JP2959381B2 - 永久磁石型同期モータの駆動制御装置 - Google Patents

永久磁石型同期モータの駆動制御装置

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JP2959381B2
JP2959381B2 JP6030544A JP3054494A JP2959381B2 JP 2959381 B2 JP2959381 B2 JP 2959381B2 JP 6030544 A JP6030544 A JP 6030544A JP 3054494 A JP3054494 A JP 3054494A JP 2959381 B2 JP2959381 B2 JP 2959381B2
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、その電流をベクトル制
御することにより永久磁石型同期モータの出力トルクを
トルク指令値に制御する駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石型同期モータはその単位体積当
り起磁力が大きいため、電気自動車の走行用モータとし
て好適に用いることができる。永久磁石型同期モータの
駆動制御装置としては、例えば図12に示されるような
構成がある。この図に示される構成においては、バッテ
リ10の放電出力がインバータ12によって三相交流電
流に変換され、永久磁石型同期モータ14に供給されて
いる。
【0003】インバータ12における電力変換動作は、
電流条件演算部16及び電流制御部18によってベクト
ル制御されている。電流条件演算部16は、上位制御部
から与えられるトルク指令T* に応じて電流指令Id *
及びIq * を演算し、これを電流制御部18に供給す
る。電流制御部18は、これら電流指令Id * 及びIq
* に基づきU,V及びW各相電流指令Iu 、Iv 及びI
w をインバータ12に供給する。インバータ12は、供
給される電流指令Iu 、Iv 及びIw に応じてスイッチ
ングし、前述の電力変換を行う。これにより、モータ1
4に供給される電流は、トルク指令T* に応じた値とな
る。
【0004】また、電流指令Id * 及びIq * は、それ
ぞれ、モータ電流の励磁電流成分及びトルク電流成分に
相当している。例えば、励磁電流成分を通常は一定値に
制御しておき、トルク指令T* の値の増減に応じてトル
ク電流成分の値を変化させることにより、モータ14に
おける界磁束を一定に保ちながらモータ14の出力トル
クを変化させることができる。
【0005】また、モータ14は永久磁石型同期モータ
であるため、その回転数Nが高くなるとこれに応じて逆
起電力も高くなる。モータ14の逆起電力がある程度以
上高くなると正常な電力変換動作を確保できなくなるた
め、通常、いわゆる弱め界磁制御が行われる。弱め界磁
制御とは、モータ回転数Nが所定値以上に至ると励磁電
流成分Id * の値をより小さな値(負の値も含む)とす
る制御である。電流条件演算部16は、このような制御
においてモータ回転数Nを使用すべく、モータ14に付
設されたモータ回転数位置センサ20から、モータ14
の回転子の位置、すなわちモータ回転数Nを示す検出信
号を入力している。
【0006】更に、弱め界磁制御を開始させるモータ回
転数Nの値は、バッテリ電圧Vdcに応じて変化させるの
が好ましい。例えば、本願出願人が特願平5−2541
52号にて提案しているように、励磁電流成分Id *
バッテリ電圧Vdcに応じて変化させる。このようにする
と、バッテリ電圧Vdcの変化に応じて好適に弱め界磁制
御を実行することができる。図12に示されるシステム
においては、このような制御を可能にすべくバッテリ1
0に電圧センサ22が付設されており、この電圧センサ
22によってバッテリ10の両端の電圧Vdcが検出され
ている。なお、図中、バッテリ10に付設される部材2
4は、当該バッテリ14の充電状態(State Of Charge
:SOC)を検出するSOCセンサである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッテ
リ電圧Vdcは、駆動対象たるモータに負荷を加えること
によっても変動する。すなわち、時刻t=0において検
出したバッテリ電圧Vdcに基づきモータ電流のベクトル
制御を行ったとしても、モータの負荷によってバッテリ
電圧Vdcが変動し、しばしば図13に示されるように時
