JP2958531B2 - 改良された水懸濁型ピレスロイド系殺虫組成物およびそれを用いる水田害虫の防除方法 - Google Patents

改良された水懸濁型ピレスロイド系殺虫組成物およびそれを用いる水田害虫の防除方法

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    • A01N53/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、改良された水懸濁型ピレスロイド系殺虫組
成物およびそれを用いる水田害虫の防除方法に関する。
〈従来の技術〉 ピレスロイド系殺虫剤は、各種の害虫に対して少量の
散布にて卓効を示す優れた剤である故に、現在防疫用途
から農業用途まで多方面にわたり使用されている。
しかし、ピレスロイド系殺虫剤が水田害虫に対して使
用される例は少なく、現在、水田害虫特にイネミズゾウ
ムシ防除には、主としてカルボスルファン、アミノスル
ファン、カルタップ等のカーバメート系殺虫剤が用いら
れており、またその剤型としては、粉剤、粒剤が主であ
る。
しかも、特に育苗箱中の幼苗に散布される殺虫剤の製
剤形態としては、現在粒剤以外のものは利用されていな
い。
〈発明が解決しようとする課題〉 乳剤は、本来対象作物にむら無く均一に散布できる故
に、水田用害虫防除剤の剤型として利用できることが望
ましいが、散布後の薬害の発生が大きいという問題点が
あり、現在使用されていない。また、乳剤は特に育苗箱
中の幼苗に散布した場合に、本田に移植後幼苗が水没し
てしまういわゆる“流れ葉”の状態が発現し、生育不能
となる場合が多いという問題点もあった。
一方、粒剤や粉剤は均一に散布するのが難しいことか
ら、均一に散布し易い液剤で、乳剤のような薬害発生の
ない剤型の開発が求められていた。
ピレスロイド系殺虫剤は前述の如く、幅広い殺虫スペ
クトルを有し、水田害虫特に、イネミズゾウムシに対し
ても低濃度で卓効を示す優れた剤ではあるが、本剤を水
田用害虫特にイネミズゾウムシ防除のために育苗箱中の
幼苗に施用するに際しては、この様な問題点を解決した
組成物を開発する必要があった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、ピレスロイド系殺虫剤を水田害虫、特
にイネミズゾウムシ防除を目的として育苗箱中の幼苗に
施用する際に、粉剤の様な粉立ちが無く、粒剤の様な散
布むらも無い液剤であって、しかも乳剤の様な薬害の発
生する可能性の無い製剤の開発を目的として鋭意検討し
た。
重ねて、乳剤の様な液剤を使用した際に発生し重大な
問題となり得るいわゆる“流れ葉現象”(育苗箱中の幼
苗に液剤を散布後本田に移植した際に、幼苗が水没しそ
のまま朽ちてしまう現象)の発生を防止することをも検
討の重要な目的とした。
その結果、ポリウレタン系皮膜中に少なくとも1種以
上のピレスロイド系殺虫剤が内包された微小粒子を含有
し、また水溶性高分子を0.5%以上含有し、微小粒子の
平均粒径が80μm以下であり、(平均粒径/膜厚)比が
800以上であり、かつ50倍に水で希釈した際の表面張力
が60dyne/cm(20℃)以上である改良された水懸濁型ピ
レスロイド系殺虫組成物が、乳剤の様な薬害の発生が無
く、しかも散布時に粉剤の様な粉立ち、粒剤の様な散布
むらの発生しない優れた剤型の組成物であることを見出
した。
しかも、本組成物は“流れ葉現象”をも併わせて解消
できる製剤となっている。
本発明に使用できる水溶性高分子としては、その0.5
%水溶液の表面張力が50dyne/cm(20℃)以上の値を示
すものより選択することが望ましく、例えば、ポリエチ
レングリコール、ポリビニルピロリドンの様な合成水溶
性高分子類、ゼラチン、アラビアガムの様な天然の水溶
性高分子類、カルボキシメチルセルロース等の半合成水
溶性高分子類等から選択することができる。
ポリウレタン系皮膜中にピレスロイド系殺虫剤を内包
する方法としては例えば、経営開発センター出版部昭和
53年9月11日発行の「マイクロカプセルの新技術とその
用途開発・応用実例」中に記載の通常のマイクロカプセ
ル化方法を利用することができる。
但し、その中でも界面重合法を用いた方法が簡便で良
い。また、その際に反応物質としては、扱い易く反応の
制御も容易である多価イソシアネートと多価アルコール
とが使用される。
すなわち、ポリウレタン皮膜中にピレスロイド系殺虫
剤を内包する際には、例えばピレスロイド系殺虫剤と多
価イソシアネート及び必要に応じて溶媒を混合し、均一
になった油相を、分散剤として水溶性高分子を所定量含
有した水溶液中にして混入し分散攪拌し、その後多価ア
ルコールを加えて加熱する操作を行う。また、多価アル
コールは、油相を分散する際に、水溶性高分子を含有し
た水溶液中に先に添加しておいても良い。
上記の界面重合反応を実用上問題無い程度まで充分に
完結させるためには、40〜80℃で12時間以上加熱するこ
とが望ましく、通常は12〜48時間の加熱で行われる。
マイクロカプセル化に用いることができる多官能性イ
ソシアネートの例としては、トルエンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソ
シアネートとトリメチロールプロパンの付加物、ヘキサ
メチレンジイソシアネートの自己縮合物、さらにスミジ
ュール L(住友バイエルウレタン株式会社製)、スミ
ジュール N(住友バイエルウレタン株式会社製)、ス
ミジュール T80(住友バイエルウレタン株式会社製)
