JP2959589B2 - 光磁気ディスクの再生方法 - Google Patents

光磁気ディスクの再生方法

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JP2959589B2
JP2959589B2 JP4255591A JP4255591A JP2959589B2 JP 2959589 B2 JP2959589 B2 JP 2959589B2 JP 4255591 A JP4255591 A JP 4255591A JP 4255591 A JP4255591 A JP 4255591A JP 2959589 B2 JP2959589 B2 JP 2959589B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に高密度に情報の
記録再生ができる光磁気ディスクの再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報信号の書き替えが可能な光磁気ディ
スクは、光磁気記録膜を有し、この膜にレーザビームを
照射して加熱することにより、その部分の磁化の方向
(記録ピット)を、記録情報に応じた外部磁界に応じた
ものとして、情報記録を行う。そして、再生は、レーザ
ビームを記録ピットのトラックに照射し、その反射光の
偏光面が磁化の方向によって回転すると言うカー効果を
利用して行う。光磁気ディスクが光磁気膜のほかに反射
膜を有する2層以上の構成の場合には、ファラデー効果
も利用される。
【0003】ところで、光磁気ディスクへの情報の線記
録密度は、再生信号のC/Nによって決められている。
従来の一般的な光磁気記録再生においては、図7に示す
ように、光磁気ディスク上のレーザビームによる光照射
領域であるビームスポット1の領域の全てを再生信号検
出領域としている。このため、再生可能な線記録密度
は、レーザビームスポット径により定まる。
【0004】例えば、図7Aに示すように、レーザビー
ムスポット1の径dが記録ピット2のピッチτよりも小
さければ、スポット1内に2個の記録ピットが入ること
はなく、再生出力波形は図7Bに示すようになり、再生
信号は読取り可能である。ところが、図7Cに示すよう
に、高密度で記録ピットが形成されており、レーザビー
ムスポット1の径dが記録ピット2のピッチτよりも大
きくなると、スポット1内に2個の記録ピットが同時に
入り込み、再生出力波形は図7Dに示すように一定とな
り、その2個の記録ピットを分離して再生することがで
きず、再生不能となる。
【0005】スポット径dはレーザ光の波長λと、対物
レンズの開口数NAに依存している。そこで、従来は、
波長λの短いレーザ光を使用し、あるいは対物レンズの
開口数NAを大きくすることによりレーザビームのスポ
ット径dを小さくして、高記録密度化を図る工夫がなさ
れている。しかし、これらは、レーザ光源の問題や光学
系上の問題で限界があり、より高記録密度化するときの
障害となっている。
【0006】また、同様に、トラック密度は、主として
隣接トラックからのクトストークによって制限されてい
るが、このクロストークの量も従来の場合には、レーザ
ビームスポット径dに依存し、やはり高密度記録化への
障害となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願の出願人は、レー
ザビームスポット径を変更しなくても、読取り可能な線
記録密度及びトラック密度を高くできるようにした光磁
気ディスク及びその再生方法を先に提案している。
【0008】その1つの方式は、図8Aに示すように、
記録層3と、中間層4と、再生層5が積層された多層膜
を有する光磁気ディスクを用いる。各層は、そのキュリ
ー温度が、例えば記録層3は300℃のもの、中間層4
は120℃のもの、再生層5は400℃以上のもの、で
それぞれ構成されている。
【0009】この光磁気ディスクの場合、再生前の室温
の状態では、記録層3、中間層4、再生層5は、図8A
に示すように、静磁結合あるいは交換結合の状態で磁気
的に結合しており、記録層3の記録ピットは再生層5に
全て転写されている。図中矢印は、各層における磁化の
方向を示している。
【0010】そして、再生時には、光磁気ディスクに
は、図8Bに示すように、レーザビーム6が照射される
と共に、所定の再生磁界Hreが与えられる。光磁気ディ
スクには、図8Cに示すように、このレーザビーム6の
照射により中間層4のキュリー点以上の温度になる領域
8が生じる。このとき、光磁気ディスクは高速で回転し
ているので、この高温領域8は、図8Cに示すように、
照射レーザビーム6の走査スポット7の位置よりもディ
スクの回転移動方向にずれた領域になる。
【0011】この高温領域(マスク領域)8では、中間
層4の温度がキュリー点Tc以上であるので、図8Bに
示すように、この中間層4の磁性が失われ、この領域8
の部分における記録層3と再生層5の磁気的結合が消滅