刻t=0における値より低い値VB で安定する。従っ
て、時刻t=0でのバッテリ電圧Vdcに基づき、特に最
良の効率となるように制御を行うと、必要な電流がバッ
テリから得られなくなることがあり、そのため、トルク
指令に対して不足する出力となることがあった。このた
め、効率が最大となる条件でモータを運転することが難
しかった。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、駆動対象たるモー
タに負荷を加えている状態でモータの駆動電流のベクト
ル制御をバッテリ電圧に応じて実行する際に、負荷を加
えることによるバッテリ電圧の変動を考慮に入れて当該
制御を行うことにより、負荷の生じたモータの出力を好
適に確保できるようにすることを目的とする。さらに、
先の発明を実施するに際し、制御に必要な記憶容量を極
力抑制し得る制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る永久磁石型同期モータの駆動制
御装置は、トルク指令値及びモータ出力状態のいずれか
一方が所定量以上変化した場合に、バッテリ電圧が基準
最低電圧であると見なした上で、トルク指令値、モータ
出力状態及び基準最低電圧に応じて初期電流指令値を求
め、求めた初期電流指令値に基づき駆動電流をベクトル
制御する初期制御手段と、初期電流指令値によるモータ
電流のベクトル制御の実行後検出したバッテリ電圧が安
定したら、該検出したバッテリ電圧に応じた最適な電流
指令値を求め、求めた電流指令値に基づき駆動電流をベ
クトル制御する電流補正手段と、を備えることを特徴と
する。
【0010】また、本発明は、上記基準最低電圧が、バ
ッテリ残存容量及びバッテリ電圧の検出値に基づき設定
されることを特徴とする。
【0011】更に、本発明は、電流補正手段が、前記ト
ルク指令値を実現するにあたり良好な効率が得られる最
適電流値がバッテリ電圧に依存する領域について、バッ
テリ電圧値対最適電流値の関係を数式にて近似し、その
数式の係数をモータ出力状態に応じて記憶する第1記憶
手段と、該最適電流値がバッテリ電圧に依存しない領域
について該最適電流値を記憶する第2記憶手段と、第1
記憶手段から前記数式の係数をモータ出力状態に基づき
読み出すと共に、該読み出した係数及び前記安定した後
に検出したバッテリ電圧とから前記数式を用いて第1最
適電流指令値を求める第1演算手段と、第2記憶手段の
記憶内容から第2最適電流指令値を定める第2演算手段
と、前記第1及び第2最適電流指令値の大小関係から使
用すべき最適電流値を選択し、該選択した最適電流値を
用いて駆動電流をベクトル制御する制御手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0012】本発明は、前記第1記憶手段の数式が所定
の1次式であり、係数として1次式における切片及び傾
きをモータ出力状態に応じて記憶していることを特徴と
する。
【0013】そして、本発明は、前記1次式の切片が前
記初期電流指令値であることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、まず、トルク指令値及びモ
ータ出力状態のいずれか一方が所定量以上変化した場合
に、バッテリ電圧が基準最低電圧であるとみなされる。
その上で、トルク指令値、モータ出力状態及び基準最低
電圧に応じ、初期電流指令値が求められ、求められた初
期電流指令値に基づき駆動電流がベクトル制御される。
モータに負荷が加わっている場合、この制御によってバ
ッテリ電圧が変化する。本発明においては、初期電流指
令値による駆動電流のベクトル制御の実行後バッテリ電
圧が安定した時点で、この安定後検出したバッテリ電圧
に応じて最適な電流指令値が求められる。そして、求め
た電流指令値に基づき、駆動電流がベクトル制御され
る。
【0015】従って、本発明においては、バッテリ電圧
を基準最低電圧とみなした上で駆動電流のベクトル制御
が初期的に実行され、その後モータの負荷によるバッテ
リ電圧の変動がおさまりバッテリ電圧が安定した時点
で、安定したバッテリ電圧に応じて駆動電流のベクトル
制御が行われることとなるため、トルク指令値やモータ
出力状態が急増した場合にもこれに追従して必要なモー
タ出力を確保することが可能となり、またバッテリ電圧
の安定後は当該バッテリ電圧に応じた最適な制御が可能
となる。
【0016】更に、本発明においては、上述した基準最