等があげられる。
また、多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキ
サンジオール、ジプロピレングリコール、トリエチレン
グリコール、グリセリン、レゾルシン、ハイドロキノン
等があげられる。
また、溶媒を用いる場合には、キシレン、トルエン、
アルキルベンゼン、フェニルキシリルエタン、ヘキサン
等の炭化水素類、クロロホルム等の塩素化炭化水素類、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、
酢酸エチル、フタル酸ジエチル、酢酸n−ブチル等のエ
ステル類等から適宜選択して用いれば良い。
さらに、BHT等のいわゆる安定化剤、ピペロニルブト
キサイド等の共力剤を添加することも可能である。
なお、本組成物の製造の際、油相を水溶性高分子0.5
%以上を含有した水溶液中に分散させるに際して、例え
ば、堀口博著「合成界面活性剤」中に記載されている公
知の界面活性剤を少量添加することも可能であるが、こ
の場合勿論本組成物の50倍希釈液の表面張力が60dyne/c
m以上であることを満足する範囲に添加量を調節する必
要がある。
なお、本組成物中の微小粒子の粒径は、製造の際に油
相を水溶液に分散するときのエネルギーを変えることに
より調節することができる。
すなわち、分散に使用するエネルギーが大きくなる程
得られる微小粒子の平均粒径は小さくなる。平均粒径の
測定には、例えばコールターカウンターTA−II型(日科
機取扱品)を用いることができる。
また、本発明にいう微小粒子の膜厚は以下の式にて計
算できる。すなわち膜厚をT、平均粒径をD、膜物質の
重量をWw、膜中に内包される油相の重量をWc、膜物質の
密度をρw、膜中に内包される油相の密度をρcとする
と、 となる。
本発明にいう(平均粒径/膜厚)比はこの様にして求
めた平均粒径および膜厚を用いて計算される。
本発明に言うピレスロイドとは例えば、 (RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)
−2−(4−クロロフェニル)イソバレレート〔フェン
バレレート〕 (S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (S)
−2−(4−クロロフェニル)イソバレレート〔エスフ
ェンバレレート〕 (RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,
3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート〔フ
ェンプロパスリン〕 3−フェノキシベンジル (1R)−シス,トランス−ク
リサンテメート〔d−フェノスリン〕 (RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)
−シス,トランス−クリサンテメート〔シフェノスリ
ン〕 3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−
3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプ
ロパンカルボキシレート〔ペルメトリン〕 (RS)−3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロペ
ント−2−エンイル (1RS)−シス,トランス−クリ
サンテメート〔アレスリン〕 α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス,
トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチ
ルシクロプロパンカルボキシレート〔シペルメトリン〕 (S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)
−シス−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチル
シクロプロパンカルボキシレート〔デルタメスリン〕 2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル
3−フェノキシベンジルエーテル〔エトフェプロック
ス〕 (S)−α−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−
2,2−ジメチル−3−(1,2,2,2−テトラブロモエチル)
シクロプロパンカルボキシレート〔トラロメスリン〕 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル (1RS)−
シス,トランス−クリサンセメート〔テトラメスリン〕 3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル (1R)−
シス,トランス−クリサンセメート〔d−テトラメスリ
ン〕 (RS)−3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロペ
ント−2−エンイル (1R)−シス,トランス−クリサ
ンテメート〔d−アレスリン〕 (S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニ
ル)シクロペント−2−エンイル (1R)シス,トラン