し、再生層5の磁化は再生磁界Hreの方向となる。つま
り、この高温領域8における再生層5の記録ピットは消
去される。そして、走査スポット7の領域のうち、この
高温領域8との重なり領域を除く領域9が実質上の再生
領域となる。すなわち、レーザビームの走査スポット7
は高温領域8により一部がマスクされ、マスクされない
小さい領域が再生領域9となる。
【0012】こうして、レーザビームの走査スポット7
がマスク領域8によりマスクされない小さい再生領域9
からの反射光のカー回転角を検出することによりピット
の再生が行なわれるので、レーザ光スポット7のスポッ
ト径dを小さくしたことに等しくなり、線記録密度及び
トラック密度を上げることができる。
【0013】以上の再生方法を、以下、消去タイプの再
生方法と称する。
【0014】また、本願の出願人は、別の方式も提案し
ている。これは、特願平1−229395号に記載され
ている。
【0015】この方式の光磁気ディスクの光磁気膜は、
原理的には、記録層と再生層との積層膜からなる。この
場合、記録層と再生層とは静磁結合あるいは磁気的交換
結合している。そして、再生層のキュリー点は記録層よ
り低い。室温では、再生層には記録層の磁化が転写され
る。
【0016】この方式では、原理的には、再生前に初期
化磁界を光磁気ディスクにかけ、再生層の磁化の方向を
初期化磁界の方向に揃え、再生層の記録ピットを消去す
る。初期化磁界Hinの大きさは、再生層の磁化を反転さ
せる磁界Hcpより大きく(Hin>Hcp)、また、記録層
の磁化を反転させる磁界Hcrより十分小さく(Hin<<H
cr)選定されている。
【0017】再生は、以上のようにして初期化した状態
で、光磁気ディスクにレーザビームを照射する。する
と、前述と同様にして走査スポットよりずれた領域(図
8の領域8)のディスク温度が所定温度Tsより高くな
る。すると、再生層のその領域の保磁力が小さくなるた
め、その所定温度Tsより高温の領域だけに記録層の記
録ピットが転写されて記録ピットが再生層に浮き出る。
そして、その浮き出し領域のうちのレーザビーム走査ス
ポットとの重なり領域からの反射光の偏光面のカー回転
角を検出することにより再生を行う。
【0018】この方式の場合には、レーザビームの走査
スポットの領域のうち所定温度Tsより高温領域以外の
領域は、記録ピットが現れない領域いわばマスク領域で
ある。そして、浮き出し領域とビームスポットの領域と
の重なり部分が再生領域となり、この領域は、スポット
径より小さいので、前述の方式と同様に線記録密度及び
トラック密度を高くすることができる。
【0019】なお、実際上は、再生層の初期化状態を安
定に保持し、また、再生時には記録層から記録ピットの
転写を良好に行うため、図9に示すような4層の光磁気
膜がディスクに形成される。
【0020】すなわち、光磁気ディスクは、記録層1
1、中間層12、再生補助層13、再生層14の4層の
積層膜を有する。各層のキュリー温度は、例えば、記録
層11は250℃、中間層12は250℃、再生補助層
13は120℃、再生層14は300℃以上に、それぞ
れ選定されている。
【0021】記録層11は、初期化磁界、再生磁界、ま
た再生温度等に影響されずに記録ピットを保持している
層であって、室温、再生温度Tsにおいて十分な保磁力
がある。
【0022】中間層12の垂直異方性は再生補助層1
3、記録層11に比べ小さい。このため、再生層14
と、記録層11との間に磁壁を作る際、磁壁が安定にこ
の中間層12に存在する。そのため、再生層14、再生
補助層13は、安定に消去状態(初期化状態)を維持す
る。
【0023】再生補助層13は、室温での再生層14の
保磁力を大きくする働きをしており、このため、初期化
磁界によって揃えられた再生層14、再生保持層13の
磁化は磁壁が存在しても安定に存在する。また、再生補
助層13は、再生時には、再生温度Ts近辺で保磁力が
急激に小さくなり、このため、中間層12に閉じこめら
れていた磁壁が再生補助層13にまで拡がって最終的に
再生層14を反転させ、磁壁を消滅させる。この過程に
より、再生層14にピットが生じる。
【0024】再生層14は室温でも磁化反転磁界Hcpが
小さく、その磁化は容易に反転する。このため、再生層
14は、初期化磁界Hinにより、その全面の磁化が同方
向に揃う。揃った磁化は、再生補助層13に支えられて
記録層11との間に磁壁がある場合でも安定な状態が保
たれる。そして、前記のように、再生時には、記録層1
1との間の磁壁が消滅することにより、記録ピットが生
じる。
【0025】実際の再生に当たっては、再生に先立ち、
図10Aに示すように、初期化磁界Hinにより再生層1
4及び再生補助層13の初期化を行う。このとき、中間
層12に磁壁(図10において、横向きの矢印で示す)
が安定に存在し、再生層14、再生補助層13は、安定
に初期化状態を維持する。
【0026】次に、図10B,Cに示すように、レーザ
ビーム15を記録ピットのトラックに照射すると共に、
