JP2957572B1 - 地震応答スペクトル演算装置 - Google Patents

地震応答スペクトル演算装置

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JP2957572B1 JP25106198A JP25106198A JP2957572B1 JP 2957572 B1 JP2957572 B1 JP 2957572B1 JP 25106198 A JP25106198 A JP 25106198A JP 25106198 A JP25106198 A JP 25106198A JP 2957572 B1 JP2957572 B1 JP 2957572B1
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Abstract

【要約】 【課題】 地震応答スペクトルをリアルタイムで計算
し、被害想定のできる演算装置を提供する。 【解決手段】 U(ω),V(ω),W(ω)などの応
答スペクトルをz変換で近似して高精度で高速に計算で
きるようにすることにより、リアルタイムで被害想定を
行える演算装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地震動による応
答スペクトルを演算するための地震応答スペクトル演算
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで地震が発生した際の被害想定に
は、地表面加速度や震度などが用いられていた。
【0003】ところが、地表面加速度や震度などは、地
震動の規模や大きさを表すベクトルやスカラー量であ
る。そのため、近年、建物被害と相関関係のある「地震
応答スペクトル」の評価が高まりつつある。
【0004】地震応答スペクトルは、地震波入力に対す
る構造物の1質点系の応答を示すもので、地面の加速度
をα(t)、地面に対する構造物の変位をy(t)とす
ると、数式(2)で示すように、α(t)が与えられた
ときに、変位y(t)
【0005】
【数2】
【0006】
【数3】
【0007】の最大値をω0 の関数として表したもので
ある。
【0008】
【数4】
【0009】ここで、ω0 は構造物の固有振動数、hは
減衰定数である。
【0010】そのため、応答スペクトルを見れば、構造
物がどのような周期の地震波でどの程度揺れるかを知る
ことができ、発生した地震による建物の被害を推定でき
る。
【0011】また、固有周期の異なる構造物ごとに応答
スペクトルを取っておけば、固有周期の異なる建物ごと
の被害も推定できる。
【0012】したがって、地震発生とともに、応答スペ
クトルが算出できれば、的確な被害想定ができ、迅速な
救助が行える。
【0013】ところで、従来、応答スペクトルの解析は
二つの方法で行われてきた。第1の方法は、フーリエ変
換を用いる方法である。
【0014】y(t),α(t)のフーリエ変換をそれ
ぞれ、
【0015】
【数5】
【0016】とすると、式(2)から、
【0017】
【数6】
【0018】が得られるので、
【0019】
【数7】
【0020】と定義すれば、変位、速度、加速度応答の
フーリエ逆変換は、
【0021】
【数8】
【0022】で与えられる。
【0023】(4),(5)式は厳密解であるが、実際
の計算は次のように行う。まず、観測波形α(t)から
スペクトルA(ω)を計算する。データの数がN個のと
き、周波数軸上をN等分して式(3)の時間積分を台形
則で計算すると、加速度スペクトルは、
【0024】
【数9】
【0025】となる。U(kΔω)は定義式(4)から
計算し、例えば、変位スペクトルを求めるための逆変換
は、
【0026】
【数10】
【0027】とすればよい。
【0028】ところが、式(6)をすべてのjについて
計算するには、三角関数の計算を除いてN2 の積和の計
算をしなければならない。しかし、FFTを用いればN
2 の計算回数をNlog2 Nの積和で済ますことができ
る。
【0029】第2の方法は畳み込みを用いる方法であ
る。
【0030】U(ω)のフーリエ逆変換は、
【0031】
【数11】
【0032】である。畳み込みの定理を用いると、周波
数軸上の解(5)は次式のように書き換えることができ
る。
【0033】
【数12】
【0034】ここで、t<0でα(t)=0と仮定して
いる。
【0035】上記式(8)は厳密解である。畳み込み積
分の式(8)を最も簡単な積分公式である台形則で近似
すれば、例えば、変位応答に対しては、
【0036】
【数13】
【0037】が得られる。ここで、Δtはサンプル間
隔、’はk=0,jのときに1/2を掛けることを示し
ている。
【0038】上式(9)でα(jΔt)は観測データそ
のものである。u(kΔt)は、式(7)によって計算
しなければならない。データの長さがNのとき、(9)
式の計算におよそN2 /2の積和の計算を必要とする。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられた計算式
(6),(9)は厳密解に基づいた式であるが、計算量
が多くなるという問題があった。
【0040】そのため、応答スペクトルは、地震波形を
入手した後に、ワークステーションなどで時間をかけて
計算しなければならず、地震後の建物の耐力診断などに
しか用いる事ができなかった。
【0041】したがって、上述したようにリアルタイム
で被害想定を行おうとすると、膨大な地震波形データに
対する応答スペクトル演算を高速で行わなければなら
