JP2959869B2 - 水耕緑化プランター - Google Patents

水耕緑化プランター

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JP2959869B2
JP2959869B2 JP3126168A JP12616891A JP2959869B2 JP 2959869 B2 JP2959869 B2 JP 2959869B2 JP 3126168 A JP3126168 A JP 3126168A JP 12616891 A JP12616891 A JP 12616891A JP 2959869 B2 JP2959869 B2 JP 2959869B2
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譲 佐久間
英山 今野
三輪  隆
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水耕栽培用の植物を初期
環境条件と同様の育成環境条件で長期育成しながら観賞
する水耕緑化プランター
【0002】
【従来の技術】一般的に室内の鑑賞用として用いられる
植物の水耕栽培用プランターは、初期育成段階である温
室や圃場の育成環境とは無関係に製作されている。この
ため鑑賞用植物が温室や圃場から取り出されて、鑑賞さ
れる室内へ持ち込まれてプランターに設置されると、環
境変化によるストレスのため植物が活力を失い鑑賞期間
が短くなる不具合を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、初期育成条件と同様の環境を提供することができ
水耕緑化プランターを得ることが目的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、初期育成場所において初期育成した植物を育成しな
がら観賞する水耕緑化プランターであって、天井部が開
放された収容ケースと、収容ケースに収納され補給水を
貯溜する受け皿と、受け皿の上端付近に配置され前記受
け皿と連通する複数の吸水紐用開口部を備え、吸水紐用
開口部を通じて受け皿から補給水を吸水する吸水紐を備
えた内鉢が載置される支持台と、支持台上に載置され支
持台に形成された給水用開口部を通じて受け皿に補給水
を供給する補給水タンクと、補給水タンクの底部に給水
用開口部を貫通して設けられ、受け皿内の補給水に浸っ
ているときに補給水タンクから受け皿への補給水の供給
が止まり、受け皿内の補給水の水位が下がり補給水から
露出すると補給水タンクから受け皿へ補給水が供給され
る開閉弁と、支持台を昇降させ内鉢と受け皿内の補給水
面との間隔を、初期育成場所における内鉢と補給水面と
の間隔に保つ位置調整手段と、を有することを特徴とす
る。
【0005】
【作用】請求項1に記載の水耕緑化プランターは、初期
育成場所において初期育成した植物を育成しながら観賞
するものである。すなわち、初期育成装置で育成された
植物は内鉢ごと移され、支持台上に載置される。この支
持台の下方には受け皿が配置されており、内鉢に備えら
れた吸水紐が支持台の吸水紐用開口部に通され、受け皿
内に貯溜された補給水を吸水する。他方、支持台には給
水用開口部が形成され、この給水用開口部を通じて受け
皿内に補給水を供給する補給水タンクが載置されてい
る。この補給水タンクの底部には開閉弁が設けられてお
り、この開閉弁が給水用開口部を貫通し、開閉弁が受け
皿内の補給水に浸っている。この状態では、補給水タン
クから受け皿への補給水の供給が止まっている。そし
て、例えば、受け皿内の補給水が吸水紐に吸い取られて
水位が下がり開閉弁が露出すると、補給水タンクから受
け皿に補給水が供給される。ところで、内鉢内の植物
は、初期育成場所と同じ環境条件の下で、すなわち、内
鉢と補給水面との間隔を初期育成場所における内鉢と補
給水面との間隔にし、かつ初期育成場所と同様に吸水紐
で補給水を吸水して育成される必要がある。このとき、
位置調整手段により、支持台が昇降され、内鉢と補給水
面との間隔が初期育成装置における内鉢と補給水面との
間隔と同じに設定される。これにより、植物が初期育成
環境から水耕緑化プランターへ移転されても、大きな環
境変化を生ずることなく長時間の観賞価値を持続する。
【0006】
【実施例】図1には初期育成装置50が示されている。
この初期育成装置50では、本体52が縦横のフレーム
を複数組み合わされて、枠状に形成され、この本体52
へ一対のプーリー54が軸支されている。これらのプー
リー54及びこれらのプーリー54間で初期育成装置5
0へ軸支された一対の小プーリー56へは無端チェイン
58が巻掛けられている。この無端チェイン58は小プ
ーリー56がモーター62の駆動力を受けて回転するこ
とにより、所定速度で循環されるようになっている。
【0007】無端チェイン58には一定間隔で吊り下げ
チェイン64が各々取付けられ、これらの吊り下げチェ