ス−クリサンテメート〔プラレスリン〕 (RS)−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル
(1R)−シス,トランス−クリサンテメート〔エンペン
スリン〕 5−ベンジル−3−フリルメチル (1RS)−シス,ト
ランス−クリサンテメート〔レスメスリン〕 5−ベンジル−3−フリルメチル (1R)−シス,トラ
ンス−クリサンテメート〔d−レスメスリン〕 α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R,トラン
ス)−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフ
ルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレート
〔シハロトリン〕 α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2−(2−クロ
ロ−4−トリフルオロメチルアニリノ)イソバレレート
〔フルバリネート〕 α−シアノ−3−フェノキシベンジル 1−(4−エト
キシフェニル)−2,2−ジクロロシクロプロパンカルボ
キシレート〔シクロプロトリン〕 α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル
(1R,トランス)−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロ
ロビニル)シクロプロパンカルボキシレート〔サイフル
スリン〕 α−シアノ−3−フェノキシベンジル (S)−2−
(4−ジフルオロメトキシフェニル)イソバレレート
〔フルサイスリネート〕 2−メチル−3−フェニルベンジル (1R,トランス)
−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオ
ロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレート〔ビ
フェンスリン〕 2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル(1R,ト
ランス)−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−ト
リフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレ
ート〔テフルスリン〕等があげられる。
本発明組成物は、ピレスロイド系殺虫剤を内包した微
小粒子を水中に懸濁させた水懸濁型組成物であるため、
場合によっては微小粒子の沈降を防止するために増粘剤
が添加される。
この様な目的に使用される増粘剤としては、ザンタン
ガム、ローカストビーンガム、カラギーナン等の天然多
糖類、ポリアクリル酸ソーダ塩等の合成高分子、カルボ
キシメチルセルロース等の半合成高分子、アルミニウム
マグネシウムシリケート等の鉱物質微粉末等が例示され
るが、その他でも水中で増粘効果のあるものは用いられ
る。これらの増粘剤は単独で使用する場合も二種以上混
合して使用する場合も有る。
また、凍結防止を目的としてプロピレングリコールの
様な一般に用いられる凍結防止剤を添加してもよいし、
通常用いられる防腐剤を添加してもよい。
但し、この様な増粘剤、防腐剤等のいわゆる製剤助剤
を添加する際にも、最終組成物を、水に50倍希釈した際
の表面張力が60dyne/cm以上であることを満足する必要
がある。
本組成物は特に育苗箱中の幼苗に施用するのに適し、
その幼苗を本田に移植する際に殺虫成分が均一にいきわ
たり、水田害虫特にイネミズゾウムシに対し長期間薬害
も無く卓効を示し、またいわゆる“流れ葉”の発生を防
止できる優れた新規な水懸濁型殺虫組成物である。
本組成物の効果を十分に発揮させるためには通常、本
組成物を表面張力が60dyne/cm以上かつピレスロイド系
殺虫剤濃度にして300〜10000ppm程度に水にて希釈し、
本田移植前に育苗箱中の幼苗に散布する。散布量は一般
に育苗箱当たり50〜1000mlである。その際、散布器ある
いは如雨露等を用いて均一に散布することが望ましい。
〈実施例〉 以下、本発明を製造例および試験例にてより詳しく説
明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるもの
ではない。
まず、製造例を示す。
製造例1 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL1.56gを均一な溶液になるまで混合しペ
ルメトリンプレミックスを得た。別途17.5gのアラビア
ガムを含む水溶液395.44gを調製し、その中にペルメト
リンプレミックス201.56gを加え、T.K.オートホモミク
サーM型(特殊機化工業株式会社製)にて分散粒子径が
20μm程度になるまで攪拌した。その際の回転数は8000
rpmであった。得られた分散液にエチレングリコール3g
を添加し、ゆるやかな攪拌を続けながら24時間60℃に保
温し、ポリウレタン系皮膜に被われたペルメトリン微小
粒子の懸濁液を得た。その微小粒子の平均粒径は20μ
m、(平均粒径/膜厚)比は1053であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合して増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガムを1.
