック、中空セメント板やサイディングなどの、内部に中
空部があったり、内部に硬度差がある建材の場合、固定
補助具の中空部や軟質部分に臨む部分にビスの先端が進
入してくると、ビスの先端に抵抗の少ない側へ逃げよう
とする力が大きく働き、ビスの先端は胴部から脱落する
ため、更にねじ込みを行なうと、中空部や軟質部を通過
したビスの先端は再度胴部に対して適切に進入しないこ
とになり、締結効果が失われるという新たな問題が生じ
る。
ック、中空セメント板やサイディングなどの、内部に中
空部があったり、内部に硬度差がある建材の場合、固定
補助具の中空部や軟質部分に臨む部分にビスの先端が進
入してくると、ビスの先端に抵抗の少ない側へ逃げよう
とする力が大きく働き、ビスの先端は胴部から脱落する
ため、更にねじ込みを行なうと、中空部や軟質部を通過
したビスの先端は再度胴部に対して適切に進入しないこ
とになり、締結効果が失われるという新たな問題が生じ
る。
【０００６】そこで、この発明の課題は、コンクリート
ブロック、中空セメント板やサイディングなどの内部に
中空部や軟質部を有する建材に対しても確実に締結が行
なえるビス固定補助具を提供することにある。
ブロック、中空セメント板やサイディングなどの内部に
中空部や軟質部を有する建材に対しても確実に締結が行
なえるビス固定補助具を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項１の発明は、一方の端部から軸方向の
途中までにビス挿入孔と、途中から他方の端部の間に異
形孔が設けられた胴部からなり、前記異形孔が、２つの
偏在した突条を有する断面形状に形成されている構成を
採用したものである。
するため、請求項１の発明は、一方の端部から軸方向の
途中までにビス挿入孔と、途中から他方の端部の間に異
形孔が設けられた胴部からなり、前記異形孔が、２つの
偏在した突条を有する断面形状に形成されている構成を
採用したものである。
【０００８】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、胴部が合成樹脂を用いて形成され、異形孔の弧状部
が胴部外周面との間に薄肉部を形成している構成を採用
したものである。
て、胴部が合成樹脂を用いて形成され、異形孔の弧状部
が胴部外周面との間に薄肉部を形成している構成を採用
したものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。
付図面に基づいて説明する。
【００１０】図示のように、ビス固定補助具（プラグ）
１は、外形が円軸状となり、一方の端部から途中までに
ビス挿入孔２と、途中から他方の端部の間に異形孔３が
設けられた合成樹脂や鉛製の胴部４からなり、この胴部
４の一方端部の外周に外方へ突出する頭部５が設けられ
ている。
１は、外形が円軸状となり、一方の端部から途中までに
ビス挿入孔２と、途中から他方の端部の間に異形孔３が
設けられた合成樹脂や鉛製の胴部４からなり、この胴部
４の一方端部の外周に外方へ突出する頭部５が設けられ
ている。
【００１１】上記胴部４は、組合せ使用するビス６のね
じ山７の直径に近い外径を有し、この胴部４に設けたビ
ス挿入孔２は、胴部４の外径の８０％の円形孔で、該胴
部４と同軸心状に形成されている。
じ山７の直径に近い外径を有し、この胴部４に設けたビ
ス挿入孔２は、胴部４の外径の８０％の円形孔で、該胴
部４と同軸心状に形成されている。
【００１２】胴部４の全長は、図２（Ａ）に示すよう
に、建材８に重ねた器材９を貫通し、建材８内に対して
締結に必要な長さだけ嵌入するように設定され、従っ
て、器材９や建材８の条件に対応できるよう、胴部４
は、長さや直径の異なるものが種々用意される。また、
ビス６についても胴部４に対応するものが組合せ使用さ
れる。
に、建材８に重ねた器材９を貫通し、建材８内に対して
締結に必要な長さだけ嵌入するように設定され、従っ
て、器材９や建材８の条件に対応できるよう、胴部４
は、長さや直径の異なるものが種々用意される。また、
ビス６についても胴部４に対応するものが組合せ使用さ
れる。
【００１３】上記ビス挿入孔２は、胴部４の一方端部か
ら軸方向に沿って器材９の厚みに見合う長さの範囲にわ
たって形成され、前記異形孔３は、このビス挿入孔２の
内端から胴部４の他方端部の範囲に形成されている。な
お、異形孔３は他方端部に向けて途中で終るようにして
もよい。
ら軸方向に沿って器材９の厚みに見合う長さの範囲にわ
たって形成され、前記異形孔３は、このビス挿入孔２の
内端から胴部４の他方端部の範囲に形成されている。な
お、異形孔３は他方端部に向けて途中で終るようにして
もよい。
【００１４】この異形孔３は、第１の例である図１
（Ｄ）に示すように、胴部４と同軸心状となる扇形部分
１０と、この扇形部分１０の要部分から胴部４の半径方