イン64は各々載置台66を吊り下げている。従ってこ
れらの載置台66は無端チェイン58の循環移動によ
り、常に水平状態を維持しながら、無端チェイン58と
共に循環移動するようになっている。
【0008】これらの載置台66内には、支持台68上
に多数の内鉢22が搭載されており、これらの内鉢22
から垂下された多孔質紐22Aは、支持台68を貫通し
て、支持台68の底部に充填された補給水へ通じてい
る。
【0009】一例として、初期育成装置50は全長(図
1の左右寸法)が4m,高さ1mであり、支持台68に
は内鉢22が100個程度収容される。
【0010】図2〜図6には室内等の観賞場所に設置さ
れる水耕緑化プランター10が示されている。この水耕
緑化プランター10は収容ケース12が天井部を開放さ
れた箱型となっている。この収容ケース12は具体的に
はステンレス製で側壁はパンチングメタル等の意匠面を
形成した材料で製作することが好ましい。
【0011】この収容ケース12の底部には受け皿14
が挿入される。この受け皿14は図4に示される如く底
面に支持脚16が設置されることが好ましく、またこの
支持脚16は受け皿14を高さ調整可能とするものであ
ってもよい。この高さ調整はボルトとナットとの組み合
わせによって行うことができる。この受け皿14はステ
ンレスや合成樹脂等の防水構造とする。
【0012】受け皿14の上端部付近には支持台18が
配置される。この支持台18は多数の開口を形成したス
テンレスパンチングメタルやメッシュ材料が適用でき
る。この実施例の支持台18はその周縁部に折曲部18
Aが形成されて補強用となっている。またこの支持台1
8はその平面形状が図6に示される如く長方形とされ、
図2に示されるように3個の内鉢22がその角部22A
を隣接して載置できるようになっている。なお内鉢22
には図1で説明したように多孔質紐22Bがその底部へ
取り付けられ、支持台18の貫通孔23を通して下端部
が受け皿14内へ収容されて受け皿14内の補給水を内
鉢22へ吸い上げる役目を有している。この多孔質紐2
2Bに代えて各種の多孔質材料が適用できる。
【0013】これらの隣接配置される3個の内鉢22の
中間部には隣接する一対の内鉢22の角部22A付近を
頂点とする平面形状が略三角形の補給水タンク24が各
々配置されるようになっている。これらの補給水タンク
24は隣接する内鉢22の間に配置されて隣接する内鉢
22の角部22Aを挟む二辺が図1に示される如く各内
鉢22の側辺に対向し、残りの一辺は収容ケース12の
内周面に沿って配置される。これらの内鉢22が支持台
18上へ安定して載置できるように支持台18には三角
形の凹部18Bが形成される。この凹部18Bの中央部
には貫通孔26が形成され、内鉢22の開口部に形成さ
れる開閉弁28を挿入できるようになっている。この開
閉弁28は補給水タンク24の首部へ螺合されており、
ねじこむことによって補給水タンク24の首部を閉止し
て補給水タンク24内を密閉し、緩めることによって首
部を開放して補給水タンク24内の補給水を取出可能と
する。具体的にはこの補給水タンク24が開閉弁28を
下方にして凹部18B上へ載置されると、開閉弁28か
らの補給水は図4に示される如く受け皿14内の補給水
レベル32を常に一定に維持することができる。すなわ
ちチキンフィーダー方式により、補給水レベル32が低
下すると自動的に補給水タンク24内の補給水が受け皿
14内へ落下し、補給水レベル32が開閉弁28の高さ
に達すると補給水タンク24内の補給水排出が停止され
る。このため開閉弁28の補給水タンク24への螺合量
を調節することによって補給水レベル32の高さを制御
することができる。
【0014】なお、補給水タンク24内へは補給水に限
ら養液を充填しておいてもよい。また植物育成養分はあ
らかじめ内鉢22内の土壌内へ供給しておくことができ
る。
【0015】また本実施例では図6に示される如く支持
台18の角部には高さ調節ボルト34とナット36との
組み合わせが収容ケース12の底部との間に配置され
る。この高さ調節ボルト34はナット36との螺合量を
変更することによって支持台18の支持高さを変更で
き、これによって内鉢22と補給水レベル32との間隔
を調整できる。
【0016】次に本実施例の作用を説明する。初期育成
装置50では各々支持台68内に多数の内鉢22が収容
され、支持台68へ手動で又は自動的に供給される補給
水が多孔質紐22Aを介して供給され、さらに好ましく
は初期育成装置50内の温度、日照条件等の育成環境が
一定に維持されて、内鉢22内の植物が初期育成され
る。
【0017】この初期育成装置50で育成された内鉢2
2は観賞用として室内に配置される水耕緑化プランター
10内へ移される。この場合に予め補給水タンク24を
支持台18上へと設置し、かつ開閉弁28の補給水タン
ク24への螺合量や高さ調節ボルト34のナット36へ