再生磁界Hreをかける。この再生磁界Hreとしては、レ
ーザ光照射による昇温後の再生温度Tsにおいて、再生
層14、再生補助層13を反転させ、中間層12の磁壁
を消滅させる磁界以上の磁界が必要である。また、再生
層14、再生補助層13が、その磁界方向を反転してし
まわない程度の大きさとされる。
【0027】レーザビーム15の照射による温度上昇に
より光磁気ディスクには前述と同様に、ビーム走査スポ
ット16に対し、ディスクの回転方向にずれた部分に再
生温度Ts以上の高温領域17が生じる。すると、その
高温領域17における再生補助層13の部分(図10C
で斜線を付して示す部分)の保磁力が下がる。再生磁界
Hreは、記録層11〜再生層14間の交換結合力より小
さいので、その部分では中間層12の磁壁がなくなり、
記録層11の記録ピットが再生層に転写され、ピットが
再生層14に生じる。そして、走査スポット16の領域
のうち、この高温領域17との重なり領域18が実質上
の再生領域となる。すなわち、レーザビームの走査スポ
ット16の領域のうち高温領域17との重なり領域18
以外はマスクされ、この重なり領域18が再生領域とな
る。
【0028】こうして、レーザビームの走査スポット1
6と高温領域17とが重なる小さい再生領域18からの
反射光のカー回転角を検出することによりピットの再生
が行なわれるので、レーザビーム走査スポット16のス
ポット径dを小さくしたことに等しくなり、線記録密度
及びトラック密度を上げることができる。
【0029】以上の再生方法を、以下、浮き出しタイプ
の再生方法と称する。
【0030】以上のようにして、レーザ光スポットの径
を小さくすることなく、線記録密度及びトラック密度を
高密度化することが可能になるところが、前記各再生方
法における再生領域9及び18の大きさは、外部再生磁
界が一定で、レーザ光パワーが一定であっても、光磁気
ディスクの線速度変化に応じて変化してしまうことが判
明した。
【0031】例えば、消去タイプの再生方法において、
再生位置における線速度が低い場合には、単位移動距離
当たりの走査スポット7の通過時間が長くなるために、
図11Bの曲線25で示すように、レーザビーム照射に
よる温度分布状態は、キュリー温度Tcを越える高温マ
スク領域が図11Aの領域26で示すように広くなる。
このため、実質的な再生領域9は小さくなる。
【0032】また、線速度が高い場合には、単位移動距
離当たりの走査スポット7の通過時間が短くなるため
に、図11Bの曲線27で示すように、レーザビーム照
射による温度分布状態は、キュリー温度Tcを越える高
温マスク領域が図11Aの領域28で示すように狭くな
る。このため、実質的な再生領域9は大きくなる。
【0033】また、浮き出しタイプの場合には、その原
理から明らかなように、光磁気ディスクの線速度が低い
場合には、再生領域18が大きくなり、光磁気ディスク
の線速度が高い場合には再生領域18が小さくなる。
【0034】したがって、再生位置(レーザビーム走査
スポット位置)により光磁気ディスクの線速度が変化す
る例えば回転速度一定(CAV)のディスク回転駆動方
式の場合には、再生位置の光磁気ディスクの半径方向の
違いに応じて前記再生領域9又は18の大きさを、その
位置での線速度に応じた大きさにするようにコントロー
ルする必要があり、再生装置の構成が複雑になってしま
う。
【0035】また、前記各再生方法においては、光磁気
ディスク上の線記録密度が変化すると、その線記録密度
に応じて再生領域9及び18の最適な大きさが変化する
ことも判明した。
【0036】すなわち、消去タイプ又は浮き出しタイプ
の再生方法において、線記録密度が低い場合には、記録
ピットのピッチ間隔が長く、再生領域9又は18は大き
いほうがC/Nの良い再生ができる。一方、線記録密度
が高い場合には、記録ピット間隔が短くなり、再生領域
9又は18は狭いほうがC/Nの良い再生ができる。
【0037】例えば、レーザ光源の出力を変化させる
と、レーザビーム照射により温度上昇する領域、すなわ
ち前記消去タイプの再生方法の場合のマスク領域8の大
きさ及び浮き出しタイプの浮き出し領域17の大きさを
変えることができ、その結果、再生領域9及び18の大
きさを変えることができる。例えば、レーザ光源の出力
パワーを大きくすれば、消去タイプの再生方法の場合の
再生領域9は小さくなり、浮き出しタイプの場合の再生
領域18の大きさは大きくなる。
【0038】そこで、例えば消去タイプの場合に、パワ
ーレーザ光源の出力パワーと、再生信号のC/Nとの関
係を調べると、図12に示すようになる。図12におい
て、横軸は線記録密度であり、縦軸はC/Nである。図
中曲線aで示すのは、レーザ出力パワーを高くしたとき
の特性、曲線bで示すのはレーザ出力パワーを低くした
ときの特性、曲線cで示すのは、レーザ出力パワーをそ
の中間の値にしたときの特性である。
【0039】この図12から明らかなように、C/Nの
良い再生を行うには、線記録密度が低いときにはレーザ
