JP2958008B2 - 圧電ブザーの製造方法 - Google Patents

圧電ブザーの製造方法

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JP2958008B2 JP63171574A JP17157488A JP2958008B2 JP 2958008 B2 JP2958008 B2 JP 2958008B2 JP 63171574 A JP63171574 A JP 63171574A JP 17157488 A JP17157488 A JP 17157488A JP 2958008 B2 JP2958008 B2 JP 2958008B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は圧電ブザーの製造方法に関する。
(従来の技術) 本願発明者らは、先に第7図に示すように端子と裏蓋
とを一体成型により成型した裏蓋を用いて製造した圧電
ブザー(図示せず)を提案した(実願昭63−35949)。
同図において、先ず2本の長尺状金属板からなる端子
部材C,Dを平行配置して裏蓋成型用金型(図示せず)内
に入れた状態で所定間隔を置いて前記形状の裏蓋を複数
個(12,12′,…)成型する。その後、各裏蓋12,12′間
に位置する端子部材を切断して個別部品とする。この切
断工程終了後の成型品において、裏蓋12の肉厚部内に植
設され、両側が外部に延在する2本の端子13,14を備え
た成型品が得られる。尚、裏蓋12の底部表裏面には周面
近傍に亘る端子露出用切欠部12E,12Eが設けられてい
る。その後、前記切欠部12Eを境にして、端子部材をそ
れぞれ折曲し端子を形成する。
こうして一体成型された裏蓋12を、放音孔を有し圧電
振動板を載置したケース(図示せず)に取付ける方法に
て圧電ブザーを製造していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成により先に提案した装置の製
造方法では、裏蓋12と一体成型された端子C1,C2,D1,D2
を折曲する時に折曲部の位置ずれを起すため、位置決め
をして押さえて折曲しなくてはならないので、組立作業
に時間がかかるという問題があった。
本発明は前記問題点を解決するためになされたもので
あり、折曲部の位置ずれを起さず、端子の折曲が容易に
なり組立作業性の向上を図った圧電ブザーの製造方法を
提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために本発明は、放音孔を有する
ケースと、このケース内に支持される圧電振動板と、前
記圧電振動板を支持する裏蓋と、前記裏蓋に支持され一
端が圧電振動板に接触する端子とからなる圧電ブザーの
製造方法において、複数の長尺状金属板からなる端子部
材を平行配置する工程、前記金属板の少なくとも一面に
所定間隔毎に切り込みを設ける工程、前記平行配置され
た端子部材の切り込みを設けた各位置のそれぞれにまた
がるような裏蓋を所定間隔で形成するように前記金属板
とを一体成型する工程、前記工程によって得られた裏蓋
間の端子部材を適宜長さで切断して個別部品を得る工
程、前記切断された端子部材を前記切り込み部分によっ
て折曲する工程とを有することを特徴とするものであ
る。
(作 用) 端子部材に凹状切り込みを有するため、裏蓋と端子を
一体成形後、折曲部の位置決めを新たにすることがな
く、前記凹状切り込みにより容易に端子の折曲ができ
る。
(実施例) 以下実施例により本考案を具体的に説明する。
第1図は本考案の製造方法により製造された圧電ブザ
ーの一実施例を示す断面図である。この圧電ブザーはケ
ース1,このケース1の開口部に嵌入された裏蓋2,ケース
1内に取付けられた金属板5上に固着された圧電素子6
及び前記裏蓋2に一体成型により植設された2本の端子
3,4とによって構成されている。金属板5と圧電素子6
とによって圧電振動板が構成される。
前記ケース1は有底筒状の合成樹脂材からなり、底面
中央部に放音孔7を有し、内周面に底部側が肉厚とな
り、開口面側が肉薄となる段差面を有し、この段差面に
開口側に向って突出する突出部1Aを有し、さらに開口側
薄肉部に嵌合用凹溝1Bを有している。
前記裏蓋2は椀状の合成樹脂材からなり、外周面に前
記ケースの嵌合用凹溝1Bに嵌合可能な嵌合用突部2Aを有
し、開口端縁に突出部2Bを有している。この裏蓋2には
金属製の端子3,4が一体成型により植設されている。こ
の各端子3,4は外方突出側が直線状となり、裏蓋開口面
側が後述する金属板5や圧電素子6の電極に圧接される