向外方に延びる溝状の分割部分１１との組合せからなる
断面形状に形成され、扇形部分１０の弧状部と胴部の外
周面との間がビス６のねじ山７の高さより薄い薄肉部１
２になり、かつ、分割部分１１を挟む両側が２つの偏在
した突条１３、１３になっている。従って、胴部４は突
条１３、１３の部分が厚肉部になっている。
（Ｄ）に示すように、胴部４と同軸心状となる扇形部分
１０と、この扇形部分１０の要部分から胴部４の半径方
向外方に延びる溝状の分割部分１１との組合せからなる
断面形状に形成され、扇形部分１０の弧状部と胴部の外
周面との間がビス６のねじ山７の高さより薄い薄肉部１
２になり、かつ、分割部分１１を挟む両側が２つの偏在
した突条１３、１３になっている。従って、胴部４は突
条１３、１３の部分が厚肉部になっている。
【００１５】上記異形孔３の具体的な断面形状は、胴部
４に軸心から三方に等角度で分割溝を施して胴部４の内
部を三分割すると共に、一つの分割部分を外周に薄肉部
１２を残して割合した形状になる。
４に軸心から三方に等角度で分割溝を施して胴部４の内
部を三分割すると共に、一つの分割部分を外周に薄肉部
１２を残して割合した形状になる。
【００１６】前記胴部４の薄肉部１２には、軸方向に沿
って、胴部４の拡径を容易にするための切れ目１４が分
断又は連続するように設けてあり、また、胴部４の外面
で切れ目４と反対側は凹凸面１５になっている。
って、胴部４の拡径を容易にするための切れ目１４が分
断又は連続するように設けてあり、また、胴部４の外面
で切れ目４と反対側は凹凸面１５になっている。
【００１７】図３は、異形孔３の第２の例を示し、胴部
４よりも小径で胴部４に対して偏心する円形孔１０ａ
と、この円形孔１０ａから偏心方向と反対側へ延びる溝
状の分割部分１１との組合せからなる断面形状に形成さ
れ、分割部分１１を挟む両側が２つの偏在した突条１
３、１３となり、円形孔１０ａの分割部分１１と反対側
と胴部４の外周との間が薄肉部１２になっている。
４よりも小径で胴部４に対して偏心する円形孔１０ａ
と、この円形孔１０ａから偏心方向と反対側へ延びる溝
状の分割部分１１との組合せからなる断面形状に形成さ
れ、分割部分１１を挟む両側が２つの偏在した突条１
３、１３となり、円形孔１０ａの分割部分１１と反対側
と胴部４の外周との間が薄肉部１２になっている。
【００１８】この発明のビス固定補助具は上記のような
構成であり、図２（Ａ）のように、コンクリートブロッ
ク、中空セメント板やサイディングなどの建材８に対し
て器材９を取り付けるには、重ね合わせた器材９から建
材８に、胴部４が適合する内径と深さを有する下孔１６
を穿設し、この下孔１６内に胴部４を挿入した後、該胴
部４のビス挿入孔２内にタッピング６をねじ込み挿入す
る。
構成であり、図２（Ａ）のように、コンクリートブロッ
ク、中空セメント板やサイディングなどの建材８に対し
て器材９を取り付けるには、重ね合わせた器材９から建
材８に、胴部４が適合する内径と深さを有する下孔１６
を穿設し、この下孔１６内に胴部４を挿入した後、該胴
部４のビス挿入孔２内にタッピング６をねじ込み挿入す
る。
【００１９】このとき、ビス固定補助具１は、頭部５が
器材９に当接することにより、下孔１６へ全体が落込む
のを防止される。
器材９に当接することにより、下孔１６へ全体が落込む
のを防止される。
【００２０】ビス挿入孔２は、ビス６のねじ山７よりも
少し小径であるので、ビス挿入孔２に対するビス６のね
じ込み挿入は大きな抵抗なしに行なえる。
少し小径であるので、ビス挿入孔２に対するビス６のね
じ込み挿入は大きな抵抗なしに行なえる。
【００２１】ビス６のねじ込みを続けると、ビス６のね
じ山先端は異形孔３内に進入する。
じ山先端は異形孔３内に進入する。
【００２２】ビス６のねじ山７が異形孔３内に回転進入
すると、胴部４の異形孔３が設けられた部分には押し広
げ力が作用し、この異形孔３の分割部分１１を挟む両側
の突条１３、１３の内周面に対してねじ山７はくい込ん
で雌ねじを形成しながら進むと共に、ビス６は突条１
３、１３の存在により薄肉部１２側に押され、これによ
り薄肉部１２ではねじ山７がこれを切り破って突き出
し、該ねじ山７は建材８の下孔１６の内周面にくい込ん
で雌ねじを形成しながら進む。
すると、胴部４の異形孔３が設けられた部分には押し広
げ力が作用し、この異形孔３の分割部分１１を挟む両側
の突条１３、１３の内周面に対してねじ山７はくい込ん
で雌ねじを形成しながら進むと共に、ビス６は突条１
３、１３の存在により薄肉部１２側に押され、これによ
り薄肉部１２ではねじ山７がこれを切り破って突き出
し、該ねじ山７は建材８の下孔１６の内周面にくい込ん
で雌ねじを形成しながら進む。
【００２３】上記異形孔３へのビス６の進入時におい
て、両側の突条１３、１３はその間に位置する分割部分