パワーは低いほう良く、線記録密度が高いときにはレー
ザパワーは高い方が良いことが判る。したがって、CA
Vの回転駆動方式を採る場合のように光磁気ディスクの
再生位置により線記録密度が異なる場合には、その再生
位置での線記録密度に応じて前記再生領域9又は18の
大きさを最適にコントロールする必要があり、そのため
に構成が複雑になってしまう。
【0040】この発明は、この点にかんがみ、消去タイ
プあるいは浮き出しタイプの再生方法において、再生シ
ステムの構成を簡単にできる再生方法を提供することを
目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、消去タイプあるいは浮き出
しタイプの再生方法を採用する光磁気ディスクの記録層
には、線記録密度一定の状態で情報が記録されている。
そして、この光磁気ディスクを線速度一定の状態で回転
駆動して再生を行う。
【0042】
【作用】上記の構成であれば、光磁気ディスクに記録さ
れている情報は、半径方向の位置によって線密度及び線
速度は変化しない。したがって、磁気的結合消滅領域又
は浮き出し領域の大きさが一定で、実質的な再生領域の
大きさが変わらなければ、安定にC/Nの良い再生を行
うことができる。
【0043】
【実施例】図1は、この発明による再生方法が適用され
たディスク再生装置の要部の一実施例を示すものであ
る。
【0044】図1において、31は光磁気ディスクで、
前述した消去タイプあるいは浮き出しタイプの再生方法
が適用されるものである。消去タイプの再生方法が適用
される光磁気ディスクとしては、例えば記録層はTbF
eCoで構成され、キュリー温度が300℃、中間層は
TbFeCoAlで構成され、キュリー温度が120
℃、再生層がGdFeCoで構成され、キュリー温度が
400℃以上のものが用いられるものが使用される。ま
た、浮き出しタイプの再生方法が適用される光磁気ディ
スクとしては、例えば記録層はTbFeCoで構成さ
れ、キュリー温度が250℃、中間層はGdFeCo、
キュリー温度が250℃、再生補助層はTbFeCoA
lで構成され、キュリー温度が120℃、再生層がGd
FeCoで構成され、キュリー温度が300℃以上のも
のが用いられるものが使用される。
【0045】この場合、この光磁気ディスク31の記録
層には、線記録密度一定の状態で情報の記録がなされ
る。すなわち、この光磁気ディスク31は、線速度一定
(CLV)で回転駆動されて記録がなされる。そして、
以下に説明するように、線速度一定のサーボがかけられ
た状態で再生が行われる。
【0046】32はレーザ光源で、このレーザ光源32
からのレーザビームが光磁気ディスク31の再生層に入
射する。
【0047】そして、この例の場合、再生磁界Hreが、
磁界発生コイル51にドライバ52から駆動電流が供給
されることにより発生する。磁界発生コイル51は、光
磁気ディスク31のレーザビームを照射する面とは反対
側の面側において、レーザ光源32と対向する位置に設
けられる。ドライバ52には基準値発生回路53からの
基準値Mref が供給され、磁界発生コイル51から発生
する再生磁界Hreの大きさがこの基準値に応じた所定の
一定値になるようにされている。
【0048】そして、前述した消去タイプ又は浮き出し
タイプの再生方法により、レーザビームスポットのうち
の前記再生領域9又は18からの反射光が図示しない光
学系を介して再生用フォトディテクタ33に入射して光
電変換される。
【0049】このフォトディテクタ33の出力信号は、
ヘッドアンプ34を介して信号処理回路35に供給され
てRF信号が得られ、これがデータ再生系36に供給さ
れて復調される。
【0050】この例においては、記録情報中の一定長の
ランレングスを有するものとして記録されている情報、
例えばセクタ同期信号SYNCを用いて線速度一定の光
磁気ディスク31の回転制御を行う。
【0051】すなわち、データ再生系36においてデジ
タル復調された同期信号SYNCが線速度一定サーボ回
路37に供給される。このサーボ回路37は、同期信号
SYNCのランレングスを検出し、そのランレングスが
定められた一定長になるように、ディスク駆動モータ3
8の回転を制御する。これにより、光磁気ディスク31
は、線速度一定の状態で回転するように制御される。
【0052】このようにすれば、光磁気ディスク31上
の記録情報の線密度は、再生位置がディスク31の半径
方向に変化しても一定であり、線速度が変化しないの
で、消去タイプあるいは浮き出しタイプの再生方法にお
いて、再生領域9及び18の大きさが変化しなければ、
この状態で、何等の制御を行わなくてもC/Nの良い再
生をすることができる。
【0053】ところが、各再生方法における再生領域9
及び18の大きさは、外部再生磁界が一定で、レーザ光
パワーが一定であっても、光磁気ディスク31の温度変
化に応じて変化してしまうことが判明した。
【0054】すなわち、光磁気ディスク31の温度は、