の螺合量を調節することにより、内鉢22と補給水レベ
ル32との間隔を温室育成状態での間隔と同レベルに設
置しておくのが良い。これによって内鉢22内の植物へ
は初期育成装置50における育成環境と同様の環境で補
給水を供給することができ、環境変化によるストレスを
少なくして長期間の鑑賞価値を維持することができる。
【0018】なお本実施例では補給水タンク24を内鉢
22間へコンパクトに配置できる三角形状としているの
で水耕緑化プランター10が大きなスペースとはならず
きわめてコンパクトな形状となる。また収容ケース12
の頂部へは内鉢22の大きさの開口部を有する天蓋38
を取り付けることによって不要部分を覆い隠すようにし
てもよい。
【0019】次に図7には本発明の第2実施例が示され
ている。この実施例では収容ケース12内にメッシュ状
の中底板42が固着されており、この中底板42上へ設
置される受け皿14内へは中底板42と収容ケース12
の底との間に配置される補給水タンク44内の補給水が
ポンプ46を介して送り込まれるようになっている。ま
た補給水タンク44からオーバーフローした補給水は再
び補給水タンク44内へ貯留される。このため補給水タ
ンク44のオーバーフロー高さが補給水レベル32とな
っており、受け皿14の高さを所定値に維持することに
よって、または受け皿14に形成されるオーバーフロー
部分の堰の高さを調節可能とすることによって補給水レ
ベルと内鉢22の高さを所定値に制御することができ
る。また前記実施例における高さ調節ボルト34、ナッ
ト36と同様な高さ調整手段を用いてもよい。
【0020】なお本発明は上記構成に限らず、支持台1
8を受け皿14内で各種高さに調節できる構成が適用で
きる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので鑑賞用植
物を初期育成条件と同一条件で育成して長期間の鑑賞価
値を維持することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例が適用された初期育成装置
を示す側面図である。
【図2】本発明の第1実施例が適用された緑化プランタ
ーの平面図である。
【図3】図2における緑化プランターの側面図である。
【図4】図2における緑化プランターのIV-IV 線断面図
である。
【図5】補給水タンクを示す斜視図である。
【図6】第1実施例の主要部を示す分解斜視図である。
【図7】第2実施例に係る緑化プランター示す図4と同
様な縦断面図である。
【符号の説明】
10 水耕緑化プランター 12 収容ケース 14 受け皿 18 支持台 22 内鉢 24 補給水タンク 32 補給水レベル 50 初期育成装置 66 載置台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01G 27/00 502S (56)参考文献 実開 平3−34762(JP,U) 実開 昭51−28157(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 31/00 A01G 27/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】初期育成場所において初期育成した植物を
    育成しながら観賞する水耕緑化プランターであって、 天井部が開放された収容ケースと、前記収容ケースに収
    納され補給水を貯溜する受け皿と、前記受け皿の上端付
    近に配置され前記受け皿と連通する複数の吸水紐用開口
    部を備え、該吸水紐用開口部を通じて前記受け皿から補
    給水を吸水する吸水紐を備えた内鉢が載置される支持台
    と、前記支持台上に載置され該支持台に形成された給水
    用開口部を通じて前記受け皿に補給水を供給する補給水
    タンクと、 前記補給水タンクの底部に前記給水用開口部を貫通して
    設けられ、前記受け皿内の補給水に浸っているときに前
    記補給水タンクから前記受け皿への補給水の供給が止ま
    り、前記受け皿内の補給水の水位が下がり前記補給水か
    ら露出すると前記補給水タンクから前記受け皿へ補給水
    が供給される開閉弁と、 前記支持台を昇降させ前記内鉢と前記受け皿内の補給水
    面との間隔を、前記初期育成場所における内鉢と補給水
    面との間隔に保つ位置調整手段と、 を有することを特徴とする水耕緑化プランター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220085521A (ko) 2020-12-15 2022-06-22 고등기술연구원연구조합 회전형 반응기 및 그의 동작 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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