ように折曲された弾性接触端3A,4Aとなっており、この
弾性接触端3A,4Aの先端には接触用突部3B,4Bが形成され
ている。この実施例における端子は、裏蓋2内部で2つ
の折曲部4C,4Dを有している。また、端子3についても
同様の2つの折曲部3C,3D(第3図(c)参照)を有し
ている。
前記圧電素子6を固着した金属板5は、圧電素子6側
をケース1の開口面側に向けた状態でケース内部の段差
突出部1A上に載置され、裏蓋2をケース1の開口面側か
ら挿入してそれぞれの嵌合用凹溝1B及び嵌合用突部2Aを
介して嵌合させたときの開口縁突出部2Bとの間に挾持さ
れるようになっている。このようにして金属板5はケー
ス1と裏蓋2の各突出部1A,2B間に線接触支持されるよ
うになる。
次に第2図乃至第6図を参照して上記圧電ブザーの製
造方法の一例について説明する。
先ず第3図を参照して裏蓋2と端子3,4との一体成型
品を得る場合を説明する。
第3図(A)に示すように予め端子部材A,Bに前記折
曲部3C,3D,4C,4Dを形成するための凹状の切り込み3E,3
F,4E,4Fを、また前記切り込み3E,3Fの中間に位置ずれ防
止の凹状切り込み3Gを、同様に切り込み4E,4Fの中間に
切り込み4Gを入れた長尺状金属板から成る端子部材A,B
を作る。この凹状切り込み3E,3F,4E,4Fは第4図
(A),(B)に示したように厚さTを有する端子部材
A,Bに折曲方向と同一方向の表面上に凹状に成るように
形成され、切り込み3G,4Gは切り込み3F,4Fと同一方向に
形成され且つ裏蓋を成型する個数分,前記端子部材A,B
に形成される。
第3図(B)はインジェクション成型により裏蓋2を
成型した状態を示す平面図であり、成型順序は、先ず前
記端子部材A,Bを水平方向に平行載置して裏蓋成型用金
型(図示せず)内に入れた状態で水平方向に沿って所定
間隔を置いて前記形状の裏蓋を複数個(2,2′…)成型
する。その後、各裏蓋2,2′間に位置する端子部材を切
断して個別部品とするこの切断工程終了後の成型品にお
いて、裏蓋2の肉厚部内に植設され、両側が外部に延在
する2本の端子3,4を供えた成型品が得られる。尚、裏
蓋2の底部表裏面には周面近傍に亘る端子露出用切欠部
2D,2Dが設けられ且つ、前記凹状切り込み3E,3F,4E,4Fが
植設しないように設けられている。これは次工程で前記
切り込み3E,3F,4E,4Fによる端子折曲加工を容易にする
ためのものである。この折曲部の深さは裏蓋底板の表面
(又は裏面)から端子埋込み部分までであり、底板を貫
通するものであってはならない。
また、前記位置ずれ防止凹状切り込み3G,4Gは裏蓋2
内に植設される。
次に第3図(C)に示すように、端子3の突出側のう
ち一方A1側を前記切欠部を境にして裏蓋2の椀状突部2B
側へ前記凹状切り込み3FによってV字状に折曲(3D)し
てその先端が中心線上になるように加工し、他方の突出
側A2を同じく前記切欠部を境にして反対面に90゜の角度
で前記凹状切り込み3Eによって折曲(3C)する。折曲端
のうち図示上端部3Aが圧電素子接触端となり、反対側が
直交突出端側となる。
前記同様に端子4についても第3図(D)に示すよう
に凹状切り込み4E,4Fによって2個所の折曲部4C,4Dを形
成するように加工して金属板接触端4A及び直立突出端を
形成する。
尚、接触用曲面は前記第3図(B)の工程時に切断さ
れる部分を考慮してプレス等により形成しておけばよ
い。
そして、第2図に示すように、上記同様にインジェク
ション成型により、底面中央部放音孔7を有し、内周面
下部に段差突出部1Aを、上部に嵌合用凹溝1Bを備えたケ
ース1形成する。また、金属板5上に圧電素子6を嫌気
性接着剤等を用いて接着する。
しかる後、ケース1の内部段差突出部1A上に圧電素子
6を固着した金属板5を載置し、ケース1の開口面側か
ら前記裏蓋2を圧力を加えて押し込むことよりケース1
の嵌合用凹溝1B内に裏蓋2の嵌合用突部2Aが密着嵌合さ
れ両者が気密に組合される。このとき、金属板5の外周
面はケース1の段差突部1Aと裏蓋2の突部2Bとの間で線
接触状態で挾持されることになる。
また、各端子3,4の取付け状態は第2図の正面から見
た状態の裏蓋2における中心線に対して偏心させている
から両者の関係は第5図の3,4の状態となり、圧電素子
6及び金属板5との間の接触状態は第6図に示すように
一方の端子3の先端は圧電素子6のみに接触し、他方の
端子4の先端は金属板5のみに接触することになる。
(図においてハッチング部分が接触面)。
以上の実施例では、裏蓋と端子とを一対成型により形
成する際に、端子部材の端子を形成するための折曲部3