低電圧が、SOC及びバッテリ電圧の検出値に基づき設
定される。すなわち、モータの負荷の増加に伴うバッテ
リ電圧の降下は、バッテリのSOCに依存する傾向があ
るため、本発明においては初期電流指令値をバッテリの
SOCとバッテリ電圧検出値に基づき設定するようにし
ている。このように設定することで、初期電流指令値を
求める際に基礎とするバッテリ電圧の値を不必要に低く
することが回避され、より効率的な制御性能が得られ
る。
【0017】本発明においては、更に、最適電流値がバ
ッテリ電流値に依存する領域について、バッテリ電圧値
対最適電流値の関係が数式により近似される。ここにい
う最適電流値とは、トルク指令値を実現するにあたりモ
ータの効率が良好となる電流値である。本発明において
は、数式近似に係る近似式の傾き等の係数が、モータ出
力状態に応じて第1記憶手段に記憶される。更に、最適
電流値がバッテリ電圧値に依存しない領域について、第
2記憶手段に最適電流値が記憶される。
【0018】第1記憶手段に記憶されている係数は、モ
ータ出力状態に基づき読み出され、読み出された係数安
定後のバッテリ電圧により上記近似式を用いて電流指令
値が求められる。求められた電流指令値(第1最適電流
指令値)は、第2記憶手段に記憶されている最適電流
値、すなわち最適電流値がバッテリ電圧値に依存しない
領域における最適電流値から定められた第2最適電流指
令値とともに、使用すべき電流指令値の選択に供され
る。すなわち、両者の大小関係により選択が行われ、選
択された電流指令値が駆動電流のベクトル制御の際に使
用される。
【0019】従って、本発明においては、初期電流指令
値による駆動電流のベクトル制御後の電流指令値の補正
が、近似式の傾き等の係数や、最適電流値がバッテリ電
圧値に依存しない領域における最適電流値を記憶してお
くのみで実行可能となる。従って、例えばトルク指令
値、モータ回転数、バッテリ電圧値の関係を示す膨大な
データを記憶することなく電流指令値の補正を行うこと
が可能となるため、高価なCPUを使用する必要がな
い。特に、近似式を一次式とした場合には、上述の係数
としてこの一次式の傾きや切片を記憶するのみで足りる
ため、データの格納に必要な記憶領域は更に小さなもの
となる。切片は、初期電流指令値とすればよい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、本発明は図12に示されるシス
テム構成下において実現可能であるため、以下の説明に
おいては図12に示されるシステム構成を前提とする。
ただし、本発明は、図12のシステム構成への限定を必
要とするものではない。
【0021】図1及び図2には、モータ14として突極
性を有する永久磁石型同期モータを使用した場合にモー
タ14の効率を最良効率とする励磁電流成分(最適励磁
電流成分)Id とトルク電流(最適トルク電流成分)I
q が示されている。これらの図に示されるように、最適
励磁電流成分Id 及び最適トルク電流成分Iq は、モー
タ回転数N、トルク指令値T* 及びバッテリ電圧Vdc
依存している。また、Id は負である。さらに、N=0
及びN=N1 についてはT* が100%まで、N=N2
についてはT* =40%まで、描かれている点に注意さ
れたい。
【0022】まず、図1に示されるように、モータ回転
数Nが0である場合には、最適励磁電流成分Id の値は
バッテリ電圧Vdcによらず一定であり、またトルク指令
値T* の値に応じて変化している。モータ回転数Nが増
加し、N1 、更にはN2 に至ると、バッテリ電圧Vdc
低い領域において最適励磁電流成分Id の値に変化が現
われる。すなわち、バッテリ電圧Vdcに対する最適励磁
電流成分Id の特性に傾斜が現われる。このような傾斜
が生じるのは、モータ14の逆起電力がバッテリ電圧V
dcを上回り始めるためこれに応じ前述の弱め界磁制御が
実行されるためである。
【0023】また、図2に示されるように、モータ回転
数Nが0である場合には最適トルク電流成分Iq はバッ
テリ電圧Vdcによらず一定であるが、モータ回転数Nが
1、更にはN2 に至ると、バッテリ電圧Vdcが低い領
域で傾斜が生じ始める。これは、モータ14として突極
機を用いているためリラクタンストルク、すなわち励磁
電流成分に依存するトルクが発生しており、弱め界磁制
御を行うべくバッテリ電圧Vdcが低い領域において励磁
電流成分を増加させるときトルク電流成分を減少させる