75重量%含有する組成物を得た(本組成物−1)。
本組成物−1を水にて50倍希釈した際の表面張力は71
dyne/cm(20℃)であった。
また、アラビアガムの0.5%水溶液の表面張力は62dyn
e/cmであった。
製造例−2 分散粒子径が40μm程度になるまでT.K.オートホモミ
クサーの回転数を6000rpmにて攪拌した以外は製造例−
1と同様の操作を行い、ペルメトリンを10重量%、水溶
性高分子としてアラビアガムを1.75重量%含有する組成
物を得た(本組成物−2)。その際の微小粒子の平均粒
径は41μm、(平均粒径/膜厚)比は1078であった。ま
た、本組成物−2を水にて50倍希釈した際の表面張力は
71dyne/cm(20℃)であった。
製造例−3 分散粒子径が30μm程度になるまでT.K.オートホモミ
クサーの回転数を7000rpmにて攪拌した以外は製造例−
1と同様の操作を行い、ペルメトリンを10重量%、水溶
性高分子としてアラビアガムを1.75重量%含有する組成
物を得た(本組成物−3)。その際の微小粒子の平均粒
径は30μm、(平均粒径/膜厚)比は1071であった。ま
た、本組成物−3を水にて50倍希釈した際の表面張力は
70dyne/cm(20℃)であった。
製造例4 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 0.5gを均一な溶液になるまで混合
し、ペルメトリンプレミックスを得た。別途17.5gのア
ラビアガムを含む水溶液396.5gを調製し、その中にペル
メトリンプレミックス200.5gを加え、T.K.オートホモミ
クサーM型にて分散粒子径が50μm程度になるまで攪拌
した。その際の回転数は5500rpmであった。得られた分
散液にエチレングリコール3gを添加し、ゆるやかな攪拌
を続けながら24時間60℃に保温し、ポリウレタン系皮膜
に被われたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得た。その
微小粒子の平均粒径は52μm、(平均粒径/膜厚)比は
3250であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガムを1.
75重量%含有する組成物を得た(本組成物−4)。
本組成物−4を水にて50倍希釈した際の表面張力は70
dyne/cm(20℃)であった。
製造例5 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 0.8gを均一な溶液になるまで混合し
ペルメトリンプレミックスを得た。別途17.5gのアラビ
アガムを含む水溶液396.2gを調製し、その中にペルメト
リンプレミックス200.8gを加え、T.K.オートホモミクサ
ーM型にて分散粒子径が10μm程度になるまで攪拌し
た。その際の回転数は10000rpmであった。得られた分散
液にエチレングリコール3gを添加し、ゆるやかな攪拌を
続けながら24時間60℃に保温し、ポリウレタン系皮膜に
被われたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得た。その微
小粒子の平均粒径は10μm、(平均粒径/膜厚)比は20
00であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガムを1.
75重量%含有する組成物を得た(本組成物−5)。
本組成物−5を水にて50倍希釈した際の表面張力は69
dyne/cm(20℃)であった。
製造例6 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 1.6gを均一な溶液になるまで混合し
ペルメトリンプレミックスを得た。別途17.5gのアラビ
アガムを含む水溶液395.4gを調製しその中にペルメトリ
ンプレミックス201.6gを加え、T.K.オートホモミクサー
M型にて分散粒子径が30μm程度になるまで攪拌した。
その際の回転数は7000rpmであった。得られた分散液に
エチレングリコール3gを添加し、ゆるやかな攪拌を続け
ながら24時間60℃に保温し、ポリウレタン系皮膜に被わ
れたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得た。その微小粒
子の平均粒径は31μm、(平均粒径/膜厚)比は969で
あった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガムを1.
75重量%含有する組成物を得た(本組成物−6)。
本組成物−6を水にて50倍希釈した際の表面張力は70
dyne/cm(20℃)であった。
製造例7 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールN 1gを均一な溶液になるまで混合し、
ペルメトリンプレミックスを得た。別途40gのポリビニ
ルピロリドンを含む水溶液396gを調製し、その中にペル
メトリンプレミックス201gを加え、T.K.オートホモミク
サーM型にて分散粒子径が20μm程度になるまで攪拌し
た。その際の回転数は8000rpmであった。得られた分散
液にプロピレングリコール4gを添加し、ゆるやかな攪拌
を続けながら24時間80℃に保温し、ポリウレタン系皮膜
に被われたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得た。その
微小粒子の平均粒径は19μm、(平均粒径/膜厚)比は
1538であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてポリビニルピロリ
ドン4重量%含有する組成物を得た(本組成物−7)。
本組成物−7を水にて50倍希釈した際の表面張力は67
dyne/cm(20℃)であった。
また、ポリビニルピロリドンの0.5%水溶液の表面張
力は67dyne/cmであった。
製造例8 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100g、ス
ミジュールL 0.4gおよびスミジュールT80 0.1gを均
一な溶液になるまで混合し、ペルメトリンプレミックス
を得た。別途17.5gのアラビアガムを含む水溶液396.5g
を調製し、その中にペルメトリンプレミックス200.5gを
加え、T.K.オートホモミクサーM型にて分散粒子径が40
μm程度になるまで攪拌した。その際の回転数は5500rp
mであった。得られた分散液にエチレングリコール3gを
添加し、ゆるやかな攪拌を続けながら24時間60℃に保温
し、ポリウレタン系皮膜に被われたペルメトリン微小粒
子の懸濁液を得た。その微小粒子の平均粒径は40μm、
(平均粒径/膜厚)比は3333であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガムを1.
75重量%含有する組成物を得た(本組成物−8)。
本組成物−8を水にて50倍希釈した際の表面張力は72
dyne/cm(20℃)であった。
比較例−1 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 6.3gを均一な溶液になるまで混合
し、ペルメトリンプレミックスを得た。別途17.5gのア
ラビアガムを含む水溶液390.7gを調製し、その中にペル
メトリンプレミックス206.3gを加え、T.K.オートホモミ
クサーM型にて分散粒子径が30μm程度になるまで攪拌
した。その際の回転数は7000rpmであった。得られた分
散液にエチレングリコール3gを添加し、ゆるやかな攪拌
を続けながら24時間60℃に保温し、ポリウレタン系皮膜
に被われたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得た。その
微小粒子の平均粒径は28μm、(平均粒径/膜厚)比は
267であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガムを1.
75重量%含有する組成物を得た(比較組成物−1)。
比較組成物−1を水にて50倍希釈した際の表面張力は
70dyne/cm(20℃)であった。
比較例−2 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 3.2gを均一な溶液になるまで混合
し、ペルメトリンプレミックスを得た。別途17.5gのア
ラビアガムを含む水溶液393.8gを調製し、その中にペル
メトリンプレミックス203.2gを加え、T.K.オートホモミ
クサーM型にて分散粒子径が30μm程度になるまで攪拌
した。その際の回転数は7000rpmであった。得られた分
散液にエチレングリコール3gを添加し、ゆるやかな攪拌
を続けながら24時間60℃に保温し、ポリウレタン系皮膜
に被われたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得た。その
微小粒子の平均粒径は29μm、(平均粒径/膜厚)比は
527であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガムを1.
75重量%含有する組成物を得た(比較組成物−2)。
比較組成物−2を水にて50倍希釈した際の表面張力は
69dyne/cm(20℃)であった。
比較例−3 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 0.8gを均一な溶液になるまで混合
し、ペルメトリンプレミックスを得た。別途40gのポリ
ビニルアルコールを含む水溶液396.2gを調製し、その中
にペルメトリンプレミックス200.8gを加え、T.K.オート
ホモミクサーM型にて分散粒子径が5μm程度になるま
で攪拌した。その際の回転数は5000rpmであった。得ら
れた分散液にエチレングリコール3gを添加し、ゆるやか
な攪拌を続けながら24時間60℃に保温し、ポリウレタン
系皮膜に被われたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得
た。その微小粒子の平均粒径は5μm、(平均粒径/膜
厚)比は2500であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてポリビニルアルコ
ール4重量%含有する組成物を得た(比較組成物−
3)。
比較組成物−3を水にて50倍希釈した際の表面張力は
49dyne/cm(20℃)であった。
また、ポリビニルアルコールの0.5%水溶液の表面張
力は44dyne/cmであった。
比較例−4 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 1.5gを均一な溶液になるまで混合
し、ペルメトリンプレミックスを得た。別途40gのポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー
を含む水溶液395.5gを調製しその中にペルメトリンプレ
ミックス201.5gを加え、T.K.オートホモミクサーM型に
て分散粒子径が5μm程度になるまで攪拌した。その際
の回転数は5500rpmであった。得られた分散液にエチレ
ングリコール3gを添加しゆるやかな攪拌を続けながら24
時間60℃に保温し、ポリウレタン系皮膜に被われたペル
メトリン微小粒子の懸濁液を得た。その微小粒子の平均
粒径は5μm、(平均粒径/膜厚)比は1000であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンブロックポリマー4重量%を含
有する組成物を得た(比較組成物−4)。
比較組成物−4を水にて50倍希釈した際の表面張力は
40dyne/cm(20℃)であった。
また、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロ
ックポリマーの0.5%水溶液の表面張力は34dyne/cmであ
った。
比較例−5 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 50gを均一な溶液になるまで混合
し、ペルメトリンプレミックスを得た。別途17.5gのア
ラビアガムを含む水溶液347gを調製し、その中にペルメ
トリンプレミックス250gを加え、T.K.オートホモミクサ
ーM型にて分散粒子径が20μm程度になるまで攪拌し
た。その際の回転数は8000rpmであった。得られた分散
液にエチレングリコール20gを添加し、ゆるやかな攪拌
を続けながら24時間60℃に保温し、ポリウレタン系皮膜
に被われたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得た。その
微小粒子の平均粒径は20μm、(平均粒径/膜厚)比は
35であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガム1.75
重量%含有する組成物を得た(比較組成物−5)。
比較組成物−5を水にて50倍希釈した際の表面張力は
67dyne/cm(20℃)であった。
比較例−6 ペルメトリン100g、フェニルキシリルエタン100gおよ
びスミジュールL 2.4gを均一な溶液になるまで混合
し、ペルメトリンプレミックスを得た。別途17.5gのア
ラビアガムを含む水溶液394.6gを調製し、その中にペル
メトリンプレミックス202.4gを加え、T.K.オートホモミ
クサーM型にて分散粒子径が20μm程度になるまで攪拌
した。その際の回転数は5500rpmであった。得られた分
散液にエチレングリコール3gを添加し、ゆるやかな攪拌
を続けながら24時間60℃に保温し、ポリウレタン系皮膜
に被われたペルメトリン微小粒子の懸濁液を得た。その
微小粒子の平均粒径は20μm、(平均粒径/膜厚)比は
690であった。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記懸濁液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%、水溶性高分子としてアラビアガム1.75
重量%含有する組成物を得た(比較組成物−6)。
比較組成物−6を水にて50倍希釈した際の表面張力は
70dyne/cm(20℃)であった。
比較例−7 以下の組成にて、ペルメトリンを10重量%、界面活性
剤を10重量%含有する乳剤を調製した(比較組成物−
7)。
ペルメトリン 10g ソルポール3005X 10g (東邦化学工業株式会社製界面活性剤)キシレン 80g 100g 比較例−8 ペルメトリン100gとフェニルキシリルエタン100gとを
均一になるまで混合し、ペルメトリンプレミックスを得
た。別途20gのポリビニルアルコールを含む水溶液400g
を調製し、その中にペルメトリンプレミックス200gを加
え、T.K.オートホモミクサーM型にて分散した。
次に、2gのザンタンガム、4gのアルミニウムマグネシ
ウムシリケートおよび50gのプロピレングリコールを344
gの水と混合し、増粘剤液を調製した。
上記分散液600gと増粘剤液400gとを混合し、ペルメト
リンを10重量%含有する組成物を得た(比較組成物−
8)。
試験例−1 育苗箱(30cm×60cm)中にイネモミ200gを播種し、2.
5葉期になるまで育てた幼苗を、32分割した。各々を直
径11cmのポリカップ中に入れ、その回りに、直径15cm、
高さ50cmの円筒をかぶせた。
その円筒上部より、2kg/cm2の圧力にて、それぞれ50
倍に水希釈した本組成物1、2、6および比較組成物
3、4、7、8を30ml散布した。
1のガラスビーカ中に水深10cm程度になる様に水を
加え、その中に処理済みの幼苗を浸漬し、葉が水没する
状態すなわち“流れ葉”現象が発現するかどうかを観察
した。結果を表−1に示す。
このように、本組成物は流れ葉現象を生じない優れた
特徴を持つものである。
試験例2 育苗箱(30cm×60cm)中にイネモミ200gを播種し、2.
5葉期になるまで育てた幼苗を、32分割した。各々を直
径11cmのポリカップ中に入れ、その回りに、直径15cm、
高さ50cmの円筒をかぶせた。その上より2kg/cm2の圧力
にて、50倍に水希釈した本組成物1〜8および比較組成
物3、4、7を30ml散布した。
風乾後、10株の幼苗を選び出し、約500ccの水を入れ
た1のビーカ中に約10秒間浸漬し、各葉のぬれた部分
の面積を目視にて求め、以下の式により撥水性の程度を
求めた。
結果を表−2に示す。
表−2に示されるように、本組成物は揆水性の低下の
ない組成物である。
試験例3 下記の表−3に示す各供試化合物の水50倍希釈液を育
苗箱(30cm×60cm)1箱当たり300mlの割合でイネ苗
(2〜3葉期)に施用した。処理苗は風乾後6個のプラ
スチックカップ(直径11cm)中に各々3株ずつ移植し
た。3個のプラスチックカップについてはそのまま、他
の3個のプラスチックカップについては40mm/時間の降
雨処理後温室に施置し、これに1カップ当たりイネミズ
ゾウムシ成虫10頭を放飼し、各々の2日後の生死を調査
し、次式により耐雨性を算出した。
結果は、表−3に示されるように本組成物の耐雨性が
比較組成物の耐雨性より勝った。
試験例4 育苗箱(30cm×60cm)中で2〜3葉期になるまで育て
たイネ幼苗を32分割し、各々を直径11cmのポリカップ中
に入れ、それぞれ50倍に水にて希釈した本組成物−1、
3および比較組成物−6、8を育苗箱当たりに換算して
300mlになるようにそれぞれのポリカップの中に散布し
た。
処理苗は風乾後、プラスチックカップ(直径11cm、高
さ8cmであらかじめ土壌と水を入れたもの)中に移植
し、温室内に放置した。その上に直径10cm、高さ30cmの
プラスチック製円筒をかぶせ、処理直後および1週間毎
にイネミズゾウムシ10頭を放ち、円筒上部をナイロンで
おおい、イネミズゾウムシの逃亡を防止した上で、それ
ぞれ2日後の苦死虫率を求めた(3反復)。結果を表−
4に示す。
表−4をグラフにて表したものが第1図である。第1
図に示されるように、(平均粒径/膜厚)比が800以上
である本組成物の残効性は、フロアブル剤である比較組
成物−8を上回ったが、同比が800以下である比較組成
物−1およびは6は下回った。
〈発明の効果〉 本発明の殺虫組成物は、薬害や散布むら等がなく、水
田における害虫防除に適した優れた組成物である。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験例4の結果をグラフで表したものである。 横軸は薬剤処理後の経過週数を表し、縦軸は放虫後2日
の苦死虫率(%)を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津田 重典 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番 98号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 辻 孝三 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番 98号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 山本 晴康 兵庫県加西市岸呂町字塩ノ山636番2 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 笠松 紀美 兵庫県加西市岸呂町字塩ノ山636番2 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 竹田 久己 東京都中央区日本橋2丁目7番9号 住 友化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−115006(JP,A) 特開 昭62−215505(JP,A) 特開 昭60−64904(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリウレタン系皮膜中に少なくとも1種以
    上のピレスロイド系殺虫剤が内包された微小粒子を含有
    し、また水溶性高分子を0.5%以上含有し、微小粒子の
    平均粒径が80μm以下であり、(平均粒径/膜厚)比が
    800以上であり、かつ50倍に水で希釈した際の表面張力
    が60dyne/cm(20℃)以上である水田害虫防除用ピレス
    ロイド系殺虫組成物。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の殺虫組成物を、表面張
    力が60dyne/cm(20℃)以上でかつピレスロイド系殺虫
    剤濃度が300〜10000ppmになるように水にて希釈し、育
    苗箱中の幼苗に散布することを特徴とする水田害虫の防
    除方法。
  3. 【請求項3】水田害虫がイネミズゾウムシである請求項
    (2)記載の防除方法。
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