C,3C,4D,4Dに凹状の切り込み3E,3F,4E,4Fを設けること
により、端子の折曲が容易になる。また、位置ずれ防止
凹状切り込み3G,4Gが裏蓋2内に植設されるため位置ず
れも無くなる。さらに、位置ずれ防止凹状切り込みは、
複数個設けてもよく、設置方向も限定されるものではな
い。また、本実施例においては端子が2個のものについ
て提案したが、圧電ブザーの用途により端子の本数が増
えた場合も同様に本実施例が適用されることは言うまで
もない。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、端子と裏蓋を一体成型
により形成する製造方法において、端子部材の端子を形
成するための折曲部とその折曲部との中間に予め切り込
みを入れる工程を設けたことにより、裏蓋成型後に新た
に位置決めし押さえることをせずに、容易に端子の折曲
ができるという効果がある。それによって、組立作業性
が向上した圧電ブザーの製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によって得られた圧電ブザーの断
面図、第2図は上記装置の分解斜視図、第3図は端子と
裏蓋との一体成型する製造方法を説明するための概略図
であって同図(A)は端子平面図、同図(B)は端子と
裏蓋とを一体成型した平面図、同図(C),(D)は端
子の折曲方法を示す概略図、第4図(A),(B)は切
り込みを形成した端子部材の断面図、第5図は端子の配
置を示す斜視図、第6図は端子と圧電素子との接触状態
を示す平面図、第7図は先の提案の端子と裏蓋とを一体
成型する製造方法を説明するための平面図である。 1……ケース、2……裏蓋、3,4……端子、 3C,3C,4D,4D……折曲部、 3E,3F,3G,4E,4F,4G……凹状切り込み、 5……金属板、6……圧電素子、7……放音孔。
フロントページの続き (72)発明者 阿部 利男 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (72)発明者 高橋 清一 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−135498(JP,A) 実開 昭62−155598(JP,U) 実開 昭56−119665(JP,U) 実開 昭63−15577(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10K 9/12 G10K 9/18 G10K 9/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放音孔を有するケースと、このケース内に
    支持される圧電振動板と、 前記圧電振動板を支持する裏蓋と、前記裏蓋に支持され
    一端が圧電振動板に接触する端子とからなる圧電ブザー
    の製造方法において、 複数の長尺状金属板からなる端子部材を平行配置する工
    程、 前記金属板の少なくとも一面に所定間隔毎に切り込みを
    設ける工程、 前記平行配置された端子部材の切り込みを設けた各位置
    のそれぞれにまたがるような裏蓋を所定間隔で形成する
    ように前記金属板とを一体成型する工程、 前記工程によって得られた裏蓋間の端子部材を適宜長さ
    で切断して個別部品を得る工程、 前記切断された端子部材を前記切り込み部分によって折
    曲する工程 とを有することを特徴とする圧電ブザーの製造方法。
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DE68919100T DE68919100T2 (de) 1988-03-17 1989-03-10 Piezoelektrischer Summer und Verfahren zu dessen Herstellung.
US07/322,580 US4965483A (en) 1988-03-17 1989-03-13 Piezoelectric buzzer
CA000593791A CA1339427C (en) 1988-03-17 1989-03-15 Piezoelectric buzzer and a method of manufacturing the same
US07/430,565 US4989302A (en) 1988-03-17 1989-11-01 Method for manufacturing piezoelectric buzzer

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