必要があるからである。
【0024】従って、最適励磁電流成分Id 及びトルク
電流成分Iq とバッテリ電圧Vdcとの関係は、図3及び
図4に示されるように近似することができる。
【0025】まず、最適励磁電流成分Id については、
図3に示されるように、バッテリ電圧Vdcが低い領域に
ついては傾きkd の直線(図中のId * 1 )により、バ
ッテリ電圧Vdcが高い領域についてはモータ回転数Nが
0のときの最適励磁電流成分Id の値(図中の
d * 2 )により、それぞれ近似することができる。次
に、最適トルク電流成分についても、バッテリ電圧Vdc
が低い領域については傾きkqの直線(図中の
q * 1 )により、バッテリ電圧Vdcが高い領域につい
てはモータ回転数Nが0の時のトルク電流成分Iq の値
(図中のIq * 2 )により、近似することができる。傾
き(kd ,kq )は、トルク指令T* やモータ回転数に
Nに応じた値である。
【0026】図5には、本発明の第1実施例における電
流条件演算部16の動作の全体フローが示されている。
【0027】この実施例において、まず、電流条件演算
部16は上位の制御装置からトルク指令T* を入力し
(100)、またモータ回転位置センサ20によってモ
ータ回転数Nを検出する(102)。
【0028】電流条件演算部16は、その後、バッテリ
10から出力し得るバッテリ電圧Vdcの最低値を、基準
最低値Vdcmin に設定する(104)。電流条件演算部
16は、設定した基準最低値Vdcmin に基づき、バッテ
リ電圧Vdcが基準最低値Vdc min であるときの最適励磁
電流成分Id 及び最適トルク電流成分Iq の値(切片)
dmin及びIqminを求める(106)。すなわち、Vdc
=Vdcmin であるときに図3及び図4に示される一次近
似式がとる値を求める。その際、電流条件演算部16
は、予め作成されているテーブル200を参照する。こ
のテーブルは、モータ回転数N及びトルク指令T* と、
dc=Vdcmin であるときの最適電流指令(Id
q )=(Idmin,Iqmin)を対応付けるテーブルであ
る。このテーブルは、図1及び図2に示す関係に基づき
作成することができる。
【0029】電流条件演算部16は、その後、トルク指
令T* 及びモータ回転数Nが所定量以上変化したか否か
を判断する(108)。すなわち、前回この図のルーチ
ンを実行した際のトルク指令T* 及びモータ回転数Nに
対し、今回のトルク指令T*及びモータ回転数Nがそれ
ぞれどの程度変化しているかを求め、求めた変化量ΔT
* 及びΔNがそれぞれ所定量ΔT0 及びΔN0 を越えて
いるか否かを判断する。この判定の結果ΔT* >ΔT0
及びΔN>ΔN0 のいずれかが成立している場合にはモ
ータ14の負荷急増とみなしてステップ110に移行
し、これ以外の場合にはステップ112に移行する。
【0030】ステップ110においては、電流条件演算
部16は、ステップ106において求めた図3及び図4
の切片(Idmin,Iqmin)を電流指令(Id *
q * )として電流制御部18に出力する。これによ
り、モータ14の電流は、切片(Idm in,Iqmin)、ひ
いてはバッテリ電圧Vdcの基準最低値Vdcmin に基づき
ベクトル制御されることになる。この状態では、モータ
14の効率は最良効率とはならないが、モータ14の負
荷に起因してバッテリ電圧Vdcが図13に示されるよう
に変動したとしても、モータ14の出力をトルク指令T
* ×モータ回転数N相当の値に確保することができる。
【0031】電流条件演算部16は、この後、バッテリ
電圧Vdcが安定するまで待機する(114,116)。
バッテリ電圧Vdcが安定した後、電流条件演算部16
は、安定後のバッテリ電圧VB に基づき電流指令値を補
正し(112)、補正された電流指令(Id *
q * )を電流制御部18に供給する(118)。これ
により、モータ14は、最良効率が得られる状態とな
る。
【0032】図6には、この実施例におけるステップ1
12、すなわち電流指令値の補正の内容が示されてい
る。
【0033】この実施例においては、電流指令
(Id * ,Iq * )を補正するに当たって、まず、図3
及び図4に示される一次近似式の傾き(kd ,kq )が
求められる(120)。その際、電流条件演算部16
は、トルク指令T* 及びモータ回転数Nと傾き(kd
q )を対応付けるテーブル202を使用する。このテ
