JPH0418319Y2 - - Google Patents

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JPH0418319Y2
JPH0418319Y2 JP9986586U JP9986586U JPH0418319Y2 JP H0418319 Y2 JPH0418319 Y2 JP H0418319Y2 JP 9986586 U JP9986586 U JP 9986586U JP 9986586 U JP9986586 U JP 9986586U JP H0418319 Y2 JPH0418319 Y2 JP H0418319Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、圧電セラミツク素子を貼り付けた振
動板を用いる圧電形電気音響変換器の構造に関す
るものである。
(従来技術とその問題点) 従来この種の電気音響変換器の一例として特開
昭54−21296号公報に示された圧電発音体は、圧
電物質、金属振動薄板及び絶縁性支持部材により
構成され、金属振動薄板の中央部に密着積層され
た薄膜圧電物質及び薄膜導電物質を金属振動薄板
の外縁部に延長して形成し、薄膜圧電物質を金属
振動薄板と導電物質間の絶縁物質として絶縁支持
部材で保持し、金属振動薄板と導電物質とを駆動
端子板で接続した構造を有している。このため、
平板振動板の固定状態に従つて基本共振周波数が
変動し、また共鳴ボツクスは中央に凹陥部を形成
する外に多くの***及び止めねじ用タツプ突き穴
を設ける等の複雑な構造を有しているため、モー
ルド金型も高価となり、組立工程も経済的ではな
い。さらに、駆動端子の設置も単純ではない。
また、この種の圧電形電気音響変換器の他の従
来例には、第1図a,b,cに示すものがある。
ここで1は金属材料よりなる振動基板、2は圧電
セラミツク素子、3−1,3−2は圧電セラミツ
ク素子2の両面に設けた電極、6はモールド端子
板、7−1,7−2はモールド端子板6に設けた
外部端子、8は振動子などを固定する金属ケース
である。振動基板1とモールド端子板6との間に
は、振動基板1と圧電セラミツク素子2との結合
体による単一共振特性に300Hz〜3400Hzに亘る所
要の広帯域特性を与えるための空気室9が設けら
れている。圧電セラミツク素子2の両面の電極3
−1,3−2に電圧をかけるため、振動基板1側
の電極3−1は接着により振動基板1に接触導通
され、振動基板1は半田付け部分7−3又はばね
接触7−5により接続された外部端子7−1へ通
じてマイナス電極となり、振動基板1と反対側の
電極3−2は、半田付部分7−4又はばね接触7
−6により接続された外部端子7−2を通じてプ
ラス電極としている。
しかし、この種の圧電形電気音響変換器は、全
体に薄板であることが要求されるところから、空
気室9の高さが1〜2mm程度と極めて低いものと
なり、振動基板1及び圧電セラミツク素子2の電
極3−2に半田付けされる部分7−3,7−4
は、作業が複雑で自動化も困難である。また、圧
電振動子との接続部分が振動する場所に位置して
いるため、振動の際に負荷が加わり、特性の低下
が起こり、また、安定した周波数特性が得られな
い欠点がある。しかも、振動基板1及び圧電セラ
ミツク素子2の電極3−2に接続される部分7−
5,7−6がばね接触の場合でも、ばね圧が大き
い場合振動の際に負荷が加わり、またばね圧が小
さい場合は、圧電振動子の振動により接触不良が
発生し導通が補償されず、安定した周波数特性が
得られないという欠点がある。
また、これらの従来のものの改良品として実公
昭59−34239号公報に示された圧電形電気音響変
換器を第2図a,b,cに示す。この場合、端子
板26には導電パターン27−3,27−4が被
着されており、必要な高い感度及び周波数特性を
得るため空気室29を大きくしようとする場合、
端子板26に凹部を設けることは困難である。た
とえ、振動基板21の凹部21−1を深くしよう
としても、深く成形することは非常に困難である
とともに絶縁層24及び導電層25を設けること
も難しい。また、外部端子27−1,27−2と
導電パターン27−3,27−4との接続は通常
半田付等で行うが、この為半田付不良あるいは外
部の力が端子に加わることにより接続部分の導通
不良が発生するおそれがある。