ず、数値演算用の高価な専用コンピュータでも準備しな
ければ困難であった。
【0042】そこで、この発明の課題は、専用コンピュ
ータを用いなくとも地震応答スペクトルを演算できる高
速な地震応答スペクトル演算装置を提供することであ
る。
【0043】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1では、地震計の観測信号をサンプリング
し、そのサンプリングデータから地動の加速度αを算出
し、算出した加速度αを下記の数式(1)のZ変換U
(z),V(z),W(z)のいずれか一つ、あるいは
二つまたは全部を用いて地震応答スペクトルを算出する
という構成を採用したのである。
【0044】
【数14】
【0045】このような構成を採用することにより、式
(1)によって応答スペクトルを近似し、高速で処理で
きるようにする。応答スペクトルという考え方がそもそ
も粗い近似であるから、このようなリアルタイムで被害
想定を行うような地震解析においては、それなりの精度
で高速に応答が計算できれば十分である。
【0046】そこで、U(ω),V(ω),W(ω)な
どの周波数応答を次式によってz変換に変換し、近似し
たのである。
【0047】
【数15】
【0048】ここでzは遅延演算子である。アナログデ
ータの角周波数ωと区別するため、デジタルデータの角
周波数をσとすれば、
【0049】
【数16】
【0050】であるから、上式より
【0051】
【数17】
【0052】の関係が得られる。
【0053】したがって、|σΔt|≪1のときには、
ω≒σとなってアナログフィルタとデジタルフィルタの
周波数応答が等しくなる。いいかえれば、ナイキスト周
波数よりも十分低い周波数ではこの変換は許されること
になる。また、この変換は複素z平面の単位円の内部を
複素ω平面の上半平面に射影するから変換によって最小
位相性は保存される。この変換を行うと、U(ω),V
(ω),W(ω)などは(1)式のz変換になる。
【0054】実際の計算はz変換では Y(z)=−U(z)A(z) で表される。z変換は再帰型(recursive)に
なっているので、差分形式に変形できる。
【0055】例えば変位応答スペクトルの場合、
【0056】
【数18】
【0057】となり、あるjに対して4回の積和で解を
求めることができる。データがN個の場合は、4Nの積
和で変位応答スペクトルの算出ができる。速度応答スペ
クトルV(z)、加速度応答スペクトルW(z)につい
ても同様である。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を示
す。
【0059】本実施形態では、まず、演算速度の評価実
験を行った。
【0060】評価には、ワークステーションによるシュ
ミレーションを行った。準備したワークステーション
に、この発明による方法と従来の方法とをプログラミン
グして実行時間を測定することにした。
【0061】その際、従来の方法には、(9)式の「畳
み込み」による方法と、(6)式の「FFT」による方
法との二つの方法があるため、まず、最初に、各応答を
計算するのに必要な計算量とメモリーを算出した。その
結果を図1に示す。
【0062】ここで、Nはデータの個数を表している
が、FFTの場合には、十分な0を加えた上で2の羃に
した数を表している。また、畳み込みのときのu(t)
の計算やFFTのときのU(ω)などの計算量はここに
は含めていない。
【0063】計算量比はデータの長さがN=16384
=214(実時間で82秒)のときの本願発明(以下、リ
カーシブフィルタ)の計算量を1として他の方法を示し
てある。
【0064】この結果から、畳み込みはリカーシブフィ
ルタの2048倍となるので、圧倒的にパフォーマンス
の低いことがわかる。FFTはリカーシブフィルタの数
倍となっているが、この見積りには三角関数の計算など
が含まれていないので、この比はさらに何倍かになる可
能性がある。これは実際に計算してみなければわからな
いので、FFTとリカーシブフィルタとの演算を行うこ
とにした。
【0065】この結果をもとに、ワークステーション
に、変位応答スペクトルのz変換したリカーシブフィル
タの式(9)とFFTした式(6)をプログラミングし
た。
【0066】そして、それぞれのプログラムを読み出し
て、同一のコンピュータを用いて同じ入力条件で演算さ
せた。演算結果を図2に示す。
【0067】この結果から明らかなように、計算時間は
平均してリカーシブフィルタの方が10倍程度早かっ
た。
【0068】これは上式のリカーシブフィルタの動特性
は、U(z)の状態方程式と出力方程式で示され、図3
に示すようなアナログシュミレーション回路で示される
ことからも明らかである。つまり、図3に示すように、
遅延演算子zによる再帰演算を行うため、積和演算が少
なくて済むからである。
【0069】このように、リカーシブフィルタの演算速
度が優位であることは証明されたが、計算の精度が悪け
れば使えない。
【0070】そのため、必要とする精度が得られるかど
うかを、次に検証することにした。この検証は、時間軸
上と周波数軸上とで比較して確かめることにした。
【0071】そこで、今度は、z変換した速度応答スペ
クトルV(z)にΔt=5msとしてサンプリングした
地震波に対する応答V(σ)を求めたものと、フーリエ
変換した速度応答スペクトルV(ω)に、Δt=5ms
としてサンプリングした同地震波に対する応答V(ω)
結果をプロットして比較した。
【0072】その結果を図4〜6に示す。
【0073】各図の(a)は、リカーシブフィルタによ