周囲の環境温度等により変化するが、例えば、消去タイ
プの再生方法において、光磁気ディスク31の温度が高
い場合には、温度分布状態は、図2Bの曲線21で示す
ように温度の高い方にシフトしたようになり、このた
め、キュリー温度Tcを越える高温マスク領域が図2A
に示す領域22のようになるので、実質的な再生領域9
は小さくなる。
【0055】また、ディスク温度が低い場合には、温度
分布状態は、図2Bの曲線23で示すように温度の低い
方にシフトした状態になり、キュリー温度Tcを越える
高温マスク領域が図2Aの領域24のようになるので、
実質的な再生領域9は大きくなる。
【0056】また、浮き出しタイプの場合には、その原
理から明らかなように、光磁気ディスク温度が高い場合
には、再生領域が大きくなり、光磁気ディスク温度が低
い場合には再生領域が小さくなる。
【0057】この例では、以上の点にかんがみ、光磁気
ディスクの温度が変化しても、常に再生領域9又は18
の大きさを一定に保つことができるようにしている。
【0058】すなわち、レーザ光源32のレーザ光の一
部は、レーザパワーモニタ用のフォトディテクタ41に
入射する。このフォトディテクタ41の光電変換出力
は、オートパワーコントロール回路42に供給される。
オートパワーコントロール回路42では、フォトディテ
クタ41の出力と、ラッチ回路44からの再生レーザパ
ワー設定基準値REFとが比較され、その比較誤差出力
がレーザドライブ回路43に供給され、レーザ光源32
の出力パワーが制御される。すなわち、以上の閉ループ
の制御により、レーザ光源32の出力パワーが、再生レ
ーザパワー設定基準値REFに応じた値になるように制
御される。
【0059】この例の場合、再生レーザパワー設定基準
値REFは、以下に説明するように、光磁気ディスク3
1の温度に変化があっても常に再生領域9又は18の大
きさが最適の一定値になるようにされている。
【0060】すなわち、光磁気ディスク31の近傍に、
この光磁気ディスク31の温度を検知するために、例え
ばサーミスタ等の温度センサ45が設けられる。そし
て、この温度センサ45で検知された温度出力は、再生
レーザパワー設定基準値REFのテーブルを記憶してい
るROM46に、その読み出しアドレスとして供給され
る。ROM46からは、温度センサ45からの温度出力
に応じて異なる再生レーザパワー設定基準値REFが読
み出される。そして、読み出された設定基準値REF
は、タイミング信号発生回路47からのタイミング信号
によりラッチ回路47にラッチされ、オートパワーコン
トロール回路42に供給される。この結果、レーザ光源
32の出力パワーが、その時の光磁気ディスク31の温
度に応じた設定基準値REFに応じたものとなるように
制御される。
【0061】前述したように、光磁気ディスク31の温
度が変わると、レーザビーム照射による光磁気ディスク
上の温度分布状態は、ディスク温度に応じてシフトして
しまうが、レーザ出力パワーが変化すれば、光磁気ディ
スク31の温度が一定でも、図3に示すように変化し、
所定のしきい値温度Tθを越える領域の大きさがS1、
S2のように変化する。この領域は、前述したマスク領
域8あるいは浮き出し領域17であるので、以上のよう
にレーザパワーをコントロールすることにより、光磁気
ディスク31の温度が変わっても、前記再生領域9及び
18の大きさを一定に保つことができるものである。
【0062】この場合、ROM46には、光磁気ディス
ク31の温度として生じる温度範囲を例えばROM46
の記憶容量に応じて分割して定めた微小温度範囲毎例え
ば1℃毎あるいは数℃毎に1対1に対応するレーザパワ
ー設定基準値REFのテーブルが記憶されている。そし
て、予め、光磁気ディスク31の温度が各温度範囲のと
きに、消去タイプのディスク又は浮き出しタイプの光磁
気ディスクにおいて、前述した実質的な再生領域9又は
18の大きさが、常に再生に適切な一定の大きさとなる
ような再生レーザパワー設定基準値REFが検出され、
その各温度範囲ごとに対応する再生レーザパワー設定基
準値REFがROM46に書き込まれている。
【0063】再生領域9又は18の大きさが最適の一定
の大きさであるか否かは、例えば所定の基準パターンの
情報を再生したときに信号処理回路35からのRF信号
レベルが所定値になっているか否かにより予め検出で
き、各温度に応じた設定基準値REFを設定できる。
【0064】したがって、ROM46からは、温度セン
サ45で検出された光磁気ディスク31の温度に応じた
再生レーザパワー設定値REFが常に読み出されるが、
再生レーザパワー設定基準値REFは、常時、変更する
必要はなく、光磁気ディスク31の温度変化時点を十分
に考慮にいれた時点で良い。このため、この例では、タ
イミング信号発生回路47からのタイミング信号により
ラッチ回路44にROM46の出力がラッチされ、その
タイミング信号時点で再生レーザパワー設定値REFが
変更されるものである。