ーブルは、図1及び図2に示される関係から作成するこ
とができる。電流条件演算部16は、求めた傾き
(kd ,kq )及び切片(Idmin,Iqmin)を用いて図
3及び図4に示される一次近似式を構成し、この一次近
似式に安定後のバッテリ電圧VBを代入して、電流指令
(Id * 1 ,Iq * 1 )を求める(122)。すなわ
ち、
【数1】Id * 1 =Idmin+kd ・ΔVdcq * 1 =Iqmin+kq ・ΔVdc ΔVdc=VB −Vdcmin という一次多項式を構成し、この式に基づき電流指令値
(Id * ,Iq * )を求める。このようにして求めた電
流指令値(Id * 1 ,Iq * 1 )は、バッテリ電圧Vdc
が低い場合に使用することができる値である。
【0034】電流条件演算部16は、この後、モータ回
転数Nが0であるときに最良効率を与えるモータ電流の
ベクトル成分値、すなわち図3及び図4に示される最適
電流指令(Id * 2 ,Iq * 2 )を、内蔵する記憶装置
から読み込む(124)。ステップ124において読み
込んだ電流指令(Id * 2 ,Iq * 2 )は、図3及び図
4に示されるように、バッテリ電圧Vdcが高い領域にお
いて使用し得る値である。
【0035】続くステップ126及び128において
は、電流条件演算部16は、ステップ122において求
めた電流指令(Id * 1 ,Iq * 1 )と、ステップ12
4において読み込んだ電流値(Id * 2 ,Iq * 2 )と
を比較する。
【0036】Id * 1 <Id * 2 である場合、現時点で
のバッテリ電圧、すなわち安定化後のバッテリ電圧VB
が、図3中左側に属しているとみなすことができる。す
なわち、最適励磁電流成分Id の値がバッテリ電圧Vdc
の値に依存している領域であるとみなすことができる。
そこで、電流条件演算部16は、ステップ122におい
て求めた最適励磁電流成分Id * 1 を、ステップ118
において出力される励磁電流指令Id * に設定する(1
30)。
【0037】逆に、Id * 1 ≧Id * 2 である場合に
は、現時点におけるバッテリ電圧VBが図3中右側の領
域に属しているとみなすとことができる。すなわち、最
適励磁電流成分Id の値がバッテリ電圧Vdcの値に依存
していない領域に属しているとみなすことができる。そ
こで、電流条件演算部16は、ステップ124において
読み込んだ最適励磁電流成分Id * 2 を、ステップ11
8において出力される励磁電流指令Id * に設定する
(132)。
【0038】また、電流条件演算部16は、ステップ1
28において、Iq * 1 <Iq * 2であるか否かを判定
する。この判定の結果、Iq * 1 <Iq * 2 とされた場
合には、最適トルク電流成分Iq の値が、図4中左側の
領域に属しているとみなすことができる。そこで、電流
条件演算部16は、ステップ118において出力される
トルク電流指令Iq * に、ステップ122において求め
た最適トルク電流成分Iq * 1 を設定する(134)。
逆にIq * 1 ≧Iq * 2 であるとされた場合、図4中右
側の領域、すなわち最適トルク電流成分Iq の値がバッ
テリ電圧Vdcの値に依存している領域に、バッテリ電圧
B が属しているとみなすことができる。この場合に
は、電流条件演算部16は、ステップ118において出
力されるトルク電流指令Iq * を、ステップ124にお
いて読み込んだ最適トルク電流成分Iq * 2 にする(1
36)。
【0039】このようにして、本実施例における電流指
令値の補正が行われる。
【0040】従って、本実施例によれば、トルク指令T
* 及びモータ回転数Nを入力・検出した後まず基準最低
値Vdcmin に基づきモータ電流のベクトル制御を行うよ
うにしているため、モータ14の負荷によってバッテリ
電圧Vdcが変動し、その結果必要な出力がモータ14か
ら得られなくなるといった状況が生じなくなる。
【0041】また、本実施例においては、この制御を行
った後バッテリ電圧Vdcが安定するまで待ち、安定後の
バッテリ電圧VB に基づきモータ電流のベクトル制御を
行うようにしているため、モータ14の効率を早期に最
良値に制御することができる。
【0042】更に、モータ14の最良効率制御は、モー
タ14の効率を最良とする最適電流指令(Id ,Iq
とバッテリ電圧Vdcとの関係を一次式により近似し、こ
の一次近似式を用いて初期電流指令値(=切片