１１で切り離されているため、突条１３、１３は両側へ
均等に逃げようとする。
て、両側の突条１３、１３はその間に位置する分割部分
１１で切り離されているため、突条１３、１３は両側へ
均等に逃げようとする。
【００２４】従って、胴部４が建材８の中空部や軟質部
に臨み、この部分の胴部４に対してビス６が進入すると
き、胴部４の外方への逃げは両側へ略均等になり、胴部
４自体の軸心の位置に大きな変動の発生はなく、ビス６
は胴部４内を確実に進入することになり、図２（Ｂ）と
図２（Ｃ）のように、胴部４の異形孔３を設け部分の略
全長にわたってビス６をねじ込むことができる。
に臨み、この部分の胴部４に対してビス６が進入すると
き、胴部４の外方への逃げは両側へ略均等になり、胴部
４自体の軸心の位置に大きな変動の発生はなく、ビス６
は胴部４内を確実に進入することになり、図２（Ｂ）と
図２（Ｃ）のように、胴部４の異形孔３を設け部分の略
全長にわたってビス６をねじ込むことができる。
【００２５】上記のように、ビス６のねじ山７は、胴部
４の突条１３、１３と建材８の両方にくい込み、建材８
に対するビス６の締結状態が得られると共に、突条１
３、１３にくい込んだねじ山７は柔軟に保持されるた
め、ビス６の空転発生を防止し、器材９の固定後に引抜
力が加わったとき、建材８にくい込んだねじ山７は強く
固着し、瞬間的な強度を発揮すると同時に、胴部４にく
い込んだビス６は引抜力を柔軟に受けて振動や長期的な
強度に耐えることができ、建材８に対して器材９を強固
に固定化できる。
４の突条１３、１３と建材８の両方にくい込み、建材８
に対するビス６の締結状態が得られると共に、突条１
３、１３にくい込んだねじ山７は柔軟に保持されるた
め、ビス６の空転発生を防止し、器材９の固定後に引抜
力が加わったとき、建材８にくい込んだねじ山７は強く
固着し、瞬間的な強度を発揮すると同時に、胴部４にく
い込んだビス６は引抜力を柔軟に受けて振動や長期的な
強度に耐えることができ、建材８に対して器材９を強固
に固定化できる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、器材
から建材の下孔に挿入する胴部に、ビス挿入孔と異形孔
を設け、この異形孔を２つの偏在した突条を有する断面
形状に形成したので、ビスのねじ込み時に胴部の異形孔
を設けた部分は２つの突条が両側へ略均一に拡開しよう
とすることになり、従って、建材に中空部や軟質部が存
在するような場合でもビスの進入時における胴部軸心の
大きな位置ずれの発生はなく、ビスのねじ山全長を胴部
に螺入することができ、強固な締結力が得られることに
なる。
から建材の下孔に挿入する胴部に、ビス挿入孔と異形孔
を設け、この異形孔を２つの偏在した突条を有する断面
形状に形成したので、ビスのねじ込み時に胴部の異形孔
を設けた部分は２つの突条が両側へ略均一に拡開しよう
とすることになり、従って、建材に中空部や軟質部が存
在するような場合でもビスの進入時における胴部軸心の
大きな位置ずれの発生はなく、ビスのねじ山全長を胴部
に螺入することができ、強固な締結力が得られることに
なる。
【図１】（Ａ）はこの発明に係るビス固定補助具の斜視
図、（Ｂ）は同上の縦断正面図、（Ｃ）は同上の拡大平
面図、（Ｄ）は（Ｂ）の矢印Ｄ−Ｄに沿う拡大断面図
図、（Ｂ）は同上の縦断正面図、（Ｃ）は同上の拡大平
面図、（Ｄ）は（Ｂ）の矢印Ｄ−Ｄに沿う拡大断面図
【図２】（Ａ）は下孔に挿入したビス固定補助具とビス
を示す締結前の縦断面図、（Ｂ）は同上の締結状態を示
す縦断面図、（Ｃ）は（Ａ）の矢印Ｃ−Ｃに沿う拡大断
面図
を示す締結前の縦断面図、（Ｂ）は同上の締結状態を示
す縦断面図、（Ｃ）は（Ａ）の矢印Ｃ−Ｃに沿う拡大断
面図
【図３】異形孔の第２の例を示す断面図
１ ビス固定補助具 ２ ビス挿入孔 ３ 異形孔 ４ 胴部 ５ 頭部 ６ ビス ７ ねじ山 ８ 建材 ９ 器材 １０ 扇形部分 １１ 分割部分 １２ 薄肉部 １３ 突条 １４ 切れ目 １５ 凹凸面 １６ 下孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−248009（ＪＰ，Ａ) 特許2502253（ＪＰ，Ｂ２) 特許2851440（ＪＰ，Ｂ２) 特許2783781（ＪＰ，Ｂ２) 特公 平８−6734（ＪＰ，Ｂ２) 実公 昭31−1205（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭42−12437（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭44−9529（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16B 13/04 - 13/14 F16B 25/00 F16B 35/04
Claims (2)