(考案の目的) 本考案は、従来技術におけるこれらの欠点を除
去するため、端子板の外部端子を振動子の周縁部
と接触接続して一体化するとともに外部端子に直
接取り出すようにすることにより、導通の安定化
を図り、しかも端子板にも凹部を設けることが可
能になつて容易に必要な感度ならびに良好な周波
数帯域特性を実現し得る圧電形電気音響変換器を
提供するものである。
(考案の構成) この目的達成のために、本考案の圧電形電気音
響変換器は、両面に対をなす電極を有する圧電セ
ラミツク素子の一方の電極を金属の振動基板に貼
りつけた圧電振動子と、前記対をなす電極にそれ
ぞれ接続される2つの外部端子を有する端子板と
を備えた圧電形電気音響変換器において、前記振
動基板は周縁部以外の中央部分に凹陥部が形成さ
れ該凹陥部に前記圧電セラミツク素子が貼りつけ
られ、該振動基板上の前記圧電セラミツク素子が
貼りつけられた部分以外の少なくとも一部分の面
に絶縁層が施されるとともに前記一方の電極とは
異なる他方の電極から前記絶縁層上まで導電層が
施され、前記2つの外部端子の各々は脚部と該脚
部が伸びた伸長部とで一体に形成され、前記端子
板には前記2つの外部端子の各脚部を埋め込み前
記伸長部が前記振動基板の周縁部まで伸長するよ
うに配設され、前記圧電振動子と前記端子板との
積み重ね結合により前記2つの外部端子の一方の
前記伸長部が前記導電層に接触接続されかつ前記
第2つの外部端子の他方の前記伸長部が前記振動
基板の前記周縁部に接触接続されて一体化される
ように構成されたことを構成上の特徴としてい
る。
(実施例) 以下本考案の実施例について説明する。
第3図a,bは本考案による圧電形電気音響変
換器の実施例における圧電振動子の底面図と断面
図であり、第5図a,bに本考案の圧電形電気音
響変換器の構造例の断面図およびその拡大図が示
されている。金属ケースは省略されているが例え
ば、第1図の如きかしめ構造を採用して固定す
る。ここで、31は金属材料よりなる振動基板、
32は圧電セラミツク素子、33は圧電セラミツ
ク素子32の両面に設けた電極であり、振動基板
31側の電極33−1と振動基板31と反対側の
電極33−2よりなる。34は振動基板31の圧
電セラミツク素子32を貼りつけた側の面上の絶
縁層、35は振動基板31と反対側の電極33−
2から絶縁層34上に設けた導電層である。振動
基板31側の電極33−1は振動基板31と導通
している。振動基板31の圧電セラミツク素子3
2が付いている側の圧電セラミツク素子32を貼
り付けた以外の少なくとも一部分、すなわち図示
の場合ほぼ半分に絶縁層34を施し、その上に振
動基板31と接触しないように導電層35を配し
てその一部を振動基板31と反対側の電極33−
2と接続するようにしている。
第4図a,b,c,dは実施例のモールド端子
板の具体例であり、外部電極と圧電振動子との接
続を兼ね備えた外部端子37−1,37−2がイ
ンサート成形又は圧入により端子板36に固定さ
れている。この外部端子37−1,37−2は、
端子板36の中央部36−4に埋め込まれた脚部
37−3,37−4とその脚部が振動基板31の
周縁に接触する端子板36の周縁36−3まで伸
びた伸長部37−5,37−6よりなる。端子3
7−1,37−2の材質は、ばね材質のものでも
他の金属でもよい。また、ばね特性を充分確保
し、導通の信頼性を高めるため、c,dのごとく
モールド端子板に突起36−1,36−2を設け
てもよい。この第4図a,b,c,dに示す具体
例では、モールド端子板36の周縁36−3を中
央の平板部36−4よりも高くして平板部36−
4に空気室9の一部をなす凹部9aが形成される
ので、空気室9の必要な容積を十分確保すること
が可能となり、所要の周波数特性と感度を得るこ
とができる効果がある。
第5図aは実施例の圧電振動子のリード取り出
し構成を示す断面図、bはその一部Aの拡大図で
あり、導電層35が端子37−2と接触し、同一
円周上で導電層35を配していない部分が端子3
7−1と接触するようにこの振動基板31を端子
板36にかしめ等により圧着することにより簡単
に一体化することが可能であり、電極33−1と
端子37−1が導通し、電極33−2と端子37
−2が導通する。2つの端子37−1,37−2
相互間に電圧をかけることにより、端子37−1
は直接金属の振動基板32に導通し、端子37−
2は導電層35に導通し、圧電セラミツク素子3