【0065】この設定基準値REFの変更時点は、任意
に選定可能であるが、この例では再生開始時点と、再生
中、温度変化が生じると考えられる所定時間間隔毎、例
えば10分毎とされ、タイミング信号発生回路47から
は、これら再生開始時点と、再生開始時点から10分毎
にタイミング信号が発生する。
【0066】以上のようにして、光磁気ディスク31の
温度が周囲の雰囲気温度などのため変動しても、レーザ
パワーをコントロールすることにより、消去タイプ又は
浮き出しタイプの再生方法における再生領域9又は18
を一定に保つことができるので、常に、安定な再生を行
うことができる。
【0067】なお、温度センサ45として、上記の例の
ようにサーミスタ等の光磁気ディスク31の周辺温度を
検出することにより光磁気ディスク31の温度を検出す
るセンサを用いる代わりに、光磁気ディスク31自身の
表面温度を検出する赤外線検出センサ用いるようにすれ
ば、より精度の高い制御を行うことができる。
【0068】また、レーザパワー設定基準値REFの発
生回路は、ROM46を用いる代わりに、温度センサか
らの検出温度の情報からレーザパワー設定基準値REF
を演算により求める回路を用いるようにしても良い。
【0069】以上の例では、レーザパワーをコントロー
ルして光磁気ディスクの温度が変わっても再生領域9及
び18の大きさを一定にするようにしたが、外部磁界
(再生磁界Hre)を制御するようにしても、同様の効果
が得られる。
【0070】すなわち、例えば消去タイプの再生方法を
考えた場合、前述の図8において、マスク領域8ができ
始める温度は、正確には中間層4のキュリー温度Tc2で
はなく、再生磁界Hreも関与し、再生層5の保磁力をH
c1、再生層5と記録層3との間の交換結合力をHwとし
たとき、 Hc1+Hw<Hre ……(1) となる温度である。再生層5と記録層3間の交換結合力
Hwは、温度が上がるにしたがい小さくなり、中間層4
のキュリー温度Tc2で零になる。
【0071】Hc1+Hwの温度特性を図示すると、図4
に示すようになる。この図でTc1は再生層5のキュリー
温度であり、中間層4のキュリー温度Tc2以上の温度で
は、再生層5が1層の場合の保磁力と同様になる。
【0072】この光磁気ディスクの再生層5の磁化を一
方向に揃えるには、前記(1)式に示したように、Hc1
+Hwより大きい磁界をかければ良い。したがって、同
じ温度分布状態でも、図4で再生磁界HreとしてHr0を
かけた場合には、キュリー温度Tc2以上の範囲がマスク
領域8となるが、再生磁界Hreの大きさがHr1の場合に
は、キュリー温度Tc2より低い温度Taまでの範囲がマ
スク領域8となり、再生磁界Hreの大きさに応じてマス
ク領域の大きさが変わり、この結果、再生領域9の大き
さが変わる。
【0073】したがって、光磁気ディスク31の温度に
応じて外部磁界例えば再生磁界Hreを変えるコントロー
ルをすることにより、常に再生領域を一定の大きさにす
ることができる。
【0074】浮き出しタイプの再生方法の場合にも、同
様にして再生磁界をコントロールすることにより、再生
領域18の大きさを一定にすることができる。
【0075】図5は、再生磁界を光磁気ディスクの温度
に応じてコントロールする場合の再生装置の要部の一例
である。
【0076】この例の場合、基準値発生回路48からの
一定のレーザパワー設定基準値REFがオートパワーコ
ントロール回路42に供給され、レーザ光源32の出力
レーザパワーは、この基準値REFに応じた一定値に制
御される。
【0077】また、基準値発生回路53からの基準値M
ref は加算回路54に供給され、ラッチ回路55からの
補正値と加算される。そして、その加算値の駆動信号が
ドライバ52に供給される。したがって、再生磁界Hre
の大きさは、補正値が零の場合には、基準値Mref に応
じた所定値となり、補正値に応じてその所定値を中心と
して変化するものとなる。
【0078】そして、この例の場合、光磁気ディスク3
1の温度に応じた補正値のテーブルを記憶するROM5
6が設けられ、温度センサ45からの検出温度出力がこ
のROM56の読み出しアドレスとして入力される。こ
の例の場合も、ROM56に記憶された補正値は、光磁
気ディスク31の各温度のときに再生領域9及び18の
大きさが常に一定になる値とされている。
【0079】この場合にも、再生領域9又は18の大き
さが最適の一定の大きさであるか否かは、例えば所定の
基準パターンの情報を再生したときに信号処理回路35
からのRF信号レベルが所定値になっているか否かによ
り検出できる。
【0080】そして、このROM56から読み出された
補正値は、ラッチ回路55にタイミング信号発生回路5
7からのタイミング信号により前記の例のタイミング信
号発生回路47と同様のタイミングでラッチされる。そ
して、このラッチ回路55にラッチされた補正値が加算
回路54に供給され、光磁気ディスク31の温度に応じ
て再生磁界の大きさが制御され、再生領域9及び18の