(Idmin,Iqmin))を補正することにより行っている
ため、トルク指令値T* 、モータ回転数N、バッテリ電
圧Vdcの相互の関係を示す膨大なデータを記憶せずに実
現することができる。すなわち、バッテリ電圧Vdcが低
い領域については一次近似式の傾き(kd ,kq )を記
憶するのみでよく、またバッテリ電圧Vdcが高い領域に
ついては、モータ回転数Nが0のときの最適電流指令
(Id * 2 ,Iq * 2 )の値を記憶するのみでよい。従
って、モータ14の最良効率制御を行うに当たって、大
規模な記憶容量を有する高価なCPUを用いる必要がな
い。これにより、装置コストが低減可能となる。
【0043】図7には、この実施例における制御タイミ
ングが示されている。
【0044】この図に示されるように、トルク指令T*
及びモータ回転数Nは、所定のサンプリング周期毎に入
力・検出される。トルク指令T* が入力されモータ回転
数Nが入力されると、前述のステップ106に係る処理
(初期計算)が行われ、切片(Idmin,Iqmin)が得ら
れた時点でこの切片に基づくモータ電流のベクトル制御
が行われる。この制御が実行されると、モータ14の負
荷によってバッテリ電圧Vdcが変化する。バッテリ電圧
dcの値の変動が徐々におさまり例えばdVdc/dtが
所定の微少値δを下回ると(図13参照)、電流条件演
算部16はバッテリ電圧VdcがVB に安定したとみなし
て、ステップ112に係る処理を実行する(補正計
算)。その結果得られた電流指令(Id * ,Iq * )が
出力された後は、モータ14の効率は最良値となる。な
お、図中Tはモータ14の出力トルクの実際の値(実ト
ルク)であり、初期計算が終了して(Idmin,Iqmin
が出力された時点でトルク指令値T* と一致する値とな
る。図中、1回目の初期計算はトルク指令T* の変化に
より実行されるものであり、2回目のそれはモータ回転
数Nの変化により実行されるものである。
【0045】図8には、本発明の第2実施例における電
流条件演算部16の制御の流れ、特にステップ104に
係る処理の流れが示されている。この実施例において
は、まず、電流条件演算部16はSOCセンサ24によ
りバッテリ10のSOCを検出し(138)、また電圧
センサ22によりバッテリ電圧Vdcを検出する(14
0)。電流条件演算部16は、ステップ100及び10
2において入力・検出したトルク指令T* とモータ回転
数Nを乗ずることにより、モータ14の出力(指令値)
* を求める(142)。
【0046】電流条件演算部16は、続いて、求めた出
力P* と検出したSOCに基づき、安定後のバッテリ電
圧VB を推定する(144)。その際、電流条件演算部
16は、出力P* 及びSOCとバッテリ電圧VB の関係
を示すテーブル204を参照する。すなわち、安定後の
バッテリ電圧VB は、図9に示されるように、出力P*
とSOCに依存しており、この関係がテーブル204と
して電流条件演算部16に搭載される。
【0047】電流条件演算部16は、推定したバッテリ
電圧VB に基づき、基準最低値Vdc min を設定する(1
46)。すなわち、VB から所定値ΔVを減ずることに
よりVdcmin 設定する。
【0048】このようにして設定された基準最低値V
dcmin に基づき、モータ電流(Id ,Iq )の制御が行
われると(110)、前述したように、負荷に起因した
バッテリ電圧Vdcの変動にもかかわらずモータ14の出
力を確保することができる。加えて、この実施例のよう
にバッテリ10のSOCを考慮にいれて基準最低値Vdc
min を設定した場合、基準最低値Vdcmin を不必要に下
げる必要がなくなり、ステップ110実行直後における
モータ14の効率を最良効率ではないながらもある程度
高い値に制御することができる。
【0049】図10には、本発明の第3実施例における
電流条件演算部16の動作の流れ、特にステップ112
に係る電流指令値補正動作の流れが示されている。
【0050】この実施例においては、電流条件演算部1
6は、テーブル206を使用して電流指令値(Id *
q * )を求めている。このテーブル206は、最適電
流指令(Id ,Iq )とトルク指令T* 及びモータ回転
数Nとを対応づけ、この対応関係を示すテーブルを離散
的なバッテリ電圧Vdcに対応づけたテーブルである。電
流条件演算部16は、このテーブル206を用いて電流
指令値(Id * ,Iq * )を求めるに当たって、まず、