- 【請求項１】 一方の端部から軸方向の途中までにビス
挿入孔と、途中から他方の端部の間に異形孔が設けられ
た胴部からなり、前記異形孔が、２つの偏在した突条を
有する断面形状に形成されているビス固定補助具。 - 【請求項２】 胴部が合成樹脂を用いて形成され、異形
孔の弧状部が胴部外周面との間に薄肉部を形成している
請求項１記載のビス固定補助具。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268687A JP2960339B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | ビス固定補助具 |
| US08/729,531 US5749688A (en) | 1995-10-17 | 1996-10-11 | Screw fixing plug |
| DE19642914A DE19642914C2 (de) | 1995-10-17 | 1996-10-17 | Dübel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268687A JP2960339B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | ビス固定補助具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112515A JPH09112515A (ja) | 1997-05-02 |
| JP2960339B2 true JP2960339B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17462000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7268687A Expired - Fee Related JP2960339B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | ビス固定補助具 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5749688A (ja) |
| JP (1) | JP2960339B2 (ja) |
| DE (1) | DE19642914C2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002325638A (ja) * | 2001-05-07 | 2002-11-12 | Meishin Kogyo Kk | 木製防湿保管庫 |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4060470B2 (ja) * | 1998-12-18 | 2008-03-12 | 若井産業株式会社 | ねじ固定プラグとこのプラグとねじの組合せ体 |
| US20020194718A1 (en) * | 2001-06-21 | 2002-12-26 | David Yekutiely | Anchoring system and methods therefor |
| JP2003028120A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-29 | Wakai & Co Ltd | 拡開アンカー |
| US20080221624A1 (en) * | 2005-10-17 | 2008-09-11 | Gooch Hubert L | Systems and Methods for the Medical Treatment of Structural Tissue |
| US20080221623A1 (en) * | 2005-10-17 | 2008-09-11 | Gooch Hubert L | Systems and Methods for the Medical Treatment of Structural Tissue |
| DE102006000438A1 (de) * | 2006-09-04 | 2008-03-06 | Hilti Ag | Spreizschraube |
| FR2914965B1 (fr) * | 2007-04-16 | 2009-05-15 | Renault Sas | Element definissant un trou de vissage traversant. |
| DE102013101052B4 (de) | 2012-11-01 | 2018-09-27 | Helmut Rös | Vorrichtung zum Befestigen von Bauteilen und Verfahren zur Herstellung einer solchen Vorrichtung |