大きさが常に一定になるようにされる。
【0081】なお、補正値の発生回路は、ROM56を
用いる代わりに、温度センサからの検出温度の情報から
補正値を演算により求める回路を用いるようにしても良
い。
【0082】また、上記の例のように光磁気ディスク3
1の温度に応じてレーザパワーや外部磁界をそれぞれ単
独に制御しても良いが、レーザパワーと外部磁界を同時
に制御するようにしても良い。
【0083】また、以下に説明する実施例のように温度
センサ45を設けずに、光磁気ディスク31からの再生
信号を用いて、再生領域9あるいは18の大きさを最適
の一定値に制御することもできる。
【0084】この例の場合、光磁気ディスク31の例え
ば最内周の管理情報等を記録する部分の一部、あるいは
最内周又は最外周のデータ記録領域以外の部分には、例
えば一定の繰り返しパターンからなる基準情報が記録さ
れている。この基準情報としては、その光磁気ディスク
の再生に最適となる前記再生領域9又は18を設定する
ための情報パターンが用いられる。例えばその光磁気デ
ィスクにおいて、最高記録密度となる繰り返しのパター
ン例えば「1111…」や「101010…」等を用い
ることができる。どのようなパターンを用いるかは、デ
ジタルデータの記録変調方式による。
【0085】図6は、再生磁界とレーザ光源32の出力
レーザパワーとを上記基準情報の再生信号レベルに応じ
てコントロールする場合の再生装置の要部の一例であ
る。
【0086】この例の場合、再生レーザパワー設定基準
値REFは、後述するように、レーザ光源32の出力レ
ーザパワーが、基準情報の再生出力レベルが最適レベル
と一致する値になるような値に設定される。すなわち、
レーザ出力パワーが基準情報の再生出力レベルに応じて
制御されて、再生領域9又は18の大きさが所定のもの
となるように制御される。
【0087】すなわち、実際のデータ再生に先立ち、光
磁気ディスク31の前記基準情報の読み出しがなされ
る。このときフォトディテクタ33から得られる基準情
報の再生信号は、ヘッドアンプ34、信号処理回路35
を介してRFレベル検出回路61に供給される。そし
て、このRFレベル検出回路61で検出された再生信号
のRFレベルがレベル比較回路62に供給されて、最適
レベル発生回路63からの最適RFレベルと比較され
る。
【0088】この比較回路62の比較誤差信号は、再生
レーザパワー設定基準値発生回路64に供給される。再
生レーザパワー設定基準値発生回路64は、再生レーザ
パワー設定基準値REFとして、比較誤差がゼロのとき
には予め定められた所定値を出力し、その他のときは比
較誤差の正負及びその絶対値に応じてその所定値を中心
として変化する値を出力する。
【0089】この再生レーザパワー設定基準値発生回路
64からの再生レーザパワー設定基準値REFは、ラッ
チ付きゲート回路65を介してオートパワーコントロー
ル回路42に供給される。ゲート回路65は、この再生
レーザパワー設定基準値REFの設定モードにおいて
は、ゲート開の状態となっている。したがって、この再
生レーザパワー設定基準値REFの設定モードにおいて
は、フォトディテクタ33からレーザ光源32に至る閉
ループが形成され、レーザ光源32の出力レーザパワー
は、後述する再生磁界の制御と相俟って、基準情報の再
生出力レベルが最適レベルと一致する値になるように制
御される。
【0090】また、この例の場合、比較回路62の比較
誤差信号が、再生磁界の大きさを補正する補正値を発生
する補正値発生回路66にも供給される。この補正値発
生回路66からの補正値はラッチ付きゲート回路67に
供給され、基準情報を読み出すモードのときには、この
ゲート回路67が開とされて、閉ループが形成される。
これにより、上記のレーザパワーの制御との組み合わせ
によって、基準情報のRF信号のレベルが最適レベルと
なるような再生磁界の大きさの制御のための補正値が、
この補正値発生回路66より出力されるように制御され
る。
【0091】この再生レーザパワー設定基準値REFの
設定モードが解除されると、その解除直前の時点でラッ
チ信号発生回路68からラッチ信号が発生し、このラッ
チ信号によりゲート回路65に、基準情報の再生出力レ
ベルが最適レベルとなる再生レーザパワー設定基準値R
EFがラッチされると共に、ゲート回路67に再生磁界
の大きさの制御のための補正値がラッチされる。したが
って、その後、行われる実際のデータの再生時には、そ
のラッチされた再生レーザパワー設定基準値REF及び
補正値が用いられて、レーザ光源32の出力パワー及び
再生磁界Hreの制御がなされ、再生領域9及び18の大
きさが常に最適の大きさになるようにされる。
【0092】再生レーザパワー設定基準値REFの設定
モードは、マニュアルでモード設定するようにしても良
いが、例えば再生開始時点に実際のデータ再生に先立ち
必ずこの設定モードに自動的になるようにしても良い。
また、再生中、温度変化が生じると考えられるなど、再