記憶しているテーブル206に含まれるバッテリ電圧V
dcのうち安定後のバッテリ電圧VB に最も近いVdc1
びVdc2 を選択する(148)。電流条件演算部16
は、これらの値Vdc1 及びVdc2 に対応する電流指令
(Id * 1 ,Iq * 1 )及び(Id * 2 ,Iq * 2 )を
テーブル206を参照して求め(150)、求めた電流
指令(Id * 1 ,Iq * 1 )と(Id * 2 ,Iq * 2
の補間により、ステップ118において出力される電流
指令(Id * ,Iq * )を求める(152)。
【0051】従って、この実施例においては、図11に
示される値の電流指令(Id * ,Iq * )が出力される
ことになる。
【0052】なお、以上の説明においては、モータ14
の電流を励磁電流成分とトルク電流成分にベクトル分解
してベクトル制御を行う例のみを示したが、これは、モ
ータ電流の絶対値|I|及び位相θに分解してベクトル
制御を行うようにしてもよい。また、モータ14として
非突極機を用いても構わない。更に、ステップ112に
おいて使用する近似多項式は一次式に限定されるもので
はなく、二次以上の式でもよい。すなわち、切片(I
dmin,Iqmin)を通りかつ図1及び図2に示される関係
を近似している式であれば本発明において使用すること
ができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッテリ電圧が基準最低電圧であるとみなした上で駆動
電流を初期的にベクトル制御し、このベクトル制御の後
にバッテリ電圧が安定した時点で安定後のバッテリ電圧
に応じて駆動電流をベクトル制御するようにしたため、
ベクトル制御実行後に負荷に起因してバッテリ電圧が変
動した場合であっても、モータの出力が不足するといっ
た事態を防止することができる。また、バッテリ電圧が
安定した後はモータの効率を最良値に制御することがで
きるため、エネルギ効率がよく電気自動車等に搭載する
のに適する駆動制御装置が得られる。
【0054】また、本発明によれば、初期的に駆動電流
をベクトル制御する際に使用される基準最低電圧を、バ
ッテリのSOCや電圧に基づき設定するようにしたた
め、基準最低電圧を不必要に下げることを防止すること
ができ、バッテリ電圧が安定する以前においても比較的
良好なモータ効率を実現することができる。
【0055】さらに、本発明によれば、モータの効率を
良好な値とする電流値(最適電流値)がバッテリ電圧に
依存する領域について、バッテリ電圧値対最適電流値の
関係を数式にて近似し、この近似式の傾き等の係数を記
憶するとともに最適電流値がバッテリ電圧に依存しない
領域について最適電流値を記憶するようにしたため、こ
れらの記憶情報を用いてバッテリ電圧安定後のベクトル
制御を実行することができる。従って、トルク指令値、
モータ回転数、バッテリ電圧等の複雑な関係を記憶する
必要がなく、低コストで実現可能な装置が得られる。
【0056】本発明によれば、上述の近似式を一次式と
し、係数としてこの一次式の傾き及び切片を記憶するよ
うにしたため、上述の記憶情報量低減の効果をより顕著
なものとすることができる。切片としては、初期電流指
令値を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モータ回転数N、トルク指令値T* 及びバッテ
リ電圧Vdcと、モータの効率を最良値とする最適励磁電
流成分Id の関係を示す図である。
【図2】モータ回転数N、トルク指令値T* 及びバッテ
リ電圧Vdcと、モータの効率を最良値とする最適トルク
電流成分Iq の関係を示す図である。
【図3】最適励磁電流成分Id とバッテリ電圧Vdcの関
係の一次式近似を示す図である。
【図4】最適トルク電流成分Iq とバッテリ電圧Vdc
関係の一次式近似を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例における電流条件演算部の
動作の全体フローを示すフローチャートである。
【図6】この実施例における電流条件演算部の電流指令
値補正動作のフローを示すフローチャートである。
【図7】この実施例における制御タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図8】本発明の第2実施例における基準最低値V
dcmin の決定処理のフローを示すフローチャートであ
る。
【図9】この実施例におけるVdcmin 決定用テーブルの
作成方法を示す図である。
【図10】本発明の第3実施例における電流条件演算部
の電流指令値補正処理のフローを示すフローチャートで
ある。
【図11】(a)はこの実施例において実行される補間
処理を示す図であり、(b)はVdc1 とVdc2 の関係を
示す図である。
【図12】永久磁石型同期モータの駆動制御装置の一例
構成を示すシステム構成図である。
【図13】モータの負荷運転によるバッテリ電圧Vdc
変動を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 バッテリ 12 インバータ 14 永久磁石型同期モータ 16 電流条件演算部 18 電流制御部 20 モータ回転位置センサ 22 電圧センサ 24 SOCセンサ T* トルク指令 N モータ回転数 Vdc バッテリ電圧 (Id * ,Iq * ) 出力される電流指令 (Id ,Iq ) 最適電流指令 Vdcmin バッテリ電圧の基準最低値 (Idmin,Iqmin) (Id ,Iq )を近似する一次多
項式の切片 (kd ,kq ) (Id ,Iq )を近似する一次式の傾
き VB 安定後のバッテリ電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02P 5/408 - 5/412 B60L 9/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリを電源としてトルク指令値に応
    じて交流電流に変換し永久磁石型同期モータに駆動電流
    として供給することにより、当該永久磁石型同期モータ
    を駆動制御する駆動制御装置において、 トルク指令値及びモータ出力状態のいずれか一方が所定
    量以上変化した場合に、バッテリ電圧が基準最低電圧で
    あると見なした上で、トルク指令値、モータ出力状態及
    び基準最低電圧に応じて初期電流指令値を求め、求めた
    初期電流指令値に基づき駆動電流をベクトル制御する初
    期制御手段と、 初期電流指令値によるモータ電流のベクトル制御の実行
    後検出したバッテリ電圧が安定したら、該検出したバッ
    テリ電圧に応じた最適な電流指令値を求め、求めた電流
    指令値に基づきモータ電流をベクトル制御する電流補正
    手段と、 を備えることを特徴とする駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の駆動制御装置において、 上記基準最低電圧が、バッテリ残存容量及びバッテリ電
    圧の検出値に基づき設定されることを特徴とする駆動制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の駆動制御装置において、 電流補正手段が、 前記トルク指令値を実現するにあたり良好な効率が得ら
    れる最適電流値がバッテリ電圧に依存する領域につい
    て、バッテリ電圧値対最適電流値の関係を数式にて近似
    し、その数式の係数をモータ出力状態に応じて記憶する
    第1記憶手段と、 該最適電流値がバッテリ電圧に依存しない領域について
    該最適電流値を記憶する第2記憶手段と、 第1記憶手段から前記数式の係数をモータ出力状態に基
    づき読み出すと共に、該読み出した係数及び前記安定し
    た後に検出したバッテリ電圧とから前記数式を用いて第
    1最適電流指令値を求める第1演算手段と、 第2記憶手段の記憶内容から第2最適電流指令値を定め
    る第2演算手段と、 前記第1及び第2最適電流指令値の大小関係から使用す
    べき最適電流値を選択し、該選択した最適電流値を用い
    て駆動電流をベクトル制御する制御手段と、 を有することを特徴とする駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の駆動制御装置において、 前記第1記憶手段の数式が所定の1次式であり、係数と
    して1次式における切片及び傾きをモータ出力状態に応
    じて記憶していることを特徴とする駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の駆動制御装置において、 前記1次式の切片が前記初期指令値であることを特徴と
    する駆動電流制御装置。
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