| JP6154281B2 (ja) * | 2013-10-03 | 2017-06-28 | 若井ホールディングス株式会社 | ビス固定補助具 |
| US9127705B2 (en) * | 2013-11-29 | 2015-09-08 | Gregory Robert Silas | Concrete masonry anchor and method of fastening |
| WO2015184051A1 (en) * | 2014-05-28 | 2015-12-03 | Chappuis James L | Internal pedicle insulator |
| US11540920B2 (en) | 2019-10-17 | 2023-01-03 | Chap-Med, Inc. | Internal pedicle insulator |
| DE102020111393A1 (de) | 2020-04-27 | 2021-10-28 | Daniel Gronert | Schraubdübel |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2502253B2 (ja) | 1993-03-05 | 1996-05-29 | 若井産業株式会社 | ねじの締結方法と締結用保護固定材 |
| JP2783781B2 (ja) | 1996-03-22 | 1998-08-06 | 若井産業株式会社 | ビス固定補助具 |
| JP2851440B2 (ja) | 1994-02-08 | 1999-01-27 | フィッシャーヴェルケ アルツール フィッシャー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフト | 拡張栓 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1234177A (en) * | 1913-08-14 | 1917-07-24 | Clements Company | Wall-socket. |
| US1182015A (en) * | 1914-06-19 | 1916-05-09 | Clements Company | Wall-socket. |
| FR744040A (ja) * | 1931-07-25 | 1933-04-10 | ||
| CH398030A (de) * | 1962-08-07 | 1965-08-31 | Glarex Ag | Spreizdübel |
| DE1874196U (de) * | 1963-04-19 | 1963-06-20 | Stefan Tomaschek | Spreizdubel aus kunststoff. |
| US4133246A (en) * | 1977-06-09 | 1979-01-09 | General Motors Corporation | Headlamp adjusting nut |
| SE432470B (sv) * | 1981-06-10 | 1984-04-02 | Skf Ab | Fonsterhallare till rullningslager |
| DE8516891U1 (de) * | 1985-06-10 | 1987-08-13 | Avdel Verbindungselemente Gmbh, 3012 Langenhagen | Spreizdübel |
| DE3816661A1 (de) * | 1988-05-17 | 1989-11-23 | Rockenfeller Kg | Rohrduebel zum eintreiben in gas- bzw. leichtbeton oder dergleichen |
| DE3820760A1 (de) * | 1988-06-18 | 1989-12-21 | Fischer Artur Werke Gmbh | Spreizduebel aus kunststoff |
| DE4414765C2 (de) * | 1993-04-30 | 1998-12-24 | Wakai Sangyo Kk | Schraubbefestigung |