生レーザパワー設定基準値REFの設定の変更が必要と
考えられる所定時間間隔毎、例えば10分毎に、一時的
に、この設定モードに自動的に移行させるようにしても
良い。
【0093】この図6の例によれば、設定される線速度
が光磁気ディスクの種類によって異なる場合において
も、常に自動的に再生領域9又は18の大きさを、同種
の光磁気ディスクに対し設定された線速度に最適な一定
値にすることができる。
【0094】以上説明した実施例によれば、周囲温度等
により光磁気ディスク31の温度が変化しても、その温
度の影響を除去して、常に実質的な再生領域の大きさを
一定にすることができ、より安定に再生を行うことがで
きる。したがって、品質の良い再生信号を常に得ること
ができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光磁気ディスクには線記録密度一定の状態で記録を
行い、再生時、線速度一定のディスク回転制御を行うよ
うにしたことにより、光磁気ディスクの半径方向の再生
位置の変化により線記録密度及び線速度が変化しないの
で、消去タイプの再生方法及び浮き出しタイプの再生方
法を実施する場合に、実質的な再生領域9又は18の大
きさは、回転速度一定の状態でディスクを駆動して記録
再生を行う場合のように、再生位置に応じて変化するこ
とはない。
【0096】したがって、回転速度一定の状態でディス
クを駆動して記録再生を行う場合のように、光磁気ディ
スクの半径方向の再生位置の変化に応じてレーザパワー
や再生磁界をコントロールして、再生領域9及び18の
大きさのコントロールを行う必要はなく、再生装置の構
成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による再生方法が適用されたディスク
再生装置の一実施例のブロック図である。
【図2】光磁気ディスクの温度変化により実質的な再生
領域が変化することを説明するための図である。
【図3】レーザパワーを変えることによりマスク領域が
変わることを説明するための図である。
【図4】外部磁界を変えることによりマスク領域が変わ
ることを説明するための図である。
【図5】この発明による再生方法が適用されたディスク
再生装置の他の実施例のブロック図である。
【図6】この発明による再生方法が適用されたディスク
再生装置のさらに他の実施例のブロック図である。
【図7】レーザビームスポット径と、再生可能な記録ピ
ットの記録密度との関係を説明するための図である。
【図8】消去タイプの再生方法及びその光磁気ディスク
の実質的な再生領域を説明するための図である。
【図9】浮き出しタイプの再生方法の光磁気ディスクの
一例を示す図である。
【図10】浮き出しタイプの再生方法及びその光磁気デ
ィスクの実質的な再生領域を説明するための図である。
【図11】光磁気ディスクの線速度変化により実質的な
再生領域が変化することを説明するための図である。
【図12】光磁気ディスクの線記録密度と実質的な再生
領域の大きさとの関係を説明するための図である。
【符号の説明】
3,11 記録層 4,12 中間層 5,14 再生層 8 マスク領域 9,18 再生領域 17 浮き出し領域 31 光磁気ディスク 32 レーザ光源 37 線速度一定のサーボ回路 38 ディスク駆動モータ 41 レーザパワーモニタ用のフォトディテクタ 42 オートパワーコントロール回路 46 再生レーザパワー設定基準値発生用ROM 51 磁界発生コイル 56 磁界補正値発生用ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録層と再生層とを有し、記録層と、再
    生層とが定常状態で磁気的に結合しており、再生時の光
    照射により所定温度以上に温度上昇する領域の前記記録
    層と再生層との磁気的結合を消滅させ、その磁気的結合
    消滅領域を除く光照射領域において前記記録層に保持さ
    れた記録情報を前記再生層から読み出すようにする光磁
    気ディスクの再生方法において、前記記録層に線密度一
    定の状態で情報が記録されている前記光磁気ディスクを
    線速度一定の状態で回転駆動するようにした光磁気ディ
    スクの再生方法。
  2. 【請求項2】記録層と再生層とを有し、再生層の磁化の
    方向を揃えた後、再生時の光照射により所定温度以上に
    温度上昇する領域において前記記録層に保持された記録
    情報を再生層に転写させて浮き出させ、この再生層の浮
    き出し領域のうちの前記再生時の光照射領域との重なり
    領域から前記記録情報を読み出すようにする光磁気ディ
    スクの再生方法において、前記記録層の線密度一定の状
    態で情報が記録されている前記光磁気ディスクを線速度
    一定の状態で回線駆動するようにした光磁気ディスクの
    再生方法。
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