って演算したもの、(b)はV(ω)A(ω)のフーリ
エ逆変換で求めたもの、(c)が、両者の誤差である。
また、(d)は振幅、(e)は位相を示している。
【0074】図4と図5からわかるように、二つの応答
の振幅、位相ともほとんど一致している。二つの応答は
全く見分けがつかない。両者の振幅の差は、図4(c)
で平均1.6%となり、図5(c)では、1.3%であ
った。
【0075】この近似の誤差は共振周波数f0 が大きく
なるほど、また、減衰定数hが小さくなるほど大きくな
り、また、高周波では誤差が大きくなるのがわかった。
特に、インパルスに対する応答は両者で大きく異なるこ
とがわかる。
【0076】ところが、図5では、誤差の時系列を見れ
ば分かるように、応答が大きなところでの誤差はむしろ
小さくなっている。これは入力データをある時刻から突
然始めたために図5(c)のフィルタのインパルス応答
の特性がそのまま現れたものである。このようなことは
フィルタのバンド幅が狭くなると起こりやすい。
【0077】そこで、入力データの最初と最後の時間1
/f0 の間に線型のテーパー処理を行って出力を計算し
た。その結果を図6に示す。
【0078】図6の(c)の誤差はテーパーを掛けない
時の1/2になっている。しかし、テーパーを掛けても
初めの誤差が大きいことには変わりがない。実際の運用
に当たっては、注目する波群より十分長い助走期間をと
り、テーパーを掛けるようにすれば、これも改善でき
る。
【0079】以上のように応答スペクトルを必要とする
精度で短時間に算出できる事がわかった。
【0080】このように、応答スペクトルを短時間で算
出できるようにしたので、応答スペクトルを地震発生と
同時に算出して的確な被害想定のできる演算装置を提供
できる。
【0081】また、その際、計算量も少なくなっている
ので、安価な機器組み込み用数値演算プロセッサ(以
下、DSP)でも短時間で処理させることができる。
【0082】このため、図7に被害想定をリアルタイム
で行うようにした地震観測システム1を示す。
【0083】この観測システム1は、複数の地震計3を
広範囲に高密度で設置し、センターコンピュータ4と通
信回線5で接続して震度データから被害想定を行うよう
にしたものである。各観測点には、データ収録装置2を
設置する。
【0084】この各観測点の収録装置2は、図8に示す
ように、データ処理用のDSP6を内蔵し、A/D変換
器7によって変換された地震計3からの観測信号を処理
して送信するというものである。そのため、この収録装
置2に、前記リカーシブフィルタによる処理を追加し、
観測点側で応答スペクトルを算出させ、演算結果をセン
ターコンピュータ4に送信する。
【0085】このようにすることにより、各観測点にお
ける応答スペクトルを地震発生後短時間(1分以内)で
センターコンピュータ4が入手して、被害想定をリアル
タイムで行うというものである。
【0086】なお、実施形態では、演算装置をプログラ
ム手段により構成する方法を示したが、これに限定され
るものではない。プログラム手段に代えてサンプラーと
パルス伝達関数を有する回路手段によりハードウエアに
より構成するようにしても良いことは明白である。
【0087】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、応答
スペクトルを近似し、高速で処理できるようにしたの
で、リアルタイムで被害想定を行なえる高速な地震応答
スペクトル演算装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の演算結果の表
【図2】実施形態の演算結果の表
【図3】実施形態のシュミレーション回路図
【図4】実施形態の演算結果を示す表
【図5】実施形態の演算結果を示す表
【図6】実施形態の演算結果を示す表
【図7】実施形態の使用形態を示すブロック図
【図8】実施形態の使用形態を示すブロック図
【符号の説明】
1 地震観測システム 2 データ収録装置 3 地震計 4 センターコンピュータ 5 通信回線 6 DSP 7 A/D変換器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地震計の観測信号をサンプリングし、そ
    のサンプリングデータから地動の加速度αを算出し、算
    出した加速度αを下記の数式(1)のZ変換U(z),
    V(z),W(z)のいずれか一つ、あるいは二つまた
    は全部を用いて地震応答スペクトルを算出する演算装
    置。 【数1】
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3469509B2 (ja) 1999-07-30 2003-11-25 株式会社山武 振動強度の測定方法
CN107589445A (zh) * 2017-07-25 2018-01-16 青岛理工大学 一种基于设定反应谱的多段天然地震动合成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3469509B2 (ja) 1999-07-30 2003-11-25 株式会社山武 振動強度の測定方法
CN107589445A (zh) * 2017-07-25 2018-01-16 青岛理工大学 一种基于设定反应谱的多段天然地震动合成方法
CN107589445B (zh) * 2017-07-25 2024-05-07 青岛理工大学 一种基于设定反应谱的多段天然地震动合成方法

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