| JPH086734B2 (ja) * | 1993-04-30 | 1996-01-29 | 若井産業株式会社 | コンクリートなどへのビス固定補助具 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP7268687A patent/JP2960339B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-10-11 US US08/729,531 patent/US5749688A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-17 DE DE19642914A patent/DE19642914C2/de not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2502253B2 (ja) | 1993-03-05 | 1996-05-29 | 若井産業株式会社 | ねじの締結方法と締結用保護固定材 |
| JP2851440B2 (ja) | 1994-02-08 | 1999-01-27 | フィッシャーヴェルケ アルツール フィッシャー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフト | 拡張栓 |
| JP2783781B2 (ja) | 1996-03-22 | 1998-08-06 | 若井産業株式会社 | ビス固定補助具 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002325638A (ja) * | 2001-05-07 | 2002-11-12 | Meishin Kogyo Kk | 木製防湿保管庫 |
| JP4647829B2 (ja) * | 2001-05-07 | 2011-03-09 | 明伸工業株式会社 | 木製防湿保管庫 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5749688A (en) | 1998-05-12 |
| JPH09112515A (ja) | 1997-05-02 |
| DE19642914C2 (de) | 2003-03-06 |
| DE19642914A1 (de) | 1997-04-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2960339B2 (ja) | ビス固定補助具 | |
| JP3784883B2 (ja) | セルフタッピング式アンカ | |
| US5205688A (en) | Deformable plug of a wall fastener | |
| US6186716B1 (en) | Anchor bolt | |
| CA1135983A (en) | Screw anchoring bushing for use in semihard materials | |
| US4921383A (en) | Plastic expansible plug | |
| US4011786A (en) | Expandable dowel | |
| NZ211814A (en) | Self drilling threaded insert | |
| JPH0672605B2 (ja) | プラスチック拡張栓 | |
| GB2316728A (en) | Expanding wall plug | |
| SK17072001A3 (sk) | Kotva na upevnenie na dutých a plných stavebných materiáloch | |
| US5314277A (en) | Expansible plug having an expander body | |
| JP4060470B2 (ja) | ねじ固定プラグとこのプラグとねじの組合せ体 | |
| JP2750102B2 (ja) | ビスとビス固定補助具の組合せ体 | |
| US6186695B1 (en) | Dowels for securing objects to walls | |
| US5002445A (en) | Expansible plug assembly to be anchored in a hole drilled in masonry | |
| JP2978148B2 (ja) | 拡張栓 | |
| KR200286627Y1 (ko) | 콘크리트앵커볼트 | |
| JP2855059B2 (ja) | コンクリートなどへのビス固定補助具 | |
| JP2783781B2 (ja) | ビス固定補助具 | |
| JPH06313413A (ja) | コンクリートなどへのビス固定補助具 | |
| EP1055074B1 (en) | Self-cutting board anchor | |
| JPH0354964Y2 (ja) | ||
| JPH0527689Y2 (ja) | ||
| JPH081286Y2 (ja) | ビス固定補助具 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |