JP2958111B2 - シートの取付構造 - Google Patents

シートの取付構造

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JP2958111B2 JP33919090A JP33919090A JP2958111B2 JP 2958111 B2 JP2958111 B2 JP 2958111B2 JP 33919090 A JP33919090 A JP 33919090A JP 33919090 A JP33919090 A JP 33919090A JP 2958111 B2 JP2958111 B2 JP 2958111B2
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雄二 長橋
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば自動車等のフロア上面に係着部材と
係合部材を介して取り付けられるシートの取付構造に関
する。
従来の技術 この種の従来における自動車用シートの取付構造とし
ては、例えば実公平1−14508号公報に記載されている
ものが知られている。
概略を説明すれば、フロアパネルの取付孔に取り付け
られる係着部材たるホックメールは、合成樹脂材で成形
されて軸と直角方向に長孔を有する嵌合部材と、上面が
該嵌合部材の座部となり、該座部の下面に嵌合軸を有す
る本体と、頭部に軸径よりも大径の平頭部を有し、前記
嵌合部材と本体とを前記取付孔の孔縁に一体的に固着す
るピン部材とから構成されている。一方、フロアシート
の取付孔に取り付けられる係合部材たるホックヒメール
は、円形状の頭部と、該頭部下端に有し、前記取付孔に
係入する首部と、該首部の下端に設けられて、下端内周
に前記嵌合部材の頭部に嵌着する開口リングを有する断
面略横C字形のステム部とから構成されている。
そして、ホックメールをフロアパネルの取付孔に、嵌
合部材,本体及びピン部材を組み付けると同時に挿入し
て孔縁に取り付ける。一方、ホックヒメールが予め取り
付けられたフロアシートをフロアパネルの所定上面に被
せ、各ホックヒメールを対応するホックメールに合わせ
てそのまま上方から押して両者を係止させる。ここで、
ホックメールとホックヒメールの中心位置が合わない場
合は、嵌合部材を長孔を介して直径方向に摺動させて位
置ズレを調整して相対的な位置を合致させることにより
フロアシートの取付作業を容易ならしめるようになって
いる。
発明が解決しようとする課題 然し乍ら、前記従来のシートの取付構造にあっては、
フロアパネル側のホックメールの移動性を利用してホッ
クメールとホックヒメールの相対位置を調整するように
なっているため、斯かる位置調整作業が極めて困難であ
る。即ち、位置調整時には、ホックヒメールが外側から
見えないため、フロアマットを被せた後にまずホックメ
ールとホックヒメールの大略的相対位置を調整するに
は、フロアシート全体を動かさなければならない。ま
た、斯かる大略的な相対位置調整が終了した後におい
て、ホックメールの摺動により相対位置の微調整を行な
う場合も、フロアシート全体を動かさざるを得ない場合
が生じる。したがって、フロアシートの取付作業能率が
低下してしまう。
また、嵌合部材は、単に長孔を介して定まった直径方
向にのみ摺動するだけであるから、車両の熱的影響によ
り該フロアシート全体が自由な方向へ伸縮変形すると、
該伸縮変形移動に嵌合部材が追随移動できず、ホックメ
ールを中心としてフロアシートの自由な変形が規制さ
れ、歪みやしわ等の発生する虞がある。
課題を解決するための手段 本発明は、前記従来の問題点を鑑みて案出されたもの
で、とりわけ例えば車体フロアシートの係合部材の周囲
部に屈曲断面形状の可撓部位を一体に形成したことを特
徴としている。
作用 前記構成によれば、例えばフロアシートの取付け時に
おいて、該フロアシートをフロアパネル上面の所定位置
に被せる。ここで、係合部材と係着部材の中心位置が合
わない場合は、フロアシート全体を動かさずに係合部材
のみを持って可撓部位を介して径方向へ自在に移動さ
せ、係着部材の中心位置に合致させる。つまり、係合部
材を自由に移動させて位置調整が可能となる。したがっ
て、フロアシートの取付作業が極めて容易になる。
しかも、両部材の係着後に、フロアシートが熱により
伸縮変形しても、可撓部位がその熱変形を吸収かつ許容
するため、フロアシートの歪み等が防止される。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図〜第3図は本発明に係るシートの取付構造の一
実施例を示し、図中1は車体のフロアパネル2に取り付
けられた係着部材たるホックメール、3は真空成形ある
いは熱プレス成形で一体に形成された塩化ビニール製の
フロアシート4に取り付けられた係合部材たるホックヒ
メールであって、前記ホックメール1は、フロアパネル
2の取付孔2a孔縁に係着する合成樹脂材の本体1aと、該
本体1aの中央孔1b内に圧入して本体1aを径方向に拡開さ
せるピン部材1cとから構成されている。
一方、前記ホックヒメール3は、前記従来のものと同
一の構成で、円形状の頭部3aと、該頭部3aの下端に有
し、フロアシート4の所定位置に穿設された取付孔4aに
係入する首部3bと、該首部3bの下端に設けられた断面略
横C字形のステム部3cとを備え、該ステム部3cの内方に
折曲された下端内周には前記本体1aの膨出状の頭部に嵌
着する開口リング3dが設けられている。
そして、前記フロアシート4は、取付孔4aの周囲つま
りホックヒメール3の周囲部に可撓部位5が形成されて
いる。この可撓部位5は、ホックヒメール3を中心とし
て波紋状に形成され、各上下端部5a,5bが屈曲変形が容
易となるように断面円弧状(屈曲断面形状)に形成され
ており、したがって、全体のいずれかの径方向へも撓み
変形可能に形成されている。
したがって、この実施例によれば車体のフロアパネル
2にフロアシート4を取り付ける場合には、まずフロア
シート4をフロアパネル2の上面所定位置に被せる。こ
こで、ホックメール1とホックヒメール3の中心位置が
合致していない場合は、フロアシート4全体を動かさず
にホックヒメール3のみを持って可撓部位5を介して径
方向へ自在に移動させホックメール1の中心位置に合致
させる。即ち、第4図に示すようにホックヒメール3を
いずれかの径方向へ自由に移動させてホックメール1と
の相対的な位置調整が可能となる。その後、ホックヒメ
ール3を上方から押圧して開口リング3dをホックメール
1の本体1a頭部に嵌着させれば、フロアシート4がフロ
アパネル2上面の所定位置に確実に取り付けられる。し
たがって、フロアシート4の取付作業が極めて容易にな
る。
また、フロアシート4の取付け後に、該フロアシート
4が熱的影響等により伸縮変形しても、可撓部位5を介
してその変形を吸収して変形移動を許容するため、従来
のようにホックメール3の移動規制によるフロアシート
4の歪みやしわ等の発生が確実に防止される。
第5図は本発明の第2実施例を示し、この実施例では
可撓部位5の上下端部5a,5bを矩形状に折曲形成したも
のである。したがって、この実施例では上下端部5a,5b
の周縁で折曲変形するため、比較的容易な撓み変形が得
られる。
第6図は本発明の第3実施例を示し、可撓部位5の下
端部5bを略V字形に折曲形成したものであって、この場
合も下端縁が支点となって折曲変形するため、さらに撓
み変形が容易になる。
第7図は本発明の第4実施例を示し、可撓部位5をホ
ックヒメール3から外周に渡って上り階段状に形成する
と共に、可撓部位5以外のフロアシート4下面にフェル
ト部6を一体に設けたものである。このように、可撓部
位5を階段状に形成することにより、該可撓部位5全体
が上下及び径方向へ柔軟に変形し易くなるため、ホック
ヒメール3の移動性が一層良好となる。
また、フェルト部6によってフロアパネル2からフロ
アシート4への伝熱が遮断されて該フロアシート4の熱
変形が制御される。
本発明は、前記実施例の構成に限定されるものではな
く、可撓部位5の断面形状をさらに変更することも可能
であり、また、ホックメール1及びホックヒメール3の
構成も任意に変更することが可能である。
また、各実施例では本発明の車体のフロアシートに適
用した場合を示したが、これに限らず他のシート等に適
用することも可能である。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明に係るシートの
取付構造によれば、とりわけシートの係合部材の周囲部
に屈曲断面形状の可撓部位を一体に形成したため、シー
ト取付時に係着部材と係合部材の中心位置を合わせるに
は、作業者がシートの上面側から該係合部材の位置を目
視確認しつつ係合部材のみを可撓部材の撓み変形性を利
用して任意の方向へ自由に移動して相対位置調整を行う
ことができる。また、係合部材と係着部材の係着にあた
っても、屈曲断面形状の可撓部材の特性を利用して係合
部材を軸方向に容易に押し込み操作することができる。
したがって、シートの取付作業が極めて容易になり、取
付作業能率の向上が図れる。
また、シートが熱的影響を受けて伸縮変形した場合に
も、可撓部位によってその熱変形を吸収許容するため、
シートの歪みやしわ等の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシート取付構造の第1実施例を示
す要部斜視図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3
図はフロアシートの斜視図、第4図は本実施例の作用を
示す要部斜視図、第5図は本発明の第2実施例を示す断
面図、第6図は第3実施例を示す断面図、第7図は第4
実施例を示す断面図である。 1……ホックメール(係着部材)、2……フロアパネ
ル、3……ホックヒメール(係合部材)、4……フロア
シート、5……可撓部位。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のパネルに設けられた係着部材に、シ
    ートに設けられた係合部材を係着して、前記シートを車
    体パネル上面に着脱自在に取り付ける構造であって、前
    記シートの係合部材の周囲部に屈曲断面形状の可撓部位
    を一体に形成したことを特徴とするシートの取付構造。
JP33919090A 1990-11-30 1990-11-30 シートの取付構造 Expired - Lifetime JP2958111B2 (ja)

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JPH04208652A (ja) 1992-07-30

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