2の両側の電極33−1,33−2に電圧が加わ
る。
以上の実施例では、振動基板31の周縁部が中
央部分より凸出するように振動基板31の中央部
分に凹陥部31−1を形成しその凹陥部31−1
に圧電セラミツク素子32が貼り付けられている
ため、端子板36の端子37−1,37−2と電
極33−1,33−2との相互間の接触は安定で
あり、しかも空気室39の形状、容積が安定化さ
れる。また端子37−1,37−2は外部電極も
兼ね備えているので、導電パターンが設けられた
端子板に差し込むことにより導通接続されるの
で、簡易にして導通の安定化を図ることが出来
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案による圧電形音響
変換器は、圧電セラミツク素子の両電極の外部端
子との導通が単純なため、組立構造が簡単で製造
も容易となり、組立自動化に適するものである。
またモールド端子板を用いることにより端子との
一体成形が可能であり、安価に製造できしかも導
通の安定化が図れる。さらに空気室の容積を端子
板にも一部分担させることができ、空気室容積の
増減により、薄板でしかも所望の感度及び安定し
た広帯域特性を付与することが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,c及び第2図a,b,cは従来
の圧電形電気音響変換器の構造の一例を示す平面
図及び断面図、第3図a,bは本考案に用いる圧
電振動子の構造例を示す平面図及び断面図、第4
図a,b,c,dは本考案に用いるモールド端子
板の平面図および断面図、第5図a,bは本考案
の圧電形電気音響変換器のケースを除く一実施例
を示す断面図及び一部拡大図である。 1,21,31……振動基板、2,22,32
……圧電セラミツク素子、3−1,3−2,23
−1,23−2,33−1,33−2……電極、
4,24,34……絶縁層、5,25,35……
導電層、6,26,36……モールド端子板、7
−1,7−2,27−1,27−2,37−1,
37−2……外部端子、7−3,7−4,7−
5,7−6……外部端子の端部、8……金属ケー
ス、9,29,39……空気室、9a……空気室
の一部、27−3,27−4……導電パターン、
36−1,36−2……突起、36−3……周
縁、36−4……平板部、37−3,37−4…
…外部端子の脚部、37−5,37−6……外部
端子の伸長部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両面に対をなす電極を有する圧電セラミツク素
    子の一方の電極を金属の振動基板に貼りつけた圧
    電振動子と、前記対をなす電極にそれぞれ接続さ
    れる2つの外部端子を有する端子板とを備えた圧
    電形電気音響変換器において、前記振動基板は周
    縁部以外の中央部分に凹陥部が形成され該凹陥部
    に前記圧電セラミツク素子が貼りつけられ、該振
    動基板上の前記圧電セラミツク素子が貼りつけら
    れた部分以外の少なくとも一部分の面に絶縁層が
    施されるとともに前記一方の電極とは異なる他方
    の電極から前記絶縁層上まで導電層が施され、前
    記2つの外部端子の各々は脚部と該脚部が伸びた
    伸長部とで一体に形成され、前記端子板には前記
    2つの外部端子の各脚部を埋め込み前記伸長部が
    前記振動基板の周縁部まで伸長するように配設さ
    れ、前記圧電振動子と前記端子板との積み重ね結
    合により前記2つの外部端子の一方の前記伸長部
    が前記導電層に接触接続されかつ前記第2つの外
    部端子の他方の前記伸長部が前記振動基板の前記
    周縁部に接触接続されて一体化されるように構成
    されたことを特徴とする圧電形電気音響変換器。
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DE102010005654A1 (de) * 2010-01-19 2011-07-21 E.G.O. Elektro-Gerätebau GmbH, 75038 Signalgebeeinrichtung mit einem elektrischen akustischen Signalgeber

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